描画装置

申请号 JP2015122556 申请日 2015-06-18 公开(公告)号 JP2017006220A 公开(公告)日 2017-01-12
申请人 カシオ計算機株式会社; 发明人 堀 雅弘;
摘要 【課題】 目視で確認しながら爪を移動台に載せることができ、装置内における描画領域に爪を正確に 位置 決め可能な描画装置を提供する。 【解決手段】 描画装置は、挿入口23aから指12が挿入される指挿入部23と、指挿入部23内に配置され、挿入口23a側の第一配置部に向けて付勢されており、挿入口23aに挿入された指12を付勢に抗して押すことにより、指12を第一配置部から第二配置部に移動可能である移動台61と、を備える。 【選択図】 図4
权利要求

挿入口から指が挿入される指挿入部と、 前記指挿入部内に配置され、前記挿入口側の第一配置部に向けて付勢されており、前記挿入口に挿入された指を前記付勢に抗して押すことにより、前記指を前記第一配置部から第二配置部に移動可能である移動台と、 を備えることを特徴とする描画装置。前記移動台の上面に前記指の爪を配置することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。前記移動台とともに移動可能に設けられ、前記移動台の上下方向の移動をガイドする上下方向ガイド部材を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。前記指挿入部の下側に配置され、流体を供給することで挿入した指と前記移動台とを上方に押し上げ、供給した前記流体を排出すると前記押し上げを解除する膨縮部材を備え、 前記膨縮部材は、前記移動台が前記第二配置部に位置するときに前記流体が供給されると前記移動台を上昇させるとともに挿入した前記指を前記指挿入部の上面に押圧して前記指の動きを抑制することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の描画装置。前記移動台が前記第一配置部から前記第二配置部まで移動するときに、前記移動台の移動をガイドする指挿入方向ガイド部を備え、 前記指挿入方向ガイド部は、前記移動台が前記第一配置部に位置するときよりも前記第二配置部に位置するときの方が、前記移動台の位置が上方に位置するようにガイドすることを特徴とする請求項4に記載の描画装置。前記移動台は前記指挿入方向ガイド部に内側から嵌合される突出部を備え、 前記膨縮部材に前記流体が供給されることで、前記移動台を前記第二配置部から第三配置部に移動させ、前記突出部が前記指挿入方向ガイド部に設けられた係止凹部に係止されることを特徴とする請求項5に記載の描画装置。前記移動台が前記第一配置部に位置するとき、前記移動台が前記挿入口を塞いでいることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の描画装置。

说明书全文

本発明は、描画装置に関する。

従来、指の爪にネイルデザインを描画する描画装置において、各種の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1には、指挿入口と、この指挿入口の奥に設けられるストッパーとを備えるネイルアート装置が開示される。このネイルアート装置では、使用者は、デザインを描画する爪の指を指挿入口に挿入し、指先又は爪先をストッパーに当接させることにより、装置の内部における爪の位置決めを行う。

特開2000−194838号公報

しかしながら、特許文献1のネイルアート装置においては、使用者は、指挿入口の奥において指先や爪が見えない状態で、指先又は爪先をストッパーに当接させなくてはならず、爪の位置決めが行いにくいという問題があった。

本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであり、目視で確認しながら爪を移動台上面に載せることができ、装置内における描画領域に爪を正確に位置決め可能な描画装置を提供することを目的とする。

本発明は、以下の構成によって把握される。 本発明の描画装置は、挿入口から指が挿入される指挿入部と、前記指挿入部内に配置され、前記挿入口側の第一配置部に向けて付勢されており、前記挿入口に挿入された指を前記付勢に抗して押すことにより、前記指を前記第一配置部から第二配置部に移動可能である移動台と、を備えることを特徴とする。

本発明によれば、目視で確認しながら爪を移動台の上面に載せることができ、装置内における描画領域に爪を正確に位置決め可能な描画装置を提供することができる。

本発明の実施形態に係る描画装置の外観を示す斜視図である。

図1において筐体をA−A線で切断してみた図である。

実施形態に係る指保持ケースの斜視図である。

実施形態に係る指保持ケース及びその内部構造の斜視図である。

(a)は移動台が下方に移動した状態の移動台及び上下方向ガイド部材の斜視図、(b)は移動台が上方に移動した状態の移動台及び上下方向ガイド部材の斜視図である。

実施形態に係る移動台を指挿入方向奥側に移動させた状態における指保持ケース及びその内部構造の平面図である。

実施形態に係る移動台を指挿入方向奥側に移動させた状態における指保持ケース及びその内部構造の斜視図であり、指を想像線で示した図である。

実施形態に係る移動台及び爪の動作を説明する図である。

実施形態に係る移動台を指挿入方向奥側に移動させた状態における指保持ケース及びその内部構造の斜視図であり、指を実線で示した図である。

以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。

また、以下の実施形態では、描画装置は手の指の爪の表面を描画対象面として、これに描画するものとして説明するが、本発明の描画対象面は手の指の爪の表面に限るものではなく、例えば足の指の爪の表面を描画対象面としてもよい。

図1に示すように、描画装置10は、描画機能を備え、人の指12の爪11にネイルデザインを施す装置である。描画装置10は、箱状の筐体20を備え、この筐体20の上面(天板)には、表示部21や操作部22が設けられる。また、筐体20の正面部20aの下部中央には、第1指挿入部23の挿入口23aが開口しており、さらに、この第1指挿入部23の下側には、第2指挿入部25の挿入口25aが開口している。この第2指挿入部25は、筐体20の正面部20aから奥側に向けて形成されるとともに、1つの手の描画する指12以外の指が挿入される空間であって、筐体20の内部空間に対し仕切られた(連通していない)空間である。

図2に示すように、筐体20内の下部には、指載置台26が設けられ、指載置台26の上面には、指保持ケース30が設けられる。指保持ケース30の内部空間は、第1指挿入部23を形成するための空間である。

筐体20内には、固定板17が装置幅方向及び装置奥行き方向に移動可能に設けられる。この固定板17の左右一側(この例では左側)には、ペンプロッター部13及びインクジェット部15を有する描画部14が固定され、左右他側(この例では右側)には、温風により爪11に塗布されたインクを乾燥させるドライヤー50が固定される。さらに、描画部14とドライヤー50の間には、爪11の位置や形状を認識するための画像取得部16が設けられる。なお、図2では、ペンプロッター部13を指保持ケース30の開口部32(後述)の直上に移動させたときの装置の内部を示している。

ペンプロッター部13は、爪11に描画を施すペン13aを備え、装置幅方向及び装置奥行き方向に固定板17と一体的に移動可能であり、かつ、ステッピングモータ等の駆動手段13bにより昇降可能である。ペンプロッター部13は、指保持ケース30の開口部32の直上に移動した後、爪11の表面に接するように下降させたペン13aのペン先で、爪11の表面に例えば下地を描画する。

インクジェット部15は、インクジェットヘッド15aと、インクジェットカートリッジ15bとを備え、爪11に対してインクジェットヘッド15aによるネイルデザインの印刷を行う。インクジェット部15は、装置幅方向及び装置奥行き方向に固定板17と一体的に移動可能であり、指保持ケース30の開口部32の直上に移動し、爪11の表面にインクジェットヘッド15aで所望のデザインを施す。

図3に示すように、指保持ケース30は、指載置台26(図2参照)に取り付けられる左右一対の取付け部33を有する。また、指保持ケース30は、これら左右の取付け部33のそれぞれから上方に立設される左右一対の側壁36と、指挿入方向手前側(以下、単に「手前側」と称する)において左右の側壁36の上端部を連結する上壁37と、左右の側壁36の指挿入方向奥側(以下、単に「奥側」と称する)の端部を連結する奥壁38と、を有する。また、指保持ケース30の奥側の上部には、挿入された指12の爪11を上方に露出させる開口部32が形成される。

各側壁36の手前側の端部には、引張コイルばね62(後述)の一端を掛け止めるためのケース側フック36aが側方に突出するように形成される。また、各側壁36には、その手前側の端部(第一配置部(図3において符号P1で示す位置))近傍から奥側の端部(第三配置部(図3において符号P3で示す位置))近傍にかけて延在する指挿入方向ガイド部43が設けられる。

各指挿入方向ガイド部43は、移動台61(後述)を指挿入方向にガイドする部分であり、側壁36をその厚み方向に貫通する溝で形成される。指挿入方向ガイド部43は、第1ガイド部43a、第2ガイド部43b及び第3ガイド部43cを有する。第1ガイド部43aは、指挿入方向において、側壁36の手前側の端部から開口部32の手前側の端部32a又はその付近まで平方向(上壁37と平行)に延びる。第2ガイド部43bは、第1ガイド部43aの奥側の端部からさらに奥側に向けて斜め上方に(開口部32に徐々に近づくように)所定の傾斜をもって延びる。第3ガイド部43cは、第2ガイド部43bの奥側の端部からさらに奥側に向けて奥壁38の近傍まで水平方向(上壁37と平行)に形成される。そして、第3ガイド部43cには、上方に凹むように形成される係止凹部43dが設けられる。

図4に示すように、指保持ケース30には、第1指挿入部23に配置されるとともに指挿入方向に沿って移動可能な移動台61と、この移動台61を付勢する引張コイルばね62と、移動台61とともに指挿入方向に沿って移動可能な上下方向ガイド部材63と、第1指挿入部23の下側に配置される膨縮部材65と、が設けられている。

図5(a)及び(b)に示すように、上下方向ガイド部材63は、指挿入方向に沿って移動する移動台61の上下方向の移動をガイドする部材であり、横断面が円弧状の円弧状板部63aと、この円弧状板部63aの左右両端から側方に延出される左右の側板部63bとを有する。

移動台61は、直方体状に形成される部材で構成される。移動台61の左右の側面のそれぞれには、指挿入方向ガイド部43(図4参照)に内側から嵌合される突出部61aが形成される。各突出部61aは、指挿入方向ガイド部43(図4参照)の延在方向に沿って長い形状に形成されており、これにより、指挿入方向ガイド部43(図4参照)における突出部61aの回転が防止されている。また、各突出部61aの側面には、引張コイルばね62の他端を掛け止めるための台側フック61bが側方に突出するように形成される。

さらに、移動台61には、移動台61を上下方向に貫通する摺動穴61cが形成される。この摺動穴61cは、上下方向ガイド部材63の横断面形状に対応した内形に形成される。そして、移動台61の上面のうち、上下方向ガイド部材63の円弧状板部63aよりも手前側には、爪11の爪先部11aが載置される略半円状の爪置き面61dが形成される。

移動台61は、上下方向ガイド部材63に対して最も低い位置(図5(a)参照)と、上下方向ガイド部材63に対して最も高い位置(図5(b)参照)との間において、その摺動穴61cが上下方向ガイド部材63に沿って摺動することにより、上下方向の移動が上下方向ガイド部材63によってガイドされる。

図4に戻る。図4に示すように、上下方向ガイド部材63により上下方向の移動がガイドされる移動台61は、その指挿入方向の移動が、指挿入方向ガイド部43(第1ガイド部43a、第2ガイド部43b及び第3ガイド部43c)により、指保持ケース30の手前側の開放部42側(指挿入開始側)に位置するときよりも、奥側に位置するときの方が、上方に位置するようにガイドされる。

より具体的には、移動台61は、指挿入方向において、突出部61aが第1ガイド部43aにガイドされている状態では、第1指挿入部23内において最も下側に位置していて、爪置き面61dに載置された爪11は、上壁37との間に隙間を有している。

また、突出部61aが第2ガイド部43bにガイドされている状態では、移動台61は、突出部61aが第1ガイド部43aにガイドされている状態よりも、上方に位置しており、かつ、第2ガイド部43bの傾斜により奥側に位置するほど、より上方に位置する。この状態においても、爪置き面61dに載置された爪11は、上壁37との間に隙間が確保されており、この隙間は、移動台61が奥側に行くにしたがって徐々に小さくなる。

また、突出部61aが第3ガイド部43cにガイドされているときは、移動台61は、突出部61aが第2ガイド部43bにガイドされるときよりも、さらに上方に位置する。このとき、爪置き面61dに載置された爪11は、平面視で開口部32内に位置し(図6参照)、開口部32よりも下方に位置する。

そして、突出部61aが第3ガイド部43cの係止凹部43dに下方から嵌合したときは、移動台61は、第1指挿入部23内において最も上方に位置する。このとき、爪置き面61dに載置された爪11は、開口部32及び上壁37と同じ高さ位置又は開口部32よりも若干低い位置となる。なお、このように高さが変化する移動台61のより詳しい動作については、後述する。

引張コイルばね62は、移動台61及び上下方向ガイド部材63が指保持ケース30に組み込まれた状態において、その一端がケース側フック36aに掛け止められ、他端が台側フック61bに掛け止める。これにより、移動台61は、指保持ケース30の手前側の開放部42側に常時付勢されている。

膨縮部材65は、中空状に形成されるクッションであって、その下部には、流体給排部66が設けられる。また、膨縮部材65は、本体部65aと、移動台61が指保持ケース30の最も奥側に移動した状態において、本体部65aの奥側の端部から移動台61の下側に延出される延出部65b(図6参照)とを備える。延出部65b(図6参照)は、例えば、円弧状板部63aに沿うように平面視で略半円状に形成される。

膨縮部材65は、流体給排部66を通じて、内部に流体が供給されると膨らみ、内部から流体が排出されると萎むように構成される。流体は、各種の気体、各種の液体から選択可能である。例えば、流体には、空気を好適に用いることができる。

図7に示すように、膨縮部材65は、移動台61が指保持ケース30の最も奥側に移動した状態において、流体が供給されて膨むと、第1指挿入部23に挿入された指12及び移動台61を上方に押し上げ、その本体部65a及び延出部65bで指12及び移動台61を上昇させるとともに挿入した指12を上壁37の内面(指挿入部の上面)に押圧して指12の動きを抑制する。

続いて、指保持ケース30に設けられる移動台61等の各部の動作を、上壁37や開口部32と爪11との位置関係を説明しながら図8、図9に基づいて詳細に説明する。

まず、図8において、移動台61は、引張コイルばね62の付勢によって、その突出部61aが第1ガイド部43aの手前側の端部(第一配置部)に押し付けられており、第1指挿入部23の手前側の開放部42側(指挿入開始側)に位置した待機状態にある。この待機状態において、使用者が、描画する爪11の爪先部11aを目視で確認しながら爪置き面61dに載せ、引張コイルばね62の付勢力に抗して指12の先端で移動台61を押すと、移動台61は、突出部61aが第1ガイド部43aにガイドされながら、図8において矢印(1)で示すように、第1指挿入部23の奥側に向けて水平方向に移動する。この際、爪11は、上壁37との間に隙間を有して移動台61とともに移動する。

さらに、引張コイルばね62の付勢力に抗して指12の先端で移動台61を奥側に押していくと、突出部61aが、傾斜した第2ガイド部43bに移行する。この傾斜した第2ガイド部43bを突出部61aが奥側に移動していく過程では、移動台61は、上下方向ガイド部材63より上方への移動がガイドされながら、突出部61aが第3ガイド部43cに到達するまで、図8において矢印(2)で示すように、第2ガイド部43bの傾斜に沿って斜め上方に移動する。なお、第2ガイド部43bの傾斜角度、爪置き面61dの高さ、上壁37の高さ等は、突出部61aが第2ガイド部43bの手前側の端部から第3ガイド部43cの手前側の端部に到達するまでの間、爪11が上壁37には接触しないように設定されている。

さらに、引張コイルばね62の付勢力に抗して指12の先端で移動台61を奥側に押していくと、移動台61は、その突出部61aが第3ガイド部43cに移行し、第3ガイド部43cの奥側の端部(第二配置部(図3において符号P2で示す位置))に当たるまで、図8において矢印(3)で示すように、第3ガイド部43cにガイドされながら水平方向に移動する。

次に、流体が流体給排部66を通じて膨縮部材65に供給され、膨縮部材65が膨むと、指12及び移動台61が上昇するとともに、図8において矢印(4)で示すように、突出部61aが係止凹部43dに下方から嵌合される。

これにより、図9に示すように、移動台61が第1指挿入部23の最も奥側(第三配置部)にて係止されて位置決めされる。その結果、平面視において開口部32内に設定される描画領域(例えば、図6に示される四角形状の描画領域67)に爪11が位置決めされ、さらに、指12が上壁37に押圧されてその動きが抑制される。

また、膨縮部材65が膨み、突出部61aが係止凹部43dに係止された状態では、爪11は、開口部32及び上壁37と同じ高さ位置、又は、開口部32と上壁37よりもやや低い位置に位置決めされる。このように指12の動きが抑制されるとともに、爪11の高さが位置決めされた状態において、開口部32を通じてペンプロッター部13又はインクジェット部15により爪11にネイルデザインが描画される。この際、突出部61aが係止凹部43dに係止されているため、爪11にネイルデザインが描画されている間、使用者が指12で移動台61を常時押していなくても、移動台61が引張コイルばね62の付勢力で手前側に戻る心配はない。

そして、爪11に描画が完了し、流体が膨縮部材65から排出されて膨縮部材65が萎むと、移動台61は、その自重で下降し、これにより突出部61aが係止凹部43dから下方に外れる。突出部61aは、係止凹部43dから下方に外れると、引張コイルばね62の付勢力により、第3ガイド部43c、第2ガイド部43b、第1ガイド部43aに順次ガイドされながら、第1ガイド部43aの手前側の端部まで移動し、停止する。これにより、移動台61及び爪11が、第1指挿入部23の開放部42側(指挿入開始側)に戻る。このように移動台61及び爪11が開放部42側に戻る過程では、突出部61aが、傾斜した第2ガイド部43bにガイドされることで、爪11は、上壁37との間に隙間を有した状態で上壁37を潜り抜けるようにして上壁37の下側を移動する。

(実施形態の作用・効果) 以上、説明した実施形態の効果について述べる。 本実施形態によれば、使用者は、挿入口23aの近傍(図1参照)において、目視で確認しながら爪先部11aを移動台61の爪置き面61dに容易に載せることができる。また、爪11を移動台61に載せたまま、指挿入方向ガイド部43に沿って奥側に移動させることで、描画領域67まで確実に爪11を移動させ、爪11を描画領域67に正確に位置決めすることができる。また、指挿入方向に位置決めされた状態において、爪11をその高さ方向においても正確に位置決めすることができる。

尚、上述した実施形態においては、使用者が、爪先部を爪置き面に載せ、指の先端で移動台を押す動作について言及したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、使用者の爪が短く、爪置き面に爪が載せられないような場合でも、使用者は、指先端部を目視で確認しながら指の先端で移動台を押すことで、本発明の描画装置を使用することができ、上述した描画領域まで確実に爪を移動させ、爪を描画領域に正確に位置決めをすることができる、という効果を得ることができる。

また、ネイルデザインを爪11に描画した後も、移動台61に爪11を載せたまま、ネイルデザインが描画された爪11の描画部分を上壁37に接触させることなく指12を抜くことができるので、爪11の描画部分が傷つくことを防止できる。さらに、描画装置10を使用しないときは、移動台61が指保持ケース30の開放部42を塞ぐため、挿入口23aから第1指挿入部23へのゴミや埃等の侵入を防止することもできる。

以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。 <請求項1> 挿入口から指が挿入される指挿入部と、 前記指挿入部内に配置され、前記挿入口側の第一配置部に向けて付勢されており、前記挿入口に挿入された指を前記付勢に抗して押すことにより、前記指を前記第一配置部から第二配置部に移動可能である移動台と、 を備えることを特徴とする描画装置。 <請求項2> 前記移動台の上面に前記指の爪を配置することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。 <請求項3> 前記移動台とともに移動可能に設けられ、前記移動台の上下方向の移動をガイドする上下方向ガイド部材を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。 <請求項4> 前記指挿入部の下側に配置され、流体を供給することで挿入した指と前記移動台とを上方に押し上げ、供給した前記流体を排出すると前記押し上げを解除する膨縮部材を備え、 前記膨縮部材は、前記移動台が前記第二配置部に位置するときに前記流体が供給されると前記移動台を上昇させるとともに挿入した前記指を前記指挿入部の上面に押圧して前記指の動きを抑制することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の描画装置。 <請求項5> 前記移動台が前記第一配置部から前記第二配置部まで移動するときに、前記移動台の移動をガイドする指挿入方向ガイド部を備え、 前記指挿入方向ガイド部は、前記移動台が前記第一配置部に位置するときよりも前記第二配置部に位置するときの方が、前記移動台の位置が上方に位置するようにガイドすることを特徴とする請求項4に記載の描画装置。 <請求項6> 前記移動台は前記指挿入方向ガイド部に内側から嵌合される突出部を備え、 前記膨縮部材に前記流体が供給されることで、前記移動台を前記第二配置部から第三配置部に移動させ、前記突出部が前記指挿入方向ガイド部に設けられた係止凹部に係止されることを特徴とする請求項5に記載の描画装置。 <請求項7> 前記移動台が前記第一配置部に位置するとき、前記移動台が前記挿入口を塞いでいることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の描画装置。

10 描画装置 11 爪 11a 爪先部 12 指 23 第1指挿入部 23a 挿入口 43 指挿入方向ガイド部 43d 係止凹部 61 移動台 61a 突出部 63 上下方向ガイド部材 65 膨縮部材

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