Adhesive composition

专利类型 发明专利 法律事件
专利有效性 失效专利 当前状态
申请号 JP17598891 申请日 1991-06-20
公开(公告)号 JP2910333B2 公开(公告)日 1999-06-23
申请人 東亞合成株式会社; 申请人类型 企业
发明人 TAKEUCHI JUKO; TAKEMOTO TAKAO; TANIGAWA SHIN; 第一发明人 TAKEUCHI JUKO
权利人 東亞合成株式会社 权利人类型 企业
当前权利人 東亞合成株式会社 当前权利人类型 企业
省份 当前专利权人所在省份: 城市 当前专利权人所在城市:
具体地址 当前专利权人所在详细地址: 邮编 当前专利权人邮编:
主IPC国际分类 C04B37/00 所有IPC国际分类 C04B37/00C04B40/06C09J1/00C09J4/02
专利引用数量 0 专利被引用数量 0
专利权利要求数量 0 专利文献类型 B2
专利代理机构 专利代理人
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 下記5成分を含有することを特徴とする接着剤組成物。 1. アクリル酸又はメタクリル酸の多価金属塩 2. セメント 3. 酸化剤 4. フェリシアン化アルカリ 5. 水
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、主として岩石、コンクリート、モルタル、セラミックス、ガラス、金属類、石膏ボード、ケイカル板、タイル、レンガ、ほうろう等の土木・建築材料の接着に適した不燃性で湿潤面接着に適した接着剤に関するもので、土木・建築業界で幅広く利用されるものであり、さらに上記材料を使用する産業分野において必要とされる接着剤としても有用なものである。

    【0002】

    【従来の技術】土木・建築の分野において用いられる接着剤としては、セメントに骨材を配したモルタルや、それに接着性を向上させる目的で有機高分子化合物を配合したものが使用されている。 また、有機系の接着剤としてエポキシ系樹脂も多く用いられている。 しかしながら、これらの接着剤はいずれも硬化に数時間以上を要したり、接着面が湿潤していると接着できなかったり、引火の危険性があったり、接着が不足するといった問題を有している。

    【0003】そこで、本発明者らはかかる問題点のない接着剤、すなわち、数分程度で硬化し、湿潤面にも適用できる不燃性の接着剤として、(メタ)アクリル酸の多価金属塩、セメント、酸化剤およびよりなる接着剤を提案した(特開昭62−252488)。

    【0004】該接着剤は、優れた性能を有するものであり、幅広く利用されてきているものであるが、施工目的によっては、湿潤面にも適用できる不燃性の接着剤としての利用を主とし、速硬化という面は多少犠牲にし、使用に便利な様に可使時間を伸長することが求められている。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した本発明者らの提案になる(メタ)アクリル酸多価金属塩、
    セメント、酸化剤および水よりなる、速硬化性で湿潤面にも適用できる不燃性の接着剤について、その可使時間を2〜3時間程度までの間で自由に伸長し得る方法を提供するものである。

    【0006】

    【課題を解決するための手段」本発明者らは、前記接着剤の可使時間がフェリシアン化アルカリを添加することによって広範囲に変更し得ることを見出して本発明を完成したのである。 【0007】すなわち、本発明は下記5成分を含有することを特徴とする接着剤組成物に関するものである。 1. アクリル酸又はメタクリル酸の多価金属塩 2. セメント 3. 酸化剤 4. フェリシアン化アルカリ 5. 水

    【0008】○アクリル酸又はメタクリル酸の多価金属塩 アクリル酸またはメタクリル酸の多価金属塩(以下(メタ)アクリル酸塩という)とは、アクリル酸またはメタクリル酸のマグネシウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、亜鉛等の多価金属との塩であり、本発明に好ましい化合物はアクリル酸マグネシウムである。 本発明ではそれらを単独であるいは併用して用いることが出来る。

    【0009】○セメント 本発明において用いられるセメントとは、一般的に広く使用されているポルトランドセメント、アルミナセメントや混合セメントである高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカセメントなどでよく、ブレーン値を5
    000以上にした、コロイドセメント、マイクロセメントの類も好適に用いられる。

    【0010】○酸化剤 (メタ)アクリル酸塩は酸化剤と還元剤からなるレドックス触媒により硬化するが、本発明においてはセメントが還元剤と同等の効果を有するので、酸化剤の添加のみで(メタ)アクリル酸塩を硬化させることができる。 本発明に好適に使用できるのは、過硫酸アルカリ、なかんずく過硫酸ナトリウムまたは過硫酸カリウムである。

    【0011】○フェリシアン化アルカリ フェリシアン化アルカリはフェロシアン化アルカリを酸化して得られもので、赤血塩として知られるカリウム塩が一般的であり、本発明においても支障なく適用でき好ましいものである。

    【0012】○その他の添加剤 本発明の接着剤組成物には、増量、接着強度改良、収縮防止、流動性調節の目的で骨材を添加することができる。 骨材としては、具体的に、珪酸質粉末、フライアッシュ、パーライト、ガラス繊維等を挙げることが出来る。 また、接着性や寸法安定性改良の目的で、ポリアクリル酸エステルエマルションを添加することも有効である。

    【0013】○配合 本発明の接着剤組成物において、(メタ)アクリル酸塩とセメントの比率は、接着力に大きな影響を与えるので、一般的には2:8〜7:3(重量比)、好ましくは3:7〜7:3の比率で用いられる。 この組成の範囲内で(メタ)アクリル酸塩の比率が大きいほど硬化時間は長くなるが、その伸長には限界がある。

    【0014】酸化剤はセメントの2〜10重量%(以下単に%という)が適当であり、少なすぎると硬化しない恐れがあり、一方過大な使用は接着強度の低下の原因となる。 水は、接着剤組成物の流動性に関係し、一般的には、組成物中10〜30重量%程度が好ましい。 骨材を使用する場合は、セメント量の数倍以下使用するのが好ましい。

    【0015】本発明において接着剤の可使時間を伸長かつ自由に調節するためのフェリシアン化アルカリの添加量は、(メタ)アクリル酸アルカリとセメントの比率、
    水分含量などによって異なるが、組成物中0.05%以下が好ましい。 添加量の少ないほど可使時間の伸長程度は小さく、使用目的によって最適量を選ぶことができる。
    添加量が0.05%を超えると、硬化時間が異常に長くり、硬化しない場合も起こるとともに接着強度も低下するので、その様な使用は避けることが好ましい。

    【0016】

    【作用】本発明によれば、すなわちフェリシアン化アルカリの添加により、(メタ)アクリル酸の多価金属塩、
    セメント、酸化剤、ならびに水を必須成分とする接着剤組成物の可使時間を最長2〜4時間まで自由に伸長することができるので、気温変化、接着対象の種類に対応することが容易で、前記接着剤での作業を極めて容易にすることができる。

    【0017】

    【実施例】実施例1 粒径100mμ以下のけい砂700g、マイクロセメント180g、アルミナセメント120g、過硫酸ナトリウム8gの混合粉末に、40%アクリル酸マグネシウム水溶液500gに5%フェリシアン化カリウム溶液2g
    を加えた液を混合した接着剤組成物の20℃における可使時間は40分であり、モルタル板の接着強度は22kg
    f/cm 2であった。 この実施例において、組成物中のフェリシアン化カリウムの濃度は0.007%である。

    【0018】比較例1 実施例1において、フェリシアン化カリウムを用いない場合の可使時間は5.6分であり、モルタル板の接着強度は23kgf/cm 2であった。

    【0019】実施例2〜5 実施例1において、5%フェリシアン化カリウムの量を変えた時の可使時間とモルタル板に対する接着強度を第1表に示す。

    【0020】

    【表1】

    【0021】表1における接着強度の単位は kgf/cm 2
    である。

    【0022】

    【発明の効果】(メタ)アクリル酸の多価金属塩、セメント、酸化剤、ならびに水を必須成分とする接着剤組成物に、フェリシアン化アルカリを添加することにより当該接着剤組成物の可使時間を自由に調節することができるという優れた効果を本発明は奏し得るので、本発明接着剤組成物は土木・建築業界はもちろん他の業界においても広範囲に利用し得るものである。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−145384(JP,A) 特開 昭62−252488(JP,A) 特開 昭58−138763(JP,A) 特開 昭61−64708(JP,A) 特公 昭46−10953(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl. 6 ,DB名) C09J 1/00 C04B 40/06 C09J 4/02

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