首页 / 专利库 / 银行与财务事项 / 别名映射 / Digital video special effector

Digital video special effector

阅读:983发布:2020-11-16

专利汇可以提供Digital video special effector专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To obtain a digital video special effector, capable of generating an illumination effect with high cost efficiency and few alias distortions. CONSTITUTION: When an input video pixel is stored in memory 13, selectively addressed to the memory according to a function to decide an object surface and an output pixel to represent an original video which is mapped on the object surface is generated, intensity of the original pixel is corrected before the output pixel is written in the memory by a writing side illumination effect processor 19. The original video is divided into many tiles, and mapping of corner of the tiles to the object surface is calculated 32 and vertical lines to respective pixels are calculated. A scalar product of the vertical lines is calculated, an illumination intensity correction coefficient is generated 33 along with the other coefficients, and the illumination effect processor is controlled by the coefficient.,下面是Digital video special effector专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ピクセルのアレイより成る原ビデオ映像を物体面上にマッピングして出力映像を作成するデジタルビデオ特殊効果装置であって、上記原ビデオ映像より導出したピクセルのアレイを一時的に記憶するメモリと、上記物体面を定める表面関数を規定するための制御手段と、上記メモリからピクセルをマッピングして、上記物体面上にマッピングされた原ビデオ映像を表す出力ピクセルを作成するための読出しアドレスを計算するアドレス手段とを具え、 メモリに書込む前に原ビデオ映像からピクセルを修正する書込み側照明効果手段を有することを特徴とするデジタルビデオ特殊効果装置。
  • 【請求項2】 上記原映像を複数のタイルに論理的に区分して各タイルを上記原映像のピクセル・アレイに対応させるマッピング手段を有し、該マッピング手段は、上記表面関数に応答して上記タイルのコーナーを上記物体面にマッピングする座標を計算するものである請求項1
    の装置。
  • 【請求項3】 上記照明効果手段は、照明係数発生器により作成された照明係数に応答して、上記原映像からのピクセルの強度を選択的に修正する照明効果処理器を具え、上記照明係数発生器は、上記マッピング手段が発生したマッピングされたタイルの座標から、上記原映像の各ピクセルに対しピクセル強度修正係数を発生する手段を有する請求項2の装置。
  • 【請求項4】 上記照明係数発生器は、2つのベクトルのベクトル積を計算することにより各タイルに対する垂線を決定する手段を有し、上記ベクトルの各々は、該タイルの対角線上に向き合うコーナーのマッピングされた座標に関して定められる請求項3の装置。
  • 【請求項5】 上記照明係数発生器は、複数のタイル垂線を補間することによりマッピングされた各ピクセルに対する垂線を決定する手段を有する請求項3又は4の装置。
  • 【請求項6】 上記照明係数発生器は、上記物体面上にマッピングされたピクセルの座標と光源の座標とからピクセル及び光源間の距離を決定する手段を有する請求項3〜5のいずれか1項の装置。
  • 【請求項7】 上記照明係数発生器は、ピクセルが属するタイルに対しマッピングされたタイルコーナーの座標値を補間することにより各ピクセルに対しマッピングされた座標を決定する手段を有する請求項6の装置。
  • 【請求項8】 ピクセル強度修正係数(IF)が次式によって定められる請求項3〜7のいずれか1項の装置 【数1】 ただし、 N. Lは補間されたピクセル垂線Nと照明ベクトルLとのスカラー積、 I dは発散光源の強さ、 I aは周囲光源の強さ、 K dは反射係数、 dはピクセル及び光源間の距離、 dφは定数をそれぞれ表すものとする。
  • 【請求項9】 上記照明効果手段は、上記メモリに書込む前にピクセルを濾波するためにピクセルをフィルタに出力し、該フィルタは、上記ピクセルが属するタイルに対する局部圧縮率に従って変化するフィルタ特性を適用するものである請求項2〜8のいずれか1項の装置。
  • 【請求項10】 タイルコーナー座標値に応答してそれぞれのタイルに対するフィルタ圧縮率を発生する圧縮率発生手段を有する請求項9の装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号で表される画像を処理するデジタルビデオ特殊効果装置、詳しくは該装置に照明効果を与えることに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】デジタルビデオ信号で表される画像を処理する技術は、十分に確立されている。 その処理は大体、次のようにして行われる。 まず、アナログビデオ信号をサンプリングしてデジタル化し、各サンプルを8又は10ビットの2進ワードに変換する。 次いで、デジタル化した信号のフィールド又はフレームをメモリに記憶させ、該メモリに対する読出し又は書込みを制御して、
    各フィールド又はフレームから、入ビデオ信号によって表される画像とは異なる、少なくとも1つの幾何学的パラメータが変更された画像を作成する。 幾何学的パラメータとは、例えば、画像の1以上3までの軸に沿う位置及び(又は)画像の1以上の軸の回りの位置などである。 他のパラメータとしては、画像の(平及び(又は)垂直方向における)サイズ、画像の剪断変形の程度、画像の遠近感がある。

    【0003】図1は、画像処理を行う一般的なデジタルビデオ特殊効果装置の全体を示す簡略化したブロック図である。 これより図1について説明する一般的な装置は、デジタルビデオ特殊効果設備の種々の公知の適当な項目が具体化されているものであって、その構成及び動作は当業者に周知である。 デジタルビデオ特殊効果装置は、図1に10で示すデジタルビデオ(特殊)効果ユニット及び制御ユニット24より成っている。

    【0004】処理しようとする画像P 1を表すビデオ信号V 1が、デジタルビデオ効果ユニット10に点11より入力される。 この従来のデジタルビデオ効果ユニットでは、入力画像P 1の処理は、メモリ13に対する読出しアドレスを制御して行っている。 ただし、書込みアドレスをマッピングすることも公知である。 この読出しアドレスの制御は、アドレス発生器20によって行う。 上記のマッピング(配置)過程は画像の圧縮を含み、画像を圧縮すると、補正手段を講じない限りエイリアシング(重複歪み)を生じ出力映像の質が低下するので、圧縮の影響を補償するためフィルタ12が設けられている。
    フィルタ制御器18は、画像の局部区域に対する圧縮度を表す局部圧縮率を決定し、これらの局部圧縮率は、画像のそれぞれの区域に適切な濾波量を適用するようにフィルタ12を制御するのに使用される。

    【0005】ピクセル(画素)補間器(PI)14は、
    アドレス発生器20が、メモリ13における記憶位置と出力ピクセルとの間に1対1のマッピングを生じない場合に、出力ピクセル値を計算できるように設けられている。

    【0006】同期遅延器15は、メモリ13からのデータ出力をフレーム同期情報に揃えるものである。 デジタル線形キーヤー16は、メモリ13からのデータ出力(これは前景情報を表す。)を背景(キーヤー16に入力される信号Bで表す。)内に挿入して出力画像P 2を表す出力ビデオV 2を作成する。 キー処理器22は、デジタル線形キーヤー16の動作を制御する。 デジタルビデオ効果ユニット10は、制御ユニット24によって制御される。 制御ユニット24は、適切な制御ソフトウェアをもつ従来のパーソナル・コンピュータ又はコンピュータ・ワークステーションでよいが、そうでなくてもよい。

    【0007】上述した構成の公知のデジタルビデオ特殊効果装置は、極めて質が高いビデオ出力をもつ高精細度ビデオの3次元線形処理を行うことができる。 しかし、
    この公知の装置は、ビデオの線形処理に動作が限られており、ビデオ面感マッピング又は非線形面に合わせた自由な形作りに適しない。

    【0008】「ビデオ面感(texture)マッピング」は、映像の3次元面上へのマッピングを図形で説明するのに用いるコンピュータ・グラフィックスから出てきた用語である。 最初、この技法は、所望の効果を得るのに適切な映像がマッピングされた面の状態(感じ)をシミュレートするために開発された。 しかし、それは、
    他の映像をマッピングして他の効果を作成するためにも使用されてきた。 例えば、1990年Addison
    Wesley社発行Foley,Van Dam,Fe
    iner及びHughes諸氏による第2版「コンピュータ・グラフィックス、原理と実際」という図書の図版を参照されたい。 しかし、コンピュータ・グラフィックス機器では、かようなビデオ面感マッピングは、めったに実時間では行われない。

    【0009】

    【発明が解決しようとする課題】ビデオ面感マッピングの外に、照明効果を与えて(照明強度を修正して)現実性を強調したいことがよくある。 照明効果を与えるための若干の異なる技法が知られている。 照明効果を与える技法の例が、Phong技法として知られるものを含めて、上述のFoley,Van Dam,Feiner
    及びHughs諸氏による図書の第16章に記載されている。 照明効果は従来、図形やビデオ映像を処理する最後の段階で与えられていた。 かような技術は、光線トレース技法を用いる機器において実施することができる。
    光線トレース技法に基く照明モデルは、顕著な結果を生じるものの、極端に計算集約的である。 光線トレース技法に基く実時間照明モデルを実現するには、多量のハードウェアを必要とする。

    【0010】したがって、本発明の課題は、費用効率のよい照明効果を発生できるデジタルビデオ特殊効果装置を提供することである。

    【0011】

    【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれば、ピクセル・アレイより成る原ビデオ映像を対象物体面上にマッピングして出力映像を作成するためのデジタルビデオ特殊効果装置が提供され、この装置は、原ビデオ映像から取出したピクセル・アレイを一時的に記憶するメモリと、物体面を定める表面関数を規定する制御手段と、メモリからピクセルをマッピングして物体面上にマッピングされた原ビデオ映像を表す出力ピクセルを作成するための読出しアドレスを計算するアドレス手段とを具え、メモリに書込む前に原ビデオ映像からのピクセルを修正する書込み側照明効果手段があることが特徴である。

    【0012】したがって、本発明による装置では、照明処理は書込み側処理として行われる(すなわち、原ビデオ映像からのピクセル値をメモリに入れる前に、ピクセル値に対して照明処理を行う。)。 このように書込み側処理として配置すると、光線トレース技法の一部として読出し側処理をするより少ない量のハードウェアで照明効果を与えることができる。 本発明による書込み側照明処理は、原ビデオ映像を非線形物体面上にマッピングするデジタル特殊効果装置に適用できる。 しかし、本発明は、そのような非線形物体面に対するマッピングに限らず、線形物体面上にマッピングするデジタルビデオ特殊効果装置にも適用できる。

    【0013】マッピング手段は、原映像を複数のタイルに論理的に分割し、表面関数に応答して物体面上へタイルコーナーをマッピングする座標を計算するのがよい。
    照明効果手段は、照明係数(L.F.)発生器からの照明係数に応答する照明効果処理器を有するのがよい。 照明係数発生器は、マッピングされたタイルコーナーの座標から各タイルの各ピクセルに対する照明係数を発生する手段を有するのがよい。

    【0014】照明係数発生器は、マッピング手段が作成したタイルコーナー座標に応答して各タイルに対する垂線を発生するのがよい。 照明係数発生器はまた、タイルの各ピクセルに対し周囲のタイル垂線から補間された垂線を発生するのがよい。

    【0015】照明係数発生器は更に、物体面上にマッピングされたタイルの各ピクセルに対するピクセル座標を、マッピングされたタイルコーナー点の座標を補間することにより、計算して発生するのがよい。 照明係数発生器は、補間された垂線及び各ピクセルの座標から、各ピクセルに対する強度乗数(照明強度修正係数)を計算するのがよい。

    【0016】強度乗数(IF)は、次の関係式より定めるのがよい(後述参照)。

    【数2】

    ただし、N. Lはタイルへの垂線及び照明ベクトルのスカラー積、I

    dは発散光源の強さ、I

    aは周囲光源の強さ、K

    dは反射係数、dはピクセル及び光源間の距離、


    dφは定数をそれぞれ表すものとする。

    【0017】書込み側処理として照明効果処理を行うことにより、メモリに入れる前に照明効果によって修正されたピクセルを濾波することが可能となる。 したがって、照明効果手段は、メモリに蓄積する前にピクセルを濾波するため、フィルタにピクセルを出力する。 フィルタは、ピクセルが属するタイルに対する局部圧縮率に従って変わるフィルタ特性を適用する。 メモリ蓄積前にピクセルを濾波することにより、タイルに基く照明効果処理のために感知されるかも知れないエイリアシング現象を軽減することができる。

    【0018】マッピング手段により発生されるマッピングされたタイルコーナー座標値に応答する圧縮率(S.
    F. )発生手段は、フィルタを制御してそれぞれのタイルに対し適正な濾波を行うために設けるのがよい。

    【0019】

    【実施例】以下、図面により本発明を具体的に説明する。 本発明による映像処理装置は、光線トレース技法(後述参照)を用いることにより、原ビデオ映像を3次元非線形面上に実時間でマッピングすることができる。
    このマッピングを行う前に、ビデオ映像をマッピングしようとする対象物体面を定めなければならない。 本発明の好適な具体構成では、この物体面をいわゆる「ベジエ面」で定義する。

    【0020】本発明によるデジタルビデオ特殊効果装置の例を説明するに先立ち、ベジエ曲線及びベジエ面の概念を簡単に述べる。 この曲線及び面の構成方法は、車体の設計に使用するためフランスの技術者ベジエ(Bez
    ier)によって開発されたものである。 ベジエ曲線は、1組の制御点から多項式関数を作成することによって構成される2次元曲線である。

    【0021】図2は、4つの制御点P 0 ,P 1 ,P 2
    3により定められるベジエ曲線C 0を示す。 これらの座標点から、入力制御点P k (ただし、P k =(x k
    k ,z k ),k=0,1,2,3)に適合する曲線に対する3変数方程式を表すベジエ座標関数P(u)を計算することができる。 このベジエ座標関数は、次式により計算できる。

    【数3】

    ただし、uはP

    0 (u=0)からP

    3 (u=1)までの曲線に沿う距離であり、各B

    kn (u)は「混合関数(blending function)」と呼ばれ次式で定義される多項式関数である。 B

    kn (u)=C(n,k)u

    k (1−u)

    nk ‥‥(2) ここに、C(n,k)は2項係数を表す。

    【数4】

    【0022】ベジエ曲線の重要な特性は、それが制御点によって定められる凸(多角)外郭内に位置することである。 ベジエ曲線のもう1つの重要な特性は、終端点における曲線の接線が、その終端制御点と隣りの制御点とを結ぶ線に沿うことである。 したがって、第1のベジエ曲線と第2のベジエ曲線を終端点で連続させるには、2
    つの曲線の共通終端点とそれぞれの隣接制御点がすべて一直線上にあるようにするだけでよい。 これを図2において曲線C 0及びC 1並びに制御点P 2 ,P 3 ,P 4で示す。

    【0023】ベジエ曲線の他の特徴は、1つのベジエ曲線を分割して2つのベジエ曲線を発生できることである。 図3は、ベジエ曲線C 0を2分割して作られるベジエ曲線C left及びC rightに対する制御点の発生を示す。 左側曲線C leftに対する制御点はL 0 ,L 1 ,L
    2 ,L 3であり、右側曲線C rightに対する制御点はR
    0 ,R 1 ,R 2 ,R 3である。 図3を調べると、これらの制御点は次の方程式によって定められることが分かるであろう。 L 0 =P 03 =P 31 =(P 1 +L 0 )/2 R 2 =(R 3 +P 2 )/2 L 2 =((P 2 +P 1 )/2+L 1 )/2 R 1 =((P 2 +P 1 )/2+R 2 )/2 L 3 =(L 2 +R 1 )/2 R 0 =L 3

    【0024】単に足して2で割ることにより、最初のベジエ曲線から2つの新しいベジエ曲線を発生できる点に留意されたい。 したがって、2進方式では、新しいベジエ曲線を簡単な加算及びシフト動作の組合せにより発生することができる。

    【0025】ベジエ面は、適切な入力制御点によって指定される2のベジエ曲線により定められる。 図4は、小さい+記号で表された制御点に関しこの方法を用いて発生された面を示す。 同図におけるほぼ水平な線分gh及びほぼ垂直な線分gvは、それぞれ次の多項式で定められる面の上における一定緯度及び経度の線(u及びv)
    を描いている。

    【数5】

    【0026】ベジエ曲線及びベジエ面に関するこれ以上の情報を求める読者は、1990年Addison W
    esley社発行Foley,Van Dam,Fei
    ner及びHughes諸氏による第2版「コンピュータ・グラフィックス、原理と実際」という図書の第11
    章を参照されたい。

    【0027】図6は、本発明によるデジタルビデオ特殊効果装置の例を示すブロック図である。 デジタルビデオ効果ユニット30は、原映像入力点11、フィルタ1
    2、ピクセル補間器14の付いたメモリ13、同期遅延回路15及びデジタルキーヤー17を含む従来技術と類似のビデオ(信号)路を有する。 デジタルビデオ効果ユニット30は更に、映像処理路におけるフィルタ12及びメモリ13の前に配置された照明効果処理器19を有する。 すなわち、照明処理は、メモリ13に関して書込み側で行われる。 デジタルビデオ効果ユニット30は、
    ワークステーション(制御ユニット)25によって制御される。 ワークステーション25には、原ビデオ映像をマッピングすべき、物体面を表面関数、ここではベジエ面関数に基いて定めるためのソフトウェアが組込まれる。 ワークステーションの出力には、それらの面に対するベジエ制御点(例えば図2に示す点P 0 ,P 1
    2 ,P 3 )の座標が含まれる。 照明効果処理器19の動作を制御するため、照明係数(L.F.)発生器33
    が設けられる。 圧縮率(S.F.)発生器34は、フィルタ12の動作を制御する。 L. F. 及びS. F. 発生器は共に、タイルマッパー32に応動する。 タイルマッパー32並に、メモリ13及びキーヤー17をそれぞれ制御するアドレス発生器21及びキー処理器23は、ワークステーション25からのベジエ制御点データに応動するように構成されており、これを次に詳細に説明する。 おおまかにいえば、タイルマッパー32、アドレス発生器21及びキー処理器23はそれぞれ、制御点を用いて入力映像の書込み側処理、メモリの読出し側アドレス指定、キーヤー17の動作を制御する。

    【0028】入力ビデオ映像の書込み側処理は、原映像空間を複数のタイルtより成る方形として処理することによって制御される(1つのタイルは、ピクセルPのグループより成る原映像空間の1分割区域である。)。

    【0029】図5は、この原映像空間(領域)のタイルを示すものである。 原映像領域は、8×8個の正方形タイルのアレイより成り、各タイルは4×4個のピクセルPのアレイより成る。 ただし、タイルは正方形でなくてもよく、もっと大きくてもよい。 実際の例では、タイルの数はもっと多く、例えば、高精細度テレビジョン映像の場合に各タイルを4×4ピクセルとすると、550×
    281タイルにもなる。 このサイズでは、480×25
    8タイルが能動画像に関係する。 これらのタイルの所望形状へのマッピングは、目標物体のベジエ面から、具体的には、後述するようにワークステーションにより出力されるベジエ制御点から計算される。 図4に示したベジエ面の一定緯度及び経度のおおむね水平及びおおむね垂直の線は、原映像空間のタイルのエッジが上記面上へマッピングされたものを表しているともいえる。 図5に示した原映像空間の各タイルと、図4に示したベジエ面上のマッピングされた対応タイルとは、1対1のマッピング関係にあることに留意されたい。

    【0030】図6のタイルマッパー32の目的は、入力映像空間に対するタイルのコーナーが目標物体面へマッピングされる座標を計算することである。

    【0031】図7は、タイルマッパー32を図解的に示すブロック図である。 同図において、35は制御点メモリ、36はマッピング・ロジック(論理回路)、37はマッピングメモリである。 タイルマッパー32への入力は、制御ユニット(ワークステーション)25から出力される、目標物体を定めるベジエ制御点のアレイの形のものである。 これらの制御点は、制御点メモリ35に記憶される。

    【0032】一般に、目標物体は複数の面パッチ(分割面)により定義され、各パッチ自体は、ベジエ面関数の中で、ベジエ曲線関数の構成要素としての制御点の組によって定義される。 ただし、説明を簡単にするため、以下の例では、目標物体を16個のただ1組の制御点で定義されるただ1つのパッチより成るものと仮定する。

    【0033】制御点が制御点メモリに記憶され終わると、マッピング・ロジック36は、タイル分割された原映像空間における各タイルのコーナー(かど)点に対し、該点がマッピングされる空間内へのマッピング座標を決定する。 この処理を行う際、マッピング・ロジック36は、制御点メモリ35内の制御点にアクセスし、計算したコーナー点のマッピング座標をマッピングメモリ37に記憶させる。 マッピング・ロジック36は、各タイルのコーナー点を順次処理し、該コーナー点がマッピングされる座標値を計算してゆく。 マッピング・ロジック36の処理を図8に要約してある。

    【0034】図8は、図6のタイルマッパー内のマッピング・ロジックの動作を示す流れ図である。 マッピング・ロジック36は、タイルを1横列ずつ、各横列内では1縦列ずつ処理する。 各タイルコーナーに対するマッピング座標値を発生するために、マッピング・ロジックは、最初のステップ38でタイルの一番上の横列の第1
    の、すなわち一番上の、水平エッジを選択してスタートし、ステップ39で第1の垂直タイルエッジ(すなわち、一番左側のタイルエッジ)を選択する。 これは、ステップ40でマッピング・ロジックが映像の一番上の左側コーナーを選択したことを意味する。 ステップ40において、マッピング・ロジックは、現在問題にしている点(すなわち、最初は映像の最上左側コーナー)に対するマッピング座標を蓄積するために変換x,y,zを初期化する。

    【0035】マッピング・ロジック36は、各制御点を順次考察することにより当該点に対するマッピング座標を計算する。 制御点は、これらの点の2次元アレイとしてメモリに記憶される。 マッピング・ロジックは、変数j及びkを用いてこの制御点アレイにアクセスする。 したがって、マッピング・ロジックはステップ40で変数jを、ステップ41で変数kを初期化する。 ステップ4
    2で、マッピング・ロジックは、与えられたj及びkの値に対し、u及びjに対する水平混合関数の数値を求めて水平混合値buを発生し、v及びkに対する垂直混合関数の数値を求めて垂直混合値bvを発生する。

    【0036】マッピング・ロジックはそれから、問題にしているタイルコーナー点に対し現在蓄積しているx,
    y,z値を更新する。 変数xの新しい値は、変数xの前の値に、変数j,kにより特定された制御点のx座標に水平混合値bu及び垂直混合値bvを乗じたものを加算することにより、計算される。 同様に、変数yの新しい値は、変数yの前の値に、変数j及びkにより特定された制御点のy座標に水平混合値bu及び垂直混合値bv
    を乗じたものを加算することにより、計算される。 同じく、変数zの新しい値は、変数zの前の値に、変数j及びkにより特定された制御点のz座標に水平混合値bu
    及び垂直混合値bvを乗じたものを加算することにより、計算される。 すべてのkの値が終わるまでkの値を1つずつ増加し(ステップ43)、すべてのjの値が終わるまでjの値を1つずつ増加する(ステップ44)ことにより、各制御点の座標値の寄与分を蓄積することができる。 ステップ45において、現在考えているタイルコーナー点に対して各制御点に対するそれぞれの座標値の考察が終わると、そのタイルコーナー点に対するx,
    y,z値がマッピングメモリ37に記憶される。

    【0037】ステップ46において、マッピング・ロジックは、考察すべきタイルエッジが未だ在るかどうかを決定し、未だある場合はその次のタイルエッジに対するv値を決定し、制御をステップ40に戻す。 ステップ4
    0で、この新しい点に対するマッピング座標を発生するためにx,y,z値を再び初期化する。 マッピング・ロジックは、最後のタイルの右側エッジを考察し終えると、ステップ47で、未だ処理すべき水平タイルエッジがあるかどうかをテストする。 未だあれば、それに従ってu値を更新し、次のタイルエッジを考察する。 一番上及び一番下のエッジを含めてすべての垂直エッジが処理されると、原映像空間のタイルの各コーナー点に対するマッピング座標が発生される。

    【0038】このようにして、ワークステーション25
    により出力されるベジエ面関数に対する制御点から、タイルのコーナー点のマッピング座標が決定される。 タイルのコーナー点のマッピング座標は、照明係数発生器3
    3により、照明効果処理器19を制御するための照明係数を発生するのに使用される。 また、タイルの元のコーナー点とマッピングされたコーナー点との差は、圧縮率発生器34により、各タイルに対する局部圧縮率を決定するのに使用され、局部圧縮率はまた、原映像の各タイルに、マッピングの結果該タイルに与える圧縮に適切な濾波度を適用するよう、フィルタを制御するのに使用される。

    【0039】これより、照明係数発生器33及び照明効果処理器19による照明効果の発生について説明する。
    照明係数発生器33は、タイルマッパー32により発生されるタイルコーナー点を利用する。

    【0040】図9は、マッピング処理前のデジタル信号V 1で表される入力映像又は画像の局部区域(具体的には、図4及び5に「t s 」で示したタイル)を示す。 図示のように、処理前のタイルは正方形である。 タイルは、コーナー(かど)a,b,c,dを有する。 そのエッジ(辺)c−d及びb−aは水平であり、そのエッジc−b及びd−aは垂直である。 図10は、処理後の図9のタイルt sを「It s 」として示すものである。 処理後のコーナーa,b,c,dの位置、すなわち処理された映像内のそれらの位置は、図10においてそれぞれI a ,I b ,I C ,I dで表される。 図10はまた、マッピングされたタイルのコーナー点の対(I b −I d
    a −I c )により定められる2つのベクトルV1及びV2と、マッピングされたタイルに垂直なベクトルN
    Itsとを示している。

    【0041】本実施例における書込み側照明処理は、タイルコーナー点を用いて各タイルに対する垂線を計算する。 各タイルに対する垂線を補間することにより、各ピクセルのマッピングに対する垂線ベクトルを決定し、ピクセルに対して計算された垂線と照明ベクトル(後述)
    とのスカラー積を用いて照明係数を計算することが可能である。 照明係数発生器33及び照明効果処理器19をもっと詳細に説明する前に、Phong照明技法について簡単に述べる。

    【0042】基本的なPhong照明技法を図11に示す。 N pは、問題にしている物体面上のピクセルP iに対する垂線を表す。 Lは、照明ベクトルを表す。 dは、
    ピクセルから光源までの距離を表す。 これらの特性が既知の場合、光の強さLI(ピクセル強度修正係数に相当する。)を次の公式より計算できる。

    【数6】

    上式において、N. Lは、問題にしている点における面垂線(すなわち、マッピングされたピクセルへの垂線)


    及び照明ベクトルLとのスカラー積、I

    dは発散光源の強さ、I

    aは周囲光源の強さ、K

    dは面の反射係数、d


    はピクセル及び光源間の距離、dφは方程式の分母がゼロに近づくのを防ぐための定数をそれぞれ表す。

    【0043】どんな映像の場合でも、値I d ,I a ,K
    d ,dφ及び照明ベクトルは一定である。 しかし、ピクセルに対する垂線N及び光源からピクセルまでの距離d
    に対する新しい値は、映像の各ピクセル毎に計算をする必要がある。

    【0044】照明係数発生器33は、光の強さを上述の方程式に従って計算する。 まず、各タイルに対する垂線をそれらのタイルのコーナー点から計算し、それらの垂線間を補間して個々のピクセルに対する垂線を発生する。 図12は、この処理の2次元の例を図解的に示す。
    図中、Sは問題にしている物体面を、N A ,N B ,N C
    はそれぞれ各タイルA,B,Cへの垂線を表す。 N
    pは、近くのタイル垂線の補間によって計算された、タイルの特定のピクセルへの垂線を示す。 図12では、それぞれのタイルの中心における垂線N A ,N B ,N Cを示した。 しかし、このような状態においてタイルAの左側エッジが映像のエッジである場合、垂線N Aの左側には、該ベクトルの左側のピクセル垂線を補間するための垂線がないことが分かるであろう。 この問題に対する1
    つの解決法は、タイルAを外挿して仮想垂線N A ′を発生することである。 そうすると、これをタイル垂線N A
    の左側のピクセル垂線の補間に使用できるであろう。 しかし、本発明の好適な実施例では、図13に示す方法を採用する。 図13は、入力映像のタイルの3次元表示である。 タイルT 00 ,T 01 ,T 10 ,T 11 ,‥‥に対する垂線N 00 ,N 01 ,N 10 ,N 11 ,‥‥を、対応するタイルの左上コーナーにおけるものと定義する。 こうすると、各タイルの各ピクセルPに対する垂線N pを、該タイルの4つのコーナーにおける垂線によって計算できる。 例えば、左上タイルにおける各ピクセルに対する垂線N
    pは、周りの4垂線N 00 ,N 01 ,N 10 ,N 11の値を補間することにより計算できる。 この補間は、問題にしているタイルの上方及び左方のエッジからの変位y及びxを用いて、線形的に行う。 入力映像の能動画像領域に対する一番下及び一番右側の横列のタイルのピクセルを計算できるように、入力ビデオ領域の最下部及び右側(すなわち、図5に示すタイルのアレイの最下部及び右側)に延長したタイルに対して垂線を計算する。 図5には、最下部及び右側に付け加えたタイルは示していない。 しかし、こうすることにより、図5に示すタイルアレイの各タイルの各コーナーに対しタイル垂線が発生される。 よって、コーナーにおけるものと定義されたこれらの垂線は、図5に示す各タイルt内の各ピクセルに対する垂線の計算に使用できる。

    【0045】特定の点における垂線の決定は、近くのタイル垂線の線形補間によって行うことができる。 一般に、図12に示した2次元例の場合、補間された垂線N
    intは、次式によって決定できる。 N int =αN l +(1−α)N r ‥‥(6) ただし、N lは必要な場所の左側の垂線、N rは必要な場所の右側の垂線、αは補間係数をそれぞれ表す。

    【0046】図13に示し、本発明に実施した3次元例の場合、2次元補間が行われる。 すなわち、補間された垂線、例えばタイルT 00における垂線N pは次式により定められる。 N p =y(xN 00 +(1−x)N 01 )+(1−y)(xN 10 +(1−x)N 11 ) ‥‥(7)

    【0047】このようにして計算された垂線N pはそれから、上述の光の強さを決める方程式における垂線Nとして使用し、照明ベクトルLとのスカラー積を作ることができる。

    【0048】光源からピクセルまでの距離dも、各ピクセルに対して計算する必要がある。 これはまた、マッピング・ロジック36により出力されるマッピング・タイルコーナー点の座標から補間することにより、計算することができる。

    【0049】任意の与えられたピクセルに対する距離d
    は、次式により計算できる。 d=√( (p x −l x ) 2 +(p y −l y ) 2 +(p z −l z2 )‥‥(8) 又は、dが大きいと予想される場合は次式による。 d=|p x −l x |+|p y −l y |+|p z −l z ‥‥(9) ここに、p x ,p y ,p zは当該ピクセルの補間されたマッピング座標、l x ,l y ,l zは光源の座標である。

    【0050】図14は、照明係数発生器33及び照明効果処理器19を詳細に示すブロック図である。 照明係数発生器33は、垂線・ピクセル(座標)補間器48及び照明係数(L.F.)乗数発生器49を有する。 照明効果処理器19は、ピクセル乗算器50及び遅延段51を有する。

    【0051】図15は、図14の垂線・ピクセル補間器48の具体例を示すブロック図である。 垂線・ピクセル補間器48は、タイルマッパー32からのタイルコーナー座標と、入力映像のピクセルに合せて調整されたタイミング信号Tとを受信する。 実際には、行われる計算により、マッピングされたピクセルの補間された垂線及び補間されたピクセル座標の計算の仕方によっては、補間された値に対応するピクセルの前に、垂線・ピクセル補間器にタイル座標を与える必要はない。 詳しくいうと、
    マッピングされるタイルコーナー座標が垂線計算回路5
    5に入力され、そこで、図10に示した各タイルの対向するコーナー点を結ぶベクトルのスカラー積を求めることにより垂線が作られる。 タイルコーナー座標は、1横列ずつ、各横列内では1コーナーずつ供給される。 タイルコーナー座標を供給するレートは、タイル当たりのピクセル数によって決まる。 したがって、図5に示す例のようにタイル当たり16ピクセルの場合、1組のタイルコーナー座標はピクセルレートの1/4で与えられることになる。 各タイルに対するタイルコーナー座標は、同時に垂線計算回路55に供給できる。 この場合、現在のタイル座標(例えばN 11 )を直接垂線計算回路に、第2
    のタイル座標(例えばN 10 )を1タイル遅延手段52により1タイル分遅延させて、第3のタイル(ピクセル)
    座標(例えばN 01 )を1ライン遅延手段53によって1
    ライン分遅延させて、第4のピクセルを1ライン遅延手段53及び1タイル遅延手段54により1ライン及び1
    タイル分遅延させて供給するようにする。 垂線計算回路55は、対角線上に向き合うマッピングされたタイルコーナー点を結ぶベクトルのスカラー積を計算することにより、垂線を発生する。

    【0052】この垂線N cはそれから、線形補間器59
    に供給される。 特定のタイル(例えばタイルT 00 )内のピクセルの位置を計算するためには、当該タイルの4つのタイルコーナー点に対する垂線を既に持っていることが必要である。 垂線計算回路55から出力されるタイルコーナー点N cは、いま計算したタイルの左上コーナーに対応するものと仮定する。 したがって、垂線計算回路55によって垂線が計算されるタイルのコーナー点が全部使用可能となる前に、1ライン及び1タイル分の遅延が必要である。 よって、特定タイルに対する4つのタイルコーナー点の垂線を線形補間器59に同時に入力できるように、遅延素子52,53,54と同様に、1組の1タイル遅延手段56、1ライン遅延手段57、1タイル遅延手段58を設ける。

    【0053】タイル内のピクセルに対するピクセル垂線の補間は、補間された垂線N pの計算のための上式(7)に従って計算される。 線形補間器59は、これに供給されるx及びyの値に応じてこの計算を行う。 x及びyの値は、ピクセル計数器60を用い各横列に沿ってピクセルを計数し、ライン計数器61によってピクセルのラインを計数することにより、計算する。 ピクセル計数器60は、ピクセル計数信号PIXELによってクロック(C)され、ライン計数信号LINEによってリセット(R)される。 ライン計数器61は、ライン計数信号LINEによってクロックされ、フレーム計数信号F
    RAMEによってリセットされる。

    【0054】回路62P及び62Lはそれぞれ、ピクセル計数器60及びライン計数器61によって出力される計数値の下位ビットをサンプルする。 タイル当たり4ピクセルがある場合、回路62P及び62Lは、ピクセル及びライン計数器の下位2ビットをサンプルし、これにより0,1,2,3の各サイクル毎にx及びyの値を出力し、当該タイルのコーナー点に対して入力される垂線の線形補間を行わせる。 各タイルに他の数(例えば3
    6)のピクセルがある場合、サンプル回路62P及び6
    2Lはピクセル計数値の下位ビットを適切に(例えば、
    法6とする。 この場合、x及びyの値は0から5までを繰返す。 )サンプルするよう構成する。 線形補間器59
    は、これに入力されるタイルコーナー垂線及びx,y値に応じ、上述の補間された垂線N pのための方程式に従ってそれぞれのピクセルに対する垂線N pを出力する。

    【0055】タイルコーナー座標はまた、タイルのピクセルのマッピング座標を補間するための回路にも供給される。 このタイル座標は、垂線計算回路における回路5
    2,53,54,55から生じる遅延に等しい遅延を与える遅延段63に供給される。 遅延段63の出力はそれから、線形補間器67に供給される。 1タイル分の遅延を与える手段64、1ライン分の遅延を与える手段6
    5、更に1タイル分の遅延を与える手段66を組合せることにより、タイルの4つのマッピングされたコーナーに対する座標を線形補間器67に同時に供給する。 線形補間器67は、それぞれ回路62P及び62Lにより出力されるx及びyの値に応答し、タイルのマッピングされたコーナー点を線形的に補間し、該タイルの各ピクセルに対しマッピングされたピクセル座標を発生する。 出力ピクセル座標P i (x,y,z)は、垂線・ピクセル補間器48より、当該ピクセルに対する対応垂線N pと同期して出力される。

    【0056】図16は、図14のL. F. 乗数発生器4
    9の例を示すブロック図である。 1ピクセルに対する垂線ベクトルN pが回路68に入力される。 回路68は、
    ピクセル垂線N pと制御ユニット25からの照明ベクトルLとのスカラー(ドット)積を作成する。

    【0057】補間されたピクセルの座標P i (x,y,
    z)が、(K d ×I d )/(d i +dφ)の関係を計算する回路69に入力される。 よって、回路69はまた、
    光源の座標L C (x,y,x)、(K d ×I d )及びd
    φの値を受取る。 これらの値は、制御ユニット25から与えられる。 計算回路69は、前述のdを計算する式(8)又は(9)に従って、補間されたピクセルP i及び光源の座標から、問題にしているピクセルに対する距離d iを計算することにより上記の関係を計算する。 d
    の値が計算されると、関係(K d ×I d )/(d i +d
    φ)が計算される。 1ピクセルに対する回路68及び6
    9の出力が、同時に乗算器70に供給され、次いで加算器71に供給される。 そこで、制御ユニット25から供給される値K daが加算され、現ピクセルに対する照明計数を形成する光の強さの乗数(ピクセル強度修正係数)を発生する。 照明係数は、照明効果処理器19のピクセル乗算器50に入力されたピクセルの強度に乗じるための乗数として使用する。 入力されるピクセルライン内の遅延段51は、入力されるピクセルを適切な量だけ遅延させ、1ピクセルに対する照明係数が照明係数(L.F.)発生器33からピクセル乗算器50へ、当該ピクセルが遅延段51からピクセル乗算器50に供給されるのと同時に出力されるようにする。 強度を修正されたピクセルが照明効果処理器19からフィルタ12に出力される。

    【0058】次に、圧縮率発生器34及びフィルタ12
    の動作を説明する。 フィルタ12を制御するための圧縮率を発生する圧縮率発生器34は、タイルマッパー32
    の出力を用いてこれらの率を発生する。

    【0059】図10に示す処理の結果生じたタイルの形状は、同図において実線で示すような平行4辺形にほぼ近似するとみなされる。 したがって、英国特許出願GB
    −A−2244622号(ソニー株式会社)に記載されたような局部圧縮率発生器を使用することができる。

    【0060】図17は、マッピングされたタイルがほぼ平行4辺形の形でありさえすればよい4辺形を形成する場合に、原映像の各タイルに対する局部水平圧縮率lh
    及び局部垂直圧縮率lvを計算できる局部圧縮率計算手段34を示している。 第1計算部72は、マッピングされた各タイルに対する点I a ,I b ,I c ,I dの座標から、マッピングメモリ37(図7)に記憶されたそれらの点の座標を用いて値xv,xh,yv,yhを計算する。 これらの値(74)は、第2の計算部76に出力される。 この第2計算部は、3角法関係を用いて対応する値lh及びlvを計算する。 これらの対応値lh及びlv(78)はそれから、濾波しようとする映像値の受信と同期してフィルタ12へ出力される。 局部圧縮率計算手段によるlh及びlvの値を発生する理論については、上述の英国特許出願GB−A−2244622号に十分論じてあるので、更に詳しくは述べない。

    【0061】フィルタ12は、有限インパルス応答(F
    IR)フィルタであるのがよい。 2次元FIRフィルタの設計自体は公知であるので、ここでフィルタの好適な態様について詳細な説明はしない。 当業者には周知のように、2次元FIRフィルタは、各クロック周期T(=
    1/FS)の間、すなわち各サンプル・ピクセルに対して動作し、入力信号の垂直及び水平に配列されたサンプルの所定の組にそれぞれの加重(重み付け)係数を乗じ、乗算結果の積を合算することにより、濾波された出力ワード又はサンプルを計算する。 この目的のため、2
    次元FIRフィルタは一般に、それぞれの加重係数が供給される複数の乗算器と、乗算器の上流又は下流に配置され、入力信号のサンプルを異なる量だけ遅らせて垂直及び水平に配列されたサンプルの所定の組みを作る、複数の1サンプル遅延素子及び1ライン遅延素子(ラインメモリ)と、遅延され加重された積を合算する合算手段とを有する。 図18は、図6のフィルタ12として適当なものを図解的に示したものである。 このフィルタ12
    は、複数の乗算器12M、複数の遅延素子12D及び合算手段12Sを有する。 それぞれの異なる加重係数は、
    帯域幅制御手段12Bから伸びる線を介して乗算器12
    Mに供給される。

    【0062】帯域幅制御手段12Bは、水平及び垂直局部圧縮率の値lh及びlvを直接加重係数の適正値の計算に用いて、フィルタ12の水平及び垂直帯域幅の減少を行うためのものである。 lh及びlvの考えられるすべての値に適切な一連の加重係数の組は設計段階で計算され、帯域幅制御手段12Bは、予め計算した加重係数値の参照表を記憶するPROMの形に構成されている。
    こうすると、帯域幅制御手段は、局部圧縮率計算手段3
    4から受信するlh,lvの値に従って、各クロック周期毎に加重係数の適正値を乗算器12Mに出力することができる。

    【0063】上述のように、タイル内の水平及び垂直帯域幅に必要な減少は、処理されたタイルの水平及び垂直の大きさ及び回転と剪断変形の量の、未処理の映像タイルに対する比率に関係している。 これらの要因は、帯域幅制御手段12B内の参照表の設計に考慮され、それにより、lh,lvの値(これから計算される比率でなく)を水平及び垂直局部圧縮率として帯域幅制御手段1
    2Bに直接供給することができる。

    【0064】原映像信号の濾波は、照明効果処理器19
    からの原映像サンプルの受信に同期して実時間で行えるように配慮してある。 濾波された原映像サンプルは、メモリ13に記憶される。

    【0065】圧縮率(S.F.)発生手段34から圧縮率が正確なタイミングで出力されるように、遅延手段(図示せず)が設けられる。 この遅延手段は、タイルマッパー32とS. F. 発生手段34の間、又はS. F.
    発生手段34とフィルタ12の間に挿入することができる。 所要の遅延は、特定の機器における具体的な回路遅延に応じて当業者が決定できる。 具体的な機器においては、タイルマッパー32及びフィルタ12間に遅延が必要でないが、タイルマッパー32及び照明効果処理器1
    9間に更に遅延手段が必要な場合もある。 照明効果処理器19及びフィルタ12を制御する信号に適切なタイミングを与えることは、当業者の仕事である。

    【0066】濾波された映像は、受入れ順にメモリ13
    に記憶されると、適切なメモリ読出しアドレスを発生することにより目標物体上にマッピングすることができる。 アドレス発生器21は、ベジエ再分割(subdi
    vision)として知られる光線トレース再分割技法を用いてこれを行う。 この技法は、前述したように、ベジエ曲線が、単に加算と2による割算を要するだけの、
    制御点に関する簡単な演算により、2つの曲線に容易に再分割できるという事実に依存している。

    【0067】アドレス発生器21の目的は、あとで出力映像を作成するための物体映像の各ピクセルを発生するのに使用できる、メモリ13内の濾波された原映像データの位置を決定するアドレスデータを発生することである。 この処理は、各物体映像ピクセルに対して光線を発生し、該光線がその物体と交差するかどうかを検出し、
    交差する場合、該光線に対する物体ピクセルを作成するのに使用すべき原映像データが含まれるメモリ13内の1以上の記憶位置を決定する、という概念に基いている。 光線と物体面との交差を決定するため、この技法は、各光線に対し、ベジエ面又はパッチ(分割面)を繰返し4等分する過程を含む。

    【0068】前述のように、曲線の場合、曲線を完全に中に含む凸外郭を定めるのにその制御点を使用することができる。 ベジエ面についても、該面を完全に中に含む多角形の面をもつ凸面体を定めるのにその制御点を使用できる場合、同じことがいえる。 計算を容易にするため、凸外郭を考える代わりに、アドレス発生器21は、
    制御点のそれぞれx及びy成分の最大及び最小に基く、
    もっと簡単な「限定ボックス」(bounding b
    ox)を用いる。 いわゆる「限定ボックス」は、パッチを中に含み、その座標軸と揃うように形成される。 再分割処理の各段階において、アドレス発生器は、光線がこの限定ボックスと交差するかどうかを計算する。 再分割処理は、所望の解が得られるまで続けられる。 この再分割技法、この技法を実行する装置、更に読出し側処理及び装置は、同時係属中の英国特許出願GB910749
    5.5号(1991年4月9日出願)に記載されている。 この先行英国出願の内容を本明細書においても参照されたい。 よって、ここでは、メモリ13の読出し側について簡単に説明するにとどめる。

    【0069】上記再分割処理を図19に図解的に示す。
    概念的にいえば、各光線は原点「0」からスタートし物体面を通過する。 図19は、左上の限定ボックスに対し交差が確認され、この限定ボックス内において破線で示すように、第1の再分割S1から第2の再分割S2が行われる様子を示す。 この処理は、所望の解像度又は精度(この場合、再分割Sn)を得るまで続けられる。 図1
    9に示すように、それぞれのピクセルに対する光線は、
    原点「0」から発散している。 しかし、このような発散光方式では、光線と限定ボックスの交差をテストする場合、厳格な処理が要求される。 本発明の好適な具体構成では、後述するように、発散光方式に近似する平行光線方式を使用する。

    【0070】図20は、再分割処理における基本ステップを示す流れ図である。 ステップ80で、レジスタに深さ値が設定される。 ステップ82で、最初のパッチが、
    最初の制御点に対する適切な計算により、4つの小パッチに再分割され、これらの小パッチに対する制御点がスタック(後入れ先出しメモリ)に記憶される。 各小パッチに対する制御点(x,y,z値)には、それらの小パッチに対するu,v,z値を導出するための変数が結び付いている。

    【0071】スタック内の第1の再分割パッチに対する制御点がステップ84で取出され、この再分割パッチに対する限定ボックスが計算される。 ステップ86で、現光線が現限定ボックスと交差しているかどうかをテストする。 該ステップで限定ボックスと交差していないと検出されると、この再分割パッチはステップ88で破棄される。 ステップ90でスタックになお再分割パッチがあると決定されると、論理が分かれて戻り、次の再分割パッチに対する制御点をステップ84でスタックから取出す。 スタックに再分割パッチが残っていない場合、処理はステップ92で終了し、処理の結果、最も交差に近いと検出された再分割パッチに対して蓄積され、出力レジスタに記憶されたu及びv値から導出される読出しアドレスが出力される。 水平アドレスは、uに最大水平アドレス(高精細度テレビジョンの場合一般に1920)を乗じて発生する。 垂直アドレスは、vに最大垂直アドレス(高精細度テレビジョンの場合一般に1035)を乗じて発生する。

    【0072】ステップ86において、光線と限定ボックスの交差が検出されると、ステップ94で、該再分割パッチに対する深さ値が深さレジスタ内の深さより小さいかどうかのテストが行われる。 もし小さければ、ステップ96で、所望の解像度が得られたどうかを決めるテストが行われる。 ステップ94及び96におけるテスト結果が共に肯定的であれば、ステップ98で、当該再分割パッチに対する深さが深さレジスタに記憶され、当該再分割パッチに対するu,v値が、ステップ92におけるあとの出力のための上記出力レジスタに記憶される。 深さレジスタ及び出力レジスタに記憶されるデータは、前にそこに記憶されたデータに重ね書きされる。 ステップ94で、再分割パッチに対する深さ値が深さレジスタの内容より大きいか又は等しいと決定されると、その再分割パッチはステップ88で破棄され、処理は、未だ処理すべき再分割パッチがあるかどうかを決定するステップ90のテストへと続く。 ステップ96で、与えられた光線交差に対し所望の解像度が未だ得られていないと決定されると、処理は分かれてステップ82に戻り、そこで、現再分割パッチが4つの更に小さいパッチに再分割され、これら4つの更に小さいパッチに関する制御点及びu,v,zデータが上記スタックの一番上に加えられる。

    【0073】アドレス発生器21(図6)は、各物体映像ピクセルに対するキー信号K 0を発生する。 キー信号K 0は交差が発見された(すなわち、物体内の)物体映像ピクセルに対する第1の値と、交差が発見されない(すなわち、物体外の)物体映像ピクセルに対する第2
    の値とを有する。

    【0074】圧縮及び(又は)回転のため、マッピングされたサンプルの位置が、出力映像信号又は出力アレイの正確なピクセル位置と対応しないことがある。 したがって、空間再分割処理は、サブピクセル(ピクセルより小さい)精度で行うのがよい。 このようにして、アドレス発生ロジックにより発生されるアドレスは、メモリ1
    3のアドレス指定に用いる主アドレス部(例えば、高精細度では12ビット)と、メモリ13のあとに位置するピクセル補間器14の制御に用いる付加アドレス部(例えば4ビット)とを含む。 ピクセル補間器14は、主アドレス部によって指定される濾波された映像における位置と、付加アドレス部によって表される、現物体ピクセル上にマッピングされる、濾波された映像における正確な位置との間の位置インクリメント(増分)に応答して、メモリ13における使用可能な濾波された入力サンプル又はワードの値の間を補間する。 ピクセル補間ロジックによってこれを行い、各物体ピクセルに対し、マッピング関数を用いて選択した物体ピクセル位置の上に正確にマッピングされる、入力映像における当該点に対応する補間されたサンプル又はワードを作成する。 この補間されたサンプル又はワードは、特定の入力サンプル又はワードでなく、ピクセル補間手段からの出力である。
    こうして、物体映像のピクセルとメモリ13の異なる位置との間に、正確な所望の関係(マッピング関数によって指示されるような)が維持される。 いま述べたタイプの補間技法は、英国特許出願公開GB−A−B2172
    167号(ソニー株式会社)に記載されている。

    【0075】再分割処理をサブピクセル解像度で行うと、個々の物体内に正しいマッピングが与えられる。 ただし、それらの物体のエッジになおエイリアス歪みが残る。 図21及び22はそれぞれ、この問題とその解決法とを示す。 図21は、各々がそれぞれピクセル位置に対応し、単一の光線が各ピクセルの中心に位置する2つの隣接する素子を示す。 物体のエッジ130は、該物体エッジの下部及び右において物体の境界が定められたピクセル素子を通過している。 左側のピクセル位置における光線は、物体のエッジの外側にあることが分かるであろう。 しかし、右側のピクセル位置に対する光線は、物体内に位置している。 図21に示すようなサンプリングの結果、左側のピクセル位置が背景に合せられ、右側のピクセル位置が映像に合せられた出力映像を生じることになる。 このため、明らかにエイリアス歪みの、又はぎざぎざのついたエッジが生じる。

    【0076】図22は、前述の同時係属中の英国特許出願GB−9107495.5号に記載された装置に採用されている方法を示す。 所望のピクセル解像度でエッジが検出されると、そのピクセル位置に多数の光線を発射し、物体内に含まれるピクセルが中心に位置するパッチの百分率を決める。 図22において、左側のピクセル位置に発射された36の光線から、15の光線が物体と交差していることが分かる。 この情報を、当該ピクセルに適正な値を与えるのに使用できる。 しかし、該ピクセルの強度を正しい値に調整するためには、近くの物体又は背景の強度を確かめる必要がある。 このため、図6のキー(制御)処理器23において、エッジ検出器39及びエッジ処理器38がエッジの検出及び処理を行っている。 キー処理器23の出力は、エイリアス歪みのないエッジのマップの形をしており、メモリ13及びピクセル補間器14の出力に重畳されて図6に示す出力ビデオ信号を発生する。

    【0077】エッジ検出ロジックは、4ピクセル素子のグループを比較することによって動作をする。 エッジ検出ロジックは、任意の4ピクセル素子のグループ内で、
    (a)4つのヒット(当たり)、(b)4つのミス(外れ)、又は(c)ヒットとミスの混合及び(又は)アドレスの不連続があるかどうかをテストする(図23参照)。 (a)及び(b)がある場合、エッジ検出ロジックは、4ピクセル素子グループ内にエッジがないとする。 ヒットとミスが混合する場合、物体の背景エッジが該4ピクセル素子グループ内を通過している、とみなす。 アドレスの不連続が検出された場合、物体面に折り目のようなものがある、とみなす。 あとの2者の場合、
    4ピクセル素子グループ内にもっと多くの光線を発射し、4ピクセル素子区域をスーパーサンプルし(サンプルレートを上げ)てエッジの正確な通路を決定する。 図19及び20について上述した再分割アドレス発生処理を各光線に対して行い、当該光線に対する映像値を決定する適切な原ピクセル(又は正確なマッピングがない場合は原ピクセルのグループ)のメモリアドレスを決定する。 各ピクセル素子に対するエッジ値を決めるため、各ピクセル素子に対する追加光線トレース操作の各結果を平均する。 これらの平均したピクセル素子値が出力され、キーヤー17の出力映像データに重畳すべきエッジ・マップが作成される。

    【0078】前述の同時係属英国出願GB−91074
    95.5号には、本発明の具体構成に使用しうるエッジ検出器39及びエッジ処理器38が記載されている。 よって、図6に示すエッジ検出器39及びエッジ処理器3
    8の動作は、ここでは概要を述べるにとどめる。

    【0079】エッジ検出器39は、上述したような4ピクセル素子グループの比較を行う制御ロジック(論理回路)を有する。 アドレス発生器21が発生したアドレスを比較するため、該ロジックは、アドレス発生器によるアドレス出力をアドレスバス133(図6)を介して受信する。 エッジ検出器39は、エッジに対応するピクセルに対する第1の値と他のピクセルに対する第2の値とをもつエッジキー信号K eを作成する。

    【0080】エッジ処理器38は、図20について上述した光線トレース及び再分割処理を行う回路を有する。
    ただし、エッジ検出器39によりエッジ上にあると識別されたピクセル素子内の複数の光線に対するものは除く。 同時係属英国出願GB−9107495.5号に記載されたエッジ処理器の特定例では、エッジ処理器38
    は、データ路141を介してフィルタ12の出力を受ける。 エッジ処理器は更に、バス145(図6)から背景情報を受け、背景物体エッジのスーパーサンプリングを行うことができる。 エッジ処理器はまた、構成光線に対する個々の強度値を決定する。 これらは、組合せて処理され、各ピクセル素子に対する複合強度値を発生する。
    これらのピクセル素子の値は、並べてデータバス144
    によりキーヤー17に出力され、ピクセル補間器14からの出力ピクセルをキーイングにより背景情報と合体させて複合出力画像を発生する。

    【0081】図24は、図6のキーヤー17の例を示す構成図である。 キーヤーは、入力として背景情報を表す信号Bを受取り、出力画像OIの背景を作るもので、物体映像の物体映像ピクセルO、エッジ映像のエッジ・ピクセルEDGE、物体映像用キー信号K o 、エッジ映像用キー信号K eを同時に入力する。 物体映像用キー信号K oは、物体映像のどのピクセルO及び背景のどのピクセルをスクリーンに表示するかを特定するマスクを決める複数の「1」と「0」より成る。 したがって、キー信号K oは、物体映像(O)を通過させるゲート150の制御に用いられる。 インバータ151により発生される信号K oの逆信号は、背景映像情報を通過させるゲート152の制御に用いる。 ゲート150及び152の出力は、加算器154で組合され、線156に基本的な出力信号を発生する。 エッジのエイリアシング現象を避けるため、エッジ映像EDGEを加算器154の出力に重畳する。 キー信号K eは、エッジ信号EDGEを通過させるゲート158の制御に用いられる。 インバータ157
    は信号K eを反転させ、この反転された信号は、線15
    6の加算器154の出力を通過させるゲート160の制御に用いる。 ゲート158及び160の出力は、加算器162で加算されて線164に出力画像OIを形成する。 図24に示すキーヤーの作用は、キー信号K oで決まるマスクに従って背景に物体映像(O)を重畳し、その重畳したものの上に更に、キー信号K eに従って信号EDGEによって決まるエッジ・ピクセルを重畳することである。

    【0082】以上、非線形物体面上にビデオ面感マッピングすることができるデジタルビデオ特殊効果装置を説明した。 ただし、この特定の装置に対し、本発明の範囲内において多くの補足及び(又は)修正が可能であることが認められるであろう。

    【0083】例えば、照明効果を与える本発明の実施例を、非線形物体面上にビデオ面感マッピングできる例に関連して説明したが、本発明はまた、線形物体面上にマッピングするデジタルビデオ特殊効果装置にも適用できるものである。 この場合は、代わりのアドレス発生及びキー処理回路を用いることになる。

    【0084】また、本発明の好適な具体構成では、タイルの1コーナーにおけるタイル垂線を想定したが、他の具体構成においてタイル垂線をタイルの中心におけるものとしてもよい。 しかし、この場合、能動画像領域のエッジ近くのピクセルの補間は、外挿により能動映像領域の外側のタイルに対し更に垂線を発生することでもよい。

    【0085】

    【発明の効果】本発明によれば、メモリに書込む前に照明効果処理をすることにより、読出し側で処理する場合に比し少ない量のハードウェアで照明強度の修正を行うことができる。 また、タイルに対する局部圧縮率に従って変化するフィルタ特性をフィルタに適用することにより、タイルに基く照明効果処理によって感知されるエイリアシングを軽減することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】デジタルビデオ特殊効果装置の従来例を示すブロック図である。

    【図2】ベジエ曲線の例を示す図である。

    【図3】ベジエ曲線の分割を示す図である。

    【図4】ベジエ面の例を示す図である。

    【図5】原映像領域の複数タイルへの分割を示す図である。

    【図6】本発明の実施例を示すブロック図である。

    【図7】図6のタイルマッパーを示すブロック図である。

    【図8】図7のタイルマッパーのマッピング・ロジックの動作を示す流れ図である。

    【図9】図5から選択したt sタイルを示す図である。

    【図10】図4のベジエ面上のt sタイルを示す図である。

    【図11】Phong照明技法を示す説明図である。

    【図12】垂線発生の2次元の例を示す説明図である。

    【図13】垂線発生の3次元の例を示す説明図である。

    【図14】図6のL. F. 発生器と照明効果処理器を示すブロック図である。

    【図15】図14の垂線・ピクセル(座標)補間器の例を示すブロック図である。

    【図16】図14の照明係数(L.F.)乗数発生器を示すブロック図である。

    【図17】図6の圧縮率(S.F.)発生器を示す図解的ブロック図である。

    【図18】図6のフィルタの例を示すブロック図である。

    【図19】図6のアドレス発生器の光線トレース再分割動作を示す説明図である。

    【図20】アドレス発生器のロジック動作を示す流れ図である。

    【図21】画像のエッジに関する問題を示す説明図である。

    【図22】画像のエッジに対する処理の例を示す説明図である。

    【図23】図6のエッジ検出器の動作を示す説明図である。

    【図24】図6のキーヤーを示す簡略ブロック図である。

    【符号の説明】

    13 メモリ 25 制御手段 21 アドレス手段(マッピング手段) 19 書込み側照明効果手段(照明効果処理器) 33 照明係数(L.F.)発生器 12 フィルタ 34 圧縮率(S.F.)発生手段

    フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/262 7/24 H04N 7/13 Z (72)発明者 ハワード ジョン ティース イギリス国 RG11 2XF,バークシャ ー,ウォッキンガム,スコッツ ドライブ 15

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈