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L‐リジンを含む(3S,3S’)4,4’‐ジスルファンジイルビス(3‐アミノブタン1‐スルホン酸)の新規結晶相

阅读:672发布:2024-02-28

专利汇可以提供L‐リジンを含む(3S,3S’)4,4’‐ジスルファンジイルビス(3‐アミノブタン1‐スルホン酸)の新規結晶相专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且本発明は、L‐リジンを含む(3S,3S’)4,4’‐ジスルファンジイルビス(3‐アミノブタン1‐スルホン酸)(ABSD)の新規結晶相、及び特に医薬品産業におけるそれの使用に関し、また、それの調製のためのプロセスに関する。本発明は、少なくとも1つのL‐リジンを含む(3S,3S’)4,4’‐ジスルファンジイルビス(3‐アミノブタン1‐スルホン酸)(ABSD)の結晶相を含む医薬組成物、並びにそのような結晶相及びそれを含む医薬組成物の治療的又は予防的使用にも関する。【選択図】なし,下面是L‐リジンを含む(3S,3S’)4,4’‐ジスルファンジイルビス(3‐アミノブタン1‐スルホン酸)の新規結晶相专利的具体信息内容。

L‐リジンを含む(3S,3S’)4,4’‐ジスルファンジイルビス(3‐アミノブタン1‐スルホン酸)(ABSD)の結晶形態。前記結晶形態の化学量論比が2>である請求項1に記載の結晶形態。前記結晶形態のX線回折パターンが表1に示すピークを示し、 前記X線回折パターンはCu Kαアノードで得られる、請求項1又は2に記載の結晶形態。前記X線回折パターンは、図2(a)に示すようなパターンである請求項1〜3のいずれか1項に記載の結晶形態。ABSD、その塩又はそれらの混合物をL−リジンと接触するステップ(a)と、 任意に結晶相の形成を引き起こす、及び/又は、任意に前記結晶相の結晶度を向上するステップ(b)と、 ステップ(b)又は(a)で得られた結晶相を単離するステップ(c)とを備えているABSD及びL−リジンの結晶形態の製造方法。前記ステップ(a)におけるABSD:L−リジンの化学量論比は、1:1.5〜2.5である請求項5に記載の製造方法。前記ステップ(a)は、溶液中で行われる請求項5又は6に記載の製造方法。前記ABSD及びL−リジンは、に懸濁される請求項7に記載の製造方法。前記ステップ(a)は、固体状で行われ、好ましくは高エネルギーミリングにより行われる請求項5又は6に記載の製造方法。前記ステップ(b)は、貧溶媒、好ましくはエタノールの添加により行われる請求項7に記載の製造方法。前記ステップ(b)の結晶度の向上は、温度サイクリングにより行われる請求項5〜10のいずれか1項に記載の製造方法。前記温度サイクリングは、複数回繰り返される請求項11に記載の請求項11に記載の製造方法。前記温度サイクリングは、5〜15回、好ましくは10回繰り返される請求項12に記載の製造方法。請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶形態、又は請求項5〜13のいずれか1項に記載の製造方法により得られた結晶形態を、医薬的に許容可能な担体又は希釈剤と組み合わせて含む医薬組成物。高血圧及び/又はその関連疾患の治療に使用するための、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結晶形態、請求項5〜13のいずれか1項に記載の製造方法により得られた結晶形態、又は請求項14に記載の医薬組成物。

说明书全文

本発明は、L‐リジンを含む(3S,3S’)4,4’‐ジスルファンジイルビス(3‐アミノブタン1‐スルホン酸)(ABSD)の新規結晶相、及び特に医薬品産業におけるそれの使用に関し、また、それの調製のためのプロセスに関する。本発明は、少なくとも1つのL‐リジンを含む(3S,3S’)4,4’‐ジスルファンジイルビス(3‐アミノブタン1‐スルホン酸)(ABSD)の結晶相を含む医薬組成物、並びにそのような結晶相及びそれを含む医薬組成物の治療的又は予防的使用にも関する。L−リジンを含むABSDの新規結晶相は、無物であり、ABSD三水和物よりも高い熱安定性及び水溶性を有する。

ABSDは、選択的アミノペプチダーゼA(APA)阻害剤の3‐アミノ4‐メルカプトブタンスルホン酸の二量体である。ABSDは、Bodineau等.in Hypertension 2008 51, 1318-1325に記載されているように、有効な抗高血圧剤となることが証明されている。ABSD、及び抗高血圧剤としてのそれの使用は、国際出願WO2004/007441に開示されている。ABSDの化学式は、以下のとおりである。

ABSDは、WO2004/007441に記載されているようにそのナトリウム塩のビス塩酸塩の形態で最初に単離された。当該化合物は、結晶となるとは記載されておらず、高い吸湿性を示すことが明記されている。

国際特許出願WO2012/045849に記載されているように、ABSDは、双性イオンとしてその非塩化形態でも単離された。この双性イオンは、いくつかの水和物を形成することが見出されている。それは、通常、一、二及び三水和物形態の混合物として存在する。ABSD双性イオン内の各水和物形態の比は、保存条件(温度、気圧及び相対湿度(RH))に依存することが知られている。実際に、水和物形態の混合物は、約20℃、RH>50%で保存された場合、2日未満で三水和物相になり得る。三水和物相は、大気条件で最も安定な相であることが明らかである。それにもかかわらず、特に水和物形態へのそれの脱水は、30℃未満の温度で開始するようである。この部分的脱水は、膨潤作用に関連し、それは、その原薬(本明細書ではAPIとも呼ぶ)を含む錠剤を形成する可能性を危うくする。従って、ABSDの双性イオン形態における熱安定性の欠損、相対湿度への感受性は、その医薬品製剤化に対する障害となり得る。さらに、操作及び保存の困難性は、医薬組成物の実行可能なAPIとしてのABSD双性イオン形態の今後の開発を危うくし得る。

治療薬において治療有効性が第1の関心事であるが、薬物候補の塩及び固体形態(すなわち、結晶形態及び/又は非晶質状態)は、その薬理学的特性及び実行可能なAPIとしてのそれの開発に重要となり得る。哺乳動物に投与するためのABSDを含む医薬組成物を調製するには、信頼できる製剤に受け入れられる物理的特性を有する形態でこの化合物を生成する必要がある。従って、本技術分野において、改善された可溶性又は生物学的利用性、並びに熱、水分及び/又は光に対する安定性等の向上された特性を有するABSDの改良形態を提供する必要がある。さらなる薬剤開発のために最も適切な形態を見出すことは、その開発の時間及びコストを低減できる。

これに関して、今般、驚くべきことに本出願人は、非常に興味深い特性を有する特定の結晶相が、特に1:2(ABSD:L−リジン)の化学量論比でABSDをL−リジンに接触することにより得られ得ることを見出した。

L−リジンを含むABSDの新規結晶相が単離された。該結晶相は無水物であり、驚くべきことに高い熱安定性を有する(180℃にまで至る)。この新規結晶相は、白色であり、良好な濾過性を有し、ABSDの双性イオン形態よりも室温における高い水溶性及び低い吸湿性を有する。当該結晶相は、医薬的適用においてABSDの双性イオン形態に代わって非常に興味深い。

そのような最適な特性は、一ナトリウム塩及び二ナトリウム塩等のABSDの他の塩や、ABSDとL−リジン以外の他のアミノ酸との組み合わせの形態では得られない。

一態様において、本発明は、L−リジンを含むABSDの結晶形態を提供する。

他の態様において、本発明は、ABSD及びL−リジンの結晶形態の調製のプロセスに関し、それは、 a.ABSD、その塩又はそれらの混合物をL−リジンに、好ましくは約1:1.5〜1:2.5の化学量論比で接触するステップと、 b.任意に、結晶相の形成を引き起こす、及び/又は、任意に結晶相の結晶度を改善するステップと、 c.ステップ(a)により、任意にステップ(b)により得られた結晶相を単離するステップとを含む。

他の実施形態において、本発明は、医薬的に許容可能な担体又は希釈剤と組み合わせて本発明の結晶形態を含む医薬組成物を提供する。

他の実施形態において、本発明は、高血圧及びその関連疾患の治療に使用するための本発明の結晶形態を提供する。

実施例1aの懸濁液に適用された温度対時間の成熟サイクルを示す図である。

溶液で得られた(a)又はHEMにより得られた(b)ABSD.(L−リジン)

2のXRPDパターンであり、結晶構造から算出されたABSD三水和物パターン(c)、及びL−リジン一水和物パターン(d)と比較した図である。

ABSD.(L−リジン)

2のDSCパターンであり、この試験は−20℃から180℃で行われ、加熱速度は5K/分である。

ABSDの二ナトリウム塩のXRPDパターン(a)であり、結晶構造から算出されたABSD三水和物(b)と比較したものである。

30℃から180℃まで(加熱速度=5K/分)においてABSD二ナトリウム塩で行われたTGA−DSCを示す図である。

ABSD水素ナトリウム塩に適用された温度対時間の成熟サイクルを示す図である。

ABSDの水素ナトリウム塩のXRPDパターン(a)を、ABSD二ナトリウム塩のパターン(b)及び結晶構造から算出されたABSD三水和物のパターン(c)と比較する図である。

30℃から180℃まで(加熱速度=5K/分)においてABSD水素ナトリウム塩で行われたTGA−DSCを示す図である。

緩やかな蒸発により単離されたABSDのL−システイナートのXRPDパターン(a)を、濾過により単離されたABSDのL−システイナートのパターン(b)、結晶構造から算出されたABSD三水和物のパターン(c)及びL−システインのパターン(d)を比較する図である。

30℃から220℃まで(加熱速度=5K/分)においてABSDのL−システイナートで行われたTGA−DSCを示す図である。

本発明は、新規材料としてL−リジンを含むABSDの結晶形態、特に医薬的に許容可能な形態を提供する。本明細書において用いられる「医薬的に許容可能」の用語は、健全な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応又は妥当なリスク・ベネフィット比に釣り合う他の問題がなく、ヒト及び動物の組織に接触するのに適する化合物、材料、組成物及び/又は剤形を意味する。

特定の好ましい実施形態において、結晶形態は、実質的に純粋形態である。本明細書において用いられる「実質的に純粋」の用語は、約90重量%を超える純度、例えば約91重量%、約92重量%、約93重量%、約94重量%、約95重量%、約96重量%、約97重量%、約98重量%、約99重量%、及び約100重量%の純度を有する化合物を意味する。

本明細書において用いられる「約」の用語は、±1%の数値を意味する。

(結晶相) 結晶相の化学的構造は、より具体的には

2>である。

結晶相は、ABSDの医薬的適用可能性の観点において、興味深い物理化学特性を有する。特に、該結晶相は、無水物(水分子が結晶格子内に含まれない)であり、高い、特に180℃に至る熱安定性を有する。この新規の結晶相は、白色であり、良好な濾過性を有し、ABSDの双性イオン形態よりも高い室温における水溶性及び低い吸湿性を有する。

その結晶相は、ABSDの双性イオン形態に代わって非常に興味深く、革新的である。ABSD双性イオンの熱安定性の問題の解決と、有効成分の水溶性の増大とは同時になされるべきである。

(特徴付け) 本明細書に記載の結晶形態は、当業者に周知の種々の分析技術により同定され得る、及び/又は特徴付けられ得る。そのような技術は、以下のものに限られないが、X線紛体回折(XRPD)、示差走査熱量測定(DSC)、熱重量分析(TGA)、水分収着等温線、及び/又はIRスペクトルを含む。

本発明の結晶形態は、特に表1に記載のピークを含むそのX線回折パターン、より具体的にはCuKαアノードで得られた図2(a)に記載のようなそのX線回折パターンにより特徴付けられ得る。

当業者は、X線回折パターンでは用いた測定条件に依存して測定誤差が得られ得ることを考えるであろう。特に、X線回折パターンにおける強度は、用いた測定条件や、結晶のサイズ分布に加えて紛体の形状又は形態に依存して変動し得ることは一般に周知である。相対強度も測定条件に依存して変化し得るものであり、従って、強度の正確なオーダーが考慮されるべきであることがさらに理解されるべきである。また、従来のX線回折パターンにおける回折の測定誤差は、通常、約±0.02°(2θ)以下、好ましくは約±0.01°である。従って、本発明の結晶形態が図2(a)又は表1、2に記載のX線回折パターンと完全に同一のX線回折パターンを示す結晶形態に限定されないことが理解される。図2(a)又は表1、2に記載されたX線回折パターンと実質的に同一のX線回折パターンを示す結晶形態は、本発明の範囲内である。X線回折パターンの実質的な同一性を確認する能は、当業者の能力の範囲内である。

(調製) 本発明の結晶形態は、例えば適当な溶媒からの結晶化又は再結晶化、昇華、融液からの成長、他の相からの固体状態への変換、超臨界流体からの結晶化、及び噴霧乾燥を含む種々の方法により調製され得る。溶媒混合液から結晶形態の結晶化又は再結晶化するための技術は、例えば溶媒の蒸発、溶媒混合液の温度の低下、分子及び/又は塩の過飽和溶媒混合液の種晶添加、溶媒混合液の凍結乾燥、並びに溶媒混合液への貧溶媒(逆溶媒)の追加を含む。

他形態を含む薬剤の結晶、調製の方法、及び薬剤結晶の特徴付けは、Solid-StateChemistry of Drugs, S. R. Byrn, R. R. Pfeiffer, and J. G. Stowell, 2ndEdition, SSCI, West Lafayette, Ind. (1999)に論じられている。

溶媒を用いる結晶化技術における溶媒の選択は、通常、化合物の可溶性、結晶化技術、溶媒の蒸気圧、溶媒の粘度及び毒性等の1つ又はそれ以上の因子に依存する。溶媒の組み合わせとしては、例えば溶液を得るために第1の溶媒に化合物を可溶化し、その溶液に化合物の可溶性を低減するために貧溶媒を添加して、結晶を形成させることが採用され得る。貧溶媒は、化合物が低い可溶性を示す溶媒である。

特定の実施形態において、本発明は、ABSD及びL−リジンの結晶形態を調製するための方法を提供し、当該方法は、 (a)好ましくは約1:1.5〜1:2.5の化学量論比、特に約1:2の化学量論比でABSD、その塩、又はそれらの混合物をL−リジンに接触するステップと、 (b)任意に結晶相の形成を引き起こす、及び/又は、任意に例えば図1に示すような1回又は複数回の温度サイクリングにより固体相の結晶度を向上するステップと、 (c)ステップ(a)(又は(b))により得られる結晶相を単離するステップとを含む。

ステップ(a)は、例えば溶液中で行われてもよく、特にABSD及びL−リジンが水に懸濁されてもよく、又は、固体状態で行われてもよく、好ましくは高エネルギーミリング(HEM)、特に湿性(エタノール)HEMにより行われてもよい。

ステップ(b)は、ステップ(a)が溶液中で行われた場合、例えばエタノール等の貧溶媒の添加により行われ得る。また、ステップ(b)は、所望の結晶形態の種晶を溶液に添加する、及び/又は1回若しくは複数回の温度サイクリングを適用することにより行われ得る。一実施形態において、ステップ(a)が溶液で行われた場合にステップ(b)がエタノール等の貧溶媒の添加により行われる、又はステップ(b)が所望の結晶形態の種晶を溶液に添加し、その後に1回若しくは複数回の温度サイクリングを適用することにより行われる。この後者のステップは、結晶度の向上、それによる濾過性の向上及び最終製品の化学的純度の向上のために行われる。

ステップ(c)は、例えば反応溶媒の蒸発、濾過又は遠心分離により行われ得る。

各ステップ、各ステップ部分(例えばステップ(b)の第1又は第2の部分)、及び/又は本発明の方法のステップの各組み合わせ(例えばステップ(b)とステップ(c)との組み合わせ)は、1回行われてもよく、他のステップ又はステップ部分に独立して本発明の方法において複数回繰り返されてもよい。

例えば、ステップ(b)において、温度サイクリングは1回行われてもよく、代替的に複数回、好ましくは5〜15回、特に10回繰り返されてもよい。ステップ(b)の連続する繰り返しは、特に、相の結晶度を向上させる。

本発明の方法により得られた結晶形態は、本発明の更なる対象である。

(医薬的使用) 本発明のABSD及びL−リジンの結晶形態、より具体的には<ABSD.(L-リジン)2>の結晶形態、又は本発明の方法により得られた結晶形態は、高血圧及び/又はその関連疾患の予防又は治療のための方法に用いられてもよく、それは当該結晶形態の治療有効量を投与することを含む。

他の態様において、本発明は、本発明の結晶形態、又は本発明の方法により得られた結晶形態を含み、好ましくは医薬的に許容可能な担体又は希釈剤と組み合わせられた医薬組成物を提供する。

他の態様において、本発明は、治療に用いるために、特にヒトの医薬に用いるための、本発明の結晶形態、本発明方法により得られた結晶形態、又は本発明の医薬組成物を提供する。

他の態様において、本発明は、高血圧及び/又はその関連疾患の治療に用いるための、本発明の結晶形態、本発明の方法により得られた結晶形態、又は本発明の医薬組成物を提供する。

他の態様において、本発明は、高血圧及び/又はその関連疾患の治療のための薬剤を製造するための、本発明の結晶形態、本発明の方法により得られた結晶形態、又は本発明の医薬組成物を提供する。

他の態様において、本発明は、高血圧及び/又はその関連疾患を患う対象を治療するための方法を提供し、それは、本発明の結晶形態、本発明の方法により得られた結晶形態、又は本発明の医薬組成物の治療有効量を投与することを含む。

本発明は、高血圧、及び高血圧に直接的に又は間接的に関連する疾患を予防又は治療する方法を提供する。

本発明において、対象はヒト又は動物であってよい。

好ましい実施形態において、高血圧に間接的又は直接的に関連する疾患は、心臓病、末梢又は脳血管系、脳、目及び腎臓からなる群から選択される。特に、疾患は、原発性及び二次的動脈高血圧、発作、心筋虚血、心不全、腎不全、心筋梗塞、末梢血管疾患、糖尿病性タンパク尿、シンドロームX、及び緑内障を含む。また、より具体的に、高血圧の糖尿病患者における腎障害、網膜症及び神経障害をも含む。

特に、疾患は、原発性及び二次的高血圧、卒中発作、心筋虚血、心不全、腎不全、心筋梗塞、末梢血管疾患、タンパク尿症、糖尿病、メタボリックシンドローム、緑内障を含む。

医薬組成物は、経口、又は例えば非経口、静脈、皮膚、舌下、鼻、直腸を介した若しくはエアロゾルによるを介して非経口で投与され得る。好ましくは、本発明の組成物は経口投与される。

本発明の医薬組成物は、顆粒、粉末、錠剤、ゲルカプセル、シロップ、乳剤及び懸濁液、並びに例えば注射、噴霧又は坐薬といった非経口投与で用いられる形態の剤形を含む。

剤形は、周知の従来技術を介して調製され得る。本発明の医薬組成物は、本発明の結晶形態を生理学的に許容可能な担体、賦形剤、結合剤、希釈剤等と混合することにより調製され得る。

本発明の医薬組成物は、1つ又はそれ以上の医薬的に許容可能な担体又はビヒクルを有利に含む。より好ましくは、組成物は経口投与を意図するものであり、医薬的に許容可能な担体又はビヒクルは、経口投与に適するものである。例えば、生理食塩水、生理的に等張な緩衝液等の医薬的使用に適し、当業者に周知なものが用いられ得る。

以下の実施例は非限定的な説明として提供される。

実施例1:本発明の結晶形態の調製 a‐溶液における調製 2.71×10−3molのABSD双性イオン(無水物)をまず水に溶解した。その後、5.42×10−3molのL−リジンを水に溶解した。その2つの水溶液を混合し、その後、結晶相を沈殿させるために過剰量の(貧溶媒としての)エタノールを加えた。固体相の結晶度を増大するために、その懸濁液に対して20℃と50℃との間の10回の成熟サイクルを適用した。成熟サイクルについては図1に示している。結晶形態を濾過又は遠心分離により単離した。

b‐高エネルギーミリング(HEM)を用いた調製 2.71×10−3molのABSD双性イオン(無水物)及び5.42×10−3molのL−リジンに対して遊星ミルで湿性HEM(又は液体支援粉砕)を行った。めのうの80mLビンと、同一の材料からなる9つのボール(10mm)とを用いた。遊星サポートにおける回転速度は400rpmに固定し、衛星(逆モード)における回転速度は−400rpmに固定した。粉砕時間は1200分に固定し、15分の粉砕とその後の5分の中断とを60サイクル行った。

実施例2:本発明の結晶形態の特徴付け a‐X線回折パターン 図2は、実施例1において溶液で得られた<ABSD.(L-リジン)2>(a)及びHEMにより得られた<ABSD.(L-リジン)2>(b)のXRPDパターンと、ABSD三水和物のパターン(c)及びL−リジン一水和物のパターン(d)との比較を示す。これらのパターンの視覚的比較は、溶液中で、及びHEMにより新規結晶相が単離されたことを明確に示す。以下の表2は、図2(a)のスペクトルに対応するXRPDのピークを示す

b‐示差走査熱量測定 「ABSD L−リジネート」とも呼ばれるその単離された相をDSCにより分析した(図3)。この分析では、180℃まで熱的現象を示さなかった。その結果は、本発明の<ABSD.(L-リジン)2>の結晶形態の良好な熱安定性を示す。その結果はさらに、その結晶形態が無水物であることを確認する。

c‐カールフィッシャー滴定 カールフィッシャー滴定は、サンプル中の微量水分を測定するための古典的な滴定法である。カールフィッシャー滴定は、サンプル内に0.06%の水分量(すなわち、極めて微量の吸着水)を測定することによりDSC分析結果を裏付けた。従って、ABSDL−リジネートは、無水物固体であり、ABSD双性イオン形態よりも顕著に高い熱安定性を示す。

d‐元素分析 硫黄、酸素、炭素及び水素の元素分析は、この相の化学量論比が<ABSD.(L-リジン)2>であることを確認した。

実施例3:比較例 a‐ABSD二ナトリウム塩 ABSD二ナトリウム塩の結晶化を以下のように行った。2.71×10−3molのABSD双性イオン(無水物)を5.42×10−3molのNaOHに加え、その混合液を2mLの水に溶解した。その後、過剰な(30mL)貧溶媒(エタノール)を加えることにより、結晶化を引き起こした。濾過を行った後に、固体をXRPDにより分析した。得られたスペクトルを図4に示す。このXRPDパターンは、結晶化された新規の相であることを証明する。それはABSDの二ナトリウム塩であるはずである。その塩に対して、その熱的挙動を観察するため、及びその水分含量の測定のために(質量分析に結合した)TGA−DSC分析を行った。対応するスペクトルを図5に示す。この分析において、30℃から40℃の間でこの相は水を失った。この相は、双性イオン形態と同一の種類の熱安定性の問題を示すため、双性イオン形態に代わる興味深いものではない。

b‐ABSD水素ナトリウム塩 ABSD水素ナトリウム塩の結晶化を以下のように行った。2.71×10−3molのABSD双性イオン(無水物)を2.71×10−3molのNaOHに加え(ABSDの一つのみのスルホン基が中和される)、その混合液を少量の水(3mL)に溶解した。その後、過剰な(30mL)貧溶媒(エタノール)を滴状で徐々に加えることにより、結晶化を引き起こした。固体の結晶度を増大するために成熟サイクルを適用した(図6)。濾過を行った後に、固体をXRPDにより分析した(図7)。このXRPDパターンにより証明されるように、新規の相が結晶化され、それはABSD水素ナトリウム塩であるはずである。この相に対して(質量分析に結合した)TGA−DSC分析を行った(図8)。この分析は約35℃で水を失うことを示す。二ナトリウム塩と同様に、この相は双性イオンに代わる興味深いものではない。

c‐L‐システイネート L‐システイネートの結晶化を以下のように行った。2.71×10−3molのABSD双性イオン(無水物)を5.42×10−3molのL−システインに加えた。この物理的混合液を10mLの水に懸濁した。24時間の撹拌の後、その懸濁液を濾過し、固体をXRPDにより分析した(図9)。母液を緩やかに蒸発させ、この蒸発により得られた固体相もXRPDにより分析した(図9)。これらのXRPDパターンにより示されるように、新規の相は、ABSDとL−システインとの間で結晶化されている。

濾過により得られた固体の結晶度は、緩やかに蒸発した後に得られたものと比較して乏しさを示す。この相は、水、ケトン、アルコール、ジメチルスルホキシド(DMSO)又はクロロホルム等の多くの溶媒に対する可溶性を示す。

質量分析(MS)に結合されたTGA−DSC分析をこの相に対して行った(図10)。この分析は、約74℃で水を失うことを示し、その後、約175℃で溶融分解することを示す。

(ABSD双性イオンよりも顕著に低い)その乏しい可溶性のため、多くの溶媒におけるこの新たな相は、双性イオン形態に代わる興味深いものではない。

d‐他のアミノ酸 溶液における結晶化 これらの試験の際に、L−トリプトファン、L−セリン、D−セリン、L−シスチン、D−リジン、DL−リジン及びL−アルギニンから選択されるアミノ酸分子を、化学量論比1:1又は1:2(ABSD:アミノ酸)でABSDに直接に加えた。その後、その物理的混合液を室温で撹拌する、又は水溶液から再結晶化させた。L−トリプトファン、L−セリン、D−セリン、L−シスチン又はD−リジンを用いて新たな結晶相を得ることはできなかった。DL−リジン(ラセミ体リジン)を用いた場合、新たな化合物が存在したが、それはさらなる使用を妨げる潮解に至る高い吸湿性を示す。L−アルギニンを用いた場合、どんな結晶化プロセスであってもゲルが得られた。水におけるL−アルギニンとABSDとの混合物の可溶性はABSD単独の場合よりも高いため、L−アルギニンはABSDと明らかに相互作用し、新たな化学成分の形成の証拠となる。それにもかかわらず、(濾過性及び乾燥等の重大な問題を含む)L−アルギネートのゲル形態のみが得られ得る。

HEM ABSDとL−トリプトファン、L−セリン及びD−セリン、L−シスチン、L−バリン、L−アルギニン並びにL−グリシンから選択されるアミノ酸分子との物理的混合物(1:1又は1:2の化学量論比)において、乾性又は湿性(水又はエタノール)粉砕を行った。これらの試験の際に、独創的な結晶相は単離されなかった。

結果として、L−バリン、L−グリシン、L−トリプトファン、セリン(L又はD)、D−リジン及びL−シスチンは、ABSDと共に結晶相を形成しない。DL−リジネートの結晶形態は単離されなかった。L−アルギネートの結晶形態は単離されなかった。

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