展示用照明装置及びショーケース

申请号 JP2016185255 申请日 2016-09-23 公开(公告)号 JP2018049772A 公开(公告)日 2018-03-29
申请人 スタンレー電気株式会社; 发明人 内山 卓郎; 川口 嘉史;
摘要 【課題】展示物に対して効率良く照明光を照射することができる展示用照明装置を提供する。 【解決手段】照明光Lを出射する 光源 2と、光源2の前方に配置されるレンズ体3とを含む複数の照明ユニット1を備え、複数の照明ユニット1は、展示物の 正面 側の一端に沿って並んで配置され、レンズ体3は、光源2から出射された照明光Lが入射する入射部7と、入射部7から入射した照明光Lを反射させることによって、同一方向に向けて集光させる反射面8と、照明光L1を展示物の正面側の一端から他端に向けて出射する第1出射面9と、反射面8に入射する一部の照明光L2を透過させることによって、展示物の正面側の一端から奥行き方向の手前側に向けて出射する第2出射面10とを有する。 【選択図】図6
权利要求

展示物に照明光を照射することによって、前記展示物を明るく照らし出す展示用照明装置であって、 前記照明光を出射する光源と、前記光源の前方に配置されるレンズ体とを含む複数の照明ユニットを備え、 前記複数の照明ユニットは、前記展示物の正面側の一端に沿って並んで配置され、 前記レンズ体は、前記光源から出射された照明光が入射する入射部と、 前記入射部から入射した照明光を反射させることによって、同一方向に向けて集光させる反射面と、 前記照明光を前記展示物の正面側の一端から他端に向けて出射する第1出射面と、 前記反射面に入射する一部の照明光を透過させることによって、前記展示物の正面側の一端から奥行き方向の手前側に向けて出射する第2出射面とを有することを特徴とする展示用照明装置。前記レンズ体は、前記第1出射面に入射する一部の照明光を屈折させることによって、前記展示物の正面側の一端から奥行き方向の奥側に向けて出射する第3出射面を有することを特徴とする請求項1に記載の展示用照明装置。前記複数の照明ユニットが連結された連結照明ユニットを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の展示用照明装置。前記光源は、発光ダイオードを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の展示用照明装置。展示物を収容する収容空間が設けられたケース本体と、 前記ケース本体の正面側にヒンジ部を介して開閉自在に取り付けられると共に、透明な窓部が設けられた開閉扉と、 前記展示物に照明光を照射することによって、前記展示物を明るく照らし出す照明部とを備え、 前記照明部には、請求項1〜4の何れか一項に記載の展示用照明装置が用いられていることを特徴とするショーケース。前記照明部は、前記開閉扉の前記ヒンジ部とは反対側の側端部に沿って配置されていることを特徴とする請求項5に記載のショーケース。前記ケース本体は、前記展示物が載置される陳列棚と、前記収容空間を冷却する冷却機構とを有することを特徴とする請求項5又は6に記載のショーケース。

说明书全文

本発明は、展示用照明装置及びショーケースに関する。

例えば、冷蔵ショーケースでは、ケース本体の内部に架設された陳列棚に、飲料ボトルなどの商品(展示物)を載置した状態で、この商品に照明光を照射することによって、商品を明るく照らし出すこと(いわゆるライトアップ)が行われている(例えば、特許文献1を参照。)。

また、ケース本体の正面側には、ヒンジ部を介して開閉扉が開閉自在に取り付けられている。開閉扉には、ガラス窓などの透明な窓部が設けられている。これにより、冷蔵ショーケースでは、開閉扉を開けることなく、窓部を通して商品を視認することが可能となっている。

特開2012−105691号公報

ところで、従来の冷蔵ショーケースでは、開閉扉の左右の両側に複数の発光ダイオード(LED)を上下方向に並べて配置し、これらLEDから出射された照明光を陳列棚に向けて照射することで、ケース本体の内側を照明することが行われている。

しかしながら、ケース本体の内側を照明する場合、ケース本体の内側に暗部が生じないように、開閉扉の左右の両側にLEDを配置し、なお且つ、LEDの数も増やす必要がある。この場合、照明効率が悪くなるだけでなく、消費電の増加や高コスト化を招くことになる。

本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、展示物に対して効率良く照明光を照射することができる展示用照明装置、並びにそのような展示用照明装置を用いたショーケースを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。 〔1〕 展示物に照明光を照射することによって、前記展示物を明るく照らし出す展示用照明装置であって、 前記照明光を出射する光源と、前記光源の前方に配置されるレンズ体とを含む複数の照明ユニットを備え、 前記複数の照明ユニットは、前記展示物の正面側の一端に沿って並んで配置され、 前記レンズ体は、前記光源から出射された照明光が入射する入射部と、 前記入射部から入射した照明光を反射させることによって、同一方向に向けて集光させる反射面と、 前記照明光を前記展示物の正面側の一端から他端に向けて出射する第1出射面と、 前記反射面に入射する一部の照明光を透過させることによって、前記展示物の正面側の一端から奥行き方向の手前側に向けて出射する第2出射面とを有することを特徴とする展示用照明装置。 〔2〕 前記レンズ体は、前記第1出射面に入射する一部の照明光を屈折させることによって、前記展示物の正面側の一端から奥行き方向の奥側に向けて出射する第3出射面を有することを特徴とする前記〔1〕に記載の展示用照明装置。 〔3〕 前記複数の照明ユニットが連結された連結照明ユニットを備えることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の展示用照明装置。 〔4〕 前記光源は、発光ダイオードを含むことを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載の展示用照明装置。 〔5〕 展示物を収容する収容空間が設けられたケース本体と、 前記ケース本体の正面側にヒンジ部を介して開閉自在に取り付けられると共に、透明な窓部が設けられた開閉扉と、 前記展示物に照明光を照射することによって、前記展示物を明るく照らし出す照明部とを備え、 前記照明部には、前記〔1〕〜〔4〕の何れか一項に記載の展示用照明装置が用いられていることを特徴とするショーケース。 〔6〕 前記照明部は、前記開閉扉の前記ヒンジ部とは反対側の側端部に沿って配置されていることを特徴とする前記〔5〕に記載のショーケース。 〔7〕 前記ケース本体は、前記展示物が載置される陳列棚と、前記収容空間を冷却する冷却機構とを有することを特徴とする前記〔5〕又は〔6〕に記載のショーケース。

以上のように、本発明によれば、展示物に対して効率良く照明光を照射することができる展示用照明装置、並びにそのような展示用照明装置を用いたショーケースを提供することが可能である。

本発明の一実施形態に係る冷蔵ショーケースの構成を示す正面図である。

図1に示す冷蔵ショーケースの照明部の配置を示す断面図である。

図2に示す照明部を構成する連結照明ユニットを示す平面図である。

図3に示す連結照明ユニットを構成する照明ユニットを示す斜視図である。

図4に示す照明ユニットの構成を示し、(a)はその断面図、(b)はその一方側から見た斜視図、(c)はその他方側から見た斜視図である。

図5に示す照明ユニットの光源から出射された照明光の光路を示す光路図である。

図5に示す照明ユニットのXY断面における配光曲線を示すグラフである。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。 なお、以下の説明で用いる図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがあり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。

(ショーケース) 先ず、本発明の一実施形態に係るショーケースとして、例えば図1に示す冷蔵ショーケース100を例に挙げて説明する。なお、図1は、冷蔵ショーケース100の構成を示す正面図である。また、以下に示す図面では、XYZ直交座標系を設定し、X軸方向を冷蔵ショーケース100の左右方向、Y軸方向を冷蔵ショーケース100の前後方向、Z軸方向を冷蔵ショーケース100の上下方向として、それぞれ示すものとする。

本実施形態の冷蔵ショーケース100は、図1に示すように、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店頭に設置される展示用冷蔵庫である。具体的に、この冷蔵ショーケース100は、例えば飲料ボトルなどの商品(展示物)Sを収容する収容空間Kが設けられたケース本体101を備えている。

ケース本体101は、全体として直方体状に形成されている。ケース本体101の収容空間Kには、商品Sが載置される陳列棚102が架設されている。陳列棚102は、上下方向に複数段に亘って配置されている。

ケース本体101の正面側には、ヒンジ部103を介して開閉扉104が開閉自在に取り付けられている。ヒンジ部103は、開閉扉104の一方側(図1中の右側)の側面に沿った回動軸を中心に、この開閉扉104を回動自在に支持している。また、開閉扉104のヒンジ部103とは反対側(図1中の左側)の正面には、開閉扉104を開閉し易くするための取手105が取り付けられている。

開閉扉104には、各陳列棚102に陳列された商品Sを視認するための透明な窓部106が設けられている。窓部106は、開閉扉104の周囲を囲む長方形状の窓枠106aに、ガラス板などの透明な板材106bが嵌め込まれることによって形成されている。なお、開閉扉104については、板材106bに複層ガラスを用いたり、板材106bに断熱フィルムを貼合したりすることで、窓部106の断熱性を高めることが可能である。

ケース本体101の両側面、背面及び上面については、図示を省略するものの、断熱性を有する壁部によって囲まれた構成となっている。一方、ケース本体101の両側面及び背面については、各陳列棚102に陳列された商品Sを視認可能とするため、上述した開閉扉104と同様に、ガラス板などの透明な板材で囲まれた構成としてもよい。さらに、ケース本体101の背面については、商品Sを補充したり、入れ替えたりするための開閉扉が開閉自在に取り付けられた構成としてもよい。

ケース本体101の下部の内側には、収容空間Kを冷却するための冷却機構107が設けられている。冷却機構107は、ケース本体101内(収容空間K)が一定の温度(例えば、JIS規格では室温が15〜30℃において0〜10℃の範囲)となるように、ケース本体101内の温度を調整する。

ケース本体101には、各陳列棚102に陳列された商品Sに照明光を照射することによって、商品Sを明るく照らし出す照明部108が設けられている。照明部108は、開閉扉104のヒンジ部103とは反対側(図1中の左側)の側端部に沿って配置されている。また、照明部108には、本発明を適用した展示用照明装置が用いられている。

(展示用照明装置) 次に、上記冷蔵ショーケース100の照明部108に用いられる展示用照明装置について、図3〜図7を参照して説明する。なお、図3は、照明部108を構成する連結照明ユニット30を示す平面図である。図4は、連結照明ユニット30を構成する照明ユニット1を示す斜視図である。図5(a)は、照明ユニット1の構成を示す断面図、図5(b)は、照明ユニット1を一方側から見た斜視図、図5(c)は、照明ユニット1を他方側から見た斜視図である。図6は、照明ユニット1の光源2から出射された照明光Lの光路を示す光路図である。図7は、照明ユニット1の配光曲線を示すグラフである。

本実施形態の展示用照明装置は、図3及び図4に示すように、複数の照明ユニット1が連結された連結照明ユニット30を備えている。また、各照明ユニット1は、照明光Lを出射する光源2と、光源2の前方に配置されるレンズ体3とを含む。

光源2には、例えば、発光ダイオード(LED)や有機EL(OLED)等の発光素子を用いることができる。なお、本実施形態では、白色光を発する白色LEDを用いている。

レンズ体3には、例えば、ポリカーボネイトやアクリル(PMMA)等の透明樹脂やガラスなど、空気よりも屈折率の高い材質のものを用いることができる。また、レンズ体3に透明樹脂を用いた場合は、金型を用いた射出成形によってレンズ体3を形成することが可能である。なお、本実施形態では、PMMAを用いている。

連結照明ユニット30は、長尺帯状のフレキシブルプリント配線基板(FPC)4と、透明な円筒状のチューブ5とを有している。複数の照明ユニット1は、FPC4の面上に長手方向に沿って等間隔に並んだ状態で実装されている。また、FPC4の両端には、各照明ユニット1の光源2と電気的に接続された配線(図示せず。)と外部電源とを電気的に接続するための配線コネクタ6が設けられている。チューブ5は、複数の照明ユニット1が実装されたFPC4を内部に収容することによって、これら複数の照明ユニット1及びFPC4を保護している。また、チューブ5の湾曲した形状によって、レンズ体3の前方において集光機能を持たせることも可能である。

連結照明ユニット30は、開閉扉104のヒンジ部103とは反対側(図1中の左側)の窓枠106aに上下方向に沿ってライン状に取り付けられる。これにより、複数の照明ユニット1は、上記冷蔵ショーケース100の照明部108として、各陳列棚102に陳列された商品Sの正面に向けて照明光Lを照射することになる。

本実施形態の照明ユニット1では、陳列棚102に陳列された商品Sの正面側に照明光Lが効率良く照射されるように、光源2から出射された照明光Lの配光をレンズ体3により制御している。

具体的に、このレンズ体3は、図5(a)〜(c)及び図6に示すように、光源2から出射された照明光Lが入射する入射部7と、入射部7から入射した照明光Lを反射させる反射面8と、照明光Lを出射する第1出射面9、第2出射面10及び第3出射面11とを有している。

入射部7は、光源2と対向する位置に、第1集光入射面7aと、第2集光入射面7bとを有している。第1集光入射面7aは、その中心部から後方に突出した自由曲面(非球面)状の凸面により構成されている。第2集光入射面7bは、第1集光入射面7aの周囲を囲む位置から後方に突出した部分の略円筒状の内周面により構成されている。

光源2は、照明光Lを前方(+X軸方向)に向けて放射状に出射する。入射部7では、この光源2から出射された照明光Lのうち、第1集光入射面7aから入射した照明光Lを第1出射面9に向けて集光させる。一方、第2集光入射面7bから入射した照明光Lを反射面8に向けて集光させる。

なお、光源2に用いられる白色LEDについては、その特性上、素子中央が白く、素子周辺が黄色く発光しており、レンズ体3で集光したときに色分離が発生し易くなっている。そこで、このような光源2から出射された照明光Lの色分離を軽減するため、上述した入射部7の表面にシボ加工を施すことが好ましい。

反射面8は、入射部7の周囲を囲む位置から前方に突出した部分の放物線を描くように湾曲して形成された外周面により構成されている。反射面8は、第2集光入射面7bから入射した照明光Lを反射させることによって、第1集光入射面7aから入射した照明光Lと同一方向となる第1出射面9に向けて集光させる。

第1出射面9は、この第1出射面9に向けて集光された照明光(以下、第1照明光という。)L1を前方(+X軸方向)に向けて出射する。また、第1出射面9には、この第1出射面9から出射される第1照明光L1の配光を調整する屈折面9aが設けられている。これにより、第1出射面9から出射された第1照明光L1は、陳列棚102に陳列された商品Sの正面側の一端(図1中の左端)から他端(図1中の右端)に向けて照射される。

第2出射面10は、反射面8のケース本体101の背面と対向する側の後方付近に位置するシリンドリカル面からなる。第2出射面10は、この第2出射面10に入射した照明光(以下、第2照明光という。)L2を透過させる。これにより、第2出射面10から出射された第2照明光L2は、陳列棚102に陳列された商品Sの正面側の一端(図1中の左端)から奥行き方向(+Y軸方向)の手前側に向けて照射される。

第3出射面11は、第1出射面9のケース本体101の背面と対向する側の端部付近に位置するプリズム面からなる。第3出射面11は、この第3出射面11に入射した照明光(以下、第3照明光という。)L3を屈折させる。これにより、第3出射面11から出射された第3照明光L3は、陳列棚102に陳列された商品Sの正面側の一端(図1中の左端)から奥行き方向(+Y軸方向)の奥側に向けて照射される。なお、第3出射面11については、場合によって省略することも可能である。

以上のようなレンズ体3により照明光Lの配光が調整された照明ユニット1のX−Y断面における配光曲線を図7に示す。照明ユニット1から出射される照明光Lは、図7に示すように、上述した商品Sの正面側の一端から他端(+X軸方向)に向けて照射される第1照明光L1とは別に、商品Sの正面側の一端から奥行き方向(+Y軸方向)に向けて照射される第2照明光L2及び第3照明光L3を含むことで、この照明光Lの光軸に対して非対称な配光分布を有している。

これにより、本実施形態の冷蔵ショーケース100では、上述したレンズ体3により照明光Lの配光が調整された複数の照明ユニット1(連結照明ユニット30)によって、各陳列棚102に陳列された商品Sの正面側に対して照明光Lを効率良く照射することが可能である。

すなわち、開閉扉104の一端側に配置された照明部108(照明ユニット1)から陳列棚102に陳列された商品Sの正面側に向けて照明光Lを照射する場合、上述した照射される第1照明光L1を照射するだけでは、陳列棚102の一端側が相対的に暗くなる。これに対して、上述した第2照明光L2及び第3照明光L3を照射することで、暗部を生じさせることなく、陳列棚102に陳列された商品Sの正面側を明るく照らし出すことが可能である。

また、本実施形態の冷蔵ショーケース100では、開閉扉104の一端側に配置された照明部108によって、陳列棚102に陳列された商品Sの正面側に照明光Lを効率良く照射することが可能である。これにより、従来のような開閉扉104の左右の両側に照明部108を配置するといった必要がなく、商品Sの正面側を明るく照らし出すのに必要な光源2の数を従来よりも大幅に減らすことが可能である。その結果、従来よりも消費電力の低減及び低コスト化を図ることが可能である。

なお、本実施形態の冷蔵ショーケース100では、上述した照明部108によって、ケース本体101内の正面(手前)側を明るく照らし出す分、背面(奥)側が相対的に暗くなる。一方、陳列棚102に陳列された商品Sについては、最前列(手前側)に位置する商品Sだけを明るく照らし出せばよい。したがって、本実施形態の冷蔵ショーケース100では、ケース本体101内側全体に照明光Lを照射するよりも、陳列棚102に陳列された商品Sに対して効率的な照明光Lの照射が可能である。

また、本実施形態の冷蔵ショーケース100では、開閉扉104のヒンジ部103とは反対側、すなわち取手105側に照明部108が配置されている。この場合、開閉扉104を開いたときに、照明部108が視界に入ることがなく、この照明部108を眩しく感じるといったことを防ぐことが可能である。

また、本実施形態の冷蔵ショーケース100では、ケース本体101の内側のうち、照明部108が配置される一端側(図1中の左側)に、複数の照明ユニット1が集中して配置されている。この場合、これら照明ユニット1の周辺部分を白色とすることで、この周辺部分で反射された照明光Lによって、陳列棚102に陳列された商品Sを明るく照らし出すことが可能である。

なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。 例えば、上記実施形態では、本発明を適用したショーケースとして、上記冷蔵ショーケース100を例示しているが、これに限らず、冷凍ショーケースや保温ショーケース、一般的なショーケースなどにも本発明を幅広く適用することが可能である。

また、本発明を適用した展示用照明装置については、上述したショーケースの照明部に用いる場合に限らず、この展示用照明装置が適用可能な展示物に対して幅広く用いることが可能である。その場合、上記照明ユニット1(連結照明ユニット30)の配置については、展示物を正面側から見たときに、上下左右の何れかの端部(一端)に沿って配置すればよく、場合によって、2箇所以上の端部に沿って配置することも可能である。

以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。

本実施例では、実際の冷蔵ショーケース100の照明部108に連結照明ユニット30を用いて、ケース本体101内の照明を行った。そして、開閉扉104の窓部106に照度計を向けた状態で、「左、中央、右」と「上、中、下」との計9箇所について、それぞれの照度[lx]の測定を行った。その測定結果を表1に示す。

なお、連結照明ユニット30は、窓枠106aに取り付ける必要があるため、そのサイズの制限があり、チューブ5の外径を概ね18mm以下にする必要がある。また、集光レンズ3については、チューブ5の内側(内径16mm)に収容可能なサイズとした。白色LEDの出力は24Wである。また、照明ユニット1は、XY断面における配光曲線の1/2ビームが12°となるように設計した。なお、入射部7にシボ加工を行った場合でも、XY断面における配光曲線の1/2ビーム角は30°以下とすることが好ましい。

表1に示すように、上述した9箇所について十分な照度を得ることできた。また、9箇所の平均についても、要求品質である350lx以上を確保することができた。なお、シボ加工による色分離の軽減についても有効であることを確認した。

1…照明ユニット 2…光源(LED) 3…レンズ体 4…フレキシブルプリント配線基板(FPC) 5…チューブ 6…配線コネクタ 7…入射部 8…反射面 9…第1出射面 10…第2出射面 11…第3出射面 100…冷蔵ショーケース(ショーケース) 101…ケース本体 102…陳列棚 103…ヒンジ部 104…開閉扉 105…取手 106…窓部 107…冷却機構 108…照明部 K…収容空間 L…照明光 L1…第1照明光 L2…第2照明光 L3…第3照明光 S…商品(展示物)

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