专利汇可以提供Lifting gear of yarn feed changer专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To promote a reduction in cost in simplifying a mechanism for a lifting motion for feeder changing by installing an engaging member free of lifting motion, engaging a yarn feed changer for changing a yarn feeder of a creel and a work bench for a tail joint of the changed yarn feeder in an alternative way. CONSTITUTION:A yarn feeder changing robot 4 to be installed at the backside of a creel, in a draw false-twist texturing machine consists of a travel carriage 18 traveling on a rail 17, a yarn feed changer 3 installed in this carriage 19 free of lifting motion, and a work bench 19 going up and down alternatively with this yarn feed changer 3, and it is provided with a lifting gear 29 which wraps a chain 22 between two sprockets 21 and 21 supported on a vertical position of a column 20, comprising a lifting means 24 using a motor 23 as a driving source, and an engaging member 25 engaging the yarn feed changer 3 or the work bench 19 is installed in the chain 22. In succession, at a time when one side of the yarn feed changer 3 and the work bench 19 is moving up and down, a stopper for stopping the other side at the lower limit position is installed in the travel carriage 18.,下面是Lifting gear of yarn feed changer专利的具体信息内容。
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、延伸仮撚機等のクリールの給糸を交換する給糸交換装置の昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】延伸仮撚機等においては、省力化及び高速化の要求に対応するため、ロボットによる自動化が進められている。 例えば仮撚機により生産された仮撚パッケージの玉揚げを、オートドッファとロータリーペグの組み合わせで行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら仮撚機のクリールに対する給糸の交換に関しては、専ら人手にたよっており、自動的に行うための装置はなかった。 そこで本出願人は、クリール列の一端側にパッケージ移載ステーションを設置し、このステーションとクリール列との間に、パッケージ移載用ロボットとテール継ぎオペレータのための作業台を備えた給糸交換台車を走行させるようにした給糸交換システムを開発した。 このシステムによって、給糸交換の半自動化が達成され、効率の良い給糸交換が実現されることとなった。
【0004】ただしその給糸交換台車には、ロボット及び作業台を所定の位置にそれぞれ昇降移動させるための機構が必要であるので、全体構成が大規模になり、コスト増を招くという課題が残されていた。
【0005】そこで本発明は、上記事情に鑑み、昇降のための構造を簡単にしてコスト低減が図れる給糸交換装置の昇降装置を提供すべく創案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、クリールの給糸を交換する給糸交換装置及び交換された給糸のテール継ぎを行うための作業台に択一的に係合する係合部材と、この係合部材を昇降させる昇降手段とを備えたものである。
【0007】
【作用】上記構成によって、昇降手段は、給糸交換装置に係合した係合部材を昇降移動させることで給糸交換装置をクリールの所定位置に位置させて、給糸交換を行わせる。 そして作業台に係合した係合部材を昇降させることで、作業台に乗り込んだ作業者がテール継ぎを行い得るようにする。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係わる給糸交換装置の昇降装置の一実施例を添付図面に従って説明する。 まず図1及び図2によって、本発明が適用される給糸交換システム及び延伸仮撚機のクリールを説明する。
【0009】給糸交換システムは、延伸仮撚機1に備えられたクリール2の背面側に給糸交換装置3を備えた給糸交換ロボット4が配置され、この給糸交換ロボット4
が、クリール列の延長位置に設置されたパッケージステーション5において満管の給糸パッケージ6aをもらい、クリール2のペグ軸7から空になった紙管8を抜き取ってその代わりに満パッケージ6aを挿着するようになっている。 パッケージステーション5には、天井搬送装置9から満パッケージ6aを受け取るパッケージ移載装置10が設けられ、その近傍の台車走行路11の延長上には、抜き取られた空紙管8を収納するための紙管収納箱12が設けられている。 このほか延伸仮撚機1には、玉揚のためのロータリーペグ13及びオートドッファ14が備えられている。
【0010】クリール2には多数の一対のペグ軸7が備えられ、一方のペグ軸7bに挿着された給糸パッケージ6が解舒中であるときは、他方のペグ軸7aに予備の満パッケージ6aが挿着されている。 解舒中のパッケージ6bのテイル(尻糸)は、予備のパッケージ6aの糸端に接続されるようになっており、解舒中のパッケージ6
bの糸層がなくなると、引き続いて予備のパッケージ6
aが解舒されるようになっている。
【0011】ペグ軸7は、紙管8の内径よりも小さい間隔を有する平行な二本のロッドで成り、クリール2の枠体を構成する支柱に回転筒を介して支持され、図中右側のものがAタイプ(A側ペグ軸7a)、左側のものがB
タイプ(B側ペグ軸7b)と呼ばれている。 回転筒には三本の爪15が設けられ、この爪15が操作されることによりペグ軸7が回転されるようになっている。 すなわち解舒時にあっては互いに内側に傾いた状態でストッパ(図示せず)により固定され、空になって給糸交換されるに際してはA側ペグ軸7aは反時計回りに、B側ペグ軸7bは時計回りにそれぞれ約150 度回転されて、横杆16と垂直な方向に向けられるようになっている。
【0012】次に図3及び図4によって、給糸交換ロボット4を説明する。 この給糸交換ロボット4は、台車走行路11となるレール17上を走行する走行台車18
と、走行台車18に昇降自在に設けられた給糸交換装置3と、給糸交換装置3と交替で昇降する作業台19とで構成されている。 作業台19にはスプライサー(図示せず)が備えられ、乗り込んだオペレーターが解舒中のパッケージ6bのテイルと予備の満パッケージ6aの糸端とを結べるようになっている。 そして給糸交換装置3及び作業台19を適宜昇降させるものとして、本発明の特長となる昇降装置29が設けられている。
【0013】走行台車18の給糸交換装置3と作業台1
9との間には、クリール2と同等の高さの支柱20が立設されており、その上下にスプロケット21が回動自在に取り付けられ、このスプロケット21間に、チェーン22が巻き掛けられている。 また下部のスプロケット2
1に、これを回転駆動させるためのモータ23が備えられている。 これらスプロケット21、チェーン22、モータ23とによって昇降手段24が構成されている。 そしてチェーン22には、給糸交換装置3或いは作業台1
9に係合する係合部材25が取り付けられている。 すなわちモータ23が、図4中反時計回りに回転して係合部材25が給糸交換装置3の側を上行することによって、
給糸交換装置3を上方へ移動させると共に、時計回りに回転することにより給糸交換装置3を下方に移動させ、
さらに反対側に回り込んで上行することによって、作業台19を上方に移動させるようになっている。 なお走行台車18には、給糸交換装置3及び作業台19のうち一方が昇降移動しているときに、他方を下降限度の位置に停止させておくためのストッパ(図示せず)が設けられている。 また支柱20の適宜位置には、給糸交換装置3
及び作業台19の位置を検出するセンサー(図示せず)
が備えられている。
【0014】給糸交換装置3は、クリール2のペグ軸7
を回転させるペグオープン機構26と、そのペグ軸7の空紙管8を抜き取る紙管抜取機構27と、ペグオープン機構26及び紙管抜取機構27を順次駆動させる単一のカム機構28と、紙管8が抜き取られたペグ軸7に満パッケージ6aを挿着する給糸供給機構とにより主として構成されている。
【0015】このうちペグオープン機構26は、図5及び図6に示すように、A,Bの二種類のペグ軸7a,7
bを適宜回転させるための一対のペグオープナー30
a,30bと、単一の駆動軸によりペグオープナー30
をそれぞれ作動させるカム駆動手段31と、カム駆動手段31をペグ軸7の種類により規制して一方のペグオープナー30のみを作動させる駆動制限手段32とで成り、これらは略直方体形状のハウジング33内に設けられている。
【0016】ペグオープナー30は、平歯車状の鉛直軸34に基端部が支持された扇形の板35と、板35の先端周縁に設けられた三個の係合ローラ36とで成り、鉛直軸34の回転によってその軸回りに旋回することにより、係合ローラ36が三本の爪15に順次当接して押動回転させるようになっている。 図5中、右側に待機収納されているペグオープナー30bがB側ペグ軸7b回転用であって、自身が反時計回りに旋回することでペグ軸7bをロボット側に開くようになっており、左側のペグオープナー30aがA側ペグ軸7aのためのものである。
【0017】カム駆動手段31は、メインのカム軸37
に取り付けられた二枚のカム板38,39と、これらカム板38,39にそれぞれローラ40,41を介して係合する二枚のカムレバー42,43とで構成されている。 カム軸37は、図3に示したように、スプロケット44及びチェーン45を介してモータ46により図中時計回りに回転駆動されるようになっている。 なおこのカム軸37は、給糸交換機構が満パッケージ6aをクリール2側に供給する際には、回転を一旦停止されるようになっている。 カムレバー42,43は、鉛直軸34とカム軸37との略中間に位置された支軸47,48を中心にして回動するように形成され、それぞれスプリング4
9,50によって、ローラ40,41がカム板38,3
9に常時接触するような方向に付勢されている。 そしてカムレバー42,43の側部には、それぞれ鉛直軸34
a,34bと噛合する円弧状の歯部51,52が形成され、カム板38,39のプロフィールに従うカムレバー42,43の揺動が、鉛直軸34a,34bを回転させるようになっている。
【0018】駆動制限手段32は、それぞれのカムレバー42,43に形成された鉤部53,54に係合する係止部材55と、係止部材55を回転変位させていずれか一方のカムレバー42,43のみに係合させるロータリーソレノイド56とで構成されている。 図5の実線で示した状態は、B側ペグ軸7bを開くために、A側ペグ軸用のカムレバー42を規制する状態を示してあり、カム軸37の回転により二枚のカム板38,39が回転しても、係止部材55によってA側カムレバー42の揺動は停止されていわばそのカム板38から浮いた状態となり、鉛直軸34a及びペグオープナー30aを回転させないように形成されている。
【0019】また本実施例にあっては、満パッケージ6
aの挿着が終わってペグ軸7bを戻す際に、他方のペグオープナー(30a)をも使用するようになっている。
これは、ロボット側にペグ軸7を開く際には、ペグオープナー30の三個の係合ローラ36p,36q,36r
が、ペグオープナー30の旋回によりそれぞれ三本の爪15p,15q,15rに作用して所定の向きに位置させることができるが、反対方向に旋回する際には、三番目の係合ローラ36rは爪15に当接すること無く、二番目の係合ローラ36qが第一の爪15pに、一番目の係合ローラ36pが第二の爪15qにそれぞれ当接することになる。 従ってペグ軸7は回転のはずみで解舒姿勢に戻る場合もあるが、確実に戻すために、例えばB側のペグオープナー30bが逆方向(時計回り)に旋回して原位置に復帰した後に、A側のオープナー30aを正方向(時計回り)に回転させて、残りの第三の爪15rを押動させるものとした。 このためペグ軸戻し過程の終わりに、ロータリーソレノイド56をONにして、A側カムレバー42の揺動を可能にするようになっている。
【0020】このようにペグオープン機構26を、ロータリーソレノイド56のON-OFFによってA側及びB側のいずれのペグ軸7にも対応できるようにしたので、構成が簡単になってコストダウンが図れる。
【0021】次に紙管抜取機構27は、図7及び図8に示すように、水平なアーム57に支持された紙管受台5
8と、アーム57に設けられた紙管係合部材59とで構成されている。
【0022】アーム57は、ハウジング33から垂下された旋回ロッド60の下端に取り付けられ、紙管受台5
8を水平ないしやや後傾した姿勢で保持している。 紙管係合部材59は、アーム先端部から斜め上方に延出された縦板61と、縦板61の先端に取り付けらた三角形状の横板62とで形成され、ペグ軸7との径方向の相対移動によりその紙管8に係合して、これをペグ軸7から離脱させるように、適宜傾斜されている。
【0023】すなわち図9に示すように、紙管抜取機構27をクリール2側に正対させておくことにより、ペグオープナー30によってペグ軸7がロボット側に回転する過程で、ペグ軸7の紙管8の側面が横板62に当たって、次第に持ち上げられつつロボット側に下降傾斜するようになっている。 そしてペグ軸7が90度回転するまでに、紙管8がペグ軸7から離脱して紙管受台58上に落ちるようになっている。 このようにペグ軸7の回転だけで空紙管8を抜き取ることができるようにしたので、構成が簡単になり、給糸交換のスピードアップに貢献できる。 なおこの紙管離脱は、静止したペグ軸7に対して紙管抜取機構27が旋回して紙管8に接近係合するようにしても、同様に行うことができる。
【0024】そして図7及び図8に示したように、旋回ロッド60は、ハウジング33内に設けられた第二のカム駆動手段63によって適宜軸回りに旋回されるようになっている。 この第二のカム駆動手段63は、メインのカム軸37に取り付けられたカム板64と、カム板64
に沿って転動する係合ローラ65を介して駆動されるカムレバー66とで構成され、旋回ロッド60はカムレバー66の支軸67に連結固定されている。 またカムレバー66の他端側には、係合ローラ65をカム板64に常時当接させる方向に付勢するスプリング68が、取付軸69を介して設けられている。
【0025】このように第二のカム駆動手段63は、前記したカム駆動手段31のカム軸37を共有するようになっており、これら駆動手段31,63が、ペグオープン機構26及び紙管抜取機構27を順次駆動させる単一のカム機構28となっている。 従って、モータ46が一つの極めて簡単な駆動機構とすることができ、コスト低減が達成される。 また独立した駆動機構を備える場合にくらべて、各機構の連動が極めて確実且つ円滑に行うことができ、給糸交換作業の迅速化が達成される。 そして旋回ロッド60は、その途中に給糸供給機構が取り付けられており、90度軸回りに旋回することで、これら機構のいずれかをペグ軸7に択一的に対向させる旋回軸として形成されているものである。 すなわちカム軸37が回転されるだけで双方の機構がその動作を行うためのポジションに付くことができ、給糸交換の円滑化が促進できるものである。
【0026】このほか図8に示したように、アーム57
には、先端にローラ70を有したローラレバー71と、
ローラレバー71とアーム57との間に張架されたバネ72とが設けられている。 ローラレバー71は、アーム57の先端部にブラケット73を介して回動自在に支持され、先端が斜め下方に延出されていると共に、反対側は紙管受台58に取り付けられている。 そしてバネ72
は、紙管受台58が略水平な姿勢となる方向に、ローラレバー71を付勢している。
【0027】そして図10に示すように、紙管収納箱1
2の近傍には、ローラレバー71のローラ70に係合する傾斜台74がスタンド75aにより所定の高さに設けられ、給糸交換装置3が満パッケージ6aを受け取るべく下降する途中で、ローラレバー71を図中時計回りに回転させるようになっている。 すなわち紙管受台58を前方に傾倒させて、載置した紙管8を収納箱12内に投入させるようになっている。
【0028】次に給糸供給機構を説明する。 この給糸供給機構は、パッケージ移載装置10から満管の給糸パッケージ6aを受け取る機能を兼ね備えた給糸受渡装置7
5として構成されている。
【0029】先に図11によって、パッケージステーション5に設置されたパッケージ移載装置10を説明する。 このパッケージ移載装置10は、クリール2のペグ軸7と同様に形成された三本のペグ軸76を有するテーブル77と、テーブル77の支軸78をレバー79を介して回転させるためのシリンダー80とを備え、支軸7
8及びシリンダー80を支持している装置本体81の上部には、天井搬送車(図示略)の下降を規制する位置決めガイド82が取り付けられている。 ペグ軸76はテーブル77の面に対して直角に伸びており、満パッケージ6aの外径よりも広い間隔を以て固定されている。 そして天井搬送車から満パッケージ6aを受ける際には、シリンダー80が短縮してテーブル77を略水平にし、給糸受渡装置75に満パッケージ6aを渡す際には、シリンダー80が伸長してテーブル77を略垂直に、すなわちペグ軸76を略水平な状態にするようになっている。
【0030】図12及び図13に示すように、給糸受渡装置75は、対向されるペグ軸7,76と略同じ方向に伸縮するエアシリンダー83と、エアシリンダー83のピストンロッド84に設けられその進退動作によりパッケージ6aに係合或いは離脱するパッケージ係脱部材8
5とにより主として構成されている。 エアシリンダー8
3は、図7に示したように旋回ロッド60に固定されたホルダー86に支持され、その基端側が水平ピン87により上下方向に回動自在に連結されている。 ホルダー8
6の先端部には、クリール2のものと同様のペグ軸88
が固定されている。 ピストンロッド84の先端には、紙管8の軸端部に当接する押え板89が取り付けられており、その下部にパッケージ係脱部材85が取り付けられている。
【0031】パッケージ係脱部材85は、ホルダー86
に設けられたローラ90に係合する第一のプレート91
と、第一のプレート91にその長手方向中央に設けられた回転軸92を介して支持された第二のプレート93とで構成されている。 第二のプレート93の先端は、紙管8の軸端部に引っ掛かるような鉤状に形成されている。
また回転軸92には、第二のプレート93を図中反時計回りに付勢するつるまきバネ94が設けられ、そのバネ94の一端は第二のプレート93に突設されたピン95
に係止されている。 このピン95は、第一のプレート9
1に形成された長穴96に遊嵌されており、その長穴9
6の範囲で第二のプレート93の先端を上方に持ち上げるようになっている。
【0032】一方パッケージ移載装置10のペグ軸76
の下方には、プレート91,93に係合するガイドローラ97が設けられている。 このガイドローラ97は、テーブル77にブラケット100を介して取り付けられ、
エアシリンダー83の伸長によってプレート91,93
が紙管8内に進入してきた際に、プレート91,93を水平よりも僅かに上向きに傾斜した状態で案内するようになっている。
【0033】従って図12に示したように、パッケージ移載装置10のペグ軸76から満パッケージ6aを受け取る際には、図中二点鎖線にて示した待機状態からエアシリンダー83の伸長に従って、プレート91,93が紙管8内へと進入し、ホルダー86のローラ90から外れる以前にテーブル77のガイドローラ97にもたれて、紙管8の内壁上端を滑るように進み、第二のプレート93の先端が紙管8の端部から出たときに、つるまきバネ94の付勢力でその鉤部98が紙管8の径方向外方へ突出するようになっている。 すなわちその後エアシリンダー83の短縮によって、紙管8の軸端部を引っ掛けて、給糸パッケージ6aをテーブル77のペグ軸76から外し、ホルダー86のペグ軸88に移すものである。
【0034】また図13に示したように、クリール2のペグ軸7に満パッケージ6aを挿着させる際には、エアシリンダー83の伸長に従って押え板89が給糸パッケージ6aを押し出して、伸びたプレート91,93に一旦支持させてから、プレート91,93がクリール2のペグ軸7と重なる位置まで進出してホルダー86のローラ90から外れると、自重によりプレート91,93が下方に傾倒して、クリール2のペグ軸7に満パッケージ6aを渡すようになっている。 このように給糸受渡装置75は、エアシリンダー83の伸縮だけで満パッケージ6aの受け取り・渡しができる構成なので、極めて円滑且つ迅速に給糸交換ができる。 なおホルダー86には、
プレート91,93の過度な下降傾斜を制限するストッパー99が設けられている。
【0035】このほか給糸交換ロボット4には、クリール2の給糸パッケージ6の外径を検出するセンサー(図示せず)が設けられ、給糸交換が必要か否かを判断できるようになっている。 また走行台車18には、クリール2及びパッケージステーション5の所定位置に停止するためのセンサー(図示せず)が備えられている。 そしてカム軸37、エアシリンダー83及びロータリーソレノイド56は、図14に示すようなタイミングで作動するようになっている。 このためカム軸37とエアシリンダー83には、その起動のためのセンサー(図示せず)がそれぞれ備えられている。 カム軸37には、その原点位置、満管挿着のための一旦停止を行う位置、ロータリーソレノイド56を起動させるべき位置にそれぞれセンサーが設けられている。 さらにエアシリンダー83には、
前進・後退の端位置を検出するセンサーが備えられている。
【0036】次に本実施例の作用を説明する(図15参照)。
【0037】給糸交換装置3を搭載した給糸交換ロボット4によって、延伸仮撚機1の給糸を交換するに際して、まずパッケージステーション5にて満管の給糸パッケージ6aを受け取ると共に、空の紙管8を保持している場合はこれを放出する(ST 1)。 すなわち走行台車18によって走行路11の一端の所定位置まで移動した後、昇降手段24により給糸交換装置3を適宜下降させ、その途中で図10に示したように、紙管受台58を傾けて紙管8を収納箱12に投入すると共に、給糸受渡装置75をテーブル77に対面させる。 そして図12に示したように、エアシリンダー83の伸長及び短縮によって満パッケージ6aの紙管軸端部を引っ掛けて、テーブル77のペグ軸76から満パッケージ6aを離脱させ、ホルダー86のペグ軸88に移載する。
【0038】そして交換の必要なユニットがあると(ST
2)、センサーに従って走行台車18を走行させると共に昇降手段24を駆動させて、給糸交換装置3を該当地点に位置させる(ST 3)。 また同時に、ペグ軸7がA側であるかB側かを判断し、ペグオープン機構26を作動させる。
【0039】そのペグ軸7がB側のものであれば、ロータリーソレノイド56はOFF とし、図5に示したように、A側カムレバー42を拘束する。 そしてカム軸37
を回転させて、カム板38,39を回転させ、B側カムレバー43を揺動させる。 このとき同時に、紙管抜取機構27のカム板64が回転されることで、紙管受台58
が図7に示している状態から反時計回りに90度旋回して、クリール2のペグ軸7の下側となる位置へ移動する。 そしてB側ペグオープナー30bがB側カムレバー43により旋回駆動されることで、そのローラ41が三本爪15に順次係合してペグ軸7bを約150 度時計回りに回転させる(ST 4)。
【0040】この回転の途中で、図9に示したように、
紙管係合部材59が接近してくる紙管8の側面に当接して、その紙管8を持ち上げつつ紙管受台58側に傾かせて、ペグ軸7bから落下させる(ST 5)。
【0041】ペグ軸7bの回転が終了すると、旋回ロッド60が時計回りに90度回転し、図8に示したように、
給糸受渡装置75がそのペグ軸7bに対向する。 この時点でカム軸37の回転は一旦停止され、エアシリンダー83が起動される(図14参照)。 すなわち図13に示したようにエアシリンダー83が伸長され、プレート9
1,93が、ホルダー86のペグ軸88に保持されていた満パッケージ6bを、空紙管8が外されたペグ軸7に挿着させる(ST 6)。
【0042】満管挿着が終わってエアシリンダー83が短縮されると、再びカム軸37が回転される。 この回転によりカム板39に従ってカムレバー43が揺動することで、ペグオープナー30bが逆方向に旋回し、ペグ軸7bを解舒側へ回転させる。 B側オープナー30bが原位置にもどったら、ロータリーソレノイド56をONにして、A側カムレバー42の拘束を解除し、A側ペグオープナー30aを正方向(時計回り)に旋回させて、三本爪15の戻りのダメ押しを行う(ST 7)。
【0043】その後給糸交換ロボット4は、パッケージステーション5に移動して、抜き取った紙管8を放出すると共に、満パッケージ6aを補給し、次の給糸交換に備える。 また新しく挿着した給糸パッケージ6aの糸端と解舒中のパッケージ6bのテールとの糸継ぎは、ペグ軸7が戻された後に、或いはまとめて、作業台19に乗りこんだオペレータがスプライサーを操作して行う。
【0044】この際、昇降手段24のチェーン22を図4中時計回りに循環させる。 この循環により、係合部材25は下降して給糸交換装置3を走行台車18の下限位置まで移動させた後、さらに下部スプロケット21を回り込んで、作業台19に係合し、これを適宜上昇或いは下降させるものである。
【0045】このように、給糸交換中にはテール継ぎを行うことはなく、作業台19及び給糸交換装置3を同時に昇降させる必要性がないことに着目して、昇降手段2
4のチェーン22に係合部材25を設けて、給糸交換装置3及び作業台19を択一的に昇降させるようにしたので、モータ23を含む昇降のための機構が一個の極めて簡単な構成になり、給糸交換ロボット4のコンパクト化、及びコスト低減化が達成される。
【0046】なお昇降手段は、上記実施例のようなチェーン循環機構に限らず、係合部材25を適宜上下させ得るものであればどのようなものでもよい。
【0047】また給糸交換装置の構成は上記実施例に限るものではなく、どのような機構で成るものであっても、本発明は適用できる。
【0048】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0049】給糸交換装置及び作業台に択一的に係合する係合部材と、係合部材を昇降させる昇降手段とを備えたので、給糸交換における昇降のための機構を極めて簡単にでき、コスト低減が達成される。
【図1】本発明に係わる給糸交換装置の昇降装置を適用した給糸交換システムの平面図である。
【図2】図1のクリールを示した平面図である。
【図3】本発明の給糸交換装置の昇降装置の一実施例を示した平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図3のペグオープン機構を示した平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図3の紙管抜取機構及び給糸受渡装置を示した平面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図7の紙管抜取機構の作用を説明するための側面図である。
【図10】図7の紙管抜取機構の他の作用を説明するための側面図である。
【図11】図3の給糸受渡装置の作用に関連するパッケージ移載装置を示した側面図である。
【図12】図3の給糸受渡装置の構成及び作用を示した側面図である。
【図13】図12の給糸受渡装置の他の作用を説明するための側面図である。
【図14】図3の作用を説明するためのタイミングチャートである。
【図15】図3の作用を説明するためのフローチャートである。
2 クリール 3 給糸交換装置 19 作業台 24 昇降手段 25 係合部材 29 昇降装置
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