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Switch for automatic vending machine

阅读:521发布:2023-05-27

专利汇可以提供Switch for automatic vending machine专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a switch for an automatic vending machine which can easily be maintained at low cost.
SOLUTION: The body 1 of the switch A for the automatic vending machine is composed of a cover-side block 61 provided with push buttons 14 for vending articles specified by operation and a body-side block 60 which contains a printed board 13 mounted with push-button switches 11 operated corresponding to the selecting operation of the respective push buttons 14. On the back surface of the cover-side block 61, a rib 64e having a screw part 64f formed is projected and the body 1 is fixed to a fitting plate 50 by screwing a screw cap 68 onto the rib 64e projecting on the back-surface side through an opening bored in the body-side block 60 while the fitting plate 50 of the automatic vending machine main body B is crimped between the cover-side block 61 and body-side block 60.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO,下面是Switch for automatic vending machine专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】1乃至複数の商品が陳列される商品陳列部を前面に有し該商品陳列部が透光性を有する前面パネルによって閉塞された自動販売機本体の前面に各商品に対応して設けられ、操作によって指定された商品を販売するための選択操作部が設けられたカバー、及び、選択操作部の選択操作に応じて操作される選択スイッチを収納するボディから構成されるスイッチ本体と、カバー及びボディの間に前面パネルを挟持した状態でスイッチ本体を自動販売機本体に取り付けるための固定用部材とを備えて成ることを特徴とする自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項2】複数のボディをボディ連結部を介して一列に連結するとともに、複数のカバーをボディ連結部に対向配置されるカバー連結部を介して一列に連結してスイッチ本体を構成し、スイッチ本体の内部に複数の選択スイッチを収納して成ることを特徴とする請求項1記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項3】前記固定部材は、ボディとカバーとをねじ結合するねじ部材からなることを特徴とする請求項1記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項4】前記ねじ部材は、ボディ及び前面パネルにそれぞれ穿設したねじ挿通孔を通して、カバーに設けたねじ孔に螺合する固定ねじからなることを特徴とする請求項3記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項5】カバーの背面側にボディ及び前面パネルにそれぞれ穿設した挿入孔に挿入される略円筒状の筒部を突設し、該筒部の周面にねじ部を設け、前記ねじ部材を、有底円筒状であって、筒部のねじ部に螺合するねじ部が周面に形成されたキャップ部材から構成したことを特徴とする請求項3記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項6】カバーの背面側にボディ及び前面パネルにそれぞれ穿設した挿入孔に挿入される略円筒状の筒部を突設し、該筒部に一端が背面側に開放され周方向に沿って走る被係止溝を設け、前記固定部材を、有底円筒状であって被係止溝と嵌合する係止突起が内周面に突設されたキャップ部材から構成したことを特徴とする請求項1
    記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項7】複数のボディをボディ連結部を介して一列に連結するとともに、複数のカバーをボディ連結部に対向配置されるカバー連結部を介して一列に連結してスイッチ本体を構成し、スイッチ本体の内部に複数の選択スイッチが実装されたプリント基板を収納し、該プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位を通すための切欠部を前記筒部の周面に形成したことを特徴とする請求項5又は6記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項8】前記プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位がボディ連結部内に納装されることを特徴とする請求項7記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項9】前記筒部の背面に対向配置され、前記筒部の内側への撓み量を規制するリブをボディに設けたことを特徴とする請求項5記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項10】前記プリント基板がMIDからなることを特徴とする請求項7記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項11】対応する商品の情報を表示する情報表示板を取り付ける取付手段をボディ連結部に設けたことを特徴とする請求項2記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項12】両端に位置するボディ及びボディ連結部に、複数のボディの連結方向と略直交する方向に突出する支持リブを設け、前記取付手段は、各支持リブにおける隣接する支持リブとの対向面にそれぞれ形成され、情報表示板の端縁と係止する係止溝からなることを特徴とする請求項11記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項13】選択スイッチの信号を出力するための信号線を固定するケーブル固定片をボディの背面に突設したことを特徴とする請求項1記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項14】外部からの信号線が着脱自在に接続されるコネクタをプリント基板に設けたことを特徴とする請求項7記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項15】前記プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位がボディ連結部内に配置され、
    前記コネクタはボディ連結部内に配置されるプリント基板の部位に実装されることを特徴とする請求項14記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項16】前記キャップ部材の底面に工具の先端と係止する工具係止部を形成したことを特徴とする請求項5又は6記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項17】前記選択操作部は、カバーに穿設された釦挿通孔に挿通され、釦挿通孔から操作面が露出する操作釦を有し、操作釦の背面周縁部から背面側に向かって突出する弾性係止片を突設し、該弾性係止片の先端に釦挿通孔の端縁と係止する係止爪を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項18】選択操作部の操作面から目視可能な状態で選択操作部に設けられ、対応する商品の情報を表示する情報表示部を備え、前記情報表示部を、複数の表示内容を有する表示手段と、表示手段の表示内容の内、自動販売機の外部より目視可能な状態にする表示内容を選択的に切り換える表示切換手段とで構成することを特徴とする請求項1記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項19】表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、
    一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は、回転表示体の回転方向を含む面内において選択操作部に設けた鉛直下向きに開口する開口窓から外部に突出することを特徴とする請求項18記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項20】表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、
    一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出し、円弧状であって鉛直方向下方に凸のガイド溝を選択操作部に設け、操作レバーの他端をガイド溝から外部に突出させてなることを特徴とする請求項18記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項21】表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、
    一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出し、円弧状であって鉛直方向上方に凸のガイド溝を選択操作部に設け、操作レバーの他端をガイド溝から外部に突出させてなることを特徴とする請求項18記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項22】表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、
    一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出し、円弧状であって鉛直方向に対して交差する方向に凸となるガイド溝を選択操作部に設け、
    操作レバーの他端をガイド溝から外部に突出させてなることを特徴とする請求項18記載の自動販売機用スイッチ。
  • 【請求項23】表示手段は、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数のラベルからなり、表示切換手段は、選択操作部の裏面に対して開閉自在に設けられ選択操作部の裏面との間で何れかのラベルを保持する開閉扉からなることを特徴とする請求項18記載の自動販売機用スイッチ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、1乃至複数の商品の中から、操作によって指定された商品を販売するために用いられる自動販売機用スイッチに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来の自動販売機の外観斜視図を図40
    に示す。 自動販売機本体100の前面には複数の商品(商品見本)が陳列される商品陳列部101が設けられ、この商品陳列部101は透光性を有する前面パネル102によって閉塞されている。 前面パネル102の前面側には、各商品に対応して設けられたスイッチ部10
    4が複数列設された長尺のスイッチ部材103が複数取り付けられている。 而して、硬貨投入口から所定の金額を投入して、所望の商品に対応するスイッチ部104を操作すると、スイッチ部104の操作により指定された商品が商品取り出し口105に送り出され、所望の商品を購入することができる。

    【0003】スイッチ部材103は、図41及び図42
    に示すように、前面が開口した略箱状のボディ106
    と、ボディ106の開口を覆うカバー107とをねじで結合することにより構成され、ボディ106及びカバー107の内部には複数の押釦スイッチ108が実装されたプリント基板109を納装してある。 ここで、押釦スイッチ108と対向するカバー107の部位には窓孔1
    07aが穿設されており、この窓孔107aから操作面を露出させた状態で、押釦スイッチ108を操作するための操作釦110がカバー107に進退自在に取り付けられる。 なお、プリント基板109の前面にはパッキン111が取り付けられており、スイッチ部材103内にごみなどの異物が侵入するのを防止している。

    【0004】また、このような自動販売機用スイッチでは、それぞれの自動販売機スイッチに対応して、対応する商品に関する情報を表示する情報表示部が設けられている。 例えば商品として缶飲料を販売する自動販売機では、その商品の価格を表示する価格表示部や、その商品が温かいか又は冷たいかを表示する冷温表示部が、自動販売機用スイッチに対応して設けられている。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】上記構成の自動販売機用スイッチでは、ボディ106とカバー107とを一体に結合してスイッチ部材103を構成しており、スイッチ部材103は前面パネル102の前面側に取り付けられていた。 ところで、自動販売機本体100は屋外などに設置されて使用される場合があり、手荒い操作によって操作釦110が破損する虞があるが、上述のようにボディ106とカバー107とは一体に結合され、スイッチ部材103が前面パネル102の前面側に取り付けられているので、カバー107のみを交換したい場合でもスイッチ部材103毎交換することになり、コストアップとなるという問題があった。

    【0006】また、価格表示部や冷温表示部などの情報表示部が自動販売機用スイッチとは別の場所に設けられているので、情報表示部の表示内容を見間違え易く、自動販売機用スイッチを押し間違える虞があった。 また、
    価格表示部や冷温表示部などの情報表示部は、自動販売機本体に貼り付けられた表示シールなどから構成されていたので、商品を入れ替える際に表示シールを手作業で貼り替える必要があり、作業効率が悪いという問題もあった。

    【0007】本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、メンテナンス作業を容易且つ安価に行える自動販売機用スイッチを提供することにある。 また、請求項18乃至23の発明の目的とするところは、上記目的に加えて、押し間違えを防止すると共に、商品に関する情報を表示する情報表示部の表示内容を容易に変更できる自動販売機用スイッチを提供することにある。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1の発明では、1乃至複数の商品が陳列される商品陳列部を前面に有し該商品陳列部が透光性を有する前面パネルによって閉塞された自動販売機本体の前面に各商品に対応して設けられ、操作によって指定された商品を販売するための選択操作部が設けられたカバー、
    及び、選択操作部の選択操作に応じて操作される選択スイッチを収納するボディから構成されるスイッチ本体と、カバー及びボディの間に前面パネルを挟持した状態でスイッチ本体を自動販売機本体に取り付けるための固定用部材とを備えて成ることを特徴とし、スイッチ本体はカバーとボディとに分離されており、固定用部材を用いてカバーとボディとの間に前面パネルを挟持した状態で前面パネルに取り付けられているので、メンテナンス時はボディのみ又はカバーのみを交換することができ、
    スイッチ本体毎を交換する場合に比べてメンテナンス費用を安くできる。

    【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明において、複数のボディをボディ連結部を介して一列に連結するとともに、複数のカバーをボディ連結部に対向配置されるカバー連結部を介して一列に連結してスイッチ本体を構成し、スイッチ本体の内部に複数の選択スイッチを収納して成ることを特徴とし、複数のボディがボディ連結部を介して連結されると共に、複数のカバーがカバー連結部を介して連結されており、スイッチ本体に複数の選択操作部及び選択スイッチが設けられているので、
    複数の選択操作部及び選択スイッチの取付作業を一度に行うことができ、取付作業の作業性が向上する。

    【0010】請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記固定部材は、ボディとカバーとをねじ結合するねじ部材からなることを特徴とし、取付作業を容易に行うことができる。

    【0011】請求項4の発明では、請求項3の発明において、前記ねじ部材は、ボディ及び前面パネルにそれぞれ穿設したねじ挿通孔を通して、カバーに設けたねじ孔に螺合する固定ねじからなることを特徴とし、請求項3
    の発明と同様の作用を奏する。

    【0012】請求項5の発明では、請求項3の発明において、カバーの背面側にボディ及び前面パネルにそれぞれ穿設した挿入孔に挿入される略円筒状の筒部を突設し、該筒部の周面にねじ部を設け、前記ねじ部材を、有底円筒状であって、筒部のねじ部に螺合するねじ部が周面に形成されたキャップ部材から構成したことを特徴とし、請求項3の発明と同様の作用を奏する。

    【0013】請求項6の発明では、請求項1の発明において、カバーの背面側にボディ及び前面パネルにそれぞれ穿設した挿入孔に挿入される略円筒状の筒部を突設し、該筒部に一端が背面側に開放され周方向に沿って走る被係止溝を設け、前記固定部材を、有底円筒状であって被係止溝と嵌合する係止突起が内周面に突設されたキャップ部材から構成したことを特徴とし、カバーに設けた被係止溝とキャップ部材の係止突起とを嵌合することによって、カバーとボディとが結合されるので、別途の部材や工具を必要とすることなく、ワンタッチで取付作業を行うことができる。

    【0014】請求項7の発明では、請求項5又は6の発明において、複数のボディをボディ連結部を介して一列に連結するとともに、複数のカバーをボディ連結部に対向配置されるカバー連結部を介して一列に連結してスイッチ本体を構成し、スイッチ本体の内部に複数の選択スイッチが実装されたプリント基板を収納し、該プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位を通すための切欠部を前記筒部の周面に形成したことを特徴とし、プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位は筒部の周面に設けた切欠部に配置されるので、複数の選択スイッチを1枚のプリント基板に実装することができ、複数の選択スイッチを別々のプリント基板に実装する場合に比べてプリント基板の取り付けの手間を少なくできる。

    【0015】請求項8の発明では、請求項7の発明において、前記プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位がボディ連結部内に納装されることを特徴とし、ボディ連結部をプリント基板の収納部に兼用することができる。

    【0016】請求項9の発明では、請求項5の発明において、前記筒部の背面に対向配置され、前記筒部の内側への撓み量を規制するリブをボディに設けたことを特徴とし、リブによって筒部の内側への撓み量が規制されるから、筒部が内側に撓むことによってキャップ部材の締め付け強度が低下するのを防ぐことができ、締め付け強度を十分確保できる。

    【0017】請求項10の発明では、請求項7の発明において、前記プリント基板がMIDからなることを特徴とし、請求項7の発明と同様の作用を奏する。

    【0018】請求項11の発明では、請求項2の発明において、対応する商品の情報を表示する情報表示板を取り付ける取付手段をボディ連結部に設けたことを特徴とし、選択操作部毎に情報表示板を取り付けることができるから、商品選択時に選択操作部の押し間違えが発生するのを防止でき、且つ、ボディ連結部に取付手段を設けているので、ボディ連結部を有効に利用することができる。

    【0019】請求項12の発明では、請求項11の発明において、両端に位置するボディ及びボディ連結部に、
    複数のボディの連結方向と略直交する方向に突出する支持リブを設け、前記取付手段は、各支持リブにおける隣接する支持リブとの対向面にそれぞれ形成され、情報表示板の端縁と係止する係止溝からなることを特徴とし、
    係止溝と情報表示板の端縁とを係止することにより、別途の部材や工具を必要とすることなく、情報表示板を容易に取り付けることができる。

    【0020】請求項13の発明では、請求項1の発明において、選択スイッチの信号を出するための信号線を固定するケーブル固定片をボディの背面に突設したことを特徴とし、信号線をケーブル固定片に固定できるから、信号線が撓むことはなく、外観の見栄えを良くできる。

    【0021】請求項14の発明では、請求項7の発明において、外部からの信号線が着脱自在に接続されるコネクタをプリント基板に設けたことを特徴とし、信号線の着脱作業を容易に行える。

    【0022】請求項15の発明では、請求項14の発明において、前記プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位がボディ連結部内に配置され、前記コネクタはボディ連結部内に配置されるプリント基板の部位に実装されることを特徴とし、ボディ連結部に配置されるプリント基板の部位を有効に利用することができる。

    【0023】請求項16の発明では、請求項5又は6の発明において、前記キャップ部材の底面に工具の先端と係止する工具係止部を形成したことを特徴とし、工具を用いてキャップ部材の着脱作業を行うことができ、着脱作業の作業性が向上し、且つ締付トルクを十分確保できる。

    【0024】請求項17の発明では、請求項1の発明において、前記選択操作部は、カバーに穿設された釦挿通孔に挿通され、釦挿通孔から操作面が露出する操作釦を有し、操作釦の背面周縁部から背面側に向かって突出する弾性係止片を突設し、該弾性係止片の先端に釦挿通孔の端縁と係止する係止爪を設けたことを特徴とし、操作釦は係止爪と釦挿通孔の端縁とを係止させることによってカバーに取り付けられるので、係止爪と釦挿通孔の端縁との係止状態を解除することにより、操作釦をカバーから容易に取り外すことができ、操作釦が破損した場合には操作釦のみを交換することができるから、メンテナンス費用を低減できる。

    【0025】請求項18の発明では、請求項1の発明において、選択操作部の操作面から目視可能な状態で選択操作部に設けられ、対応する商品の情報を表示する情報表示部を備え、前記情報表示部を、複数の表示内容を有する表示手段と、表示手段の表示内容の内、自動販売機の外部より目視可能な状態にする表示内容を選択的に切り換える表示切換手段とで構成することを特徴とし、商品に関する情報を表示する情報表示部は、各選択操作部の操作面から目視可能な状態で各選択操作部に設けられており、情報表示部は対応する選択操作部と同じ場所に設けられているから、選択操作部を操作する際に情報表示部を見間違える虞がなく、選択操作部の押間違えを防止することができ、且つ、表示手段には複数の表示内容が予め用意されており、表示切換手段を用いて複数の表示内容から自動販売機の外部より目視可能な状態にする表示内容を選択的に切り換えることによって、表示手段の表示内容を変更しているので、表示内容の変更作業を容易に行うことができる。

    【0026】請求項19の発明では、請求項18の発明において、表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は、回転表示体の回転方向を含む面内において選択操作部に設けた鉛直下向きに開口する開口窓から外部に突出することを特徴とし、選択操作部の操作面の裏側面と対向する回転表示体の面には複数の表示部が円周方向に沿って設けられているので、操作レバーを用いて回転表示体を回転させることによって、自動販売機の外部より目視可能となる位置にある表示部を切り換えることができるから、表示手段の表示内容を容易に変更することができ、且つ、操作レバーの他端は選択操作部に設けた鉛直下向きに開口する開口窓から突出しており、開口窓は鉛直下向きに開口しているので、埃などが選択操作部の内部に侵入するのを防止できる。

    【0027】請求項20の発明では、請求項18の発明において、表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出し、円弧状であって鉛直方向下方に凸のガイド溝を選択操作部に設け、操作レバーの他端をガイド溝から外部に突出させてなることを特徴とし、選択操作部の操作面の裏側面と対向する回転表示体の面には複数の表示部が円周方向に沿って設けられているので、操作レバーを用いて回転表示体を回転させることによって、自動販売機の外部より目視可能となる位置にある表示部を切り換えることができるから、表示手段の表示内容を容易に変更することができ、且つ、操作レバーの他端は、
    選択操作部に設けた鉛直方向下方に凸の円弧状のガイド溝内に挿入され、回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出しており、操作レバーを操作する際に、操作レバーの他端をガイドするガイド溝が見えるので、操作レバーの切換位置を容易に把握することができ、操作レバーの操作性が向上する。

    【0028】請求項21の発明では、請求項18の発明において、表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出し、円弧状であって鉛直方向上方に凸のガイド溝を選択操作部に設け、操作レバーの他端をガイド溝から外部に突出させてなることを特徴とし、選択操作部の操作面の裏側面と対向する回転表示体の面には複数の表示部が円周方向に沿って設けられているので、操作レバーを用いて回転表示体を回転させることによって、自動販売機の外部より目視可能となる位置にある表示部を切り換えることができるから、表示手段の表示内容を容易に変更することができ、且つ、操作レバーの他端は、
    選択操作部に設けた鉛直方向上方に凸の円弧状のガイド溝内に挿入され、回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出しており、操作レバーを操作する際に、操作レバーの他端をガイドするガイド溝が見えるので、操作レバーの切換位置を容易に把握することができ、操作レバーの操作性が向上する。 しかも、ガイド溝が鉛直下方に凸となっている場合は、ガイド溝の最下点に埃などが集まるため、埃などが溜まりやすく、ガイド溝から選択操作部内に埃などが侵入する虞があるが、ガイド溝は鉛直上方に凸となっているので、鉛直下方に凸となっている場合に比べて、ガイド溝の最下点に埃などが溜まりにくく、ガイド溝から選択操作部内に埃などが侵入するのを防止できる。

    【0029】請求項22の発明では、請求項18の発明において、表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出し、円弧状であって鉛直方向に対して交差する方向に凸となるガイド溝を選択操作部に設け、操作レバーの他端をガイド溝から外部に突出させてなることを特徴とし、選択操作部の操作面の裏側面と対向する回転表示体の面には複数の表示部が円周方向に沿って設けられているので、操作レバーを用いて回転表示体を回転させることによって、自動販売機の外部より目視可能となる位置にある表示部を切り換えることができるから、表示手段の表示内容を容易に変更することができ、且つ、
    操作レバーの他端は、選択操作部に設けた鉛直方向上方に凸の円弧状のガイド溝内に挿入され、回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出しており、操作レバーを操作する際に、操作レバーの他端をガイドするガイド溝が見えるので、操作レバーの切換位置を容易に把握することができ、操作レバーの操作性が向上する。
    しかも、ガイド溝は鉛直方向に対して交差する方向に凸となっているので、操作レバーの他端をガイド溝の鉛直上側の端から鉛直下側の端へ移動させる際に、操作レバーを自重により自然落下させることができ、操作レバーの操作を容易に行える。

    【0030】請求項23の発明では、請求項18の発明において、表示手段は、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数のラベルからなり、表示切換手段は、選択操作部の裏面に対して開閉自在に設けられ選択操作部の裏面との間で何れかのラベルを保持する開閉扉からなることを特徴とし、表示内容の異なるラベルが複数用意されているので、開閉扉を開いてラベルを交換するだけで、
    表示内容を容易に変更することができ、且つ、選択操作部に開閉扉を設けているだけなので、表示切換手段を簡単な構成で実現できるから、表示切換手段を収納するスペースを小さくでき、設計の自由度が向上する。

    【0031】

    【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。

    【0032】(実施形態1)本実施形態の自動販売機用スイッチを図1乃至図19を参照して説明する。 この自動販売機用スイッチAは、1乃至複数の商品見本(図示せず)が陳列される商品陳列部51を前面に有し、この商品陳列部51が透光性を有する合成樹脂から形成された取付板50によって閉塞された自動販売機本体Bに各商品見本に対応して設けられ、この自動販売機用スイッチAを操作することによって、対応する商品を購入することができる。

    【0033】自動販売機用スイッチAの器体(スイッチ本体)1はボディ側ブロック60とカバー側ブロック6
    1とで構成され、ボディ側ブロック60とカバー側ブロック61との間に取付板50を挟持することにより取付板50に固定される。

    【0034】ボディ側ブロック60は例えばスチレン系の合成樹脂から形成され、前面が開口した略箱状であって上側辺に略半円状の突出部60cがそれぞれ設けられた複数個(本実施形態では5個)の主部(ボディ)60
    aを、連結部(ボディ連結部)60bを介して一列に連結することにより構成される。

    【0035】ボディ側ブロック60の主部60aには、
    後述するカバー側ブロック61のリブ64e,64eが挿入される円弧状の開口60f,60fが同心状に穿設されている。 また、ボディ側ブロック60には、タクトスイッチよりなる押釦スイッチ(選択スイッチ)11や発光ダイオード12a,12bなどの実装されたプリント基板13がタッピングねじ62を用いてねじ止めされている。 プリント基板13は、各突出部60cの中心付近に配置され、押釦スイッチ11及び発光ダイオード1
    2a,12bが実装される部品実装部13bと、ボディ側ブロック60の連結部60b内に納装され、各部品実装部13bの間を電気的且つ機械的に連結する連結部1
    3cとで構成され、連結部13cの裏面には外部電線を接続するためのコネクタ63a〜63dが実装されている。 なお、プリント基板13の連結部60bはボディ連結部60b内に収納されているので、ボディ連結部60
    bを有効に利用することができ、またボディ連結部60
    b内に収納されるプリント基板13の部位(すなわち連結部13c)の裏面にコネクタ63a〜63dを実装しているので、外部電線の着脱作業を容易に行うことができ、且つボディ連結部60b内に収納されるプリント基板13の部位を有効に利用できる。

    【0036】図16はこの自動販売機用スイッチAの内部回路を示す回路図であり、各スイッチ11のオン/オフ信号はコネクタ63b,63cを介して外部に出力される。 また、外部からの信号に応じて発光ダイオード1
    2a,12bが点灯又は消灯し、発光ダイオード12a
    の点灯状態に応じて販売可能状態を表示するとともに、
    発光ダイオード12bの点灯状態に応じて対応する商品の売切状態を表示する。 なお、本実施形態ではプリント基板13に押釦スイッチ11を実装しているが、プリント基板13をMIDにより構成しても良い。

    【0037】また、ボディ側ブロック60の両側に位置する主部60a及び各連結部60bには、それぞれ、主部60aの連結方向と略直交する方向に突出する支持リブ60dが一体に突設されており、各支持リブ60dにおける隣接する支持リブ60dとの対向面にはそれぞれ情報表示板70の側縁と係止する係止溝60eが形成されている。 情報表示板70は略矩形板状であって、前面に対応する商品に関する情報(例えば商品として缶飲料を販売する自動販売機では、その商品の価格やその商品が温かいか又は冷たいかを示す情報など)が表示されており、両側縁を支持リブ60dの係止溝60eに差し込むことにより、別途の部材や工具を用いることなくボディ側ブロック60に容易に取り付けることができる。
    尚、情報表示板70の下側辺にはボディ側ブロック60
    の突出部60cが入り込む略半円形の切欠き部70aが形成されている。 このように、支持リブ60dを用いて情報表示板70を押釦14の近傍に取り付けることができるから、商品選択時に押釦14の押し間違えが起こるのを防止でき、またボディ連結部60bに情報表示板7
    0を取り付けるための支持リブ60dを設けているので、ボディ連結部60bを有効に利用することができる。

    【0038】カバー側ブロック61は、例えばスチレン系の合成樹脂からそれぞれ形成された裏カバー64と化粧カバー65とを超音波溶着して形成される。 化粧カバー65は、前面が略矩形状であって上側辺に半楕円形の突出部65bがそれぞれ突設された複数個(本実施形態では例えば5個)の主部65aを連結片65cを介して連結したような形状に形成されており、各主部65aには略楕円形状の窓孔(釦挿通孔)65dが穿設されている。

    【0039】化粧カバー65の窓孔65dには、それぞれ、対応する押釦スイッチ1を押し操作するための押釦(操作釦)14が前後動自在に取り付けられている。 押釦14は透光性を有する合成樹脂(例えばポリカーボネイトなど)から形成され、前面が略楕円形であって窓孔65dから前面側に露出する操作部15と、操作部15
    の円周部から背面側に垂下された側片16とで構成される。 押釦14の裏面にはラベル34及び防パッキン2
    0を介して中カバー66が取り付けられており、防水パッキン20の弾性力によって押釦14は前面側に付勢される。 尚、側片16の後縁には周方向に突出する鍔部1
    7が形成されており、化粧カバー65の裏面側から窓孔65d内に、操作部15を前面側にして押釦14を挿入すると、鍔部17が窓孔65dの端縁と係止して、押釦14の前面側への移動が規制され、抜け止めが行われる。

    【0040】防水パッキン20は可撓性及び透光性を有するシリコーン樹脂のような樹脂材料から形成され、押釦14の裏面にラベル34を介して当接する略楕円状の主部20aと、主部20aの周縁部から撓み部20bを介して連続一体に形成され裏カバー64の前面に接触するシート部20cとで構成され、押釦スイッチ11と対向する防水パッキン20の部位には押釦スイッチ11側に突出する円柱状の押圧突起20dが突設される。 また、中カバー66は例えばスチレン系の合成樹脂から略楕円板状に形成され、裏カバー64側の面(背面)には防水パッキン20の押圧突起20dが挿入される略円筒状の支持部66aが突設されている。 また、中カバー6
    6の背面における発光ダイオード12a,12bに対応する部位には、それぞれ、発光ダイオード12a,12
    bの周りを囲う筒状のリブ66b,66cが突設されており、これらのリブ66b,66cによって発光ダイオード12a,12bからの光が漏れるのを防止している。

    【0041】一方、裏カバー64は例えばスチレン系の合成樹脂から形成され、略矩形板状であって上側辺に半楕円形の突出部64bがそれぞれ突設された複数個(本実施形態では例えば5個)の主部64aを連結片64c
    を介して連結したような形状に形成されており、各主部64aには略円形状の貫通孔64dが穿設されている。
    各貫通孔64dの開口縁からは周面にねじ部64fが形成されたリブ(筒部)64e,64eが背面側に向かって突設されている。 なお、リブ64e,64eは円筒の周面の各連結片64cに対向する部位を切り欠いたような形状に形成されており、この切欠部にプリント基板1
    3の部品実装部13bと連結部13cとの間の部位が配置されるので、複数の押釦スイッチ11を1枚のプリント基板13に実装することができ、複数の押釦スイッチ11を別々のプリント基板に実装する場合に比べて、プリント基板をボディ側ブロック60に取り付ける手間を減らすことができる。 また、取付板50と対向する裏カバー64の面に設けた溝内にはOリング67が取り付けられており、Oリング67及び防水パッキン20により器体1の内部に水などが浸入するのを防止している。 ここに、裏カバー64及び化粧カバー65の主部64a,
    65aからカバーが構成され、裏カバー64及び化粧カバー65の連結片64c,65cからカバー連結部が構成される。

    【0042】而して、化粧カバー65の窓孔65d内に操作部15を前面側にして押釦14をそれぞれ収め、押釦14の裏側にラベル34を介して防水パッキン20を取り付け、防水パッキン20の裏側に押圧突起20dを支持部66a内に収めるようにして中カバー66を取り付ける。 そして、化粧カバー65の裏側に裏カバー64
    を取り付け、化粧カバー65と裏カバー64とを超音波溶着することによって両者が結合される。 ここに、押釦14、防水パッキン20及び中カバー66などから押釦スイッチ11を操作するための選択操作部が構成される。 なお、自動販売機用スイッチAは屋内などで使用される場合があるが、上述のようにボディ側ブロック6
    0、化粧カバー65、中カバー66及び裏カバー64は耐候性を有するスチレン系の合成樹脂から形成されているので、耐環境性を向上させることができる。

    【0043】この自動販売機用スイッチAが取り付けられる取付板50には、カバー側ブロック61のリブ64
    eがそれぞれ挿入される複数の丸孔(挿入孔)52が一列に穿孔されている。 ところで、ボディ側ブロック60
    を構成する主部60aの内、両側及び中央に位置する主部60aの前面には丸孔52の端縁と係止離脱自在に係止する弾性を有する係止爪片60hが突設されている。
    而して、自動販売機用スイッチAを取付板50に取り付ける際は、まずボディ側ブロック60にプリント基板1
    3をねじ止めし、ボディ側ブロック60の係止爪片60
    hと取付板50の丸孔52の位置を合わせて、ボディ側ブロック60を取付板50の背面側から押し込むと、係止爪片60hと丸孔52の端縁とが係止して、ボディ側ブロック60が取付板50に仮固定される。 尚、丸孔5
    2の端縁と当接する係止爪片60hの面をテーパ面としているので、ボディ側ブロック60を取付板に押し込んだ際に、係止爪片60hがテーパ面に案内されて拡径されるから、ボディ側ブロック60の取着作業が行い易くなる。

    【0044】その後、押釦14と丸孔52の位置を合わせて、カバー側ブロック61を取付板50に前面側から取り付けると、カバー側ブロック61のリブ64eはボディ側ブロック60に設けた開口60fを介して背面側に突出する。 このリブ64eに、リブ64eのねじ部6
    4fと螺合するねじ部68bが内周面に形成された有底円筒状のねじキャップ(キャップ部材)68をねじ込むと、カバー側ブロック61とねじキャップ68との間に取付板50とボディ側ブロック60とが挟持され、カバー側ブロック61とボディ側ブロック60との間に取付板50が挟持された状態で自動販売機用スイッチAが取付板50に取り付けられるのである。 上述のように、自動販売機用スイッチAの器体1はボディ側ブロック60
    とカバー側ブロック61とに分離されており、ねじキャップ68を用いてボディ側ブロック60とカバー側ブロック61との間に取付板50を挟持した状態で取付板5
    0に取り付けられるので、ボディ側ブロック60又はカバー側ブロック61が破損した際には、ボディ側ブロック60のみ、又はカバー側ブロック61のみを交換することができるから、器体1ごと交換する場合に比べてメンテナンス費用を削減できる。 また、ねじキャップ68
    をリブ64eにねじ込むだけで自動販売機用スイッチA
    を取付板50に取り付けることができるので、取付作業を容易に行うことができる。

    【0045】なお、ボディ側ブロック60の主部60a
    背面には略円筒状の規制リブ60gが突設されており、
    規制リブ60gの周面は開口60f,60f内に挿入されるリブ64e,64eと対向している。 ここで、ねじキャップ68をリブ64eにねじ込んだ際に、リブ64
    e,64eが内側に撓むと、ねじキャップ68の締め付け強度が低下してしまうが、規制リブ60gによってリブ64eが内側に撓むのを規制しているので、ねじキャップ68の締め付け強度を十分確保することができる。

    【0046】また、ねじキャップ68の底部裏面には六レンチEのような工具の先端が差し込まれ、工具の先端と係止する六角穴(工具係止部)68aが形成されているので、六角レンチEを用いてねじキャップ68の着脱作業を行うことができ、作業性が向上し、且つ、手作業でねじキャップ68を締め込む場合に比べて締付トルクを十分確保できる。 また、六角穴68aはねじキャップ68を貫通していないので、水などが六角穴68aを介して内部に浸入することはなく防水性を高めることができる。

    【0047】また上述のように、ボディ側ブロック60
    の裏面にはコネクタ63a〜63dが配置されており、
    図17(a)〜(c)に示すようにコネクタ63a〜6
    3dには外部からの信号線80が接続されるのであるが、ボディ側ブロック60を構成する各主部60aの下側辺からは背面側に突出するケーブル保持リブ(ケーブル固定片)60iが突設されており、ケーブル保持リブ60iに信号線80が固定されている。 したがって、各コネクタ63a〜63dに接続される信号線80が下方に撓んで、信号線80が取付板50の前面側から目視されるのを防ぐことができ、外観の見栄えが悪くなるのを防止できる。

    【0048】上述のように本実施形態では、複数個の主部60aを連結部60bを介して一列に連結してボディ側ブロック60を構成すると共に、複数個の主部64
    a,65aを連結部64c,65cを介して一列に連結してカバー側ブロック61を構成しており、カバー側ブロック61の前面に複数の押釦14を配置すると共に、
    器体1の内部に押釦スイッチ11を収納しているので、
    押釦14が個別に設けられた器体を複数取り付ける場合に比べて、取付作業の手間を減らすことができる。

    【0049】なお、本実施形態では、押釦14の鍔部1
    7が化粧カバー65の窓孔65dの端縁と係止することによって、押釦14の抜け止めが行われており、化粧カバー65と裏カバー64とは超音波溶着されているので、押釦14が破損した場合はカバー側ブロック61毎交換する必要がある。 そこで、図18及び図19に示すように、押釦14の側片16に切り溝16aを形成することによって一端が側片16に結合された係止片(弾性係止片)16bを側片16の四方に形成し、係止片16
    bの先端に側方に突出する係止爪16cを突設することにより、押釦14を化粧カバー65の前面側から着脱自在に取り付けれるようにしても良い。 すなわち、押釦1
    4の開口を化粧カバー65側にして化粧カバー65の窓孔65dに押釦14を押し込むと、係止片16bに設けた係止爪16cが窓孔65dの端縁に当接し、この状態からさらに押釦14を化粧カバー65側に押し込むと、
    係止片16bが内側に撓められて、係止爪16cと窓孔65dの端縁とが係止し、押釦14が化粧カバー65に取り付けられるのである。 また、押釦14を化粧カバー65から取り外す際は、例えばマイナスドライバーなどの工具の先端で係止片16bを内側に撓めると、係止爪16cと窓孔65dの端縁との係止状態が解除されるので、押釦14を化粧カバー65から容易に取り外すことができ、押釦14が破損した場合には押釦14のみを交換することにより対応できるから、メンテナンス費用を低減できる。

    【0050】(実施形態2)本実施形態の自動販売機用スイッチAを図20(a)(b)を参照して説明する。
    尚、自動販売機用スイッチAの基本的な構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。

    【0051】この自動販売機用スイッチAの器体1はカバー側ブロック61とボディ側ブロック60とで構成され、カバー側ブロック61とボディ側ブロック60との間に自動販売機本体の取付板50を挟持した状態で取付板50に取り付けられる。 本実施形態では、化粧カバー65のみからカバー側ブロック61を構成しており、化粧カバー65の裏面にはねじ穴71aが形成されたボス部71を突設し、取付板50にはボス部71を挿通する挿通孔53を穿設している。 また、ボス部71のねじ穴71aに対応するボディ側ブロック60の部位には固定ねじ(ねじ部材)69を挿通するためのねじ挿通孔60
    jを穿設してある。 また、中カバー66の背面略中央には押釦スイッチ11を押し操作するための押圧突起66
    dを設けている。

    【0052】而して、自動販売機用スイッチAを取付板50に取り付ける際は、まずボディ側ブロック60にプリント基板13をタッピングねじ62を用いてねじ止めし、ボディ側ブロック60の係止爪片60hと取付板5
    0の丸孔52の位置を合わせて、ボディ側ブロック60
    を取付板50の背面側から押し込むと、係止爪片60h
    と丸孔52の端縁とが係止して、ボディ側ブロック60
    が取付板50に仮固定される。 次に、化粧カバー65の窓孔65d内に、中カバー66及び防水パッキン20の取り付けたられた押釦14を納め、押釦14と丸孔52
    の位置を合わせて、取付板50の前面側から化粧カバー65を取付板50に取り付け、ねじ挿通孔60jに挿通した固定ねじ69を化粧カバー65のボス部71に形成したねじ穴71aに螺合することにより、カバー側ブロック61とボディ側ブロック60との間に取付板50が挟持された状態で自動販売機用スイッチAが取付板50
    に固定されるのである。 このように、本実施形態ではカバー側ブロック61とボディ側ブロック60との間に取付板50が挟持された状態で、カバー側ブロック61とボディ側ブロック60とを固定ねじ69によりねじ結合しているので、固定ねじ69をねじ込むだけで自動販売機用スイッチAの器体1を取付板50に取り付けることができ、取付作業を容易に行うことができる。

    【0053】(実施形態3)本実施形態の自動販売機用スイッチAを図21乃至24を参照して説明する。 尚、
    自動販売機用スイッチAの基本的な構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。

    【0054】実施形態1の自動販売機用スイッチAでは、ねじキャップ68を裏カバー64のリブ64eに形成したねじ部64fに螺合することにより、カバー側ブロック61とボディ側ブロック60とを結合していたが、本実施形態では、リブ64eに周方向に沿って走る被係止溝64gを穿設してあり、被係止溝64gの一端は連通溝64hを介して背面側に開放されている。 一方、キャップ72は有底円筒状であって、被係止溝64
    gと嵌合する係止突起72aが内周面に突設されており、係止突起72aが連通溝64h内に入り込むようにしてキャップ72を裏カバー64に背面側から取り付け、キャップ72を回転させると係止突起72aが被係止溝64gの奥側に入り込む。 ここで、被係止溝64g
    の連通溝64h側の端部に比べて反対側の端部の方が背面側からの距離が長くなっているので、キャップ72を回転させて、係止突起72aを図24中のHの位置からIの位置まで移動させると、図24中の距離Gだけ裏カバー64が背面側に引っ張られて、被係止溝64gと係止突起72aとが嵌合する。

    【0055】したがって、裏カバー64の被係止溝64
    gとキャップ72の係止突起72aとを凹凸嵌合させることにより、キャップ72とカバー側ブロック61との間に取付板50とボディ側ブロック60とが挟持され、
    カバー側ブロック61とボディ側ブロック60との間に取付板50が挟持された状態で自動販売機用スイッチA
    を取付板50に取り付けることができ、別途の部材や工具を必要とすることなくワンタッチで取付作業を行うことができる。

    【0056】(実施形態4)本実施形態の自動販売機用スイッチを図25乃至図27を参照して説明する。 この自動販売機用スイッチAは、1乃至複数の商品(図示せず)が前面に陳列される自動販売機本体Bの前面に取り付けられる。 自動販売機用スイッチAの器体1は、前カバー2と裏カバー3との間に自動販売機本体Bの透光性を有する取付板50を挟んだ状態でねじ37などを用いて取付板50に固定され、自動販売機用スイッチAの近傍には対応する商品が陳列されている。 尚、取付板50
    には後述する前カバー2の貫通孔6に連通する連通孔が穿孔されている。

    【0057】前カバー2は合成樹脂成形品からなり、背面が開口した略箱状であって前面が略矩形状に形成された主部4が複数個(本実施形態では4個)連結片4aを介して一列に連結され、各主部4の一辺に前面が略半円形に形成された張出部5を突設したような形状に形成されており、前カバー2の前面には前カバー2を貫通する断面略円形の貫通孔6が開口している。

    【0058】裏カバー3は合成樹脂成型品からなり、図25(c)(d)に示すように、前面及び下面が開口した略箱状の主部8が複数個(本実施形態では4個)連結片8aを介して一列に連結され、主部8の下側辺に貫通孔6と半径の略等しい略半円状の円板部9を突設したような形状に形成されている。 また、主部8には裏カバー3を貫通する略矩形状の窓孔10が形成されている。

    【0059】裏カバー3には、押釦スイッチ11や、発光ダイオード12a,12bなどが実装されたプリント基板13が取り付けられている。 プリント基板13は長尺状であって、一方の側縁における円板部9に対応する部位に、円板部9側に突出する突片13aがそれぞれ突設されている。 そして、プリント基板13の突片13a
    における円板部9の中心に対応する部位には押釦スイッチ11が実装され、押釦スイッチ11の左右両側には発光ダイオード12a,12bがそれぞれ実装されている。 尚、前面側から見て押釦スイッチ11の左側に実装された発光ダイオード12aは、点灯状態に応じて例えば販売可能状態を表示するための表示灯であり、前面側から見て押釦スイッチ11の右側に実装された発光ダイオード12bは、対応する商品の売り切れ時に点灯して売切状態表示(「売切」)を行うための表示灯である。

    【0060】また、前カバー2の貫通孔6には、押釦スイッチ11の押し操作部11aを押し操作するための押釦14が前後動自在に取り付けられている。 押釦14
    は、略円板状であって貫通孔6から前面側に露出する操作部15と、操作部15の円周部から背面側に垂下された側片16とを有している。 押釦14の裏面には中カバー18が取り付けられており、押し操作部11aと対向する中カバー18の部位には押し操作部11a側に突出する押圧突起19が突設されている。 尚、側片16の後縁には周方向に突出する鍔部17が形成されており、前カバー2の裏面側から貫通孔6内に、操作部15を前面側にして押釦14を挿入すると、鍔部17が貫通孔6の縁と係止して、押釦14の前面側への移動が規制され、
    抜け止めが行われる。 ここに、前カバー2、裏カバー3、押釦14及び押釦スイッチ11などから選択操作部が構成される。

    【0061】ここで、図25乃至図27に示す自動販売機用スイッチAは、器体1の内部に複数(例えば4個)
    の押釦スイッチ11を収納した4個用のスイッチの例であり、複数(例えば4個)の主部4を連結して前カバー2を形成すると共に、複数(例えば4個)の主部8を連結して裏カバー3を形成しているが、図28乃至図30
    に示すように1個の主部4,8で前カバー2及び裏カバー3を構成して、器体1の内部に押釦スイッチ11を1
    個のみ収納するようにしても良い。 尚、1用用の自動販売機用スイッチAでは裏カバー3を、前面が開口した略箱状であって、一辺に略半円形の切欠き部7が設けられた主部8に、切欠き部7の側縁から貫通孔6と半径の略等しい円板部9を連続一体に形成したような形状に形成されている。 ところで、押釦14に設けられ対応する商品の情報を表示する情報表示部の構成は4個用の自動販売機用スイッチAも1個用の自動販売機用スイッチAでも同様であるので、以下では図25乃至図30を参照して情報表示部の説明を行う。

    【0062】押釦14の背面側には、対応する商品が温かいか又は冷たいかを表示する冷温表示用の回転表示体たる冷温表示板30が配置されている。 冷温表示板30
    は略円板状であって、冷温表示板30には円の中心を通る略矩形状の開口窓31が穿設され、冷温表示板30は開口窓31内に中カバー18の押圧突起19を挿入した状態で押釦14に回動自在に取り付けられている。 ここで、操作部15の裏側面と対向する冷温表示板30の面における開口窓31を挟んで対向する2つの半円部30
    a,30bには、それぞれ、「HOT」,「COLD」
    の文字がそれぞれ印字された表示部たるラベル34a,
    34bが貼り付けられており、2つのラベル34a,3
    4bが回転方向に沿って配置されている。 一方、押釦1
    4は透光性を有する合成樹脂から形成されており、上述した半円部30a,30bと略同じ大きさの略半円状の透光窓14a及び発光ダイオード12a,12bからの光を透過させる透光部14b,14c以外の部位(図2
    7(a)中の斜線部)には例えばインモールドコーティングなどの技術を用いて表面に黒色の塗装が施されている。 尚、冷温表示板30の裏面における開口窓31の開口縁からは背面側に突出する角筒部33が突設されており、角筒部33は発光ダイオード12a,12bからの光を透光部14b,14cに導く導光路を構成している。

    【0063】ところで、冷温表示板30の裏面における開口窓31の長手方向一側の部位には背面側に突出する略L字状の操作レバー32が突設されており、操作レバー32の操作部32aは冷温表示板30の回転方向を含む面内に突出している。 ここで、前カバー2と裏カバー3とを結合した状態で、円板部9の図25(c)中下半分の円周部と前カバー2との間には鉛直下向きに開口する開口窓3aが形成されており、この開口窓3aから外側に操作レバー32の操作部32aは突出している。 而して、操作レバー32の操作部32aを円板部9の円周方向に沿って回動させることにより、冷温表示板30を回動させることができる。 尚、角筒部33の後端部には切欠き部33aが形成されているので、冷温表示板30
    を回転させる際に、押釦スイッチ11や発光ダイオード12a,12bと角筒部33とが干渉することはない。

    【0064】ここで、操作レバー32の操作部32aを図25(d)中Cの位置まで回転させると、ラベル34
    bの貼り付けられた半円部30bが押釦14の透光窓1
    4aに臨む位置まで移動し、透光窓14aを介してラベル34bの「COLD」という表示を読み取ることができる。 一方、操作レバー32の操作部32aを同図中D
    の位置まで回転させると、ラベル34aの貼り付けられた半円部30aが押釦14の透光窓14aに臨む位置まで移動し、透光窓14aを介してラベル34aの「HO
    T」という表示を読み取ることができる。 このように、
    冷温表示を行うためのラベル34a,34bを、押釦1
    4の操作部15に設けた透光窓14aから目視可能な状態で押釦14に取り付けているので、押釦14を操作する際にラベル34a,34bの表示を見間違える虞が無く、押釦14の押し間違えを防止できる。 また、操作部15の裏側面と対向する冷温表示板30の面には、表示内容の異なる複数(本実施形態では2つ)のラベル34
    a,34bが円周方向に沿って設けられており、操作レバー32を用いて冷温表示板30を回転させることによって、透光窓14aを介して外部より目視可能となる位置にあるラベル34a,34bを切り換えることができるから、表示内容を容易に変更することができる。 また、操作レバー32の操作部32aは鉛直下向きに開口する開口窓3aから突出しており、開口窓3aは鉛直下向きに開口しているので、埃などが器体1の内部に侵入するのを防止できる。

    【0065】尚、円板部9の前面側には、操作レバー3
    2の操作部32aを同図中C又はDの位置に移動させた状態で、操作部32aの下側縁と当接する突起9aが突設されているので、操作レバー32を同図中C又はDの位置に保持して、冷温表示板30が回転するのを防止できる。 また、操作レバー32の操作部32aを同図中C
    又はDの位置に移動させる際に、操作レバー32の操作部32aが突起9aを乗り越えて、クリック感が発生するので、操作レバー32の切換位置を容易に把握できる。

    【0066】また、前カバー2の張出部5と裏カバー3
    の円板部9の位置を合わせて前カバー2と裏カバー3とを結合すると、図25(c)に示すように、窓孔10が形成された裏カバー3の部位は、前カバー2の主部4から図中上方に突出しており、前カバー2の主部4から図中上方に突出する裏カバー3の部位には、透光性を有する樹脂から形成されたレンズ21が配設されている。

    【0067】一方、裏カバー3の窓孔10内には窓孔1
    0を塞ぐ蓋板41がはめ込まれており、窓孔10の内面に突設された突起10aにより蓋板41は窓孔10内に保持されている。 また蓋板41にはつまみ41aが突設されているので、つまみ41aを用いて蓋板41を容易に取り外すことができる。 ここで、取付板50と蓋板4
    1との間には対応する商品の価格を示す文字(「¥12
    0」)が記載されたラベル40が納められており、ラベル40の文字は取付板50及びレンズ21を介して自動販売機用スイッチAの外部より視認可能となっている。
    上述のように、蓋板41は裏カバー3に対して着脱自在となっているので、表示内容の異なるラベル40を複数用意しておけば、蓋板41を開けてラベル40を交換するだけで、表示内容を容易に変更することができる。

    【0068】ところで、器体1の内部には、押釦14の側片16と前カバー2の貫通孔6との間の隙間から器体1の内部に水などの異物が浸入するのを防止する防水パッキン20が設けられている。 防水パッキン20は略円環状であって、防水パッキン20の一方の円周部は貫通孔6の内面に接合され、他方の円周部は側片16の内面に接合されている。 而して、防水パッキン20により押釦14の側片16と前カバー2の貫通孔6との間の隙間がシールされ、器体1の内部に水などの異物が浸入するのを防止することができる。 また、押釦14を前面側から背面側に押し操作すると、防水パッキン20が押し撓められるので、防水パッキン20の弾性力により押釦1
    4を復帰位置に移動させる復帰力を与えることができる。 また、レンズ21と取付板50との間にも、レンズ21と取付板50との間の隙間から水が浸入するのを防止するための防水パッキン22が取り付けられている。

    【0069】この自動販売機用スイッチAを操作する際は、押釦14の操作部15を前面側から背面側に押圧すると、押釦14に設けた中カバー18の押圧突起19が押釦スイッチ11の押し操作部11aを押圧するので、
    押釦スイッチ11の接点状態が反転し、対応する商品を購入することができる。 押釦14が前面側から背面側に移動すると、防水パッキン20が撓められ、防水パッキン20に弾性力が蓄えられるので、押釦14を背面側に押圧する力がなくなると、防水パッキン20の弾性力によって押釦14が復帰位置に移動する。 なお、図示は省略するが、押釦14と裏カバー3との間に、押釦14の押し操作時に撓められ、弾性力が蓄えられるコイルばねを配置し、コイルばねと防水パッキン20の弾性力によって押釦14を復帰位置に移動させる復帰力を押釦14
    に与えるようにしても良い。

    【0070】(実施形態5)実施形態4の自動販売機用スイッチAでは、冷温表示板30の裏面に略L字状の操作レバー32を突設し、操作レバー32の操作部32a
    を円周方向に突出させているが、本実施形態では、図3
    1(a)(b)に示すように、冷温表示板30の裏面に略棒状の操作レバー32を突設し、操作レバー32の操作部32aを冷温表示板30の回転方向を含む面と略直交する面に突出させている。 尚、裏カバー3及び操作レバー32以外の構成は実施形態4の自動販売機用スイッチAと同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。

    【0071】冷温表示板30は略円板状であって、冷温表示板30には円の中心を通る略矩形状の開口窓31が穿設され、冷温表示板30は開口窓31内に中カバー1
    8の押圧突起19を挿入した状態で押釦14に回動自在に取り付けられている。 ここで、操作部15の裏側面と対向する冷温表示板30の面における開口窓31を挟んで対向する2つの半円部30a,30bには、それぞれ、「HOT」,「COLD」の文字がそれぞれ印字されたラベル34a,34bが貼り付けられており、2つのラベル34a,34bが回転方向に沿って配置されている。 ここで、冷温表示板30が、ラベル34aの貼り付けられた半円部30aを図31(b)中上側、ラベル34bの貼り付けられた半円部30bを図中下側にして、押釦14内に納装された状態で、冷温表示板30裏面の開口窓31に対して図中右側の部位に操作レバー3
    2が突設されている。

    【0072】また裏カバー3は実施形態4と略同様の形状であり、実施形態4では操作レバー32の操作部32
    aを冷温表示板30の回転方向を含む面内に突出させるため、円板部9の円周部と取付板50との間に鉛直下向きに開口する開口窓3aを設けているが、本実施形態では操作レバー32が冷温表示板30の回転方向を含む面と略直交する方向に突出しているので、裏カバー3の円板部9に操作レバー32の操作部32aを挿通させる略円弧状のガイド溝9bが穿設されている。 尚、操作レバー32にはガイド溝9bの幅よりも径の大きい鍔部32
    bが設けられており、押釦14を背面側に押し込んだ際に鍔部32bがガイド溝9bの縁に当接するので、押釦14の押し込み量を規制することができる。 また、円板部9の円周部と取付板50との間の開口窓3aは、円板部9の円周部から前面側に突設された側片9cによって閉塞されている。

    【0073】ここで、ガイド溝9bは鉛直方向下方に凸となる半円状に形成されており、操作レバー32の操作部32aをガイド溝9bの図31(b)中右端の位置まで移動させると、ラベル34aの貼り付けられた半円部30aが押釦14の透光窓14aに臨む位置まで移動し、透光窓14aを介してラベル34aの「HOT」という表示を読み取ることができる。 一方、操作レバー3
    2の操作部32aをガイド溝9bの図中左端の位置まで移動させると、ラベル34bの貼り付けられた半円部3
    0bが押釦14の透光窓14aに臨む位置まで移動し、
    透光窓14aを介してラベル34bの「COLD」という表示を読み取ることができる。 尚、ガイド溝9bの端面には、操作レバー32の操作部32aをガイド溝9b
    の右端又は左端の端部に移動させた状態で、操作部32
    aの周面と当接する突起9dが突設されているので、操作レバー32をガイド溝9b両端の位置に保持し、冷温表示板30が回転するのを防止できる。 また、操作レバー32の操作部32aをガイド溝9b両端の位置に移動させる際に、操作レバー32の操作部32aが突起9d
    を乗り越えて、クリック感が発生するので、操作レバー32の切換位置を容易に把握できる。 また、操作レバー32の操作部32aをガイドするガイド溝9bは円板部9に設けられており、ガイド溝9bを見ながら操作レバー32を操作することができるので、操作部32aの切換位置を容易に把握することができるから、操作性が向上する。

    【0074】ところで、本実施形態の自動販売機用スイッチAは、器体1内に押釦スイッチ11が4個納装され、各押釦スイッチ11を押し操作するための押釦14
    が4個設けられた4個用のスイッチを例にして説明したが、押釦スイッチ11や押釦14の個数を4個に限定する趣旨のものではなく、図32に示す自動販売機用スイッチAは、器体1内に押釦スイッチ11が1個納装され、押釦スイッチ11を押し操作するための押釦14が1個設けられた1個用のスイッチAの例である。

    【0075】(実施形態6)実施形態5の自動販売機用スイッチAでは、冷温表示板30の裏面に略棒状の操作レバー32を突設し、操作レバー32の操作部32aを冷温表示板30の回転方向を含む面と略直交する面に突出させており、裏カバー3の円板部9に操作部32aをガイドする鉛直方向下方に凸のガイド溝9bを形成しているが、本実施形態では図33(a)(b)に示すように、裏カバー3の円板部9に操作部32aをガイドする鉛直方向上方に凸のガイド溝9bを形成している。 尚、
    ガイド溝9b以外の構成は実施形態5の自動販売機用スイッチAと同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。

    【0076】ガイド溝9bは鉛直方向上方に凸となる半円状に形成されており、操作レバー32の操作部32a
    をガイド溝9bの図33(b)中右端の位置まで移動させると、ラベル34aの貼り付けられた半円部30aが押釦14の透光窓14aに臨む位置まで移動し、透光窓14aを介してラベル34aの「HOT」という表示を読み取ることができる。 一方、操作レバー32の操作部32aをガイド溝9bの図中左端の位置まで移動させると、ラベル34bの貼り付けられた半円部30bが押釦14の透光窓14aに臨む位置まで移動し、透光窓14
    aを介してラベル34bの「COLD」という表示を読み取ることができる。 ここで、実施形態5のようにガイド溝9bが鉛直方向下方に凸となっている場合は、ガイド溝9bの最下点に埃などが溜まりやすく、器体1の内部に埃などが侵入しやすいが、本実施形態ではガイド溝9bが鉛直方向上方に凸となっているので、鉛直方向下方に凸となっている場合に比べて、ガイド溝9bの両端部に埃が溜まりにくく、器体1内に埃などが侵入しにくくなっている。

    【0077】ところで、本実施形態の自動販売機用スイッチAは、器体1内に押釦スイッチ11が4個納装され、各押釦スイッチ11を押し操作するための押釦14
    が4個設けられた4個用のスイッチを例にして説明したが、押釦スイッチ11や押釦14の個数を4個に限定する趣旨のものではなく、図34に示す自動販売機用スイッチAは、器体1内に押釦スイッチ11が1個納装され、押釦スイッチ11を押し操作するための押釦14が1個設けられた1個用のスイッチAの例である。

    【0078】(実施形態7)実施形態5又は6の自動販売機用スイッチAでは、冷温表示板30の裏面に略棒状の操作レバー32を突設し、操作レバー32の操作部3
    2aを冷温表示板30の回転方向を含む面と略直交する面に突出させており、裏カバー3の円板部9に操作部3
    2aをガイドする鉛直方向下方又は上方に凸のガイド溝9bを形成しているが、本実施形態では裏カバー3の円板部9に鉛直方向と交差する方向に凸となる円弧状のガイド溝9bを形成している。 尚、ガイド溝9b以外の構成は実施形態5又は6の自動販売機用スイッチAと同様であるので、実施形態5又は6の自動販売機用スイッチAと同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。

    【0079】冷温表示板30は略円板状であって、円の中心を通る略矩形状の開口窓31が穿設されており、冷温表示板30前面における開口窓31を挟んで対向する2つの半円部30a,30bには、それぞれ、「HO
    T」,「COLD」の文字がそれぞれ印字されたラベル34a,34bが貼り付けられている。 ここで、冷温表示板30が、ラベル34bの貼り付けられた半円部30
    bを図35(a)中上側、ラベル34aの貼り付けられた半円部30aを図中下側にして、押釦14内に納装された状態で、冷温表示板30裏面の円周部における図中下側の部位に操作レバー32が背面側に向かって突設されている。

    【0080】一方、裏カバー3の円板部9には操作部3
    2aをガイドするガイド溝9bが設けられており、ガイド溝9bは背面側から見て図35(b)中左側に凸となっている。 ここで、操作レバー32の操作部32aをガイド溝9bの図中上側の端まで移動させると、ラベル3
    4aの貼り付けられた半円部30aが押釦14の透光窓14aに臨む位置まで移動し、透光窓14aを介してラベル34aの「HOT」という表示を読み取ることができる。 一方、操作レバー32の操作部32aをガイド溝9bの図中下側の端まで移動させると、ラベル34bの貼り付けられた半円部30bが押釦14の透光窓14a
    に臨む位置まで移動し、透光窓14aを介してラベル3
    4bの「COLD」という表示を読み取ることができる。

    【0081】ここで、ガイド溝9bは背面側から見て図中左側に凸となっているので、図中上側の端から図中下側の端に操作部32aを移動させる際は、操作部32a
    の自重によって操作部32aが図中下側の端まで自然落下するため、操作部32aの操作を容易に行うことができる。 尚、本実施形態では裏カバー3の円板部9に背面側から見て図中左側に凸となる円弧状のガイド溝9bを形成しているが、ガイド溝9bの形状を上記の形状に限定する趣旨のものではなく、鉛直方向と交差する方向に凸となる円弧状であればどのような形状でも良い。

    【0082】ところで、本実施形態の自動販売機用スイッチAでは、器体1内に押釦スイッチ11が複数個(例えば4個)納装され、各押釦スイッチ11を押し操作するための押釦14が複数個(例えば4個)取り付けられているが、押釦スイッチ11や押釦14の個数を4個に限定する趣旨のものではなく、図36は器体1内に押釦スイッチ11が1個納装され、押釦スイッチ11を押し操作するための押釦14が1個設けられた自動販売機用スイッチAの例である。

    【0083】(実施形態8)本実施形態の自動販売機用スイッチAを図37乃至図39を参照して説明する。 自動販売機用スイッチAの器体1は、前カバー2と裏カバー3との間に自動販売機本体Bの透光性を有する取付板50を挟んだ状態でねじなどを用いて取付板50に固定され、自動販売機用スイッチAの近傍には対応する商品が陳列されている。 尚、取付板50には後述する前カバー2の貫通孔6に連通する連通孔が穿孔されている。

    【0084】前カバー2は合成樹脂成形品からなり、背面が開口した略箱状であって前面が略矩形状に形成された主部4が複数個連結片4aを介して一列に連結され、
    各主部4の一辺に前面が略半円形に形成された張出部5
    を突設したような形状に形成されており、前カバー2の前面には前カバー2を貫通する断面略円形の貫通孔6が開口している。

    【0085】裏カバー3は合成樹脂成型品からなり、前面が開口した略箱状であって、背面が略矩形状に形成され一辺に略半月状の張出部8bが突設された主部8が複数個連結片を介して一列に連結されたような形状に形成されており、主部8には裏カバー3を貫通する略矩形状の窓孔10が形成されている。

    【0086】裏カバー3には、押釦スイッチ11や、発光ダイオード12a,12bなどが実装されたプリント基板13が取り付けられている。 プリント基板13における押釦14の中心に対応する部位には押釦スイッチ1
    1が実装され、押釦スイッチ11に対して図37(a)
    中下側には発光ダイオード12a,12bが上下に並べて実装されている。 尚、上側に実装された発光ダイオード12aは、点灯状態に応じて例えば販売可能状態を表示するための表示灯であり、下側に実装された発光ダイオード12bは、対応する商品の売り切れ時に点灯して売切状態表示(「売切」)を行うための表示灯である。

    【0087】また、前カバー2の貫通孔6には、押釦スイッチ11の押し操作部11aを押し操作するための押釦14が前後動自在に取り付けられている。 押釦14
    は、略円板状であって貫通孔6から前面側に露出する操作部15と、操作部15の円周部から背面側に垂下された側片16とを有している。 押釦14の裏面には断面略コ字状の中カバー18が取り付けられており、中カバー18の側片18a,18aは押釦スイッチ11の側面と当接しているので、押釦スイッチ11の側面に沿って押釦14を移動させることができる。 また、側片16の後縁には円周方向に突出する鍔部17が形成されているので、前カバー2の裏面側から貫通孔6内に、操作部15
    を前面側にして押釦14を挿入すると、鍔部17が貫通孔6の縁と係止して、押釦14の前面側への移動が規制され、抜け止めが行われる。

    【0088】ところで、押釦14は透光性を有する合成樹脂から形成されており、略半円状の透光窓14a及び発光ダイオード12a,12bからの光を透過させる透光部14b,14c以外の部位には例えばインモールドコーティングなどの技術を用いて表面に黒色の塗装が施されている。 尚、押釦14の裏面には、発光ダイオード12a,12bからの光をそれぞれ透光部14b,14
    cに導くリブ14d,14eが突設されており、リブ1
    4dによって発光ダイオード12a,12bからそれぞれ照射される光が分離されている。

    【0089】また押釦14の裏面における透光窓14a
    に対応する部位には、押釦14の裏面との間に略半円状のラベル35を保持する開閉扉36が開閉自在に取り付けられている。 押釦14の裏面と開閉扉36との間には冷温表示用のラベル35が保持されているので、透光窓14aを介してラベル35の表示を外部から読み取ることができる。 尚、開閉扉36の弦となる辺には略L字状の軸36a,36aが突設されており、軸36a,36
    aを押釦14に設けた軸受部(図示せず)に軸支することにより、開閉扉36が押釦14の裏面に開閉自在に取り付けられる。 また、開閉扉36には背面側に突出する操作つまみ43が突設されているので、操作つまみ43
    を用いて開閉扉36を容易に開閉させることができる。
    ここで、「HOT」,「COLD」などの文字がそれぞれ印字された表示内容の異なるラベル35が複数用意されているので、開閉扉36を開いてラベル35を交換するだけで、冷温表示の内容を容易に切り替えることができる。

    【0090】また、図37(a)に示すように前カバー2の張出部5と裏カバー3の張出部8bの位置を合わせて、前カバー2と裏カバー3とを結合すると、窓孔10
    が形成された裏カバー3の部位は、前カバー2の主部4
    から図中上方に突出しており、前カバー2の主部4から図中上方に突出する裏カバー3の部位には、透光性を有する樹脂から形成されたレンズ21が取り付けられている。 一方、裏カバー3の窓孔10内には窓孔10を塞ぐ蓋板42が開閉自在に取り付けられ、取付板50と蓋板42との間には対応する商品の価格を示す文字(「¥1
    20」)が記載されたラベル40が納められており、ラベル40の文字は取付板50及びレンズ21を介して自動販売機用スイッチAの外部より視認可能となっている。 ここで、蓋板42は両側辺に突設された軸42a,
    42aを器体1に設けた軸受部(図示せず)で軸支することにより、器体1に開閉自在に取り付けられている。
    また、蓋板42には背面側に突出する操作つまみ43が突設されているので、操作つまみ43を用いて蓋板42
    を容易に開閉させることができる。 したがって、表示内容の異なるラベル40を複数用意しておけば、蓋板41
    を開けてラベル40を交換するだけで、表示内容を容易に変更することができる。

    【0091】ところで、器体1の内部には、押釦14の側片16と前カバー2の貫通孔6との間の隙間から器体1の内部に水などの異物が浸入するのを防止する防水パッキン20が設けられている。 防水パッキン20は略円環状であって、防水パッキン20の一方の円周部は貫通孔6の内面に接合され、他方の円周部は側片16の内面に接合されている。 而して、防水パッキン20により押釦14の側片16と前カバー2の貫通孔6との間の隙間がシールされ、器体1の内部に水などの異物が浸入するのを防止することができる。 また、押釦14を前面側から背面側に押し操作すると、防水パッキン20が押し撓められるので、防水パッキン20の弾性力により押釦1
    4を復帰位置に移動させる復帰力を与えることができる。 尚、図示は省略するが、押釦14と裏カバー3との間に、押釦14の押し操作時に撓められ、弾性力が蓄えられるコイルばねを配置し、コイルばねと防水パッキン20の弾性力によって押釦14を復帰位置に移動させる復帰力を押釦14に与えるようにしても良い。

    【0092】尚、上述の各実施形態では情報表示部の表示内容として冷温表示や価格表示を例に説明したが、表示内容を上記の内容に限定する趣旨のものではなく、対応する商品に関する情報であればどのような情報でも良い。

    【0093】

    【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、1乃至複数の商品が陳列される商品陳列部を前面に有し該商品陳列部が透光性を有する前面パネルによって閉塞された自動販売機本体の前面に各商品に対応して設けられ、
    操作によって指定された商品を販売するための選択操作部が設けられたカバー、及び、選択操作部の選択操作に応じて操作される選択スイッチを収納するボディから構成されるスイッチ本体と、カバー及びボディの間に前面パネルを挟持した状態でスイッチ本体を自動販売機本体に取り付けるための固定用部材とを備えて成ることを特徴とし、スイッチ本体はカバーとボディとに分離されており、固定用部材を用いてカバーとボディとの間に前面パネルを挟持した状態で前面パネルに取り付けられているので、メンテナンス時はボディのみ又はカバーのみを交換することができ、スイッチ本体毎を交換する場合に比べてメンテナンス費用を安くできるという効果がある。

    【0094】請求項2の発明は、請求項1の発明において、複数のボディをボディ連結部を介して一列に連結するとともに、複数のカバーをボディ連結部に対向配置されるカバー連結部を介して一列に連結してスイッチ本体を構成し、スイッチ本体の内部に複数の選択スイッチを収納して成ることを特徴とし、複数のボディがボディ連結部を介して連結されると共に、複数のカバーがカバー連結部を介して連結されており、スイッチ本体に複数の選択操作部及び選択スイッチが設けられているので、複数の選択操作部及び選択スイッチの取付作業を一度に行うことができ、取付作業の作業性が向上するという効果がある。

    【0095】請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記固定部材は、ボディとカバーとをねじ結合するねじ部材からなることを特徴とし、取付作業を容易に行えるという効果がある。

    【0096】請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記ねじ部材は、ボディ及び前面パネルにそれぞれ穿設したねじ挿通孔を通して、カバーに設けたねじ孔に螺合する固定ねじからなることを特徴とし、請求項3の発明と同様の効果を奏する。

    【0097】請求項5の発明は、請求項3の発明において、カバーの背面側にボディ及び前面パネルにそれぞれ穿設した挿入孔に挿入される略円筒状の筒部を突設し、
    該筒部の周面にねじ部を設け、前記ねじ部材を、有底円筒状であって、筒部のねじ部に螺合するねじ部が周面に形成されたキャップ部材から構成したことを特徴とし、
    請求項3の発明と同様の効果を奏する。

    【0098】請求項6の発明は、請求項1の発明において、カバーの背面側にボディ及び前面パネルにそれぞれ穿設した挿入孔に挿入される略円筒状の筒部を突設し、
    該筒部に一端が背面側に開放され周方向に沿って走る被係止溝を設け、前記固定部材を、有底円筒状であって被係止溝と嵌合する係止突起が内周面に突設されたキャップ部材から構成したことを特徴とし、カバーに設けた被係止溝とキャップ部材の係止突起とを嵌合することによって、カバーとボディとが結合されるので、別途の部材や工具を必要とすることなく、ワンタッチで取付作業を行えるという効果がある。

    【0099】請求項7の発明は、請求項5又は6の発明において、複数のボディをボディ連結部を介して一列に連結するとともに、複数のカバーをボディ連結部に対向配置されるカバー連結部を介して一列に連結してスイッチ本体を構成し、スイッチ本体の内部に複数の選択スイッチが実装されたプリント基板を収納し、該プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位を通すための切欠部を前記筒部の周面に形成したことを特徴とし、プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位は筒部の周面に設けた切欠部に配置されるので、複数の選択スイッチを1枚のプリント基板に実装することができ、複数の選択スイッチを別々のプリント基板に実装する場合に比べてプリント基板の取り付けの手間を少なくできるという効果がある。

    【0100】請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位がボディ連結部内に納装されることを特徴とし、ボディ連結部をプリント基板の収納部に兼用できるという効果がある。

    【0101】請求項9の発明は、請求項5の発明において、前記筒部の背面に対向配置され、前記筒部の内側への撓み量を規制するリブをボディに設けたことを特徴とし、リブによって筒部の内側への撓み量が規制されるから、筒部が内側に撓むことによってキャップ部材の締め付け強度が低下するのを防ぐことができ、締め付け強度を十分確保できるという効果がある。

    【0102】請求項10の発明は、請求項7の発明において、前記プリント基板がMIDからなることを特徴とし、請求項7の発明と同様の効果を奏する。

    【0103】請求項11の発明は、請求項2の発明において、対応する商品の情報を表示する情報表示板を取り付ける取付手段をボディ連結部に設けたことを特徴とし、選択操作部毎に情報表示板を取り付けることができるから、商品選択時に選択操作部の押し間違えが発生するのを防止でき、且つ、ボディ連結部に取付手段を設けているので、ボディ連結部を有効に利用できるという効果がある。

    【0104】請求項12の発明は、請求項11の発明において、両端に位置するボディ及びボディ連結部に、複数のボディの連結方向と略直交する方向に突出する支持リブを設け、前記取付手段は、各支持リブにおける隣接する支持リブとの対向面にそれぞれ形成され、情報表示板の端縁と係止する係止溝からなることを特徴とし、係止溝と情報表示板の端縁とを係止することにより、別途の部材や工具を必要とすることなく、情報表示板を容易に取り付けることができるという効果がある。

    【0105】請求項13の発明は、請求項1の発明において、選択スイッチの信号を出力するための信号線を固定するケーブル固定片をボディの背面に突設したことを特徴とし、信号線をケーブル固定片に固定できるから、
    信号線が撓むことはなく、外観の見栄えを良くできるという効果がある。

    【0106】請求項14の発明は、請求項7の発明において、外部からの信号線が着脱自在に接続されるコネクタをプリント基板に設けたことを特徴とし、信号線の着脱作業を容易に行えるという効果がある。

    【0107】請求項15の発明は、請求項14の発明において、前記プリント基板における各選択スイッチの実装部位の間の部位がボディ連結部内に配置され、前記コネクタはボディ連結部内に配置されるプリント基板の部位に実装されることを特徴とし、ボディ連結部に配置されるプリント基板の部位を有効に利用することができるという効果がある。

    【0108】請求項16の発明は、請求項5又は6の発明において、前記キャップ部材の底面に工具の先端と係止する工具係止部を形成したことを特徴とし、工具を用いてキャップ部材の着脱作業を行うことができ、着脱作業の作業性が向上し、且つ締付トルクを十分確保できるという効果がある。

    【0109】請求項17の発明は、請求項1の発明において、前記選択操作部は、カバーに穿設された釦挿通孔に挿通され、釦挿通孔から操作面が露出する操作釦を有し、操作釦の背面周縁部から背面側に向かって突出する弾性係止片を突設し、該弾性係止片の先端に釦挿通孔の端縁と係止する係止爪を設けたことを特徴とし、操作釦は係止爪と釦挿通孔の端縁とを係止させることによってカバーに取り付けられるので、係止爪と釦挿通孔の端縁との係止状態を解除することにより、操作釦をカバーから容易に取り外すことができ、操作釦が破損した場合には操作釦のみを交換することができるから、メンテナンス費用を低減できるという効果がある。

    【0110】請求項18の発明は、請求項1の発明において、選択操作部の操作面から目視可能な状態で選択操作部に設けられ、対応する商品の情報を表示する情報表示部を備え、前記情報表示部を、複数の表示内容を有する表示手段と、表示手段の表示内容の内、自動販売機の外部より目視可能な状態にする表示内容を選択的に切り換える表示切換手段とで構成することを特徴とし、商品に関する情報を表示する情報表示部は、各選択操作部の操作面から目視可能な状態で各選択操作部に設けられており、情報表示部は対応する選択操作部と同じ場所に設けられているから、選択操作部を操作する際に情報表示部を見間違える虞がなく、選択操作部の押間違えを防止することができ、且つ、表示手段には複数の表示内容が予め用意されており、表示切換手段を用いて複数の表示内容から自動販売機の外部より目視可能な状態にする表示内容を選択的に切り換えることによって、表示手段の表示内容を変更しているので、表示内容の変更作業を容易に行えるという効果がある。

    【0111】請求項19の発明は、請求項18の発明において、表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は、回転表示体の回転方向を含む面内において選択操作部に設けた鉛直下向きに開口する開口窓から外部に突出することを特徴とし、選択操作部の操作面の裏側面と対向する回転表示体の面には複数の表示部が円周方向に沿って設けられているので、操作レバーを用いて回転表示体を回転させることによって、自動販売機の外部より目視可能となる位置にある表示部を切り換えることができるから、表示手段の表示内容を容易に変更することができ、且つ、操作レバーの他端は選択操作部に設けた鉛直下向きに開口する開口窓から突出しており、開口窓は鉛直下向きに開口しているので、埃などが選択操作部の内部に侵入するのを防止できるという効果がある。

    【0112】請求項20の発明は、請求項18の発明において、表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出し、円弧状であって鉛直方向下方に凸のガイド溝を選択操作部に設け、操作レバーの他端をガイド溝から外部に突出させてなることを特徴とし、選択操作部の操作面の裏側面と対向する回転表示体の面には複数の表示部が円周方向に沿って設けられているので、操作レバーを用いて回転表示体を回転させることによって、自動販売機の外部より目視可能となる位置にある表示部を切り換えることができるから、表示手段の表示内容を容易に変更することができ、且つ、操作レバーの他端は、選択操作部に設けた鉛直方向下方に凸の円弧状のガイド溝内に挿入され、回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出しており、操作レバーを操作する際に、
    操作レバーの他端をガイドするガイド溝が見えるので、
    操作レバーの切換位置を容易に把握することができ、操作レバーの操作性が向上するという効果がある。

    【0113】請求項21の発明は、請求項18の発明において、表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出し、円弧状であって鉛直方向上方に凸のガイド溝を選択操作部に設け、操作レバーの他端をガイド溝から外部に突出させてなることを特徴とし、選択操作部の操作面の裏側面と対向する回転表示体の面には複数の表示部が円周方向に沿って設けられているので、操作レバーを用いて回転表示体を回転させることによって、自動販売機の外部より目視可能となる位置にある表示部を切り換えることができるから、表示手段の表示内容を容易に変更することができ、且つ、操作レバーの他端は、選択操作部に設けた鉛直方向上方に凸の円弧状のガイド溝内に挿入され、回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出しており、操作レバーを操作する際に、
    操作レバーの他端をガイドするガイド溝が見えるので、
    操作レバーの切換位置を容易に把握することができ、操作レバーの操作性が向上するという効果がある。 しかも、ガイド溝が鉛直下方に凸となっている場合は、ガイド溝の最下点に埃などが集まるため、埃などが溜まりやすく、ガイド溝から選択操作部内に埃などが侵入する虞があるが、ガイド溝は鉛直上方に凸となっているので、
    鉛直下方に凸となっている場合に比べて、ガイド溝の最下点に埃などが溜まりにくく、ガイド溝から選択操作部内に埃などが侵入するのを防止できるという効果もある。

    【0114】請求項22の発明は、請求項18の発明において、表示手段は、選択操作部の操作面の背面側に配置され、選択操作部の操作面と略平行な面内において回動自在に選択操作部に取り付けられた回転表示体を具備し、操作面の背面と対向する回転表示体の面には、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数の表示部が回転方向に沿って配置されており、表示切換手段は、一端が回転表示体に結合され、操作に応じて所定の表示部が自動販売機の外部より目視可能となる位置に回転表示体を回転させる手動操作用の操作レバーからなり、操作レバーの他端は回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出し、円弧状であって鉛直方向に対して交差する方向に凸となるガイド溝を選択操作部に設け、操作レバーの他端をガイド溝から外部に突出させてなることを特徴とし、選択操作部の操作面の裏側面と対向する回転表示体の面には複数の表示部が円周方向に沿って設けられているので、操作レバーを用いて回転表示体を回転させることによって、自動販売機の外部より目視可能となる位置にある表示部を切り換えることができるから、表示手段の表示内容を容易に変更することができ、且つ、操作レバーの他端は、選択操作部に設けた鉛直方向上方に凸の円弧状のガイド溝内に挿入され、回転表示体の回転方向を含む面と略直交する方向に突出しており、操作レバーを操作する際に、操作レバーの他端をガイドするガイド溝が見えるので、操作レバーの切換位置を容易に把握することができ、操作レバーの操作性が向上するという効果がある。 しかも、ガイド溝は鉛直方向に対して交差する方向に凸となっているので、操作レバーの他端をガイド溝の鉛直上側の端から鉛直下側の端へ移動させる際に、操作レバーを自重により自然落下させることができ、操作レバーの操作を容易に行えるという効果もある。

    【0115】請求項23の発明は、請求項18の発明において、表示手段は、異なる表示内容がそれぞれ表示された複数のラベルからなり、表示切換手段は、選択操作部の裏面に対して開閉自在に設けられ選択操作部の裏面との間で何れかのラベルを保持する開閉扉からなることを特徴とし、表示内容の異なるラベルが複数用意されているので、開閉扉を開いてラベルを交換するだけで、表示内容を容易に変更することができ、且つ、選択操作部に開閉扉を設けているだけなので、表示切換手段を簡単な構成で実現できるから、表示切換手段を収納するスペースを小さくでき、設計の自由度が向上するという効果がある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】実施形態1の自動販売機用スイッチを前面側から見た分解斜視図である。

    【図2】同上の自動販売機用スイッチを背面側から見た分解斜視図である。

    【図3】(a)は同上の正面図、(b)は同上の側面図、(c)は同上の下面図である。

    【図4】同上の背面図である。

    【図5】同上の一部省略せる断面図である。

    【図6】同上を自動販売機本体に取り付けた状態を背面側から見た斜視図である。

    【図7】同上のカバー側ブロックを示し、(a)は正面図、(b)は一部破断せる下面図である。

    【図8】同上のカバー側ブロックを背面側から見た図である。

    【図9】同上のカバー側ブロックを示す分解斜視図である。

    【図10】同上のカバー側ブロックを示す分解斜視図である。

    【図11】同上のボディ側ブロックを示し、(a)は正面側から見た図、(b)は一部破断せる下面図である。

    【図12】同上のボディ側ブロックを背面側から見た図である。

    【図13】同上の自動販売機用スイッチを示し、(a)
    は一部省略せる正面図、(b)は一部省略せる背面図である。

    【図14】同上に用いるキャップを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図である。

    【図15】同上に用いるキャップの取付方法を説明する説明図である。

    【図16】同上の内部回路図である。

    【図17】同上の自動販売機用スイッチに信号線を配線した状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、
    (c)は背面図である。

    【図18】同上の別の自動販売機用スイッチを示し、
    (a)は正面図、(b)は一部破断せる下面図である。

    【図19】同上に用いる押釦を示し、(a)は一部省略せる側面図、(b)は一部省略せる断面図である。

    【図20】実施形態2の自動販売機用スイッチを示し、
    (a)は一部破断せる下面図、(b)は背面図である。

    【図21】実施形態3の自動販売機用スイッチの一部破断せる下面図である。

    【図22】同上の背面図である。

    【図23】同上に用いるキャップを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。

    【図24】同上の要部拡大図である。

    【図25】実施形態4の自動販売機用スイッチを示し、
    (a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側から見た断面図、(d)は裏面図である。

    【図26】同上の要部拡大図である。

    【図27】同上の自動販売機本体への取付状態を示し、
    (a)は正面図、(b)は裏面図である。

    【図28】同上の別の自動販売機用スイッチの正面側から見た分解斜視図である。

    【図29】同上の裏面側から見た分解斜視図である。

    【図30】同上の裏面側から見た斜視図である。

    【図31】実施形態5の自動販売機用スイッチを示し、
    (a)は右側から見た断面図、(b)は裏面図である。

    【図32】同上の別の自動販売機用スイッチの裏面側から見た斜視図である。

    【図33】実施形態6の自動販売機用スイッチを示し、
    (a)は右側から見た断面図、(b)は裏面図である。

    【図34】同上の別の自動販売機用スイッチの裏面側から見た斜視図である。

    【図35】実施形態7の自動販売機用スイッチを示し、
    (a)は右側から見た断面図、(b)は裏面図である。

    【図36】同上の別の自動販売機用スイッチの裏面側から見た斜視図である。

    【図37】実施形態8の自動販売機用スイッチを示し、
    (a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側から見た断面図である。

    【図38】同上の裏面図である。

    【図39】同上の裏面側から見た斜視図である。

    【図40】従来の自動販売機用スイッチを用いた自動販売機の外観斜視図である。

    【図41】同上の自動販売機用スイッチの分解斜視図である。

    【図42】同上の自動販売機用スイッチを示し、(a)
    は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は背面図である。

    【符号の説明】

    A 自動販売機用スイッチ B 自動販売機本体 1 器体 11 押釦スイッチ 13 プリント基板 14 押釦 50 取付板 60 ボディ側ブロック 61 カバー側ブロック 64e リブ 64f ねじ部 68 キャップ

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川尻 泰三 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業株 式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 CA02 EA03 EA08 EB01 EB06 FB02 FB03

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