ディスプレイモジュール及びディスプレイシステム

申请号 JP2016217438 申请日 2016-11-07 公开(公告)号 JP2017072841A 公开(公告)日 2017-04-13
申请人 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド; 发明人 リ,ジュ ヨン; リ,サン チョル; リ,ジョン ソ; キム,セ ヨン;
摘要 【課題】 広告チラシ紙の製作及び管理にかかるコストを低減し、広告映像を様々に表示することによって広告効果を極大化し、該当の企業のイメージを向上させること。 【解決手段】 本発明のディスプレイモジュールは、透明ディスプレイパネルと、透明ディスプレイパネルの側面を固定するフレームと、を備え、該フレームには、外部からデータを受信する通信部と、受信されたデータを 信号 処理し、信号処理に対応する駆動命令を出 力 する制御部と、制御部の駆動命令に対応して透明ディスプレイパネルを駆動させる表示駆動部が配置される。また、本発明のディスプレイシステムは、ボディーと、該ボディーに分離可能に装着されるディスプレイモジュールと、を備える。本発明は、ショーケースに設けられた透明ディスプレイパネルを介して広告を表示することによって、ショーケース内部を透視できると同時に広告を表示することができる。 【選択図】 図1
权利要求

第1の電源部を有するボディーと、 前記ボディーに分離可能に装着されたディスプレイモジュールと、 を備え、 前記ディスプレイモジュールは、 透明ディスプレイパネルと、前記透明ディスプレイパネルを固定するフレームと、前記フレームに配置され、前記第1の電源部の電を駆動電力に変換し、前記透明ディスプレイパネルの駆動を制御する駆動モジュールと、を有し、 前記駆動モジュールは、 サーバーから伝送されたデータを受信する通信部と、該受信されたデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を出力する制御部と、前記透明ディスプレイパネルに前記データが表示されるように前記制御部の命令に対応して駆動する表示駆動部と、 を備える、 ディスプレイシステム。前記ボディーは、本体と、前記本体の一面に形成された開口と、前記本体の内部に形成された貯蔵室と、を備えているショーケースであり、 前記ディスプレイモジュールは、前記ショーケースの開口に装着されており、 前記ショーケースは、開口に取り付けられたドアをさらに備え、 前記ディスプレイモジュールは、前記ショーケースのドアに装着されおり、 前記フレームに配置され、前記制御部に電気的に接続し、前記ショーケースのドア開閉を検出する検出部をさらに備え、 前記制御部は、ドア開閉信号に基づいて前記ドアの開閉を判断し、前記ドアの開放と判断されると、前記透明ディスプレイパネルに表示される映像が反転するように制御する、 請求項1に記載のディスプレイシステム。前記駆動モジュールは、 少なくとも一つの印刷回路基板からなる、請求項1に記載のディスプレイシステム。前記駆動モジュールは、 前記第1の電源部の電力を前記通信部の駆動電力、前記制御部の駆動電力、及び前記表示駆動部の駆動電力にそれぞれ変換する第2の電源部と、を備える、請求項3に記載のディスプレイシステム。前記通信部、制御部、表示駆動部、第2の電源部のうち少なくとも2つは、前記少なくとも一つの印刷回路基板に配置される、請求項4に記載のディスプレイシステム。前記第1の電源部は商用電源に接続し、 前記第2の電源部はケーブルにより前記第1の電源部に接続して電力を供給される、請求項4に記載のディスプレイシステム。前記ボディーに第1の孔が設けられ、 前記ディスプレイモジュールのフレームに第2の孔が設けられており、 前記ケーブルが前記第1の孔及び前記第2の孔を通って前記ボディーから前記フレームへ延びる、請求項6に記載のディスプレイシステム。前記駆動モジュールに配置され、少なくとも一つのデータを保存する保存部と、 前記フレームに配置され、前記制御部に電気的に接続し、前記通信部に受信されたデータ及び前記保存部に保存されたデータのいずれか一方を選択するための入力部と、をさらに備え、 前記制御部は、前記入力部を介して選択されたデータを確認し、該確認されたデータが表示されるように制御する、請求項4に記載のディスプレイシステム。前記保存部にデータが複数個保存されている場合に、前記保存部に保存されている複数のデータのいずれか一つのデータが前記入力部を介して選択される、請求項8に記載のディスプレイシステム。前記入力部を介して複数のモードのうちいずれか一つのモードが選択され、 前記制御部は、前記選択されたいずれか一つのモードに対応する映像が表示されるように制御する、請求項8に記載のディスプレイシステム。前記フレームが前記透明ディスプレイパネルの一部分に配置された場合に、前記透明ディスプレイパネルの残りの部分には光を遮断する遮断部材が配置されている、請求項3に記載のディスプレイシステム。前記透明ディスプレイパネルに隣接して配置され、前記透明ディスプレイパネルの外光反射を低減させる無反射コーティングフィルムをさらに備える、請求項2に記載のディスプレイシステム。前記透明ディスプレイパネルの両面のうち、前記貯蔵室に向かい合う面に配置され、前記貯蔵室に放出される前記透明ディスプレイパネルの熱を減らす透明断熱シートをさらに備える、請求項2に記載のディスプレイシステム。前記制御部は、 前記ドアの開放と判断されると、前記ドアの開放時間をカウントし、カウントされた時間が基準時間を超えると、ドア閉鎖を指示するように制御する、請求項2に記載のディスプレイシステム。前記制御部は、 前記ドアの開閉信号に基づいて前記ドアの開放度を判断し、前記ドアの開放角度と基準角度とを比較し、前記ドアの開放角度が基準角度を超えると、前記透明ディスプレイパネルに表示される映像が反転するように制御する、請求項2に記載のディスプレイシステム。前記本体に設けられ、前記貯蔵室の温度を検出する検出部をさらに備え、 前記制御部は、前記通信部を介して受信された前記貯蔵室の温度の変化に基づいて前記ドアの開閉を判断し、前記ドアの開放と判断されると、前記透明ディスプレイパネルに表示される映像が反転するように制御する、請求項2に記載のディスプレイシステム。前記フレームに配置され、前記制御部に電気的に接続し、人体を検出する検出部をさらに備え、 前記制御部は、人体検出信号に基づいて前記透明ディスプレイパネルの透明度を調節する、請求項2に記載のディスプレイシステム。前記フレームに配置され、前記制御部に電気的に接続し、タグを認識する認識部をさらに備え、 前記制御部は、前記認識されたタグのデータに基づいて、前記タグを所持している消費者のカスタマイズ情報が表示されるように制御する、請求項2に記載のディスプレイシステム。前記通信部は、消費者の端末機と通信を行い、 前記制御部は、前記消費者の情報を確認し、前記確認された消費者のカスタマイズ情報が表示されるように制御する、請求項2に記載のディスプレイシステム。前記制御部は、 前記消費者のカスタマイズ情報をサーバーに要請し、前記サーバーから前記消費者のカスタマイズ情報を受信する、請求項19に記載のディスプレイシステム。前記ショーケースの貯蔵室に保管すべき品物に印刷されたコードを認識する認識部をさらに備え、 前記制御部は、前記認識されたコードを読み取り、読み取られたデータを保存する、請求項2に記載のディスプレイシステム。第1の電源部を有するボディーと、 前記ボディーに分離可能に装着される複数のディスプレイモジュールと、 を備え、 前記複数のディスプレイモジュールは、 透明ディスプレイパネルと、前記透明ディスプレイパネルを固定するフレームと、前記フレームに配置され、前記第1の電源部の電力を駆動電力に変換し、前記透明ディスプレイパネルの駆動を制御する駆動モジュールと、をそれぞれ有し、 前記駆動モジュールは、 サーバーから伝送されたデータを受信する通信部と、該受信されたデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を出力する制御部と、前記透明ディスプレイパネルに前記データが表示されるように前記制御部の命令に対応して駆動する表示駆動部と、 を備える、 ディスプレイシステム。前記複数のディスプレイモジュールと通信を行い、前記複数のディスプレイモジュールの駆動を制御するサーバーをさらに備え、 前記サーバーは、使用者から入力されたデータ及び外部から受信されたデータのうち少なくとも一つのデータを信号処理し、信号処理されたデータを前記複数のディスプレイモジュールに分配して伝送する、請求項22に記載のディスプレイシステム。前記サーバーは、 前記複数のディスプレイモジュールに同一の映像が表示されるように同一のデータを伝送する、請求項23に記載のディスプレイシステム。前記サーバーは、 前記複数のディスプレイモジュールに互いに異なった映像が表示されるように制御する、請求項23に記載のディスプレイシステム。前記サーバーは、前記複数のディスプレイモジュールのうち、一部のディスプレイモジュールには同一のデータを伝送し、残り一部のディスプレイモジュールには互いに異なったデータを伝送する、請求項23に記載のディスプレイシステム。前記複数のディスプレイモジュールは、 前記ボディーにスライディング可能に装着される、請求項22に記載のディスプレイシステム。前記複数のディスプレイモジュールは、前記第1の電源部の電力を駆動電力に変換する第2の電源部をそれぞれさらに備える、請求項27に記載のディスプレイシステム。

说明书全文

本発明は、透明ディスプレイパネルを用いて視覚的、空間的な活用度を極大化するディスプレイモジュール及びディスプレイシステムに関する。

人間に情報を伝達する窮極的な媒介となるディスプレイ装置は、極めて大きい体積を占める初期の陰極線管(CRT:Cathod Ray Tube)方式の単色表示装置から、最近の超薄型、大面積のフルカラーディスプレイ装置に至るまで、急速な成長を遂げてきた。

このようなディスプレイ装置は、単純な文字や映像のみを表示する装置から、より精密で審美性に富む表示を追及する装置へと開発が加速化しつつある。

しかしながら、ディスプレイ装置は、その実体が明確に見える形態となっているため、家庭や公共場所に設置する際、空間を占め、空間活用に制約を招く他、視覚的な妨害要素となり、空間の見栄えを悪くすることもあり、その活用が制限される不具合があった。

一態様は、透明ディスプレイパネルと、透明ディスプレイパネルの少なくとも一側面を固定し、透明ディスプレイパネルの駆動を制御する駆動モジュールが設けられたフレームと、を有するディスプレイモジュールを提供する。

他の態様は、透明ディスプレイパネル、及び透明ディスプレイパネルの少なくとも一側面を固定し、透明ディスプレイパネルを駆動させる駆動モジュールが設けられたフレームを有するディスプレイモジュールと、ディスプレイモジュールが分離可能に装着され、ディスプレイモジュールに駆動電を供給する第1の電源部を有するボディーと、を有するディスプレイシステムを提供する。

さらに他の態様は、有無線通信を用いて外部からデータを受信して表示し、保存部に保存されたデータを表示するディスプレイモジュール及びディスプレイシステムを提供する。

さらに他の態様は、他の透明ディスプレイパネルとマルチディスプレイを行うディスプレイモジュール及びディスプレイシステムを提供する。

さらに他の態様は、映像を反転させて表示するディスプレイモジュール及びディスプレイシステムを提供する。

さらに他の態様は、透明ディスプレイパネルの側面に、断熱シート及び無反射コーティングフィルムの少なくとも一方が配置されたディスプレイモジュール及びディスプレイシステムを提供する。

一態様に係るディスプレイモジュールは、透明ディスプレイパネルと、透明ディスプレイパネルの側面を固定するフレームと、を備え、フレームには、外部からデータを受信する通信部と、受信されたデータを信号処理し、信号処理に対応する駆動命令を出力する制御部と、制御部の駆動命令に対応して透明ディスプレイパネルを駆動させる表示駆動部が配置されている。

透明ディスプレイパネルの表面積はフレームの表面積よりも広く、透明ディスプレイパネルの厚さはフレームの厚さよりも薄くなっている。透明ディスプレイパネルは、フレームの一部分に嵌め付けられる。

ディスプレイモジュールは、フレームに配置され、少なくとも一つのデータを保存する保存部をさらに備え、制御部は、保存部に保存されたデータが表示されるように制御する。制御部は、通信部に受信されたデータを信号処理する第1の信号処理部と、保存部のデータを信号処理する第2の信号処理部と、を備える。

ディスプレイモジュールは、フレームに配置され、通信部に受信されたデータ及び保存部に保存されたデータのいずれか一方を選択するための入力部をさらに備え、制御部は、選択されたデータが表示されるように制御する。保存部に複数のデータが保存された場合に、保存部に保存された複数のデータのうちいずれか一つのデータが入力部を介して選択される。

入力部を介して複数のモードのうちいずれか一つのモードが選択され、制御部は、選択されたいずれか一つのモードに対応する映像の表示を制御する。保存部は、時間別データを保存し、制御部は、現在時間を確認し、確認された時間に対応するデータが存在するか否か判断し、判断されたデータが存在すると、判断されたデータが表示されるように制御する。通信部は無線通信を行い、制御部は、無線通信を用いて受信されたデータを信号処理する。

フレームには、孔と、孔を通って外部の商用電源に接続して商用電源を供給され、供給された商用電源を駆動電力に変換する電源部が配置される。電源部は、充電型の電源部である。フレームが透明ディスプレイパネルの一部分に配置された場合に、透明ディスプレイパネルの残りの部分には光を遮断する遮断部材が配置される。

ディスプレイモジュールは、透明ディスプレイパネルに隣接して配置され、透明ディスプレイパネルの光反射を防止する無反射コーティングフィルムをさらに備える。ディスプレイモジュールは、透明ディスプレイパネルに隣接して配置され、外部に放出される透明ディスプレイパネルの熱を遮断する断熱シートをさらに備える。

通信部は、外部から放送信号を受信する。透明ディスプレイパネルは、サーバーの命令に対応して、周辺に配置された他の透明ディスプレイパネルとマルチディスプレイを行う。

フレームにはタグを認識する認識部が設けられており、制御部は、認識されたタグを読み取り、読み取られたデータに対応する映像が出力されるように制御する。

他の態様に係るディスプレイシステムは、第1の電源部を有するボディーと、ボディーに分離可能に装着されたディスプレイモジュールと、を備え、ディスプレイモジュールは、透明ディスプレイパネルと、透明ディスプレイパネルを固定するフレームと、フレームに配置され、第1の電源部の電力を駆動電力に変換し、透明ディスプレイパネルの駆動を制御する駆動モジュールと、を有する。

駆動モジュールは、少なくとも一つの印刷回路基板からなる。駆動モジュールは、サーバーから伝送されたデータを受信する通信部と、該受信されたデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を出力する制御部と、透明ディスプレイパネルにデータが表示されるように制御部の命令に対応して駆動する表示駆動部と、第1の電源部の電力を通信部の駆動電力、制御部の駆動電力、及び表示駆動部の駆動電力にそれぞれ変換する第2の電源部と、を備える。

通信部、制御部、表示駆動部、第2の電源部のうち少なくとも2つは、少なくとも一つの印刷回路基板に配置される。

第1の電源部は商用電源に接続し、第2の電源部はケーブルにより第1の電源部に接続して電力を供給される。

ボディーに第1の孔が設けられ、ディスプレイモジュールのフレームに第2の孔が設けられており、ケーブルが第1の孔及び第2の孔を通ってボディーからフレームへ延びる。

ディスプレイシステムは、駆動モジュールに配置され、少なくとも一つのデータを保存する保存部と、フレームに配置され、制御部に電気的に接続し、通信部に受信されたデータ及び保存部に保存されたデータのいずれか一方を選択するための入力部と、をさらに備え、制御部は、入力部を介して選択されたデータを確認し、該確認されたデータが表示されるように制御する。

保存部にデータが複数個保存されている場合に、保存部に保存されている複数のデータのいずれか一つのデータが入力部を介して選択される。入力部を介して複数のモードのうちいずれか一つのモードが選択され、制御部は、選択されたいずれか一つのモードに対応する映像が表示されるように制御する。

フレームが透明ディスプレイパネルの一部分に配置された場合に、透明ディスプレイパネルの残りの部分には光を遮断する遮断部材が配置される。

ボディーは、本体と、本体の一面に形成された開口と、本体の内部に形成された貯蔵室と、を備えているショーケースであり、ディスプレイモジュールは、ショーケースの開口に装着される。

ディスプレイシステムは、透明ディスプレイパネルに隣接して配置され、透明ディスプレイパネルの外光反射を低減させる無反射コーティングフィルムをさらに備える。ディスプレイシステムは、透明ディスプレイパネルの両面のうち、貯蔵室に向かい合う面に配置され、貯蔵室に放出される透明ディスプレイパネルの熱を減らす透明断熱シートをさらに備える。

ショーケースは、開口に取り付けられたドアをさらに備え、ディスプレイモジュールは、ショーケースのドアに装着される。

ディスプレイシステムは、フレームに配置され、制御部に電気的に接続し、ショーケースのドア開閉を検出する検出部をさらに備え、制御部は、ドア開閉信号に基づいてドアの開閉を判断し、ドアの開放と判断されると、透明ディスプレイパネルに表示される映像が反転するように制御する。

制御部は、ドアの開放と判断されると、ドアの開放時間をカウントし、カウントされた時間が基準時間を超えると、ドア閉鎖を指示するように制御する。制御部は、ドアの開閉信号に基づいてドアの開放度を判断し、ドアの開放角度と基準角度とを比較し、ドアの開放角度が基準角度を超えると、透明ディスプレイパネルに表示される映像が反転するように制御する。

ディスプレイシステムは、本体に設けられ、貯蔵室の温度を検出する検出部をさらに備え、制御部は、通信部を介して受信された貯蔵室の温度の変化に基づいてドアの開閉を判断し、ドアの開放と判断されると、透明ディスプレイパネルに表示される映像が反転するように制御する。ディスプレイシステムは、フレームに配置され、制御部に電気的に接続し、人体を検出する検出部をさらに備え、制御部は、人体検出信号に基づいて透明ディスプレイの透明度を調節する。

ディスプレイシステムは、フレームに配置され、制御部に電気的に接続し、タグを認識する認識部をさらに備え、制御部は、認識されたタグのデータに基づいて、タグを所持している消費者のカスタマイズ情報が表示されるように制御する。

通信部は、消費者の端末機と通信を行い、制御部は、消費者の情報を確認し、確認された消費者のカスタマイズ情報が表示されるように制御する。制御部は、消費者のカスタマイズ情報をサーバーに要請し、サーバーから消費者のカスタマイズ情報を受信する。

ディスプレイシステムは、ショーケースの貯蔵室に保管すべき品物に印刷されたコードを認識する認識部をさらに備え、制御部は、認識されたコードを読み取り、読み取られたデータを保存する。

さらに態様に係るディスプレイシステムは、第1の電源部を有するボディーと、ボディーに分離可能に装着される複数のディスプレイモジュールと、を備え、複数のディスプレイモジュールは、透明ディスプレイパネルと、透明ディスプレイパネルを固定するフレームと、フレームに配置され、第1の電源部の電力を駆動電力に変換し、透明ディスプレイパネルの駆動を制御する駆動モジュールと、をそれぞれ有する。

ディスプレイシステムは、複数のディスプレイモジュールと通信を行い、複数のディスプレイモジュールの駆動を制御するサーバーをさらに備え、サーバーは、使用者から入力されたデータ及び外部から受信されたデータのうち少なくとも一つのデータを信号処理し、信号処理されたデータを複数のディスプレイモジュールに分配して伝送する。

サーバーは、複数のディスプレイモジュールに同一の映像が表示されるように同一のデータを伝送する。サーバーは、複数のディスプレイモジュールに互いに異なった映像が表示されるように制御する。サーバーは、複数のディスプレイモジュールのうち、一部のディスプレイモジュールには同一のデータを伝送し、残り一部のディスプレイモジュールには互いに異なったデータを伝送する。

複数のディスプレイモジュールは、ボディーにスライディング可能に装着される。複数のディスプレイモジュールは、第1の電源部の電力を駆動電力に変換する第2の電源部をそれぞれさらに備える

本発明の一態様によれば、透明なディスプレイモジュールを用いて映像を表示することによって、空間の効率性及び見栄えを向上させることができる。

また、有無線通信を用いて外部から受信した映像情報や保存部に保存されたデータを、透明ディスプレイモジュールに選択的に表示することによって、表示映像を容易に管理することができる。

ディスプレイシステムであるショーケースに透明なディスプレイモジュールを設置した後に映像を表示することによって、ショーケースの内部の品物及び映像を同時に見ることができる。また、透明ディスプレイモジュールに広告映像を表示することによって、広告チラシ紙の製作及び管理にかかるコストを低減でき、広告映像を様々に表示することによって広告効果を極大化し、該当の企業のイメージを向上させることができる。

また、ディスプレイシステムがショーケースである場合に、透明ディスプレイモジュールに品物の情報を表示することによって、品物の情報確認のためにショーケース内の品物を引き出す不便さを軽減し、ドアの開閉回数を減らすことができる。による電力消費を減らすことができる。

また、ディスプレイシステムがショーケースである場合に、ドア開放角度に基づいてドアなるディスプレイモジュールに表示される映像を反転させることによって、いずれの位置でもドアに表示される映像を正確に見ることができ、映像に対する認識度を高めることができる。

また、ディスプレイモジュールが複数である場合に、マルチディスプレイを行うことによって、美しさをより目立たせることができ、消費者の視線を効果的に誘導することができる。また、人体検出の有無に基づいて透明なディスプレイモジュールの明るさや透明度を調節することによって、電力を節減することができる。また、フレーム内に電力を変換する電源部を配置することによって、ディスプレイモジュールをスリム化し、その活用度を高めることができる。

一実施例に係るディスプレイシステムの斜視図である。

一実施例に係るディスプレイシステムの内部構成を示す例示図である。

一実施例に係るディスプレイシステムに設けられたディスプレイモジュールの内部構成を示す例示図である。

一実施例に係るディスプレイシステムに設けられた透明ディスプレイパネルの構造を示す例示図である。

一実施例に係るディスプレイシステムに設けられた透明ディスプレイパネルの構造を示す例示図である。

一実施例に係るディスプレイシステムに設けられた透明ディスプレイパネルの構造を示す例示図である。

一実施例に係るディスプレイシステムに設けられた透明ディスプレイパネルの構造を示す例示図である。

一実施例に係るディスプレイシステムのボディーとディスプレイモジュール間のケーブル延長を示す例示図である。

一実施例に係るディスプレイシステムのボディーとディスプレイモジュール間のケーブル延長を示す例示図である。

一実施例に係るディスプレイシステムの制御構成図である。

他の実施例に係るディスプレイシステムの制御構成図である。

図8の詳細制御構成図である。

他の実施例に係るディスプレイシステムに設けられたディスプレイモジュールの反転表示を示す例示図である。

他の実施例に係るショーケースのドア開放角度を予測するための構成を示す図である。

他の実施例に係るショーケースのドア開放角度を予測するための構成を示す図である。

他の実施例に係るショーケースのドア開放角度を予測するための構成を示す図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムに設けられたタッチディスプレイパネルの構造図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムの制御構成図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムのマルチディスプレイの制御を示す例示図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムのマルチディスプレイの例示図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムの斜視図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムのディスプレイモジュールの装着例を示す図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムの斜視図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムの斜視図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、テレビジョンの正面斜視図である。

さらに他の実施例に係るテレビジョンの背面斜視図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールであるテレビジョンの制御構成図である。

図22の詳細制御構成図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち,バスシェルターの例示図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、バスシェルターの制御構成図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、バスシェルターの活用例を示す図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、バスシェルターの例示図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、案内板の斜視図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、案内板の斜視図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、案内板の活用例を示す図である

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち案内板の制御構成図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、ショーウィンドウの例示図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、窓の例示図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、床マットの例示図である。

さらに他の実施例に係る床マットの構造を示す例示図である。

以下、本発明について詳細に説明する。

ディスプレイシステムは、ボディーと、該ボディーに分離可能に装着されたディスプレイモジュールと、を備える。ここで、ディスプレイモジュールは、透明ディスプレイパネルと、該透明ディスプレイパネルを固定するフレームと、該フレームに設置され、透明ディスプレイパネルの駆動を制御する駆動モジュールと、を有する。

ボディーは、ショーケース、冷蔵庫、キムチ冷蔵庫、及び電子レンジ、オーブンのような調理機器などの機器であり、ディスプレイモジュールは、ショーケース、冷蔵庫、キムチ冷蔵庫、調理機器などの開口に固定されたり、ドアとして取り付けられたりすればよい。

ショーケースは、装飾品、食品、花、薬品、服、食器、本、古物、芸術品などの品物を保管及び陳列する陳列棚で、ショーケース本体の開口に設けられて映像を表示するディスプレイモジュールを有する。それにより、人は映像を見ながらショーケース内の品物を識別することができる。ここで、ディスプレイモジュールは開口の一部分に形成されてもよく、全部分に形成されてもよい。

これを、図面を参照して具体的に説明する。

図1は、一実施例に係るディスプレイシステムを示す斜視図であり、図2は、一実施例に係るディスプレイシステムの内部を示す図であり、図3は、一実施例に係るディスプレイシステムに設けられたディスプレイモジュールを示す図であり、図4は、一実施例に係るディスプレイシステムのディスプレイモジュールに設けられた透明ディスプレイパネルの構造を示す図であり、図5及び図6は、一実施例に係るディスプレイシステムのボディーとディスプレイモジュールとのケーブル延長を示す図であり、図7は、一実施例に係るディスプレイシステムのディスプレイモジュールの制御構成図である。

一実施例のディスプレイシステムは、ボディー100が食品の新鮮度を保持する冷蔵用ショーケースであり、ディスプレイモジュール200がショーケースの本体開口に装着されたドアであるとして説明する。

図1及び図2に示すように、ボディー100である冷蔵用ショーケースは、本体110、貯蔵室120、棚130、機械室140、冷気生成室150を有する。

本体110はショーケースの外観を形成する。本体110は、食品を保管するための貯蔵室120が内部に形成されており、前面には装着部材111及び保護部材112が設けられており、且つ開口113が形成されている。ここで、装着部材111にはドア200のヒンジ230が回転可能に装着される。

保護部材112は、第1の孔h1を有し、該第1の孔h1に挿通した第1のケーブルC1を保護しつつドア200に接する。

貯蔵室120には、庫内の明るさを調節するための照明125が設けられており、且つ食品を多段積載するための複数の棚130が設けられている。ここで、照明125には、第1のケーブルC1から分岐した分岐ケーブルC1'から電力が供給される。

複数の棚130は、貯蔵室120を複数の領域に仕切っている。これにより、貯蔵室120に複数の食品を領域別に保管及び陳列することができる。機械室140は、貯蔵室120の下部に配置されている。この機械室140には、冷媒を圧縮する圧縮器141と、圧縮器141で圧縮された高温高圧状態の冷媒を凝縮する凝縮器142と、圧縮器141及び凝縮器142で発生した熱気を冷まし、凝縮器142周囲の空気が熱交換されるようにする冷却ファン143と、凝縮器142と蒸発器151との間に設けられ、貯蔵室120の温度に基づいて開放または閉鎖駆動するバルブ144と、外部商用電源に接続して、商用電源を各機器の駆動に必要な電力に変換して各機器に供給する第1の電源部145と、機械室140を開閉するカバー146と、が設けられている。

冷気生成室150は貯蔵室120の上部に配置されている。冷気生成室150には、貯蔵室120内部の空気を熱交換する蒸発器151と、蒸発器151で熱交換された冷気を貯蔵室120に送風する送風ファン152と、が設けられている。

ここで、蒸発器151は、バルブ144が開くと、凝縮器142から冷媒が供給され、この時、低温の液体冷媒が気体冷媒に変化しながら周囲の潜熱を吸収する冷却作用を行う。これにより、周辺の空気及び貯蔵室120の空気が冷却される。すなわち、蒸発器151は貯蔵室120を低温化させる役割を担う。冷気生成室150は、冷気が流動するダクト153をさらに備えている。

ダクト153は、本体110の後面に設けられている。なお、本体110の後面に設けられたダクト153に、蒸発器151と送風ファン152が取り付けられてもよい。ダクト153と貯蔵室120との間の壁面には複数の孔が形成されている。これら複数個の孔を通って冷気がダクト153と貯蔵室120との間を移動する。

ディスプレイモジュールであるドア200は、開き戸の形態で本体110の前面開口113に取り付けられており、且つ貯蔵室120の領域に対応する開口113に装着されて貯蔵室120を外部と遮断することで、貯蔵室120中の冷気の流出を防止する。ドア200は、貯蔵室120を開閉する機能を担う。すなわち、ドアを開閉して管理者、使用者または消費者が食品を収納したり引き出したりできる。

図3に示すように、ディスプレイモジュールであるドア200は、透明ディスプレイパネル210と、透明ディスプレイパネル210を固定するフレーム220と、フレーム220とパッキング240との間の一定空間に装着され、透明ディスプレイパネル210の駆動を制御する駆動モジュール250と、を有する。

なお、透明ディスプレイパネル210は、フレーム220により形成される枠内に装着されるが、フレームにより形成される枠内の一部分に装着されても、全部分に装着されてもよい。

そして、ディスプレイモジュールであるドア200は、フレーム220の一側上下に設けられており、本体110の装着部材111にそれぞれ装着されて、ドア220の一側が本体110に回転可能に固定されるようにするヒンジ230と、フレーム220の、本体110の前面に接する面に装着されて、ドアを閉じる際、本体110との衝撃を吸収し、貯蔵室120との密着度を向上させるパッキング240と、をさらに有する。そのため、駆動モジュール250はフレーム220とパッキング240により外部衝撃から安全に保護される。

このようなディスプレイモジュールであるドア200を、図4A乃至図4D、図5及び図6を参照して具体的に説明する。

図4Aに示すように、フレーム220は、複数個の枠部材221,222からなり、複数個の枠部材221,222は互いに分離可能に結合される。

複数個の枠部材221,222のうち、ボディーであるショーケース100に接する枠部材222には、パッキング240が着脱可能に取り付けられる。各枠部材221,222は開口223を有し、この開口223に透明ディスプレイパネル210が配置される。すなわち、フレーム220は透明ディスプレイパネル210の周縁に配置されることによって、ディスプレイモジュールであるドアの縁となる。

複数個の枠部材221,222内には、透明ディスプレイパネル210を支持する支持部材224が複数個設けられている。

さらにいうと、枠部材221,222の間に透明ディスプレイパネル210が挟み込まれ、両枠部材221,223の結合により透明ディスプレイパネル210がフレーム220に固定される。この時、複数の支持部材224は透明ディスプレイパネル210の各側面を支持する。ここで、複数の支持部材224は、両枠部材221,222を相互結合させる結合部材の機能も担う。

図4Bに示すように、透明ディスプレイパネル210がフレーム220に挟着されるため、ディスプレイモジュールであるドアの透明ディスプレイパネル210の厚さD1はフレーム220の厚さD2よりも薄くなっている。

図4Cに示すように、ディスプレイモジュールであるドア200の前面の表面積は、透明ディスプレイパネル220の占める表面積A1と、フレーム220の占める表面積A2と、からなり、ここで、透明ディスプレイパネル220の占める表面積A1はフレーム220の占める表面積A2よりも広くなっている。

なお、駆動モジュール250の設置が容易且つ安全となるように、駆動モジュール250が取り付けられる一側面のフレーム幅W1を、その他の側面フレーム幅W2よりも広くさせてもよい。

透明ディスプレイパネル210は、LCD(Liquid Crystal Display)及びOLED(Organic Light Emitting Diodes)のいずれかのディスプレイパネルとすればよく、ここではLCDを挙げて説明する。

図4Dに示すように、透明ディスプレイパネル210は、導光板211、第1の偏光板212と、液晶パネル213、第2の偏光板214、第1のシート215、及び第2のシート216を有する。

光源は、導光板211の側方向に配置される。光源は、陰極線蛍光ランプ(CCFL:cold cathode fluorescence lamp)、外部電極蛍光ランプ(EEFL:external electrode fluorescence lamp)のようなランプ、発光ダイオードアレイ、貯蔵室120内の照明125、及び自然光のいずれかにすれば良い。光源から発された光は、左円偏光成分と右円偏光成分を含む円偏光とする。

導光板211は、光源から発された光が第1の偏光板212に入射するようにする。導光板211は、第1及び第2の屈折層(図示せず)を有し、第2の屈折層は第1の屈折層の屈折率よりも大きい媒質からなることで、光源から発された光を全反射し、全反射した光が前方の第1の偏光板212に入るようにする。導光板211は、第1の屈折層と第2の屈折層を通って自然光が液晶パネル213に入射するようにする。

第1及び第2の偏光板212,214は、コレステリック液晶(cholesteric liquid crystals)(図示せず)をそれぞれ含み、第1及び第2の偏光板212,214のコレステリック液晶は多数のコレステリック液晶分子を含む。

ここで、コレステリック液晶分子は、左旋性構造と右旋性構造を有する。そのため、左旋性構造のコレステリック液晶分子により、光の左円偏光は透過され、右円偏光は反射される。また、右旋性構造のコレステリック液晶分子により、光の左円偏光は反射され、右円偏光は透過される。したがって、第1の偏光板212により透過された偏光はP波となり、反射された偏光はS波となる。

一方、第1の偏光板212により反射されたS波は導光板211に入射し、導光板211の第2の屈折層によりS波は反射される。この反射された光はP波に変換され、このP波は第1の偏光板212により透過可能である。これにより、導光板211は反射板の機能も有することができる。

液晶パネル213は、スイッチング素子である薄膜トランジスタ、及びこの薄膜トランジスタと電気的に接続された画素電極を有する第1の基板と、光源から入射する光を遮断し、一定の間隔で配置されたブラックマトリクス、これらブラックマトリクスの間の領域に形成されたカラーフィルターパターン、及びこれらカラーフィルターパターン上に形成されたオーバーコート層を有する第2の基板と、第1の基板と第2の基板との間に注入された液晶層と、を備える。

このような液晶パネル213は、制御部250から伝達される映像情報に基づいて液晶セルの光透過率を調節することによって映像を形成する。液晶パネル213は、液晶セルの駆動によって第1の偏光板212から入射したP波を透過させても、透過させなくてもよい。すなわち、液晶パネル213の液晶セルの駆動によって光の透過量が調節され、階調を有する映像がディスプレイされる。

具体的に、液晶パネル213の駆動によりP波の位相が可変するが、P波の位相が90°に変化するとき、第2の偏光板214によって最大光量が透過されてホワイト階調が具現され、P波の位相が45°に変化する時、第2の偏光板214によってより少ない光量が透過されて中間階調が具現される。

したがって、液晶パネル213の液晶セルに加えられる電界の強度によって液晶の変位が可変し、このような変位量によってP波の位相が0°〜90°の範囲で可変することで所望の階調が得られる。

第2の偏光板214は、液晶パネル213の一側に設けられ、第1の偏光板212と垂直の光軸を有する。したがって、液晶パネル213の液晶の駆動によって可変した第1の偏光板212の偏光の位相によって光の透過量を調節する。

これにより、使用者または消費者は、透明ディスプレイパネル210から広告や食品の情報を見ながら、貯蔵室120に陳列された食品を見ることができる。第1のシート215は、透明ディスプレイパネル210の両面のうち、貯蔵室120と隣接した面、すなわち、導光板211の一側に設けられた断熱シートであり、透明ディスプレイパネル210の駆動によって発生した熱により貯蔵室120内の温度が上昇することを防止する。

第2のシート216は、透明ディスプレイパネル210の両面のうち、外部に露出される面、すなわち、第2の偏光板214の一側に設けられた無反射コーティングフィルムであり、光が反射されることを防止することによって、ショーケースの側面からも、または明るい日にも、貯蔵室120の内部、透明ディスプレイパネル210の映像などがよく見えるようにする。

透明ディスプレイパネル構造の他の例を簡略に説明する。これは、透明ディスプレイパネルの第1の偏光板が導光板の側面に設けられる例であり、光源から発された光を偏光させる第1の偏光板と、第1の偏光板の一側に設けられ、第1の偏光板を通って入射する偏光を前面に出射させる導光板と、導光板の前面に設けられ、導光板から入射する光によって映像を表示する液晶パネルと、液晶パネルの前面に設けられた第2の偏光板と、を有する。

ここで、第1の偏光板は、導光板の入光面に隣接するようにして導光板の一側に配置される。このとき、第1の偏光板は、第1の偏光及び第2の偏光を有する光から第1の偏光のみを透過させる。

第2の偏光板は、第1の偏光板と垂直の光軸を有する。したがって、液晶パネルの液晶セルの駆動によって可変した第1の偏光板の第1の偏光の位相によって光の透過量が調節される。例えば、第1の偏光の位相が0°であると、第1の偏光は第2の偏光板で透過しないし、第1の偏光の位相が増加するほど第2の偏光板でより多い第1の偏光の光量を透過させる。すなわち、第1の偏光の光量が増加するほどより大きい階調を得ることができる。

液晶パネルには自然光の第1の偏光も第2の偏光も入射する。そのため、液晶パネルの液晶セルが駆動されない時にも自然光の第2の偏光が液晶パネルを透過し、液晶パネルの液晶セルが駆動される時にも自然光の第1の偏光が液晶パネルを透過する。

したがって、液晶パネルはその駆動に拘わることなく自然光により透明な状態を維持する。

すなわち、透明ディスプレイパネル210は、表示駆動命令に拘わらずに自然光により透明な状態を維持する。これにより、使用者または消費者は、貯蔵室120に陳列された食品をいつでも見ることができる。このような透明ディスプレイパネル210は、駆動モジュール250に備えられた制御部253の命令に対応して広告、食品情報、カスタマイズ情報などを表示する。

そして、駆動モジュール250は、少なくとも一つの印刷回路基板(PCB)であり、駆動モジュール250には、第1の電源部145の電力を通信部の駆動電力、制御部の駆動電力及び表示駆動部の駆動電力にそれぞれ変換する第2の電源部251と、サーバーから伝送されたデータを受信する通信部252と、受信したデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を出力する制御部253と、透明ディスプレイパネルにデータが表示されるように制御部の命令に対応して駆動する表示駆動部254と、が備えられている。これらの第2の電源部、通信部、制御部、表示駆動部のうち少なくとも2つは、少なくとも一つの印刷回路基板に配置されるとよい。

第2の電源部251は、本体110の第1の電源部145と第1のケーブルC1により接続し、第1の電源部145から電力を受ける。

第1のケーブルC1は、ボディー100及びドア200に存在する。すなわち、第1のケーブルC1はボディー100からドア200まで延びている。このような本体110とドア170間のケーブル延長構造の例を、図5及び図6を参照して説明する。

一例として、図5に示すように、ドア200のパッキング240は第2の孔h2を有する。パッキング240の第2の孔h2は、本体110の保護部材112と接する位置とする。また、本体110は、保護部材112の孔h1に対応する位置に形成された孔を有する。

このような構造により、第1の電源部145に接続されたケーブルC1が、本体110の保護部材112の第1の孔h1、及びドア200のパッキング240の第2の孔h2を通ってドア200の第2の電源部251まで延長される。なお、ドア200のパッキング240に形成された第2の孔h2は、ドア200のフレーム220に形成されてもよい。

他の例として、図6に示すように、ドア200の上下フレーム220はヒンジ230をそれぞれ有する。このヒンジ230は、本体110の装着部材111に回転可能に装着され、これによりドア200の一側が本体110に回転可能に固定される。すなわち、ドア200は、ヒンジ230により開き戸の形態で本体110に取り付けられる。

本体110の装着部材111には第1の孔h3が形成されており、ドア200のヒンジ230には第2の孔h4が形成されている。ここで、第2の孔h4はドア200のフレーム220まで延びている。なお、本体110は、装着部材111の孔h3と対応する位置に形成された孔を有し、ドア200のフレーム220は、ヒンジ230の第2の孔h4と対応する位置に形成された孔を有する。このような構造により、第1の電源部145に接続されたケーブルC1が、本体110の装着部材111の第1の孔h3、及びドア200のヒンジ230の第2の孔h4を通ってドア200の第2の電源部251まで延長される。

図7は、一実施例に係るディスプレイシステムに設けられたディスプレイモジュールの制御構成図であり、第2の電源部251、通信部252、制御部253、及び表示駆動部254が備えられている。ここで、第2の電源部251、通信部252、制御部253、表示駆動部254は、ディスプレイモジュールであるドア200のフレーム220に配置された駆動モジュール250に設けられている。

第2の電源部251は、本体110の第1の電源部145と第1のケーブルC1を介して接続され、第1の電源部145から電力が供給され、供給された電力を通信部の駆動電力、制御部の駆動電力及び表示駆動部の駆動電力にそれぞれ変換し、変換された電力を通信部252、制御部253、表示駆動部254に供給する。この第2の電源部251は、AC/DC変換及びDC/DC変換を行う。通信部252は、サーバー及び端末機のいずれか一方からデータを受信し、受信したデータを制御部253に伝送する。この通信部252は、有線通信及び無線通信のうち少なくとも一つの通信を行う。

ここで、データには、広告映像データ、食品別の製造、賞味期限、営養素、原産地などの食品データ、イベント案内映像データ、割引クーポン映像データ、ショーケース周辺の案内図映像データなどが含まれる。このような映像データは、絵、写真、文字、動画などの形式情報も含む。

なお、サーバーは通信部252と有線通信及び無線通信のうち少なくとも一つの通信を行い、端末機は通信部252とWiFi(Wireless Fidelity)、ブルートゥース(登録商標)のような無線通信を行う。

また、端末機は管理者端末機であって、透明ディスプレイパネル210の駆動を直接制御することも可能である。端末機がスマートフォンであると、スマートフォンにはショーケースのディスプレイ制御のためのアプリケーションが設置されている。このアプリケーションは、アプリケーションストア(Application Store)であるアップストアまたはサーバーからダウンロードすればよく、アップグレード及びアップデートも可能である。

制御部253は、受信されたデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を表示駆動部254に出力する。この時、制御部253は、あらかじめ設定されたフォーマットでデータを受信し、受信したフォーマットをデコーディングする。表示駆動部254は、透明ディスプレイパネルにデータが表示されるように制御部の命令に対応して駆動する。表示駆動部254は、制御部253の命令に対応して液晶パネル213の液晶セルを駆動させることによって、透明ディスプレイパネル210に映像が表示されるようにし、且つ透明度が調節されるようにする。

ディスプレイモジュールは、データを保存する保存部と、通信部に受信されたデータまたは保存部に保存されたデータのいずれか一つを選択するための入力部と、をさらに有してもよい。

このとき、制御部は、入力部を介して選択されたデータを確認し、確認されたデータを信号処理した後、信号処理されたデータに対応する駆動命令を表示駆動部254に伝送する。

保存部に複数のデータが保存されていると、制御部253は、複数のデータのうちいずれか一つのデータが表示されるように制御してもよく、複数のデータが一定の時間間隔で順次に表示されるように制御してもよい。ここで、保存部に保存されたデータは、サーバー及び端末機の少なくとも一方から受信して保存したもので、圧縮ファイルの形態で保存していてもよい。

図8は、他の実施例に係るディスプレイシステムの制御構成図であり、第2の電源部251、通信部252、制御部253、表示駆動部254、サウンド駆動部255、保存部256、入力部260、認識部270、及び検出部280が備えられている。

ここで、第2の電源部251、通信部252、制御部253、表示駆動部254、サウンド駆動部255、保存部256は一つの駆動モジュールに備えられてもよい。

入力部260、認識部270、検出部280を駆動モジュール250に併せて配置してもよく、入力部260、認識部270、検出部280をフレームに配置し、駆動モジュール250の制御部253と電気的に接続させてもよい。

第2の電源部251は、本体110の第1の電源部145と第1のケーブルC1で接続され、第1の電源部145から電力が供給され、供給された電力を各構成部の駆動に必要な駆動電力に変換し、変換された電力を通信部252、制御部253、表示駆動部254、サウンド駆動部255、保存部256、入力部260、認識部270及び検出部280にそれぞれ供給する。

このような第2の電源部251は、AC/DC変換及びDC/DC変換を行う。通信部252は、サーバー及びスマートフォンのような端末機と通信を行い、サーバー及び端末機のいずれか一方から伝送された映像データ及びサウンドデータのうち少なくとも一つのデータを受信し、受信した少なくとも一つのデータを制御部253に伝送する。この通信部252は、有線通信及び無線通信のうち少なくとも一つの通信を行う。なお、サーバーは通信部252と有線通信及び無線通信のうち少なくとも一つの通信を行い、端末機は通信部252とWiFi、ブルートゥースのような無線通信を行う。

また、端末機は管理者端末機であって、透明ディスプレイパネル210の駆動を直接制御してもよい。端末機がスマートフォンであると、スマートフォンにはショーケースのディスプレイ制御のためのアプリケーションが設置されている。このアプリケーションは、アプリケーションストアであるアップストアまたはサーバーからダウンロードすればよく、アップグレード及びアップデートも可能である。

通信部252は、WiFi、ブルートゥースのような無線通信を用いて消費者端末機と通信を行うことも可能である。このとき、通信部252は、消費者端末機から受信した消費者の名前及びIDを制御部253に送信し、且つ消費者端末機から受信したカスタマイズ情報表示許可信号を制御部253に伝送する。制御部253は、通信部252から受信したデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を表示駆動部254に出力する。この時、制御部253は、あらかじめ設定されたフォーマットでデータを受信し、受信したフォーマットをデコーディングする。また、制御部253は、保存部256に保存されたデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を表示駆動部254に出力する。この制御部253は、図9に示すように、通信部252に受信されたデータを信号処理する第1の信号処理部253aと、保存部256に保存されたデータを信号処理する第2の信号処理部253bと、第1の信号処理部及び第2の信号処理部で信号処理されたデータの表示のための駆動命令を生成して出力する表示制御部253cと、を有する。

ここで、第1の信号処理部は、有線通信で受信されたデータを信号処理する信号処理部と、無線通信で受信されたデータを信号処理する信号処理部と、をそれぞれ有してもよい。ここで、第2の信号処理部253bは、保存部へのデータ保存時にデータをエンコーディングしてもよい。なお、制御部253と第1、2信号処理部とを別途に構成してもよい。この場合、第1の信号処理部及び第2の信号処理部は、信号処理されたデータを制御部253に伝送する。

表示駆動部254は、透明ディスプレイパネルにデータが表示されるように制御部の命令に対応して駆動する。表示駆動部254は、制御部253の命令に対応して液晶パネル213の液晶セルを駆動させることによって透明ディスプレイパネル210に映像を表示し、透明度を調節する。また、表示駆動部254は、制御部253の命令に対応してデータを反転させて出力することによって、透明ディスプレイパネル210に映像を反転させて表示する。

サウンド駆動部255は、制御部253の命令に応じて透明ディスプレイパネル210に表示される映像に対応するサウンドをスピーカーから出力する。例えば、サウンド駆動部255は、透明ディスプレイパネル210に広告映像が表示されると、当該広告のサウンドをスピーカーから出力し、ドア閉鎖を知らせるサウンドを出力する。

保存部256は、サーバー及び端末機のいずれかから伝送されたデータを保存する。このとき、データは圧縮ファイルの形態で保存されてもよい。保存部256は、消費者別の名前及びIDに対応する消費者情報を保存する。ここで、消費者情報は、購買日、品目別購買量、購買内訳、消費パターンなどのカスタマイズ情報、ID、消費者端末機情報、消費者身上情報などが挙げられる。ここで、カスタマイズ情報は端末機から伝送されたものである。保存部256は、貯蔵室120に保管された食品の情報を保存する。ここで、食品の情報としては、製造日、賞味期限、原産地、カロリー、営養素、メーカー、広告映像などの情報が挙げられる。

制御部253は、入力部260、認識部270及び検出部280のいずれか一つから入力された信号に基づいて表示駆動部254及びサウンド駆動部255の駆動を制御する。これについてより詳しく説明する。まず、制御部253と入力部260間の制御構成についてより詳しく説明する。入力部260は、電源をオン/オフするための電源モード、広告映像を表示する第1のモード、貯蔵室120に貯蔵された食品の情報映像を表示する第2のモード、透明ディスプレイパネルの透明度を調節する第3のモード、保存部256に保存された映像の情報をアップデートするためのアップデートモードボタン(図示せず)などを有する。

入力部260は、使用者により入力されたボタンの信号を制御部253に伝送する。制御部253は、入力部260から伝送されたボタンの信号に基づいて表示駆動部254の駆動を制御する。

より具体的には、制御部253は、透明ディスプレイパネルに電力が供給されている状態で電源モードボタンの入力信号が伝送されると、透明ディスプレイパネルの映像表示を終了するように制御することによって、透明ディスプレイパネルを透明状態に維持させる。一方、透明ディスプレイパネルへの電力が遮断された状態で電源モードボタンの入力信号が伝送されると、透明ディスプレイパネルの映像が表示されるように制御することによって、透明ディスプレイパネルに広告または食品情報を表示させる。この時、電源オフ前のモードが実行されたり、または電源オンの際に定められたモードが実行される。

制御部253は、第1のモードボタンの入力信号が伝送されると、透明ディスプレイパネルに広告映像が表示されるように制御し、第2のモードボタンの入力信号が伝送されると、透明ディスプレイパネルに食品情報映像が表示されるように制御し、第3のモードボタンの入力信号が伝送されると、透明ディスプレイパネルの透明度が調節されるように制御する。

なお、保存部256は、モード別映像情報を保存する。次に、制御部253と認識部270間の制御構成をより詳しく説明する。認識部270は、タグを認識するタグ認識部と、バーコードまたはQRコード(登録商標)を認識するコード認識部のうち少なくとも一つの認識部を有する。

ここで、タグ認識部は、無線周波数を用いてRFID(Radio Frequency Identification)タグに保存されたデータを認識するRFID認識部であり、消費者の電源カードなどに付着されたタグ(図示せず)中のデータを認識し、認識されたデータを制御部253に伝送する。

コード認識部は、食品に付いたバーコードまたはQRコード(Quick Response code)をスキャンし、スキャンしたデータを制御部253に伝送する。制御部253は、認識部270から伝送されたタグのデータに基づいて消費者の名前及びIDを確認し、消費者のカスタマイズ情報が表示されるように表示駆動部254の駆動を制御する。

具体的に、制御部253は、タグ中の消費者の名前及びIDを確認し、消費者の名前またはニックネームに加えて歓迎挨拶などの映像などが透明ディスプレイパネルに表示されるように制御し、確認されたIDと一致する消費者の情報を保存部256から読み取り、読み取った消費者のカスタマイズ情報が透明ディスプレイパネルに表示されるように制御する。

ここで、消費者のカスタマイズ情報は、一定期間中における購買日、購買内訳、品目別購買量、消費パターンなどの情報のことを指し、消費者の効率的な消費をアドバイスする。

なお、制御部253は、タグ中のデータに基づいて消費者端末機と通信を行い、消費者端末機からカスタマイズ情報表示許可信号が伝送されると、カスタマイズ情報が透明ディスプレイパネルに表示されるように制御することもできる。ここで、消費者端末機と通信時に、消費者IDに基づいて保存部256に保存された消費者端末機情報を読み取り、読み取った情報に基づいて消費者端末機と通信を行ってもよい。また、制御部253は、消費者端末機と通信を行って消費者端末機にカスタマイズ情報を送信してもよい。また、制御部253は、消費者端末機と通信を行って消費者の名前及びIDを獲得し、獲得された消費者の名前及びIDに基づいて表示駆動部254の駆動を制御してもよい。

制御部253は、バーコードまたはQRコードのスキャンデータに基づいて当該食品の情報を確認し、確認された食品の情報が保存部256に保存されているか否か確認し、当該食品の情報が保存部256に保存されていないと、当該食品の情報を保存部256に伝送することによって食品の情報が保存部256に保存されるようにする。また、制御部253は、当該食品の情報が保存部256に保存されていると、保存部256に保存された当該食品の情報をアップデートする。なお、制御部253は、保存部256に保存された食品の情報がスキャン情報と同一あると、保存部256に保存された食品の情報がそのまま維持されるように制御してもよい。

このように、ショーケースに食品が追加に陳列される場合に、コード認識部を用いて追加陳列される食品に関する情報をアップデートすることで、ショーケースに陳列される食品に関する情報を落とすことなく管理することができる。

また、制御部253は、食品のスキャンデータに基づいて当該食品に対応する広告映像が保存部256に保存されているか否か確認し、保存部256に当該食品に対する広告映像が保存されていると、当該食品に対する広告映像がディスプレイされるように制御してもよい。ここで、追加陳列される食品に対する広告映像ディスプレイ順序は、あらかじめ定められた広告順序を考慮して定められる。または、追加陳列された食品に対する広告映像ディスプレイ順序は管理者により定められてもよい。

また、制御部253は、食品のスキャンデータに当該食品に関する映像情報が存在するか否か判断し、スキャンデータに当該食品に関する映像情報が存在すると、この映像情報を当該食品に対する広告映像として表示するように制御してもよい。次に、制御部253と検出部280間の制御構成をより詳しく説明する。検出部280は、人体を検出する人体検出部及びドアの開閉を検出するドア開閉検出部のうち少なくとも一つの検出部を有する。ここで、制御部253は、人体検出の有無に基づいて透明ディスプレイパネルの透明度及び明るさのうち少なくとも一つを調整し、ドア開閉に基づいて映像の反転を制御し、ドア開放時間に基づいて映像の変更を制御する。

人体検出部と制御部間の制御構成を説明する。人体検出部は、人体がいるか否かを検出するもので、人体の熱を検出する熱赤外線センサー、人体の動きを検出するモーションセンサー、人体により加えられる重さを検出するロードセンサーなど、人体がいるか否かを確認できるセンサーであればいずれも適用可能である。これらのうち、熱赤外線センサーを挙げて説明する。

熱赤外線センサーは、ショーケース周辺の熱赤外線を検出して制御部253に伝送する。この時、制御部253は、熱赤外線に基づいてショーケース周辺に人がいるか否かを判断し、ショーケース周辺に人がいることが判断されると、表示駆動部254の駆動を制御して透明ディスプレイパネル210の透明度または明るさを調節する。

例えば、ショーケース周辺に人がいないと、透明ディスプレイパネル210の透明度を向上させることによって貯蔵室120に陳列されている食品がよりよく見えるようにし、または透明ディスプレイパネル210の明るさを向上させることによって透明ディスプレイパネル210に表示される映像がより明確に見えるようにする。また、ショーケース周辺に人がいない時には明るさを暗くすることで電力節減を図ることもできる。

また、制御部253は、ショーケース周辺に人が近づいたと判断されると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が変更されるように制御してもよい。例えば、透明ディスプレイパネル210上に動きのない映像のみを出力している中に、人が近づいたと判断されると、動きのある動画へと映像表示を変更することで人の視線を引く。

ドア開閉検出部と制御部間の制御構成を説明する。ここで、ドア開閉検出部は、ドアの開放及び閉鎖を検出するもので、温度センサー、赤外線センサー、超音波センサー、ホールセンサー、マイクロスイッチなど、ドアの開閉を確認できるセンサーであればいずれも適用可能である。

制御部253は、ドア200が開くと、ドア閉鎖時の映像が反転して表示されるように表示駆動部254の駆動を制御し、且つドア200の開放時間をカウントし、カウントされたドアの開放時間が基準時間を越えると、冷気流出による食品の新鮮度低下を知らせる語句、ドア200を閉じるように指示する語句の映像などが表示されるように表示駆動部254の駆動を制御する。制御部253は、現在表示されている映像情報に基づいて、現在表示されている映像に語句が存在するか否か判断し、語句が存在しないと、映像を反転させる制御を行わなくても良い。

この時、保存部256は、モード別映像情報及び各映像の反転映像情報を保存し、食品の新鮮度を維持するために貯蔵室の冷気を效率的に管理するためのドア200開放の基準時間を保存し、ドア開放時間の超過によるドア閉鎖を指示する語句などを含む映像情報を保存する。

図10に示すように、使用者や消費者は、ショーケースのドア200閉鎖時にドアの外側面から語句映像「B」を正確に見ることができ、また、ドア200開放時にドア200に表示された語句が反転し、ドアの内側面からも語句映像「B」を正確に見ることができる。

温度センサーを用いたドア開閉検出及び透明ディスプレイパネルの表示制御例を説明する。温度センサーは、貯蔵室120の庫内温度を検出し、検出された温度を制御部253に伝送する。このとき、制御部253は貯蔵室120の庫内温度をモニタリングし、貯蔵室120の庫内温度の変化率を算出し、貯蔵室120の庫内温度の変化率が基準変化率を超えるとドア200の開放と判断し、ドア開放と判断された時、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が反転するように制御してもよい。制御部253は、貯蔵室120の庫内温度の変化に基づいてドア開放時間を予測してもよい。温度の変化は、ドアが開放状態に維持されると貯蔵室120の庫内温度が基準温度のまま維持され、ドアが開放状態から閉鎖状態に変わると、貯蔵室の冷気と外部空気との熱交換が行われず、基準温度帯よりも低い温度に下降する。

ここで、基準温度帯とは、ドア開放時の貯蔵室内の平均温度帯のことを指す。制御部253は、ドア開放時間と基準時間とを比較し、ドア開放時間が基準時間を超えると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が変更されるように制御してもよい。

例えば、透明ディスプレイパネル210は、ドア閉鎖を指示する映像をディスプレイし、スピーカーはドア閉鎖を知らせるサウンドを出力する。

赤外線センサーを用いたドア開閉検出及び透明ディスプレイパネルの表示制御例を説明する。赤外線センサーは、本体110に設けられた発光部、及びドア200に設けられた受光部を有する。この赤外線センサーは、ドア開放時に制御部253の命令に対応して発光部を駆動し、発光部から発された光を受光部で検出して制御部253に伝送する。なお、ドア閉鎖時には発光部が駆動されず、光が検出されない。

ここで、受光部で検出される光量は、ドア200の開放によりドア200と本体110との距離が遠くなるほど減少し、ドア200の閉鎖によりドア200と本体110との距離が短くなるほど増加する。すなわち、光量に基づいてドア開放角度を予測でき、光量検出時間に基づいてドア開放時間を予測できる。

制御部253は、赤外線センサーで検出された光量に基づいてドアの開放角度を判断し、ドアの開放角度が基準角度を超えたか否か判断し、ドアの開放角度が基準角度を超えると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が反転するように制御する。また、制御部253は、光検出時間に基づいてドア開放時間をカウントし、カウントされたドア開放時間が基準時間を超えると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が変更されるように制御する。この時に変更された映像は、ドア閉鎖を指示する映像である。

超音波センサーを用いたドア開閉検出及び透明ディスプレイパネルの表示制御例を説明する。超音波センサーは、本体110に設けられた発振部、及びドア200に設けられた受信部を有する。この超音波センサーは、ドア開放時に制御部253の命令に対応して発振部を駆動し、発振部で発振された超音波を受信部で検出して制御部253に伝送する。なお、ドア閉鎖時には、発振部が駆動されず、超音波が検出されない。

ここで、受信部で検出された超音波の到達時間は、ドア200開放によりドア200と本体110との距離が遠くなるほど増加し、ドア200閉鎖によりドア200と本体110との距離が短くなるほど減少する。すなわち、超音波到達時間に基づいてドアの開放角度を予測でき、超音波検出の有無に基づいてドア開放時間を予測できる。

制御部253は、超音波発振時間と検出時間とを比較して超音波到達時間を算出し、算出された超音波到達時間に基づいてドアの開放角度を判断し、判断されたドアの開放角度が基準角度を超えたか否か判断し、ドアの開放角度が基準角度を超えると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が反転するように制御する。また、制御部253は、超音波検出の有無に基づいてドア開放時間をカウントし、カウントされたドア開放時間が基準時間を超えると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が変更されるように制御する。この時変更された映像は、ドア閉鎖を指示する映像である。

ホールセンサーを用いたドア開閉検出及び透明ディスプレイパネルの表示制御例を説明する。ホールセンサー191は、磁場の強度によって発生した電圧を検出するセンサーで、ヒンジ230の周辺に対応する位置の本体110に設けられ、ドア開放時に制御部253から駆動命令が伝送されると、ヒンジ230の突起231乃至235によって発生する電圧を検出して制御部253に伝送する。

図11の(a)に示すように、ヒンジ230は、磁気を有する複数個の突起230a乃至230eを有する。これら複数の突起231乃至235は、それぞれサイズが異なっている。ドア開放時に、ドアのフレームに固定されたヒンジ230がドアと共に回転すると同時に、ヒンジに固定された突起も回転する。すなわち、ドア200の回転によって、ホールセンサー191に隣接する突起が変わるが、各突起とホールセンサー191間の距離がそれぞれ異なっているため、ホールセンサーには突起別に異なった電圧が検出される。この時、ホールセンサーは、突起から発生した磁場の強度に比例する電圧を検出して制御部253に伝送する。

図11の(a)に示すように、ドア200が時計回り方向に回転するように設けられ、ヒンジ230の複数の突起231乃至235のサイズが時計回り方向に行くほど小さくなっていると、ドア200の開放角度が大きくなるほど、本体110に取りけられたホールセンサー191と対面する突起のサイズが次第に大きくなり、ホールセンサー191と突起間の距離が短くなる。そのため、磁場の強度が大きくなり、電圧も増加する。

ここで、図11の(b)は、ドア閉鎖時にホールセンサー191と突起231間の距離d1を例示する図であり、図11の(c)は、ドアの135°開放時にホールセンサー191と突起233間の距離d2を例示する図である。すなわち、ドア開放時にホールセンサーと突起間の距離が短くなることがわかる。

制御部253は、突起別電圧があらかじめ保存されており、ホールセンサー191で検出された電圧に対応するドアの開放角度を判断し、検出された電圧に基づいてドア開放時間を予測する。制御部253は、ドアの開放角度と基準角度とを比較し、ドアの開放角度が基準角度を超えると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が反転するように制御する。

また、制御部253は、検出された電圧に基づいてドアの閉鎖を判断し、ドアの閉鎖と判断されると、ホールセンサー191の駆動が停止するように制御し、ドア開放時にドア開放時間をカウントし、カウントされたドア開放時間が基準時間を超えると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が変更されるように制御する。この時、変更された映像はドア閉鎖を指示する映像である。

マイクロスイッチは、ドア閉鎖時にオンになり、ドア開放時にオフになる。すなわち、制御部253は、マイクロスイッチからオフ信号が伝送されると、ドア開放と判断し、マイクロスイッチのオフ時間をカウントしてドア開放時間を予測する。制御部253は、ドア開放時に、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が反転するように制御し、ドア開放時間と基準時間とを比較し、ドア開放時間が基準時間を超えると、ドア閉鎖を指示する映像が出力されるように制御する。

図12は、さらに他の実施例に係るディスプレイシステムに設けられたディスプレイモジュールの透明ディスプレイパネルの構造を示す図であり、他の実施例に係るショーケースは、一実施例のショーケースとは違い、透明タッチディスプレイパネルを備える。

透明タッチディスプレイパネルは、透明ディスプレイパネルとタッチパネルとを組み合わせたもので、透明タッチディスプレイパネルは、光源、導光板211、第1の偏光板212、液晶パネル213、第2の偏光板214、第1のシート215、第2のシート216、タッチパネル217、発光素子アレイ及び受光素子アレイ218を有する。

他の実施例に係るショーケースにおいて、透明タッチディスプレイパネルと駆動モジュール以外の構成要素は一実施例におけると同一であり、その説明は省略する。

図12に示す透明タッチディスプレイパネル210において、光源、導光板211、第1の偏光板212、液晶パネル213、第2の偏光板214は、図7に示した通りであり、その説明を省略する。

第1のシート215は、透明タッチディスプレイパネル210の両面のうち、貯蔵室120と隣接する面、すなわち、導光板211の一側に設けられた断熱シートであり、透明タッチディスプレイパネル210の駆動時に発生する熱により貯蔵室120内の温度が上昇することを防止する。

第2のシート216は、透明タッチディスプレイパネル210の両面のうち、外部に露出される面、すなわち、タッチパネル217の一側に設けられる無反射コーティングフィルムであり、光が反射されることを防止することによって、ショーケースの側面からもまたは明るい日にも、貯蔵室120の内部、透明タッチディスプレイパネル210の映像などがよく見えるようにする。

タッチパネル217は、抵抗膜方式、静電容量方式、超音波方式、赤外線方式のいずれかの方式とすればよい。本実施例では赤外線方式を挙げて説明する。タッチパネル217は、透明パネルからなり、液晶パネルに表示される映像を透過させる。これにより、人はタッチパネル217を通して液晶パネルに表示された映像を見ることができる。タッチパネル217はフレキシブル(Flexible)パネルで形成され、人の指またはペンのような入力手段が接触すると、人の指またはペンのような入力手段により圧力が加えられて押される。

このタッチパネル217は直方体状になっており、タッチパネルの各側面には発光素子アレイ及び受光素子アレイ218がそれぞれ取り付けられている。

ここで、一つの発光素子アレイはX軸方向に配置され、他の発光素子アレイはY軸方向に配置され、一つの受光素子アレイはX軸方向に配置され、他の受光素子アレイはY軸方向に配置される。発光素子アレイは、複数の発光素子からなり、タッチ駆動部257の光駆動部の命令に対応して発光し、受光素子アレイは、複数の受光素子からなり、光受信信号をタッチ駆動部257の位置検出部に伝送する。

タッチパネル217のいずれか一点に人の指やペンのような入力手段が接触すると、タッチパネル217を通過する発光素子アレイの光のうち、少なくとも一つの発光素子の光が遮蔽され、この時、当該発光素子と対応する位置に設けられた受光素子は光を検出できなくなる。すなわち、光を検出した受光素子は、光検出信号をタッチ駆動部257の位置検出部に出力し、光を非検出した受光素子は、光非検出信号をタッチ駆動部257の位置検出部に出力する。このようなタッチパネル217は、マルチタッチも可能である。

図13は、さらに他の実施例に係るディスプレイシステムに設けられたディスプレイモジュールの制御構成図であり、第2の電源部251、通信部252、制御部253、表示駆動部254、サウンド駆動部255、保存部256、タッチ駆動部257、入力部260、認識部270、認識部270を有する。

ここで、第2の電源部251、通信部252、制御部253、表示駆動部254、サウンド駆動部255、保存部256、タッチ駆動部257は、一つの駆動モジュールに設けられてもよい。

入力部260、認識部270、検出部280を駆動モジュール250に共に配置することもでき、入力部260、認識部270、検出部280をフレームに配置した後、駆動モジュール250の制御部253と電気的に接続することもできる。

第2の電源部251は、本体110の第1の電源部145と第1のケーブルC1で接続されており、第1の電源部145から電力が供給され、供給された電力を各構成部の駆動に必要な駆動電力に変換し、変換された電力を通信部252、制御部253、表示駆動部254、サウンド駆動部255、保存部256、タッチ駆動部257、入力部260、認識部270及び検出部280にそれぞれ供給する。この第2の電源部251は、AC/DC変換及びDC/DC変換を行う。

通信部252は、サーバー及びスマートフォンのような端末機と通信を行い、サーバー及び端末機のいずれか一方から伝送された映像データ及びサウンドデータのうち少なくとも一つのデータを受信し、受信した少なくとも一つのデータを制御部253に伝送する。この通信部252は有線通信及び無線通信のうち少なくとも一つの通信を行う。なお、サーバーは通信部252と有線通信及び無線通信のうち少なくとも一つの通信を行い、端末機は通信部252とWiFi、ブルートゥースのような無線通信を行う。

制御部253は、通信部252から受信したデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を表示駆動部254に出力する。この時、制御部253は、あらかじめ設定されたフォーマットでデータを受信し、受信したフォーマットをデコーディングする。また、制御部253は、保存部256に保存されたデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を表示駆動部254に出力する。制御部253は、タッチ駆動部257の位置検出部から検出されたタッチ点の位置に基づいて表示駆動部254の駆動を制御する。

この制御部253は、位置検出部から伝送されたマルチタッチ点の位置情報に基づいて表示駆動部254の駆動を制御してもよい。具体的に、制御部253は、タッチ点の位置情報が伝送されると、現在表示されている映像情報を確認し、確認された映像に含まれたボタンのうち、タッチ点の位置に存在するボタンを確認し、確認されたボタンに対応する下位映像が表示され、確認されたボタンに対応する機能が実行されるように制御する。

例えば、透明タッチディスプレイパネル210に「詳しく見る」(図示せず)、「モード変更」のボタンを有する広告映像がディスプレイされ、消費者によりタッチされたタッチ点の位置が「詳しく見る」ボタンの位置であると、「詳しく見る」ボタンに対応する映像情報が表示されるように制御する。

この時、透明タッチディスプレイパネルは、広告対象物の情報映像を、現在表示されている広告映像と共に表示したり、または、現在表示されている映像を広告対象物情報映像に変換して表示する。

ここで、広告対象物の情報は、広告対象物の価格、広告対象物を販売する売り場の位置、広告対象物の割引情報、原産地情報などを含むことができる。

制御部253は、透明タッチディスプレイパネルに表示される映像の種類にかかわらず、メニューボタン、モード変更ボタン、アップデートボタンなどが基本的に表示されるように制御する。

なお、制御部253は、透明タッチディスプレイパネルにメニューボタン、モード変更ボタン、アップデートボタンなどが非表示されるように制御するが、使用者により任意位置がタッチされるとメニューボタン、モード変更ボタン、アップデートボタンなどが表示されるようにしてもよい。制御部253は、メニューボタン、モード変更ボタン、アップデートボタンなどのように基本的に表示される基本ボタンが、主映像の位置と異なる位置に表示されるように制御することによって、主映像と重ならないようにする。

制御部253は、メニューボタンがタッチされると、メニューの下位ボタンが表示されるように制御し、アップデートボタンがタッチされると、端末機と通信するように制御し、現在保存部256に保存されたデータをアップデートし、モード変更ボタンがタッチされると、現在モードを他のモードに変更する。例えば、現在モードが広告映像表示モードであると、品目情報映像表示モードに変更する。

スーパーなどの場所に設置されるショーケースは、透明タッチディスプレイパネルに表示される基本ボタンとして、イベント案内ボタン、割引クーポンボタン、案内図ボタンをさらに含むことができる。

この場合、制御部253は、イベント案内ボタンがタッチされると、イベント案内映像を表示させ、割引クーポンボタンがタッチされると、割引クーポン映像を表示させ、案内図ボタンがタッチされると、ショーケース周辺の案内図映像を表示させる。なお、割引クーポン映像が表示された場合に、消費者は自身の消費者端末機を用いて割引クーポンの映像を取得し、当該品目購入時に販売員に、端末機に保存された当該クーポンを提示することによって、当該品目の割引を受けることができる。

表示駆動部254及びサウンド駆動部255は、他の実施例の構成と同一であるため説明を省略する。保存部256は、モード別映像情報及び各映像の反転映像情報を保存し、複数の映像情報に含まれた各種ボタンの機能をそれぞれ保存し、映像情報別各種ボタンの位置を保存し、受光素子アレイにおける各受光素子の位置を保存する。

保存部256は、メニューボタン、モード変更ボタン、アップデートボタン、イベント案内ボタン、割引クーポンボタン、案内図ボタンなどの位置情報を保存し、各ボタンの下位映像を保存する。保存部256は、サーバー及び端末機のいずれか一方から伝送されたデータを保存する。このとき、データは圧縮ファイル形態で保存されてもよい。保存部256は、消費者別の名前及びIDに対応する消費者情報を保存する。ここで消費者情報は、購買日、品目別購買量、購買内訳、消費パターンなどのカスタマイズ情報、ID、消費者端末機情報、消費者身上情報などを含み、カスタマイズ情報は端末機から伝送されたものである。

保存部256は、貯蔵室120に保管された食品の情報を保存する。ここで、食品の情報としては、製造日、賞味期限、原産地、カロリー、営養素、メーカー、広告映像などの情報を含む。

制御部253は、入力部260、認識部270及び検出部280のいずれか一方から入力された信号に基づいて、表示駆動部254及びサウンド駆動部255の駆動を制御する。タッチ駆動部257は、光駆動部及び位置検出部を有する。

光駆動部は、制御部253の命令に対応して発光素子アレイを発光させる。位置検出部は、光検出信号を伝送した受光素子を1と認識し、光非検出信号を伝送した受光素子を0と認識し、0と認識された受光素子の位置を確認してタッチ点の位置を検出し、検出されたタッチ点の位置を制御部253に伝送する。

位置検出部は、マルチタッチ点の位置を検出することもできる。すなわち、位置検出部は、複数の点タッチ時にマルチタッチ点の位置を検出し、検出されたマルチ点の位置を制御部253に伝送する。

さらに、制御部253は、管理者端末機から伝送された駆動命令に基づいて透明タッチディスプレイパネルの駆動を制御してもよい。ここで、制御部253と検出部280間の制御構成は、他の実施例と同一であるため説明を省略する。

まず、制御部253と入力部260間の制御構成を説明する。入力部260は、電源をオン/オフするための電源モードボタン(図示せず)などを有する。入力部260は、使用者により入力されたボタンの信号を制御部253に伝送する。制御部253は、電源モードボタンの入力信号に対応して透明ディスプレイパネルへの電力の供給を制御する。次に、制御部253と認識部270間の制御構成を説明する。ここで、認識部270は、タグ認識部及びコード認識部のうち少なくとも一つの認識部を有する。

まず、タグ認識部は、無線周波数を用いてRFID(Radio Frequency Identification)タグに保存されたデータを認識するRFID認識部であり、消費者の電源カードなどに付着されたタグ(図示せず)内のデータを読み取り、読み取ったデータを制御部253に伝送する。

コード認識部は、バーコードまたはQRコード(Quick Response code)認識部であり、食品に付いたコードをスキャンし、スキャンしたデータを制御部253に伝送する。

制御部253は、タグ認識部から伝送されたタグのデータに基づいて消費者の名前及びIDを確認し、消費者のカスタマイズ情報が表示されるように表示駆動部254の駆動を制御する。具体的に、制御部253は、タグ内の消費者の名前とIDを確認し、消費者の名前またはニックネームに加えて歓迎挨拶などの映像などが透明ディスプレイパネルに表示されるように制御し、且つ表示駆動部254の駆動を制御して、カスタマイズ情報を表示するか否かを問う質疑語句、及び「はい」、「いいえ」ボタンが表示する。

制御部253は、消費者によりタッチされたタッチ点の位置を確認し、タッチ点の位置が「はい」ボタンであるとカスタマイズ情報を表示し、「いいえ」ボタンであると、カスタマイズ情報を非表示し、質疑語句を表示してから一定時間内にタッチ点が非認識されると、当該作業を終了する。また、制御部253は、消費者端末機と通信を行って消費者の名前及びIDを獲得し、獲得された消費者の名前及びIDに基づいて表示駆動部254の駆動を制御してもよい。

コード認識部は、食品に付いたバーコードまたはQRコードを認識し、認識されたデータを制御部253に伝送する。この時、制御部253は、コードのスキャンデータに基づいて当該食品の情報を確認し、確認された食品の情報が保存部256に保存されているか否か確認し、当該食品の情報が保存部256に保存されていないと、該食品の情報を保存部256に伝送することによって、食品の情報を保存部256に保存させる。制御部253は、当該食品の情報が保存部256に保存されていると、表示駆動部を制御して、該食品の情報をアップデートするか否かを問う質疑語句、及び「はい」、「いいえ」ボタンを表示する。

制御部253は、管理者によりタッチされたタッチ点の位置を確認し、このタッチ点の位置が「はい」ボタンであると、保存部256に保存された当該食品の情報をアップデートし、「いいえ」ボタンであると、保存部256に保存された当該食品の情報を維持させ、質疑語句を表示してから一定時間内にタッチ点が非認識されると、保存部256に保存された当該食品の情報をアップデートする。

このように、ショーケースに食品がさらに陳列される場合に、コード認識部を用いて追加陳列される食品に関する情報をアップデートすることで、ショーケースに陳列される食品に関する情報を落とすことなく管理することができる。

また、制御部253は、食品のスキャンデータに基づいて、当該食品に対応する広告映像が保存部256に保存されているか否か確認し、保存部256に当該食品に対する広告映像が保存されていると、該食品に対する広告映像がディスプレイされるように制御してもよい。また、制御部253は、食品のスキャンデータに当該食品に関する映像情報が存在するか否か判断し、スキャンデータに当該食品に関する映像情報が存在すると、この映像情報を当該食品に対する広告映像として表示することもできる。なお、制御部253は、人体検出信号が伝送されると、タッチパネルの発光素子アレイ及び受光素子アレイに駆動電力を供給するように制御してもよい。

図14は、さらに他の実施例に係るディスプレイシステムの例示図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムは、複数個のボディーと、複数個のボディーにそれぞれ装着されたディスプレイモジュールと、を有する。ここで、複数個のディスプレイモジュール200a乃至200hは、複数のグループA、Bに分けられ、各グループA、Bは、複数のディスプレイモジュールからなる。

ここで、Aグループはディスプレイモジュール200a乃至200d、Bグループはディスプレイモジュール200e乃至200hからなっている。この複数個のディスプレイモジュールは、サーバー及び端末機のいずれか一方から命令を受信し、受信した命令に基づいて、グループ別にマルチディスプレイを行ってもよく、または、一部はマルチディスプレイ、残りはシングルディスプレイを行ってもよい。

このように、複数のディスプレイモジュールを用いてマルチディスプレイを行うことによって一つの大型ディスプレイとすることもできる。また、複数のショーケースに装着されたディスプレイモジュールは、動画でマルチディスプレイを行ってもよい。

なお、全てのディスプレイモジュールがシングルディスプレイを行ってもよい。これについてより詳しく説明する。

サーバーは、入力部、制御部、表示部、保存部、通信部を有する。このサーバーはコンピュータ装置でよい。入力部を介して、複数グループのうちいずれかのグループが選択され、且つ一つのグループに含まれた複数のショーケースのうち少なくとも一つのショーケースに設けられたディスプレイモジュールが選択される。

すなわち、単独ディスプレイの場合、一つのディスプレイモジュールが選択され、マルチディスプレイの場合には、マルチディスプレイのための少なくとも2つのディスプレイモジュールが選択される。

入力部を介して使用者はディスプレイのための映像を選択する。また、入力部を介して使用者は、映像別にディスプレイ開始時刻、ディスプレイ終了時刻、ディスプレイ実行時間などのディスプレイの条件情報を選択する。この入力部はキーボード及びマウスのような入力装置とすればよい。

制御部は、使用者から入力されたデータ及び外部から伝送されたデータのうち少なくとも一つのデータを保存し、少なくとも一つのディスプレイモジュールへの伝送に当たって、伝送するデータを信号処理し、信号処理されたデータを分配して複数のディスプレイモジュールにそれぞれ伝送する。制御部は、複数のディスプレイモジュールへのデータ伝送時に、複数のディスプレイモジュールにいずれも同じデータを伝送することによって複数のディスプレイモジュールに同じ映像が表示されるようにしてもよく、異なったデータを伝送することによって複数のディスプレイモジュールに異なった映像が表示されるようにしてもよい。

また、制御部は、複数のディスプレイモジュールのうち一部のディスプレイモジュールに同じデータを伝送し、残り一部のディスプレイモジュールに異なったデータを伝送してもよい。また、制御部は、複数のディスプレイモジュールを用いてマルチディスプレイするように制御してもよい。制御部は、ショーケースの単独ディスプレイ命令が入力されると、該当のディスプレイモジュールに単独ディスプレイ命令を伝送する。この時、制御部は、使用者により選択された映像情報を該当のディスプレイモジュールに伝送する。ここで、映像情報には、ディスプレイされる映像、及びディスプレイ開始時刻、ディスプレイ終了時刻、ディスプレイ実行時間などのディスプレイ条件情報などが含まれる。

制御部は、複数のショーケースに設けられたディスプレイモジュールのマルチディスプレイ命令が入力されると、複数のディスプレイモジュールにマルチディスプレイ命令を伝送する。ここで、映像情報には、分割された映像、及びディスプレイ開始時刻、ディスプレイ終了時刻、ディスプレイ実行時間などのディスプレイ条件情報などが含まれる。

具体的に、制御部は、使用者により選択された映像を複数のディスプレイモジュールの数に対応して分割し、分割された映像の順序と複数のディスプレイモジュールの配置順序を考慮して、分割された映像を複数のショーケースにそれぞれ伝送する。

例えば、マルチディスプレイを行うディスプレイモジュールがAグループの200bディスプレイモジュール、200cディスプレイモジュールであり、「13」という映像をマルチディスプレイする場合に、左側に配置された200bディスプレイモジュールは「1」の映像をディスプレイし、右側に配置された200cディスプレイモジュールは「3」の映像をディスプレイすることで、200bディスプレイモジュールと200cディスプレイモジュールを用いて「13」をマルチディスプレイすることができる。

表示部は、複数の領域にそれぞれ配置されたグループ別ディスプレイモジュールを表示し、グループ別ディスプレイモジュールの配置情報を表示し、ディスプレイを行うディスプレイモジュールを、ディスプレイを行わないディスプレイモジュールと区別して表示する。

また、表示部は、単独またはマルチディスプレイ時にショーケースにディスプレイされる映像をシミュレーションする。保存部は、領域別ディスプレイモジュール情報と、ディスプレイモジュール別グループ情報などを保存し、且つ各種映像情報を保存する。

通信部は、複数のショーケースと有無線通信を行い、制御部の命令に対応して各種情報や駆動命令をショーケースに伝送する。

図15は、マルチディスプレイの例示図であり、Aグループに含まれた4個のディスプレイモジュール200a,200b,200c,200dを用いて広告映像をマルチディスプレイしている。

ここで、マルチディスプレイを行うショーケースはドア開放時に映像の反転を行わない。このように、透明ディスプレイパネルが互いに隣接している複数のディスプレイモジュールを用いてマルチディスプレイを行うことで、空間の見栄えをよくすることができ、且つ消費者の視線を引いて広告効果を高めることができる。

図16は、さらに他の実施例に係るディスプレイシステムの斜視図である。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムのボディーであるショーケースは、本体110、貯蔵室120、棚130、機械室140、冷気生成室150を備えている。ここで、機械室、冷気生成室以外の構成は一実施例と同一であり、その説明を省略する。

本体110は、ショーケースの外観を形成するもので、本体110の内部には貯蔵室120が形成されており、前面には開口113が形成されており、後面には機械室140及び冷気生成室150が設けられている。なお、本体110の後面には機械室を開閉するカバー146が取り付けられている。ここで、機械室及び冷気生成室がいずれも本体110の後面に設けられており、本体110の前面にはより広い面積の開口113が形成される。

ディスプレイモジュールであるドア200は、本体110の前面開口113サイズに対応するサイズを有し、開き戸の形態で本体110の前面開口113に装着され、貯蔵室120を外部と遮断することによって、貯蔵室120中の冷気の流出を防止する。

このように、ショーケースの前面全体にドア200を形成してもよく、一実施例のように、ショーケースの前面の一部分にドアを形成してもよい。ここで、前面全体とは、本体をなす外観構造物を除外した面積のことを指す。

また、透明ディスプレイパネルは、フレーム220の枠内の全体に装着されてもよく、枠内の一部分に装着されてもよい。図17に示すように、透明ディスプレイパネル210がフレーム220の一部分に装着される場合には、ドア200に設けられる透明ディスプレイパネル210をフレーム220の内縁の一部分に装着し、透明ガラスや透明プラスチックなどのような透明部材290を残り部分に装着することによって、透明ディスプレイパネル210のサイズを減らし、ショーケースの製造コストを低減すると共に、透明ディスプレイパネル210を用いて広告効果も維持することができる。

図18及び図19は、さらに他の実施例に係るディスプレイシステムの斜視図であり、ディスプレイシステムは、ボディーであるショーケース、及びディスプレイモジュールであるドアを複数個備えている。

さらに他の実施例に係るディスプレイシステムのボディーであるショーケースは、本体110、貯蔵室120、棚130、機械室140、冷気生成室150を備えている。ここで、貯蔵室、機械室、冷気生成室の内部構成は一実施例と同一であり、その説明を省略する。

本体110は、ショーケースの外観を形成するもので、本体110の内部には貯蔵室120が形成されており、前面には開口113が形成されており、後面には機械室140及び冷気生成室150が設けられている。本体110の前面上下にはレール114,115が設けられており、本体110の後面には機械室140を開閉するカバー146が取り付けられている。

なお、本体110は、ショーケースの冷凍サイクルを制御する制御ボード116をさらに備えている。この制御ボード116は、ドア200−1,200−2の駆動モジュール250内の第2の電源部の充電状態を判断し、第2の電源部の充電状態が満タンになっていると、第2の電源部の充電を停止するように制御してもよい。

本体110には、ドア200−1,200−2の駆動モジュール250内の第2の電源部に電力を供給するための第1の充電端子251aが設けられている。

ディスプレイモジュールであるドア200は2個のドアからなっており、2個のドア200−1,200−2は、引き戸の形態で本体110に設置されて貯蔵室120を開閉する。

2個のドア200−1,200−2は、本体110の前面開口113においてレール114,115にそれぞれ取り付けられ、レール114,115に沿ってそれぞれ左右にスライディングする。

すなわち、2個のドア200−1,200−2は、貯蔵室120を外部と遮断することによって貯蔵室120中の冷気の流出を防止する。このドアを2つ以上にしてもよい。各ドア200−1,200−2は、透明ディスプレイパネル210−1,210−2と、透明ディスプレイパネル210−1,210−2を固定するフレーム220−1,220−2と、を備える。ここで、フレーム220−1,220−2は各ドアの縁となる。

各フレーム220−1,220−2内には、各構成部に駆動電力を供給し、透明ディスプレイパネルの映像表示を制御する駆動モジュール250が設けられている。

ここで、駆動モジュール250に設けられた第2の電源部は充電可能な充電型の電源部であり、バッテリーを有する。このバッテリーは、本体110に設けられた第1の充電端子251aと接して本体110の第1の電源部145から電力を受ける第2の充電端子251bを有する。

すなわち、駆動モジュール250内の第2の電源部は、ドア閉鎖時に、本体110に設けられた第1の充電端子251aと接触して第1の電源部145から電力を受けて充電しながら、第1の電源部145の電力をディスプレイモジュールの各構成部に必要な駆動電力に変換して各構成部に供給する。

そして、駆動モジュール250内の第2の電源部のバッテリーは、ドア開放時に、本体110の第1の充電端子251aから離れて充電が停止し、内部に充電された電力をディスプレイモジュールの各構成部に必要な駆動電力に変換して各構成部に供給する。

また、フレーム220−1内のケーブルを用いて本体110の第1の電源部145から電力を受けてもよい。

駆動モジュール250内の制御部は、第2の電源部から駆動電力を受け、保存部に保存された映像情報、または通信部を介して受信した映像情報に基づいて、透明ディスプレイパネル210の駆動を制御する。駆動モジュール250内の制御部は、透明ディスプレイパネル210−1,210−2によりマルチディスプレイまたはシングルディスプレイされるように制御することができる。なお、ディスプレイシステムはドア開閉検出部192,193をさらに備えている。2個のドアのうち、ドア200−1を挙げて具体的に説明する。

本体110とフレーム220−1はドア開閉検出部192,193をそれぞれ備えており、本体110の制御ボード116はドア開閉検出部192の駆動を制御する。ここで、ドア開閉検出部としては、温度センサー、赤外線センサー、超音波センサー、ホールセンサー、マイクロスイッチのいずれかを用いればよい。これに限定されず、ドア開閉検出が可能なものであれば、いずれのセンサーも使用可能である。

赤外線センサーを用いてドアの開閉を検出する例を説明する。赤外線センサーは、本体110に設けられた発光部192と、ドア200に設けられた受光部193を有する。この赤外線センサーは、本体の制御ボード116の命令に対応して発光部192を駆動し、発光部192から発された光を受光部193で検出して制御部253に伝送する。

ここで、受光部193で検出された光量は、ドア200開放によりドア200と本体110との距離が遠くなるほど減少し、ドア200閉鎖によりドア200と本体110との距離が短くなるほど増加する。すなわち、光量に基づいてドアの開放度を予測でき、光量検出時間に基づいてドア開放時間を予測できる。

駆動モジュール250内の制御部は、赤外線センサーの受光部193で検出された光量に基づいてドアの開放度を判断し、ドアの開放度が基準開放度を超えるか否か判断し、ドアの開放度が基準開放度を超えると、透明ディスプレイパネル210に、冷気漏れ量が多いからドアを閉じる旨の案内メッセージが表示されるように制御する。

また、駆動モジュール250内の制御部は、光検出時間に基づいてドア開放時間をカウントし、カウントされたドア開放時間が基準時間を超えると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が変更されるように制御する。この時に変更された映像はドア閉鎖を指示する映像である。

ホールセンサーを用いてドア開閉を検出する例を説明する。

異なった長さの突起を本体110に形成し、これらの突起と対面するドアの位置にホールセンサーを取り付けることで、ドアのスライディングに従って、ホールセンサーと対面する突起が変わるようにする。すなわち、ホールセンサーは、ドアのスライディング時に対面している突起の磁場の強度を検出し、これに対応する電圧に変換して制御部253に伝送する。

このとき、駆動モジュール250内の制御部は、ホールセンサーで検出された電圧に基づいてドア開放を判断し、ドア開放時間をカウントし、カウントされたドア開放時間が基準時間を超えると、透明ディスプレイパネル210に表示される映像が変更されるように制御する。この時に変更された映像は、ドア閉鎖を指示する映像である。

また、駆動モジュール250内の制御部は、ホールセンサーで検出された電圧に基づいてドア開放度を予測し、ドアの開放度に対応する冷気の漏れ量を予測し、予測された冷気漏れ量が貯蔵室内の食品の新鮮度に及ぶ影響を表示してもよい。また、冷気漏れによる電力消費結果を表示してもよい。

マイクロスイッチ(図示せず)を用いてドア開閉を検出する例を説明する。マイクロスイッチは、ドア閉鎖時にオンになり、ドア開放時にオフになる。

すなわち、駆動モジュール250内の制御部は、マイクロスイッチからオフ信号が伝送されると、ドア開放と判断し、マイクロスイッチのオフ時間をカウントしてドア開放時間を予測する。駆動モジュール250内の制御部は、ドア開放時間と基準時間とを比較し、ドア開放時間が基準時間を超えると、ドア閉鎖を指示する映像が出力されるように制御する。

図20乃至図34は、他の実施例に係るディスプレイモジュールの例示図である。

ここで、ディスプレイモジュールは、室内外の構造物に設置され、室内外の環境を見栄え良く飾りながら人に種々の情報を提供する装置で、テレビジョン、バスシェルター、案内駆動モジュール、ショーウィンドウ、窓、壁飾り(mural decoration)、床マットなどに適用可能である。

図20は、さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、テレビジョンの正面斜視図であり、図21は、その背面斜視図であり、図22は、その制御構成図である。

テレビジョン300は、家庭や公共場所に据え付けられ、放送局から送られるアナログの放送信号を受信し、該放送信号をデジタル信号に変換して映像及びサウンドで再生する映像機器のことを指す。ここで、テレビジョンは、壁掛けタイプ、天井吊りタイプ、スタンドタイプなどにすればよい。テレビジョンは両方向通信が可能である。このようなテレビジョン300は、インターネットを介してコンテンツサーバー(図示せず)にコンテンツを要請し、コンテンツサーバーから該当のコンテンツを受信し、受信したコンテンツを再生することによって種々のインターネットサービスを提供する。

すなわち、テレビジョンは、AOD(Audio On Demand)、VOD(Video On Demand)、マルチキャスト(Multicast)、ローカル音楽ファイル再生(Local Music File Play)及びリモコンを用いたインターネット検索(Browsing)、ホームショッピング、ホームバンキング、オンラインゲームなど、インターネットが提供する種々のコンテンツ及び付加サービスを提供し、また、一般公衆波放送やケーブル放送または衛星放送と違い、ユーザー所望の時間に所望の放送を提供する。

また、テレビジョンは、インターネットを介してテレビ通話に用いることもでき、放送やインターネットを使用しない時には、額縁やスケジュールディスプレイとして用いることもできる。

図20及び図21に示すように、ディスプレイモジュールであるテレビジョン300は、透明ディスプレイパネル310、フレーム320、遮断部材330、支持部材340、固定部材350を有する。本実施例は、スタンドタイプのテレビジョンを挙げて説明する。透明ディスプレイパネル310は、駆動モジュール360内の制御部の命令に対応して放送映像、コンテンツ映像、通話映像、写真映像のうち少なくとも一つの映像を表示する。

このような透明ディスプレイパネル310は、LCD(Liquid Crystal Display)及びOLED(Organic Light Emitting Diodes)のいずれかにすればよく、ここでは、LCDを挙げて説明する。

透明ディスプレイパネル310は、光源、第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板を有する。ここで、透明ディスプレイパネルを構成する光源、第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板の配置構成、透明度調節構成、映像表示構成は、図4と同一であるため説明を省略する。ここで、透明ディスプレイパネルは、透明タッチディスプレイパネルにしてもよい。透明タッチディスプレイパネルは、光源、第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板、タッチパネル、発光素子アレイ、受光素子アレイを有する。ここで、透明ディスプレイパネルを構成する光源、第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板、タッチパネル、発光素子アレイ、受光素子アレイの配置構成、透明度調節構成、映像表示構成は図12と同一であり、その説明を省略する。

なお、透明タッチディスプレイパネル310の両面に第1のシートと第2のシートが配置されてもよい。第1のシートは、透明タッチディスプレイパネル310の両面のうち背面に配置された断熱シートである。第2のシートは、透明タッチディスプレイパネル310の両面のうち、前面に配置された無反射コーティングフィルムであり、光反射を防止する。

フレーム320は、透明ディスプレイパネル310の一側面を固定及び支持する。すなわち、フレーム320には透明ディスプレイパネル310が嵌め付けられる。そのため、ディスプレイモジュールの透明ディスプレイパネル310の厚さD3はフレーム320の厚さD4よりも薄くなっている。そして、透明ディスプレイパネル310の表面積A3はフレーム220の表面積A4よりも広くなっている。

このようなフレーム320には、手動で電源をオン/オフするための電源ボタン321、リモコンの信号を受信するための信号検出部322、映像通話のためのカメラ323及びマイクロホン324、透明ディスプレイパネルの透明度を調節するための透明度調節ボタン325、及びサウンドを出力するスピーカー326が設けられている。また、フレーム320には、各構成部に電力を供給して透明ディスプレイパネル310の駆動を制御する駆動モジュール360がさらに設けられている。

遮断部材330は、透明ディスプレイパネル310の縁に設けられて、透明ディスプレイパネル310を構成する第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板を一体に固定し、透明ディスプレイパネル310内の光が外部に分散することを防止する。

支持部材340は、下面がテーブルに接し、側面がフレーム320の背面に接してボディーを支持する。このような支持部材340はフレーム320と一体に形成してもよい。

図21に示すように、支持部材340は、フレーム320と透明ディスプレイパネル310を一定角度で支持する。ここで、一定角度は、使用者が透明ディスプレイパネルの映像を見る時、透明ディスプレイパネル310の映像の画質が最上となる角度である。なお、支持部材340は、フレーム320と透明ディスプレイパネル310の支持角度を調節する角度調節部を備えていてもよい。支持部材340は端子部341を有する。この端子部341は種々のコンポーネント端子及びデジタル端子を有し、各端子は片方に集まっており、製品のデザインを害することを極力防止しながら、種々の機器と接続して使用できるようになっている。固定部材350はボディー110の背面に設けられて支持部材340を固定する。

図22は、テレビジョンの制御構成図であり、第2の電源部361、信号検出部362、入力部363、制御部364、保存部365、表示駆動部366、サウンド駆動部367、通信部368を有する。ここで、各構成部は一つの駆動モジュール360に備えるとよい。

第2の電源部361は、セットトップボックスや商用電源に接続されるケーブルに介装されたアダプターなどのような第1の電源部から電力を供給され、この電力を各構成部の駆動に必要な駆動電力に変換して各構成部に供給する。なお、第2の電源部361は、商用電源に接続して商用電源を直接供給され、該商用電源を各構成部の駆動に必要な駆動電力に変換して各構成部に供給してもよい。

信号検出部362は、リモコンから伝送された信号を検出して制御部364に伝送する。ここで、リモコンから伝送された信号としては、放送チャンネル信号、音量調節信号、モード選択信号、インターネット接続、テレビ通話及びスケジュール入力のための文字信号、額縁として用いる時に額縁デザイン選択信号、コンテンツ選択信号などを含む。

入力部363は、映像入力部及びサウンド入力部のうち少なくとも一つの入力部を備える。

映像入力部は、カメラにより撮像された映像信号を受信すると、該受信した映像信号を信号処理して制御部364に伝送し、サウンド入力部は、マイクロフォンにより集音されたサウンド信号を制御部364に伝送する。制御部364は、電源ボタン321から電源オフ信号が入力されると、表示駆動部の駆動を停止させることで透明ディスプレイパネルを透明状態にさせる。

制御部364は、透明度調節ボタン325から透明度選択信号が入力されると、表示駆動部の駆動を停止させることで、透明ディスプレイパネルの透明度が調節されるようにする。制御部364は、信号検出部362から伝送されたいずれか一つのモード選択信号に対応してカメラ323、マイクロホン324、スピーカー326、透明ディスプレイパネル310のうち少なくとも一つの駆動を制御する。

ここで、モードは、放送モード、インターネットモード、テレビ通話モード、額縁モード、スケジュールモード、暦モードを有する。これについてより詳しく説明する。

制御部364は、信号検出部362から放送モード選択信号が伝送されると、通信部368の駆動を制御して放送信号を受信し、表示駆動部366、サウンド駆動部367の駆動を制御することによって、透明ディスプレイパネルから映像を出力し、スピーカーからサウンドを出力する。制御部364は、信号検出部362からインターネットモード選択信号が伝送されると、通信部368の駆動を制御してインターネットに接続するようにし、インターネットが接続すると、表示駆動部366の駆動を制御して、透明ディスプレイパネル310にインターネット映像を表示し、信号検出部362から伝送された文字信号に基づいて文字に対応するサイトに接続する。

制御部364は、表示駆動部366を制御して、接続されたサイトに対応する映像を透明ディスプレイパネルにディスプレイし、且つサウンド駆動部367の駆動を制御して、スピーカーからサウンドを出力する。制御部364は、信号検出部362からテレビ通話モード選択信号が伝送されると、通信部368の駆動を制御してインターネットに接続し、信号検出部362から伝送された信号に基づいてテレビ通話対象者の端末機と通信接続するように制御し、カメラとマイクロフォンの駆動を制御して使用者の映像及び使用者の音声を獲得する。

制御部364は、テレビ通話モード時にカメラ323とマイクロホン324から使用者の映像及び音声信号が入力されると、通信部368の駆動を制御して、使用者の映像信号及び音声信号をインターネットを介して伝送することで相手の端末機に出力し、相手の映像信号及び音声信号が伝送されると、表示駆動部366を制御して相手の映像を透明ディスプレイパネルにディスプレイし、サウンド駆動部367の駆動を制御して相手の音声をスピーカーから出力する。

なお、制御部364は、相手の映像ディスプレイ時に、表示駆動部366を制御して使用者の映像を透明ディスプレイパネル310にディスプレイしてもよい。すなわち、テレビ通話時に、透明ディスプレイパネル310に使用者と相手の映像が共にディスプレイされてもよい。制御部364は、信号検出部362から額縁モード選択信号が伝送されると、透明ディスプレイパネル310の表示モードを額縁モードに切り替え、信号検出部362から額縁デザイン選択信号と写真選択信号が伝送されると、該額縁デザインと写真を表示することによって、テレビジョンを装飾品に用いてもよい。

なお、額縁デザイン選択時に、リモコンの方向キー信号に対応して、保存部365に保存された順に額縁デザインをディスプレイし、リモコンの確認キー信号に対応していずれか一つの額縁デザインを選択してもよく、保存部365に保存された額縁デザインを全て出力した後、リモコンの方向キー信号に対応していずれか一つを選択してもよい。写真選択時にも額縁デザイン選択時と同じ方法を用いる。

制御部364は、信号検出部362からスケジュールモード選択信号が伝送されると、透明ディスプレイパネル310の表示モードをスケジュールモードに切り替え、表示駆動部366の駆動を制御して、保存部365に保存されたスケジュールを透明ディスプレイパネル310に表示する。制御部364は、スケジュールモード時に、信号検出部362からスケジュール情報が入力されると、保存部365の駆動を制御して、入力されたスケジュール情報を保存部365に保存する。制御部365は、サウンド駆動部367の駆動を制御して、スケジュール情報をサウンドとして出力してもよい。このとき、スケジュール時間よりも一定時間の前にサウンドが出力されるようにする。制御部364は、信号検出部362から暦モード選択信号が伝送されると、今月の暦が出力されるようにする。このとき、暦デザインを選択してもよく、使用者の選択によって一年分の暦が表示されてもよく、今月の暦と翌月の暦が併せて表示されてもよい。

保存部365は、暦情報、暦デザイン情報、額縁デザイン情報、写真情報、電話番号情報、スケジュール情報を保存する。

表示駆動部366は、制御部364の命令に対応して透明ディスプレイパネル310の液晶セルを駆動させることで透明ディスプレイパネル310に映像を表示する。表示駆動部366は、制御部364の命令に対応して透明ディスプレイパネル310の液晶セルを駆動させることで透明ディスプレイパネル310の透明度を調節する。

サウンド駆動部367は、制御部364の命令に応じてサウンドをスピーカーから出力する。通信部368は、放送モード時に公衆波またはケーブルに接続して放送信号を受信し、インターネットモード時にインターネットに接続してインターネットと両方向通信を行う。通信部368は、使用者端末機と通信して使用者端末機から写真などの映像を受信してもよい。

図23に示すように、通信部368は、放送データを受信する放送信号受信部368a、無線通信を用いてデータを送受信する無線通信部368b、有線通信を用いてデータを送受信する有線通信部368cを有し、各通信部368a,368b,368cは各データを制御部364の第1の信号処理部364aに伝送する。制御部364は、第1の信号処理部364a、第2の信号処理部364b、表示制御部364cを有する。

第1の信号処理部364aは、通信部364から伝送された各データを信号処理し、第2の信号処理部364bは、保存部365から伝送されたデータを信号処理し、表示制御部364cは、信号処理されたデータに対応する駆動命令を生成して表示駆動部に出力する。

ここで、第1の信号処理部364aは、放送データを信号処理する信号処理部、無線データを信号処理する信号処理部、有線データを信号処理する信号処理部をそれぞれ有することができる。

テレビジョン300に透明タッチディスプレイパネルが設けられた場合に、駆動モジュール360はタッチ駆動部369をさらに備える。ここで、タッチ駆動部369は、光駆動部、位置検出部を有する。

透明タッチディスプレイパネルは、使用者から命令が入力されるタッチパネルと、使用者に映像を提供するディスプレイパネルとが組み合わせられたもので、入力手段としてリモコンに加えて、タッチパネルをさらに有する構成といえる。タッチパネルは、リモコンと同様に、複数のモードボタン、キー表示ボタン、文字キー、特殊文字キーなどの位置信号が入力される。

タッチ駆動部369は、タッチパネルにタッチされたタッチ点の位置を獲得するために発光素子アレイ及び受光素子アレイを駆動させる。

光駆動部は、制御部364の命令に対応して発光素子アレイを発光させる。位置検出部は、光検出信号を伝送した受光素子を1と認識し、光非検出信号を伝送した受光素子を0と認識し、0と認識された受光素子の位置を確認してタッチ点の位置を検出し、検出されたタッチ点の位置を制御部364に伝送する。制御部364は、位置検出部から検出されたタッチ点の位置に基づいて表示駆動部366の駆動を制御する。

具体的に、制御部364は、タッチ点の位置情報が伝送されると、現在表示されている映像情報を確認し、確認された映像に含まれたキーのうち、タッチ点の位置に存在するキーを確認し、確認されたキーに対応する映像が表示され、確認されたキーに対応する機能が実行されるように制御する。

例えば、制御部364は、透明タッチディスプレイパネル310に放送モードボタン、インターネットモードボタン、テレビ通話ボタン、額縁モードボタン、スケジュールモードボタン、暦モードボタンが表示された状態で、タッチ点の位置が放送モードボタンの位置と同一であると、放送モードを制御する。

制御部364は、実行モードにかかわらず、任意の領域がタッチされると、複数のモードボタンが表示されるように制御する。制御部364は、使用者によりキー表示ボタンがタッチされると、現在モードを判断し、現在モードが放送モードまたは暦モードであると、数字キー、上下左右方向キーが表示されるように制御し、現在モードがインターネットモード、テレビ通話モードまたはスケジュールモードであると、英語キー、韓国語キー、数字キー、特殊文字キーなどのキーが表示されるように制御する。

保存部365は、複数のモードボタンの位置情報、キー表示ボタンの位置情報、モード別文字キーの位置情報、モード別特殊文字キーの位置情報、モード別上下左右キーの位置情報を保存する。保存部365は、受光素子アレイの複数の受光素子の位置を保存する。

図24は、さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、バスシェルターの例示図である。バスシェルター(Shelter)はバス停に設置され、バス利用者が雨やを避けられる場所を提供する。バスシェルターは、そのバス停に停車するバスに関する情報、広告映像、周辺地図情報などを提供する。このようなバスシェルター400は、複数の支持棒410,420,430、カバー部材440、複数のディスプレイモジュール450,460,470を備えている。

複数のディスプレイモジュールは、透明ディスプレイパネル451,461,471と、各透明ディスプレイパネルを固定する複数のフレーム452,462,472と、を備えている。

第1の支持棒410は、第1のディスプレイモジュール450と第2のディスプレイモジュール460を固定及び支持し、第2の支持棒420は、第1のディスプレイモジュール450と第3のディスプレイモジュール470を固定及び支持し、第3の支持棒430は、第1の支持棒410と第2の支持棒420とを固定すると共に、カバー部材440を固定及び支持する。

ここで、カバー部材440は、第3の支持棒430に固定されて、複数のディスプレイモジュール450,460,470に雨や雪が当たることを最小化する。複数のディスプレイモジュール450,460,470は、透明ディスプレイパネルの駆動を制御する駆動モジュールをそれぞれ有する。第1、2、3のディスプレイモジュール450,460,470の一側面にのみフレームを設置し、残りの側面は遮断部材をそれぞれ設置してもよい。ここで、各遮断部材は、透明ディスプレイパネルを構成する第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板を一体に固定し、透明ディスプレイパネル内の光が外部に分散することを防止する。

ここで、第1、2、3のディスプレイモジュール450,460,470の透明ディスプレイパネルをタッチ透明ディスプレイパネルにしてもよく、第1、2、3の透明ディスプレイパネル451,461,471のいずれか一つの透明ディスプレイパネルのみをタッチ透明ディスプレイパネルにしてもよい。

図25は、さらに他の実施例に係るバスシェルターに設けられた複数のディスプレイモジュールの駆動を制御するための制御構成図であり、図26及び図27を参照して説明する。

駆動モジュール480は、電源部481、タッチ駆動部482、制御部483、保存部484、表示駆動部485、サウンド駆動部486、通信部487を有する。ここでは、第1の透明ディスプレイパネルのみを透明タッチディスプレイパネルにした例を挙げて説明する。

電源部481は、商用電源に接続するケーブルに介装されたアダプターなどから電力を供給され、該電力を各構成部の駆動に必要な駆動電力に変換して各構成部に供給する。また、電源部481は、商用電源に接続して商用電源を直接供給され、該商用電源を各構成部の駆動に必要な駆動電力に変換して各構成部に供給してもよい。

タッチ駆動部482の光駆動部は、第1の透明タッチディスプレイパネルのタッチパネルに設けられた発光素子アレイを発光させる。タッチ駆動部482の位置検出部は、光検出信号を伝送した受光素子を1と認識し、光非検出信号を伝送した受光素子を0と認識し、0と認識された受光素子の位置を確認してタッチ点の位置を検出し、検出されたタッチ点の位置を制御部483に伝送する。

制御部483は、位置検出部で検出されたタッチ点の位置に基づいて表示駆動部485の駆動を制御する。具体的に、制御部483は、タッチ点の位置情報が伝送されると、現在表示されている映像情報を確認し、確認された映像に含まれたボタンのうち、タッチ点の位置に存在するボタンを確認し、確認されたボタンに対応する映像が表示され、確認されたボタンに対応する機能が実行されるように制御する。

ここで、ボタンとしては、広告モードボタンB1、バスモードボタンB2、自然モードボタンB3などがあり、これらのボタンB1,B2,B3は、第1の透明ディスプレイパネル451に表示される映像に存在する。このようなボタンは、バス利用者により選択されるもので、タッチパネルを有する第1の透明ディスプレイパネルでのみディスプレイされる。

より具体的に、制御部483は、タッチ点の位置が広告モードボタンB1の位置と同一であると、第1、2、3の表示駆動部485a,485b,485cの駆動を制御して、第1、2、3の透明ディスプレイパネル451,461,471に広告映像を表示する。この時、第1、2、3の透明ディスプレイパネル451,461,471に表示される映像は、マルチディスプレイで表示してもよく、さらに、マルチディスプレイ時に動画で表示してもよい。また、第1、2、3の透明ディスプレイパネル451,461,471に表示される映像をシングルディスプレイで表示してもよい。この時、第1の透明ディスプレイパネル451は広告の主要映像をディスプレイし、第2及び第3の透明ディスプレイパネル461,471は、広告の付加的な映像をディスプレイする。

制御部483は、広告モードを行い際、追加情報ボタンが表示されるように制御し、この時、使用者により追加情報ボタンがタッチされると、広告対象物の売り場、売り場の略図情報、広告対象物の価格情報、イベント情報、割引クーポン映像などが表示されるように制御する。

図26は、バスシェルターの活用例示図であり、第2の透明ディスプレイパネル462に広告対象物の割引クーポン映像463が表示された場合に、バス利用者は携帯している端末機を用いて割引クーポンの映像を獲得及び保存し、当該端末機に保存されたクーポンを販売員に提示すると、該当の品目の割引を受けることができる。この時、第3の透明ディスプレイパネル471に表示された売り場の略図情報に基づいて売り場を訪問してもよい。

制御部483は、タッチ点の位置がバスモードボタンB2の位置と同一であると、第1、2、3の表示駆動部485a,485b,485cの駆動を制御して、第1、2、3の透明ディスプレイパネル451,461,471にバス情報映像を表示する。ここで、バス情報としては、当該バス停に停車するバス番号、バス番号別路線情報、到着するバス情報、バス待機時間情報などを含む。

制御部483は、バスモード時に、文字キー、数字キーが表示されるように制御し、使用者によりタッチされたタッチ点の位置と対応する文字を確認し、確認された文字に基づいてバス情報が表示されるように制御する。例えば、到着地欄に入力された到着地に停車するバス番号を表示し、バス番号欄に入力された番号に対応するバスの路線を表示する。この時、当該バス停を中心に周辺地図を併せて表示してもよい。

図27に示すように、制御部483は、バスモード時に表示される情報が比較的少ないと、第2及び第3のディスプレイモジュール460,470の少なくとも一方の透明ディスプレイパネルの駆動をオフするように制御してもよい。この時、駆動のオフされた透明ディスプレイパネルは透明状態を維持する。

制御部483は、タッチ点の位置が自然モードボタンB3の位置と同一であると、第1、2、3の表示駆動部485a,485b、485cの駆動を制御して、第1、2、3の透明ディスプレイパネル451,461,471に自然の映像を表示する。この時、第1、2、3の透明ディスプレイパネル451,461,471に表示される自然の映像は、マルチディスプレイで表示されてもよく、さらに、マルチディスプレイ時に動画で表示されてもよい。

ここで、自然の映像としては、海中の映像、林の映像、四季の映像、文化財の映像、当該バス停が位置している地域の特産物の映像及び観光地の映像などが挙げられる。制御部483は、自然モード時に、バス利用者が所望の映像を選択できるように、第1の表示駆動部485aの駆動を制御して映像選択ボタンを表示する。

保存部484は、広告映像情報、広告対象物売り場情報、略図情報、割引クーポン情報、バス番号情報、バス番号別路線情報、文化財映像、当該バス停が位置している地域の特産物映像及び観光地映像などを保存する。保存部484は、文化財説明サウンド情報、観光地説明サウンド情報、特産物説明サウンド情報などをさらに保存してもよい。

表示駆動部485は、第1の透明ディスプレイパネル451を駆動させる第1の表示駆動部485a、第2の透明ディスプレイパネル461を駆動させる第2の表示駆動部485b、及び第3の透明ディスプレイパネル471を駆動させる第3の表示駆動部485cを有し、各表示駆動部485a,485b,485cは、制御部483の命令に対応して各透明ディスプレイパネルに映像が表示されるようにする。

サウンド駆動部486は、制御部483の命令に対応してバスモード時に到着するバスの番号がサウンドで出力されるようにし、広告モード時に広告サウンド、自然モード時に表示される映像に対応する説明サウンドが出力されるようにする。

通信部487は、バス到着お知らせサーバー(図示せず)と通信を行い、到着するバスの情報、バス別待機時間の情報を受信する。通信部487は、端末機と有無線通信を行い、保存部484に保存された映像情報、バス情報をアップデートするためのアップデート情報を受信する。

図28A及び図28Bは、さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、案内板の例示図であり、図29は、案内板の活用例示図である。

案内板500は、観光地、博物館、スーパー、ホテルなどに設置されて、お手洗の位置、注意事項、エレベーターの位置、案内図、挨拶語句などを表示する。このような案内板500は、支持棒510,520、受け台530、第1、2、3のディスプレイモジュール540,550,560を有する。

支持棒510,520は、棒状になっており、複数のディスプレイモジュール540,550,560が挿着される。ここで、支持棒510,520には第1の透明ディスプレイモジュールが固定され、また第2及び第3の透明ディスプレイモジュール550,560に駆動信号を伝送するためのケーブルが配置される。

なお、支持棒510,520は、透明ディスプレイパネルの高さを調節し、調節された位置に透明ディスプレイパネルを止着させる止着部(図示せず)をさらに備えてもよい。

支え台530は、各支持棒510,520の上下に設けられて、床や天井に支持棒が安全に固定されるようにする。

第1、2、3のディスプレイモジュール540,550,560は、積層状に配置されている。第1、2、3のディスプレイモジュールのうち、最下段に配置されている第1のディスプレイモジュール540の第1の透明ディスプレイパネル541の下端には第1のフレーム542が設けられ、上端には遮断部材545が設けられており、残りの第2及び第3の透明ディスプレイパネル551,561の上端及び下端には遮断部材554,555,564,565がそれぞれ設けられている。

ここで、遮断部材554,555,564,565は、透明ディスプレイパネルを構成する第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板を一体に固定し、透明ディスプレイパネル内の光が外部に分散することを防止する。

第1,2、3のディスプレイモジュール540,550,560は、透明ディスプレイパネルの駆動を制御するための駆動モジュールをそれぞれ有し、各駆動モジュールは通信を行う。

なお、第1のフレーム542に第1、2、3のディスプレイモジュール540,550,560の駆動を制御する駆動モジュール570を配置してもよい。この場合、第1のフレーム542内の駆動モジュール570から第2及び第3のディスプレイモジュール550,560への駆動信号伝送時に、第1及び第2の支持棒510,520内に設けられたケーブルを通して伝送すればよい。

そして、第1のフレーム542には、第1の透明ディスプレイモジュール541が挿着され、側面フレーム543,544,552,553,562,563には第1、2、3の透明ディスプレイパネル541,551,561が挟み付けられる。すなわち、第1の透明ディスプレイパネル541の下端は第1のフレーム542により固定され、第1、2、3の透明ディスプレイパネル541,551,561の両側端は側面フレーム543,544,552,553,562,563により固定される。

そのため、ディスプレイモジュールの第1、2、3の透明ディスプレイパネル541,551,561の厚さは、各フレーム542,543,544,552,553,562,563の厚さよりも薄くなっているそして、第1透明ディスプレイパネル541の表面積は、フレーム542,543,544の表面積よりも広く、第2の透明ディスプレイパネル551の表面積は、フレーム552,553よりも広く、第3の透明ディスプレイパネル561の表面積は、フレーム562,563の表面積よりも広くなっている。ここで、第1のフレーム542と側面フレーム543,544は一体型にしてもよい。

第1、2、3の透明ディスプレイパネル541,551,561は、駆動モジュール570内の制御部の命令に対応してマルチディスプレイを行う。

側面フレーム543,544,552,553,562,563の内部には孔が開けられており、この孔中に支持棒510,520が挿入される。これにより、第1、2、3のディスプレイモジュール540,550,560は支持棒510,520に沿って移動可能になる。

図28Bに示すように、第1、2、3のディスプレイモジュール540,550,560は分離及び移動可能であり、分離時にシングルディスプレイを行う。

図29に示すように、第1、2、3のディスプレイモジュール540,550,560の第1、2、3の透明ディスプレイパネル541,551,561は、お手洗の位置、注意事項、エレベーターの位置、案内図、挨拶語句、オープン時間、閉鎖時間のうち少なくとも一つの映像を表示する。例えば、第1、2、3の透明ディスプレイパネル541、551、561のいずれか一つの透明ディスプレイパネルは、駆動モジュール570の命令に対応して、閉鎖時間から一定時間の前に閉鎖時間を表示してもよい。

案内板500の駆動モジュール570は、端末機と有無線通信を行うことによって、第1、2、3の透明ディスプレイパネルに表示される映像をアップデートする。案内板500は必要な情報のみを映像で表示することによって、案内板500の後方に存在する人や事物を容易に見ることができ、観光地では案内駆動モジュールの設置による景観の妨害を減らすことができる。

図30は、さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールの制御構成図であり、複数のディスプレイモジュールのうち、第1のディスプレイモジュール540の制御構成を挙げて説明する。第1のディスプレイモジュール540を制御するための駆動モジュール570は、第2の電源部571、通信部572、制御部573、表示駆動部574を有する。

ここで、第2の電源部571、通信部572、制御部573、表示駆動部574は、第1のディスプレイモジュール540のフレーム542に配置された駆動モジュール570に備えられている。

第2の電源部571は、外部の第1の電源部から電力が供給され、該電力を通信部の駆動電力、制御部の駆動電力及び表示駆動部の駆動電力にそれぞれ変換し、変換された電力を通信部572、制御部573、表示駆動部574に供給する。

通信部572は、サーバー及び端末機のいずれか一方から伝送されたデータを受信し、受信したデータを制御部573に伝送する。この通信部572は、有線通信及び無線通信のうち少なくとも一つの通信を行う。

なお、サーバーは通信部572と有線通信及び無線通信のうち少なくとも一つの通信を行い、端末機は通信部572とWiFi、ブルートゥースのような無線通信を行う。また、端末機は管理者端末機であって、透明ディスプレイパネル540の駆動を直接制御してもよい。

通信部572は、第2及び第3のディスプレイモジュールと無線通信を行い、マルチディスプレイを行ってもよい。制御部573は、受信されたデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を表示駆動部574に出力する。この時、制御部573は、あらかじめ設定されたフォーマットでデータを受信し、受信したフォーマットをデコーディングする。

表示駆動部574は、透明ディスプレイパネルにデータが表示されるように制御部の命令に対応して駆動する。表示駆動部574は、制御部573の命令に対応して液晶パネルの液晶セルを駆動させることによって、第1の透明ディスプレイパネル541に映像が表示されるようにし、透明度が調節されるようにする。

ディスプレイモジュールは、データを保存する保存部と、通信部に受信されたデータまたは保存部に保存されたデータのいずれか一つを選択するための入力部をさらに備えてもよい。このとき、制御部は、入力部を介して選択されたデータを確認し、確認されたデータを信号処理した後、信号処理されたデータに対応する駆動命令を表示駆動部254に伝送する。

保存部に複数のデータが保存されている場合に、制御部573は、複数のデータのうちいずれか一つのデータが表示されるように制御してもよく、複数のデータを一定の時間間隔で順次に表示されるように制御してもよい。ここで、保存部に保存されたデータは、サーバー及び端末機のうち少なくとも一方から受信して保存したもので、この時、データは圧縮ファイルの形態で保存されるとよい。

駆動モジュール570は、使用者の持っているタグを読み取る読取り部を有し、読取り部で読み取ったタグのデータに基づいて消費者の名前及びIDを確認し、消費者の情報が表示されるように表示駆動部574の駆動を制御する。具体的に、駆動モジュール570は、タグ内の消費者の名前とIDを確認し、消費者の名前またはニックネームと共に歓迎の挨拶や歓送の挨拶などの映像などが透明ディスプレイパネルに表示されるように制御する。

例えば、案内板500がデパートやスーパーなどのショッピングセンターの出入口に設置された場合に、入門者のタグを読み取り、案内駆動モジュールに入門者の名前と共に「ようこそ」という挨拶を表示し、出門者のタグを読み取り、出門者の名前と共に「お気をつけてお帰りくださいませ」という挨拶を表示する。この時、駆動モジュールは、管理用端末機との通信を行って、計算完了した顧客を出門者と判断してもよい。

図31は、さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、ショーウィンドウの例示図である。

ショーウィンドウ600は、飲食店、ファーストフード店、衣類販売店、デパート、カフェなどに設置され、売り出し商品や人気商品の映像をディスプレイすることで、通り過ぎる人々の視線を引き、売り場内に顧客を呼び込む。このようなショーウィンドウ600は壁面やガラス窓に設置されるもので、複数のディスプレイモジュール610、620、630を備える。

第1のディスプレイモジュール610は、第1の透明ディスプレイパネル611、第1のフレーム612及び遮断部材613を備え、第2のディスプレイモジュール620は、第2の透明ディスプレイパネル621、第2のフレーム622、遮断部材623、624を備え、第3のディスプレイモジュールは、第3の透明ディスプレイパネル631、第3のフレーム632、遮断部材633を備えている。

そして、複数のディスプレイモジュール610,620,630は透明ディスプレイパネルの駆動を制御するための駆動モジュールをそれぞれ備えているが、それらの駆動モジュールは各フレームに配置される。また、いずれか一つのフレームに一つの駆動モジュールが配置され、複数のディスプレイモジュールの駆動を制御してもよい。

第1、2、3のフレーム612,622,632は、該当の透明ディスプレイパネル611,621,631を固定する。

複数の透明ディスプレイモジュールの第1、2、3の透明ディスプレイパネル611,621,631は、一列横隊に配置されている。すなわち、横に互いに隣接して並んでいる。これにより、一つのフレームで第1、2、3の透明ディスプレイパネル611,621,631を共に固定し、第1、2、3の透明ディスプレイパネルの互いに接する面には遮断部材613,623,624,633が設けられている。ここで、遮断部材613,623,624,633は、透明ディスプレイパネルを構成する第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板を一体に固定し、透明ディスプレイパネル内の光が外部に分散することを防止する。

第1、2、3のディスプレイモジュール610,620,630は、該当の商店で販売する商品、人気商品、売り出し商品などを表示し、価格情報、サイズ情報も表示する。

図31に示すように、商店がファーストフード店である場合に、ファーストフード店で販売する新メニューであるハンバーガーの映像及び価格を第1の透明ディスプレイパネルに表示し、新メニューである飲料の映像及び価格を第3の透明ディスプレイパネルに表示し、お店のオープン時間を第2の透明ディスプレイパネルに表示する。

第1、2、3の透明ディスプレイパネル611,621,631は、駆動モジュール650の命令に対応してマルチディスプレイを行う。なお、第1、2、3の透明ディスプレイパネル611,621,631は、シングルディスプレイを行ってもよく、第1、2、3の透明ディスプレイパネル611,621,631の一部は駆動し、残りの一部は非駆動してもよい。

第1、2、3の透明ディスプレイパネル611,621,631は非駆動時に透明状態を維持することによって、非駆動の透明ディスプレイパネルを通して人々が内部を見るようにする。

ショーウィンドウ600の駆動モジュール640は端末機と有無線通信を行うことで、第1、2、3の透明ディスプレイパネルに表示される映像をアップデートする。

このようにショーウィンドウを透明ディスプレイパネルにすることによって、広告効果を向上させ、企業のイメージを高め、随時変更すべき広告チラシ紙の印刷費用を節減し、広告チラシ紙を着脱する労力を軽減することができる。

図32は、さらに他の実施例に係る窓の例示図である。

窓700は、空気や陽光が入ると共に外を見るように壁に設けられた扉であり、透明ディスプレイパネルからなっている。窓700に装着されたディスプレイモジュールは、フレーム710、透明ディスプレイパネル720を備える。フレーム710は、透明ディスプレイパネル720を固定する。このフレーム710内には、透明ディスプレイパネル720の駆動を制御するための駆動モジュール730が設けられている。フレーム710は、透明ディスプレイパネルを構成する第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板を一体に固定し、透明ディスプレイパネル内の光が外部に分散することを防止する。

透明ディスプレイパネル720は、駆動モジュール730の命令に対応してブラインド映像、名画映像、自然の映像のいずれかの映像を表示する。ここで、窓の透明ディスプレイパネル720に表示される映像は、端末機を用いて変更することができる。

なお、窓のフレームはモード変更ボタンをさらに備えており、このモード変更ボタンを操作して透明ディスプレイパネル720に表示される映像を変更してもよい。透明ディスプレイパネル720は、非駆動時に透明状態を維持することによって、使用者か窓から外を見るようにする。

窓700の駆動モジュール730は端末機と有無線通信を行うことで、透明ディスプレイパネル720に表示される映像をアップデートする。このように窓を透明ディスプレイパネルとすることで、室内の装飾効果を極大化することができる。

図33は、さらに他の実施例に係るディスプレイモジュールのうち、床マットの例示図であり、図34は、床マットの構造図である。

床マット800は、床の装飾効果のために公園、遊び公園などの公共場所、家庭などに装着されるもので、透明ディスプレイパネルで構成する。床に設置されるディスプレイモジュールである床マット800は、フレーム810、透明ディスプレイパネル820を備えている。

フレーム810は、透明ディスプレイパネル820を固定する。このフレーム810内には、透明ディスプレイパネル820の駆動を制御するための駆動モジュール820が設けられている。フレーム810は、透明ディスプレイパネル820を構成る第1の偏光板、導光板、液晶パネル、第2の偏光板を一体に固定し、透明ディスプレイパネル内の光が外部に分散することを防止する。

透明ディスプレイパネル820は、駆動モジュール820の命令に対応してトリックアート映像、床材映像、自然映像のいずれかの映像を表示する。

トリックアート映像は、様々なコンセプトの、事実に近い映像を複数個含み、床材映像は、床マットが装着される空間の床映像を含み、自然映像は、族館、庭の映像などを含む。ここで、床材映像は、端末機に獲得されたのち伝送されたものである。

床マット800の透明ディスプレイパネル820に表示される映像は、端末機を用いて変更することができる。床マット800の駆動モジュール820は、端末機と有無線通信を行うことで、透明ディスプレイパネル820に表示される映像をアップデートする。

図34に示すように、透明ディスプレイパネル820は人が歩く床に設置されるため、破損の危険性があり、図34に示すように、強化ガラスのような強化部材840によりカバーされる。このように、床マットを透明ディスプレイパネルとすることで、装飾の効果を極大化し、観光効果も期待することができる。

上記の実施形態につき以下の付記を残しておく。 (付記1) 透明ディスプレイパネルと、 前記透明ディスプレイパネルの側面を固定するフレームと、 を備え、 前記フレームには、 外部からデータを受信する通信部と、受信されたデータを信号処理し、前記信号処理に対応する駆動命令を出力する制御部と、前記制御部の駆動命令に対応して前記透明ディスプレイパネルを駆動させる表示駆動部が配置されている、ディスプレイモジュール。 (付記2) 前記透明ディスプレイパネルの表面積は前記フレームの表面積よりも広く、前記透明ディスプレイパネルの厚さは前記フレームの厚さよりも薄くなっている、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記3) 前記透明ディスプレイパネルは、前記フレームの一部分に嵌め付けられる、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記4) 前記フレームに配置され、少なくとも一つのデータを保存する保存部をさらに備え、 前記制御部は、前記保存部に保存されたデータが表示されるように制御する、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記5) 前記制御部は、 前記通信部に受信されたデータを信号処理する第1の信号処理部と、前記保存部のデータを信号処理する第2の信号処理部と、を備える、付記4に記載のディスプレイモジュール。 (付記6) 前記フレームに配置され、前記通信部に受信されたデータ及び前記保存部に保存されたデータのいずれか一方を選択するための入力部をさらに備え、 前記制御部は、前記選択されたデータが表示されるように制御する、付記4に記載のディスプレイモジュール。 (付記7) 前記保存部に複数のデータが保存された場合に、前記保存部に保存された複数のデータのうちいずれか一つのデータが前記入力部を介して選択される、付記6に記載のディスプレイモジュール。 (付記8) 前記入力部を介して複数のモードのうちいずれか一つのモードが選択され、 前記制御部は、前記選択されたいずれか一つのモードに対応する映像の表示を制御する、付記6に記載のディスプレイモジュール。 (付記9) 前記保存部は、時間別データを保存し、 前記制御部は、現在時間を確認し、確認された時間に対応するデータが存在するか否か判断し、判断されたデータが存在すると、判断されたデータが表示されるように制御する、付記4に記載のディスプレイモジュール。 (付記10) 前記通信部は無線通信を行い、 前記制御部は、前記無線通信を用いて受信されたデータを信号処理する、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記11) 前記フレームには、 孔と、 前記孔を通って外部の商用電源に接続して商用電源を供給され、供給された商用電源を駆動電力に変換する電源部が配置されている、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記12) 前記電源部は、充電型の電源部である、付記11に記載のディスプレイモジュール。 (付記13) 前記フレームが前記透明ディスプレイパネルの一部分に配置された場合に、前記透明ディスプレイパネルの残りの部分には光を遮断する遮断部材が配置されている、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記14) 前記透明ディスプレイパネルに隣接して配置され、前記透明ディスプレイパネルの光反射を防止する無反射コーティングフィルムをさらに備える、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記15) 前記透明ディスプレイパネルに隣接して配置され、外部に放出される前記透明ディスプレイパネルの熱を遮断する断熱シートをさらに備える、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記16) 前記通信部は、外部から放送信号を受信する、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記17) 前記透明ディスプレイパネルは、 サーバーの命令に対応して、周辺に配置された他の透明ディスプレイパネルとマルチディスプレイを行う、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記18) 前記フレームにはタグを認識する認識部が設けられており、 前記制御部は、前記認識されたタグを読み取り、読み取られたデータに対応する映像が出力されるように制御する、付記1に記載のディスプレイモジュール。 (付記19) 第1の電源部を有するボディーと、 前記ボディーに分離可能に装着されたディスプレイモジュールと、 を備え、 前記ディスプレイモジュールは、 透明ディスプレイパネルと、前記透明ディスプレイパネルを固定するフレームと、前記フレームに配置され、前記第1の電源部の電力を駆動電力に変換し、前記透明ディスプレイパネルの駆動を制御する駆動モジュールと、を有する、ディスプレイシステム。 (付記20) 前記駆動モジュールは、 少なくとも一つの印刷回路基板からなる、付記19に記載のディスプレイシステム。 (付記21) 前記駆動モジュールは、 サーバーから伝送されたデータを受信する通信部と、該受信されたデータを信号処理し、信号処理されたデータに対応する駆動命令を出力する制御部と、前記透明ディスプレイパネルに前記データが表示されるように前記制御部の命令に対応して駆動する表示駆動部と、前記第1の電源部の電力を前記通信部の駆動電力、前記制御部の駆動電力、及び前記表示駆動部の駆動電力にそれぞれ変換する第2の電源部と、を備える、付記20に記載のディスプレイシステム。 (付記22) 前記通信部、制御部、表示駆動部、第2の電源部のうち少なくとも2つは、前記少なくとも一つの印刷回路基板に配置される、付記21に記載のディスプレイシステム。 (付記23) 前記第1の電源部は商用電源に接続し、 前記第2の電源部はケーブルにより前記第1の電源部に接続して電力を供給される、付記21に記載のディスプレイシステム。 (付記24) 前記ボディーに第1の孔が設けられ、 前記ディスプレイモジュールのフレームに第2の孔が設けられており、 前記ケーブルが前記第1の孔及び前記第2の孔を通って前記ボディーから前記フレームへ延びる、付記23に記載のディスプレイシステム。 (付記25) 前記駆動モジュールに配置され、少なくとも一つのデータを保存する保存部と、 前記フレームに配置され、前記制御部に電気的に接続し、前記通信部に受信されたデータ及び前記保存部に保存されたデータのいずれか一方を選択するための入力部と、をさらに備え、 前記制御部は、前記入力部を介して選択されたデータを確認し、該確認されたデータが表示されるように制御する、付記21に記載のディスプレイシステム。 (付記26) 前記保存部にデータが複数個保存されている場合に、前記保存部に保存されている複数のデータのいずれか一つのデータが前記入力部を介して選択される、付記25に記載のディスプレイシステム。 (付記27) 前記入力部を介して複数のモードのうちいずれか一つのモードが選択され、 前記制御部は、前記選択されたいずれか一つのモードに対応する映像が表示されるように制御する、付記25に記載のディスプレイシステム。 (付記28) 前記フレームが前記透明ディスプレイパネルの一部分に配置された場合に、前記透明ディスプレイパネルの残りの部分には光を遮断する遮断部材が配置されている、付記21に記載のディスプレイシステム。 (付記29) 前記ボディーは、本体と、前記本体の一面に形成された開口と、前記本体の内部に形成された貯蔵室と、を備えているショーケースであり、 前記ディスプレイモジュールは、前記ショーケースの開口に装着されている、付記21に記載のディスプレイシステム。 (付記30) 前記透明ディスプレイパネルに隣接して配置され、前記透明ディスプレイパネルの外光反射を低減させる無反射コーティングフィルムをさらに備える、付記29に記載のディスプレイシステム。 (付記31) 前記透明ディスプレイパネルの両面のうち、前記貯蔵室に向かい合う面に配置され、前記貯蔵室に放出される前記透明ディスプレイパネルの熱を減らす透明断熱シートをさらに備える、付記29に記載のディスプレイシステム。 (付記32) 前記ショーケースは、開口に取り付けられたドアをさらに備え、 前記ディスプレイモジュールは、前記ショーケースのドアに装着されている、付記29に記載のディスプレイシステム。 (付記33) 前記フレームに配置され、前記制御部に電気的に接続し、前記ショーケースのドア開閉を検出する検出部をさらに備え、 前記制御部は、前記ドア開閉信号に基づいて前記ドアの開閉を判断し、前記ドアの開放と判断されると、前記透明ディスプレイパネルに表示される映像が反転するように制御する、付記32に記載のディスプレイシステム。 (付記34) 前記制御部は、 前記ドアの開放と判断されると、前記ドアの開放時間をカウントし、カウントされた時間が基準時間を超えると、ドア閉鎖を指示するように制御する、付記33に記載のディスプレイシステム。 (付記35) 前記制御部は、 前記ドアの開閉信号に基づいて前記ドアの開放角度を判断し、前記ドアの開放角度と基準角度とを比較し、前記ドアの開放角度が基準角度を超えると、前記透明ディスプレイパネルに表示される映像が反転するように制御する、付記33に記載のディスプレイシステム。 (付記36) 前記本体に設けられ、前記貯蔵室の温度を検出する検出部をさらに備え、 前記制御部は、前記通信部を介して受信された前記貯蔵室の温度の変化に基づいて前記ドアの開閉を判断し、前記ドアの開放と判断されると、前記透明ディスプレイパネルに表示される映像が反転するように制御する、付記32に記載のディスプレイシステム。 (付記37) 前記フレームに配置され、前記制御部に電気的に接続し、人体を検出する検出部をさらに備え、 前記制御部は、前記人体検出信号に基づいて前記透明ディスプレイの透明度を調節する、付記29に記載のディスプレイシステム。 (付記38) 前記フレームに配置され、前記制御部に電気的に接続し、タグを認識する認識部をさらに備え、 前記制御部は、前記認識されたタグのデータに基づいて、前記タグを所持している消費者のカスタマイズ情報が表示されるように制御する、付記29に記載のディスプレイシステム。 (付記39) 前記通信部は、消費者の端末機と通信を行い、 前記制御部は、前記消費者の情報を確認し、前記確認された消費者のカスタマイズ情報が表示されるように制御する、付記29に記載のディスプレイシステム。 (付記40) 前記制御部は、 前記消費者のカスタマイズ情報をサーバーに要請し、前記サーバーから前記消費者のカスタマイズ情報を受信する、付記39に記載のディスプレイシステム。 (付記41) 前記ショーケースの貯蔵室に保管すべき品物に印刷されたコードを認識する認識部をさらに備え、 前記制御部は、前記認識されたコードを読み取り、読み取られたデータを保存する、付記29に記載のディスプレイシステム。 (付記42) 第1の電源部を有するボディーと、 前記ボディーに分離可能に装着される複数のディスプレイモジュールと、 を備え、 前記複数のディスプレイモジュールは、 透明ディスプレイパネルと、前記透明ディスプレイパネルを固定するフレームと、前記フレームに配置され、前記第1の電源部の電力を駆動電力に変換し、前記透明ディスプレイパネルの駆動を制御する駆動モジュールと、をそれぞれ有する、ディスプレイシステム。 (付記43) 前記複数のディスプレイモジュールと通信を行い、前記複数のディスプレイモジュールの駆動を制御するサーバーをさらに備え、 前記サーバーは、使用者から入力されたデータ及び外部から受信されたデータのうち少なくとも一つのデータを信号処理し、信号処理されたデータを前記複数のディスプレイモジュールに分配して伝送する、付記42に記載のディスプレイシステム。 (付記44) 前記サーバーは、 前記複数のディスプレイモジュールに同一の映像が表示されるように同一のデータを伝送する、付記43に記載のディスプレイシステム。 (付記45) 前記サーバーは、 前記複数のディスプレイモジュールに互いに異なった映像が表示されるように制御する、付記43に記載のディスプレイシステム。 (付記46) 前記サーバーは、前記複数のディスプレイモジュールのうち、一部のディスプレイモジュールには同一のデータを伝送し、残り一部のディスプレイモジュールには互いに異なったデータを伝送する、付記43に記載のディスプレイシステム。 (付記47) 前記複数のディスプレイモジュールは、 前記ボディーにスライディング可能に装着される、付記42に記載のディスプレイシステム。 (付記48) 前記複数のディスプレイモジュールは、前記第1の電源部の電力を駆動電力に変換する第2の電源部をそれぞれさらに備える、付記47に記載のディスプレイシステム。

100 ボディー 110 本体 120 貯蔵室 130 棚 140 機械室 150 冷気生成室 200 ディスプレイモジュール

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