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摩擦ロック式紐調整システムおよび摩擦ロック式紐調整システムを備えるビキニトップ

专利类型 发明专利 法律事件
专利有效性 有效专利 当前状态
申请号 JP2013536757 申请日 2011-10-26
公开(公告)号 JP5897021B2 公开(公告)日 2016-03-30
申请人 ナイキ イノベイト シーブイ; 申请人类型 其他
发明人 シーラ エイ ヴァン シッセレン; アンドレア ジェイ シュタウプ; トリー エム クロス; 第一发明人 シーラ エイ ヴァン シッセレン
权利人 ナイキ イノベイト シーブイ 权利人类型 其他
当前权利人 ナイキ イノベイト シーブイ 当前权利人类型 其他
省份 当前专利权人所在省份: 城市 当前专利权人所在城市:
具体地址 当前专利权人所在详细地址:アメリカ合衆国,オレゴン州 97005,ビーバートン,ワン バウワーマン ドライブ 邮编 当前专利权人邮编:
主IPC国际分类 A44B99/00 所有IPC国际分类 A44B99/00A41D7/00A41F15/00
专利引用数量 4 专利被引用数量 0
专利权利要求数量 18 专利文献类型 B2
专利代理机构 专利代理人 杉村 憲司;
权利要求

女性用スイムトップ用の摩擦ロック式紐調整システムであって、スイムトップの着用時におけるスイムトップのずれを防止する摩擦ロック式紐調整システムは、 一対の紐と、一対の摩擦ロック式調整終端部とを備え、 前記一対の摩擦ロック式調整終端部は、それぞれ、前記一対の紐の一方の紐の端部に固定して取り付けるとともに、前記一対の紐のもう一方の紐に摺動可能に取り付け、 前記一対の摩擦ロック式調整終端部は、摩擦強化材料で構成した一対の調整留具を備え、 摩擦ロック式紐調整システムはさらに、 前記一対の調整留具のそれぞれに設けた一対の開孔であって、前記紐を前記一対の調整留具に設けた前記一対の開孔に摺動可能に通すことができる、一対の開孔と、 前記一対の調整留具のそれぞれに設けた開孔の少なくとも1つの近傍に配置した摩擦強化パターンと、を備えたことを特徴とする、 摩擦ロック式紐調整システム。前記一対の紐はそれぞれ、前記スイムトップの2つの乳房カップ領域の一方に取り付け、前記スイムトップの着用時に、前記乳房カップ領域は、それぞれ、着用者の乳房を被覆することを特徴とする、請求項1に記載の摩擦ロック式紐調整システム。前記一対の紐は、前記スイムトップの着用時に、一方の乳房カップ領域から他方の乳房カップ領域の方へ、前記着用者の首の後ろを通って共に延在することを特徴とする、請求項2に記載の摩擦ロック式紐調整システム。前記一対の摩擦ロック式調整終端部はそれぞれ、前記一対の紐を用いて固定した第1の摺動結び目を備えたことを特徴とする、請求項3に記載の摩擦ロック式紐調整システム。前記一対の紐のうち一方の紐の端部を用いて固定した第2の結び目をさらに備える、請求項4に記載の摩擦ロック式紐調整システム。前記一対の調整留具のそれぞれに前記一対の開孔を設けたことにより、前記紐を前記調整留具に通すことができ、前記調整留具を着用者の肌に負担のない平坦な構成とすることができることを特徴とする、請求項1に記載の摩擦ロック式紐調整システム。前記一対の各調整留具は略楕円形状であり、該調整留具の平軸に沿った両側に前記一対の開孔を配置したことを特徴とする、請求項6に記載の摩擦ロック式紐調整システム。前記摩擦強化パターンは、前記調整留具にプリントしたシリコーン素材で構成したことを特徴とする、請求項7に記載の摩擦ロック式紐調整システム。前記一対の各調整留具は、該調整留具の層間に前記紐の前記端部を接着することにより、前記一対の紐の一方の紐の端部に固定して取り付けたことを特徴とする、請求項8に記載の摩擦ロック式紐調整システム。前記摩擦強化パターンは、前記一対の各調整留具における前記一対の開孔の少なくとも1つを包囲する、アイレット状、螺旋状、または同心円状のパターンの少なくとも1つであることを特徴とする、請求項9に記載の摩擦ロック式紐調整システム。着用時に着用者の乳房を少なくとも部分的に被覆するように構成した2枚のパネル部であって、該2枚のパネル部は該パネル部の端縁に沿った縁部を有していることを特徴とする、2枚のパネル部と、 前記パネル部の前記縁部を経由して延在して前記2枚のパネル部を連結する一対の紐であって、該一対の紐によりビキニトップの着用時に前記2枚のパネル部を着用者の胴体に固定したことを特徴とする、一対の紐と、 一対の調整留具であって、該一対の調整留具はそれぞれ前記2枚のパネル部の上方に位置した状態で、前記一対の紐の一方の紐の端部に固定して取り付けるとともに、前記一対の紐のもう一方の紐に摺動可能に取り付けたことを特徴とする、一対の調整留具と、 前記一対の各調整留具に設けた一対の開孔であって、前記調整留具にはそれぞれ2つの開孔を設けて前記紐を前記調整留具の各開孔に通したことを特徴とする、一対の開孔と、 前記一対の各調整留具が有する各開孔に近接配置した摩擦強化パターンであって、該摩擦強化パターンは、前記ビキニトップの着用時に前記開孔に通した前記紐に係合することを特徴とする、摩擦強化パターンと、を備えるビキニトップ。前記一対の各調整留具に前記一対の開孔を設けたことにより、前記紐を前記調整留具に通して前記調整留具を前記着用者の肌に負担のない平坦な構成とすることができることを特徴とする、請求項11に記載のビキニトップ。前記摩擦強化パターンは、前記調整留具にプリントしたシリコーン素材で構成したことを特徴とする、請求項12に記載のビキニトップ。前記摩擦強化パターンは、前記一対の各調整留具に設けた前記一対の開孔の少なくとも一方を包囲する、アイレット状、螺旋状、または同心円状のパターンの少なくとも1つであることを特徴とする、請求項13に記載のビキニトップ。前記一対の調整留具はそれぞれ、該調整留具の層間に前記紐の前記端部を接着することにより、前記一対の紐の一方の紐の端部に固定して取り付けたことを特徴とする、請求項14に記載のビキニトップ。着用時に着用者の乳房を少なくとも部分的に被覆するように構成した2枚のパネル部であって、該2枚のパネル部は、該パネル部の底端縁に沿った縁部にギャザーを付けたことを特徴とする、2枚のパネル部と、 前記パネル部の前記ギャザーを付けた縁部を経由して延在し、前記2枚のパネル部を連結する第1の紐の対であって、該第1の紐の対は、ビキニトップの着用時に前記2枚のパネル部を着用者の胴体に固定することを特徴とする、第1の紐の対と、 第2の紐の対であって、該第2の紐の対はそれぞれ、前記2枚のパネル部のうち一方の上方に取り付けて、前記ビキニトップの着用時に、前記着用者の首の後ろを通って延在することを特徴とする、第2の紐の対と、 一対の摩擦ロック式調整終端部であって、該一対の摩擦ロック式調整終端部はそれぞれ、前記第2の紐の対のうち一方の紐の端部に固定して取り付けて、前記第2の対の紐のうちもう一方の紐に摺動可能に取り付けたことを特徴とする、一対の摩擦ロック式調整終端部と、を備えるビキニトップにおいて、 前記一対の摩擦ロック式調整終端部は、摩擦強化材料で構成した一対の調整留具を備え、 前記ビキニトップはさらに、 前記一対の調整留具のそれぞれに設けた一対の開孔であって、前記第2の紐を前記一対の調整留具に設けた前記一対の開孔に摺動可能に通すことができる、一対の開孔と、 前記一対の調整留具のそれぞれに設けた開孔の少なくとも1つの近傍に配置した摩擦強化パターンと、を備えたことを特徴とする、ビキニトップ。前記一対の摩擦ロック式調整終端部はそれぞれ、前記第2の紐の対を用いて固定した第1の摺動結び目であることを特徴とする、請求項16に記載の摩擦ロック式紐調整システム。前記第2の紐の対の一方の紐の端部を用いて固定した第2の結び目をさらに備える請求項17に記載の摩擦ロック式紐調整システム。

说明书全文

本発明は、本明細書に記載の[発明の概要]においてではなく、[特許請求の範囲]により定義される。本発明の様々な態様の概要をここに提供するのはそのためであり、それによって、本開示の内容を概説し、[発明を実施するための形態]の項において詳述する、本発明の精選された構想を提起しようとするものである。この[発明の概要]は、特許請求した主題の主要な特徴または必須の特徴を同定することを意図するものではなく、この[発明の概要]を、特許請求した主題の範囲の決定支援として使用することを意図するものでもない。

ビキニトップ(スイムトップ)は、泳用途のみならず、サーフィン、水上スキー、ビーチバレー、水球、およびジョギング等その他の運動競技に関連して着用されることも多くなっている。このような運動量の多い(high impact)スポーツ競技では、競技中に女性競技者の乳房をサポートして女性競技者の乳房の極度な揺動を防止する衣類への需要がある。一般的なビキニトップは、通常、着用者の胴体の後ろや首に回した細幅の布(tie)を有するホルターネックデザインで構成される。女性は、多くの場合、従来のビキニトップの閉止具(closure)を締めてビキニトップを身体に極めてぴったりと密着させ、運動競技中の乳房へのサポートを高めるようにすることが多いが、これは、着用者に不快感を与えるだけでなく、衣類にも通常耐えうる以上のストレスがかかる場合があり、その結果、ストラップが着用者の身体へ食い込んだり、滑りや破損の原因となることすらある。水中関連競技においても、多くの場合、ビキニストラップが徐々に緩み、また滑って位置がずれて、その結果、女性競技者が不快な思いや、場合によっては恥ずかしい思いをする可能性すらある。時間的制約のある運動競技において、ビキニトップを再調整するために一時的に動作を中断することは、競技者にとって代償が大きい。このように、運動競技中の着用者にとってより安心感があり、かつ快適なビキニトップが求められている。

[課題を解決するための手段] 本発明によれば、摩擦ロック式紐調整システムを有するスイムトップを提供する。本発明によるスイムトップは、一対の摩擦ロック式調整終端部を有することができ、各摩擦ロック式調整終端部は、スイムトップの一対の首紐のうち一方の端部に固定される。摩擦ロック式調整終端部は、スイムトップのもう一方の首紐に、摺動可能に取り付ける(affix)ことができる。摩擦ロック式調整終端部は、調整留具(adjustment buckle)または摺動結び目(slidable knot)で構成することができる。調整留具は、シリコーン塗工した2個以上のパッドで構成することができ、各パッドには複数の開孔を設け、これらの開孔にスイムトップの紐を通すことができる。摩擦強化パターンを、調整留具に設けた各開孔に近接して配置することができる。ビキニトップの着用時には、各開孔に通した紐に摩擦強化パターンが係合して、ビキニトップをより確実にフィットさせることができる。

以下、本発明の実施例を、参照により本明細書に援用した添付の図面に基づいて詳細に説明する。

図1A〜図1Cは、それぞれ、本発明に係る種々のスイムトップの一例を示す正面図である。

本発明の特徴を具体化した調整留具の背面図である。

図3A〜図3Bは、それぞれ、本発明の特徴を具体化した調整留具の正面図である。

本発明の特徴を具体化した調整留具の側面図である。

本発明の特徴を具体化した調整留具の拡大側面図である。

図5A〜図5Cは、本発明の特徴を具体化した調整留具への首紐の通し方を示す図である。

本発明の特徴を具体化したスイムトップの首紐を組み上げたところを示す正面図である。

本発明の特徴を具体化したスイムトップを着用したところを示す図である。

図8A〜図8Eは、本発明の特徴を具体化した、摺動結び目終端部を形成する首紐の結び方を示す図である。

法定記載要件を満たすため、本明細書においては本発明の主題を具体的に記載している。しかしながら、本発明の請求の範囲は、本明細書の記載そのものに必ずしも限定されない。むしろ、請求項に記載した対象事項は、その他の現行技術または次世代技術を併用して、本明細書に記載したものと同様の種々のステップまたは各ステップの組み合わせを含む別の方法によって実施してもよい。本明細書において使用した「ステップ」および/または「ブロック」、または「モジュール」等の用語は、用いた方法またはシステムの様々な要素を包含するが、個々のステップの順序が明示的に記載されていない限り、かような用語を、本明細書に開示した様々なステップ間に任意の特定の順序があることを意味するものとして解釈すべきではない。

本発明は、摩擦ロック式紐調整システムを有するスイムトップに関する。スイムトップは一対の摩擦ロック式調整終端部を有することができ、各調整終端部はそれぞれスイムトップの首紐の端部に固定する。摩擦ロック式調整終端部は、摺動結び目または調整留具として構成することができる。調整留具は、シリコーン塗工した2個以上のパッドからなり、各開孔にスイムトップの紐を通すことができる。摩擦強化パターンは、調整留具に設けた各開孔に近接して配置することができる。ビキニトップの着用時には、各開孔に通した紐に摩擦強化パターンが係合して、ビキニトップをより確実にフィットさせることができる。

したがって、本発明の一態様よれば、女性用スイムトップ用の摩擦ロック式紐調整システムを提供する。摩擦ロック式紐調整システムによれば、スイムトップの着用時に、該スイムトップのずれや滑りを防止することができる。摩擦ロック式紐調整システムは、一対の紐と、一対の摩擦ロック式調整終端部とを含むことができる。一対の摩擦ロック式調整終端部はそれぞれ、一対の紐の一方の紐の端部に固定して取り付けるとともに、該一対の紐のもう一方の紐に摺動可能に取り付けることができる。摩擦ロック式調整終端部は、一対の紐を用いて取り付けた摺動結び目により構成することができる。摩擦ロック式調整終端部は、一対の調整留具を備えてもよい。スイムトップの摩擦ロック式紐調整システムは、一対の調整留具にそれぞれ設けた開孔をさらに含むことができ、該一対の調整留具にそれぞれ設けた開孔にはスイムトップの紐を通すことができる。一対の調整留具にそれぞれ設けた2つの開孔には紐を摺動可能に通すことができ、調整留具を着用者の肌に負担のない平坦な構成とすることができる。スイムトップの摩擦ロック式紐調整システムは、また、一対の調整留具にそれぞれ設けた少なくとも1つの開孔に近接して摩擦強化パターンを設けることができる。摩擦強化パターンは、例えば、調整留具にプリント加工したシリコーン素材からなる模様として構成することができる。スイムトップに通した紐は、着用時に着用者の乳房を被覆するスイムトップの乳房カップ領域に取り付けることができる。したがって、スイムトップの着用時に、一対の紐は、共に、一方の乳房カップ領域からもう一方の乳房カップ領域の方へ、前記着用者の首の後ろを通って延在する。

本発明の別の態様により提供されるビキニトップは、該ビキニトップの着用時に、着用者の乳房を少なくとも部分的に被覆するように構成した2枚のパネル部を含むことができる。2枚のパネル部は、その端縁に沿った縁部を有することができる。ビキニトップは、一対の紐を含むこともでき、各紐はパネル部における縁部を経由して延在して2枚のパネル部を連結する。一対の紐により、ビキニトップの着用時に、2枚のパネル部を着用者の胴体に固定することができる。ビキニトップは、また、一対の調整留具を備えることができる。一対の調整留具はそれぞれ、一対の紐のうち一方の紐の端部に固定して取り付けるとともに、もう一方の紐に摺動可能に取り付けることができる。一対の調整留具はそれぞれ、ビキニトップの2枚のパネル部のうち一方の上方に配置することができる。ビキニトップにおいては、さらに、一対の調整留具にはそれぞれ2つの開孔を設けることができる。調整留具にそれぞれ設けた2つの開孔には、紐を通すことができる。ビキニトップは、一対の調整留具にそれぞれ設けた各開孔に近接して、摩擦強化パターンを設けることもできる。この開孔に近接配置した摩擦強化パターンは、ビキニトップの着用時に、開孔に通した紐と係合してビキニトップをより確実にフィットさせることができる。

本発明のさらに別の態様により提供するビキニトップは、該ビキニトップの着用時に、着用者の乳房を少なくとも部分的に被覆するように構成した2枚のパネル部を備えることができる。この2枚のパネル部においては、パネル部の底端縁に沿った縁部にギャザーを付けてもよい。ビキニトップは、第1の紐の対を含むこともでき、各紐はパネル部におけるギャザーを付けた縁部を経由して延在して2枚のパネル部を連結する。この紐の第1の対により、ビキニトップ着用時に、着用者の胴体に2枚のパネル部を固定することができる。ビキニトップは、第2の紐の対を含むこともできる。第2の紐の対における各紐はそれぞれ2枚のパネル部のうち一方の上部に取り付けることができる。第2の紐の対における各紐は、ビキニトップの着用時に着用者の首の後ろを通って延在させてもよい。ビキニトップは、一対の摩擦ロック式調整終端部を含むこともできる。一対の摩擦ロック式調整終端部はそれぞれ、第2の紐の対の一方の紐の端部に固定して取り付け、第2の紐の対のもう一方の紐に摺動可能に取り付けることができる。一対の摩擦ロック式調整終端部の各々は、第2の紐の対を用いて取り付けた第1の摺動結び目とすることもできる。

本発明によるスイムトップは、摩擦ロック式紐調整システムを有することができる。以上、本発明の実施形態の概要を簡単に説明したが、摩擦ロック式紐調整システムを有するスイムトップの一例を以下に説明する。

各図面全体、特に図1〜図7は、摩擦ロック式紐調整システムを有するスイムトップの例を様々な視点から図示したものである。本明細書において、各実施形態をスイムトップに関して記載したが、本発明の実施形態は、様々な運動競技中に乳房組織をサポートするために用いるものであれば、ある特定の種類またはタイプの衣類に限定されるものではないことが理解されよう。衣類のストラップの滑りを防止する摩擦ロック式紐調整システムを利用することは、運動競技用スポーツウェア以外の衣類においても有用である。その他の実施形態として、例えば、ブラジャー、キャミソール、およびレオタード等を挙げることができる。さらに、図面の記載は単なる例示に過ぎず、本発明の請求の範囲をある特定の種類のスイムトップに限定するものでは決してない。

ここで、図1A〜図1Cは、本発明の各特徴を例示したスイムトップの正面図であり、全内に参照符号100を付して示す。図1Aおよび図1Bを参照すると、スイムトップ100は、乳房カップ領域110、乳房カップパネル部120、結び紐(tie cord)130、および調整留具140を備えることができる。スイムトップの乳房カップ領域110はスイムトップの一部であり、着用者の各乳房を収容するためのものである。乳房カップ領域110は、2枚の乳房カップパネル部120を含むことができ、かかる乳房カップパネル部120は、乳房組織を含む着用者の胴体の一部を被覆することができる。図1A〜図1Cに示すように、乳房カップパネル部120は三形状とすることができるが、ビキニトップ用として一般に用いられる他の形状を用いることもできる。例えば、パネル部を、楕円形、実質的にU字形、円形、または長方形としてもよい。パネル部120は、その端縁に沿った縁部125を有することができる。パネル120に縁部125を縫着して、パネル部の端縁に沿って連続した中空の円筒形の空間を画定することができる。縁部125は、パネル120の底端縁に沿った縁部125Aにギャザーまたはひだを付けて(ruched)縫着してもよい。スイムトップ100の底端縁に沿った縁部125Aにギャザーを付けたことにより、スイムトップ100のファッション性を高めることができる。縁部125Aにギャザーを付けたことにより、パネル部120の形状と着用者の乳房の外郭形状との一致度を高めることが可能となり、スイムトップ100の着用者へのフィット性をより確実に向上しやすくなる。縁部125Bは、図1Aに示すように、パネル部120の上部外側の端縁上に配置することができる。縁部125Cを、図1Bに示すように、パネル部120の上部内側の端縁上に配置することもできる。図1Cに示すように、パネル部120には、パネル部120の底端縁125Aに沿う縁部のみを設けてもよい。図1A〜図1Cには、スイムトップ100のパネル部120に沿って配置した縁部125の位置に関して異なる組み合わせを示しているが、調整留具140または摺動結び目165の有無にかかわらず、縁部125の配置は各図面に図示したものに限定されるものではなく、その他の配置とすることもできる。

引き続き図1A〜図1Bを参照すると、スイムトップ100は、2本以上の紐または細幅の布(tie)130および135を含むこともでき、各紐または細幅の布をそれぞれパネル部120の縁部125に挿入して通すことができる。紐130および紐135は、調整留具140と併用して、着用者の首に紐を回してスイムトップを固定可能とする。図1Cに示すように、紐130および紐135は、また、摺動結び目165と併用して、着用者の首に回してスイムトップを固定してもよい。スイムトップの着用時に、紐130および紐135は、共に、一方の乳房カップパネル部120からもう一方の乳房カップパネル部120の方へ、着用者の首の後ろを通って延在する。スイムトップ100は、2本以上の紐または細幅の布132および134を含んでいてもよい。各紐を、パネル部120の縁部125Aに挿入して通すことができ、紐132および紐134により、ビキニトップの着用時に、着用者の胴体に2枚のパネル部120を固定することができる。一対の紐132および紐134を用いたことで、運動競技中の着用者はより高い安心感を得ることができる。

引き続き、図1A〜図1Bを参照すると、スイムトップ100は2つの調整留具140を備え、各調整留具は、それぞれ、2枚の乳房カップパネル部120のうち一方の上方に位置する。調整留具140は、少なくとも2つの開孔150を有し、紐130および紐135を、一対の調整留具140の開孔150に通してループ状とすることができる。紐130および紐135は、乳房カップパネル部120の上部から上方へ延在させて、調整留具140の開孔150を通して、着用者の首の周囲に回してもよい。一対の調整留具140の各々は、一対の紐130および紐135の、一方の紐の端部に固定して取り付けることができ、また、一対の紐130および紐135の、もう一方の紐に摺動可能に取り付けることができる。

調整留具140を摩擦強化材料または滑り止め材で構成して、運動競技中にスイムトップを着用した際に、スイムトップ100のストラップが滑って位置がずれるのを防止してもよい。調整留具140における1つ以上の開孔150の近傍には、摩擦強化パターン160を設けることができる。各開孔150近傍に設けた摩擦強化パターン160を開孔150に通した紐135および/または135に係合させることで、調整留具140と紐130および/または135との間の摩擦を強化している。摩擦強化パターン160によって摩擦を強化したことにより、スイムトップの着用時にスイムトップ100のストラップの滑りやずれが防止されるので、スイムトップをより確実にフィットさせることができる。一例として、サーフィン等の運動中において、調整留具140の滑り止め材と紐130および135の拘束を摩擦強化パターンを用いて強化したことにより、スイムトップの紐の位置がずれるのを防ぐことができ、また、スイムトップが強い波に流されてしまわないようにすることもできる。

ここで、図1Cを参照すると、スイムトップ100は、2つの摺動結び目165を備えることができる。各結び目165はそれぞれ、紐130または135のどちらか一方の端部に固定されている。摺動結び目165は紐130および135の両方を用いて取り付けて、各結び目165を引っ張ることで、紐130および135のどちらに沿ってでも各結び目165動かすことができるようにする。第2の固定結び目170の対は、摺動結び目165の端部に配置して、摺動結び目165がほどけてしまわないようにすることができる。固定結び目170はそれぞれ、紐130または135のどちらの端部を用いて形成してもよい。紐130および135の各端部をステッチ175で留めて、紐130および135のほつれや、その結果、結び目170および165がほどけたりするのを防止することもできる。図1Cでは、ステッチ175により紐130および135のほつれを防止した例を図示しているが、紐のほつれ防止手段としては、例えば、紐130および135の端部にほつれ防止用の接着剤を塗布する等、その他の手段を用いることができる。

ここで、図2は、本発明を特徴づける調整留具の背面図であり、全体に参照符号200を付して示す。調整留具200は、開孔210および外面220を備えることができ、調整留具200には少なくとも2つの開孔210を設けることができる。開孔210は、調整留具200の水平軸に沿った両側に配置することができる。外面220は、スイムトップの着用時に、着用者の肌と接触するよう構成することができる。そのため、調整留具の外面220は、柔軟で可撓性のある非研磨性の素材で構成することができる。一例として、着用者への肌あたりが優しいスエード調の素材により外面220を構成することができる。

ここで、図3A〜図3Bは、本発明を特徴づける調整留具の正面図であり、全体に参照符号300を付して示す。調整留具300は、開孔310、摩擦強化パターン320、外面330、および滑り止め層340を備えることができる。調整留具300は略楕円形で、2つ以上の開孔310を含むことができる。開孔310は調整留具300上の両側に配置するが、開孔310間の距離と、各開孔310から調整留具300の外側の端縁までの距離とがほぼ等しくなるようにする。開孔310は、その開孔にスイムトップの紐を通しやすい大きさとすることができる。調整留具300に開孔310を設けたことで、調整留具300にスイムトップの紐を通すことが可能となり、調整留具を着用者の肌に対して負担のない平坦な構成とすることができる。

各開孔310は、摩擦強化パターン320により包囲することができる。摩擦強化パターン320は、各開孔310の周囲に配置した粘着性材料および滑り止め材で構成することができる。このような摩擦強化パターン320の粘着性により、開孔310に通した紐が簡単に動いてしまわないように制限することができる。このように、いったんスイムトップの紐が着用者によって所望のフィット感に調整されると、紐には摩擦強化パターン320に用いた滑り止め素材のグリップ力が働き、所望の位置からの紐のずれ防止に寄与する。

図3Aに図示した摩擦強化パターン320は、開孔310を中心に放射状に広がる線で構成した鳩目(アイレット(eyelet))形状のパターンであるが、本発明による調整留具を構成するにあたり、摩擦強化パターン320としてその他の構成を用いることができる。一例として、摩擦強化パターン320は、図3Bに示すように、開孔310から螺旋状に広がるように形成することができる。別の例としては、摩擦強化パターン320を、開孔310を中心とした同心円形状としてもよい。摩擦強化パターン320は、調整留具300の各開孔310を囲む外面330に取り付けたシリコーン素材で構成することができる。一例として、摩擦強化パターン320を、調整留具300にプリントしたシリコーン素材で構成してもよい。別の例では、摩擦強化パターン320を、調整留具300に塗布したパフインク材で構成してもよい。

調整留具の外面330は、柔軟で可撓性のある非非研磨性の素材で構成することができる。外面330は、水着用の素材で構成することができる。外面330の構成に用いる素材は、柔軟で可撓性があることに加えて、耐久性、着色性、耐水性または防水性等特性を備えることができる。一例として、外面330は、着用者への肌あたりが優しいスエード調の素材で構成することができる。調整留具300の外面330には滑り止め層340を取り付けてもよい。例えば、プリントにより滑り止め層340を外面330に設けることができる。滑り止め層340はシリコーン素材から構成することができる。図3Bに示すように、滑り止め層340上には様々なデザインまたはパターンをプリントすることができる。摩擦強化パターン320と同様に、滑り止め層340は、調整留具300を通したスイムトップの紐を所定の位置に維持するのに有用である。

ここで、図4Aは、本発明の特徴を例示した調整留具の側面図であり、全体に参照符号400を付して示す。図4Bに、調整留具400の拡大側面図を示す。調整留具400は、内層420、中間層430、および外層440等からなる重層構造とすることができる。内層420は柔軟な素材を用いて構成し、調整留具400のついたスイムトップを着用すると、内層が着用者の肌に接触する。内層420を構成する素材としては、柔軟で可撓性があり、非研磨性のものを用いることができる。一例として、着用者への肌あたりが優しいスエード調の素材により内層420を構成することができる。中間層430は補強材を含んで構成して、調整留具400に安定性を与えるようにすることができる。例えば、中間層430を構成する素材としては、柔軟なゴム材料を用いることができる。中間層430には接着材を用いることもでき、調整留具400の内層と外層を容易に積層可能とする。この接着材を用いて、スイムトップの紐450の一方の端部を、調整留具400(図4B)の層間に固定することもできる。調整留具のその他の例において、紐450を中間層430に縫着してもよい。外層440は、内層420の材料と同様に、柔軟で可撓性があり、非研磨性の材料を用いて構成することができる。外層440は、例えば、シリコーン等の滑り止め材で構成して、調整留具400に通したスイムトップの紐が滑らないようにすることもできる

ここで、図5A〜図5Cは、本発明を特徴づける調整留具への首紐の通し方を示す図であり、全体に参照符号500を付して示す。図5Aに、調整留具510を示す。調整留具510は2つの開孔520および紐530を含む。図4Bを参照して述べたように、紐530の終端部は、調整留具510の層間に固定してもよい。紐530の固定していないほうの端部は、本発明によるスイムトップの着用時に、着用者の首の回りに延在させてもよい。図5Bに、調整留具の開孔520への紐535の通し方を示す。紐530および紐535はいずれも調整留具510と併用し、着用者にスイムトップを調整可能に固定することができる。そして、図5Cに示すように、紐535を調整留具の第2の開孔520に通してループ540を形成することができる。紐530および紐535の固定していない端部は共に、本発明によるスイムトップの着用時に、着用者の首の回りに延在させてもよい。調整留具510の付いたスライド式ホルターネックのスイムトップの調節は、ループ540を引っ張って留具510を所望の位置にスライドさせることにより行うことができる。

ここで、図6は、本発明を特徴づけるスイムトップの首紐を組み上げたところ(アセンブリ)を示す正面図であり、全体に参照符号600を付して示す。首紐アセンブリ600は、スイムトップ100等のスライド式ホルターネックのスイムトップに用いることができる。アセンブリ600は、2つの調整留具610を備えることができ、各調整留具610には、それぞれ、2つの開孔625を設けて紐615または紐620のどちらかを通す。紐615および紐620それぞれの一方の端部は、調整留具610の層間に固定することができる。さらに、紐615および紐620それぞれのもう一方の端部はもう一方の調整留具に通して、着用者の首の周囲に巻いたホルターネックを構成することができる。各調整留具610は開孔625を有し、開孔625には、紐615および紐620を摺動可能に通して、調整留具610を着用者の肌に負担のない平坦な構成とすることができる。調整留具610の開孔625に近接して摩擦強化パターン630を設けることができる。ビキニトップの着用時に、摩擦強化パターン630が開孔625を通る紐615および紐620と係合して、ビキニトップをより確実にフィットさせることができる。

ここで、図7は、本発明を特徴づけるスイムトップを着用した状態を示す図であり、全体に参照符号700を付して示す。スイムトップ700は、パネル部720、紐732および紐734、紐730および紐735、摺動結び目765、および固定結び目770を備えることができる。ビキニトップ700は、着用時に着用者の乳房を少なくとも部分的に被覆する2枚のパネル部720を備えることができる。2枚のパネル部のパネル部底端縁に沿った縁部にはギャザーを付けてもよい。ビキニトップ700は、一対の紐732および紐734を含むことができ、各紐をパネル部720の縁部を経由して延在させて、2枚のパネル部720を連結してもよい。これらの紐により、ビキニトップの着用時に、着用者の胴体に2枚のパネル部を固定することができる。一対の紐732および紐734を用いたことで、運動競技中の着用者はより高い安心感を得ることができる。ビキニトップ700は、第2の紐の対として紐730および紐735を含むこともできる。紐730および紐735はそれぞれ、2枚のパネル部720のうち一方の上部に取り付けることができる。紐730および紐735は、パネル部720の上部に縫着してもよい。その他の例では、紐730および紐735をパネル部720の縁部に通してもよい。図7に示すように、紐730および紐735は、ビキニトップ700の着用時に、着用者の首の後ろを通って延在させることができる。ビキニトップ700は、一対の摺動結び目765として構成した摩擦ロック式調整終端部を含むこともできる。摺動結び目765は、紐730または紐735の端部に固定して取り付けても、紐730および紐735のもう一方の紐の端部に摺動可能に取り付けてもよい。摺動結び目765は、紐730および紐735を両方用いて固定することができ、各結び目765をそれぞれ引っ張ることにより、紐730および紐735のどちらに沿ってでも各結び目765を動かすことができる。第2の固定結び目770の対は、摺動結び目765の端部に配置して、摺動結び目765がほどけてしまわないようにすることができる。各固定結び目770は、紐730または紐735のいずれかの端部を用いて形成することができる。

ここで、図8A〜図8Eは、本発明の特徴である摺動結び目の端部を形成する首紐の結び方を示す図であり、全体に参照符号800を付して示す。図8Aに、一対の紐805および紐810を示す。これらの紐805および紐810を、例えば、着用者の首の周囲に回した首紐として用いて、図7のビキニトップ700のようなビキニトップを固定してもよい。図8Aに示すように、紐805および紐810を互いに平行に配置して、一方の紐、例えば、紐810等を、図8Aに示すように、ヘアピンループ状に折り曲げることができる。図8Bに図示したように、紐810の端部を折り曲げて、紐805に交差してもよい。図8Cに示すように、紐810の端部を、紐805の下で折り曲げて、紐805の下に1つのループが形成し、紐805の上にもう1つのループが形成するようにしてもよい。図8Dに図示したように、紐810の端部を上方に折り曲げて、紐805と重ねてもよい。図8Eに示すように、紐810の端部を、紐805の下に形成したループに挿入して引っ張り、例えば、図7の結び目765のような摺動結び目を形成することができる。

以上、本発明の各実施形態を説明したが、各実施形態は本発明の例示に過ぎず、発明を 限定するものではない。当業者にとって、本発明の範囲から逸脱しない限り、その他の実施形態が可能であることは、当業者にとって明らかであろう。当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく、上記の各改良点を実施する代替的手段を構築することができる。

特定の特徴および部分的組み合わせを有用に利用することができ、利用の際に他の特徴および他の部分的な組み合わせを参照する必要はなく、特許請求の範囲を逸脱するものではないことが理解されよう。各図面に挙げたすべてのステップを必ずしも記載した特定の順序で実行する必要はない。

本発明の実施形態によれば、摩擦ロック式紐調整システムを有するスイムトップを提供することができる。本発明によるスイムトップは、一対の摩擦ロック式調整終端部を有することができ、各終端部は、それぞれスイムトップの一対の首紐の一方の端部に固定することができる。摩擦ロック式調整終端部は、スイムトップのもう一方の首紐に、摺動可能に取り付けることができる。摩擦ロック式調整終端部は、調整留具または摺動結び目を有して構成することができる。調整留具は、スイムトップの紐を通すための開孔を有したシリコーン製のパッドを2個以上備えていてもよい。摩擦強化パターンは、調整留具の開孔に近接して配置することができる。摩擦強化パターンは、ビキニトップの着用時に、開孔に通した紐に係合して、ビキニトップをより確実にフィットさせることができる。

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