排気濾過可能なペイント装置構造

申请号 JP2014257073 申请日 2014-12-19 公开(公告)号 JP5931169B2 公开(公告)日 2016-06-08
申请人 遠東科技大学; FAR EAST UNIVERSITY; 发明人 丁 永強;
摘要
权利要求

内部にペイント空間を有し上部にはペイント空間に連通する少なくとも二つの差込口が設けられたカバーと、 カバーと連接される上面部を備え内部に収容空間を有し、前記上面部には前記ペイント空間と前記収容空間を連通する第一吸気口が、上部には前記収容空間と外部を連通する第二吸気口が設けられた基部と、 前記収容空間に配置されファン及び管路を有し前記ペイント空間と外部を連通する排気ルートを形成する排気ユニットと、 前記排気ルート上に設けられる空気濾過ユニットを有する排気濾過可能なペイント装置構造。前記空気濾過ユニットには第一濾過層、第二濾過槽及び第三濾過槽が含まれる請求項1に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記第一濾過層は複数の多孔性プラスチック粒子が含まれ、前記第二濾過層には複数の活性炭粒子が含まれ、前記第三濾過層には複数のナノ濾過材が含まれる請求項2に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記多孔性プラスチックの粒径は100マイクロメートルから1000マイクロメートルであり、前期活性炭粒子の粒径は10マイクロメートルから500マイクロメートルであり、前記ナノ濾過材の粒径は100ナノメートルから10マイクロメートルである請求項3に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記ナノ濾過材はナノ酸化アルミニウム、ナノ活性炭、ナノ濾過膜、セラミックナノ粉末及びナノ繊維のうちの一つ又はこれらの組合せである請求項3に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記基部の上面部には第一排気口が設けられ、前記基部の上部には第二排気口が設けられ、前記管路は第一排気口と第二排気口を連通する請求項1に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記カバーは透明プラスチック材質である請求項1に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記カバーの差込口にはそれぞれ弾性バンドが備えられている請求項1に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記基部の上面部でかつペイント空間の内部には照明具が設けられている請求項1に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。紫外線を前記ペイント空間に投射するために前記カバー又は前記基部に紫外線光源が設けられている請求項1に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記基部に設置される乾燥ユニットを有する請求項1に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記乾燥ユニットは前記ペイント空間に気流を提供するドライヤーである請求項11に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記乾燥ユニットは前記ペイント空間に熱源を提供する電熱管である請求項11に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。紫外線を前記ペイント空間に投射するために前記カバー又は前記基部に紫外線光源が設けられ、前記基部に乾燥ユニットが設置されている請求項9に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。前記ファン、前記照明具、前記紫外線光源、前記乾燥ユニットと電気接続されている制御ユニットを有する請求項14に記載の排気濾過可能なペイント装置構造。

说明书全文

本発明は、排気濾過可能なペイント装置構造に関し、特に内部に排気ユニットを有し、排気ファン及び管路は外へ露出せず、全体の体積が小さくマニキュア液又は液体塗料中の有毒性揮発性気体分子を効果的に濾過するペイント装置構造に関するものである。

物質的生活準の向上に伴い、人々は外見や装いをより重視するようになっている。特に手や足の指爪に色彩豊かなマニキュア液を塗布する、又は指爪に直接アートを描くことで、自分だけのオリジナルな美観を表現することを好む女性が増えており、ネイルアートは日を増して人気となっている。また、模型、プラモデル及びフィギィアのコレクターにとっては、組み立て済みの模型、プラモデル、フィギィアへペイントを施すことも自分だけのオリジナルな視覚美観を表現する方法の一つである。しかし、マニキュア液又は塗料の多くには人体に悪影響を及ぼす有害揮発性物質が含まれ、この有害揮発性気体物質を長時間吸収すると人体の健康に大きな危害を加えるおそれがある。人体の健康に危害を加え得る揮発性有害物質が含まれる気体を体内へ直接吸収することを防止すると同時に、ペイント作業の芸術美観を維持可能にする装置が求められている。

下記特許文献1では、内部にペイント空間を有しペイント空間へ連通する少なくとも二つの差込口とペイント空間へ連通する一つの吸気口が設けられ前記吸気口上には第一連接部を有するカバーと、一端には第一連接部に連接する第二連接部が設けられ他一端には出気口が設けられた管体と、前記管体上に設置される排気濾過ユニットを有することを特徴とするペイント保護カバーであって、使用者は差込口より手を通し、カバーのペイント空間でマニキュア液を指爪に塗布し、濾過ユニットによりマニキュア液の塗布中に揮発する有害気体物質を濾過することができ、マニキュア液使用者が揮発性有害気体物質を直接体内に吸い込むことを防止することができるものを開示している。

台湾実用新案公告第M414119号

しかし上記特許文献1記載のペイント保護カバーでは、カバー上に連結された管体は外側へ突出しているため、ペイント保護カバーの使用又は収納の際に不便であり、外側へ設けられた管体によりペイント作業時にも各種制限を受けることになる。加えて、管体に設置された排気濾過ユニットは活性炭粒子のみが用いられ、有害な揮発性気体を濾過する効果にも限りがある。この他、ペイント作業中もジェルネイルを行えない、作業終了後迅速に乾燥することができない等の点も利便性を欠いている。

本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであって、排気濾過可能なペイント装置構造を提供することを目的とする。特に、内部に排気ユニットを有し、前記排気ユニットのファン及び管路は外へ露出せず、排気ルート上に単層又は多層の排気濾過ユニット、ジェルネイルを行うための紫外線光源、乾燥を行うための乾燥ユニットが設けられ、高機能で軽量且つ小型であることを特徴とする排気濾過可能なペイント装置構造を提供することを目的とする。

前記目的を達成するために本発明が提供する排気濾過可能なペイント装置構造は、内部にペイント空間を有するカバーと、カバーと連接される上面部を備え内部に収容空間を有する基部と、前記収容空間に配置されるファン及び管路を有し前記ペイント空間と外部を連通する排気ルートを形成する排気ユニットと、前記排気ルート上に設けられる空気濾過ユニットを有し、前記カバーの上部にはペイント空間に連通する少なくとも二つの差込口が設けられ、前記上面部には前記ペイント空間と前記収容空間を連通する第一吸気口が設けられ、前記基部上には前記収容空間と外部を連通する第二吸気口が設けられたことを特徴とする。

前記空気濾過ユニットには第一濾過層、第二濾過槽及び第三濾過槽が含まれる。

さらに、前記第一濾過層には複数の多孔性プラスチック粒子が含まれ、第二濾過層には複数の活性炭粒子が含まれ、第三濾過層には複数のナノ濾過材が含まれる。

前記ナノ濾過材は、ナノ酸化アルミニウム、ナノ活性炭、ナノ濾過膜、セラミックナノ粉末及びナノ繊維のうちの一つ又はこれらの組合せである。

さらに、前記多孔性プラスチックの粒径は100マイクロメートル(μm)から1000マイクロメートルであり、前期活性炭粒子の粒径は10マイクロメートルから500マイクロメートルであり、前記ナノ濾過材の粒径は100ナノメートル(nm)から10マイクロメートルである。

さらに、前記基部の上面部には第一排気口が設けられ、前記基部の上部には第二排気口が設けられ、前記管路は第一排気口と第二排気口を連通する。

さらに、前記カバーは透明プラスチック材質である。

さらに、前記カバーの差込口にはそれぞれ弾性バンドが備えられている。

さらに、前記基部の上面部でかつペイント空間の内部には照明具が設けられている。

さらに本発明は、紫外線を前記ペイント空間に投射するために前記カバー又は前記基部に紫外線光源が設けられている。これにより、ペイント空間内の人の手又は足にジェルネイルを行うことができる。

さらに本発明は、前記基部に設置される乾燥ユニットを有する。前記乾燥ユニットはペイント空間に気流を提供するドライヤー、又はペイント空間に熱源を提供する電熱管である。

さらに本発明は、ファン、照明具、紫外線光源、乾燥ユニットと電気接続されている制御ユニットを有する。

本発明によれば、以下のような発明の効果を奏することができる。

1.本発明のファン及び管路はいずれも基部の収納空間に内蔵されているため、排気ユニットが外に露出せず全体の体積が小さくなり、「外付式」排気管路の影響による持ち運び、収納及び使用上の不便を解消することが出来る。

2.本発明の空気濾過ユニットに設けられた各濾過層はそれぞれ多孔性プラスチック粒子、活性炭粒子及びナノ濾過材を含有することにより、ペイント空間の空気に含まれる粉塵、不純物、揮発性気体分子(ギ酸、酢酸エチル、アセトン)、酢酸プロピル及び酢酸ブチルを濾過し、ペイント空間内の空気を清浄した後に排気するという効果を奏するため、使用者が手部若しくは足部にネイルを塗布する、又は人形若しくは模型にペイントを施す際に、有毒性揮発性気体を過度に吸収し身体に影響を及ぼすことを防ぐことができる。

3.本発明のカバーは透明プラスチック材料で作られているため、使用者は外部からはっきりとカバー内部の状態を見ることができ、ペイント作業の進行に役立つ。

4.本発明のカバーの各差込口には弾性バンドが設けられているため、使用者が手又は足を差込口に通したとき、弾性バンドにより使用者の手首又は足首が堅固に固定される。よってネイル塗布又は人形へのペイント作業中に、気体の一部が差込口から外側へ流れ出ることがなく、マニキュア液又は塗料から揮発する液体を吸い込むこともない。不使用時に塵や埃が差込口からペイント空間へ入り込み内部を汚すこともない。

5.前記照明具により照明補助効果が提供されることで、使用者がペイントを行う際により視野をはっきりさせ、ペイントの正確度が向上する。

6.ペイント空間に紫外線光源が設けられることで、ペイントだけでなくジェルネイルを行うこともできる。

7.ペイント空間に乾燥ユニットが設けられることで、ネイル後にペイント完成物を高速に乾燥させることが可能である。

本発明の組合立体図である。

本発明の底面断面図である。

本発明の空気濾過ユニットの側面断面図である。

本発明の使用状態を示す図(一)である。

本発明の使用状態を示す図(二)である。

本発明の使用状態を示す図(三)である。

本発明の排気濾過可能なペイント装置構造の主要な効果は、以下に述べる実施例により実現される。

本発明の組立立体図を図1に示す。本発明の排気濾過可能なペイント装置構造は、カバー(1)、基部(2)、排気ユニット(3)、空気濾過ユニット(4)を有する。カバー(1)は、内部にペイント空間(11)を有し、カバー(1)の上部にはペイント空間(11)に連通する少なくとも二つの差込口が設けられる。以下の図面においては四つの差込口(12)(12A)(12B)(12C)が設けられたものを例に挙げ説明するが、これに限らない。

基部(2)は、カバー(1)と連接される上面部(21)を備える。カバー(1)と基部(2)の上面部(21)は粘着剤により連接されるが、これに限らず別の方法で連接してもよい。図2に示すように、基部(2)の内部には収容空間(22)が設けられ、上面部(21)にはペイント空間(11)と収容空間(22)を連通する第一吸気口(211)が設けられ、基部(2)の上部には収容空間(22)と外部を連通する第二吸気口(23)が設けられている。こうすることで、外部の空気が第二吸気口(23)から収容空間(22)へ入った後、第一吸気口(211)からペイント空間(11)へ入るという吸気ルートが形成される(図2の実線矢印を参照)。

排気ユニット(3)は、収容空間(22)に配置されるファン(31)及び管路(32)を有し(図2参照)、ペイント空間(11)と外部を連通する排気ルートを形成する(図2の点線矢印参照)。基部(2)の上面部(21)には第一排気口(24)が、基部上には第二排気口(25)が設けられ、管路(32)は第一排気口(24)と第二排気口(25)を連通し、ファン(31)は収容空間(22)の第一排気口(24)に近い場所に設置されることが好ましい。

空気濾過ユニット(4)は排気ルート上に設けられ、単層形態でもよいし多層形態でもよい。図3の空気濾過ユニット(4)は多層形態であり、第一濾過層(41)、第二濾過層(42)及び第三濾過層(43)が含まれる。第一濾過槽(41)には複数の多孔性プラスチック粒子が含まれ、第二濾過層(42)には複数の活性炭粒子が含まれ、第三濾過槽(43)には複数のナノ濾過材、例えばナノ酸化アルミニウムが含まれることが好ましい。そして、好ましい実施例における空気濾過ユニット(4)は、取り外し可能な形で管路(32)と連結される。例えば空気濾過ユニット(4)と管路(32)それぞれに対応する内ねじ、外ねじを設けることで両者が固着され(図では示していない)、空気濾過ユニット(4)の使用期限経過後に交換を行う際に便利であり、最適な濾過効果を維持することができる。

多孔性プラスチック粒子の粒径は100マイクロメートルから1000マイクロメートルであり、活性炭粒子の粒径は10マイクロメートルから500マイクロメートルであり、ナノ濾過材の粒径は100ナノメートル(nm)から10マイクロメートルであることが好ましい。こうすることで、第一濾過槽(41)によりペイント空間内の空気に含まれる粉塵及び不純物が濾過され、第二濾過層(42)によりペイント空間内の空気に含まれる揮発性気体分子(例えばギ酸、酢酸エチル、アセトン)が濾過され、第三濾過槽(43)によりペイント空間内の空気に含まれる酢酸プロピル、酢酸ブチルが濾過され、好ましい濾過機能が達成される。

前記のナノ濾過材はナノ活性炭、ナノ濾過膜、セラミックナノ粉末及びナノ繊維等であることができる。

カバー(1)にある四つの差込口(12)(12A)(12B)(12C)それぞれに弾性バンド(13)(13A)(13B)(13C)が設けられることが好ましい。使用者が手を差込口(12)(12A)(12B)(12C)へ通す際に、弾性バンド(13)(13A)(13B)(13C)により使用者の手首が堅固に固定され、マニキュア液を塗布しているときに気体が差込口(12)(12A)(12B)(12C)から外側へ流れ出ることを避けることができる。さらに本発明の不使用時には、弾性バンド(13)(13A)(13B)(13C)は密封状態にあるため、空気中の粉塵及び不純物が差込口(12)(12A)(12B)(12C)からペイント空間(11)に入り込むことを防止し、清潔な作業環境を維持することができる。

カバー(1)は透明プラスチック材料より製造されることが好ましい。使用者が外部からカバー内部の状態をはっきりと見ることができ、ペイント作業の進行に役立つ。基部(2)の上面部(21)且つペイント空間(11)内部に照明具(5)が設置されることが好ましい。好ましい実施例における照明具(5)は蛇腹式を例としたが、実際はこれに限らない。さらに、ファン(31)及び照明具(5)と電気接続される制御ユニット(6)を有することが好ましい。制御ユニット(6)によりファン(31)及び照明具(5)のオンオフが制御される。この他、制御ユニット(6)はコンセント又は電池と接続され、ファン(31)及び照明具(5)を作動させるために必要な電の供給元となることができる。

図4は本発明の使用状態を示す図、図2は本発明の底面断面図である。図においては一人の人間が自らの指にネイルを塗布する作業を例としているが、実際はこれに限らない。足にネイルを塗布する作業も、本発明で実施可能な例の一つである。また、二人の人間がそれぞれ異なる差込口(12)(12A)(12B)(12C)から両手をペイント空間(11)へ通し、一人がもう一人の手に対しネイル塗布作業を行う効果が達成される。本発明の基部(2)の上面部(21)、特にペイント空間内の上面部(21)区域は、使用者が作業に必要な道具又は材料を置くことができる。使用者はまず制御ユニット(6)を利用しファン(31)及び照明具(5)を起動することで、ペイント空間(11)中の空気がファン(31)により第一排気口(24)から管路(32)へ送られ、空気濾過ユニット(4)を通過し第二排気口(25)から外部へ排出される。そして、使用者は両手をそれぞれ差込口(12)(12A)からペイント空間(11)へ通し、片手はマニキュア液を持ち他方の手指にネイル塗布作業を行う。マニキュア液から揮発される有害気体分子はファン(31)により発生する気流に乗って管路(32)へ導かれ、粉塵及びマニキュア液に含まれる揮発性気体分子(ギ酸、酢酸エチル、アセトン、酢酸プロピル、酢酸ブチル)は空気濾過ユニット(4)を通り順番に濾過され、濾過された空気は第二排気口(25)を通り外部へ排出される。この結果、使用者がペイント作業中にマニキュア液中の有害揮発性気体分子を吸収することを防止し、ペイントの芸術美観が満たされることになる。

図5は本発明の使用状態図(二)である。基本的には使用状態図(一)とほぼ同じであるが、本発明を模型や人形(A)にペイントを施す場として使用する点が異なる。使用者はブラシを持った片手で、ペイント空間(11)に事前に置いた人形(A)に対しペイント作業を行うことができる。また照明具(5)を補助照明として使用することで、使用者ははっきりと細部が見えるため細部へのペイントにも役立ち、より正確なペイントが達成される。この他、人形(A)へのペイント作業は比較的長時間になり塗料に含まれる有害揮発性気体分子が空気中に揮発される量も相対的に多くなる。本発明の空気濾過ユニット(4)は空気中に放出される有害揮発性気体分子を濾過し、長期間のペイント作業においても使用者の健康を保護する効果が達成される。上記の照明具(5)は紫外線光源へ変更することもできる。ネイル塗布作業中に紫外線を用いジェルネイル作業を行うことが可能となる。本実施例の照明具(5)又は紫外線光源及び排気ユニットのファン(図5では示していない)はいずれも、制御ユニット(6)と電気接続される。制御ユニット(6)は照明具(5)又は紫外線光源及び排気ユニットのファンのオンオフを制御する。

図6は本発明の使用状態図(三)である。基本的には使用状態図(一)とほぼ同じであるが、本発明の基部(2)上に乾燥ユニット(7)が設けられた点が異なる。乾燥ユニット(7)は、ペイント空間(11)中のネイル(図では示していない)又は人形(A)を乾燥するために用いられる。図で示した乾燥ユニット(7)はドライヤーであり、乾燥に用いる気流を提供する。但し熱源を提供する電熱管を用いる方法で乾燥を行うことも、本発明の実施例の一つである。本実施例の乾燥ユニット(7)は、制御ユニット(6)と電気接続される。制御ユニット(6)は乾燥ユニット(7)のオンオフを制御する。

上記のように、本発明は空気濾過ユニット(4)に設けられた多孔性プラスチック粒子、活性炭粒子及びナノ濾過材を含有する各層により、ペイント空間(11)の空気中の粉塵、不純物及び揮発性気体分子(ギ酸、酢酸エチル、アセトン)、酢酸プロピル及び酢酸ブチルを濾過し、ペイント空間内の空気を正常した後に排気するという効果を奏し、使用者がペイント作業時に有害な揮発性気体分子を過度に吸収することを防ぐことができる。さらに、本発明のカバー(1)は透明プラスチック材料から成るため、使用者は外部からカバー(1)内部の状態をはっきりと見ることができ、照明具(5)により照明補助効果が提供されるため、ペイント作業に役立つ。同時に、カバー(1)の四つの差込口(12)(12A)(12B)(12C)それぞれに弾性バンド(13)(13A)(13B)(13C)が設けられているため、使用者の手首が堅固に固定され、マニキュア液を塗布しているときに気体が差込口(12)(12A)(12B)(12C)から外側へ流れ出ることを避けることができる。加えて、粉塵が四つの差込口(12)(12A)(12B)(12C)からペイント空間(11)に入り内部を汚すことも防止可能である。

前記実施例の説明によれば、本発明の操作、使用方法及び効果について十分に理解できるはずである。しかし、上述した実施例はあくまで本発明における好ましい実施例に過ぎず、本発明の実施範囲はこれに限られない。即ち、本発明の特許請求の本位及び発明内容の説明に沿って簡単な変更又は修正が行われたとしても、特許請求の範囲に含まれるものである。

1 カバー 11 ペイント空間 12,12A,12B,12C 差込口 13,13A,13B,13C 弾性バンド 2 基部 21 上面部 211 第一吸気口 22 収容空間 23 第二吸気口 24 第一排気口 25 第二排気口 3 排気ユニット 31 ファン 32 管路 4 空気濾過ユニット 41 第一濾過層 42 第二濾過層 43 第三濾過層 5 照明具 6 制御ユニット 7 乾燥ユニット A 人形

QQ群二维码
意见反馈