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除草作用を有するN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体

阅读:142发布:2020-05-11

专利汇可以提供除草作用を有するN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且,下面是除草作用を有するN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体专利的具体信息内容。

式(I) 〔式中、記号及び添え字は、それぞれ、以下のように定義される: Wは、N又はCYであり; X及びZは、それぞれ独立して、素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、ホルミル、チオシアナト、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−ハロアルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−ハロアルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、COR1、OR1、OCOR1、OSO2R2、S(O)nR2、SO2OR1、SO2N(R1)2、NR1SO2R2、NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−S(O)nR2、(C1−C6)−アルキル−OR1、(C1−C6)−アルキル−OCOR1、(C1−C6)−アルキル−OSO2R2、(C1−C6)−アルキル−CO2R1、(C1−C6)−アルキル−SO2OR1、(C1−C6)−アルキル−CON(R1)2、(C1−C6)−アルキル−SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−NR1SO2R2、NR1R2、P(O)(OR5)2であるか、又は、ヘテロアリール、ヘテロシクリル若しくはフェニル(ここで、これらは、それぞれ、メチル、エチル、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル及びハロゲンの群から選択されるs個のラジカルで置換されている)であり; Yは、水素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、チオシアナト、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、ハロ−(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、ハロ−(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルケニル、ハロ−(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、COR1、CO2R1,OCO2R1、NR1CO2R1、C(O)N(R1)2、NR1C(O)N(R1)2、OC(O)N(R1)2、C(O)N(R1)OR1、NR1SO2R2、NR1COR1、OR1、OSO2R2、S(O)nR2、SO2OR1、SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−S(O)nR2、(C1−C6)−アルキル−OR1、(C1−C6)−アルキル−OCOR1、(C1−C6)−アルキル−OSO2R2、(C1−C6)−アルキル−CO2R1、(C1−C6)−アルキル−CN、(C1−C6)−アルキル−SO2OR1、(C1−C6)−アルキル−CON(R1)2、(C1−C6)−アルキル−SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−NR1SO2R2、N(R1)2、P(O)(OR5)2、CH2P(O)(OR5)2、CH=NOR1、(C1−C6)−アルキル−CH=NOR1、(C1−C6)−アルキル−O−N=C(R1)2、(C1−C6)−アルキルフェニル、(C1−C6)−アルキルヘテロアリール、(C1−C6)−アルキルヘテロシクリル、フェニル、ヘテロアリール又はヘテロシクリル(ここで、最後の6のラジカルは、それぞれ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルコキシ−(C1−C4)−アルキル及びシアノメチルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)であり; 又は、 YとZは、それらが結合している2個の原子と一緒に、5員、6員又は7員の不飽和、部分的飽和又は飽和の環(ここで、該環は、環員として、炭素原子に加えて、いずれの場合にも、s個の窒素原子、n個の酸素原子、n個の硫黄原子及びn個のS(O)、S(O)2、C=N−R10、C(OR11)2、C[−O−(CH2)2−O−]又はC(O)成分を有している)を形成し、 ここで、上記炭素原子は、ハロゲン、シアノ、(C1−C6)−アルキル、(C2−C10)−アルケニル、(C2−C10)−アルキニル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C1−C6)−アルコキシ、フェノキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、(C3−C8)−シクロアルキル、(C2−C8)−アルコキシアルキル及びフェニルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、 ここで、上記窒素原子は、(C1−C6)−アルキル及びフェニルからなる群から選択されるn個のラジカルで置換されており、 及び、 ここで、上記フェニルラジカルは、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル及び(C1−C6)−アルコキシからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており; Vは、水素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−ハロアルキル又はOR1、S(O)nR2であり; R1は、水素、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−ハロアルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C2−C6)−ハロアルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルケニル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル、(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、フェニル、フェニル−(C1−C6)−アルキル、ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキルヘテロアリール、ヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキルヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキル−O−ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキル−O−ヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキル−NR3−ヘテロアリール又は(C1−C6)−アルキル−NR3−ヘテロシクリル(ここで、最後の21のラジカルは、シアノ、ハロゲン、ニトロ、チオシアナト、OR3、S(O)nR4、N(R3)2、NR3OR3、COR3、OCOR3、SCOR4、NR3COR3、NR3SO2R4、CO2R3、COSR4、CON(R3)2及び(C1−C4)−アルコキシ−(C2−C6)−アルコキシカルボニルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)であり; R2は、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−ハロアルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C2−C6)−ハロアルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルケニル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル、(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、フェニル、フェニル−(C1−C6)−アルキル、ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキルヘテロアリール、ヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキルヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキル−O−ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキル−O−ヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキル−NR3−ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキル−NR3−ヘテロシクリル(ここで、最後の21のラジカルは、シアノ、ハロゲン、ニトロ、チオシアナト、OR3、S(O)nR4、N(R3)2、NR3OR3、COR3、OCOR3、SCOR4、NR3COR3、NR3SO2R4、CO2R3、COSR4、CON(R3)2及び(C1−C4)−アルコキシ−(C2−C6)−アルコキシカルボニルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)であり; R3は、水素、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル又は(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキルであり; R4は、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル又は(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル又は(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキルであり; R5は、(C1−C4)−アルキルであり; nは、0、1又は2であり; sは、0、1、2又は3であり; Aは、A1、A2、A3又はA4ラジカル であり; Bは、N又はCHであり; Rは、(C1−C6)−アルキル−OC(O)N(R3)2又は(C1−C6)−アルキル−OC(O)OR12であり; R6は、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、ハロ−(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、ハロ−(C2−C6)−アルキニルであり、 ここで、これらの6の上記ラジカルは、それぞれ、ニトロ、シアノ、SiR93、PO(OR9)3、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、N(R7)2、COR7、CO2R7、OCOR7、OCO2R7、NR7COR7、NR7SO2R8、(C3−C6)−シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、フェニル、D−ヘテロアリール、D−ヘテロシクリル、D−フェニル又はD−ベンジル(ここで、最後の7のラジカルは、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンの群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)からなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており; 又は、 R6は、(C3−C7)−シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又はフェニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ及び(C1−C6)−アルコキシ−(C1−C4)−アルキルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されている)であり; R7は、水素、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル又は(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル又はフェニルであり; R8は、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル又はフェニルであり; R9は、(C1−C)−アルキルであり; R10は、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ及びハロ−(C1−C6)−アルコキシであり; R11は、(C1−C6)−アルキル又はハロ−(C1−C6)−アルキルであり; R12は、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル又は(C1−C6)−シクロアルキルであり; sは、0、1、2又は3であり; nは、0、1又は2であり; Dは、O、S又はNR8である〕 で表されるN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体。R6が、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニルであり、 ここで、これらの4の上記ラジカルは、それぞれ、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、N(R7)2、COR7、CO2R7、OCOR7、OCO2R7、NR7COR7、NR7SO2R8、(C3−C6)−シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、フェニル、D−ヘテロアリール、D−ヘテロシクリル、D−フェニル又はD−ベンジル(ここで、最後の7のラジカルは、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンの群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)からなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており; 又は、 R6が、(C3−C7)−シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又はフェニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ及び(C1−C6)−アルコキシ−(C1−C4)−アルキルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されている)である; 請求項1に記載の式(I)で表されるN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体。Wが、CYであり; X及びZが、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル、OR1、S(O)nR2、SO2N(R1)2、NR1SO2R2、NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−S(O)nR2、(C1−C6)−アルキル−OR1であるか、又は、 ヘテロアリール、ヘテロシクリル若しくはフェニル(ここで、これらは、それぞれ、メチル、エチル、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル及びハロゲンの群から選択されるs個のラジカルで置換されている)であり; Yが、水素、(C2−C6)−アルケニル、COR1、CO2R1,OCO2R1、NR1CO2R1、C(O)N(R1)2、NR1C(O)N(R1)2、OC(O)N(R1)2、C(O)N(R1)OR1、NR1SO2R2、NR1COR1、OR1、S(O)nR2、SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−S(O)nR2、(C1−C6)−アルキル−OR1、(C1−C6)−アルキル−OCOR1、(C1−C6)−アルキル−CO2R1、(C1−C6)−アルキル−CON(R1)2、(C1−C6)−アルキル−SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−NR1SO2R2、N(R1)2、CH=NOR1、(C1−C6)−アルキル−CH=NOR1、(C1−C6)−アルキルヘテロアリール、(C1−C6)−アルキルヘテロシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリル(ここで、最後の4のラジカルは、それぞれ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルコキシ−(C1−C4)−アルキル及びシアノメチルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)であり; Vが、水素、Cl、OMe、メチル又はエチルであり; R6が、メチル、エチル、n−プロピルである; 請求項1又は2に記載の式(I)で表されるN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体。Wが、CYであり; Xが、F、Cl、Br、メチル、エチル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、SMe又はSO2Meであり; Zが、水素、F、Cl、Br、I、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、メチルスルホニル又はエチルスルホニルであり; Yが、水素、SMe、S(O)Me、SO2Me、SEt、S(O)Et、SO2Et、CH2OMe、CH2OEt、CH2OCH2CF3、CH2SMe、CH2S(O)Me、CH2SO2Me、ビニル、C(O)Me、C(O)Et、C(O)cPr、CO2Me、CHN=OMe、4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル、5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル、5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル、5−シアノメチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル、4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル、3−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル、1H−ピラゾール−1−イル、1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル、2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル、ピロリジン−2−オン−1−イル、モルホリン−3−オン−4−イル、OMe、OEt、O−n−Pr、OCH2−c−Pr、OCH2CH2F、OCH2CH2OMe又はOCH2CH2CH2OMeであり; Vが、水素であり; Bが、Nであり; Rが、CH2OCO2Et、CH(CH3)OCO2Me、CH(CH3)OCO2Et、CH(CH3)OCO2−c−ヘキシル、CH(CH3)OCO2−i−Pr又はCH(CH3)OCO2−t−Buであり; R6が、メチル又はエチルである; 請求項1〜3のいずれかに記載の式(I)で表されるN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体。除草剤組成物であって、除草有効量の請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表される少なくとも1種類のN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体又はN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体を特徴とする、前記除草剤組成物。製剤助剤と混合されている、請求項5に記載の除草剤組成物。殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤、殺菌剤、薬害軽減剤及び成長調節剤からなる群から選択される少なくとも1種類のさらなる殺有害生物活性物質を含んでいる、請求項5又は6に記載の除草剤組成物。薬害軽減剤を含んでいる、請求項7に記載の除草剤組成物。シプロスルファミド、クロキントセット−メキシル、メフェンピル−ジエチル又はイソキサジフェン−エチルを含んでいる、請求項5に記載の除草剤組成物。さらなる除草剤を含んでいる、請求項7〜9のいずれかに記載の除草剤組成物。望ましくない植物を防除する方法であって、有効量の請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表される少なくとも1種類の化合物又は請求項5〜10のいずれかに記載の除草剤組成物を、当該植物に施用すること又は当該望ましくない植生の生育環境に施用することを特徴とする、前記方法。望ましくない植物を防除するための、請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表される化合物又は請求項5〜10のいずれに記載の除草剤組成物の使用。式(I)で表される化合物が有用な植物の作物の中の望ましくない植物を防除するために使用されることを特徴とする、請求項12に記載の使用。前記有用な植物が有用なトランスジェニック植物であることを特徴とする、請求項13に記載の使用。

说明书全文

本発明は、除草剤の技術分野、特に、有用な植物の作物の中の雑草及びイネ科雑草を選択的に防除するための除草剤の技術分野に関する。

N−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド類及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド類は、WO 2012/028579A1から、除草剤として知られている。WO 2013/087577A1にも、アミド窒素において置換されているN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド類及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド類が、除草剤として開示されている。除草活性を有する、アミド窒素において置換されているトリアジノンカルボキサミド類は、WO 2014/126070A1から知られている。

国際特許出願公開第2012/028579A1号

国際特許出願公開第2013/087577A1号

国際特許出願公開第2014/126070A1号

本発明の目的は、従来技術において開示されている化合物の特性と比較して改善された特性を有する除草活性化合物を提供することであった。

テトラゾリル若しくはトリアゾリルラジカル又はカルバモイル基において特定のラジカルで置換されている特定のN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体が除草剤として特によく適しているということが見いだされた。

従って、本発明は、式(I)

〔式中、記号及び添え字は、それぞれ、以下のように定義される: Wは、N又はCYであり; X及びZは、それぞれ独立して、素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、ホルミル、チオシアナト、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−ハロアルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−ハロアルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、COR1、OR1、OCOR1、OSO2R2、S(O)nR2、SO2OR1、SO2N(R1)2、NR1SO2R2、NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−S(O)nR2、(C1−C6)−アルキル−OR1、(C1−C6)−アルキル−OCOR1、(C1−C6)−アルキル−OSO2R2、(C1−C6)−アルキル−CO2R1、(C1−C6)−アルキル−SO2OR1、(C1−C6)−アルキル−CON(R1)2、(C1−C6)−アルキル−SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−NR1SO2R2、NR1R2、P(O)(OR5)2であるか、又は、ヘテロアリール、ヘテロシクリル若しくはフェニル(ここで、これらは、それぞれ、メチル、エチル、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル及びハロゲンの群から選択されるs個のラジカルで置換されている)であり; Yは、水素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、チオシアナト、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、ハロ−(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、ハロ−(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルケニル、ハロ−(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、COR1、CO2R1,OCO2R1、NR1CO2R1、C(O)N(R1)2、NR1C(O)N(R1)2、OC(O)N(R1)2、C(O)N(R1)OR1、NR1SO2R2、NR1COR1、OR1、OSO2R2、S(O)nR2、SO2OR1、SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−S(O)nR2、(C1−C6)−アルキル−OR1、(C1−C6)−アルキル−OCOR1、(C1−C6)−アルキル−OSO2R2、(C1−C6)−アルキル−CO2R1、(C1−C6)−アルキル−CN、(C1−C6)−アルキル−SO2OR1、(C1−C6)−アルキル−CON(R1)2、(C1−C6)−アルキル−SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−NR1SO2R2、N(R1)2、P(O)(OR5)2、CH2P(O)(OR5)2、CH=NOR1、(C1−C6)−アルキル−CH=NOR1、(C1−C6)−アルキル−O−N=C(R1)2、(C1−C6)−アルキルフェニル、(C1−C6)−アルキルヘテロアリール、(C1−C6)−アルキルヘテロシクリル、フェニル、ヘテロアリール又はヘテロシクリル(ここで、最後の6のラジカルは、それぞれ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルコキシ−(C1−C4)−アルキル及びシアノメチルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)であり; 又は、 YとZは、それらが結合している2個の原子と一緒に、5員、6員又は7員の不飽和、部分的飽和又は飽和の環(ここで、該環は、環員として、炭素原子に加えて、いずれの場合にも、s個の窒素原子、n個の酸素原子、n個の硫黄原子及びn個のS(O)、S(O)2、C=N−R10、C(OR11)2、C[−O−(CH2)2−O−]又はC(O)成分を有している)を形成し、 ここで、上記炭素原子は、ハロゲン、シアノ、(C1−C6)−アルキル、(C2−C10)−アルケニル、(C2−C10)−アルキニル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C1−C6)−アルコキシ、フェノキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、(C3−C8)−シクロアルキル、(C2−C8)−アルコキシアルキル及びフェニルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、 ここで、上記窒素原子は、(C1−C6)−アルキル及びフェニルからなる群から選択されるn個のラジカルで置換されており、 及び、 ここで、上記フェニルラジカルは、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル及び(C1−C6)−アルコキシからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており; Vは、水素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−ハロアルキル、OR1又はS(O)nR2であり; R1は、水素、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−ハロアルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C2−C6)−ハロアルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルケニル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル、(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、フェニル、フェニル−(C1−C6)−アルキル、ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキルヘテロアリール、ヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキルヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキル−O−ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキル−O−ヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキル−NR3−ヘテロアリール又は(C1−C6)−アルキル−NR3−ヘテロシクリル(ここで、最後の21のラジカルは、シアノ、ハロゲン、ニトロ、チオシアナト、OR3、S(O)nR4、N(R3)2、NR3OR3、COR3、OCOR3、SCOR4、NR3COR3、NR3SO2R4、CO2R3、COSR4、CON(R3)2及び(C1−C4)−アルコキシ−(C2−C6)−アルコキシカルボニルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)であり; R2は、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−ハロアルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C2−C6)−ハロアルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−シクロアルケニル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル、(C1−C6)−アルキル−O−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル、フェニル、フェニル−(C1−C6)−アルキル、ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキルヘテロアリール、ヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキルヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキル−O−ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキル−O−ヘテロシクリル、(C1−C6)−アルキル−NR3−ヘテロアリール、(C1−C6)−アルキル−NR3−ヘテロシクリル(ここで、最後の21のラジカルは、シアノ、ハロゲン、ニトロ、チオシアナト、OR3、S(O)nR4、N(R3)2、NR3OR3、COR3、OCOR3、SCOR4、NR3COR3、NR3SO2R4、CO2R3、COSR4、CON(R3)2及び(C1−C4)−アルコキシ−(C2−C6)−アルコキシカルボニルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)であり; R3は、水素、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル又は(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキルであり; R4は、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル又は(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル又は(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキルであり; R5は、(C1−C4)−アルキルであり; nは、0、1又は2であり; sは、0、1、2又は3であり; Aは、A1、A2、A3又はA4ラジカル

であり; Bは、N又はCHを表し; Rは、(C1−C6)−アルキル−OC(O)N(R3)2又は(C1−C6)−アルキル−OC(O)OR12であり; R6は、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、ハロ−(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、ハロ−(C2−C6)−アルキニルであり、 ここで、これらの6の上記ラジカルは、それぞれ、ニトロ、シアノ、SiR93、PO(OR9)3、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、N(R7)2、COR7、CO2R7、OCOR7、OCO2R7、NR7COR7、NR7SO2R8、(C3−C6)−シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、フェニル、D−ヘテロアリール、D−ヘテロシクリル、D−フェニル又はD−ベンジル(ここで、最後の7のラジカルは、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンの群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)からなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており; 又は、 R6は、(C3−C7)−シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又はフェニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ及び(C1−C6)−アルコキシ−(C1−C4)−アルキルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されている)であり; R7は、水素、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、(C3−C6)−シクロアルキル又は(C3−C6)−シクロアルキル−(C1−C6)−アルキル又はフェニルであり; R8は、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル又はフェニルであり; R9は、(C1−C)−アルキルであり; R10は、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ又はハロ−(C1−C6)−アルコキシであり; R11は、(C1−C6)−アルキル又はハロ−(C1−C6)−アルキルであり; R12は、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル又は(C1−C6)−シクロアルキルであり; sは、0、1、2又は3であり; nは、0、1又は2であり; Dは、O、S又はNR8である〕 で表されるN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体及びN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド誘導体に関する。

好ましいのは、一般式(I)〔式中、 R6は、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニルであり、 ここで、これらの4の上記ラジカルは、それぞれ、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、N(R7)2、COR7、CO2R7、OCOR7、OCO2R7、NR7COR7、NR7SO2R8、(C3−C6)−シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、フェニル、D−ヘテロアリール、D−ヘテロシクリル、D−フェニル又はD−ベンジル(ここで、最後の7のラジカルは、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンの群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)からなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており; 又は、 R6は、(C3−C7)−シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又はフェニル(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ及び(C1−C6)−アルコキシ−(C1−C4)−アルキルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されている)であり; 並びに、 その他の置換基及び添え字は、上記で与えられているそれぞれの定義を有する〕 で表される化合物である。

特に好ましいのは、一般式(I)〔式中、 WはCYであり; X及びZは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−ハロアルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C3−C6)−シクロアルキル、(C3−C6)−ハロシクロアルキル、OR1、S(O)nR2、SO2N(R1)2、NR1SO2R2、NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−S(O)nR2、(C1−C6)−アルキル−OR1であるか、又は、 ヘテロアリール、ヘテロシクリル若しくはフェニル(ここで、これらは、それぞれ、メチル、エチル、メトキシ、ニトロ、トリフルオロメチル及びハロゲンの群から選択されるs個のラジカルで置換されている)であり; Yは、水素、(C2−C6)−アルケニル、COR1、CO2R1,OCO2R1、NR1CO2R1、C(O)N(R1)2、NR1C(O)N(R1)2、OC(O)N(R1)2、C(O)N(R1)OR1、NR1SO2R2、NR1COR1、OR1、S(O)nR2、SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−S(O)nR2、(C1−C6)−アルキル−OR1、(C1−C6)−アルキル−OCOR1、(C1−C6)−アルキル−CO2R1、(C1−C6)−アルキル−CON(R1)2、(C1−C6)−アルキル−SO2N(R1)2、(C1−C6)−アルキル−NR1COR1、(C1−C6)−アルキル−NR1SO2R2、N(R1)2、CH=NOR1、(C1−C6)−アルキル−CH=NOR1、(C1−C6)−アルキルヘテロアリール、(C1−C6)−アルキルヘテロシクリル、ヘテロアリール又はヘテロシクリル(ここで、最後の4のラジカルは、それぞれ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、(C1−C6)−アルキル、ハロ−(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−シクロアルキル、S(O)n−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルコキシ、ハロ−(C1−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルコキシ−(C1−C4)−アルキル及びシアノメチルからなる群から選択されるs個のラジカルで置換されており、並びに、ヘテロシクリルは、n個のオキソ基を有している)であり; Vは、水素、Cl、OMe、メチル又はエチルであり; R6は、メチル、エチル又はn−プロピルであり; 並びに、 その他の置換基及び添え字は、上記で与えられているそれぞれの定義を有する〕 で表される化合物である。

極めて特に好ましいのは、一般式(I)〔式中、 Xは、F、Cl、Br、メチル、エチル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、SMe又はSO2Meであり; Zは、水素、F、Cl、Br、I、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、メチルスルホニル又はエチルスルホニルであり; Yは、水素、SMe、S(O)Me、SO2Me、SEt、S(O)Et、SO2Et、CH2OMe、CH2OEt、CH2OCH2CF3、CH2SMe、CH2S(O)Me、CH2SO2Me、ビニル、C(O)Me、C(O)Et、C(O)cPr、CO2Me、CHN=OMe、4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル、5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル、5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル、5−シアノメチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル、4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル、3−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−イル、1H−ピラゾール−1−イル、1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル、2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル、ピロリジン−2−オン−1−イル、モルホリン−3−オン−4−イル、OMe、OEt、O−n−Pr、OCH2−c−Pr、OCH2CH2F、OCH2CH2OMe又はOCH2CH2CH2OMeであり; Vは、水素であり; Bは、Nであり; Rは、CH2OCO2Et、CH(CH3)OCO2Me、CH(CH3)OCO2Et、CH(CH3)OCO2−c−ヘキシル、CH(CH3)OCO2−i−Pr又はCH(CH3)OCO2−t−Buであり; R6は、メチル又はエチルであり; 並びに、その他の置換基及び添え字は、上記で与えられているそれぞれの定義を有する〕 で表される化合物である。

式(I)及び以下の全ての式において、3個以上の炭素原子を有しているアルキルラジカルは、直鎖又は分枝鎖であることができる。アルキルラジカルは、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、2−ブチル、ペンチル類、ヘキシル類、例えば、n−ヘキシル、イソヘキシル及び1,3−ジメチルブチルなどである。同様に、アルケニルは、例えば、アリル、1−メチルプロパ−2−エン−1−イル、2−メチルプロパ−2−エン−1−イル、ブタ−2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−1−イル、1−メチルブタ−3−エン−1−イル及び1−メチルブタ−2−エン−1−イルなどである。アルキニルは、例えば、プロパルギル、ブタ−2−イン−1−イル、ブタ−3−イン−1−イル、1−メチルブタ−3−イン−1−イルなどである。多重結合は、各不飽和ラジカルの任意の位置に存在し得る。シクロアルキルは、3〜6個の炭素原子を有している炭素環式飽和環系、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルなどである。同様に、シクロアルケニルは、3〜6個の炭素環員を有している単環式アルケニル基、例えば、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル及びシクロヘキセニルなどであり、ここで、二重結合は、任意の位置に存在し得る。

ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を表す。

ヘテロシクリルは、3〜6個の環原子(ここで、該環原子のうちの1〜4個は酸素、窒素及び硫黄の群から選択される)を含んでいる飽和、部分的飽和又は完全不飽和の環状ラジカルであり、ここで、該環状ラジカルは、さらに、ベンゾ環によって縮合されていてもよい。例えば、ヘテロシクリルは、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル及びオキセタニルなどである。

ヘテロアリールは、3〜6個の環原子(ここで、該環原子のうちの1〜4個は酸素、窒素及び硫黄の群から選択される)を含んでいる芳香族環状ラジカルであり、ここで、該環状ラジカルは、さらに、ベンゾ環によって縮合されていてもよい。例えば、ヘテロアリールは、ベンゾイミダゾール−2−イル、フラニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピリジニル、ベンゾイソオキサゾリル、チアゾリル、ピロリル、ピラゾリル、チオフェニル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、2H−1,2,3,4−テトラゾリル、1H−1,2,3,4−テトラゾリル、1,2,3,4−オキサトリアゾリル、1,2,3,5−オキサトリアゾリル、1,2,3,4−チアトリアゾリル及び1,2,3,5−チアトリアゾリルなどである。

ある基が複数のラジカルで多置換されている場合、これは、該基が記載されているラジカルから選択される1以上の同一であるか又は異なっているラジカルで置換されていることを意味するものと理解されるべきである。同様のことは、異なる原子及び構成要素による環系の形成にも当てはまる。

置換基の種類及びそれらの結合の仕方に応じて、一般式(I)で表される化合物は、立体異性体として存在し得る。例えば、1個以上の不斉炭素原子が存在している場合、エナンチオマー及びジアステレオマーが存在し得る。nが1である場合(スルホキシド)にも立体異性体が存在し得る。立体異性体は、その調製において得られた混合物から、慣習的な分離方法によって、例えば、クロマトグラフ分離プロセスによって、得ることができる。さらにまた、光学的に活性な出発物質及び/又は補助剤を使用する立体選択的反応を用いることによって、立体異性体を選択的に調製することも可能である。本発明は、一般式(I)には包含されるが具体的には定義されていない全ての立体異性体及びその混合物にも関する。オキシムエーテル構造に起因して、本発明の化合物は、幾何異性体(E/Z異性体)としても存在し得る。本発明は、さらに、一般式(I)には包含されるが具体的には定義されていない全てのE/Z異性体及びその混合物にも関する。

本発明による化合物は、例えば、スキーム1において示されている方法で、N−(テトラゾール−5−イル)−又はN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド又は−ニコチンアミド(II)を一般式(III)〔式中、Lは、脱離基、例えば、塩素、臭素、ヨウ素、メシルオキシ、トシルオキシ、トリフルオロスルホニルオキシなどである〕で表される化合物と反応させることによって、調製することができる。

スキーム1

本発明による式(I)で表される化合物は、原則として、式(I−A1)で表される化合物、式(IA−2)で表される化合物、式(I−A3)で表される化合物及び式(I−A4)で表される化合物の混合物として得られ、そして、クロマトグラフ分離及び再結晶などの当業者には知られている単純な方法で分離することができる。

式(II)で表されるN−(テトラゾール−5−イル)アリールカルボキサミド又はN−(トリアゾール−5−イル)アリールカルボキサミド(II)は原則として知られており、そして、WO 2012/028579A1に記載されている方法で調製することができる。式(III)〔式中、Lは、脱離基、例えば、塩素、臭素、ヨウ素、メチルスルホニルオキシ、トシルオキシ又はトリフルオロスルホニルオキシなどである〕で表される化合物は、市販されているか、又は、文献に記載されている既知方法で調製することができる。

上記反応によって合成することが可能な式(I)で表される化合物のコレクションは、並行的に調製することも可能であり、その場合、これは、手動で、部分的に自動化で、又は、完全に自動化で、実施することが可能である。例えば、生成物及び/若しくは中間体の反応、後処理又は精製の実施を自動化することが可能である。概して、これは、例えば、「Combinatorial Chemistry − Synthesis, Analysis, Screening (editor: Gunther Jung), Wiley, 1999」の第1〜34頁においてD.Tiebesによって記載された方法を意味するものと理解される。

反応及び後処理の並行的な実施に関しては、多くの市販されている機器、例えば、「Barnstead International, Dubuque, Iowa 52004−0797, USA」製の「Calypso reaction blocks」又は「Radleys, Shirehill, Saffron Walden, Essex, CB11 3AZ, England」製の反応ステーション又は「Perkin Elmer, Waltham, Massachusetts 02451, USA」製の「MultiPROBE Automated Workstations」などを使用することが可能である。一般式(I)で表される化合物の並行精製又は調製の過程で生じる中間体の並行精製に関しては、利用可能な装置としては、クロマトグラフィー装置、例えば、「ISCO, Inc., 4700 Superior Street, Lincoln, NE 68504, USA」製のクロマトグラフィー装置などがある。

上記装置は、個々の作業段階が自動化されているモジュール式方法をもたらすが、作業段階の間では手動による操作を行わなければならない。これは、個々の自動化モジュールが例えばロボットによって操作される部分的に又は完全に一体化された自動化システムを用いて回避することができる。このタイプの自動化システムは、例えば、「Caliper, Hopkinton, MA 01748, USA」から入手することができる。

単一又は複数の合成段階の実施は、ポリマー担持試薬/スカベンジャー樹脂を使用することにより補助することができる。専門的な文献(例えば、「ChemFiles, Vol.4, No.1, Polymer−Supported Scavengers and Reagents for Solution−Phase Synthesis (Sigma−Aldrich)」)には、一連の実験プロトコルが記載されている。

本明細書中に記載されている方法に加えて、一般式(I)で表される化合物の調製は、固相担持方法(solid−phase supported method)によって部分的に又は完全に実施することが可能である。この目的のために、当該合成における個々の中間体若しくは全ての中間体、又は、対応する手順に適合させた合成における個々の中間体若しくは全ての中間体を、合成用樹脂に結合させる。固相担持合成方法は、技術文献、例えば、「Barry A. Bunin in “The Combinatorial Index”, Academic Press, 1998」及び「Combinatorial Chemistry − Synthesis, Analysis, Screening (editor: Gunther Jung), Wiley, 1999」に充分に記載されている。固相担持合成方法を使用することで、手動で又は自動化された方法で実施することが可能な文献から知られている多くのプロトコルが可能となる。該反応は、例えば、「Nexus Biosystems, 12140 Community Road, Poway, CA92064, USA」製のマイクロ反応器の中でIRORI技術を用いることによって、実施することができる。

固相上においても、及び、液相中においても、単一の合成段階又は複数の合成段階の実施は、マイクロ波技術を使用することにより補助することができる。専門的な文献(例えば、「Microwaves in Organic and Medicinal Chemistry (editor: C.O. Kappe and A.Stadler), Verlag Wiley, 2005」)には、一連の実験プロトコルが記載されている。

本明細書中に記載されている調製方法で調製することによって、式(I)で表される化合物が、ライブラリーと称される物質コレクションの形態で得られる。本発明は、式(I)で表される少なくとも2種類の化合物を含んでいるライブラリーも提供する。

式(I)で表される本発明の化合物(これは、以下では、「本発明の化合物(compounds according to the invention)」と称する)は、広範囲の経済的に重要な単子葉及び双子葉の一年生雑草に対して優れた除草効果を示す。該活性成分は、根茎、根株又は別の多年生器官から苗条を生じる、防除が困難な多年生有害植物も良好に防除する。

本発明は、従って、望ましくない植物を防除する方法又は植物の成長を調節する方法、好ましくは作物植物内において、望ましくない植物を防除する方法又は植物の成長を調節する方法も提供し、ここで、該方法においては、本発明の1種類以上の化合物を、該植物(例えば、有害植物、例えば、単子葉雑草若しくは双子葉雑草、又は、望ましくない作物植物)に施用するか、又は、種子(例えば、穀粒、種子、又は、栄養繁殖器官、例えば、塊茎、若しくは、芽を有する苗条部分)に施用するか、又は、当該植物がそこで成長している区域(例えば、耕作地)に施用する。本発明の化合物は、例えば、植え付け前(適切な場合には、土壌に混和することによって)、発生前又は発生後に使用することができる。本発明の化合物によって防除することが可能な何種類かの代表的な単子葉雑草植物相及び双子葉雑草植物相の具体的な例は以下のとおりであるが、以下に列挙されているものは特定の種に限定することを意図するものではない。

以下の属の単子葉有害植物: アエギロプス属(Aegilops)、カモジグサ属(Agropyron)、ヌカボ属(Agrostis)、スズメノテッポウ属(Alopecurus)、セイヨウヌカボ属(Apera)、カラスムギ属(Avena)、ビロードキビ属(Brachiaria)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、クリノイガ属(Cenchrus)、ツユクサ属(Commelina)、ギョウギシバ属(Cynodon)、カヤツリグサ属(Cyperus)、タツノツメガヤ属(Dactyloctenium)、メヒシバ属(Digitaria)、ヒエ属(Echinochloa)、ハリイ属(Eleocharis)、オヒシバ属(Eleusine)、スズメガヤ属(Eragrostis)、ナルコビエ属(Eriochloa)、ウシノケグサ属(Festuca)、テンツキ属(Fimbristylis)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、チガヤ属(Imperata)、カモノハシ属(Ischaemum)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ドクムギ属(Lolium)、ミズアオイ属(Monochoria)、キビ属(Panicum)、スズメノヒエ属(Paspalum)、クサヨシ属(Phalaris)、アワガエリ属(Phleum)、イチゴツナギ属(Poa)、ツノアイアシ属(Rottboellia)、オモダカ属(Sagittaria)、ホタルイ属(Scirpus)、エノコログサ属(Setaria)、モロコシ属(Sorghum)。

以下の属の双子葉雑草: イチビ属(Abutilon)、ヒユ属(Amaranthus)、ブタクサ属(Ambrosia)、アノダ属(Anoda)、カミツレ属(Anthemis)、アファネス属(Aphanes)、ヨモギ属(Artemisia)、ハマアカザ属(Atriplex)、ヒナギク属(Bellis)、センダングサ属(Bidens)、ナズナ属(Capsella)、ヒレアザミ属(Carduus)、カワラケツメイ属(Cassia)、ヤグルマギク属(Centaurea)、アカザ属(Chenopodium)、アザミ属(Cirsium)、セイヨウヒルガオ属(Convolvulus)、チョウセンアサガオ属(Datura)、ヌスビトハギ属(Desmodium)、エメキス属(Emex)、エゾスズシロ属(Erysimum)、トウダイグサ属(Euphorbia)、チシマオドリコソウ属(Galeopsis)、コゴメギク属(Galinsoga)、ヤエムグラ属(Galium)、フヨウ属(Hibiscus)、サツマイモ属(Ipomoea)、ホウキギ属(Kochia)、オドリコソウ属(Lamium)、マメグンバイナズナ属(Lepidium)、アゼトウガラシ属(Lindernia)、シカギク属(Matricaria)、ハッカ属(Mentha)、ヤマアイ属(Mercurialis)、ザクロソウ属(Mullugo)、ワスレナグサ属(Myosotis)、ケシ属(Papaver)、アサガオ属(Pharbitis)、オオバコ属(Plantago)、タデ属(Polygonum)、スベリヒユ属(Portulaca)、キンポウゲ属(Ranunculus)、ダイコン属(Raphanus)、イヌガラシ属(Rorippa)、キカシグサ属(Rotala)、ギシギシ属(Rumex)、オカヒジキ属(Salsola)、キオン属(Senecio)、セスバニア属(Sesbania)、キンゴジカ属(Sida)、シロガラシ属(Sinapis)、ナス属(Solanum)、ノゲシ属(Sonchus)、ナガボノウルシ属(Sphenoclea)、ハコベ属(Stellaria)、タンポポ属(Taraxacum)、グンバイナズナ属(Thlaspi)、シャジクソウ属(Trifolium)、イラクサ属(Urtica)、クワガタソウ属(Veronica)、スミレ属(Viola)、オナモミ属(Xanthium)。

本発明の化合物が発芽前に土壌表面に施用される場合、雑草の実生の出芽が完全に防止されるか、又は、雑草は、子葉期に達するまで成長するが、その後成長を停止し、そして最終的には、3〜4週間経過した後、完全に枯死する。

該活性化合物が植物の緑色の部分に発生後施用される場合は、その処理の後で成長は停止し、そして、当該有害植物は、施用時点における成長段階にとどまるか、又は、一定期間の後、完全に枯死し、その結果、このようにして、作物植物にとって有害である雑草との競合が、極めて早期に持続的に排除される。

本発明の化合物は単子葉雑草及び双子葉雑草に対して優れた除草活性を示すが、経済的に重要な作物の作物植物、例えば、ラッカセイ属(Arachis)、フダンソウ属(Beta)、アブラナ属(Brassica)、キュウリ属(Cucumis)、カボチャ属(Cucurbita)、ヒマワリ属(Helianthus)、ニンジン属(Daucus)、ダイズ属(Glycine)、ワタ属(Gossypium)、サツマイモ属(Ipomoea)、アキノノゲシ属(Lactuca)、アマ属(Linum)、トマト属(Lycopersicon)、タバコ属(Nicotiana)、インゲンマメ属(Phaseolus)、エンドウ属(Pisum)、ナス属(Solanum)、ソラマメ属(Vicia)の双子葉作物の作物植物、又は、ネギ属(Allium)、アナナス属(Ananas)、クサスギカズラ属(Asparagus)、カラスムギ属(Avena)、オオムギ属(Hordeum)、イネ属(Oryza)、キビ属(Panicum)、サトウキビ属(Saccharum)、ライムギ属(Secale)、モロコシ属(Sorghum)、ライコムギ属(Triticale)、コムギ属(Triticum)、トウモロコシ属(Zea)〔特に、トウモロコシ属(Zea)、及び、コムギ属(Triticum)〕の単子葉植物の作物植物は、本発明の個々の化合物の構造及びその施用量に応じて、仮に損傷を受けるとしても、ほんの僅かにしか損傷をうけない。このようなわけで、本発明化合物は、農業上有用な植物などの作物植物又は観賞植物における望ましくない植物の成長を選択的に制御するのに非常に適している。

さらに、本発明の化合物は(それらの個々の構造及び使用される施用量に応じて)、作物植物において優れた成長調節特性を有する。それらは、調節的な効果を伴って植物自体の代謝に介入し、従って、植物の成分に対して制御された影響を及ぼすために本発明の化合物を使用して、例えば乾燥及び成長阻害を誘発することによって、収穫を促進することができる。さらに、それらは、その過程で植物を枯死させることなく植物の望ましくない成長を全体的に制御及び阻害するのにも適している。植物の成長を阻害することは、例えばそれによって倒伏が低減され得るか又は完全に防止され得るので、多くの種類の単子葉作物及び双子葉作物に対して重要な役割を果たしている。

本発明の活性化合物は、その除草特性及び植物成長調節特性によって、遺伝子組換え植物又は慣習的な突然変異誘発によって改質された植物の作物の中の有害な植物を防除するために用いることもできる。一般に、トランスジェニック植物は、特定の有利な特性によって、例えば、特定の殺有害生物剤(特に、特定の除草剤)に対する抵抗性、植物病害又は植物病害の病原体(例えば、特定の昆虫類又は微生物、例えば、菌類、細菌類若しくはウイルス類)に対する抵抗性などよって、特徴付けられる。別の特定の特性は、例えば、収穫物の、量、質、貯蔵性、組成及び特定の成分などに関する。例えば、デンプン含有量が増大されているか若しくはデンプンの質が変性されている既知トランスジェニック植物、又は、収穫物内の脂肪酸組成が異なっている既知トランスジェニック植物が存在している。

トランスジェニック作物に関して、有用な植物及び観賞植物〔例えば、穀類、例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ、アワ/ソルガム、イネ及びトウモロコシ、又は、テンサイ、ワタ、ダイズ、ナタネ、ジャガイモ、トマト、エンドウ及び他の野菜類の作物〕の経済的に重要なトランスジェニック作物において、本発明の化合物を使用するのが好ましい。本発明の化合物は、除草剤として、当該除草剤の植物毒性効果に対して抵抗性であるか又は遺伝子工学によって抵抗性にされた有用な植物の作物において、使用するのが好ましい。

有用な植物及び観賞植物〔例えば、穀類、例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ、アワ/ソルガム、イネ、キャッサバ及びトウモロコシ、又は、テンサイ、ワタ、ダイズ、ナタネ、ジャガイモ、トマト、エンドウ及び他の野菜類の作物〕の経済的に重要なトランスジェニック作物において、本発明の化合物を使用するのが好ましい。好ましくは、本発明の化合物は、除草剤として、当該除草剤の植物毒性効果に対して抵抗性であるか又は遺伝子工学によって抵抗性にされた有用な植物の作物において、使用することができる。

既存の植物と比較して改質された特性を有する新規植物を生成させる慣習的な方法は、例えば、従来の栽培方法及び突然変異体の生成である。別法として、改質された特性を有する新規植物は、組換え法を用いて生成させることができる(例えば、EP−A−0221044、EP−A−0131624を参照されたい)。例えば、以下の幾つかの場合において記述が成されている: ・ 植物体内で合成されるデンプンを改質することを目的とする作物植物の遺伝子組換え(例えば、WO 92/11376、WO 92/14827、WO 91/19806); ・ グルホシネートタイプの特定の除草剤に対して抵抗性を示すトランスジェニック作物植物(cf. 例えば、EP−A−0242236、EP−A−0242246)、又は、グリホセートタイプの特定の除草剤に対して抵抗性を示すトランスジェニック作物植物(WO 92/00377)、又は、スルホニル尿素タイプの特定の除草剤に対して抵抗性を示すトランスジェニック作物植物(EP−A−0257993、US A 5013659); ・ 植物を特定の害虫に対して抵抗性を示すようにするバシルス・ツリンギエンシス毒素(Bt毒素)を産生することが可能なトランスジェニック作物植物(例えば、ワタ)(EP−A−0142924、EP−A−0193259); ・ 改変された脂肪酸組成を有するトランスジェニック作物植物(WO 91/13972); ・ 耐病性を向上させる新規成分又は二次代謝産物(例えば、新規フィトアレキシンなど)を有する遺伝子組換え作物植物(EPA 309862、EPA 0464461); ・ より多い収穫量及びより高いストレス耐性を有する、光呼吸が低下した遺伝子組換え植物(EPA 0305398); ・ 薬学的に又は診断的に重要なタンパク質を産生するトランスジェニック作物植物(「分子ファーミング(molecular pharming)」); ・ より多い収穫量又はより優れた品質を特徴とする、トランスジェニック作物植物; ・ 例えば上記で記載した新規特性の組み合わせ(「遺伝子スタッキング」)を特徴とする、トランスジェニック作物。

改質された特性を有する新規トランスジェニック植物を生成させために使用することが可能な多くの分子生物学的技術が、原則として知られている;例えば,以下のものを参照されたい:「I.Potrykus and G.Spangenberg (eds.), Gene Transfer to Plants, Springer Lab Manual (1995), Springer Verlag Berlin, Heidelberg」、又は、「Christou, “Trends in Plant Science” 1 (1996) 423−431」。

そのような組換え操作に関して、突然変異誘発又はDNA配列の組換えによる配列変更を可能にする核酸分子をプラスミドの中に導入することができる。標準的な方法を用いて、例えば、塩基交換を実施することが可能であり、配列の一部分を除去することが可能であり、又は、天然配列若しくは合成配列を加えることが可能である。DNA断片を互いに結合させるために、その断片にアダプター又はリンカーを加えることができる;例えば、以下のものを参照されたい:「Sambrook et al., 1989, Molecular Cloning, A Laboratory Manual, 2nd edition, Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NY」、又は、「Winnacker “Gene und Klone[Genes and clones]”, VCH Weinheim, 2nd edition, 1996」。

例えば、遺伝子産物の活性が低下した植物細胞の生成は、少なくとも1の対応するアンチセンスRNAを発現させることによって、又は、コサプレッション効果を達成するためのセンスRNAを発現させることによって、又は、前記遺伝子産物の転写産物を特異的に切断する少なくとも1の適切に構築されたリボザイムを発現させることによって、達成することができる。この目的のために、第1に、存在し得る全てのフランキング配列を含む、遺伝子産物の全コード配列を含んでいるDNA分子を使用することが可能であり、及び、さらに、コード配列の一部分だけを含んでいるDNA分子を使用することも可能である(この場合、これらの部分は、細胞内においてアンチセンス効果を有するのに充分なほど長いことが必要である)。さらにまた、遺伝子産物のコード配列と高度に相同性を有するが、それらと完全に同一なわけではないDNA配列を用いることも可能である。

植物体内で核酸分子を発現させる場合、合成されたタンパク質は、植物細胞の任意の望ましい区画内に局在化させ得る。しかしながら、特定の区画内に局在化させるためには、例えば、特定の区画内に局在化することを保証するDNA配列にコード領域を連結させることが可能である。そのような配列は、当業者に知られている(例えば、以下のものを参照されたい:「Braun et al., EMBO J. 11 (1992), 3219−3227」、「Wolter et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85 (1988), 846−850」、「Sonnewald et al., Plant J. 1 (1991), 95−106」。さらにまた、そのような核酸分子は、植物細胞の細胞小器官内で発現させることもできる。

トランスジェニック植物細胞は、完全な植物を生じさせるための既知技術によって再生させることができる。原則として、トランスジェニック植物は、任意の望ましい植物種の植物であることができる、即ち、単子葉植物のみではなく双子葉植物であることもできる。

かくして、相同性の(=天然の)遺伝子若しくは遺伝子配列の過剰発現、抑制若しくは阻害又は非相同性の(=外来の)遺伝子若しくは遺伝子配列の発現によってその特性が変更されているトランスジェニック植物を得ることができる。

本発明の化合物は、好ましくは、成長調節剤(例えば、ジカンバ)に対して抵抗性を示すトランスジェニック作物の中で、又は、必須植物酵素(例えば、アセト乳酸シンターゼ(ALS)、EPSPシンターゼ、グルタミンシンターゼ(GS)又はヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD))を阻害する除草剤に対して抵抗性を示すトランスジェニック作物の中で、又は、スルホニル尿素類、グリホセート類、グルホシネート類若しくはベンゾイルイソオキサゾール類及び類似した活性成分からなる群から選択される除草剤に対して抵抗性を示すトランスジェニック作物の中で、使用することができる。

トランスジェニック作物の中で本発明の活性化合物を使用する場合、別の作物の中で観察される有害な植物に対する効果が生じるのみではなく、多くの場合、特定のトランスジェニック作物の中における施用に特異的な効果、例えば、防除可能な雑草の改変されたスペクトル又は特に拡大されたスペクトル、当該施用に使用し得る改変された施用量、好ましくは、そのトランスジェニック作物が抵抗性を示す除草剤との良好な組合せ可能性、並びに、そのトランスジェニック作物植物の成長及び収穫量に対する影響なども生じる。

従って、本発明は、さらにまた、トランスジェニック作物植物の中で有害な植物を防除するための除草剤としての、本発明の化合物の使用も提供する。

本発明による化合物のさらなる有利な点は、さらにまた、昆虫類、両生類、魚類及び哺乳類などの生物に対する比較的低い毒性である。

本発明の化合物は、慣習的な製剤における水和剤、乳剤、散布可能溶液剤、散粉性製品(dusting product)又は顆粒剤の形態で使用することができる。従って、本発明は、さらにまた、本発明の化合物を含んでいる除草剤組成物及び植物成長調節性組成物も提供する。

本発明の化合物は、必要とされる生物学的及び/又は物理化学的パラメータに応じて、さまざまな方法で製剤することができる。可能な製剤としては、例えば、以下のものを挙げることができる:水和剤(WP)、水溶剤(water−soluble powders)(SP)、水溶性濃厚剤(water−soluble concentrates)、乳剤(EC)、エマルション剤(EW)、例えば、水中油型エマルション剤及び油中水型エマルション剤、散布可能溶液剤(sprayable solutions)、懸濁製剤(SC)、油性分散液剤又は水性分散液剤(dispersions based on oil or water)、油混和性溶液剤、カプセル懸濁製剤(capsule suspensions)(CS)、散粉性製品(dusting products)(DP)、粉衣製剤(dressings)、ばらまき用顆粒剤及び土壌施用用顆粒剤、微粒剤の形態にある顆粒剤(GR)、噴霧粒剤(spray granules)、吸収粒剤(absorption granules)及び含浸粒剤(adsorption granules)、顆粒水和剤(WG)、水溶性粒剤(SG)、微量散布製剤、マイクロカプセル剤、並びに、蝋剤(waxes)。

これらの個々の製剤の型は原則として知られており、そして、例えば、以下のものに記載されている:「Winnacker−Kuchler, “Chemische Technologie”[Chemical Technology], volume 7, C. Hanser Verlag Munich, 4th Ed. 1986」、「Wade van Valkenburg, “Pesticide Formulations”, Marcel Dekker, N.Y., 1973」、「K. Martens, “Spray Drying” Handbook, 3rd Ed. 1979, G. Goodwin Ltd. London」。

不活性物質、界面活性剤、溶媒及びさらなる添加剤などの必要とされる製剤助剤も同様に知られており、そして、例えば、以下のものに記載されている:「Watkins, “Handbook of Insecticide Dust Diluents and Carriers”, 2nd Ed., Darland Books, Caldwell N.J.」、「H.v. Olphen, “Introduction to Clay Colloid Chemistry”, 2nd Ed., J. Wiley & Sons, N.Y.」、「C. Marsden, “Solvents Guide”, 2nd Ed., Interscience, N.Y. 1963」、「McCutcheon’s “Detergents and Emulsifiers Annual”, MC Publ. Corp., Ridgewood N.J.」、「Sisley and Wood, “Encyclopedia of Surface Active Agents”, Chem. Publ. Co. Inc., N.Y. 1964」、「Schonfeldt, “Grenzflachenaktive Athylenoxidaddukte”[Interface−active Ethylene Oxide Adducts], Wiss. Verlagsgesellshaft, Stuttgart 1976」、「Winnacker−Kuchler, “Chemische Technologie”[Chemical Engineering], volume 7, C. Hanser Verlag Munich, 4th Ed. 1986」。

これらの製剤に基づいて、別の殺有害生物活性物質(例えば、殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤、殺菌剤)との組合せ物や、さらにまた、薬害軽減剤、肥料及び/若しくは成長調節剤との組合せ物を、例えば、完成した製剤の形態で又はタンクミックスとして、製造することも可能である。適切な薬害軽減剤は、例えば、メフェンピル−ジエチル、シプロスルファミド、イソキサジフェン−エチル、クロキントセット−メキシル及びジクロルミドである。

水和剤は、水中で均質に分散させることが可能な調製物であり、そして、活性化合物に加えて、希釈剤又は不活性物質とは別に、さらに、イオン性及び/又は非イオン性のタイプの界面活性剤(湿潤剤、分散剤)、例えば、ポリオキシエチル化アルキルフェノール、ポリオキシエチル化脂肪族アルコール、ポリオキシエチル化脂肪族アミン、脂肪族アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、アルカンスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、リグノスルホン酸ナトリウム、2,2’−ジナフチルメタン−6,6’−ジスルホン酸ナトリウム、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム又はオレオイルメチルタウリンナトリウムなども含んでいる。水和剤を製造するためには、例えば、ハンマーミル、ブロワミル及びエアージェットミルなどの慣習的な装置の中で、該除草活性成分を微粉砕し、そして、同時に又はその後で、製剤補助剤と混合させる。

乳剤は、該活性化合物を有機溶媒(例えば、ブタノール、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、キシレン又は比較的沸点が高い芳香族物質若しくは炭化水素など)又はそのような有機溶媒の混合物の中に溶解させ、イオン性及び/又は非イオン性の1種類以上の界面活性剤(乳化剤)を添加することによって製造する。使用し得る乳化剤の例は、以下のものである:アルキルアリールスルホン酸カルシウム、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、又は、非イオン性乳化剤、例えば、脂肪酸ポリグリコールエステル、アルキルアリールポリグリコールエーテル、脂肪族アルコールポリグリコールエーテル、プロピレンオキシド−エチレンオキシド縮合物、アルキルポリエーテル、ソルビタンエステル、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、又は、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。

散粉性製品(dusting products)は、該活性化合物を微粉砕された(finely distributed)固体(例えば、タルク、自然粘土、例えば、カオリン、ベントナイト及び葉ろう石(pyrophillite)、又は、珪藻土など)と一緒に粉砕することによって得られる。

懸濁製剤は、水性又は油性であることができる。それらは、例えば、商業用ビーズミルを用いて、そして、場合により界面活性剤(例えば、別の製剤型に関して既に上記で挙げられている界面活性剤)を添加して、湿式粉砕することによって調製することができる。

エマルション剤、例えば、水中油型エマルション剤(EW)は、例えば、水性有機溶媒を使用し、そして、場合により界面活性剤(例えば、別の製剤型に関して既に上記で挙げられている界面活性剤)を使用して、撹拌機、コロイドミル及び/又はスタティックミキサーを用いて調製することができる。

顆粒剤は、顆粒状の吸着性不活性物質の表面上に該活性化合物を噴霧することによって、又は、担体(例えば、砂、カオリナイト又は顆粒状の不活性物質)の表面上に接着剤(例えば、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム)若しくは鉱油を用いて活性化合物濃厚物を塗布することによって、製造することができる。さらにまた、肥料顆粒を製造するための慣習的な方法で(必用に応じて、肥料との混合物として)、適切な活性化合物を造粒することも可能である。

顆粒水和剤は、一般に、噴霧乾燥、流動床造粒、パン造粒、高速ミキサーを用いた混合、及び、固形不活性物質を用いない押出などの、慣習的な方法によって調製する。

パン粒剤、流動床粒剤、押出粒剤及び噴霧粒剤の製造に関しては、例えば、「“Spray−Drying Handbook” 3rd Ed. 1979, G. Goodwin Ltd., London」、「J.E. Browning, “Agglomeration”, Chemical and Engineering 1967, pages 147 ff」、「“Perry’s Chemical Engineer’s Handbook”, 5th Ed., McGraw−Hill, New York 1973, pp.8−57」に記載されている方法を参照されたい。

作物保護組成物の製剤に関するさらなる詳細については、例えば、「G.C.Klingman, “Weed Control as a Science”, John Wiley and Sons, Inc., New York, 1961, pages 81−96」及び「J.D.Freyer, S.A.Evans, “Weed Control Handbook”, 5th Ed., Blackwell Scientific Publications, Oxford, 1968, pages 101−103」を参照されたい。

該農薬調製物は、一般に、0.1〜99重量%、特に、0.1〜95重量%の本発明化合物を含有する。

水和剤では、該活性化合物の濃度は、例えば、約10重量%〜90重量%であり、100重量%までの残余は、慣習的な製剤成分からなる。乳剤では、該活性化合物の濃度は、約1重量%〜90重量%、好ましくは5重量%〜80重量%であり得る。粉剤のタイプの製剤は、1重量%〜30重量%の活性成分、好ましくは、通常、5重量%〜20重量%の活性成分を含み;散布可能溶液剤は、約0.05重量%〜80重量%、好ましくは、2重量%〜50重量%の活性成分を含む。顆粒水和剤の場合は、該活性化合物の含有量は、当該活性化合物が液体形態で存在しているか又は固体形態で存在しているかに部分的に依存し、及び、どのような造粒助剤、増量剤などが使用されるかに部分的に左右される。顆粒水和剤では、活性化合物の含有量は、例えば、1重量%〜95重量%、好ましくは10〜80重量%である。

さらに、活性化合物の上記製剤は、場合により、それぞれの慣習的な粘着剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、浸透剤、防腐剤、不凍剤、並びに、溶媒、増量剤、担体、並びに、色素、消泡剤、蒸発抑制剤、並びに、pH及び粘度に影響を及ぼす作用剤を含有する。

施用するために、商業用の形態にある製剤は、適切な場合には、慣習的な方法で希釈し、例えば、水和剤、乳剤、分散液剤及び顆粒水和剤の場合には、水で希釈する。粉剤のタイプの調製物、土壌施用用顆粒剤又はばらまき用顆粒剤及び散布可能溶液剤は、通常、施用前に別の不活性物質でさらに希釈することはない。

式(I)で表される化合物の必要とされる施用量は、外部条件(例えば、とりわけ、温度、湿度及び使用する除草剤の種類など)に応じて変わる。それは、広い範囲内で、例えば、0.001〜1.0kg/ha又はそれ以上の活性物質の範囲内で、変わり得る。しかしながら、それは、好ましくは、0.005〜750g/haである。

下記実施例によって、本発明について例証する。

A. 化学的実施例 1. 1−(5−{[2−クロロ−3−(メチルスルファニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]イミノ}−4−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−テトラゾール−1−イル)エチルエチルカルボネート(表中の実施例No.1−384)及び1−[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル2−クロロ−3−(メチルスルファニル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンカルボキシイミデート(表中の実施例No.19−384)の合成: 1.00g(2.843mmol)の2−クロロ−3−(メチルスルファニル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミドを20mLのアセトニトリルに溶解させた溶液に、室温で、911mg(5.97mmol)の1−クロロエチルエチルカルボネート及び825mg(5.97mmol)の炭酸カリウムを添加し、その混合物を環流しながら9時間沸騰させる。その反応混合物を濃縮し、次いで、20mLの酢酸エチルに溶解させ、20mLの水を添加し、抽出する。その水相を、毎回20mLの酢酸エチルで、さらに2回抽出する。その有機相を合して飽和NaCl溶液で洗浄し、脱水し、濃縮する。その残渣をRP−HPLC(アセトニトリル/水)で精製する。

化合物No.1−384 収量:230mg(15.7%) 1H−NMR(400MHz;CDCl3):7.78ppm(d,1H);7.67ppm(d,1H),7.03(q,1H),4.25−4.16(m,2H);3.97(s,3H);2.43(s,3H);2.00(d,3H),1.29(t;3H)。

化合物No.19−384 収量:200mg(13.5%) 1H−NMR(400MHz;CDCl3):8.04ppm(d,1H);7.81ppm(d,1H),6.74(q,1H),4.25−4.18(m,2H);3.25(s,3H);2.92(s,3H);2.49(s,3H);1.77(d,3H),1.30(t;3H)。

2. 1−(5−{[2−クロロ−3−(メチルスルファニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]イミノ}−4−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−テトラゾール−1−イル)エチルメチルカルボネート(表中の実施例No.3−384)及び1−[(メトキシカルボニル)オキシ]エチル2−クロロ−3−(メチルスルファニル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンカルボキシイミデート(表中の実施例No.21−384)の合成: 上記調製方法と同様にして、1.00g(2.843mmol)の2−クロロ−3−(メチルスルファニル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミドを871mg(5.71mmol)の1−クロロエチルエチルカルボネートと反応させて、以下のものを単離した: 化合物No.3−384 1H−NMR(400MHz;CDCl3):7.78ppm(d,1H),7.68ppm(d,1H),7.04(q,1H),3.98(s,3H);3.80(s,3H),2.43(s,3H);2.00(d,3H)。

化合物No.21−384 1H−NMR(400MHz;CDCl3):7.73ppm(d,1H);7.53ppm(d,1H),7.28(q,1H),3.97(s,3H);3.86(s,3H);2.33(s,3H),1.75(d,3H)。

3. 1−(5−{[2−クロロ−3−(メチルスルファニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル]イミノ}−4−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−テトラゾール−1−イル)エチルシクロヘキシルカルボネート(表中の実施例No.5−384)及び1−{[(シクロヘキシルオキシ)カルボニル]オキシ}エチル2−クロロ−3−(メチルスルファニル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンカルボキシイミデート(表中の実施例No.23−384)の合成: 上記調製方法と同様にして、1.00g(2.719mmol)の2−クロロ−3−(メチルスルファニル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミドを1234mg(5.97mmol)の1−クロロエチルシクロヘキシルカルボネートと反応させて、以下のものを単離した: 化合物No.5−384 1H−NMR(400MHz;CDCl3):7.77ppm(d,1H);7.68ppm(d,1H),7.00(q,1H),4.65−4.59(m,1H);3.98(s,3H);2.43(s,3H);2.00(d,3H);1.98−1.88(m,1H),1.85−1.65(m,4H),1.59−1.18(m,5H)。

化合物No.23−384 1H−NMR(400MHz;CDCl3):7.96ppm(d,1H);7.73ppm(d,1H);7.54ppm(d,1H),7.27(q,1H),4.72−4.63(m,1H);3.97(s,3H);2.32(s,3H);2.00−1.86(m,2H),1.77−1.65(m,5H),1.59−1.21(m,6H)。

化合物No.32−384 1H−NMR(400MHz;CDCl3):7.81ppm 及び 7.72ppm(2d,1H);7.52ppm 及び 7.38(2d,1H),6.23 及び 5.95(2q,1H),4.72 及び 4.56(2m,1H);4.12−3.98(3s,3H);2.2.46 及び 2.34(2s,3H);2.01−1.766(m,4H),1.59−1.1.22(m,8H)。

4. 1−(5−{[2−クロロ−4−メチル−3−(メチルスルホニル)ベンゾイル]イミノ}−4−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−テトラゾール−1−イル)エチルエチルカルボネート(表中の実施例No.1−390)、1−[(エトキシカルボニル)オキシ]エチル2−クロロ−4−メチル−3−(メチルスルホニル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)ベンゼンカルボキシイミデート(表中の実施例No.19−390)及び1−{[2−クロロ−4−メチル−3−(メチルスルホニル)ベンゾイル](1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)アミノ}エチルエチルカルボネート(表中の実施例No.28−390)の合成: 100mg(0.303mmol)の2−クロロ−4−メチル−3−(メチルスルホニル)−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)ベンズアミドを3mLのアセトニトリルに溶解させた溶液に、室温で、49mg(0.318mmol)の1−クロロエチルエチルカルボネート及び104mg(5.97mmol)の炭酸セシウムを添加する。その混合物を5日間75℃に加熱し、反応が終了するまで室温で撹拌する(LC−MSモニタリング)。その反応混合物を濾過し、溶媒を減圧下で除去する。その残渣をRP−HPLC(アセトニトリル/水)で精製する。

化合物No.1−390 収量:32mg(24%) 1H−NMR(400MHz;CDCl3):7.80ppm(d,1H);7.27ppm(d,1H),7.01(q,1H),4.23−4.19(m,2H);3.95(s,3H);3.34(s,3H);2.78(s,3H),2.00(d,3H),1.29(t;3H)。

化合物No.19−390 収量:26mg(19%) 1H−NMR(400MHz;CDCl3):7.96ppm(d,1H);7.50ppm(d,1H);7.34ppm(d,1H),7.26(q,1H),4.27−4.24(m,2H);3.96(s,3H);3.20(s,3H),2.79(s,3H);1.74(d,3H),1.34(t;3H)。

化合物No.28−390 収量:36mg(27%) 1H−NMR(400MHz;CDCl3):7.96ppm(d,1H);7.72ppm(br,1H);7.49ppm(d,1H),6,48(br,1H),4.17(q,2H);4.01(s,3H);3.31(s,3H),2.69(s,3H);1.39(d,3H),1.23(t;3H)。

下記表中に記載されている実施例は、上記方法と同様にして調製したか、又は、上記方法と同様にして得ることができる。下記表中に記載されている化合物は、極めて特に好ましい。

表1: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物

表2: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表2は、451の化合物(2−1〜2−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表3: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表3は、451の化合物(3−1〜3−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表4: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表4は、451の化合物(4−1〜4−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表5: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表5は、451の化合物(5−1〜5−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表6: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表6は、451の化合物(6−1〜6−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表7: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表7は、451の化合物(7−1〜7−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表8: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表8は、451の化合物(8−1〜8−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表9: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表9は、451の化合物(9−1〜9−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表10: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表10は、451の化合物(10−1〜10−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表11: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表11は、451の化合物(11−1〜11−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表12: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表12は、451の化合物(12−1〜12−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表13: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表13は、451の化合物(13−1〜13−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表14: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表14は、451の化合物(14−1〜14−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表15: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表15は、451の化合物(15−1〜15−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表16: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表16は、451の化合物(16−1〜16−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表17: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表17は、451の化合物(17−1〜17−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表18: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表18は、451の化合物(18−1〜18−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表19: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表19は、451の化合物(19−1〜19−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表20: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表20は、451の化合物(20−1〜20−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表21: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表20は、451の化合物(20−1〜20−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表22: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表22は、451の化合物(22−1〜22−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表23: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表23は、451の化合物(23−1〜23−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表24: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表24は、451の化合物(24−1〜24−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表25: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表25は、451の化合物(25−1〜25−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表26: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表26は、451の化合物(26−1〜26−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表27: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表27は、451の化合物(27−1〜27−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表28: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表28は、451の化合物(28−1〜28−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表29: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表29は、451の化合物(29−1〜29−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表30: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表30は、451の化合物(30−1〜30−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表31: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表31は、451の化合物(31−1〜31−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表32: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはNであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表32は、451の化合物(32−1〜32−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表33: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはNであり、R6はエチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表33は、451の化合物(33−1〜33−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表34: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Etであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表34は、451の化合物(34−1〜34−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表35: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2Meであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表35は、451の化合物(35−1〜35−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表36: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはCHであり、R6はメチルであり、RはCH(Me)OCO2−c−ヘキシルであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表36は、451の化合物(36−1〜36−451)〔ここで、X、Y及びZは、表1中で定義されている〕を含んでいる。

表37: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA1であり、BはNであり、WはCYであり、及び、Vは水素であり、並びに、R、R6、X及びZは表37の中で特定されている定義を有する〕で表される化合物

表38: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA2であり、BはNであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表38は、30の化合物(38−1〜38−30)〔ここで、R、R6、X及びZは、表37中で定義されているとおりである〕を含んでいる。

表39: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA3であり、BはNであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表39は、30の化合物(39−1〜39−30)〔ここで、R、R6、X及びZは、表37中で定義されているとおりである〕を含んでいる。

表40: 本発明による一般式(I)〔式中、AはA4であり、BはNであり、WはCYであり、及び、Vは水素である〕で表される化合物。表40は、30の化合物(40−1〜40−30)〔ここで、R、R6、X及びZは、表37中で定義されているとおりである〕を含んでいる。

使用されている略語は、以下の意味を有する:

B. 製剤実施例 (a) 散粉性製品(dusting product)は、10重量部の式(I)で表される化合物と90重量部の不活性物質としてのタルクを混合させ、及び、その混合物をハンマーミルの中で粉砕することによって得られる。

(b) 水に容易に分散する水和剤は、25重量部の式(I)で表される化合物と64重量部の不活性物質としてのカオリン含有石英と10重量部のリグノスルホン酸カリウムと1重量部の湿潤剤及び分散剤としてのオレオイルメチルタウリンナトリウム(sodium oleoylmethyltaurate)を混合させ、並びに、その混合物をピンディスクミル(pinned−disk mill)の中で摩砕することによって得られる。

(c) 水に容易に分散する分散製剤(dispersion concentrate)は、20重量部の式(I)で表される化合物を6重量部のアルキルフェノールポリグリコールエーテル((登録商標)Triton X 207)、3重量部のイソトリデカノールポリグリコールエーテル(8EO)及び71重量部のパラフィン系鉱油(沸点範囲:例えば、約255℃〜約277℃)と混合させ、並びに、その混合物をボールミルの中で5ミクロン未満の粉末度になるまで摩砕することによって得られる。

(d) 乳剤は、15重量部の式(I)で表される化合物と75重量部の溶媒としてのシクロヘキサノンと10重量部の乳化剤としてのオキシエチル化ノニルフェノールから得られる。

(e) 顆粒水和剤は、 75重量部の式(I)で表される化合物及び/又はその塩、 10重量部のリグノスルホン酸カルシウム、 5重量部のラウリル硫酸ナトリウム、 3重量部のポリビニルアルコール、及び、 7重量部のカオリン を混合させ、その混合物をピンディスクミルの中で摩砕し、並びに、得られた粉末を、流動床の中で造粒液(granulating liquid)としての水を噴霧施用することにより、造粒することによって得られる。

(f) 顆粒水和剤は、さらにまた、コロイドミルの中で、 25重量部の式(I)で表される化合物、 5重量部の2,2’−ジナフチルメタン−6,6’−ジスルホン酸ナトリウム、 2重量部のオレオイルメチルタウリンナトリウム(sodium oleoylmethyltaurate)、 1重量部のポリビニルアルコール、 17重量部の炭酸カルシウム、及び、 50重量部の水 を均質化及び前粉砕し、次いで、その混合物をビーズミルの中で摩砕し、並びに、得られた懸濁液を噴霧糖の中で単一相ノズル(one−phase nozzle)を用いて噴霧及び乾燥させることによっても得られる。

C. 生物学的実施例 1. 有害な植物に対する発生前除草作用 木質繊維製ポット内の砂壌土に単子葉及び双子葉の雑草植物及び作物植物の種子を配置し、土壌で被覆する。次いで、その被覆土壌の表面に、水和剤(WP)の形態に又は乳剤(EC)として製剤された本発明の化合物を、0.2%の湿潤剤が添加された600〜800L/haに相当する散布水量の水性懸濁液又は水性エマルションの形態で施用する。処理後、ポットを温室内に置き、その被験植物にとって良好な成育条件下に維持する。3週間の試験期間の後、処理されていない対照と比較することにより、該被験植物に対するダメージを視覚的に評価する(除草活性(%):100%の活性=植物の枯死、0%の活性=対照植物と同様)。ここで、例えば、化合物No.1−384、1−390、3−384、5−384、19−384、9−390、21−384、23−384及び28−390は、320g/haの施用量で、それぞれ、ハコベ(Stellaria media)及びアオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)に対して少なくとも80%の活性を示す。

2. 有害な植物に対する発生後除草作用 木質繊維製ポット内の砂壌土に単子葉及び双子葉の雑草植物及び作物植物の種子を配置し、土壌で被覆し、温室内で良好な成育条件下で栽培する。播種後2〜3週間経過した後、被験植物を1葉期で処理する。次いで、当該植物の緑色の部分に、水和剤(WP)の形態に又は乳剤(EC)として製剤された本発明の化合物を、0.2%の湿潤剤が添加された600〜800L/haに相当する散布水量の水性懸濁液又は水性エマルションの形態で噴霧する。被験植物を温室内で最適な成育条件下に約3週間静置した後、当該調製物の効果について、処理されていない対照と比較して視覚的に評価する(除草効果(%):100%の活性=植物の枯死、0%の活性=対照植物と同様)。ここで、例えば、化合物No.1−384、1−390、3−384、5−384、19−384、9−390、21−384、23−384、28−390及び32−384は、80g/haの施用量で、それぞれ、ハコベ(Stellaria media)及びオオイヌノフグリ(Veronica persica)に対して少なくとも80%の活性を示す。

3. 発生前における比較実験 比較することを目的として、本発明による幾つかの化合物及び従来技術から知られている構造的の最も近い化合物の除草活性につて試験した。

上記実験は、一例として、有害な植物であるソバカズラ(Polygonum convolvulus)(POLCO)に対する本発明の化合物の優れた除草活性を示している。

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