Nail printing device |
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申请号 | JP2011079684 | 申请日 | 2011-03-31 | 公开(公告)号 | JP5348168B2 | 公开(公告)日 | 2013-11-20 |
申请人 | カシオ計算機株式会社; | 发明人 | 修一 山崎; | ||||
摘要 | Disclosed is a nail print apparatus including a printing finger fixation section which fixes a printing finger and a printing section, and the printing finger fixation section includes at least on finger insertion member which is provided so as to slide along a finger inserting direction according to a length of the printing finger when the printing finger is inserted, and the finger insertion member includes a nail portion exposure window which is provided for exposing the nail portion in a side of the printing section, a finger pressing section for pressing a vicinity of a base of the nail portion from above when the printing finger is inserted, and an abutment member which is arranged in a back side in the finger inserting direction than the nail portion exposure window so that a tip portion of the printing finger abuts when the printing finger is inserted. | ||||||
权利要求 | 印刷しようとする爪部に対応する指である印刷指を固定可能な印刷指固定部と、 前記印刷指固定部に固定されている前記印刷指の爪部にインクを塗布する印刷ヘッドを有する印刷部と、 を備え、 前記印刷指固定部は、1つの前記印刷指を挿入可能に構成された指挿入部材を少なくとも1つ備え、 前記指挿入部材は、 前記印刷指が挿入された際に、前記印刷指の前記爪部が形成されている側の上部に設けられ 、前記印刷指が挿入された際の該印刷指の前記爪部に対応する位置に設けられた開口部により形成された、前記爪部を露出する爪部露出窓を有し、前記爪部露出窓を除く領域が前記印刷指の前記爪部を除く領域の少なくとも一部を覆っている指押え部と、 前記印刷指が挿入された際に、前記印刷指の前記爪部が形成されている側の反対側に設けられ、前記印刷指を、該印刷指の前記爪部が形成されている側が前記指押え部に接するまで押し上げる押し上げ機構と、 前記印刷指が挿入される際に前記印刷指の先端部に突き当たり、前記印刷指の挿入に応じて、前記印刷指の先端部に接した状態で前記印刷指の挿入方向の奥側に移動する突き当て部材と、 を備え 、 前記指押さえ部は、前記爪部露出窓と該爪部露出窓を除く領域とが、前記突き当て部材と同じ方向に、該突き当て部材と連動して移動することを特徴とするネイルプリント装置。 前記指押え部は前記突き当て部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項 1に記載のネイルプリント装置。 前記指挿入部材は、前記突き当て部材を前記印刷指が挿入される方向と逆の向きに付勢する弾性部材を有することを特徴とする請求項2に記載のネイルプリント装置。 前記突き当て部材における前記印刷指の先端部が突き当たる側に設けられ、前記印刷指の前記突き当て部材に対する接離を検出する接離検出手段と、 前記接離検出手段により前記印刷指が前記突き当て部材に接していると検出されると、接触検出時又はこの接触検出時から所定の時間経過後に前記爪部への印刷動作を開始し、印刷動作開始後に、この接離検出手段により前記印刷指の前記突き当て部材からの離間が検出されると、前記爪部への印刷動作を停止させるように、前記印刷手段を制御する印刷制御手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項 1に記載のネイルプリント装置。 前記指挿入部材は、複数の印刷指に対応して複数設けられており、 前記接離検出手段は、複数の前記指挿入部材における前記突き当て部材にそれぞれ設けられ、 前記印刷制御手段は、前記指挿入部材のうち印刷指が挿入されたものに設けられている全ての前記接離検出手段により前記印刷指が前記突き当て部材に接していると検出されると、接触検出時又はこの接触検出時から所定の時間経過後に前記爪部への印刷動作を開始し、印刷動作開始後に、これらの接離検出手段のうちの少なくとも1つにより前記印刷指の前記突き当て部材からの離間が検出されると、前記爪部への印刷動作を停止させるように、前記印刷手段を制御するものであることを特徴とする請求項 4に記載のネイルプリント装置。 前記指挿入部材は、前記指挿入部材が指挿入方向に沿ってスライド移動した際に、これと反対の方向に前記指挿入部材が移動することを規制する逆移動規制部材を備えており、 前記印刷指固定部は、逆移動規制部材を解除する規制解除部材を備えていることを特徴とする請求項 1から請求項 5のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 前記印刷指固定部は、前記指挿入部材内に前記印刷指が挿入される際の前記突き当て部材の移動に対応して、前記指挿入部材を前記印刷指の挿入方向に案内するガイド部を、前記指挿入部材に対応する位置に備えていることを特徴とする請求項 1から請求項 6のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 前記印刷指固定部は、前記指挿入部材を少なくとも1つ収容し前記爪部露出窓に対応する位置に開口部を有するカバー部材をさらに備え、 前記ガイド部は、前記カバー部材に設けられていることを特徴とする請求項 7に記載のネイルプリント装置。 前記指挿入部材内に挿入される前記印刷指の前記爪部が形成されている側と反対側の面と前記押し上げ機構との間に設けられ、前記指挿入部材に挿入された前記印刷指を前記爪部が形成されている側と反対側の面から保持する指置き部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項 8のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 前記指置き部材は、樹脂材料を含む弾性部材であることを特徴とする請求項 9に記載のネイルプリント装置。 前記印刷指固定部に固定されている印刷指を撮影して指爪画像を取得する撮影手段と、 この撮影手段で撮影された指爪画像を表示させる表示手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項 10のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 |
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说明书全文 | 本発明は、ネイルプリント装置に関するものである。 ネイルプリント装置は、印刷しようとする爪の指である印刷指を、装置本体に設けた載置台上に載置し、この印刷指の爪に印刷するプリント装置である。 また、例えばインクジェット方式で印刷を行う場合、印刷手段の印刷ヘッドと爪との間の位置(距離)が離れすぎると正確な位置にインクが着弾せず絵柄等を精緻に印刷できず、逆に位置(距離)が近づきすぎると爪や指と印刷ヘッドとが接触して、爪や指が汚れたり、印刷ヘッドが破損する虞を生じる。 そこで、従来、ネイルプリント装置において、印刷指が動かないように、装置固定の指置き場に印刷指を置き、ホルダ等の拘束具によって印刷指を固定するものが知られている(例えば、特許文献1)。 しかしながら、人の指は親指から小指まで、その種類によってそれぞれ長さが異なっている。 また、同じ種類の指であっても人によってその長さは様々である。 このため、一台の装置で複数の指に対して印刷したり、複数のユーザが一台の装置を利用して印刷を行おうとした場合に、同じ拘束具を用いて指を固定しようとしても、サイズが合わずに十分な固定ができない場合がある。 この場合、印刷中等に指や爪が浮き上がりやずれを生じる等により適切に印刷を行うことができないという問題がある。 この点、上記従来の手法では、ネイルプリント装置を業務用として使用する場合、複数の使用者に対応するため各人の指の大きさに応じた複数の拘束具を準備する必要があり、個人用途で使用する場合でも、各種の指に応じた複数の拘束具を準備する必要が生じてしまう。 また、個人用途で使用する場合、ユーザ本人の各指に合わせた拘束具を準備しても、家族や友人が同じ装置を使用したい場合もある。 しかし、この場合、本人と指のサイズが合わなければ使用することができないという不都合が生じる。 さらに、このように多くの種類の拘束具をネイルプリント装置に付属させることは装置コストが高くなってしまう。 さらに、従来のような拘束具を使用する場合、爪部に対して印刷する際に、事前に固定拘束具を指に固定するという作業が必要となるため、印刷前の準備に大変手間がかかっていた。 本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な手法により様々な長さの指に対応して指の位置ずれや浮き上がりを抑えることができ、爪部への精緻な印刷を行うことのできるネイルプリント装置を提供することを目的とするものである。 前記課題を解決するために、請求項1に記載のネイルプリント装置は、 本発明によれば、どのような長さの指が印刷指として挿入された場合でも印刷指の長さに応じた位置まで指挿入部材がスライド移動し、爪部露出窓から爪部を露出させるとともに、指押え部によって爪部の生え際近傍を上方から押さえることができる。
[第1の実施形態] 上記ケース本体2は平面視で長円状に形成されている。 このケース本体2には前側には開閉板2cが起倒可能に設けられている。 この開閉板2cは、ケース本体2の前面下端部に設けたヒンジ(図示せず)を介して、ケース本体2に連結されている。 この開閉板2cは、ケース本体2の前面を開閉するためのものである。 図2は、ネイルプリント装置のケース本体の内部構成を示す側断面図である。 印刷指固定部20は、印刷しようとする爪部Tに対応する指(以下「印刷指」という。)U1を固定するものであり、ケース本体2の下部に設けられている。 本実施形態においては、印刷指固定ユニット60(図3等参照)、指固定ユニット収容部20a、非印刷指挿入部20b及び掴み部20cによって印刷指固定部20が構成されており、印刷指U1の撮影や印刷は、印刷指固定ユニット60に印刷指U1が挿入され印刷指固定部20において印刷指U1が固定された状態で行われる。 指固定ユニット収容部20aは印刷指U1を固定する印刷指固定ユニット60を収容するめための収容部である。 指固定ユニット収容部20aの底面は、印刷指固定ユニット60を載置する指固定ユニット載置手段として機能する。 また、掴み部20cは、指固定ユニット収容部20aに収容された印刷指固定ユニット60内に挿入された印刷指U1と、非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指とで挟持することが可能な部分である。 本実施形態において、この掴み部20cは指固定ユニット収容部20aと非印刷指挿入部20bとを仕切る隔壁によって構成されている。 ここで、指固定ユニット収容部20aに収容されている印刷指固定ユニット60について、図3から図7を参照しつつ具体的に説明する。 図3から図7に示すように、本実施形態では、印刷指固定ユニット60は、それぞれ1本の指を挿入可能に構成された4つの指挿入部材61と、この4つの指挿入部材61を収納するカバー部材62とを備えている。 なお、本実施形態では印刷指固定ユニット60が4つの指挿入部材61を備えている場合を例として説明するが、印刷指固定ユニット60に備えられる指挿入部材61は4つに限定されない。 例えば印刷指U1を1本ずつ印刷するネイルプリント装置1であれば、指挿入部材61が1つ設けられていればよい。 また、印刷しようとする指の種類や数等に応じて印刷指固定ユニット60に収容される指挿入部材61を入れ替えて、その種類や数を変更できるようにしてもよい。 各指挿入部材61は、一端側に開口する断面コ字状の部材であり(図6等参照)、開口側が下(図2において下側)になるようにカバー部材62に収容されている。 指挿入部材61の開口側に対向する面(図2において上側の面)であって爪部露出窓611よりも指挿入方向A(図4等参照)の手前側は、印刷指U1を挿入した際に爪部Tの生え際近傍を上方から押さえる指押え部612となっている。 各指挿入部材61の内側であって爪部露出窓611よりも指挿入方向A(図4等参照)の奥側には、指挿入部材61に印刷指U1が挿入された際に印刷指U1の先端部が突き当たる突き当て部材613が設けられている。 本実施形態において、突き当て部材613は、爪部露出窓611における指挿入方向Aの奥側の端縁から下方(すなわち、指挿入部材61の開口側)に向かってほぼ垂直に立設されている板状の部材である。 カバー部材62は、一端に開口部を有する箱状の部材であり、図3に示すように、本実施形態では、この開口部内に4つの指挿入部材61が配置されている。 印刷指固定ユニット60は、この開口部が指挿入方向Aの手前側に来るように指固定ユニット収容部20aに収容される。 カバー部材62の上面(図2、図6等において上側の面)には、指挿入部材61の爪部露出窓611から露出している印刷指U1の爪部Tを露出させる爪部露出用開口部621が設けられている。 図6に示すように、カバー部材62の底部(図2、図6等において下側)上には、指挿入部材61の各側壁の下端を受ける一対のガイド溝622が4つの指挿入部材61に対応する位置にそれぞれ指挿入方向Aに沿って形成されている。 ガイド溝622は、指挿入部材61内に印刷指U1が挿入されて指挿入部材61が印刷指U1によって奥側に押し込まれた際に指挿入部材61を印刷指U1の挿入方向Aに案内するガイド部である。 また、カバー部材62の底部であって各指挿入部材61の各側壁を受けるガイド溝622の間であって各指挿入部材61の下方には、それぞれ凹部623が設けられている。 この凹部623内には、指挿入部材61内に挿入される印刷指U1を下側から保持する指置き部材624と、この指置き部材624を下側から押し上げる押し上げ機構625とがそれぞれ設けられている。 カバー部材62内部の指挿入方向Aの奥側の面と各指挿入部材61との間には、位置復帰用バネ63がそれぞれ配置されている。 位置復帰用バネ63は、指挿入部材61の内部に印刷指U1が挿入され、指挿入方向Aの奥側にスライド移動した後に印刷指U1が引き抜かれた際、指挿入部材61を元の初期位置(図4に示す指挿入部材61の位置)まで押し戻す位置復帰手段である。 なお、指挿入部材61を元の位置に戻すための位置復帰手段はバネに限定されず、他の手段を用いてもよい。 本実施形態において、印刷指U1をその先端が突き当て部材613に突き当たるまで指挿入部材61の内部に挿入すると、突き当て部材613よりも指挿入方向Aの手前側に設けられている爪部露出窓611から爪部Tが露出するとともに、爪部露出窓611よりも指挿入方向Aの手前側に設けられている指押え部612によって爪部Tの生え際近傍が覆われるようになっている。 図2に示すように、撮影部30は、ケース本体2の上部であって、印刷指固定ユニット60の上方に設けられている。 また、印刷部40は、印刷指固定部20の印刷指固定ユニット60に固定されている印刷指U1の爪部Tにそれぞれ印刷を施す印刷手段であり、ケース本体2の上部であって、印刷指固定ユニット60の上方に設けられている。 主キャリッジ42は動力伝達手段(図示せず)を介して第1モータ43に連結され、第1モータ43の正逆回転によって、ガイドロッド41に沿って左右方向に移動ように構成されている。 また、副キャリッジ45は動力伝達手段(図示せず)を介して第2モータ47に連結され、第2モータ47の正逆回転によって、ガイドロッド44に沿って前後方向に移動するように構成されている。 また、ケース本体2内には、印刷ヘッド46にインクを供給するための図示しないインクカートリッジが設けられている。 インクカートリッジは、図示しないインク供給管を介して印刷ヘッド46と接続されており、適宜印刷ヘッド46にインクを供給するようになっている。 なお、印刷ヘッド46自体にインクカートリッジを搭載する構成としてもよい。 印刷部40は、これらガイドロッド41、主キャリッジ42、第1モータ43、ガイドロッド44、副キャリッジ45、印刷ヘッド46、第2モータ47及びインクカートリッジ等を備えて構成されている。 この印刷部40の第1モータ43、印刷ヘッド46、第2モータ47は、後述する制御部50に接続され、該制御部50によって制御されるようになっている。 操作部12は、ユーザが各種入力を行うための入力手段である。 また、表示部13は、例えば液晶パネル(液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display))等で構成された表示手段である。 表示部13には、例えば、印刷指U1を撮影した指爪画像やその中の爪部Tの領域、印刷指U1の爪部Tの領域に印刷すべきネイル画像パターン、デザイン確認用のサムネイル画像等が表示されるようになっている。 次に、図8を参照しつつ、本実施形態の制御構成について説明する。 図8は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。 本実施形態において、制御部50には、印刷指U1が載置された指置き部材624を上方に押し上げる指押し上げ機構625、撮影部30を構成するカメラ31及び照明灯32、印刷部40を構成する第1モータ43、第2モータ47及び印刷ヘッド46が接続されており、制御部50は、これらの動作を制御するようになっている。 次に、図4から図7及び図9(A)から図9(C)を参照しつつ、本実施形態における作用について説明する。 印刷指U1の爪部Tへの印刷を行う場合、ユーザはまず、操作釦121を操作してネイルプリント装置1の電源をONとし、印刷指U1の爪部Tに印刷したいネイル画像パターン(デザイン)を選択する。 選択されたネイル画像パターンは、表示部13にデザイン確認用のサムネイル画像として表示されることが好ましい。 ネイル画像パターンを選択すると、ユーザは、印刷指固定部20の印刷指固定ユニット60内に印刷指U1を挿入する。 図4のように、人差し指から小指までの4指をそれぞれ指挿入部材61に挿入する場合(図9(A)参照)、ユーザが印刷指U1及び非印刷指の付け根が掴み部20cの端部に当接する位置まで深く各印刷指U1を挿入すると、図5に示すように、4指のうち最も長い指(例えば、中指)が挿入された指挿入部材61は、印刷指U1の先端が突き当て部材613に突き当てられることにより位置復帰用バネ63を押し縮めながら指挿入方向Aの奥側に押し込まれ、指挿入方向Aに沿って大きくスライド移動する(図9(B)参照)。 これに対して、4指のうち最も短い指(例えば、小指)が挿入された指挿入部材61は、印刷指の先端が突き当て部材613に突き当てられても指挿入部材61はほとんど奥側に押し込まれず、スライド移動しない。 これにより、各指挿入部材61は、図5に示すように、挿入されている各印刷指U1の長さに応じた位置で停止する。 印刷指U1が上記のように印刷指固定部20に固定されると、印刷指固定部20に固定された印刷指U1を撮影部30により撮影し、指爪画像を取得する。 そして、取得された画像は表示部13に表示され、ユーザは表示部13に表示された画像を目視することにより、印刷指U1が正しい位置に挿入されているかを確認する。 印刷指U1が正しい位置に挿入されている場合には、印刷部40が作動され、指挿入部材61に挿入されている各印刷指U1の爪部Tに選択されたネイル画像パターン(デザイン)が印刷される。 印刷処理が完了すると、制御部50は指押し上げ機構625を動作させて指置き部材624を元の位置まで戻す。 そして、ユーザが指挿入部材61から印刷指U1を引き抜くと、位置復帰用バネ63によって指挿入部材61がもとの位置まで押し戻される。 以上のように、本実施形態によれば、爪部Tを露出させる爪部露出窓611と爪部Tの生え際近傍を上方から押さえる指押え部612と印刷指U1を挿入した際に印刷指U1の先端部が突き当たる突き当て部材613とを備え、印刷指U1を挿入した際に印刷指U1の長さに応じて指挿入方向Aに沿ってスライド移動する指挿入部材61に印刷指U1を挿入することにより印刷指U1の固定を行う。 このため、どのような長さの指が印刷指U1として挿入された場合でも印刷指U1の長さに応じた位置まで指挿入部材61がスライド移動し、爪部露出窓611から爪部Tを露出させるとともに、指押え部612によって爪部Tの生え際近傍を上方から押さえることができ、できるだけ印刷ヘッド46に近い位置に印刷指U1の爪部Tを固定しつつ印刷指U1が上側に反ること等を防止することができる。 これにより、指挿入部材61に印刷指U1を挿入するという簡易な手法により、近距離から正確にインクを着弾させて精緻な印刷を行うことができるとともに、印刷ヘッド46と印刷指U1との接触による印刷ヘッド46の破損、印刷指U1へのインク等の付着を確実に防ぐことができる。 また、爪部Tの生え際近傍が指押え部612によって覆われた状態となることから、爪部Tの生え際近傍に印刷ヘッド46から飛散したインクが付着することを防止することができる。 [第2の実施の形態] 図10は、本実施形態におけるネイルプリント装置1の側断面図であり、図11は、図10に示す印刷指固定ユニットを指挿入方向Aから見た断面図である。 図11に示すように、支持部材72の底部(図10、図11において下側)上には、指挿入部材61の各側壁の下端を受ける一対のガイド溝722が4つの指挿入部材61に対応する位置にそれぞれ指挿入方向Aに沿って形成されている。 ガイド溝722は、指挿入部材61内に印刷指U1が挿入されて指挿入部材61が印刷指U1によって奥側に押し込まれた際に指挿入部材61を印刷指U1の指挿入方向Aに案内するガイド部である。 また、支持部材72の底部であって各指挿入部材61の各側壁を受けるガイド溝722の間にはそれぞれ凹部723が設けられている。 この凹部723内には、指挿入部材61内に挿入される印刷指U1を下側から保持する指置き部材724と、この指置き部材724を下側から押し上げる押し上げ機構725とがそれぞれ設けられている。 また、本実施形態において、位置復帰用バネ63の一端は、突き当て部材613における印刷指U1が突き当てられる側とは反対の面に固定されており、位置復帰用バネ63の他端は、ケース本体2における指挿入方向Aの奥側の面に当接している。 なお、位置復帰用バネ63の固定される位置等が限定されないことは第1の実施形態と同様である。 本実施形態では、指挿入部材71と撮影部30及び印刷部40との間に何ら介在するものがないため、撮影部30及び印刷部40は、指挿入部材61の爪部露出窓611に近接した位置に配置されている。 なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。 次に、本実施形態における作用について説明する。 印刷指U1の爪部Tへの印刷を行う場合、ユーザは、爪部に印刷したいネイル画像パターンを選択し、印刷指固定部20の印刷指固定ユニット70内に印刷指U1を挿入する。 このように、親指以外の4本の指(人差し指、中指、薬指及び小指)をそれぞれ指挿入部材61に挿入する場合、各指挿入部材61は、印刷指U1の先端が突き当て部材613に突き当てられることによって指挿入方向Aの奥側に適宜スライド移動し、挿入されている各印刷指U1の長さに応じた位置で停止する。 印刷指U1が上記のように印刷指固定部20に固定されると、印刷指固定部20に固定された印刷指U1を撮影部30により撮影し、指爪画像を取得する。 そして、取得された画像は表示部13に表示され、ユーザは表示部13に表示された画像を目視することにより、印刷指U1が正しい位置に挿入されているかを確認する。 印刷指U1が正しい位置に挿入されている場合には、印刷部40が作動され、指挿入部材61に挿入されている各印刷指U1の爪部Tに選択されたネイル画像パターン(デザイン)が印刷される。 印刷処理が完了すると、制御部は指押し上げ機構725を動作させて指置き部材724を元の位置まで戻す。 そして、ユーザが指挿入部材から印刷指U1を引き抜くと、位置復帰用バネ63によって指挿入部材61がもとの位置まで押し戻される。 以上のように、本実施形態によれば、爪部Tを露出させる爪部露出窓611と爪部Tの生え際近傍を上方から押さえる指押え部612と印刷指U1を挿入した際に印刷指U1の先端部が突き当たる突き当て部材613とを備え、印刷指U1を挿入した際に印刷指U1の長さに応じて指挿入方向Aに沿ってスライド移動する指挿入部材61に印刷指U1を挿入することにより印刷指U1の固定を行う。 このため、どのような長さの指が印刷指U1として挿入された場合でも印刷指U1の長さに応じた位置まで指挿入部材61がスライド移動し、爪部露出窓611から爪部Tを露出させるとともに、指押え部612によって爪部Tの生え際近傍を上方から押さえることができ、できるだけ印刷ヘッド46に近い位置に印刷指U1の爪部Tを固定しつつ印刷指U1が上側に反ること等を防止することができる。 これにより、指挿入部材61に印刷指U1を挿入するという簡易な手法により、近距離から正確にインクを着弾させて精緻な印刷を行うことができるとともに、印刷ヘッド46と印刷指U1との接触による印刷ヘッド46の破損、印刷指U1へのインク等の付着を確実に防ぐことができる。 また、爪部Tの生え際近傍が指押え部612によって覆われた状態となることから、爪部Tの生え際近傍に印刷ヘッド46から飛散したインクが付着することを防止することができる。 なお、本実施形態では、印刷指固定ユニット70が指挿入部材61と支持部材72とから構成され、支持部材72にガイド溝722、凹部723、指置き部材724、押し上げ機構725等が設けられている場合を例として説明したが、印刷指固定ユニット70の構成はこれに限定されず、支持部材72を備えない構成としてもよい。 [第3の実施の形態] 図12は、本実施形態における印刷指固定ユニットの側断面図であり、図13は、図12におけるXIII-XIII線に沿う断面図であり、図14は、図12におけるXIV-XIV線に沿う断面図である。 図12から図14に示すように、本実施形態において、指挿入部材81の両側壁の高さ寸法は、カバー部材82の高さの半分程度となっている。 指挿入部材81には、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、爪部露出窓811、指押え部812、突き当て部材813が設けられている。 カバー部材82の上側(図12から図14において上側)の内面であって、各指挿入部材81のガイドレール815に対応する位置には、ガイドレール815を受けるガイド溝826がそれぞれ設けられている。 なお、その他の構成は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。 次に、本実施形態における作用について説明する。 印刷指U1の爪部Tへの印刷を行う場合、ユーザは、爪部Tに印刷したいネイル画像パターンを選択し、印刷指固定部20の印刷指固定ユニット80内に印刷指U1を挿入する。 このように、親指以外の4本の指(人差し指、中指、薬指及び小指)をそれぞれ指挿入部材81に挿入する場合、各指挿入部材81は、印刷指U1の先端が突き当て部材813に突き当てられることによって指挿入方向Aの奥側に適宜スライド移動し、挿入されている各印刷指U1の長さに応じた位置で停止する。 印刷指U1が上記のように印刷指固定部に固定されると、印刷指固定部に固定された印刷指U1を撮影部により撮影し、指爪画像を取得する。 そして、取得された画像は表示部に表示され、ユーザは表示部に表示された画像を目視することにより、印刷指U1が正しい位置に挿入されているかを確認する。 印刷指U1が正しい位置に挿入されている場合には、印刷部が作動され、指挿入部材81に挿入されている各印刷指U1の爪部Tに選択されたネイル画像パターン(デザイン)が印刷される。 印刷処理が完了すると、制御部は指押し上げ機構825を動作させて指置き部材824を元の位置まで戻す。 そして、ユーザが指挿入部材81から印刷指U1を引き抜くと、位置復帰用バネ83によって指挿入部材81がもとの位置まで押し戻される。 以上のように、本実施形態によれば、爪部Tを露出させる爪部露出窓811と爪部Tの生え際近傍を上方から押さえる指押え部812と印刷指U1を挿入した際に印刷指U1の先端部が突き当たる突き当て部材813とを備え、印刷指U1を挿入した際に印刷指U1の長さに応じて指挿入方向Aに沿ってスライド移動する指挿入部材81に印刷指U1を挿入することにより印刷指U1の固定を行う。 このため、どのような長さの指が印刷指U1として挿入された場合でも印刷指U1の長さに応じた位置まで指挿入部材81がスライド移動し、爪部露出窓811から爪部Tを露出させるとともに、指押え部812によって爪部Tの生え際近傍を上方から押さえることができ、できるだけ印刷ヘッドに近い位置に印刷指U1の爪部Tを固定しつつ印刷指U1が上側に反ること等を防止することができる。 これにより、指挿入部材81に印刷指U1を挿入するという簡易な手法により、近距離から正確にインクを着弾させて精緻な印刷を行うことができるとともに、印刷ヘッドと印刷指U1との接触による印刷ヘッドの破損、印刷指U1へのインク等の付着を確実に防ぐことができる。 また、爪部Tの生え際近傍が指押え部812によって覆われた状態となることから、爪部Tの生え際近傍に印刷ヘッドから飛散したインクが付着することを防止することができる。 なお、本実施形態では、印刷指固定ユニット80が指挿入部材81とカバー部材82とから構成され、カバー部材82にガイド溝822、凹部823、指置き部材824、押し上げ機構825等が設けられている場合を例として説明したが、印刷指固定ユニット80の構成はこれに限定されない。 [第4の実施の形態] 図15は、本実施形態におけるネイルプリント装置1の側断面図である。 本実施形態において、印刷指固定ユニット60は、印刷指U1を挿入可能な指挿入部材61と、この指挿入部材61を収納するカバー部材62とを備えている。 各指挿入部材61の内側であって爪部露出窓611よりも指挿入方向A(図15等参照)の奥側には、指挿入部材61に印刷指U1が挿入された際に印刷指U1の先端部が突き当たる突き当て部材650が設けられている。 突き当て部材650は、第1の実施形態と同様に、爪部露出窓611における指挿入方向Aの奥側の端縁から下方(すなわち、指挿入部材61の開口側)に向かってほぼ垂直に立設されている板状の部材である。 本実施形態において、各突き当て部材650における印刷指U1の先端部が突き当たる側には、凹部651が形成されている。 各突き当て部材650の凹部651には、それぞれ一端が凹部651内に固定され、自由端が凹部651から浮き上がるように取り付けられた板スイッチ部652が設けられている。 板スイッチ部652は、バネ性を有する板状の部材であり、凹部651から浮き上がっている自由端側がある程度強い押圧力によって押し込まれ凹部651内に押し付けられると、ON状態となってON信号を出力し、自由端側が凹部651から離れるとOFF状態となってOFF信号を出力するようになっている。 板スイッチ部652から出力された信号は、後述する制御部50に送られる。 本実施形態では、印刷指U1が指挿入部材61内に挿入され、印刷指U1の先端部が板スイッチ部652の自由端側を押し込むと、自由端側の浮き上がっている部分が凹部651の内側に接触し、ON状態となってON信号を出力する。 また、印刷指U1が指挿入部材61内から引き抜かれる等により印刷指U1の先端部が板スイッチ部652から離間して板スイッチ部652の自由端側が凹部651から浮き上がると、OFF状態となってOFF信号を出力する。 また、指挿入部材61の突き当て部材650の下端部には、指挿入部材61が指挿入方向Aに沿ってスライド移動した際に、これと反対の方向に指挿入部材61が移動することを規制する逆移動規制部材としてのストッパ機構653が設けられている。 図16(A)及び図16(B)は、本実施形態における突き当て部材650及びストッパ機構653を示す側断面図であり、図17(A)は、ストッパ機構653を拡大して指挿入方向A(図15参照)から見た正面図であり、図17(B)は、図17(A)のB-B線に沿う側断面図であり、図17(C)は、図17(B)のストッパ部材655が回動した状態を示す側断面図である。 ストッパ支持部材654における指挿入方向Aの奥側(図15において左側)には、ストッパ部材655が図16(B)における矢印方向とは逆の方向に回動することを防止する反転規制部657が設けられている。 ストッパ部材655は、例えば、指挿入部材61の突き当て部材650の幅方向(すなわち指挿入部材61に挿入される印刷指U1の指幅方向)に延在する板状の部材であり、ストッパ部材655の下端部は、指挿入部材61を収納するカバー部材62の底面に接触している。 本実施形態では、図16(A)及び図16(B)に示すように、カバー部材62の底面に凹凸部661が設けられており、ストッパ部材655は、その下端部とカバー部材62側の凹凸部661との摩擦力により指挿入部材61が移動することを規制する。 本実施形態では、前述のように、ストッパ部材655は、反転規制部657により図16(B)における矢印方向とは逆の方向に回動しないように規制されており、他方で、図16(B)における矢印方向には、所定量までは自由に回動するようになっている。 また、図16(A)及び図16(B)に示すように、カバー部材62の底面であって、凹凸部661が設けられている位置よりも指挿入方向Aの奥側には、ストッパ部材655を解除する規制解除部材662が設けられている。 規制解除部材662は、断面ほぼL字状の部材であり、ストッパ部材655の下端部を図16(B)における矢印方向に押し上げて、ストッパ部材655を矢印方向に所定量以上回動させる。 これにより、前述のように、滑り止め加工部658がストッパ支持部材654の内側面と接触して、その摩擦力によりストッパ部材655の自由な回動が規制され、ストッパ部材655は回動状態を維持される。 その結果、ストッパ部材655と凹凸部661との間に摩擦力を生じなくなるため、指挿入部材61は、位置復帰用バネ63の押圧力によって指挿入方向Aと反対の方向に円滑に移動し、印刷指U1を挿入する前の初期位置まで復帰する。 本実施形態では、印刷指U1が一旦突き当て部材650の板スイッチ部652から離れて指挿入部材61の挿入が停止した後に、再度印刷指U1によってさらに指挿入方向Aの奥側に突き当て部材650が押し込まれると、ストッパ部材655の下端部が規制解除部材662に突き当てられて図16(B)における矢印方向に押し上げられ、ストッパ部材655による指挿入部材61の移動規制が解除されるようになっている。 図18は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。 制御部50は、板スイッチ部652により印刷指U1が突き当て部材650に接していると検出された場合、すなわち、板スイッチ部652からON信号が出力された場合には、当該接触検出時(ON信号受信時)又はこの接触検出時から所定の時間経過後に爪部Tへの印刷動作を開始するように、印刷手段である印刷部40を制御する。 具体的には、第1モータ43、第2モータ47を駆動させて印刷ヘッド46を適宜移動させながら、印刷用データに基づいて印刷ヘッド43を駆動させ、爪部T上にインクを吐出させて、爪部Tへの印刷を行わせる。 また、印刷動作開始後に、板スイッチ部652により印刷指U1の突き当て部材650からの離間が検出された場合、すなわち、板スイッチ部652からOFF信号が出力された場合には、爪部Tへの印刷動作を停止させるように、印刷部40を制御する。 具体的には、第1モータ43、第2モータ47を停止させて印刷ヘッド46を停止させるとともに、印刷ヘッド43の駆動を停止させて、爪部T上へのインク吐出を停止させ、爪部Tへの印刷を中止させる。 また、印刷動作が中止された場合には、制御部50は、表示部13を制御して、その旨を表示部13に表示させるようになっている。 なお、本実施形態では、片手の1本の指(例えば右手の親指等)が印刷指U1となる場合にも、片手の複数の指(例えば右手の人指し指、中指、薬指、小指の4指等)や両手の指(例えば両手の親指等)等、複数の指が印刷指U1となる場合にも、対応可能となっている。 なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、同一部材には同一の符号を付してその説明を省略する。 次に、図19、図20及び図21(A)から図21(C)を参照しつつ、本実施形態における作用について説明する。 印刷指U1の爪部Tへの印刷を行う場合、ユーザはまず、操作釦121を操作してネイルプリント装置1の電源をONとし、印刷指U1の爪部Tに印刷したいネイル画像パターン(デザイン)を選択する。 選択されたネイル画像パターンは、表示部13にデザイン確認用のサムネイル画像として表示されることが好ましい。 ネイル画像パターンが選択されると、ユーザに印刷指U1を印刷指固定部20に挿入するよう指示する指示画面が表示部13に表示される(図19のステップS1)。 なお、制御部50が印刷指U1の挿入状況を判断する手法は特に限定されない。 例えば、印刷指U1の挿入状況を撮影部30によって撮影して制御部50に送り、制御部50は、撮影された画像に基づいて、印刷指U1の挿入状況を判断してもよい。 制御部50が、指挿入部材61に挿入された印刷指U1は1本であると判断した場合(ステップS2;NO、例えば、4つの指挿入部材61のうち、左端の指挿入部材61のみに印刷指U1が挿入されたと判断した場合)には、制御部50は、当該指挿入部材61に設けられている板スイッチ部655からON信号を受信したか否かをさらに判断する(ステップS3)。 板スイッチ部655からのON信号を受信しない場合(ステップS3;NO)には、制御部50は、ステップS3の判断を繰り返す。 印刷部40による印刷動作が開始された後は、制御部50は、板スイッチ部655からOFF信号を受信したか否かを常に判断する(ステップS5)。 他方、板スイッチ部655からのOFF信号を受信しない場合(ステップS5;NO)には、制御部50は、印刷指U1の爪部Tへの印刷が終了したか否かを常に判断し(ステップS8)、印刷が終了していないと判断する場合(ステップS8;NO)には、ステップS4からS8までの処理を繰り返す。 また、印刷が終了したと判断する場合(ステップS8;YES)には、制御部50は、印刷部40による印刷処理を終了する。 一方、制御部50が、指挿入部材61に挿入された印刷指U1は複数本であると判断した場合(図19のステップS2;YES、例えば、4つの指挿入部材61に人差し指から小指まで4本の印刷指U1が挿入されたと判断した場合)には、図20に示すように、制御部50は、印刷指U1が挿入されている指挿入部材61に設けられている全ての板スイッチ部655からON信号を受信したか否かをさらに判断する(ステップS9)。 全ての板スイッチ部655からON信号を受信しない場合(ステップS9;NO)には、制御部50は、ステップS9の判断を繰り返す。 印刷部40による印刷動作が開始された後は、制御部50は、いずれかの板スイッチ部655からOFF信号を受信したか否かを常に判断する(ステップS11)。 他方、板スイッチ部655からのOFF信号を受信しない場合(ステップS11;NO)には、制御部50は、全ての印刷指U1について爪部Tへの印刷が終了したか否かを常に判断し(ステップS14)、印刷が終了していないと判断する場合(ステップS14;NO)には、ステップS10からS14までの処理を繰り返す。 また、印刷が終了したと判断する場合(ステップS14;YES)には、制御部50は、印刷部40による印刷処理を終了する。 印刷指U1が1本の場合も複数本である場合も、印刷動作開始後に、板スイッチ部655からOFF信号が出力されて印刷が中止された場合又は爪部Tへの印刷が終了した場合に、ユーザが印刷指U1をさらに深く指挿入方向Aに挿入すると、図21(C)に示すように、ストッパ機構653のストッパ部材655の自由端側が規制解除部材662に突き当たり、所定量上方向(図21等において上方向)に押し上げられる。 ストッパ部材655の自由端側が所定量以上押し上げられると、ストッパ部材655の滑り止め加工部658がストッパ支持部材654の内側面と接触(図17(C)等参照)すると、摩擦力によりストッパ部材655の自由な回動が規制され、自由端が上に押し上げられた回動状態が維持される。 この状態でユーザが印刷指U1を指挿入部材61から抜き取ることにより、位置復帰用バネ63によって指挿入部材61がもとの位置まで押し戻される。 なお、次に印刷する際には、回動状態となっているストッパ部材655の自由端をユーザが指で押す等により元の位置に戻すようにする。 なお、印刷指固定部20の指挿入方向A手前側にストッパ部材655の自由端を指挿入方向A奥側に押し戻す部材を配置して、位置復帰用バネ63によって指挿入部材61がもとの位置まで押し戻された際に、回動状態となっているストッパ部材655の自由端をこの部材によって自動的に元の位置に戻すように構成してもよい。 なお、その他の点は、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。 以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態等において述べた各効果に加えて、以下の効果がある。 なお、本実施形態では、印刷指U1の突き当て部材650に対する接離を検出する接離検出手段として板スイッチ部652を備える構成について説明したが、接離検出手段は板スイッチ部652に限定されない。 接離検出手段の他の構成としては、例えば図22(A)及び図22(B)に示すように、突き当て部材650における印刷指U1が突き当たる側の面に印刷指U1の先端部によって押し込まれることでON状態となるタクトスイッチ671等のプッシュスイッチを設けてもよい。 この場合、図22(A)に示すように、印刷指U1が突き当て部材650に当接し押し込まれるまではタクトスイッチ671はOFF状態となっている。 そして、図22(B)に示すように、印刷指U1の先端部が突き当て部材650に突き当てられてタクトスイッチ671が押し込まれると、タクトスイッチ671がON状態となり、制御部50にON信号が出力される。 なお、印刷が行われる際は押し上げ機構625によって指置き部材624が上方に押し上げられるため、接離検出手段が突き当て部材650の上方に配置されていると、例えば印刷指U1の爪部Tの長さが長いような場合に爪部Tの先端部が接離検出手段に突き当たって印刷の際に爪部Tの先端部まで上手く印刷できない等のおそれがある。 このため、例えば、図24(A)から図24(C)に示すように、突き当て部材650における印刷指U1が突き当たる側の面の下側寄りに接離検出手段としてのタクトスイッチ675を設けてもよい。 この場合、図24(A)に示すように、印刷指U1が突き当て部材650に当接し押し込まれるまではタクトスイッチ675はOFF状態となっている。 そして、図23(B)に示すように、印刷指U1の爪部Tの先端部が突き当て部材650に突き当てられ、タクトスイッチ675が押し込まれると、タクトスイッチ675がON状態となり、制御部50にON信号が出力される。 このような構成とした場合には、その後、図23(C)に示すように、指置き部材624が上方に押し上げられた際に、爪部Tはタクトスイッチ675よりも上に出るため、タクトスイッチ675が印刷の妨げとならず、また、爪部Tが突き当て部材650と干渉することも防げることから、爪部Tの先端部まで美しく印刷を施すことができる。 また、ストッパ機構の構成、ストッパ機構による規制を解除する構成は、本実施形態に示したものに限定されず、他の構成によってもよい。 例えば、図25(A)及び図25(B)に示すように、ストッパ機構680を、指挿入方向Aの奥側に弾性を有する係止用突起685を有するストッパ支持部材681と、このストッパ支持部材681に対して回転軸683により軸支されたストッパ部材682とにより構成してもよい。 なお、ストッパ機構653や規制解除部材662等は、本発明の必須の構成要素ではなく、これを備えない構成としてもよい。 また、本実施形態では、カバー部材62の底面に凹凸部661を設けて、ストッパ部材655は、その下端部とカバー部材62側の凹凸部661との摩擦力により指挿入部材61が移動することを規制する構成としたが、凹凸部661を設けることは必須ではない。 ストッパ部材655により指挿入部材61の移動を確実に規制するためには、カバー部材62の底面に何らかの表面加工を施して滑りにくくすることが好ましいが、ストッパ部材655を大きな摩擦力を生ずるような材料で形成する等した場合には、カバー部材62の底面側に滑り止め加工を施さなくてもよい。 また、例えばストッパ部材655をカバー部材62の底面方向に押し付けるバネ等を設けて、ストッパ部材655を底面方向に押圧することにより指挿入部材61の移動を確実に規制し得るようにしてもよい。 また、本実施形態では、ストッパ機構によって指挿入部材61が任意の場所で停止するように構成したが、所定の位置で停止するようにしてもよい。 また、本実施形態では、1つの装置で1本の印刷指U1のみの印刷、複数本の印刷指U1の印刷の双方に対応可能とし、複数の指挿入部材61を備え、各指挿入部材61に接離検出手段(板スイッチ部やタクトスイッチ)を設ける構成としたが、印刷指U1を1本ずつ印刷する専用の装置であっても本発明を適用することができる。 また、本実施形態では、接離検出手段(板スイッチ部やタクトスイッチ)が印刷部40を制御する制御部50に接続され、接離検出手段から出力されたON信号・OFF信号が制御部50に送られ、接離検出手段から信号が出力されたときには制御部50によって印刷開始や印刷中止のための制御が行われる構成としたが、接離検出手段により印刷開始や印刷中止といった印刷部40の動作を切り替える構成はこれに限定されない。 例えば接離検出手段を印刷部40を構成する第1モータ43、第2モータ47、印刷ヘッド46等と直接接続し、これらを直接ON/OFFするためのスイッチとして機能させてもよい。 その他、本発明が本実施形態に限定されず、適宜変更可能であることはいうまでもない。 以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。 1 ネイルプリント装置2 ケース本体4 蓋体12 操作部13 表示部20a 指固定ユニット収容部20b 非印刷指挿入部20c 掴み部(隔壁) |