Sealed compressor

阅读:137发布:2020-11-06

专利汇可以提供Sealed compressor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide excellent wear resistance of a sliding part and excellent stability of a refrigerating machine oil by using an ester oil added with a stabilizer and an oil agent but not with extreme pressure agent as the refrigerating machine oil for a sealed compressor used in a refrigerating cycle using HFC coolant. SOLUTION: This sealed compressor is a rotary compressor used in a refrigerating cycle using HFC coolant and having a refrigerating machine oil of lubricating oil sealed in the inner part. In the rotary compressor, a roller 2 is rolled on the inner wall of a cylinder 1 according to the rotation of a crank 3. As the refrigerating machine oil, an ester oil added with a stabilizer and an oil agent as additives, but not with extreme pressure agent is used. Since the ester oil has a high polarity and is apt to be adsorbed to the surface of a sliding part, the effect can be exhibited only when a large quantity of the extreme pressure agent is added. The addition of a large quantity of the extreme pressure agent causes a contamination to deteriorate the stability. The molecular adsorbing property is improved by the addition of the oil agent, so that the wear resistance of the boundary lubricating sliding part can be particularly improved, and the hydrolysis can be suppressed by the addition of the stabilizer.,下面是Sealed compressor专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】HFC冷媒を使用する冷凍サイクルに用いられ、冷凍機油を封入された密閉型圧縮機において、 前記冷凍機油は、添加剤として安定剤および油性剤を添加するとともに極圧剤を添加しないエステル油であることを特徴とする密閉型圧縮機。
  • 【請求項2】前記安定剤はエポキシ系添加剤であり、前記油性剤はアルコール系添加剤であることを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。
  • 【請求項3】前記冷凍機油に、添加剤としてさらに酸化防止剤または銅不活性剤を添加したことを特徴とする請求項1又は2記載の密閉型圧縮機。
  • 【請求項4】前記添加剤の総量を、前記冷凍機油に対して3質量%以下としたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の密閉型圧縮機。
  • 【請求項5】内部に境界潤滑摺動部を有するとともに、
    この境界潤滑摺動部における一方の材料を窒化処理されたステンレス鋼とし、他方の材料をMo、NiおよびC
    rを含有する合金鋳鉄としたことを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の密閉型圧縮機。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、HFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒を使用した冷凍サイクルに用いられる密閉型圧縮機に係り、とりわけ、封入される冷凍機油による潤滑性等を改良した密閉型圧縮機に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、HFC冷媒を使用する冷凍サイクルに用いられる密閉型圧縮機においては、冷凍機油として、HFC冷媒との相溶性の良いエステル油が用いられている。 しかし、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)冷媒等と異なりHFC冷媒は塩素を含まないため、圧縮機の摺動部に塩素系の潤滑膜を生成することが期待できない。 このため、エステル油をそのまま使用したのでは、摺動部の磨耗が著しくなり、信頼性の点で問題がある。

    【0003】そこで、エステル油に安定剤、油性剤及び極圧剤などの各種添加剤を添加して摺動部の磨耗を防止することが考えられた。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、添加剤としてイオウ系や塩素系の極圧剤を添加すると、エステル油を分解して冷凍サイクル内にコンタミネーション(不純物)を生成し、サイクル詰まりを引き起こすという問題がある。

    【0005】また、より安定性の高いリン系の極圧剤では、エステル油の極性が強いため、摺動部の表面にエステル油の吸着する傾向が強くなる。 このため、この極圧剤は、大量に添加しなくては固体極圧膜が形成されず、
    目的とする磨耗防止効果が得られない。 一方、この添加剤を固体極圧膜が形成されるよう大量に添加すると、上述した極圧剤の場合と同様に、コンタミネーションの生成という問題が生ずる。

    【0006】その他の摺動部の磨耗防止対策としては、
    摺動部材料にPVD(物理蒸着法)等による表面処理を行う手段もあるが、その場合は製品コストが大幅に上昇してしまうという問題がある。

    【0007】本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、HFC冷媒を使用する冷凍サイクルに用いられる密閉型圧縮機において、摺動部の耐磨耗性および冷凍機油の安定性に優れた密閉型圧縮機を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】第1の手段は、HFC冷媒を使用する冷凍サイクルに用いられ、冷凍機油を封入された密閉型圧縮機において、前記冷凍機油は、添加剤として安定剤および油性剤を添加するとともに極圧剤を添加しないエステル油であることを特徴とする密閉型圧縮機である。

    【0009】この第1の手段によれば、HFC冷媒を使用しているために塩素系の潤滑膜による耐磨耗性向上を期待することはできないが、エステル油に油性剤を添加することにより、冷凍機油の油性、すなわち分子吸着性を向上させ、特に境界潤滑摺動部における耐磨耗性向上を図ることができる。 また、エステル油に安定剤を添加することにより、エステル油の加分解が抑制され、加水分解による酸の発生が防止される結果、耐磨耗性の向上とともに冷凍機油の劣化防止による安定性向上を図ることができる。 また、これら油性剤および安定剤を添加したことにより、最低限必要とする耐磨耗性の効果が得られるので、極圧剤を添加しなくても良く、極圧剤を添加しないことにより、コンタミネーションの発生によってエステル油の安定性が低下してしまうという問題を回避することができる。

    【0010】第2の手段は、第1の手段において、前記安定剤をエポキシ系添加剤とし、前記油性剤をアルコール系添加剤としたものである。 この第2の手段によれば、第1の手段において、安定剤をエポキシ系添加剤とすることにより、エステル油が分解した際に発生する酸を捕捉するとともに、そのような分解の原因となる水分の捕捉も同時にできる。 このため、冷凍機油の安定性をより一層向上させることができる。 また、油性剤をアルコール系添加剤とすることにより、エステル油又はHF
    C冷媒との相溶性を確保することができる。 このため、
    圧縮機の運転中の析出によるコンタミネーションの発生を効果的に防止し、サイクル詰まりを回避することができる。

    【0011】第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記冷凍機油に、添加剤としてさらに酸化防止剤または銅不活性剤を添加したものである。 この第3の手段によれば、第1又は第2の手段において、酸化防止剤の添加によって、エステル油の酸化による劣化を抑制して冷凍機油の安定性を高めることができると共に、摺動部への油性剤の作用を妨げる劣化物の発生を低減させることにより、油性剤による耐磨耗性向上の効果を促進することができる。 また、銅不活性剤の添加によって、冷凍サイクルに用いられている銅管からの銅イオンの発生を抑制し、摺動面におけるカッパープレーティングを防止することにより、油性剤による耐磨耗性向上の効果を促進することができる。

    【0012】第4の手段は、第1乃至第3の手段のいずれかにおいて、前記添加剤の総量を、前記冷凍機油に対して3質量%以下としたものである。 この第4の手段によれば、第1乃至第3の手段のいずれかにおいて、冷凍機油において添加剤の総量を3質量%以下とすることにより、実用上問題のない大きさの体積抵抗を確保することができる。

    【0013】第5の手段は、第1乃至第4の手段のいずれかにおいて、内部に境界潤滑摺動部を有するとともに、この境界潤滑摺動部における一方の材料を窒化処理されたステンレス鋼とし、他方の材料をMo、NiおよびCrを含有する合金鋳鉄としたものである。

    【0014】この第5の手段によれば、第1乃至第4の手段のいずれかにおいて、油性剤による境界潤滑摺動部の耐磨耗性向上の効果をより一層増強させることができる。

    【0015】

    【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明による密閉型圧縮機の実施の形態について説明する。 [第1の実施形態]まず、本発明の第1の実施形態について説明する。 本実施形態の密閉型圧縮機は、HFC
    (ハイドロフルオロカーボン)冷媒を使用する空調機等の冷凍サイクルに用いられるものであり、内部に潤滑用の冷凍機油が封入されている。 また、この密閉型圧縮機は、例えば図1に示すようなロータリ圧縮機の構造を有している。 図1において、ロータリ圧縮機は、シリンダ1とローラ2とを備え、このローラ2が電動機(図示せず)によるクランク3の回転に伴ってシリンダ1の内壁上を転がり運動するようになっている。 また、この圧縮機は、上記ローラ2の外周面に対して先端部が摺動自在に圧接されるベーン4を備えている。

    【0016】なお、上記HFC冷媒としては、例えばH
    FC32(ジフルオロメタン)とHFC125(ペンタフルオロエタン)とを50質量%ずつ混合したHFC4
    10Aが用いられる。 また、上記冷凍機油は、エステル油に添加剤として安定剤および油性剤(油性向上剤)を添加したものである。

    【0017】ここで、従来、鉱物系の冷凍機油に添加することにより、高負荷時の耐磨耗性向上に効果のあった極圧剤は、本実施形態の圧縮機における冷凍機油には添加されていない。 これは、上述したようにエステル油は、鉱物油に比べて極性が強く摺動部の表面に吸着しやすいため、極圧剤を大量に添加しなくてはその効果が得られない一方で、極圧剤を大量に添加するとコンタミネーションの発生によってエステル油の安定性が低下してしまうという問題があるからである。

    【0018】次に、以上のように構成された本実施形態の効果について説明する。 本実施形態によれば、HFC
    冷媒を使用しているために塩素系の潤滑膜による耐磨耗性向上を期待することはできないが、エステル油に油性剤を添加することにより、冷凍機油の油性、すなわち分子吸着性を向上させ、特に境界潤滑摺動部における耐磨耗性向上を図ることができる。

    【0019】このような油性剤添加による耐磨耗性向上の効果を示す実験結果が、図2に示されている。 図2に示すのは、1HP(735W)クラスの家庭用空気調和機に用いられるロータリ圧縮機において、一年間の実用テストによる境界潤滑摺動部(ここでは、図1に示すローラ2とベーン4との接触部5)のトータル磨耗量を、
    油性剤の添加、無添加で比較したものである。 図2に示すように、油性剤無添加の場合の磨耗量が約10μm であるのに対して、油性剤添加の場合の磨耗量は約3μm
    に止まっており、油性剤添加による境界摺動潤滑部の耐磨耗性向上の効果が実証されている。

    【0020】また、エステル油に安定剤を添加することにより、エステル油の加水分解が抑制され、加水分解による酸の発生が防止される結果、耐磨耗性の向上とともに冷凍機油の劣化防止による安定性向上を図ることができる。

    【0021】なお、上記安定剤としては、エステル油が分解した際に発生する酸を捕捉するとともに、そのような分解の原因となる水分の捕捉も同時にできる点で、エポキシ系添加剤を用いることが好ましい。 そのようにすることで、冷凍機油の安定性をより一層向上させることができる。

    【0022】また、上記油性剤としては、エステル油又はHFC冷媒との相溶性を確保する観点から、アルコール系添加剤を用いることが好ましい。 そのようにすることで、圧縮機の運転中の析出によるコンタミネーションの発生を効果的に防止し、サイクル詰まりを回避することができる。

    【0023】このように、油性剤および安定剤を添加したことにより、極圧剤を添加しなくても実用上十分な耐磨耗性の向上が得られており、極圧剤を添加しないことにより、コンタミネーションの発生が確実に防止できる。

    【0024】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の実施形態について説明する。 本実施形態は、上記第1の実施形態の圧縮機において、冷凍機油に添加剤としてさらに酸化防止剤または銅不活性剤を添加したものであり、その他の構成は上記第1の実施形態と同様である。

    【0025】本実施形態によれば、酸化防止剤の添加によって、エステル油の酸化による劣化を抑制して冷凍機油の安定性を高めることができる。 また、摺動部への上記油性剤の作用を妨げる劣化物の発生を低減させることにより、油性剤による耐磨耗性向上の効果を促進することができる。

    【0026】また、銅不活性剤の添加によって、冷凍サイクルに用いられている銅管からの銅イオンの発生を抑制し、摺動面におけるカッパープレーティングを防止することにより、油性剤による耐磨耗性向上の効果を促進することができる。

    【0027】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の実施形態について説明する。 本実施形態は、上記第1又は第2の実施形態の圧縮機において、上記安定剤、油性剤、酸化防止剤又は銅不活性剤等の添加剤の総量を、冷凍機油に対して3質量%以下としたものであり、その他の構成は上記第1又は第2の実施形態と同様である。

    【0028】上記安定剤、油性剤、酸化防止剤又は銅不活性剤等の添加剤は、それぞれ上述したような効果を有するが、一方では冷凍機油の体積抵抗を低下させ、ひいては圧縮機の電動機における電気絶縁性を低下させてしまう。 そこで、本実施形態によれば、冷凍機油において上記添加剤の総量を3質量%以下とすることにより、実用上問題のない大きさの体積抵抗を確保することができる。

    【0029】[第4の実施形態]次に、本発明の第4の実施形態について説明する。 本実施形態は、上記第1乃至第3の実施形態のいずれかの圧縮機において、その境界潤滑摺動部(例えば図1に示す上記接触部5)における一方(例えばベーン4)の材料を窒化処理されたステンレス鋼とし、他方(例えばローラ2)の材料をMo、
    NiおよびCrを含有する合金鋳鉄とするものであり、
    その他の構成は上記第1乃至第3の実施形態と同様である。

    【0030】本実施形態によれば、上記油性剤による境界潤滑摺動部の耐磨耗性向上の効果をより一層増強させることができる。 このような耐磨耗性向上の効果を示す実験結果が、図3に示されている。 図3に示すのは、1
    HP(735W)クラスの家庭用空気調和機に用いられるロータリ圧縮機において、1000時間の単体耐久テストによる境界潤滑摺動部(ここでは、図1に示すローラ2とベーン4との接触部5)のトータル磨耗量を、その材料の組合せ、及び油性剤の添加、無添加で比較したものである。 図3に示すように、ベーン4とローラ2との材料の組合せを、工具鋼と鋳鉄にした場合の磨耗量が約90μm (油性剤無添加)と約85μm (同添加)であるのに対して、窒化処理したステンレス鋼(SUS)
    と上記合金鋳鉄にした場合の磨耗量は約15μm (油性剤無添加)と約5μm (同添加)に止まっており、本実施形態のような材料選択による境界摺動潤滑部の耐磨耗性向上の効果が実証されている。

    【0031】

    【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エステル油に特定の添加剤を添加した冷凍機油によって、
    摺動部の耐磨耗性を向上させることができると共に、冷凍機油の安定性を向上させることができる。 このため、
    HFC冷媒を使用した冷凍サイクルに用いられる密閉型圧縮機の信頼性を高めることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明が適用される密閉型圧縮機の一例を示す要部横断面図。

    【図2】油性剤添加の効果を確認するための実験結果を示すグラフ。

    【図3】図1に示すローラとベーンとの接触部(境界潤滑摺動部)における材料選択の効果を確認するための実験結果を示すグラフ。

    【符号の説明】

    1 シリンダ 2 ローラ 3 クランク軸 4 ベーン 5 ローラとベーンとの接触部(境界潤滑摺動部)

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