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Ignition device for internal combustion engine

阅读:1012发布:2021-01-05

专利汇可以提供Ignition device for internal combustion engine专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent a reduction of a driving capacity of a switching element due to a voltage drop of a primary current detection part generated during energizing an ignition coil and to easily connect an application circuit capable of effectively utilizing a primary current information (detection value) to an ignition device by a part attachment.
SOLUTION: A switching element 1 carrying out an energization/shielding of an ignition coil primary current is constituted by a main switching part 25 carrying a main current and a sub-switching part 26 carrying a sub-current for detecting a primary current. The primary current is detected by a resistance 3 and is controlled through a current restriction circuit 24. The main switching part 25 and the sub-switching part 26 are converged and formed to one chip 100 by a semiconductor chip. An ignition signal input terminal G, a primary coil connecting terminal C, a GND terminal E and a primary current detection signal output terminal S for connecting to a chip outside are disposed on one chip 100.
COPYRIGHT: (C)2000,JPO,下面是Ignition device for internal combustion engine专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 エンジンコントロールユニット(以下、
    ECUと称する)から出力される点火信号により点火コイルに流れる一次電流を通電・遮断制御してその二次側に高電圧を発生させる点火装置で、一次電流の通電・遮断を行うスイッチング素子がメイン電流を流すためのメインスイッチング部と一次電流検出用のサブ電流を流すためのサブスイッチング部とを備え、一次電流検出値に基づき電流制限回路を介して一次電流を制御する内燃機関用点火装置において、 前記メインスイッチング部と前記サブスイッチング部とが半導体チップによりワンチップにまとめて形成され、
    このワンチップに、該ワンチップ外部の接続対象と電気的に接続するための点火信号入力端子,一次コイル接続端子,グラウンド端子,一次電流検出信号出力端子が配設されていることを特徴とする内燃機関用点火装置。
  • 【請求項2】 前記メインスイッチング部及びサブスイッチングとが絶縁ゲート形バイポーラトランジスタあるいは電界効果形トランジスタにより構成されている請求項1記載の内燃機関用点火装置。
  • 【請求項3】 前記ワンチップには、一次電流検出用のサブ電流を電圧変換する電流検出抵抗が含まれている請求項1又は2記載の内燃機関用点火装置。
  • 【請求項4】 一次電流検出用のサブ電流を電圧変換する電流検出抵抗が前記ワンチップの外部に配設されている請求項1又は2記載の内燃機関用点火装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の点火装置に係り、さらに詳細には、点火コイルの駆動回路の実装技術に関する。

    【0002】

    【従来の技術】この種点火装置の従来例を、図10〜図12を用いて説明する。

    【0003】図10は公知の内燃機関用点火装置の一例を示す説明図である。

    【0004】100´は一次電流を通電・遮断するためのスイッチング素子1´を有するシリコンチップであり、スイッチング素子1´は、絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ(以下、IGBTと略称する)1´より成る。 チップ100´は、IGBT1´の端子としてゲート端子G(点火信号端子またはスイッチング制御信号入力端子とも称することもある)、一次コイル10
    (図11参照)から電源V Bへと接続されるコレクタ端子(一次コイル接続端子)C、グラウンド(以下、GN
    Dと略称する)に接続されるエミッタ端子(GND端子)Eを備える。 なお、図10においては、コレクタ端子Cはチップ100´の裏面に設けて導電性フレーム(ベースと称することもある。図示省略)を介して外部の一次コイルと接続されるが、フレーム裏面にあるためその接続態様は図示省略してある。

    【0005】IGBT1´のゲート・エミッタ間とゲート・コレクタ間には、IGBTを保護するための双方向ツェナダイオード(例えばポリシリコン)4,5が配設され、このツェナダイオードもチップ100´内に含まれている。

    【0006】101はハイブリッド集積回路(以下、H
    yICと略称する)で、IGBT1´のチップ100´
    と別体に製作され、一次電流検出用の抵抗3´,電流制限回路24を備える。 ワンチップ100´のゲート端子G及びエミッタ端子Eはワイヤボンディング6を介してHyIC101と電気的に接続される。

    【0007】ECU(エンジンコントロールユニット,
    図示省略)から出力される点火信号は、HyIC101
    に設けた中継端子G´及びチップ100´のゲート端子Gを介してIGBT1´のゲートに入力され、点火コイルの一次コイルに流れる一次電流が通電・遮断制御され、その二次側コイルに高電圧を発生させる。

    【0008】一次電流は、検出抵抗3´により電圧変換されて電流制限回路24に入力され、電流制限回路24
    は一次電流検出値に基づきIGBT1´のゲート信号(点火信号)の信号レベルを制御することで一次電流が設定値以上にならないように制限し、スイッチング素子(例えばIGBT1´)を保護している。 従来のチップ100´では、ゲートの保護のため、ゲート・エミッタ間に抵抗(約10〜30KΩ)を設ける場合もある。

    【0009】一次電流の検出方法として、一般には、既述したようにスイッチング素子1´のエミッタ端子EとGNDの間に、数十mΩ〜数百mΩの抵抗3´を設けている。

    【0010】通常、この抵抗3´は、HyIC101の基板上に厚膜印刷で構成される場合が多い。 この場合、
    一次電流が流れると、この電流検出抵抗3´で電圧がドロップし、スイッチング素子1´のコレクタ−エミッタ間に分担される電圧が減少する。 例えば、電流検出抵抗3´が100mΩで一次電流が10Aの場合、電流検出部での電圧ドロップは1Vである(なお、図11には、
    図10の点火駆動回路の各部に生じる電圧分布状態を示している)。 これにより、スイッチング素子の電流ドライブ能力も低下してしまうので、近年要求されている点火装置の大電流化には適さない。 また、電流検出用抵抗も電流耐量が必要であり大形化してしまうため、点火装置の小形化には適さない。 なお、このような問題を解決できれば、点火装置の大電流化は点火コイルの巻き数を減らしてコイルの小形,軽量化を図れる。

    【0011】以上の事情を配慮して、従来の技術には、
    例えば、図12に示すように、一次電流の通電・遮断を行うスイッチング素子(例えばIGBT)1を、メイン電流を流すためのメインスイッチング部25、一次電流検出用のサブ電流を流すためのサブスイッチング部26
    とで構成し、また、半導体チップ100″により、上記のメインスイッチング部25,26に加えて一次電流検出抵抗3、電流制限回路24、ゲート保護抵抗22等をまとめてワンチップ(1チップ)に形成する点火装置が提案されている(例えば、特開平9−42129号公報,特開平9−177647号公報)。

    【0012】IGBTやFET(電解効果形トランジスタ)によりメインスイッチング部25とサブスイッチング部26を構成した場合、そのセル構成だけで両者に流れる電流の分流比を容易に設定可能であり、点火のための大電流(一次電流)を流すメインスイッチング部25
    と、一次電流検出用の小電流を流すためのサブスイッチング部26とをワンチップで構成できる。

    【0013】本従来例では、小電流を流すサブスイッチング部26のエミッタとGND間に電流検出抵抗3を設けることになり、メインの大電流を流す側のスイッチング部25とGND間に電流検出抵抗を設けなくともよいので、電流検出抵抗による通電中の電圧ドロップを発生させず、スイッチング素子1のコレクタ−エミッタ間の分担電圧を増やすことができる利点がある。 また、小電流を流し検出することから、電流検出抵抗の電流耐量を小さくして、抵抗の小型化ひいては電流検出抵抗をスイッチング素子の半導体中に構成することが可能となる。

    【0014】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように、メインスイッチング部25,サブスイッチング部2
    6と共に一次電流検出抵抗3や電流制限回路24などをまとめてワンチップ化する方式は、同一仕様の単一機能(例えば電流制限回路のみ)を製品化するのには適しているが、特殊なニーズ、例えば、一次電流の情報を使って点火の診断を行なうような応用回路(機能拡張回路)
    を後付けしようとしても、一次電流検出端子が電流制限回路24と共にチップ内に内蔵されて外部引き出し構造となっていないために、その後付けが困難であった。 すなわち、電流検出抵抗3がチップ内にあること、および、この電流検出抵抗3で検出された電流情報はチップ内に構成した回路(この場合は電流制限回路24)のみでしか活用できない。 かといって、新たに応用回路も含めたワンチップ100を形成することはチップが大形化しコストがかかる。

    【0015】また、これに代えて、図10に示すようなIGBT単体のチップ100´を用いて、応用回路との後付けをしようとすると、既述した電流検出部における電圧ドロップが点火装置の特性を妨げることになり、有効な対処をとりえなかった。

    【0016】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目的は、点火コイルの通電中に発生する一次電流検出部における電圧ドロップによるスイッチング素子のドライブ能力の低下を防止する要求を満足させながら、点火装置に一次電流情報(検出値)を有効に利用できる応用回路をニーズに応えて容易に後付けで接続可能にする内燃機関用点火装置を提供することにある。

    【0017】

    【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するために、基本的には次のように構成される。

    【0018】ECUから出力される点火信号により点火コイルに流れる一次電流を通電・遮断制御してその二次側に高電圧を発生させる点火装置で、一次電流の通電・
    遮断を行うスイッチング素子がメイン電流を流すためのメインスイッチング部と一次電流検出用のサブ電流を流すためのサブスイッチング部とを備え、一次電流検出値に基づき電流制限回路を介して一次電流を制御する内燃機関用点火装置において、前記メインスイッチング部と前記サブスイッチング部とが半導体チップによりワンチップにまとめて形成され、このワンチップに、チップ外部の接続対象と接続するための点火信号入力端子,一次コイル接続端子,GND端子,一次電流検出信号出力端子が配設されていることを特徴とする。

    【0019】上記構成によれば、既述したようにサブスイッチング部に流れる一次電流検出用の電流を分流により小電流化することが可能で、しかもサブスイッチング部とGND間に検出抵抗を設けたので、メインスイッチング部に流れる電流の点火コイルの通電中に発生する電圧ドロップを小さくできる。

    【0020】さらに、サブスイッチング部,メインスイッチング部,点火信号入力端子,一次コイル接続端子,
    GND端子を有するワンチップには、一次電流検出信号出力端子も該チップ外部の回路と接続可能に付加されているので、この一次電流検出信号出力端子以降に続く回路は、上記ワンチップに対して外付けで接続及び増設可能になる。 したがって、一次電流検出信号出力端子を介して外部の一次電流制限回路の他に、一次電流検出値を情報として利用するような応用回路(例えば、一次電流情報から、点火コイルの正常,異常を判別する診断回路のような機能拡張回路)も顧客のニーズに応えて任意に且つ容易に上記ワンチップに対し後付けで接続できる。

    【0021】

    【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図9
    を用いて説明する。

    【0022】図1は本発明の一実施例に係る内燃機関用点火装置の点火駆動回路の構成を示す図である。 なお、
    既述した図10〜図12に用いた符号と同一符号は同一或いは共通する要素を示す。

    【0023】本実施例に係る点火装置の一次電流を通電・遮断制御するスイッチング素子1は、基本的にはメインスイッチング部25(ここでは、メインIGBTを使用)とサブスイッチング部26(サブIGBTを使用)
    よりなる。 ここでは、メインスイッチング部25とサブスイッチング部26とは、コレクタ端子Cとエミッタ端子Eとの間で並列接続されており、サブスイッチング部26と一次電流検出抵抗(一次電流検出部)3とが直列接続され、このサブスイッチング部26と一次電流検出抵抗3との間から一次電流検出信号出力端子Sが引き出されている。

    【0024】本実施例では、メインスイッチング部(メインIGBT)25とサブスイッチング部(サブIGB
    T)26と一次電流検出抵抗3とが、半導体チップ(シリコンチップ)によりワンチップ100にまとめて形成され、このワンチップ100に、外部回路と接続するための点火信号入力端子(ゲート端子G),一次コイル接続端子(コレクタ端子C),グラウンド端子(エミッタ端子E),一次電流検出信号出力端子Sが配設されている。

    【0025】また、ワンチップ100には、上記IGB
    Tを保護するためのポリシリコンの双方向ツェナダイオード4,5も含まれる。 双方向ツェナダイオード5は、
    高耐圧を必要とし、通常300V〜600V程度のツェナ電圧を確保するため温度特性に優れた低圧のポリシリコンツェナダイオードを複数直列に接続することで形成している。

    【0026】図3に上記図1の駆動回路と点火コイルの一次コイル10を接続した状態を示し、電源V Bから一次コイル10を介して流れる大電流Icのほとんどは、
    メインスイッチング部25に流れ(Ic 1 )、これに並列に接続されるサブスイッチング部26にはメインスイッチング部25の数百〜数千分の1の電流Ic 2が流れる。

    【0027】ワンチップ100と外部素子及び回路との接続は、図2に示すように点火信号入力であるゲート端子Gが保護抵抗22及びリード端子(中継端子)G´を介してECUに接続され、コレクタ端子Cが点火コイルの一次コイル10(図3参照)に接続され、エミッタ端子EがGNDに接続される。

    【0028】一次電流検出信号出力端子Sは、外部の電流制限回路24に接続されるほかに、点火診断回路32
    の入力端子に接続される。 診断回路32は、一次電流の状態を検出して、点火装置の故障の有無を診断するもので、例えばゲート信号を電源として利用しているが、独立の電源を利用してもよい。 また、診断回路32は、E
    CUに出力する診断出力端子を備えている。 電流制限回路24,抵抗22,診断回路32は、HyIC101
    にまとめて形成されている。 図2の一点鎖線で囲む領域がワンチップ100に相当し、二点鎖線で囲む領域がH
    yIC101に相当する。

    【0029】図4〜図6には、上記実施例で用いたイグナイタ(点火駆動回路)のパッケージの態様例を示す。

    【0030】図4は図1のワンチップ100のみをパッケージした例である。

    【0031】図4において、ワンチップ(点火駆動回路)100に形成したメイン及びサブIGBT25,2
    6のコレクタ端子Cは、放熱とコレクタ出力を兼ねたフレーム(ベース)60にはんだなどにより接続され、そのコレクタ対応の外部接続用の中継端子62がフレーム60と接続されている(このコレクタ端子Cの接続態様については図示省略してある)。 チップ100におけるコレクタ端子C以外の端子(ゲート端子G,エミッタ端子E,一次電流検出信号出力端子S)が対応の各外部接続用の中継端子61,63,64とワイヤ(例えばAl
    ワイヤ)66により接続される。 65はパッケージ用のエポキシ系樹脂でありトランスファー成形により部品全体を固体封止している。

    【0032】図5に上記実施例の他のパッケージ例を示す。

    【0033】図5においては、フレーム60上に、図2
    で示すワンチップ100(点火駆動回路)とHyIC1
    01とを搭載(固定)し、これらをエポキシ樹脂のパッケージ65により一括して固体封止した。 ワンチップ1
    00のコレクタ端子Cは既述したようにフレーム60に接続され(図示省略)、ゲート端子G,エミッタ端子E,一次電流検出信号出力端子Sが同一パッケージ65
    内でHyIC101の対応の端子とワイヤ66及びボンディングパッド67を介して接続されている。 また、パッケージ65の外部接続用の中継端子71は外部のEC
    Uから点火信号を入力する端子(図2の端子G´に相当する)、中継端子72はフレーム60と接続されるコレクタ端子Cに対応の端子C´、中継端子73は診断回路32の出力端子(図2の端子に相当する)、中継端子74はGND端子(図2の端子E´に相当する)。

    【0034】図6は上記実施例のさらに他のパッケージ例を示すものである。 本例は、エポキシ系樹脂でパッケージせず、凹型のCuまたはALフレーム60´に上記同様のワンチップ100及びHyIC101を搭載し、
    Siゲル(シリカゲル)などで表面を保護したパッケージ構造である。 69はHyIC101及びワンチップ1
    00の端子を外部を接続するための中継端子71〜74
    を保持するための樹脂製の中継台である。

    【0035】本実施例によれば、次のような利点を有する。

    【0036】(1)点火コイルの一次電流通電中に発生する電圧ドロップ(電流検出部3における電圧ドロップ)によるスイッチング素子1のドライブ能力の低下を改善することができ、特に、点火装置の大電流化に好適である。 点火装置の大電流化は、点火コイルにおいて一次コイルの巻数を落としながら、出力を維持することが可能なことから、点火コイルの小形、軽量、低コストにも効果がある。 この電圧ドロップの改善を図11の従来例及び図3の本実施例を比較して説明する。

    【0037】図11において、点火コイルの一次コイル10は電源V BとIGBT1´のコレクタの間に接続され、電流検出抵抗3´はIGBT1´のエミッタとGN
    Dの間に接続される。 IGBT1´のゲートに駆動信号が入力されると、IGBT1´はコレクタとエミッタ間がオン状態となり、電源V BからGNDに一次電流Ic
    を流す。 これによって一次コイル10にはVc,IGB
    T1´のコレクタ・エミッタ間にはV CE ,電流検出抵抗3´にはV Eが発生する。

    【0038】これに対し、図3の実施例では、メインの一次電流Ic 1が流れる回路上は電流検出用抵抗が無いため、そのための電圧ドロップも発生しない。 ここで、
    Ic 2はIc 1の数百〜数千分の1のためIc≒Ic 1である。

    【0039】これより、図7に示すような結果となる。
    図7は図11と図3の各回路で電源電圧を可変した時の通電時間Tonを基準とした一次電流Icの関係を示している。

    【0040】ここでA,A´は図11による値であり、
    B,B´は図3による値である。 どちらも同じ電源電圧にて動作させているが、図11では電流検出抵抗3´での電圧ドロップV Eの分だけ電源電圧V Bが低くなったのと同じ結果となる。 この結果で言えることは、図3の実施例の場合には、低電圧時に従来より大きな電流を流すことができる。 すなわち、低電圧時に高出力が得られる。 ということであり、かつ、電流制限(又は過電流保護)も従来と同じように構成できる。

    【0041】また、一次電流検出の抵抗値を大きくできることから、抵抗の電流耐量があがり、抵抗の小形化も可能となる。

    【0042】(2)ワンチップ100には、一次電流検出信号出力端子Sも該チップ外部の回路と接続可能に付加されているので、一次電流検出信号出力端子Sを介して外部の一次電流制限回路24の他に、一次電流検出値を情報として利用するような応用回路(例えば、一次電流情報から、点火コイルの正常,異常を判別する診断回路32のような機能拡張回路)も顧客のニーズに応えて任意に且つ容易に上記ワンチップに対し後付けで接続できる。

    【0043】(3)上記したように一次電流検出の抵抗値を大きくできることで、スイッチング素子の半導体(ワンチップ)100内に、電流検出抵抗3を一体に形成することが可能となり、点火装置の小形、低コスト化が実現される。 なお、ワンチップ100内に電流検出抵抗3を含めた場合には、抵抗値の初期精度、温度特性を考慮すると外付けタイプに比べて精度が劣ることも考えられるが、素子耐量や特性に余裕が有る場合は問題ない。

    【0044】図8は本発明の第2実施例に係る点火装置の駆動回路図、図9はそのパッケージ構造の一例を示す斜視図である。 図中、第1実施例に用いた符号と同一符号は、それと同一或いは共通する要素を示す。

    【0045】本実施例と第1実施例との相違点は、一次電流検出抵抗3をワンチップ100外部に出してHyI
    C101側に形成し、また、エミッタ端子Eをメインスイッチング部25対応の端子E 1とサブスイッチング部26対応の端子E 2とに分けて、メインスイッチング部25側の端子E 1のほかにサブスイッチング部26のエミッタ端子E 2も外部接続用として、エミッタ端子E 2を外部の一次電流検出抵抗3と接続可能にしたものである。 この場合には、ワンチップIC100には、メインスイッチング部25及びサブスイッチング26の他に、
    ゲート端子(点火信号入力端子)G、コレクタ端子(一次コイル接続端子)C、エミッタ端子E 1 ,E 2 、一次電流検出信号端子Sが配設されている。

    【0046】図9は本実施例の場合のパッケージ構造の一例を示すものであり、図6のパッケージ構造とは端子E 2が増えた点が相違する。

    【0047】本実施例によれば、第1実施例と同様の効果を奏するほかに、メインスイッチング部25とサブスイッチング部26とを有するワンチップ100であっても、2つに分けたエミッタ端子E 1 ,E 2を備えることで、一次電流検出抵抗3をワンチップ100の外部に配置して該ワンチップ100のサブスイッチング26のエミッタ端子E 2と接続できる。

    【0048】その結果、一次電流検出精度を高めることが可能になる。 特に、一次電流検出抵抗はレーザトリミング等で初期抵抗値を調整することができる。

    【0049】したがって、電流制限値のばらつきを出来るだけ小さく押さえようとした場合は、本実施例のように電流検出抵抗3はHyIC101側に用いればよい。

    【0050】この場合、従来の電流検出抵抗に対し、数百〜数千倍の抵抗値に出来るため、厚膜印刷で構成しても大形化せずにコンパクトに設計できると共に、抵抗のばらつきも小さくすることができる。

    【0051】なお、上記各実施例では、メインスイッチング部25とサブスイッチング部26とをIGBTで構成するが、IGBTに代わり電界効果形トランジスタ(FET)を使用することも可能である。 この場合には、スイッチング素子1(メインスイッチング部25,
    サブスイッチング部26)のコレクタ端子Cはドレイン端子、エミッタ端子Eはソース端子に置き換わる。

    【0052】

    【発明の効果】以上のように本発明によれば、点火コイルの通電中に発生する一次電流検出部における電圧ドロップによるスイッチング素子のドライブ能力の低下を防止する要求を満足させながら、さらに、点火装置に一次電流情報(検出値)を有効に利用できる応用回路(特殊回路)を顧客のニーズに応えて任意に且つ容易に後付けで接続することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1実施例に用いる点火駆動回路の要部構成図。

    【図2】上記実施例の点火駆動回路の構成図。

    【図3】上記実施例の各部の電圧分布及び一次電流の流れ状態を示す説明図。

    【図4】上記実施例のパッケージ構造の一例を示す一部省略斜視図。

    【図5】上記実施例のパッケージ構造の一例を示す一部省略斜視図。

    【図6】上記実施例のパッケージ構造の一例を示す一部省略斜視図。

    【図7】本発明と従来例との一次電流特性を示す説明図。

    【図8】本発明の第2実施例に用いる点火駆動回路の要部構成図。

    【図9】第2実施例のパッケージ構造の一例を示す一部省略斜視図。

    【図10】従来の点火装置の駆動回路を示す構成図。

    【図11】上記従来例の各部の電圧分布及び一次電流の流れ状態を示す説明図。

    【図12】従来の点火装置の駆動回路を示す構成図。

    【符号の説明】

    1…スイッチング素子、3…電流検出抵抗、24…一次電流制限回路、25…メインスイッチング部(メインI
    GBT)、26…サブスイッチング部(サブIGB
    T)、32…診断回路、100…ICチップ、101…
    ハイブリッドIC、C…コレクタ端子(一次コイル接続端子)、E…エミッタ端子(グラウンド端子)、G…ゲート端子(点火信号入力端子)、S…一次電流検出信号出力端子。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 太加志 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 小林 良一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 杉浦 登 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 Fターム(参考) 3G019 BA01 EA13 EA17 FA04 FA12 FA14 KD05 KD06

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