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車両用フットセンサユニット

阅读:265发布:2020-05-11

专利汇可以提供車両用フットセンサユニット专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】車両使用者にセンサ 位置 を認識させるための描画を路面上に投影するのに必要な消費電 力 を上げることなく、昼間でもセンサ位置を車両使用者に認識させ易くすることが可能な車両用フットセンサユニットを提供する。 【解決手段】車両用フットセンサユニットは、車両周囲の所定路面範囲に進入しているものの形状を認識する形状認識部と、所定路面範囲内にその所定路面範囲が存在していることを示す描画を投影する描画投影部と、その描画よりも視認し易いスポット表示を所定路面範囲内に映し出すスポット表示部と、形状認識部により認識された形状が人の足部の形状である場合に、車両ドアを開閉駆動する制御部と、を備える。 【選択図】図3,下面是車両用フットセンサユニット专利的具体信息内容。

車両周囲の所定路面範囲に進入しているものの形状を認識する形状認識部と、 前記所定路面範囲内に前記所定路面範囲が存在していることを示す描画を投影する描画投影部と、 前記描画よりも視認し易いスポット表示を前記所定路面範囲内に映し出すスポット表示部と、 前記形状認識部により認識された形状が人の足部の形状である場合に、車両ドアを開閉制御する制御部と、 を備える、車両用フットセンサユニット。前記スポット表示部は、前記スポット表示を前記描画の外延枠内に映し出す、請求項1に記載された車両用フットセンサユニット。前記描画及び前記スポット表示は、同じ光源を用いて生成される、請求項1又は2に記載された車両用フットセンサユニット。前記描画投影部は、貫通孔を有する、前記光源から出される光が入射される第一レンズを含み、 前記スポット表示部は、前記光源から出力され前記貫通孔を通過した光が入射される第二レンズを含む、請求項3に記載された車両用フットセンサユニット。前記描画投影部は、自車両に対応する携帯機を携帯する人が自車両に所定距離内まで接近したタイミングで前記描画を投影し、 前記スポット表示部は、前記タイミングで前記スポット表示を映し出す、請求項1乃至4の何れか一項に記載の車両用フットセンサユニット。

说明书全文

本発明は、車両周囲の所定路面範囲に進入するものの形状が人の足部の形状である場合に車両ドアを開閉駆動する車両用フットセンサユニットに関する。

従来、車両のバックドアなどを開駆動又は閉駆動させる車両用フットセンサユニットが知られている(例えば、特許文献1)。この車両用フットセンサユニットは、車両に接近した使用者を検知する静電センサを備えている。静電センサは、センサ電極を含み、センサ電極の静電容量変化又はセンサ電極間に生じる電場の変化を検知するセンサである。この静電センサは、リアバンパなどに設置された下段センサと、下段センサよりも上方に設置された上段センサと、を有している。下段センサは、少なくとも二つのセンサ部からなり、車両使用者の足部を検知する。また、上段センサは、車両使用者の足部以外の身体を検知する。

上記の車両用フットセンサユニットにおいては、下段センサの一つのセンサ部の検知信号と上段センサの検知信号とが入される場合に、車両ドアが開駆動又は閉駆動される。一方、下段センサの二つのセンサ部それぞれの検知信号が入力される場合に、車両ドアが駆動されず又は停止される。このため、小動物や物体等の検知に基づく車両ドア開閉の誤駆動を防止することができる。

特開2015−021238号公報

しかしながら、上記の車両用フットセンサユニットでは、静電センサが発生する電場の範囲すなわち静電センサのセンサ位置が、車両に接近した使用者に認識され難い。このため、車両使用者は、車両ドアを開閉させるのに、リアバンパの近くで足を振るなどの特殊な動作を行うことが必要となり、車両ドアを容易に開閉させることができないおそれがある。

そこで、静電センサのセンサ位置を車両使用者に認識させ易くするために、車両のリアバンパに近い路面上にそのセンサ位置を示す描画を投影することが考えられる。そして、この描画の昼間視認性を確保するうえでは、その路面上に投影される描画全体を高照度とすることが適切である。しかしながら、その描画全体が高い照度で投影されると、昼間視認性は向上しても、電力消費が高まってしまう。

本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、車両使用者にセンサ位置を認識させるための描画を路面上に投影するのに必要な消費電力を上げることなく、昼間でもセンサ位置を車両使用者に認識させ易くすることが可能な車両用フットセンサユニットを提供することを目的とする。

本発明の一態様は、車両周囲の所定路面範囲に進入しているものの形状を認識する形状認識部と、前記所定路面範囲内に前記所定路面範囲が存在していることを示す描画を投影する描画投影部と、前記描画よりも視認し易いスポット表示を前記所定路面範囲内に映し出すスポット表示部と、前記形状認識部により認識された形状が人の足部の形状である場合に、車両ドアを開閉制御する制御部と、を備える、車両用フットセンサユニットである。

この構成によれば、車両使用者は、車両ドアを開閉させるための形状認識を実施する車両周囲の所定路面範囲内に投影され又は映し出された描画及びスポット表示の何れかを視認して、その描画又はスポット表示に合わせてその所定路面範囲内に足部を進入させれば、車両ドアを開閉駆動させることができる。また、所定路面範囲内にその所定路面範囲の存在を示す描画が投影されるので、その所定路面範囲のセンサ位置を車両使用者に認識させ易くすることができる。また、その所定路面範囲内にその描画よりも視認し易いスポット表示が映し出されるので、その所定路面範囲内に描画のみが投影される場合と比較して、そのスポット表示により昼間でも車両使用者にセンサ位置を認識させ易くすることができる。更に、その視認し易いスポット表示が所定路面範囲内にスポット的に映し出されるので、その視認し易い表示が上記の描画全体に亘る場合と比較して、光出力のための電力消費を抑えることができる。従って、車両使用者にセンサ位置を認識させるための描画を路面上に投影するのに必要な消費電力を上げることなく、昼間でもそのセンサ位置を車両使用者に認識させ易くすることができる。

実施形態に係る車両用フットセンサユニットの構成図である。

実施形態の車両用フットセンサユニットが備える発光装置が路面上に投影する描画と形状認識装置が形状認識する所定路面範囲との関係を表した図である。

実施形態の車両用フットセンサユニットが備える発光装置の構成図である。

実施形態の車両用フットセンサユニットが備える発光装置が路面上に投影する描画の例を複数表した図である。

実施形態の車両用フットセンサユニットが備える発光装置が路面上に投影する描画とスポット表示との一例を表した図である。

実施形態の車両用フットセンサユニットが備える形状認識装置の有するカメラにより撮影された映像情報の一例を表した図である。

実施形態の車両用フットセンサユニットにおいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。

実施形態の車両用フットセンサユニットによるドア開時の状態を表した図である。

一変形形態に係る車両用フットセンサユニットが備える発光装置の要部の構成図である。

別の変形形態に係る車両用フットセンサユニットが備える発光装置が路面上に投影する描画及びスポット表示の例を複数表した図である。

更に別の変形形態に係る車両用フットセンサユニットの発光装置及び形状認識装置の配置位置を表した図である。

以下、本発明に係る車両用フットセンサユニットの具体的な実施形態について、図面を用いて説明する。

本実施形態の車両用フットセンサユニット1は、図1及び図2に示す如く、車両2に搭載され、その車両2の使用者3が車両2に乗車する場合などにその車両2の車両ドア4を自動的に開閉(具体的には、開錠かつ開放)するドア開閉装置に適用されるユニットである。尚、開閉対象となる車両ドア4は、車両2のバックドアやサイドドアなどの何れのドアであってもよいが、以下では、バックドアであるものとする。車両用フットセンサユニット1は、図1に示す如く、発光装置10と、形状認識装置20と、ID照合装置30と、制御装置40と、ドア駆動装置60と、を備えている。

発光装置10は、車両2の周囲(具体的には後方)の路面上に向けて発光する装置である。発光装置10は、車両2のバックドア4の外面の略中央(例えば、バックドアハンドルやナンバープレートを収容する凹み部分の上壁など)にブラケットなどを介して取り付けられている。尚、発光装置10は、開閉するバックドア4にブラケットなどを介して取り付けられていることに限らず、車両2の車体に固定される後部バンパなどに取り付けられていてもよい。発光装置10は、図3に示す如く、光源11と、三つのレンズ12,13,14と、造影板15と、を有している。

光源11は、例えばLEDやレーザなどの、人が視認可能な可視光を照射する部位である。光源11が出力する可視光は、昼間でも人の視感度が高い青緑色〜黄緑色の波長(具体的には、480nm−578nmの範囲であって、特に約555nm付近)を有しており、視覚上明るい光である。

レンズ12は、光源11から出力される可視光の光路上において光源11に最も近い位置に配置される一次レンズである。レンズ12は、光源11から出力された可視光を集光して平行光を生成する。また、造影板15は、光源11からの可視光の光路上においてレンズ12よりも下流側に配置されている。造影板15は、光源11からの可視光が透過する領域を設定する板であって、路面上に投影する描画Tを生成する。

造影板15が生成する描画Tは、光と影との対比によって形成されるものである。この描画Tは、後述する形状認識を実施する所定路面範囲Sの存在を示す表示であればよく、例えば図4(A)−(H)に示す如く、人の足裏を模した形状,靴の形状,車両2の外観を模した形状などを有するものであってよく、また、その人の足裏や車両2の外観などを模した形状以外に、所定路面範囲Sを示す領域を他の領域と区別するためにその足裏を模した形状の周辺を囲むように円形,楕円形,三形,枠状などの形状を含むものであってもよく、更に、文字を含むものであってもよい。

レンズ13(以下、第一レンズ13と称す。)は、光源11からの光路上において造影板15よりも下流側に配置される二次レンズである。第一レンズ13は、円盤状に形成されている。第一レンズ13は、軸中心に貫通する貫通孔13aを有している。貫通孔13aは、光源11からの光を第一レンズ13を介することなく直接にレンズ14に導くための抜け孔である。第一レンズ13は、造影板15を透過した描画Tに係る光(描画光)が入射されると共にその描画光を第一焦点距離で路面に向けて出射するレンズである。第一レンズ13から出射された描画光は、後述の如く形状認識装置20が形状認識すべき対象となる所定路面範囲S内に照射される。この場合、路面上に照射した描画光により所定平面形状の描画Tが投影される。

レンズ14(以下、第二レンズ14と称す。)は、光源11からの光路上において造影板15よりも下流側に配置されかつ第一レンズ13よりも下流側に配置される二次レンズである。第二レンズ14は、円盤状に形成されている。第二レンズ14は、第一レンズ13よりも小さい径を有するように形成されている。第二レンズ14は、造影板15を透過しかつ第一レンズ13の貫通孔13aを通過した光が入射されると共にその光を第一レンズ13の第一焦点距離よりも長い第二焦点距離で路面に向けて出射するレンズである。尚、第一レンズ13の貫通孔13aは、第二レンズ14の径に合わせて同一若しくはその第二レンズ14の径よりも小さい径を有するように形成されていることが好ましい。

第二レンズ14から出射された光は、その焦点が第一レンズ13から出射された光の焦点に比して路面に近い位置に形成されつつ、後述の如く形状認識装置20が形状認識すべき対象となる所定路面範囲S内に照射される。この場合、路面上には、スポット的に集光されたスポット表示Uが映し出される。スポット表示Uは、描画Tよりも高い照度を有しており、描画Tよりも視認し易い。また、スポット表示Uは、図5に示す如く、描画Tに重畳した位置すなわちその描画Tの外延枠内に映し出される。また、スポット表示Uの総照射面積は、描画Tの総照射面積よりも小さい。スポット表示Uは、円形,楕円形,三角形などの形状、或いは、描画Tの縮小版,人の足裏や靴を模した形状などを有している。

尚、路面上に投影又は映し出される描画T及びスポット表示Uは、夜間でも眩しさを感じさせずに視認可能な適切な照度を有するものであってよい。これらの描画T及びスポット表示Uは、例えば時間帯,天候,照明等による周囲の明るさの変化に応じて、表示照度や色相が切り替わるものであってもよい。更に、これらの描画T及びスポット表示Uは、視認性や誘目性の向上などのために、点滅されるものであってもよい。

形状認識装置20は、車両2の周囲の路面上における所定路面範囲Sに進入しているものの形状を認識する装置である。形状認識装置20は、カメラ21と、認識部22と、を有している。カメラ21は、車両2のバックドア4の外面の略中央(例えば、バックドアハンドルやナンバープレートの凹み部分)にブラケットなどを介して取り付けられており、上記の発光装置10に近接して配置されている。カメラ21は、CCDやCMOSなどを有している。カメラ21は、所定路面範囲Sを含む路面を撮影することが可能である。上記の所定路面範囲Sは、車両2の後端から所定距離(例えば、30cm〜3m)後方の路面上の領域である。

尚、カメラ21の撮影領域は、形状認識対象の所定路面範囲Sに一致していてもよいが、その所定路面範囲Sよりも広範囲であってもよい。カメラ21の撮影領域が所定路面範囲Sよりも広範囲であるときは、カメラ21の撮影した全映像情報のうち形状認識の対象となるカメラ情報は、その一部である。また、発光装置10から出力される光による描画T及びスポット表示Uは、所定路面範囲S内の一部に映し出されればよい。尚、カメラ21は、例えばToF(=Time-of-Flight)型のカメラであってよい。

認識部22は、カメラ21の撮影した映像情報(図6参照)に基づいて、所定路面範囲Sに進入しているものの形状を認識する部位である。認識部22は、形状認識の対象となる人の足部の形状情報を予め記憶している。この形状情報が記憶される足部は、人の足部の特に先端を含むものであり、例えば人の履く靴などである。尚、この記憶される足部の形状は、使用者3固有の足部3aの先端の形状であることが好ましく、更には、人の着る服により隠れる可能性の低い靴の先端形状を含むことが好ましい。また、記憶される足部の形状は、車両2に対する向きを含むものであってよく、人が車両2のバックドア4に対面しているすなわち車両2の前方側へ向いている状態で爪先が向くときの形状であってよい。

認識部22は、カメラ21の映像情報に対して例えばテンプレートマッチングなどを行うことで、所定路面範囲Sに進入しているものの形状が人の足部の形状であるか否かを判別する。尚、この認識部22による形状判別は、人の足部の形状が所定時間(例えば、1秒や2秒など)継続して固定された状態で認識される場合に肯定されるものであってよい。

ID照合装置30は、車両2の使用者3のID認証を行う装置である。このID認証は、使用者3が車両2に乗車する若しくはラッゲージに荷物を載せる際にバックドア4を自動的に開放するためにひいては発光装置10により路面上へ可視光照射を実施するために行われる。ID照合装置30は、車両2に搭載される車載機である。ID照合装置30は、通信部31と、認証部32と、を有している。

通信部31は、バックドア4から所定距離範囲(例えば、1m〜3m)内に存在する人の携帯するIDキー50と通信を行う部位である。通信部31は、所定時間間隔でIDキー50の応答を要求するリクエスト信号を送信する。IDキー50は、通信部と、制御部と、を有している。IDキー50の通信部は、ID照合装置30の通信部31と通信することが可能である。具体的には、IDキー50の通信部は、通信部31から送信されるリクエスト信号を受信することが可能であると共に、そのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を送信することが可能である。IDキー50の制御部は、通信部でID照合装置30からのリクエスト信号が受信された場合、そのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を通信部からそのID照合装置30に向けて送信させる。ID照合装置30の通信部31は、リクエスト信号の送信後にIDキー50からのレスポンス信号を受信することが可能である。

通信部31は、認証部32に接続されている。通信部31での通信結果は、認証部32に供給される。認証部32は、通信部31での通信結果に基づいて、IDキー50が自車両2に対応する携帯機であるか否かのID認証を行う。ID照合装置30は、制御装置40に接続されている。認証部32は、IDキー50とのID認証が照合OKである場合に、そのID認証が照合OKである旨を制御装置40に通知する。

制御装置40は、バックドア4を開閉駆動させるための各種制御を実行する装置である。制御装置40は、演算部やメモリなどを有するマイクロコンピュータからなる。制御装置40は、車両2のフロアなどに設置されている。制御装置40は、照射制御部41と、駆動制御部42と、を有している。

照射制御部41は、発光装置10による路面上への可視光照射を制御する部位である。制御装置40は、上記の発光装置10に接続されている。照射制御部41は、ID照合装置30からID認証が照合OKである旨が通知された場合に、発光装置10に対して路面上への可視光照射を実施するように指令する。発光装置10は、照射制御部41からの指令に従って、路面上への可視光照射を実施する。

制御装置40は、上記の形状認識装置20に接続されている。形状認識装置20は、認識部22にて所定路面範囲Sに進入しているものの形状が人の足部の形状であると判別した場合に、その形状認識の情報を制御装置40に供給する。制御装置40の駆動制御部42は、バックドア4を開閉駆動させる部位である。尚、バックドア4の開閉駆動とは、車体に設けられた回転軸を中心にしたバックドア4自体の開閉駆動と、そのバックドア4の開錠/閉錠駆動と、のうち少なくとも何れかを含むものであればよい。

制御装置40は、ドア駆動装置60に接続されている。駆動制御部42は、形状認識装置20から所定路面範囲Sに進入しているものの形状が人の足部の形状であることの形状認識の情報が供給された場合に、ドア駆動装置60に対してバックドア4を開閉(具体的には、開放)するように指令する。ドア駆動装置60は、バックドア4を開閉駆動する装置である。ドア駆動装置60は、バックドア4を開閉駆動するモータなどのアクチュエータを有している。ドア駆動装置60は、駆動制御部42からの指令に従ってアクチュエータを動作させて、バックドア4を開閉駆動する。

次に、図7及び図8を参照して、車両用フットセンサユニット1の動作について説明する。

車両用フットセンサユニット1においては、バックドア4が閉じられている場合、車両2におけるID照合装置30の通信部31からバックドア4後方の所定距離範囲内にリクエスト信号が送信される(図7に示すステップS100)。認証部32は、リクエスト信号の送信ごとに、IDキー50からのレスポンス信号が受信されかつそのレスポンス信号に基づくIDキー50とのID認証が照合OKであるか否かを判別する(ステップS110)。

車両2の使用者3は、車両2に乗車する若しくはラッゲージに荷物を載せる場合、IDキー50を携帯してバックドア4に接近する。リクエスト信号の送信範囲内(すなわち、所定距離範囲内)に使用者3の携帯するIDキー50が存在しない場合は、車両用フットセンサユニット1にIDキー50からのレスポンス信号が供給されないので、車両用フットセンサユニット1は、以後何ら制御処理を実行することなく処理を終了する。

一方、リクエスト信号の送信範囲内に使用者3の携帯するIDキー50が存在していると、そのIDキー50がそのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を車両用フットセンサユニット1に向けて送信する。認証部32は、リクエスト信号の送信後に通信部31にてIDキー50からのレスポンス信号が受信されると、そのレスポンス信号に基づいてそのIDキー50とのID認証を行い、そのID認証が照合OKである場合に、照合OKの旨を制御装置40に通知する。

制御装置40の照射制御部41は、ID照合装置30からID認証が照合OKである旨が通知されると、発光装置10に対して路面上への可視光照射を実施するように指令する。発光装置10は、照射制御部41から可視光照射の指令がなされた場合、車両2の後端の光源11から波長を有する可視光を照射する(ステップS120)。尚、この可視光照射は、ID照合装置30によるID認証が照合OKである状態が続く限り継続されてよく、或いは、その照射開始後に一定時間が経過するまで継続されてよい。また、その可視光照射は、ID照合装置30によるID認証が照合NGとなった場合、その照射開始後に一定時間が経過した場合、バックドア4の開閉駆動が完了した場合、又はバックドア4が開放された場合などに停止されてよい。

発光装置10の光源11が可視光を出力すると、その出力された可視光のうちレンズ12及び造影板15を通った後に第一レンズ13に入射された可視光が描画光として第一焦点距離で路面に向けて出射される。この描画光が路面に照射されると、形状認識装置20が形状認識すべき対象となる所定路面範囲S内に、造影板15で所定形状に形成された描画Tが投影される。

また、発光装置10の光源11が可視光を出力すると、その出力された可視光のうちレンズ12及び造影板15を通った後に第一レンズ13の貫通孔13aを通過して第二レンズ14に入射された可視光が上記の第一焦点距離よりも長い第二焦点距離で路面に向けて出射される。この可視光が形状認識装置20が路面に照射されると、形状認識すべき対象となる所定路面範囲S内にスポット的に集光されたスポット表示Uが映し出される。

車両2の使用者3は、車両2に接近して発光装置10により上記の如く路面上の所定路面範囲S内に投影された描画T又は映し出されたスポット表示Uを視認すると、バックドア4を開放させることを要求するときは、その路面(特に、描画Tが投影された部分又はスポット表示Uが映し出された部分)に足を置く。形状認識装置20は、発光装置10により路面上に描画Tが投影されると共にスポット表示Uが映し出されている状態で、カメラ21を用いてその描画T及びスポット表示Uを含む所定路面範囲Sに進入しているものの形状を認識し、その形状が人の足部の先端形状であるか否かを判別する(ステップS130)。

形状認識装置20の認識部22は、所定路面範囲Sに進入しているものの形状が人の足部の先端形状であると判別した場合に、その形状認識の情報を制御装置40に供給する。制御装置40の駆動制御部42は、形状認識装置20からの情報が人の足部の先端形状を示すものに合致する旨を示す場合に、ドア駆動装置60に対してバックドア4を開放するように指令する。ドア駆動装置60は、駆動制御部42からドア開放指令を受けると、アクチュエータを開動作させて、バックドア4を開駆動する(ステップS140)。

このように、車両用フットセンサユニット1においては、車両2の使用者3がその車両2のバックドア4に所定距離まで接近したタイミングで、発光装置10から車両2の後方の路面上に描画T及びスポット表示Uが投影され或いは映し出され、そして、その描画T及びスポット表示Uが投影或いは映し出された路面に使用者3が足を置くことによって形状認識装置20に使用者3の足部3aの形状が認識されることにより、バックドア4が開駆動される。すなわち、車両2の使用者3は、車両2周囲の路面上に投影された描画T又は映し出されたスポット表示Uを視認して、それらの所定路面範囲S内に表示されている描画T若しくはスポット表示U自体又はそれらの表示周辺の路面に足を置けば、バックドア4を開駆動させることができる。

上記の描画T及びスポット表示Uは、路面上におけるバックドア4を開駆動させるためのセンサ位置すなわち形状認識を実施する所定路面範囲S内に投影され又は映し出される。このため、車両用フットセンサユニット1によれば、バックドア4を開駆動させるためのセンサ位置を使用者3に発光装置10を用いて視覚を通じて伝えることができる。また、バックドア4を開駆動させるうえでは、使用者3が所定路面範囲S内の描画T又はスポット表示Uを視認して足をその描画T若しくはスポット表示U又はそれらの表示周辺の路面に置くことで、その足部3aを車両用フットセンサユニット1側に認識させることとすれば十分である。

従って、車両用フットセンサユニット1によれば、車両2の使用者3にバックドア4を開駆動させるためのセンサ位置を認識させ易くすることができる。そして、使用者3がバックドア4を開放させるうえで足を置くべき路面上の位置に描画T及びスポット表示Uが表示されるので、使用者3がバックドア4を開放させるための操作上の慣れなどを不要として、使用者3によるバックドア4の開操作の利便性を向上させることができる。これにより、バックドア4の自動開放を容易に実現することができる。

更に、使用者3はバックドア4を開放させるうえで足を所定路面範囲S内に表示される描画T及びスポット表示Uを含む路面に置けばよいので、例えばバックドア4を開放させるために静電センサなどを用いる構成と異なり、片足をその静電センサが設置された車体の近傍に近接させることを不要とすることができる。これにより、使用者3が姿勢的に安定した所作でかつスマートにバックドア4を開操作することができる。

また、バックドア4を開放させるうえでは、形状認識装置20に車体後方の所定路面範囲Sで人の足部の先端形状を認識させることが必要である。すなわち、上記の所定路面範囲Sに人以外の固定物や近接物或いは溜りなどがあっても、人の足がその所定路面範囲Sに進入していないときは、バックドア4の開放は実施されない。このため、人以外の固定物や近接物などに起因してバックドア4が誤って開放されるのを防止することができる。

また、車両2の使用者3にセンサ位置を知らせるうえで発光装置10の光源11が照射する可視光は、昼間でも人の視感度が高い黄緑色の波長を有している。このため、昼間であっても使用者3にその可視光に基づく路面上の描画T及びスポット表示Uを視認させ易くすることができる。また、その可視光によって路面上に投影又は映し出される描画T及びスポット表示Uは、夜間でも眩しさを感じさせずに視認可能な適切な照度を有する表示である。このため、夜間であっても使用者3に路面上の描画T及びスポット表示Uを視認させ易くすることができる。従って、使用者3によるバックドア4の開操作の利便性低下を防ぐことができる。

更に、描画Tは、光源11からの可視光が第一レンズ13に入射して第一焦点距離で進行することにより路面上に描かれる表示である。また、スポット表示Uは、同じ光源11からの可視光が第二レンズ14に入射して上記の第一焦点距離よりも長い第二焦点距離で進行することにより路面上にスポット的に描かれる表示である。かかる構造では、スポット表示Uが路面上に狭い範囲でスポット的に映し出され、描画Tよりも高い照度で明るく表示される。

このため、路面上に第一レンズ13を介した描画Tのみが投影される場合と比較して、スポット表示Uにより昼間でも車両2の使用者3にバックドア4を開駆動させるためのセンサ位置(すなわち、所定路面範囲S)を認識させ易くすることができる。また、例えば描画Tの全体をそのスポット表示Uと同様の明るさで表示する場合と比較して、光源11の出力を抑えることができ、光源11から可視光を出力させるための電力消費を抑えることができる。従って、使用者3にセンサ位置を認識させるための描画Tを路面上に投影するのに必要な消費電力を上げることなく、スポット表示Uにより昼間でもそのセンサ位置を使用者3に認識させ易くすることができる。

更に、スポット表示Uは、描画Tを生成するための光源11と同じ光源により生成される。具体的には、光源11から出力された可視光が第一レンズ13に入射されることで描画Tが生成されると共に、光源11から出力された可視光が第一レンズ13に入射されることなく第二レンズ14に入射されることでスポット表示Uが生成される。かかる構成によれば、光源11の可視光を入射させるレンズを変えることで描画T及びスポット表示Uの双方を生成することができるので、光源11の可視光照射のために必要な消費電力を上げることなく簡易な構造で路面上に描画Tを投影しかつスポット表示Uを映し出すことができる。

尚、上記の実施形態においては、形状認識装置20が特許請求の範囲に記載した「形状認識部」に、発光装置10の光源11、レンズ12,13、及び造影板15が特許請求の範囲に記載した「描画投影部」に、発光装置10の光源11及びレンズ12,14が特許請求の範囲に記載した「スポット表示部」に、制御装置40の駆動制御部42が特許請求の範囲に記載した「制御部」に、レンズ13が特許請求の範囲に記載した「第一レンズ」に、レンズ14が特許請求の範囲に記載した「第二レンズ」に、それぞれ相当している。

ところで、上記の実施形態においては、スポット表示Uを描画Tの外延枠内に映し出すこととしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。スポット表示Uを描画Tの外延枠の外側に映し出すこととしてもよい(図10(A)参照)。但し、スポット表示Uは、描画Tに近い位置に映し出すことが好ましい。

また、上記の実施形態においては、描画Tを生成するうえで用いる第一レンズ13とスポット表示Uを生成するうえで用いる第二レンズ14とを別個独立したものとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。図9(A)−(C)に示す如く、描画Tを生成するうえで用いるレンズとスポット表示Uを生成するうえで用いるレンズとを一体化することとし、一枚のレンズで描画T及びスポット表示Uの双方を生成することとしてもよい。例えば、図9(A)に示す如く、径方向内側部位に入射する光を集光して描画Tを生成しかつ径方向外側部位に入射する光を集光してスポット表示Uを生成するように一枚のレンズを円盤状に形成することとしてもよい。

また、上記の実施形態においては、スポット表示Uを描画Tの外延枠内に円形に映し出すこととしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。図10(B)に示す如くスポット表示Uを複数箇所に映し出すこととしてもよいし、また、図10(C)及び(D)に示す如くスポット表示Uを描画Tの外延枠内や外延枠外に円環状に映し出すこととしてもよい、更に、スポット表示Uとして文字を映し出すこととしてもよい。

また、上記の実施形態においては、描画Tとスポット表示Uとを、同じ光源11を用いて生成することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。描画Tとスポット表示Uとを、互いに別々の光源を用いてそれぞれ生成することとしてもよい。

また、上記の実施形態においては、所定路面範囲Sに進入するものの形状を認識するのにカメラ21を用いることとしているが、このカメラ21として、車両2の後退時に映像が車内モニタに表示されるバックカメラを兼用することとしてもよい。この変形形態の構成によれば、所定路面範囲Sに進入するものの形状を認識する専用のカメラを設けることは不要であるので、簡素な構成で安価に形状認識に基づくバックドア4の開閉駆動を実現することができる。

また、上記の実施形態においては、発光装置10及び形状認識装置20のカメラ21それぞれが、開閉するバックドア4に取り付けられており、車両用フットセンサユニット1がそのバックドア4を自動的に開放する装置である。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。発光装置10及びカメラ21それぞれが図11に示す如く車両2の車体側(例えば、バンパなど)に固定され、車両用フットセンサユニット1がバックドア4を自動的に開放するだけでなく、使用者3が車両2から降車した若しくはラッゲージから荷物を降ろした際などにバックドア4を自動的に閉じる装置に適用することとしてもよい。

また、上記の実施形態においては、発光装置10が、光源11から所定距離後方の路面上に可視光を照射する。仮に、この可視光照射が車両2の後端に対して予め固定された後方位置の路面上に行われるものとすると、その路面上の位置に固定物や近接物があった場合に、使用者3の足部の形状認識が困難となるおそれがある。そこで、ID照合装置30によるID認証の照合OK後に発光装置10の光源11から可視光が照射される路面上の照射位置を、車両2に対する使用者3の位置に応じて変更することとしてもよい。

例えば、ID照合装置30によるID認証の照合OK後、カメラ21の光軸の向きを変更し又はズーム倍率を広角側に変更して撮影領域を広げ、その映像情報からの形状認識結果に基づいて車両2の後方に存在する使用者3の位置を検出する。そして、使用者3の位置が検出された場合に、その位置が所定路面範囲Sに含まれるようにカメラ21の光軸及びズーム倍率を固定したうえで、その使用者3の位置に応じて、光源11からの可視光の路面上の照射位置を変更する。尚、この照射位置の変更は、車両2と使用者3との間(具体的には、使用者3の直前)の路面上に光が照射されるように、モータなどのアクチュエータを有する機構部を用いて光源11の光軸向きを変更するものであればよい。

この変形形態によれば、使用者3が存在する位置に合わせて発光装置10から照射される光の位置が変更されるので、路面上に固定物や近接物或いは水溜りなどがあっても使用者3の足部3aの形状認識を実施し易くすることができると共に、使用者3にバックドア4を開放させるうえでの操作の利便性を向上させることができる。

更に、上記の実施形態においては、車両用フットセンサユニット1が開閉する車両2のドアがバックドア4であるものとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、車両用フットセンサユニット1が開閉する車両2のドアとして、サイドドアであるスライドドアやフロントドアなどに適用することとしてもよい。

尚、本発明は、上述した実施形態や変形形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。

1:車両用フットセンサユニット、2:車両、3:使用者、4:車両ドア(バックドア)、10:発光装置、11:光源、12,13,14:レンズ、15:造影板、20:形状認識装置、21:カメラ、22:認識部、30:ID照合装置、40:制御装置、41:照射制御部、42:駆動制御部、50:IDキー、60:ドア駆動装置。

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