Container having an interior painted decoration |
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申请号 | JP2005003538 | 申请日 | 2005-01-11 | 公开(公告)号 | JP4283230B2 | 公开(公告)日 | 2009-06-24 |
申请人 | ショット アクチエンゲゼルシャフトSchott AG; | 发明人 | メーレ クリストフ; ガイスラー シュテファン; ベイン デビッド; キュッパー トマス; ベヴィク ラース; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 少なくとも部分的に透明な領域(20)を有する中空体(2)を含み、該中空体(2)は、少なくともその内側(22)において 、該透明な領域(20)を通して少なくとも 一部が外側から視認可能な彩色装飾コート層(3)を有し、さらに、該透明な領域(20)および該 彩色装飾コート層(3)と結合している障壁層(45)を有し、該 彩色装飾コート層(3)が該障壁層(45)により本質的に完全に覆われていることを特徴とする容器(1)。 該障壁層(45)が少なくとも20nmの厚さを有する、請求項1に記載の容器(1)。 該障壁層(45)がSiO 2を含む少なくとも1つの層を含む、請求項1または2に記載の容器(1)。 該障壁層(45)がTiO 2を含む少なくとも1つの層を含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の容器(1)。 該障壁層(45)が少なくとも2つの層から成る多層系を含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の容器(1)。 外部環境に通じている該中空体(2)が少なくともガラスを含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の容器(1)。 外部環境に通じている該中空体(2)が少なくともプラスチック材料を含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の容器(1)。 該 彩色装飾コート層(3)がラッカー層、特にエポキシラッカー層を含む、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の容器(1)。 該 彩色装飾コート層(3)が単色装飾層を含む、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の容器(1)。 該 彩色装飾コート層(3)が多色装飾層を含む、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の容器(1)。 少なくとも第1部分(10)における中空体(2)の壁厚(D 1 )が少なくとも第2部分(12)における壁厚(D 2 )と一致しない、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の容器(1)。 |
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说明书全文 | 本発明は、容器、特に請求項1の前提部による、または請求項2に係る、少なくとも部分的に透明な中空体および彩色装飾を含む香水瓶に関する。 包装材料に供するために、容器開口部において周囲環境に通じている中空体からなる容器を用いることができる。 透明な包装材料がしばしば選択され、その際、ガラスと並んで透明なプラスチックが中空体として使用されることが多くなっている。 透明な包装容器は、特に化粧品業界で用いるため、例えば香水瓶として用いるために、彩色装飾を提示することがある。 すなわち、同一構造様式の容器を、外面にさまざまな装飾を設けることによって、さまざまな内容物のために用いることができる。 しかしこの場合、容器設計の自由度が制限されるという短所がある。 このことから、包装容器の造形およびその外面への彩色装飾の適用に制限のない容器設計が可能であることが望ましい。 すなわち、本発明の課題は、容器、特に香水瓶の設計の可能性を広げることである。 彩色装飾はラッカーからなることが多い。 この「ラッカー」という概念は、1つは液体中に分配された、すなわち分散された、少なくとも1つの機能成分を含む分散液として理解される。 この液体は、水またはその他の溶媒、特に有機溶剤とすることができる。 機能成分はそれ自体が液体の形で存在することができ、その場合、ラッカーはエマルジョンであり、または固体の形で存在することも可能で、その場合、ラッカーは懸濁液である。 ラッカー塗装しようとする表面の上に上記分散液を塗布するとラッカー塗膜は乾燥し、その結果、液体が蒸発して機能成分の粒子を含む被膜がラッカー層として形成される。 機能成分は例えば着色した顔料である。 上記「ラッカー」という概念には、機能成分が液体の中に分散して存在するのでなく粉体の中に存在する粉体塗料も含まれる。 ところで、彩色装飾が容器の内部表面に設けられる場合、特に、彩色装飾がラッカー層からなる場合には、彩色装飾のために使用された物質が当該容器の中に入れられた製品の成分によって冒される可能性があるという問題が生じる。 その結果、その成分が分解したり、あるいは望ましくない反応生成物を生じる可能性がある。 例えば、化粧品または医薬品中の活性物質や香水のエキスが分解したり、あるいは妨害物質に変わる可能性がある。 さらに、対応する反応生成物によっては、使用者に対して有害な物質が発生するという危険がもたらされる。 製造後の品質管理の際にこれらの物質を検出することはできない。 そのわけは、これらの物質が長い貯蔵期間を経てはじめて発生するからである。 特に、化粧品の場合にしばしば必要となるような長い保存期間を有する製品では、使用者にとってのリスクはそれゆえ増大することになる。 したがって本発明はさらに、容器の中にある製品の成分と彩色装飾の成分との反応が実質的に抑えられるような彩色装飾を有する容器、特に香水瓶を提供するという課題に基づくものである。 この課題は、請求項1または2の特徴を有する容器によって驚くほど簡単な手段によって解決される。 有利なさらなる発展形は追加の従属請求項に記載される。 本発明は、少なくとも部分的に透明な中空体と彩色装飾とを含み、該彩色装飾が少なくとも中空体の内部内張りを含む容器、特に香水瓶を提供する。 容器設計の自由度は本発明によって著しく広がり、容器の造形に対する制限と彩色装飾層を容器外面に設ける必要性が解消されることは有利である。 上記「中空体」という概念は、本出願の範囲においては、少なくとも1つの空所を画定する内壁を持つ本体を意味する。 この種の中空体の少なくとも1つの空所は、外方に通じた開口部を持っている。 上記「彩色装飾」という概念は、本出願においては、容器全体の光学的印象に寄与する光学的効果をもたらす容器の構成要素を意味する。 例えば彩色装飾をカラフルにすることができる。 上記「内張り」という概念は、本出願においては、少なくとも部分的に透明な中空体と少なくとも1個所において結合している中空体を意味する。 内張りは、少なくとも部分的に透明な中空体のコート層にすることができる。 これは、彩色装飾が当該中空体に対して二次元的に接触していてもよいことを意味する。 特に、彩色装飾は少なくとも部分的に透明な中空体のコート層からなることができる。 あるいは、内張りを、少なくとも部分的に透明な中空体と少なくとも1個所において結合している別の中空体として形成することができる。 さらに、本発明は、2つより多くの中空体が入れ子状に配置された形態も包含することが理解できよう。 容器内の内張りの位置について用いられる「内部」という表現は、本出願においては、中空体の内側あるいは中空体内壁の内部における位置を意味する。 容器の内容物を受け入れるように作られた中空体の内側に彩色装飾を設ける場合は、彩色装飾と容器内容物との反応に基づく問題が予期されるものでないことが、特に要求される。 したがって、このような問題を生じる場合には、中空体内壁の内部に彩色装飾を設ける必要がある。 原則的に、本発明によるこの種の容器を製造するためには、まず準備容器の製造を行うことができる。 準備容器は彩色装飾を持つか、もしくはそれ自体が彩色装飾を構成することができる。 次の工程で、準備容器と少なくとも部分的に透明な中空体との結合物を製造することができる。 例えば、彩色装飾の外側に透明なコート層を設けることができる。 なお、少なくとも部分的に透明な中空体を製造し、これに彩色装飾を導入してもよい。 これは例えば、少なくとも部分的に透明な中空体の内側に彩色装飾のコート層を設けることによって行うことができる。 本発明による容器を製造するためのさらに別の方法として、少なくとも1つは彩色装飾を有するさまざまな器を作り、これらの器を入れ子状に配置し、少なくとも1つの位置、例えば開口部の領域で互いに結合するようにしてもよい。 個々の器をそれぞれ異なる位置で次々に隣接する器と結合することもできる。 したがって、彩色装飾として、例えば透明な中空体の中に配置されたカラフルな中空体を採用することができる。 彩色装飾はこの場合、特にそれ自体が容器の内容物を受け入れるように作られた器を構成することができる。 あるいは、容器内容物を受け入れるために役立つ少なくともさらに1つの容器を彩色装飾の内側に配置することもできる。 特に香水瓶の場合、望ましくない生成物を伴う彩色装飾と容器内容物との間の反応が生じ得るという問題があるので、本発明は、彩色装飾層を容器内容物から隔離することによって、この種の反応を本質的に完全に回避するための解決策を提供する。 このため、中空体を包み、該中空体が少なくとも部分的に透明な第1領域を含み、該第1領域の内側において少なくとも第2領域に彩色装飾を含み、さらに、該第1領域および/または該第2領域に結合された第3領域を含む、容器が提供される。 第3領域が「結合した」という表現はこの場合、第1領域および/または第2領域の近くにおいて、当該領域同士が直接接触したり、それらの間に間隙を伴いながら隣接して配置されたりするような位置関係にあることをいう。 有利な発展形では、第3領域は1つの障壁層を含むことができる。 これにより、容器内容物の成分の拡散を容器壁によって実質的に避けることができる。 この場合、特に容器内容物の成分と彩色装飾の材料との接触がほぼ完全に避けられるので、容器内容物の成分と彩色装飾の材料との間で反応が生じる確率は極めて低くなり、その結果、望ましくない物質の形成を実質的に除外することができる。 障壁層を設けるために、さまざまな方法、例えばスパッタリング、電子線蒸着、あるいはPVC法(物理蒸着法)またはCVD法(化学気相堆積法)、特にPECVD法(プラズマ強化化学気相堆積法)、例えばPICVD法(プラズマインパルス化学気相堆積法)を適用することができる。 コート法による熱負荷と関連して、特に有機成分を含む彩色装飾をコートする場合、彩色装飾が軟化せず、したがって例えばその形が変わらず、そのうえ基板から離れないことを保証するため、コート形成中の温度が高すぎてはならないことに注意すべきである。 しかしながら、CVD法(化学気相堆積法)を使用する場合、特にPECVD法(プラズマ強化化学気相堆積法)の場合、中でもPICVD法(プラズマインパルス化学気相堆積法)の場合には、低温で、特にプラスチック材料のガラス転位温度以下の温度で層の堆積が生じ得る。 さらに有利なことには、プロセスガスの急速な交代によって、非常に薄い層を設けることも可能である。 プロセスガスは、少なくとも1つの前駆物質の他にさらに別の気体、特に酸素などの反応性ガス、場合によってはキャリヤガス、すなわち窒素や希ガスなどの不活性ガスを含むことができる。 前駆物質としては、例えばシラン、シロキサン、およびシラザンがまず挙げられる。 前駆ガスの組成しだいで、さまざまな組成を有する障壁層を堆積させることができる。 それゆえ単なる一例ではあるが、障壁層はSiO 2および/またはTiO 2を含むことができる。 ただし本発明においては、特に非化学量論的組成を有する障壁層であってもよい。 障壁層の中に含まれ得るさらなる具体的な化合物を挙げることもできよう。 一般には、特に次の化合物を用いることができる。 すなわちメチルシラン、ジメチルシラン、トリメチルシラン、ジエチルシラン、プロピルシラン、フェニルシラン、ヘキサメチルジシラン、1,1,2,2−テトラメチルジシラン、ビス(トリメチルシリル)メタン、ビス(ジメチルシリル)メタン、ヘキサメチルジシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、エチルメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ジビニルテトラメチルジシロキサン、ジビニルヘキサメチルトリシロキサンおよびトリビニルペンタメチルトリシロキサン、1,1,2,2−テトラメチルジシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、ビニルトリメチルシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラザン、およびヘキサメチルジシラザンである。 好ましい珪素化合物は、テトラメチルジシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)、ヘキサメチルジシラザン、テトラメチルジシラン、ジメトキシジメチルシラン、メチルトリメトキシシラン、テトラメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジエトキシジメチルシラン、メチルトリエトキシシラン、トリエトキシビニルシラン、テトラエトキシシラン、ジメトキシメチルフェニルシラン、フェニルトリメトキシシラン、3−グリシジロキシプロピルトリメトキシシラン、ジエトキシメチルフェニルシラン、トリス(2−メトキシエトキシ)ビニルシラン、フェニルトリエトキシシラン、およびジメトキシジフェニルシランである。 こうして本発明は有利に、彩色装飾が中空体の内部空間に対して特に障壁層によって本質的に完全にマスクされるという可能性を提供する。 こうして、彩色装飾の成分が本発明による容器の中に詰められる製品の成分と接触することが、ほぼ完全に除外される。 有利なことには、この効果は1つの障壁層によって達成することができる。 こうして、第3領域の材料厚を非常に小さく選ぶことができるのは有利である。 特に本発明は、障壁層が少なくとも20nmの厚さを有するものを提供する。 障壁層としては、本発明においては基本的に任意の材料を選択することができる。 例えば、SiO 2を含有する層を少なくとも含むことができる。 障壁層がTiO 2を含有する層を少なくとも含む場合には、非常に良好な障壁作用が達成される。 基本的に本発明においては、特に障壁コート層が化学量論的組成を有することは必要ではない。 むしろ障壁コート層は非化学量論的組成を示す成分を含むこともできるし、完全にこのような材料から構成されることもできる。 問題とされる領域ないし層の組成は、特にCVD法を適用する場合には前駆物質ガスとその濃度の選択によって調整することができる。 さらに、障壁層は少なくとも2つの層から構成される多層系からなることができる。 したがって特に、彩色装飾と接触する層は、その組成を例えば彩色装飾の材料にできるだけ良好に付着するように選択することができ、また一方では、容器の中に満たされる製品と接触する層は、特に彩色装飾の成分と望ましからぬ反応を引き起こす可能性のある種類の成分に対してできるだけ大きな遮断作用をもたらすように選択することができる。 中空体としては、容器の具体的使用状況および望まれる性質に応じ、強度、透明性、耐食性、ならびに感触を考慮して、さまざまな材料を選択することができる。 例えば、中空体は少なくともガラスを含むことができる。 あるいは本発明においては、中空体が少なくともプラスチック材料を含むことも可能である。 本発明ではさらに、彩色装飾がラッカー層、特にエポキシラッカー層からなるものを提供する。 ラッカー層は簡単な方法で、例えば中空体の内部空間にラッカーを入れて、これを分布させ、余剰物があればそれを抜き出し、そして生じた層を硬化させることで、中空体の内側に形成することができる。 同時に、多くの市販のラッカーから、望みのデザイン、そして多分、ラッカー層と支持材料との付着、ならびにラッカー層とそれに接触する材料との相互作用などの、材料に特有の有利な条件を考慮して、所与の適用条件に適合したラッカー層を選べるという可能性があることは有利である。 また本発明の容器として彩色装飾が単色装飾層からなるものを提供することもできる。 例えば、彩色装飾は黒い彩色装飾層からなることができる。 これにより、容器の彩色装飾によって囲まれた領域が、少なくとも部分的に透明な容器の外部輪郭から特に明白に際立つことになる。 彩色装飾はまた多色装飾層からなることもでき、この場合、追加の光学的作用を達成することができる。 このような種類の多色コート層のために、異なる成分を有するさまざまなラッカーが使用されるが、本発明においては驚くほど簡単な方法で、容器内容物との望ましからぬ反応を考慮して問題となるラッカーの各成分を、単一の保護層、特に障壁層によって腐食から共通に保護するという可能性が得られる。 したがって、個々のラッカーにこれに適応した特定の保護層をあてがう必要性がないことは有利である。 本発明による容器のさらに進んだ光学的様式が、少なくとも第1部分における中空体の壁厚D 1を少なくとも第2部分における壁厚D 2と一致させないことによって、簡単な方法で可能になる。 こうして壁厚を変えることができ、この結果、内部領域、特に容器の中に入れるべき製品を受け入れるための中空体として形成された領域の形を、容器の外形と異なったものにすることができる。 こうして、入れ子状に配置された本体の造形が次々に外部輪郭を適合させることによって可能になる。 次に本発明を、実施例を用いて添付の図面を参照してさらに詳しく説明する。 同じ構成要素には同じ参照番号が付けられている。 図1、2および3に、異なる実施形態における本発明による容器1を示す。 図では、本発明による容器1の例として香水瓶を概略的に図示する。 しかし本発明はもちろん香水瓶のみに関するものではなく、多様な任意の種類の装飾された容器を提供することができる。 図1には、第1実施形態による容器1を示す。 この容器は、透明な領域20を有する中空体2を包含し、この領域は、ここに提示された第1実施形態では中空体の容器壁全体を包含する。 さらに容器は、中空体2の内側22に配置された彩色装飾3を含む。 彩色装飾3は内張り35を形成し、この内張りによってこの第1実施形態によれば中空体2の内側22がコートされている。 この配置は図1の右側に示される、断面線A−Aに沿った断面を示す断面図において確認される。 内張り35を有する彩色装飾3では、領域40が内側に隣接し、この領域40は第1実施形態では障壁層45として形成されている。 障壁層45は、彩色装飾3の内側内張り35を容器1の内部空間60に対して遮断する。 この方法で、容器1の内部空間60の中に存在することができる製品の成分と、内側内張り35の形をなす彩色装飾3の成分との接触は、ほとんど完全に避けられる。 望ましくない反応生成物の形成は、これによってほとんど完全になくなる。 容器1の内部空間60の内壁造型によって、彩色装飾を透明な中空体の中で際立たせる異なった色彩印象の他に、容器の光学的印象をさらに形成することができる。 特に、内部領域60の外形輪郭は容器1自体の外形輪郭と一致する必要はない。 これは、中空体2が壁厚の異なる領域10、12を有するという簡単な方法で達成できる。 第1実施形態では、例えば容器1のネック領域10における壁厚D 1は、容器1の中間高さの領域12における壁厚D 2より薄い。 第1実施形態では中空体2全体が透明に形成され、この結果、彩色装飾3によって内張りされた内部空間60は、任意の注視方向から輪郭として見えることになる。 図2に本発明の第2実施形態を示すが、この場合、容器1は単に部分的に透明な第1領域20を示す。 部分的に透明な第1領域20では、中空体2の中に配置された彩色装飾3が認められる。 断面線B−Bに沿った断面図は、中空体2の内側22に配置された第2領域30を示し、この第2領域30は彩色装飾3を包含する。 図1に示された第1実施形態とは異なり、図2に示された第2実施形態によって、本発明においては彩色装飾3が、容器1の内部領域60の外面に隣接して外周に位置する領域全体に常に配置されるわけではないことが明らかになる。 むしろ、本発明においては、単に容器1の壁部領域の一部分のみが、彩色装飾3を包含する領域30を配置することによって、この領域において彩色装飾が見えるように形成すべきである。 本発明の第2実施形態の例では、断面B−Bはさらに、少なくとも部分的に透明な第1領域20と彩色装飾3を包含する第2領域30に連続する領域40が、図示された第2実施形態の例では障壁層45を含む多層系を含んでいてもよいことが示されている。 この方式では、彩色装飾3は中空体の内部空間60に対して、特に障壁層45によって完全にマスクされる。 図1および図2に示された実施形態では、半径方向に隣接する領域が次々に互いに直接接触して配置されている。 しかし本発明の枠内では、配置のためのさらに別の可能性も利用可能である。 こうして図3には本発明による容器1の第3実施形態を示す。 この場合、中空体2は内部が内張りされ、彩色装飾3を包含する内部内張り35はと、中空体の第1領域20の内側22および領域40と直接接触してはいない。 このような直接接触は単に一部に存在するだけである。 図示された例では、内部内張り35あるいは領域40によって形成され、互いに入れ子状に配置された中空体が、容器1のネックの領域において、それぞれの中空体の位置が容器1の中で固定されるように互いに結合されている。 前記の中空体35および40が互いに結合されているこの領域以外では、例えば断面領域C−Cにおいても、中空体2の内側22と内部内張り35との間に空洞70が、ならびに領域40と内部内張り35との間に空洞80が存在する。 空洞70、80の半径方向の寸法を容器1の高さに沿って変えることができ、また半径方向に見て異なる値を採用することもできる。 これによって生じた異なる領域の異なる外形輪郭およびそれらの互いの配置によって、対応する容器1のさらに多様なデザインが可能となる。 |