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Biodegradation method of the organic chlorine compounds by biodegradation methods and microorganisms of trichlorethylene

专利类型 发明专利 法律事件
专利有效性 失效专利 当前状态
申请号 JP25974193 申请日 1993-10-18
公开(公告)号 JP3406926B2 公开(公告)日 2003-05-19
申请人 キヤノン株式会社; 申请人类型 企业
发明人 剛士 今村; 欽也 加藤; 眞也 古崎; 利行 小松; 第一发明人 剛士 今村
权利人 キヤノン株式会社 权利人类型 企业
当前权利人 キヤノン株式会社 当前权利人类型 企业
省份 当前专利权人所在省份: 城市 当前专利权人所在城市:
具体地址 当前专利权人所在详细地址: 邮编 当前专利权人邮编:
主IPC国际分类 A62D3/00 所有IPC国际分类 A62D3/00A62D3/02B09C1/10C02F3/12C02F3/34C12N1/00C12N1/20C12P1/04C12R1/38C12S99/00C99Z99/00C12S13/00
专利引用数量 0 专利被引用数量 0
专利权利要求数量 0 专利文献类型 B2
专利代理机构 专利代理人
摘要 There are here provided a method for biodegrading trichloroethylene which comprises the step of bringing an aqueous medium containing trichloroethylene into contact with microorganisms having a trichloroethylene degrading ability derived from intestines of termites to degrade trichloroethylene; a method for obtaining the microorganisms; a method for remediating a soil by the use of the microorganisms; and a method for biodegrading an chlorinated organic compound with the microorganisms.
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 トリクロロ エチレンを含む水性媒体を、
    トリクロロエチレンの分解能を有するシロアリ腸内由来の 微生物であるシュードモナス・セパシアKK01株
    (FERM BP−4235)と接触させて、トリクロロエチレンを分解する過程を含むことを特徴とするトリクロロエチレンの生物分解方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、シロアリ腸内由来の生物を用いたクロロエチレン系化合物の生物分解方法、
    特にトリクロロエチレン(TCE)を含む排や廃液の浄化に有用な生物分解方法に関する。 【0002】 【0003】 【従来の技術】近年、各種環境調査において、有害で分解されにくい芳香族化学物質が検出されるなど、これらによる環境汚染がクローズアップされてきており、生体系に与えるその影響が懸念されている。 【0004】従って、これら難分解性化学物質による汚染を防止していくためには、これらの物質を環境に移行させない技術の開発が急務となっており、例えば、排水や廃液中の難分解性有害物質を効果的に除去する技術の確立が強く望まれている。 また、難分解性の有害物質による土壌汚染は、土地の再利用を妨げるばかりでなく、
    汚染物質の地下水への流れ込みによる一層の汚染の拡大を引き起こすので大きな社会問題となっている。 従って、これら難分解性化学物質による汚染の拡大を防止していくとともに、汚染された環境を再生していく技術の確立が強く望まれている。 【0005】特に、TCEは、IC産業、ドライクリーニングなどで用いられている有機塩素系化合物であり、
    発癌性を有しているといわれ、これによる地下水汚染や土壌汚染の問題を含めTCEによる環境汚染は大きな社会問題となってきている。 従って、環境中に含まれるT
    CEの除去、分解、あるいはTCEを含む排水や廃液の浄化、及び土壌汚染の修復は環境保全の視点から重要な課題となってきている。 【0006】TCEの除去処理や分解処理には、活性炭を用いた吸着処理、光や熱による分解処理等があるが、
    コストや操作性の面から微生物を用いた生分解処理が注目され始めている。 【0007】土壌中で微生物の機能を利用して土壌中の汚染物質を分解、無公害化する技術があり、この技術は、微生物により土壌の修復を行うことからバイオレメディーションと呼ばれており、例えば半導体製造工場跡地、金属加工工場の汚染土壌、化学プラント跡地などの汚染土壌の修復への利用が期待されている。 【0008】しかし、TCEの分解能を有する微生物で単離された報告は少ない。 例えば、TCE分解能を有する微生物としては、 Welchia alkenophila sero 5 (US
    P 4877736, ATCC53570 )、 Welchia alkenophila sero
    33 (USP 4877736, ATCC53571)、 Methylosinus tricho
    sprium OB3b (Whittenbury R, J. Gen. Microbiol.6
    1: 205-218 (1970) 、 Acinetobacter sp. G4 (Nelson M
    JK et al, Appl. Eviron. Microbiol. Aug.: 383-384
    (1986); Folsom BR et al, Appl. Environ. Microbiol.
    May: 1279-1285 (1990); USP 4925802 、ATCC53617 、
    この菌は始めPseudomonas cepaciaと分類されていたが、 Acinetobacter sp. に変更された)Methylomonas s
    p. MM2 (Henry SM et al, Appl. Environ. Microbiol.
    Jan.:236-244 (1991))、 Alcaligenes denitrificans
    ssp. xylosoxidsans JE75 (Ewers Jet al, Arch. Micr
    obiol. 154: 410-413 (1990))、 Alcaligenes eutrophu
    s JMP134 (Harker AR & Kim Y, Appl. Environ. Micro
    biol. Apr.: 1179-1181(1990) )、 Pseudomonas putida
    F1 (Gibson DT et al, Biochem. 7: 2653-2662 (196
    8); wackett LP & Gibson DT, Appl. Environ. Microbi
    ol July: 1703-1708 (1988) )、 Mycobacterium vaccse
    JOB5 (Beam HW & Perry JJ, J. Gen. Microbiol. 8
    2: 163-169 (1974); Wackett LP et al, Appl. Enviro
    n. Microbiol. Nov.: 2960-2964 (1989), ATCC29678
    )、 Nitrosomonas europaea (Arciero D etal, Bioch
    em. Biophys. Res. Comm. 159: 640-643 (1989))、 Pse
    udomonas fluoescens PFL12 (Vandenbergh PA & Kunka
    BS, Appl. Environ. Microbiol. Oct.: 2578-2579 (19
    88))、 Lactobacillus fuctivorans RE (Kunkee, In
    t. J. Syst. Bact. 30: 313-314 (1980); J. Appl. Bac
    t. 34: 541-545 (1971))、 Lactobacillus vaginalis s
    p. nov. (Embley TM et al, Int. J. Syst. Bacterio
    l. 39: 368-370 (1989), ATCC49540)、 Methylosinus t
    richosprium (特開平2ー92274 号公報、特開昭3-292970
    号公報)などがあるにすぎない。 【0009】その上、微生物を用いたTCEの分解方法に用いる場合の実用上の諸条件を満たし、なおかつ十分な分解能を持つという観点で眺めてみると現在既知の菌種の範囲では十分なものは見当たらない。 【0010】また、特に、土壌中で用いる場合には、土壌中という特殊な環境中での処理であるということを考慮する必要があり、用いる微生物には、十分なTCEの分解活性を有するだけでなく、かつ土壌中でもその活性を有効に発揮できることが要求されるが、従来公知の菌においてはこれらの点が十分であるとはいえない。 【0011】そこで、実用上要求される特性を満足する菌種の獲得が強く要望されているのが現状である。 【0012】このような菌種としては、十分なTCE分解能を有することは無論であるが、既知菌種と生育条件等が異なり、その応用範囲が拡大できるもの、あるいはその利用形態が豊富となるもの、特に土壌という特殊環境でも有効に利用できるものが好ましい。 そのような付加的要件としては、例えば薬剤耐性、糖の利用性等を挙げることができる。 【0013】例えば、TCEを含む廃液の処理を想定した場合、用いる微生物は、TCEの分解能もさることながら、廃液中でダメージを受け難く、廃液という劣悪な環境下でも生育できることが要求される。 すなわち、多くの抗生物質に対して耐性を有し、かつ各種の糖に対して資化能を持ち合わせている方が劣悪環境下においても良好に生育する可能性が高い。 【0014】このようにTCE分解能を有し、かつ従来既知の菌種よりも実用上有利な特性を有する菌種が強く求められている。 【0015】更に、TCEだけでなく、テトラクロロエチレン(PCE)、ジクロロエチレン(DCE)等の有機塩素化合物の生物分解において、汚染土壌等の環境中、すなわち開放系で、生物分解処理を行う場合、汚染サイト、例えば土壌中では、原虫による捕食や他の土着菌による影響などにより、投与した生物分解を行わせる微生物の密度は著しく低く抑えられてしまい、必要処理能力に見合うようにその密度を上げることは極めて困難な場合が多い。 係る密度を上げるために、土壌中に空気を送る、栄養素溶液を圧送するなどの方法が挙げられるが、いずれの方法も多大なエネルギーを必要とするにも拘らず、それだけでは単位体積当りの菌数を効果的に増やすことができず、その処理能力は全体として低いレベルに留まっている状況である。 【0016】開放系と同様に、反応器内などでの処理、
    すなわち閉鎖系での処理においても、菌の密度を維持するには、栄養素の供給、エアレーションなど多大なエネルギーを必要とすることには変わりない。 【0017】また、有機塩素化合物を分解する微生物は、微生物が係る物質を分解し得る酵素を発現させることによって有機塩素化合物を分解するが、この酵素を発現させるために、誘導物質を必要とする。 この時、この誘導物質の量が多いと微生物の分解活性が上がることが、わずかトリプトファンの例についてのみ知られているが(WO90/06901)、具体的にこの誘導物質の量に着目した従来例は全くない。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、微生物を利用したTCEの分解方法及び係る微生物を利用した土壌修復方法を提供することにある。 また、TCEの分解に有用な微生物の取得方法を提供することである。 【0019】更に、本発明の目的は、有機塩素化合物を分解する微生物の単位菌体あたりの分解活性を高めることであり、それにより、菌数の増加が期待できない土壌中等の開放系でも十分な分解処理能力が得られる有機塩素化合物の生物分解法を提供すること、及び、閉鎖系においても、低い菌数でも、十分な分解処理能力が得られ、菌数の増加や維持にかかるエネルギーやコストを低減できる有機塩素化合物の生分解法を提供することである。 【0020】 【発明が解決しようとする課題】上記の目的は以下の本発明によって達成される。 【0021】すなわち、本発明のトリクロロエチレンの生物分解方法は、トリクロロエチレンを含む水性媒体を、トリクロロエチレンの分解能を有するシロアリ腸内由来の微生物であるシュードモナス・セパシアKK01
    株(FERM BP−4235)接触させて、トリクロロエチレンを分解する過程を含むことを特徴とする。 【0022】また、本発明のトリクロロエチレン分解能を有する微生物は、シロアリ体内から分離した微生物を、トリクロロエチレンを唯一の炭素源として含む培地で培養し、生育した微生物を回収する過程を有する取得
    方法により得ることができる。 【0023】更に、 本発明を利用した土壌修復方法は、
    土壌中で、シロアリ腸内由来のトリクロロエチレン分解能を有する微生物とトリクロロエチレンを接触させることによりトリクロロエチレンを分解させて土壌を修復することを特徴とする。 【0024】また、 本発明において参考となる有機塩素化合物の生物分解方法は、誘導物質によりその分解活性が誘導される微生物を、誘導物質存在下で有機塩素化合物に接触させて、前記有機塩素化合物を分解する生物分解方法であって、加える前記誘導物質の量が、下記式: 【0025】 【数2】

    (上記式は、前記誘導物質の存在下で、前記微生物のバッチ培養を行い、前記微生物の増殖曲線がy=f(t)


    (y:光学濃度(O.D.)により求められた菌数、


    t:培養時間)で近似された時における菌数と培養時間の関係を示すものであり、Tは菌数yが最大となるときの培養時間を示す)で表われる関係を損なわない量であることを特徴とする。 【0026】 【0027】 【0028】

    本発明について以下に詳述する。 【0029】上述のように、本発明のTCEの生物分解方法は、トリクロロ

    エチレンを含む水性媒体を、トリクロロエチレンの分解能を有するシロアリ腸内由来の

    微生


    物であるシュードモナス・セパシアKK01株(FER


    M BP−4235)と接触させて、トリクロロエチレンを分解する過程を含むことを特徴とする。 【0030】

    なお、土壌中で、シロアリ腸内由来のトリクロロエチレン分解能を有する

    上記微生物と、トリクロロエチレンを接触させることによりトリクロロエチレンを分解させて土壌を修復

    することができる 。 【0031】本発明の方法に用いるシロアリ腸内に由来する微生物は、例えば、シロアリ表面を滅菌的に洗浄し、腸を摘出して適当な溶液中でこれをすりつぶし、得られた腸破砕物を含む混合物の一部を、TCEの分解能でスクリーニングした株を単離することによって得ることができる。 シロアリとしては、各種シロアリを用いることができ、テングシロアリ属(

    Nasutiterminae )のもの、例えばタカサゴシロアリ(

    Nasutitermes

    takasagoe


    nsis )、

    Nasutitermes

    ephratae

    Nasutitermes

    exit


    iosus

    Nasutitermes

    nigriceps等が好ましい。 なかでも、タカサゴシロアリが特に好ましい。 【0032】TCEの分解能を有する微生物のスクリーニング用の培地としては、TCEのほかに、必要に応じて各種炭素源、窒素源、無機塩類、生育因子などを更に加えたものが利用できる。 例えば、シュードモナス属の細菌の場合は、窒素源として酵母エキストラクト、ペプトンなどを単独で、または組み合わせて用いることができ、無機塩類としては、リン酸水素第一カリウム、塩化アンモニウム等を利用することができる。 TCEの濃度は適宜選択することができるが、例えば、1〜500p


    pmとすることができる。 培養は、分離すべき微生物の種類に応じた条件で行えば良い。 TCEのみでは生育できないものを分離する場合には、その生育に必要な炭素源等を含む培地で単離株を調製し、その中からTCE分解能を有するものを選択すればよい。 【0033】こうして分離された微生物を用いてTCE


    の分解処理を行うことができる。 分解処理にはTCEの分解能を有する微生物の1種、またはその2種以上の混合系を用いることができる。 混合系を用いる場合には、


    組成が分かっているもの、あるいは組成は不明であるがTCEの分解性を示すものが利用できる。 従って、上記のスクリーニングにおける培養に複数種の微生物が含まれている場合でも、それぞれを単離することなくそのまま混合系として利用できる。 本発明では

    こうして得られ


    た単離株であるシュードモナス・セパシア(Ps. cepaci


    a )KK01株を利用する。 【0034】KK01株は、フェノール性化合物単独でも生育してフェノール性化合物を分解でき、また抗生物質耐性を有し、更に後述の実施例において示されているように利用できる糖の範囲が広く、その上TCEの分解能を有するという特長がある。 【0035】本発明におけるTCEの分解処理は、廃液などの被処理物中のTCEと上記のシロアリ腸内由来の微生物とを接触させることによっておこなうことができる。 微生物と被処理物との接触は、分解すべきTCEを含む水性液体中で該微生物を培養する、あるいは該水性液体を該微生物の培養系に添加する等の方法によって行うことができ、バッチ法、半連続法、連続法等種々の方式を用いて実施できる。 該微生物は、非固定状態で、あるいは適当な担体に固定化して用いることができる。 廃液等の非処理物は、必要に応じて各種前処理を行ってもよい。 例えば、TCEの濃度、pH、各種栄養物質の補充等を行っても良い。 TCEの分解処理領域内での濃度は、例えば酵母エキストラクト等の他の栄養物質の存在下で、10ppm程度以下に調整するとよい。 【0036】

    土壌の修復は、土壌中でTCEの分解能を有する微生物をTCEと接触させることにより行うことができる。 微生物の土壌への散布は、直接土壌中に微生物を導入する、担体に微生物を付着させてからこれを土壌に導入するなどの方法により行うことができる。 土壌への散布量は、土壌の汚染濃度、栄養状態、温度、酸素濃度などの微生物の土壌中での生残因子を考慮し決定することができる。 【0037】次に、

    本発明に適用し得る参考技術につい<br>て詳述する。 【0038】本発明者らは、有機塩素化合物を分解する微生物の分解活性を高める方法について、分解時に加える誘導物質の量に着目し、鋭意検討した結果、分解活性を高める誘導物質の量と、誘導物質存在下での微生物のバッチ培養時における初期の増殖曲線の形、即ち、その増殖特性の間に相関関係があることを見出した。 即ち、


    分解活性を高めるためには、誘導物質の量は、上記曲線が下記式を満足するところまでの量としなければならないこと

    を見出した。 【0039】この関係の理由は、現在のところ解明できていないが、多くの菌種や条件において、係る関係が確認された。 また、閉鎖系バッチリアクターのみならず、


    開放系の連続リアクター、更には、土壌等へのヘテロな複雑な系においても係る関係が適用できることが確認された。 【0040】

    係る方法に用いる微生物としては、有機塩素化合物の分解活性が誘導物質によって誘導され、かつ誘導物質に対する分解活性をも持ち合わせたものであれば制限なく利用できる。 このような微生物としては、未同定の微生物、単離されていない混合系の微生物、共生系の微生物群、単離、同定された微生物等が利用できる。 同定されている微生物としては、Pseudomo


    mas属、Acinetobactor属、Methy


    locystis属、Methylosinus属に属する細菌等で上記の性質を持つものが利用でき、例えば、メタン共存下中でTCEを分解するMethylo


    sinus trichosporium OB3b、フェノールを誘導物質とするPseudomonas c


    epaciaKK01株(FERM BP−4235)


    等を挙げることができる。 【0041】分解処理される有機塩素化合物としては、


    TCE、DCE等の塩化エチレンなどをあげることができる。 【0042】誘導物質は、用いる微生物の種類に応じて選択され、例えば、メタンやフェノール、トルエン、o


    −、m−またはp−クレゾール等の芳香族化合物が利用される。 【0043】本発明の方法は、廃水処理や土壌処理等、


    閉鎖系及び開放系のいずれの場合にも適用できる。 なお、微生物を担体等に固定して用いたり、生育を促進する各種の方法を併用しても良い。 【0044】 【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。 なお、各実施例

    及び各参考例で用いたM9培地は下記の組成を有するものである。 M9培地組成(1リットル中); Na

    2 HPO

    4 6.2g KH

    2 PO

    4 3.0g NaCl 0.5g NH

    4 Cl 1.0g (pH7.0) 実施例1(シロアリ腸内由来の微生物によるTCEの分解及びシロアリ体内からのTCE分解能を持つ微生物の取得方法)タカサゴシロアリのハタラキシロアリを10


    匹シャーレにとり、エチルアルコール(95%)をこれに注ぎシロアリ表面を殺菌した。 次に、0.6ppmのTCEを含むM9培地でシロアリを2回洗い、その表面からエチルアルコールを除去した。 洗浄後、シロアリの腸をピンセットで摘み出し、それを0.6ppmのTC


    Eを含有するM9培地中ですり潰し、腸破砕物を含む液状混合物を得た。 次に、この混合物の一部を、3ppm


    のTCE、10ppmのフェノール及び0.05%酵母エキストラクトを含有するM9培地に接種し、30℃で好気条件下で培養した。 所定の培養日数経過時に培地をサンプリングして濾過し、濾液中のTCEの量を常法により求め、その結果から培養日数に応じたTCEの残存率を算出した。 得られた結果を図1に示す。 なお、培養開始時のTCEの量を残存率100%とした。 この結果から、シロアリ腸内からTCE分解能を有する微生物が得られることがわかった。 【0045】実施例2(TCE分解能を有する単離菌株の取得及びTCEの分解) 実施例1のM9培地(3ppmのTCE、10ppmのフェノール及び0.05%酵母エキストラクトを更に含有する)での培養により得られた培地(増殖菌体を含む)を、更にTCE含有M9寒天培地(3ppmTC


    E、50ppmフェノール及び1.2%寒天を含む)の表面に塗布し、30℃で2日間培養した。 いくつかのコロニーが寒天培地上に形成されたので、各々のコロニーを0.6ppmTCE、10ppmフェノール及び0.


    05%酵母エキストラクトを含むM9培地(5ml)に接種し、30℃で2日間培養した。 【0046】次に、バイアル瓶に30mlの3ppmT


    CE、10ppmフェノール及び0.05%酵母エキストラスクトを含むM9培地を入れたものを必要数用意し、それぞれに先の各コロニーから採取した菌体の各培養液(0.1ml)を個々に接種した後、ブチルゴム栓及びアルミシールで完全密封し、30℃で培養した。 所定の培養日数経過時にバイアル瓶中のTCEの量をガスクロマトグラフィーを用いたヘッドスペース法により定量し、TCEの分解が生じているものをTCE分解菌の単離株とした。 【0047】単離株の1つについてその菌学的性質を調べたところ下記の結果が得られ、この単離株はフェノール、o-クレゾール、m-クレゾール及びp-クレゾールなどのフェノール性化合物等の分解能を有する新規菌株として通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所に平成4


    年3月11日に寄託され、平成5年3月9日付でブダペスト条約に基づく国際寄託に変更されたKK01株(国際寄託番号 FERMBP−4235)と同一であることがわかった。 A. 形態的性状(1)グラム染色:陰性(2)菌の大きさ及び形:長さ1.0〜2.0μm、幅0.5μm前後の桿菌(3)運動性:ありB. 各種培地における生育状況【0048】 【表1】 C. 生理的性質(1)好気性、嫌気性の区別:偏性好気性(2)糖の分解様式: 酸化型(3)オキシダーゼの生成: + (4)硝酸銀の還元: + (5)硫化水素の生成: − (6)インドールの生成: − (7)ウレアーゼの生成: − (8)ゼラチンの液化: − (9)アルギニンの加水分解:− (10)リジンの脱炭酸: + (11)オルニチンの脱炭酸:− (12)クエン酸の利用: + (13)メチルカルビノールアセチル反応(VP反応):− (14)トリプトファンデアミナーゼの検出:− (15)ONPG: − (16)炭水化物類の利用性: ブドウ糖: + 果糖: + 麦芽糖: + ガラクトース:+ キシロース: + マンニット: ± 白糖: − 乳糖: + エスクリン: − イノシット: − ソルビット: − ラムノース: − メリビオース:− アミグダリン:− L−(+)−アラビノース:+ 次に、このKK01株を0.6ppmTCE、10pp


    mフェノール及び0.05%酵母エキストラクトを含むM9培地(5ml)に接種し、30℃で2日間培養した。 【0049】次に、バイアル瓶に30mlの3ppmT


    CE、10ppmフェノール及び0.05%酵母エキストラクトを含むM9培地を入れ、これに先のKK01株の培養液の0.1mlを接種した後、ブチルゴム栓及びアルミシールで完全密封し、30℃で培養した。 【0050】所定の培養日数経過時にバイアル瓶中のT


    CEの量をガスクロマトグラフィーを用いたヘッドスペース法により定量し、培養日数に応じたTCEの残存率を求めた。 得られた結果を図2に示す。 なお、培養開始時のTCEの量を残存率100%とした。 【0051】

    参考例1 (シロアリ腸内細菌による土壌修復) タカサゴシロアリのハタラキシロアリを10匹シャーレにとり、エチルアルコール(95%)をこれに注ぎシロアリ表面を殺菌した。 次に、0.6ppmのトリクロロエチレン(TCE)を含むM9培地でシロアリを2回洗い、その表面からエチルアルコールを除去した。 洗浄後、シロアリの腸をピンセットで摘み出し、それを0.


    6ppmのTCEを含有するM9培地中ですり潰し、腸破砕物を含む液状混合物を得た。 次に、バイアル瓶に3


    0mlの培地(3ppmのTCE、10ppmのフェノール及び0.05%の酵母エキストラクトを含むM9培地)を入れ、これに滅菌済土壌を水面まで加え、先に得た腸破砕物を含む液状混合の一部を接種した後、バイアル瓶をブチルゴム栓をし、アルミシールで完全密封してから30℃で培養した。 所定の培養日数経過時にバイアル瓶中のTCEの量をガスクロマトグラフィーを用いたヘッドスペース法により定量し、培養日数に応じたTC


    Eの残存率を求めた。 得られた結果を図3に示す。 なお、培養開始時のTCEの量を残存率100%とした。 【0052】

    参考例2 KK01株を0.6ppmTCE、10ppmフェノール及び0.05%酵母エキストラクトを含むM9培地(5ml)に接種し、30℃で2日間培養した。 【0053】次に、バイアル瓶に30mlの3ppmT


    CE、10ppmフェノール及び0.05%酵母エキストラクトを含むM9培地を入れ、これに滅菌土壌を水面まで加え、更に先のKK01株の培養液の0.1mlを接種した後、ブチルゴム栓及びアルミシールで完全密封し、30℃で培養した。 【0054】所定の培養日数経過時にバイアル瓶中のT


    CEの量をガスクロマトグラフィーを用いたヘッドスペース法により定量し、培養日数に応じたTCEの残存率を求めた。 得られた結果を図4に示す。 なお、培養開始時のTCEの量を残存率100%とした。 【0055】

    参考例3 KK01株を、5mlの培地(M9培地に、1ppmT


    CE、0.05%酵母エキス及び所定濃度のフェノールを添加)に接種し、30℃で種培養を2日間行った。 【0056】次に、バイアル瓶に15mlの培地(M9


    培地に、1ppmTCE、0.2%グルタミン酸ナトリウム及び所定濃度のフェノールを添加)を入れ、これに先の種培養の培養液から0.1ml(菌体を含む)を接種した後、ブチルゴム栓及びアルミシールで完全密封し、30℃で振盪培養した。 経時的にバイアル瓶内の気相をO. 1ml採取し、ガスクロマトグラフィー(島津製作所製:ガスクロマトグラムGC−9AM)で分析した。 【0057】また、増殖菌体数は培養液をサンプリングして、培養液の吸光度(660nm)を分光光度計で測定することで求めた。 【0058】誘導物質であるフェノールの濃度を、0、


    1、10、100、500及び1000ppmとした場合のTCEの残存率(培養開始時のTCE量を100%


    として求めた)の変化を図5に、菌体数を表わす光学濃度(O.D.)の変化を図6に示す。 【0059】ここで、誘導物質として用いられるフェノールは、活性化させる菌体に対して餌としての資化性と、それに伴うTCE分解酵素の発現を促すものであるとともに、一方では、その量が多いと菌増殖阻害を起すものでもある。 従って、菌体に対して害を及ぼさない範囲で、しかも菌体のTCE分解活性をより高めるフェノールの最大量を求めることが必要となる。 図6より、フェノール濃度0(無添加)の場合、培養1日目でほぼ菌数の最大値(O.D.=1.17;培養2日目)に近いO. D. =1.13まで増殖し、3日目以降徐々にO.


    D. が減少していくことが示されている。 これは、フェノールによって増殖が阻害されていない1つの理想的な増殖を表わす。 しかし、この時はTCE分解酵素が発現しないので、TCE分解は起らない(図5)。 フェノール濃度が1ppmの場合、1日目のO. D. =1.1


    2、2日目で最大O. D. =1.21とほとんどフェノール濃度が0の場合と菌体の増殖特性は変わらないが、


    TCE分解はドラスティックに向上していることがわかる(図5)。 フェノール濃度を10ppm、100pp


    mと増加させた場合、それぞれ、1日目のO. D. =


    0.96(2日目で最大値O.D.=1.23)、O.


    D. =0.83(2日目で最大値O.D.=1.18)


    と徐々に1日目の増殖が阻害されはいるが、菌体数の最大値を与える培養日数とその最大値の値は、フェノール濃度0〜100ppmでおおよそ不変であり、最大値以降のO. D. の減少についても同様に酷似している。 【0060】また、図5より、TCEも良好に分解されていることがわかる。 特に、100ppmの場合,1日で検出器(FID検出器;水素イオン化検出器)の検出限界以下までほぼ100%分解が進んだ。 【0061】一方、フェノール濃度が500ppm、1


    000ppmの時、TCEの分解はあまり起っていない。 そして、この時、菌体の増殖は、1日目のO. D.


    =0.07、O. D. =0.03と大きな増殖阻害を受けている。 このように、種々の培養増殖曲線とTCE等の分解能の相関を検討したところ、培養日数に対して最大のO. D. 値を与える日数まで、即ち、初期の培養曲線がほぼ凸型で表現される、つまり、前記誘導物質の存在下で、前記微生物のバッチ培養を行い、前記微生物の増殖曲線がy=f(t)(y:光学濃度(O.D.)により求められた菌数、t:培養時間)で近似された時、


    下記式【0062】 【数3】 (T:菌数yが最大となる時の培養時間)を満足する範囲内に誘導物質の量を設定すれば、菌の活性度を高めることができる。 特に好ましくは、この範囲内で最大の誘導物質濃度に設定すれば、菌体当りの活性度を最大に設定することが可能となる。 【0063】誘導物質が少量でも含まれていれば、菌体の分解活性は高められ、生物分解は進行しているものと思われるが、実際には、誘導物質の濃度が分解すべき有機塩素化合物の濃度の0.2倍以上、更に、0.5倍以上が好ましい。 また、有機塩素化合物の濃度が5ppm


    以上と高濃度のときには、1倍以上で用いることが良好な結果を与える。 【0064】

    参考例4分解対象物であるTCEの濃度を5ppmとした他は


    考例3と同様に実験を行った。 TCEの残存率の変化を図7に、菌体数を表わすO. D. の変化を図8に示す。 【0065】TCE分解については、フェノール濃度1


    00ppmの場合、1日でFID検出器の検出限界以下にまで分解が進み、フェノール濃度1、5及び10pp


    mの場合でも、1日でそれぞれ約62.93%及び約9


    7%の分解が見られた。 これに対し、フェノールを添加しなかった場合、及びフェノール濃度1000ppmの場合のTCEの分解はほとんどみられなかった。 【0066】一方、菌体増殖に関しては、フェノール濃度100ppmまでのものは、いずれも初期増殖曲線が凸型を示しており、培養2日で最大菌数(O.D.=


    1.2前後)まで増殖している。 フェノール濃度100


    0ppmのものは、明らかに増殖阻害を受け、最大菌数に達する日数も100ppmまでのものと比べ、1日以上遅れている。 【0067】

    参考例5 TCEの濃度を30ppmとした以外は

    参考例3と同様にして培養を行った。 得られた結果を、図9、10に示す。 【0068】図9に示したように、TCE分解についてはフェノール濃度100ppmの場合、1日で約45%


    の分解が見られた。 これに対し、フェノール濃度100


    0ppmの場合、及びフェノール無添加の場合にはTC


    E分解はほとんど進まなかった。 【0069】一方、図10に示したように、増殖は、0


    及び100ppmのフェノール濃度で同様の過程を示した。 【0070】また、1000ppmのフェノール濃度の時の最大菌数及び最大菌数に達する日数は、0及び10


    0ppmの時と同様であったが、その初期増殖曲線は凸型を示しておらず、増殖阻害が認められた。 【0071】上述したようにフェノール濃度が1000


    ppmの時、菌体数も、最大菌体数までの日数も100


    ppmの時と同じだったにも拘らずTCEの分解はほとんど進まなかった。 このことは、100ppmと100


    0ppmで同程度の菌体数が培養されていても、係る菌体のTCE分解能力の活性化は増殖曲線が凸型を示している100ppmのほうでしか起っていないことを示している。 【0072】

    参考例6通常、土壌中にはPseudomonas属等の芳香族化合物資化性菌が存在するといわれている。 そこで、神奈川県にて採取した褐色森林土1gをフェノール濃度2


    00ppmに調製したM9培地15mlに加え、30℃


    で振盪培養を3日間行った後、その100μlを同様の培地に移して更に3日間30℃で浸透培養を行った。 これを同様の組成(フェノール200ppm含有)の寒天平板培地上でプレートカウントしたところ、土壌1g当り10

    6から10

    7個の数種類の菌がカウントされた。 【0073】芳香族化合物資化性菌の存在が確認された上記土壌1gをフェノール濃度を、200ppm、TC


    E初期濃度を15ppmに調製したM9培地15mlに加え、30℃、120rpmで7日間振盪培養し、上記と同様の方法でTCEの分解率を求めたところ、約50


    %のTCE分解が見られた。 すなわち、上記土壌中でのフェノールの存在下でTCEを分解する菌の存在が確認された。 【0074】以上の結果に基づいて、土着の芳香族化合物資化性菌TCE分解菌のTCE分解に及ぼすフェノール濃度について実験を行った。 すなわち、

    参考例3と同様にして土壌1g当たりのTCE分解を測定した。 得られた結果を、図11、12に示す。 【0075】図11の結果では、フェノール濃度100


    ppmの場合に最大の分解が見られ、1日で約70%のTCE分解が見られた。 次いで、フェノール濃度10p


    pmの場合に、1日で約50%のTCE分解が見られた。 また、フェノール濃度1000ppmの場合には、


    極めてゆっくりとした分解に止まっている。 【0076】一方、図12に示したように、増殖に関しては、KKO1株と同様に、フェノール濃度が0、10


    及び100ppmのものは、いずれも初期増殖曲線が凸型を示している。 1000ppmのものは、明らかに増殖阻害を受けている。 【0077】

    参考例7 TCEで5ppm(TCE5mg/kg湿潤土)に汚染された含水率90%の滅菌された関東ローム層土壌10


    0gを入れたバイアル瓶に15mlの培地(M9培地に0.2%グルタミン酸ナトリウム及び所定のフェノール濃度(0、1、5、10、100、500及び1000


    ppm(mg/kg湿潤土)を添加)とKK01株(K


    K01の種培養液0.1ml)を加え均一に混合し、ブチルゴム栓及びアルミシールで完全密封し、30℃で静置培養した。 経時的にバイアル瓶内の気相を0.1ml


    採取し、

    参考例 3と同様にTCEの残留率を求め図13


    に示した。

    参考例4の培養系のTCE5ppmの場合とほぼ対応する分解能を土壌系の場合にもフェノール濃度によって与えられることが判る。 従って、

    参考例4の図7、8の結果を踏まえて、つまりは、バッチ液培養における実験で得られる増殖曲線のデータから、実際の土壌の場合の有効な誘導物質濃度を設定することができる。 【0078】

    参考例8分解対象物としてcis−1,2−ジクロロエチレン(cis−DCE)を用い、その濃度を13ppmとして

    参考例3と同様にして培養を行った。 得られた結果を図14及び15に示す。 図14に示したように、フェノール濃度100ppmのときに13ppmのcis−D


    CEが7日間で1ppm以下にまで分解された。 これに対し、フェノール濃度10ppmのときには7日間で4


    ppmまで、フェノール濃度1000ppmのときには8ppmまでしか分解が進まなかった。 【0079】一方、図15に示したように、初期増殖特性に関しては、フェノール濃度0、10、100ppm


    のものはいずれも凸型を示し、最大菌数O. D. =1.


    2〜1.3が得られ、最大となる培養日数も2日目で一致している。 1000ppmのものは、明らかに増殖阻害を受け、最大菌数のO. D. も0.7程度で3日目以降に表われている。 【0080】

    参考例9 TCE分解誘導物質としてフェノールの代わりにp−クレゾールを用いた以外は

    参考例3と同様にして培養を行った。 なお、TCEの濃度は15ppmとし、p−クレゾールの濃度を0ppm、10ppm、100ppm及び1000ppmと変化させて、p−クレゾール濃度の影響を調べた。 得られた結果を図16及び17に示す。 【0081】図16に示したように、p−クレゾール1


    00ppmにおいて、TCE分解が2日で98%以上、


    p−クレゾール濃度10ppmの場合は最大で約62%


    進んだのに対し、p−クレゾール濃度1000ppmの場合は約14%のTCE分解にとどまった。 【0082】一方、図17に示したように、初期増殖特性に関しては、p−クレゾール濃度0、10及び100


    ppmのものはいずれも凸型を示した。 1000ppm


    のものは明らかに増殖阻害を受けていた。 【0083】

    参考例10 TCE分解菌をPseudomonas Putida


    BH株とした以外は

    参考例3と同様にして実験を行った。 ただし、培地はpH7.6に調整したM9培地を用い、TCE濃度は5ppmに調整した。 結果を図18に示す。 【0084】フェノール濃度100ppmのものは、初期増殖曲線は凸型を示し、この時1日で約95%のTC


    E分解が進んだ。 これに対し、フェノール濃度1000


    ppmのものは、明かに増殖阻害を受け、TCEもほとんど分解されていなかった。 【0085】 【発明の効果】本発明によりシロアリ腸内からのTCE


    の分解能を有する微生物の取得方法が確立され、該方法によって廃液等に含まれるTCEの生物分解処理に好適な微生物を取得することができる。 【0086】また、該取得方法によって得た微生物を用いることで、TCEを含む廃液等の効率良い生物処理が可能となる。 【0087】本発明によって土壌中でのTCE化合物の微生物の分解による実用性の高い土壌修復方法を提供することができる。 【0088】更に、本発明は有機塩素化合物を分解する微生物の単位菌体当たりの分解活性を高める誘導物質の濃度を初期の菌増殖特性から判断し、低い菌体数でも分解活性を高めた効率のよい生分解反応を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】実施例1でのTCEの残存率の経日的変化を示す図である。 【図2】実施例2でのバイアル瓶内のTCEの残存率の経日的変化を示す図である。 【図3】 参考例1でのバイアル瓶内のTCEの残存率の経日的変化を示す図である。 【図4】 参考例2でのバイアル瓶内のTCEの残存率の経日的変化を示す図である。 【図5】 参考例3でのTCE分解に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図6】 参考例3でのKK01株の増殖に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図7】 参考例4でのTCE分解に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図8】 参考例4でのKK01株の増殖に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図9】 参考例5でのTCE分解に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図10】 参考例5でのKK01株の増殖に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図11】 参考例6でのTCE分解に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図12】 参考例6での土着菌増殖に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図13】 参考例7でのTCE分解に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図14】 参考例8でのcis−DCEに対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図15】 参考例8でのKK01株の増殖に対するフェノール濃度の影響を示す図である。 【図16】 参考例9でのTCE分解に対するp−クレゾール濃度の影響を示す図である。 【図17】 参考例9でのKK01株の増殖に対するp−
    クレゾール濃度の影響を示す図である。 【図18】 参考例10でのBH1株増殖及びTCE分解に対するフェノール濃度の影響を示す図である。

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