ネイルプリント装置

申请号 JP2012061688 申请日 2012-03-19 公开(公告)号 JP5633529B2 公开(公告)日 2014-12-03
申请人 カシオ計算機株式会社; 发明人 美藤 仁保; 仁保 美藤;
摘要
权利要求
  • 手又は足の指が挿入される挿入口を備えた第1の挿入部と、前記第1の挿入部に挿入された前記指の爪に印刷を施す印刷ヘッドと、を有するプリント装置本体と、
    前記第1の挿入部の下方に伸出可能に構成され、伸出状態において第2の挿入部を創り出す脚部と、
    を備え
    前記第1の挿入部は、挿入された前記指を保持する印刷指保持台を有し、
    前記印刷指保持台は補助保持部を有し、
    前記補助保持部は、前記印刷指保持台と重なり合うように配置された挿入状態と、前記印刷指保持台から前記指の挿入方向手前側に延出した延出状態と、を取り得るように構成されていることを特徴とするネイルプリント装置。
  • 前記第2の挿入部は、前記第1の挿入部にて印刷予定であるがまだ印刷をしていない爪の指、既に前記第1の挿入部にて印刷をした爪の指、前記第1の挿入部にて印刷をしない爪の指、の少なくともいずれかを含む非印刷指が挿入されることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
  • 前記脚部の一端が前記プリント装置本体の底部にヒンジを介して取り付けられ、前記底部とほぼ平行に配置された挿入状態と、前記底部に対して垂直方向に伸出した伸出状態と、を取り得るように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
  • 前記脚部は、前記プリント装置本体の両側部に沿って上下移動可能に設けられ、前記プリント装置本体の両側部と重なり合って配置された挿入状態と、前記プリント装置本体の両側部よりも下方に伸出した伸出状態と、を取り得るように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
  • 前記印刷ヘッドは、前記伸出状態において手の指の爪に印刷を行い、前記挿入状態において足の指の爪に印刷を行うことを特徴とする請求項3 又は請求項4に記載のネイルプリント装置。
  • 说明书全文

    本発明は、ネイルプリント装置に関するものである。

    ネイルプリント装置は、印刷しようとする爪に対応する指を、装置本体に設けた指載置台に位置決めし、この位置決めした指の爪に画像を印刷するプリント装置である。
    ネイルプリントは、手指の爪に施す場合(マニキュア)のみでなく、足指の爪に施す場合(ペティキュア)もあるため、1台の装置で手指、足指の両方に対応できるようにすることが好ましい。

    この点、爪を正しい位置に保つホルダーとして、手指用、親指用、足指用等の複数のホルダーを備え、これらのうちから印刷する指に応じて適宜使用するホルダーを選択することができるようにしたネイルプリント装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
    このような装置によれば、手の指の他、足の指にもネイルプリントを施すことが可能となる。

    特表2003−534083号公報

    しかしながら、特許文献1に記載の装置のように、複数のホルダーを備え、印刷する指に応じてホルダーを選択するようにした場合には、装置を構成する部材の点数が増え、使用者に混乱を与えたり、誤使用による事故にもつながるとともに、収納時に不便である。 また、このように装置本体に対して着脱可能なホルダーを複数備える場合には、ホルダーを紛失する等のおそれもある。

    また、従来のネイルプリント装置では、印刷対象となる指(印刷指)を挿入する印刷指挿入部を印刷ヘッドの近傍に設け、この印刷指挿入部よりも下方に、印刷指挿入部にて印刷予定であるがまだ印刷をしていない爪の指、既に印刷指挿入部にて印刷をした爪の指、前記第1の挿入部にて印刷をしない爪の指等、印刷を行わない非印刷指を挿入する部分を設けて印刷指をできるだけ楽な状態で印刷ヘッドの下方に配置できるように工夫されている。

    しかし、このようなネイルプリント装置では、足指にネイルプリントを施すことを想定しておらず、印刷指挿入部は床から離れた高い位置に配置されている。
    このため、このような構成の装置を用いて足指にネイルプリントを施そうとした場合には、足指を印刷指挿入部に挿入しづらかったり、挿入できたとしても踵が床から浮いてしまうために、足が動いたり震えたりしてしまい、足指を完全に固定することができないという問題があった。
    また、印刷指挿入部と非印刷指を挿入する部分とを画する部分の強度が不十分である場合には、足指を印刷指挿入部に挿入した際に大きなが加わることにより、装置を破損してしまうおそれもある。

    本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、部材点数を増やすことなく、簡易な構成で手指の爪と足指の爪いずれの印刷にも対応することのできるネイルプリント装置を提供することを目的とするものである。

    前記課題を解決するために、本発明のネイルプリント装置は、
    手又は足の指が挿入される挿入口を備えた第1の挿入部と、前記第1の挿入部に挿入された前記指の爪に印刷を施す印刷ヘッドと、を有するプリント装置本体と、
    前記第1の挿入部の下方に伸出可能に構成され、伸出状態において第2の挿入部を創り出す脚部と、
    を備え
    前記第1の挿入部は、挿入された前記指を保持する印刷指保持台を有し、
    前記印刷指保持台は補助保持部を有し、
    前記補助保持部は、前記印刷指保持台と重なり合うように配置された挿入状態と、前記印刷指保持台から前記指の挿入方向手前側に延出した延出状態と、を取り得るように構成されていることを特徴としている。

    本発明によれば、プリント装置本体に収容可能であるとともに、第1の挿入部の下方に伸出可能に構成された脚部を備え、この脚部が伸出状態において、印刷指が収容される第1の挿入部の下方に非印刷指が収容される第2の挿入部となる空間を創出可能となっている。
    これにより、足指にネイルプリントを施す場合には脚部をプリント装置本体に収容して第1の挿入部の床面からの高さを低くし、手指にネイルプリントを施す場合には脚部を第1の挿入部の下方に伸出させて第2の挿入部を創出することで、手指、足指いずれの爪に印刷する場合にも、印刷に適した位置に指を保持することができ、簡易な構成で手指の爪と足指の爪いずれにもネイルプリントを施すことができるとの効果を奏する。

    第1の実施形態に係るネイルプリント装置の内部構成を正面側から見た模式的な断面図である。

    図1に示す第1の実施形態に係るネイルプリント装置を側面から見たI−I断面図である。

    (a)は、本実施形態の印刷指保持台の断面図であり、(b)は、(a)の印刷指保持台を上から見た平面図である。

    (a)は、図3の印刷指保持台から補助保持部を引き出した状態を示す断面図であり、(b)は、(a)の印刷指保持台及び補助保持部を上から見た平面図である。

    図1のネイルプリント装置の印刷指挿入部及び第2の挿入部を示した模式的な側面図で、印刷指として手の親指を印刷指挿入部に挿入した際の固定態様を示している。

    図1のネイルプリント装置の印刷指挿入部及び第2の挿入部を示した模式な側面図で、印刷指として手の人差し指から小指を印刷指挿入部に挿入した際の固定態様を示している。

    図1のネイルプリント装置の印刷指挿入部を示した模式な側面図で、印刷指として足の5指を印刷指挿入部に挿入した際の固定態様を示している。

    図7に示す印刷指挿入部を上から見た平面図である。

    第2の実施形態に係るネイルプリント装置の正面側の断面図である。

    図9に示す第2の実施形態に係るネイルプリント装置を側面から見IX−IX面図である。

    [第1の実施形態]
    まず、図1から図8を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置の第1の実施形態について説明する。 なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。

    図1は、本実施形態に係るネイルプリント装置1を正面側から見た模式的な断面図であり、図2は、図1に示すネイルプリント装置1を側面から見た−断面図であって、いずれも筐体22の一部を切り欠いてネイルプリント装置1の内部構成を示したものである。
    図1及び図2に示すように、このネイルプリント装置1は、プリント装置本体2と脚部6とを備えている。

    プリント装置本体2は、機枠21とこの機枠21を収容する筐体22とを備えている。 なお、プリント装置本体2の形状、構成等は図示例に限定されず、例えば、筐体22の上面を被覆可能な蓋部等を備えていてもよい。
    機枠21は、筐体22の内部下方に設置されている下部機枠21aとこの下部機枠21aの上方で且つ筐体22の内部上方に設置されている上部機枠21bとによって構成されている。

    下部機枠21aにおけるネイルプリント装置1の幅方向(すなわち、図1における横方向)のほぼ中央部には、印刷対象である爪Tに対応する指(以下「印刷指U1」という)が収容される第1の挿入部である印刷指挿入部23が設けられている。 印刷指挿入部23は、ネイルプリント装置1の前面側に印刷指U1が挿入される挿入口231を備えている。
    本実施形態では、後述するように、印刷指U1として、手の親指、手の親指以外の4指(すなわち、人差し指、中指、薬指、小指)、足の親指から小指の5指が想定されており、印刷指挿入部23は、これらのうちいずれが挿入される場合にも対応可能な幅寸法、高さ寸法に形成されている。

    第1の挿入部である印刷指挿入部23の底面部は、印刷指挿入部23に挿入された印刷指U1を保持する印刷指保持台24となっている。 印刷指U1の撮影や印刷は、印刷指U1がこの印刷指保持台24上に保持された状態で行われる。 なお、印刷指保持台24の形状等は、図示例に限定されない。

    本実施形態では、この印刷指保持台24の指挿入側端部は、印刷指挿入部23の挿入口231よりも印刷指U1の指挿入方向Yの奥側に位置しており(図2及び図5〜図7参照)、印刷指U1として、手の親指又は足の5指が印刷指挿入部23に深く挿入された際に、印刷指U1の爪Tが印刷に適した位置(すなわち、後述する印刷ヘッド46の下方に爪Tが配置される位置)に配置されるようになっている。
    また、この印刷指保持台24の幅方向(図2における横方向)のほぼ中央部には、印刷指保持台24に対して印刷指挿入部23への印刷指U1の指挿入方向Yの手前側に引き出し可能に設けられた補助保持部25が配置されている。
    補助保持部25は、印刷指保持台24と重なり合うように配置された収容状態と印刷指U1の指挿入方向Yの手前側に延出した延出状態とを取り得るように構成されている。
    本実施形態では、手の人差し指、中指、薬指、小指の4指の爪Tに印刷を施す場合、補助保持部25が印刷指U1の指挿入方向Yの手前側に延出した延出状態において、手の人差し指、中指、薬指、小指の4指を、親指及びその他の指の付け根U3(図6参照)が補助保持部25の前面側端部に当接する位置まで印刷指挿入部23に深く挿入した際に、印刷指U1の爪Tが印刷に適した位置に配置されるようになっている。

    図3(a)は、補助保持部25が収容状態にある印刷指保持台24の側断面図であり、図3(b)は、印刷指保持台24を上面(すなわち、ネイルプリント装置1の上側)から見た平面図である。 また、図4(a)は、補助保持部25が延出状態にある印刷指保持台24の側断面図であり、図4(b)は、印刷指保持台24を上面(すなわち、ネイルプリント装置1の上側)から見た平面図である。
    図3(a)、図3(b)及び図4(a)、図4(b)に示すように、印刷指保持台24の幅方向のほぼ中央部の内部には、補助保持部25を収容可能な空間である補助保持部収容部242が設けられている。 補助保持部収容部242の裏面側(図3(a)及び図4(a)における下側)の端部近傍には、係止用孔部243が形成されている。
    また、補助保持部25の引き出し方向(延出方向)の端部近傍及び収容方向(すなわち、印刷指U1の指挿入方向Y)の端部近傍には、係止用凸部251a,251bが設けられている。 係止用凸部251a,251bは、例えば板バネ等の弾性を有する部材であり、図3(a)及び図3(b)に示すように、補助保持部25が補助保持部収容部242に収容された収容状態においては、補助保持部25の引き出し方向の端部近傍に設けられた係止用凸部251aが補助保持部収容部242の係止用孔部243に係止され、補助保持部25が補助保持部収容部242中に収容された収容状態が維持されるようになっている。
    また、図4(a)及び図4(b)に示すように、補助保持部25が補助保持部収容部242から引き出された延出状態においては、補助保持部25の収容方向の端部近傍に設けられた係止用凸部251bが補助保持部収容部の係止用孔部243に係止され、補助保持部25が補助保持部収容部242から抜け落ちたり、補助保持部収容部242内に押し戻されたりすることのないようになっている。

    なお、補助保持部25の形状、大きさ、構成や、補助保持部25を係止する構成等はここに例示したものに限定されない。 補助保持部25は、印刷指保持台24と重なり合うように配置された収容状態と印刷指U1の指挿入方向Yの手前側に延出した延出状態とを取り得るものであればよく、例えば補助保持部25は、印刷指保持台24の前面側端部に回動自在に取り付けられ、収容状態において印刷指保持台24と重なり合うように折り畳まれる構成としてもよい。

    また、図1及び図2に示すように、機枠21には、撮影手段を構成している撮影部30、印刷手段を構成している印刷部40及び制御手段を構成する制御装置(図示せず)が搭載されている基板50等が設けられている。

    撮影部30は、機枠21のうち上部機枠21bに設けられている。 撮影部30は、第1の挿入部である印刷指挿入部23に収容された印刷指U1や、その爪Tを撮影して印刷指U1や爪Tの画像データを取得する撮影手段である。
    上部機枠21bに設置された基板50の中央部下面には、ドライバーを内蔵した200万画素程度以上の画素を有するカメラ32が設置されている。 また、基板50には、カメラ32を囲むように白色LED等の照明灯33が設置されている。 撮影部30は、このカメラ32及び照明灯33を備えて構成されている。
    この撮影部30は、照明灯33によって印刷指U1を照明し、カメラ32によってその印刷指U1を撮影し、指画像を取り込むためのものである。 この撮影部30は、制御装置に接続され、該制御装置によって動作制御されるようになっている。

    また、印刷部40は、主に上部機枠21bに設けられている。 印刷部40は、第1の挿入部である印刷指挿入部23に収容された印刷指U1の爪Tに印刷を施す印刷手段である。
    図1及び図2に示すように、上部機枠21bの両側板には、2本のガイドロッド41が平行に架設されている。 このガイドロッド41には、主キャリッジ42が摺動自在に設置されている。 また、図2に示すように、主キャリッジ42の前壁42aおよび後壁42bには2本のガイドロッド44が平行に架設されている。 このガイドロッド44には、副キャリッジ45が摺動自在に設置されている。 この副キャリッジ45の下面中央部には、印刷ヘッド46が搭載されている。
    本実施形態において、この印刷ヘッド46は、インクを微滴化し、印刷対象である爪Tに対し直接に吹き付けて印刷を行うインクジェット方式の印刷ヘッドである。 なお、印刷ヘッド46の記録方式はインクジェット方式に限定されない。

    主キャリッジ42は動力伝達手段(図示せず)を介してモータ43に連結され、モータ43の正逆回転によって、ガイドロッド41に沿って左右方向に移動するように構成されている。 また、副キャリッジ45は動力伝達手段(図示せず)を介してモータ47に連結され、モータ47の正逆回転によって、ガイドロッド44に沿って前後方向に移動するように構成されている。 本実施形態において、印刷ヘッド46の可動範囲がネイルプリント装置1の印刷可能範囲であり、印刷指U1に対する印刷はこの印刷可能範囲内において行われる。
    また、機枠21の外部であってネイルプリント装置1の奥側には、印刷ヘッド46にインクを供給するためのインクカートリッジ48が設けられている。 インクカートリッジ48は、図示しないインク供給管を介して印刷ヘッド46と接続されており、適宜印刷ヘッド46にインクを供給するようになっている。 なお、インクカートリッジ48は印刷ヘッド46と別個に設けられている場合に限定されず、例えばインクカートリッジ48が印刷ヘッド46と一体的に設けられている構成の印刷ヘッド46を用いてもよい。
    さらに、下部機枠21a内であって印刷指挿入部23の側部には、印刷ヘッド46のメンテナンスを行うヘッドメンテナンス機構49が設けられている。 ヘッドメンテナンス機構49には、例えば印刷ヘッド46のインク吐出面を覆い乾燥や目詰まりを防ぐキャップや、印刷ヘッド46のメンテナンス時や印刷開始前等に印刷ヘッド46から空吐出されたインクを受ける廃インク受け部、印刷ヘッド面をクリーニングするゴムべラ部等が備えられている。
    なお、インクカートリッジ48やヘッドメンテナンス機構49の設けられる位置は、ここに例示した位置に限定されない。

    印刷部40は、これらガイドロッド41、主キャリッジ42、モータ43、ガイドロッド44、副キャリッジ45、印刷ヘッド46、モータ47、インクカートリッジ48及びヘッドメンテナンス機構49等を備えて構成されている。
    この印刷部40のモータ43、印刷ヘッド46、モータ47は、制御装置に接続され、該制御装置によって制御されるようになっている。

    また、基板31等に設置されている制御装置は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等で構成される制御部、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等(全て図示せず)で構成される記憶部等を備えるコンピュータである。 ROM等には印刷プログラム等の各種プログラムや爪Tに印刷すべきデザイン画像等の各種データが格納され、制御部はこのプログラムを実行して各部を制御するようになっている。

    筐体22の上面である天板には、図示しない操作部が設置されている。
    操作部は、ユーザが各種入力を行うための入力手段である。
    操作部には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、爪Tに印刷するデザイン画像を選択するデザイン選択釦、印刷開始を指示する印刷開始釦、その他各種の入力を行うための操作釦が配置されている。
    本実施形態では、例えば表示部28にデザイン画像を選択するための図示しないデザイン選択画面が表示されるようになっており、ユーザは、所望のデザイン画像を操作釦によって選択することにより、印刷されるデザイン画像が選択される。

    また、筐体22の天板のほぼ中央部には表示部28が設定されている。
    表示部28は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成された表示手段である。 本実施形態において、この表示部28には、例えば、印刷指U1を撮影した画像(以下「指画像」という。)、この指画像中に含まれる爪Tの輪郭線、その指画像中の指の輪郭線、爪Tに印刷すべき画像(すなわち、デザイン画像)を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面、告知画面、警告画面等が適宜に表示される。
    なお、表示部28の表面にタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。 この場合には、図示しないスタイラスペンや指先等により表示部28の表面をタッチするタッチ操作によっても各種の入力を行うことができるように構成される。

    また、筐体22の底面には、樹脂等で形成された緩衝部材221が設けられており、ネイルプリント装置1を卓上や床面等に載置した際に、机や床面等が傷つかないようになっている。 また、これら緩衝部材221は、印刷時に印刷指U1、非印刷指U2をネイルプリント装置1内に出し入れする際に装置が動かないように滑り止めとしての役割も果たすようになっている。 なお、緩衝部材221を設ける位置は図示例に限定されない。 また、緩衝部材221を設けることは必須ではなく、これを設けない構成としてもよい。

    プリント装置本体2の底部(すなわち、本実施形態では筐体22の底部)には、脚部6が設けられている。
    脚部6は、プリント装置本体2に収容可能であるとともに、第1の挿入部である印刷指挿入部23の下方に伸出可能に構成され、この伸出状態において第1の挿入部である印刷指挿入部23の下方に印刷対象でない爪Tに対応する指(第1の挿入部である印刷指挿入部23にて印刷予定であるがまだ印刷をしていない爪の指、既に第1の挿入部にて印刷をした爪Tの指、第1の挿入部である印刷指挿入部23にて印刷をしない爪Tの指、の少なくともいずれかを含む。以下、これを「非印刷指U2」と称する。)が収容される第2の挿入部60となる空間を創出可能となっている。

    すなわち、脚部6は、一対の脚板62を備え、この脚板62の一端がヒンジ61を介して筐体22の底部の両側部近傍にそれぞれ取り付けられている。 脚部6は、ヒンジ61を軸として図1において矢印で示すように回動自在の折り畳み式となっており、筐体22の底部とほぼ平行に配置された収容状態と、底部に対して垂直方向に伸出した伸出状態とを取り得るように構成されている。 なお、ヒンジ61には、脚部6が収容状態となる位置と伸出状態となる位置とで係止可能な図示しないストッパ機構が設けられていることが好ましい。
    脚板62は、その伸出状態における高さ方向の長さ寸法が一般の大人の人差し指から小指までの幅よりも長くなっており、伸出状態において、一対の脚板62の間に非印刷指U2が収容される第2の挿入部60となる空間を創出する。
    なお、本実施形態では、筐体22の底部に脚板62が収容される凹部が形成されており、収容状態において脚板62がこの凹部内に収容されて筐体22の底部とほぼ面一となるように構成されている。 なお、筐体22の底部の構成はここに例示したものに限定されず、凹部を備えない構成としてもよい。

    脚板62の自由端には、樹脂等で形成された緩衝部材63が設けられている。 また、脚板62の外側面であって、脚部6が収容状態となった際にネイルプリント装置1の底面を構成する面には、同様に樹脂等で形成された緩衝部材64が設けられている。 このように、脚板62の自由端及び脚板62の外側面に緩衝部材63,64を設けることにより、収容状態、伸出状態のいずれの態様においても、ネイルプリント装置1によって机や床等が傷つくことを防止できる。 また、これら緩衝部材63,64は、印刷時に印刷指U1、非印刷指U2をネイルプリント装置1内に出し入れする際に装置が動かないように滑り止めとしての役割も果たすようになっている。 なお、緩衝部材63,64を設ける位置は図示例に限定されない。 また、緩衝部材63,64を設けることは必須ではなく、これを設けない構成としてもよい。

    次に、図5から図8を参照しつつ、本実施形態におけるネイルプリント装置1の作用について説明する。 なお、図5から図7では、印刷指挿入部23及び第2の挿入部60の内部構成を側面側から見た状態を模式的に示している。
    このネイルプリント装置1により手の指の爪Tに印刷を行う場合には、図5及び図6に示すように、ユーザはまず、脚部6のヒンジ61を回動させて一対の脚板62を外側に回動させて、脚部6を伸出状態とする。 これにより、第1の挿入部である印刷指挿入部23の下方に非印刷指U2が収容される第2の挿入部60となる空間が創出される。
    印刷を開始させるには、電源スイッチを入れて制御装置を起動させ、例えば爪Tに印刷したいデザイン画像の選択や印刷を行う指の種類、本数の入力等、必要に応じて各種の設定を行う。
    そして、例えば、親指の爪Tにデザイン画像の印刷を行う場合には、図5に示すように、印刷指保持台24内に補助保持部25を収容した状態で、ネイルプリント装置1の挿入口231から印刷指挿入部23内に印刷指U1として親指を挿入する。 また、脚部6を伸出状態とすることにより創出された第2の挿入部60内に親指以外の4指(すなわち、人差し指から小指)を非印刷指U2として挿入する。 この状態で印刷部40による印刷動作が行われることにより、手の親指の爪Tにデザイン画像が印刷される。
    また、例えば、人差し指から小指の4指の爪Tにデザイン画像の印刷を行う場合には、図6に示すように、印刷指保持台24から補助保持部25を手前側に引き出して固定した後、ネイルプリント装置1の挿入口231から印刷指挿入部23内に印刷指U1として人差し指から小指の4指を挿入する。 また、脚部6を伸出状態とすることにより創出された第2の挿入部60内にこれら印刷指U1以外の指(すなわち、親指)を非印刷指U2として挿入する。 この状態で印刷部40による印刷動作が行われることにより、手の人差し指から小指の4指の爪Tにデザイン画像が印刷される。

    また、このネイルプリント装置1により足の指の爪Tに印刷を行う場合、図7及び図8に示すように、ユーザは脚部6をプリント装置本体2に収容した収容状態として、ネイルプリント装置1を床面Fの上に置く。 つまり、脚部6を挿入状態とし、第2の挿入部60を創り出さない状態において、足の指の爪Tに印刷を行う。 これにより、第1の挿入部である印刷指挿入部23の床面からの高さが低くなり、足を床面Fから浮かせることなく、足の指を印刷指挿入部23内に挿入可能な状態となる。
    そして、印刷指保持台24内に補助保持部25を収容した状態で、ネイルプリント装置1の挿入口231から印刷指挿入部23内に印刷指U1として足の5指を挿入する。 印刷指保持台24はプリント装置本体2の底面よりも床面Fから高い位置にあるため、印刷指挿入部23内に足の5指を挿入すると、その足先、すなわち爪Tの部分が上に上がって(図7参照)印刷ヘッド46に近づき、印刷に適した状態となる。 また、この場合床面Fに足の踵がついた状態となっているため、印刷指挿入部23内に挿入された足がぐらつくことなく安定して固定される。 この状態で印刷部40による印刷動作が行われることにより、足の指の爪Tにデザイン画像が印刷される。

    以上のように、本実施形態におけるネイルプリント装置1によれば、プリント装置本体2に収容可能であるとともに、第1の挿入部である印刷指挿入部23の下方に伸出可能に構成された脚部6を備え、この脚部6が伸出状態において、印刷指U1が収容される印刷指挿入部23の下方に非印刷指U2が収容される第2の挿入部60となる空間を創出可能となっている。
    これにより、足の指の爪Tにネイルプリントを施す場合には脚部6をプリント装置本体2に収容して第1の挿入部である印刷指挿入部23の床面Fからの高さを低くし、手指の爪Tにネイルプリントを施す場合には脚部6を第1の挿入部の下方に伸出させて第2の挿入部を創出することで、手指、足指いずれの爪Tに印刷する場合にも、印刷に適した位置に指を保持することができ、簡易な構成で手指の爪Tと足指の爪Tいずれにもネイルプリントを施すことが可能となる。
    そして、このように足の指の爪Tに印刷を行う場合には印刷指挿入部23の床面Fからの高さを低くするため、足指を楽に印刷指挿入部23に挿入することができ、踵を床面Fにつけて足を支えることができるため、印刷中に足が動いたり震えたりすることを防止することができる。
    また、足の指の爪Tに印刷を行う場合には非印刷指U2を挿入する部分(第2の挿入部60)がない状態とすることができるので、印刷指挿入部23と非印刷指U2を挿入する部分とを画する部分(本実施形態では、印刷指保持台24、プリント装置本体2の底部)の強度は手指を挿入した際に支えとなる程度であればよく、足の重さを支えるほどの強度を要さない。 これにより、装置の軽量化、装置構成の簡易化を図ることができる。
    また、脚部6はプリント装置本体2に収容可能に構成されているため、ネイルプリント装置1を使用しないときには、脚部6をプリント装置本体2に収容して小型化することができ、狭い場所にも収納することが可能となる。
    また、本実施形態のネイルプリント装置1は、脚部6を収容するだけで足の指の爪Tへの印刷を行うことができるため、足用の特別な保持台等を用意する必要がなく、部材点数を増やすことなく、簡易な構成で手指の爪Tと足指の爪Tいずれの印刷にも対応させることができる。
    また、手の指でも親指とそれ以外の指とではその長さが大きく異なり、さらに手の指と足の指とでもその長さが大きく異なる。 このため、長い指に合わせて印刷指保持台を設けると、長さの短い親指や足の指では爪Tが印刷ヘッド46の下方に配置される位置まで印刷指U1を十分に奥まで挿入することが困難であるという問題がある。 この点、本実施形態では、印刷指保持台24に、この印刷指保持台24と重なり合うように配置された収容状態と印刷指U1の指挿入方向Yの手前側に延出した延出状態とを取り得る補助保持部25を設けている。 これにより、手の人差し指から小指までの比較的長い指の爪Tに印刷する場合には補助保持部25を延出状態としてこれにより印刷指U1を支えるようにし、手の親指や足の指の爪Tに印刷する場合には補助保持部25を収容状態として印刷指保持台24で印刷指U1を支えることができ、長さの異なる各種の指に対応して、印刷に適した位置に適切に爪Tを配置することが可能となる。
    また、本実施形態において第2の挿入部60を創出する脚部6は、その一端がプリント装置本体2の底部にヒンジ61を介して回動自在に取り付けられているため、容易に折り畳むことができ、印刷する指等に応じて、簡易に底部とほぼ平行に配置された収容状態又は底部に対して垂直方向に伸出した伸出状態に変化させることができる。

    [第2の実施形態]
    次に、図9及び図10を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置の第2の実施形態について説明する。 図9は、第2の実施形態に係るネイルプリント装置の正面側の断面図である。 図10は、図9に示す第2の実施形態に係るネイルプリント装置を側面から見IX−IX面図である。 なお、本実施形態は、脚部の構成のみが第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。

    図9及び図10に示すように、本実施形態のネイルプリント装置は、第1の実施形態と同様に、機枠21とこれを収容する筐体22とを備えたプリント装置本体2と脚部7とを備えている。
    本実施形態において脚部7は、プリント装置本体2の両側部に沿って上下移動可能に設けられており、プリント装置本体2の両側部と重なり合って配置された収容状態と、プリント装置本体2の両側部よりも下方に伸出した伸出状態とを取り得るように構成されており、伸出状態において第2の挿入部70を創出するようになっている。

    すなわち、脚部7は、プリント装置本体2の両側部に沿って設けられた一対の脚板71と、この脚板71を繋ぐ底面板72とを備えている。
    本実施形態では、プリント装置本体2の両側面に脚板71を収容可能な凹部が形成されており、脚板71はこの凹部に沿って摺動可能となっている。 脚板71を凹部に収容した際に、脚板71とプリント装置本体2の両側面とがほぼ面一となるように構成されている。
    また、本実施形態のプリント装置本体2の両側面には、それぞればね等により外側に付勢され出没可能に構成された係止用ピン29が設けられており、各脚板71には、この係止用ピン29に対応して、2つの係止用孔75a,75bが設けられている。 各脚板71の下方に位置する係止用孔75aに係止用ピン29が係止された際には、脚板71がプリント装置本体2の両側部と重なり合い、底面板72がプリント装置本体2の底部と重なり合って配置された収容状態となる。 また、各脚板71の上方に位置する係止用孔75bに係止用ピン29が係止された際には、脚板71がプリント装置本体2の両側部よりも下方に伸出した伸出状態となる。

    また、底面板72の裏面(底部)には、樹脂等で形成された緩衝部材73が設けられている。 このように、底面板72の裏面に緩衝部材73を設けることにより、ネイルプリント装置1を机上や床面上に置いた際に、ネイルプリント装置1によって机や床等が傷つくことを防止できる。 また、緩衝部材73は、印刷時に印刷指U1、非印刷指U2をネイルプリント装置1内に出し入れする際に装置が動かないように滑り止めとしての役割も果たすようになっている。 なお、緩衝部材73を設ける位置は図示例に限定されない。 また、緩衝部材73を設けることは必須ではなく、これを設けない構成としてもよい。

    なお、その他の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるため、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。

    次に、本実施形態におけるネイルプリント装置の作用について説明する。
    このネイルプリント装置1により手の指の爪Tに印刷を行う場合、ユーザはまず、係止用ピン29を内側に押し込みながら脚部7をプリント装置本体2の下方にスライド移動させて、係止用ピン29を係止用孔75bに係止させ、脚部7を伸出状態とする。 これにより、第1の挿入部である印刷指挿入部23の下方に非印刷指U2が収容される第2の挿入部70となる空間が創出される。
    なお、手の親指及びその他の4指(すなわち、人差し指から小指)の爪Tに印刷を施す手法は、第1の実施形態で説明したものと同様であるため、その説明を省略する。

    次に、このネイルプリント装置1により足の指の爪Tに印刷を行う場合には、ユーザは係止用ピン29を係止用孔75aに係止させ、脚部7をプリント装置本体2に収容した収容状態として、ネイルプリント装置1を床面Fの上に置く。 これにより、第1の挿入部である印刷指挿入部23の床面からの高さが低くなり、足を床面Fから浮かせることなく、足の指を印刷指挿入部23内に挿入可能な状態となる。
    なお、足の5指(すなわち、親指から小指)の爪Tに印刷を施す手法は、第1の実施形態で説明したものと同様であるため、その説明を省略する。

    以上のように、本実施形態におけるネイルプリント装置1によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られる他、以下の効果を得ることができる。
    すなわち、本実施形態では、第2の挿入部70を創出する脚部7は、プリント装置本体2の両側部に、この両側部に沿って上下移動可能に設けられており、脚部7を上下にスライドさせるだけで容易にプリント装置本体2の両側部と重なり合って配置された収容状態と、プリント装置本体2の両側部よりも下方に伸出した伸出状態とを取り得るようになっている。 このため、簡易な構成で第2の挿入部70を創出し、各種の印刷指U1に対応した印刷を行うことが可能となる。
    また、係止用ピン29及びこれを係止する係止用孔75a,75bを備え、係止用ピン29を係止する係止用孔75a,75bを変えるだけで、脚部7を収容状態又は伸出状態とすることができる。 このため、1つの装置により、簡易に手指用、足指用の印刷を行うことができる。

    なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。

    例えば、第2の実施形態では、脚部7がプリント装置本体2の両側部に沿って設けられた一対の脚板71と、この脚板71を繋ぐ底面板72とを備えているものを例示したが、脚部7の構成はこれに限定されない。
    例えば、脚部7は、一対の脚板71のみを備え、底面板72を備えない構成としてもよい。 この場合には、脚板71における指挿入方向Yの長さ(すなわち脚板71の幅)をプリント装置本体2の奥行きと同程度の幅としてもよい。
    また、一対の脚板71の他に、プリント装置本体2の背面側にも脚板を設けてもよい。 この場合、一対の脚板71と背面側の脚板とをコ字状に連結してもよい。

    また、第2の実施形態において、プリント装置本体2の両側面の形状、構成はここに例示したものに限定されず、プリント装置本体2の両側面に凹部を備えない構成としてもよい。
    また、脚部7を収容状態、伸出状態の各位置でプリント装置本体2の両側面に係止する構成は、ここに例示したものに限定されない。 例えば、プリント装置本体2の両側面と各脚板71の内側面とにそれぞれ互いに噛み合う係止用の凹凸部を設けて、脚板71をプリント装置本体2の両側面に対して摺動させた際に、脚板71がこの係止用の凹凸部において係止される構成としてもよい。
    また、脚部7をプリント装置本体2の両側面に係止する部は2箇所に限定されず、高さの異なる3箇所以上の位置で脚部7を係止可能としてもよい。 この場合、脚部7の位置をユーザの手の大きさ等によって、最も使いやすい高さに自由に調整することが可能となる。

    また、脚部の形状、構成等は上記各実施形態で例示したものに限定されない。
    例えば、折り畳み可能な棒状の脚部を複数設けてもよい。 この場合、例えばプリント装置本体2の底面の4隅近傍等にそれぞれヒンジを介して回動可能に脚部を取り付ける。 そして、脚部をプリント装置本体2の底面とほぼ並行となる位置に配置した場合には収容状態となり、脚部をプリント装置本体2の底面に対してほぼ垂直となる位置まで回動させた場合には伸出状態となって第2の挿入部を創出させる。
    また、例えば、プリント装置本体2全体と重なり合ってこれを被覆する蓋体を設けて、これをプリント装置本体2から取り外してプリント装置本体2の下方に脚部として配置することができるように構成してもよい。 この場合、蓋体によってプリント装置本体2の印刷指挿入部23の下方に第2の挿入部が創出される。

    また、ネイルプリント装置1は、印刷指保持台24を下方から押し上げる等により印刷指挿入部23に挿入されている印刷指U1を上方向に押し上げる機構を備えていてもよい。 これにより、印刷指U1の爪Tをより印刷ヘッド46に近い印刷に適した位置に配置することができる。

    また、本実施形態では、4本の指に対して同時に印刷を行うことのできるネイルプリント装置1を例としたが、指を1本ずつ装置に挿入して順次印刷を行う装置に本発明を適用することも可能である。

    以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
    以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。 付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
    〔付記〕
    <請求項1>
    指が挿入される挿入口を備えた第1の挿入部と、前記第1の挿入部に挿入された前記指の爪に印刷を施す印刷ヘッドと、を有するプリント装置本体と、
    前記第1の挿入部の下方に伸出可能に構成され、伸出状態において第2の挿入部を創り出す脚部と、
    を備えていることを特徴とするネイルプリント装置。
    <請求項2>
    前記第2の挿入部は、前記第1の挿入部にて印刷予定であるがまだ印刷をしていない爪の指、既に前記第1の挿入部にて印刷をした爪の指、前記第1の挿入部にて印刷をしない爪の指、の少なくともいずれかを含む非印刷指が挿入されることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
    <請求項3>
    前記脚部の一端が前記プリント装置本体の底部にヒンジを介して取り付けられ、前記底部とほぼ平行に配置された挿入状態と、前記底部に対して垂直方向に伸出した伸出状態と、を取り得るように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
    <請求項4>
    前記脚部は、前記プリント装置本体の両側部に沿って上下移動可能に設けられ、前記プリント装置本体の両側部と重なり合って配置された挿入状態と、前記プリント装置本体の両側部よりも下方に伸出した伸出状態と、を取り得るように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
    <請求項5>
    前記第1の挿入部の底面部は印刷指保持台となっており、
    前記印刷指保持台は、前記印刷指保持台と重なり合うように配置された挿入状態と、前記印刷指の挿入方向手前側に延出した延出状態と、を取り得るように構成された補助保持部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。
    <請求項6>
    前記印刷ヘッドは、前記伸出状態において手の指の爪に印刷を行い、前記挿入状態において足の指の爪に印刷を行うことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。

    1 ネイルプリント装置2 プリント装置本体6 脚部23 印刷指挿入部(第1の挿入部)
    60 第2の挿入部30 撮影部40 印刷部50 基板T 爪U1 印刷指U2 非印刷指

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