樹脂硬化装置 |
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申请号 | JP2013241599 | 申请日 | 2013-11-22 | 公开(公告)号 | JP2015100944A | 公开(公告)日 | 2015-06-04 |
申请人 | パナソニックIPマネジメント株式会社; | 发明人 | 川端 恵理香; 畑 和宏; | ||||
摘要 | 【課題】本発明は、交流電源電圧が変動しても閃光放電管の総発光量のばらつきを抑える樹脂硬化装置を得る。 【解決手段】本発明の樹脂硬化装置1は、閃光放電管2と、該閃光放電管2の発光毎に交流電源3によって充電される充電部4と、該充電部4から閃光放電管2に向けての電 力 供給を制御する発光制御部5とを備え、該発光制御部5は、充電部4の充電電圧に基づいて交流電源3の電圧の実効値を特定し、特定した交流電源3の電圧の実効値に応じて閃光放電管2の発光量の総和が樹脂を硬化するのに必要な光量となるように発光条件を決定して、閃光放電管2に向けての電力供給を制御する。 【選択図】図1 | ||||||
权利要求 | 閃光放電管と、該閃光放電管の発光毎に交流電源によって充電される充電部と、該充電部から閃光放電管に向けての電力供給を制御する発光制御部とを備え、 該発光制御部は、充電部の充電電圧に基づいて交流電源の電圧の実効値を特定し、特定した交流電源の電圧の実効値に応じて閃光放電管の発光量の総和が樹脂を硬化するのに必要な光量となるように発光条件を決定して、閃光放電管に向けての電力供給を制御することを特徴とする樹脂硬化装置。発光制御部は、閃光放電管の初回発光前の充電時に、充電部の充電電圧を交流電源の交流周期の半周期以上の間隔をあけて複数回計測することで、それぞれの計測の間の電圧上昇量を取得し、電圧上昇量が所定の閾値以下にある状態で交流電源の電圧の実効値を特定することを特徴とする請求項1に記載の樹脂硬化装置。発光制御部は、特定した交流電源の電圧の実効値が公称電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管の一回あたりの発光時間を公称電圧に対応する基準時間よりも短くし、特定した交流電源の電圧の実効値が公称電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管の一回あたりの発光時間を公称電圧に対応する基準時間よりも長くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂硬化装置。発光制御部は、特定した交流電源の電圧の実効値が公称電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管の総発光回数を公称電圧に対応する基準回数よりも減らし、特定した交流電源の電圧の実効値が公称電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管の総発光回数を公称電圧に対応する基準回数よりも増やすことを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂硬化装置。充電部は、閃光放電管に供給する電力を充電するコンデンサと、該コンデンサに接続される保護抵抗であって、抵抗値の異なる複数の保護抵抗と、発光制御部で特定した交流電源の電圧の実効値に応じた保護抵抗をコンデンサに対し選択的に接続する抵抗接続部とを有することを特徴とする請求項1に記載の樹脂硬化装置。発光制御部は、充電部の充電電圧から交流電源の電圧の実効値を特定する電圧特定部と、閃光放電管に対する複数の発光条件が設定されたテーブルから、電圧特定部が特定した交流電源の電圧の実効値を用い、閃光放電管の発光条件を決定する発光条件決定部と、該発光条件決定部により決定された発光条件に従って閃光放電管を発光させる発光指示部とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の樹脂硬化装置。発光制御部は、充電部の充電電圧から交流電源の電圧の実効値を特定する電圧特定部と、該電圧特定部により特定された交流電源の電圧の実効値を用いて、コンデンサに選択的に接続される保護抵抗を識別する複数の発光条件が設定されたテーブルから、接続される保護抵抗に係る発光条件を決定し、接続される保護抵抗に係る発光条件を抵抗接続部に設定する発光条件決定部とを有し、抵抗接続部は、設定された発光条件に基づいて保護抵抗をコンデンサに接続することを特徴とする請求項5に記載の樹脂硬化装置。 閃光放電管と、該閃光放電管の発光毎に交流電源によって充電される充電部と、該充電部から閃光放電管に向けての電力供給を制御する発光制御部とを備え、該発光制御部は、充電部の充電電圧に基づいて交流電源の電圧の実効値を特定し、特定した交流電源の電圧の実効値に応じて閃光放電管の発光量の総和が必要な光量となるように発光条件を決定して、閃光放電管に向けての電力供給を制御することを特徴とする閃光発光装置。発光制御部は、閃光放電管の初回発光前の充電時に、充電部の充電電圧を交流電源の交流周期の半周期以上の間隔をあけて複数回計測することで、それぞれの計測の間の電圧上昇量を取得し、電圧上昇量が所定の閾値以下にある状態で交流電源の電圧の実効値を特定することを特徴とする請求項1に記載の閃光発光装置。発光制御部は、特定した交流電源の電圧の実効値が公称電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管の一回あたりの発光時間を公称電圧に対応する基準時間よりも短くし、特定した交流電源の電圧の実効値が公称電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管の一回あたりの発光時間を公称電圧に対応する基準時間よりも長くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の閃光発光装置。発光制御部は、特定した交流電源の電圧の実効値が公称電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管の総発光回数を公称電圧に対応する基準回数よりも減らし、特定した交流電源の電圧の実効値が公称電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管の総発光回数を公称電圧に対応する基準回数よりも増やすことを特徴とする請求項1又は2に記載の閃光発光装置。充電部は、閃光放電管に供給する電力を充電するコンデンサと、該コンデンサに接続される保護抵抗であって、抵抗値の異なる複数の保護抵抗と、発光制御部で特定した交流電源の電圧の実効値に応じた保護抵抗をコンデンサに対し選択的に接続する抵抗接続部とを有することを特徴とする請求項1に記載の閃光発光装置。発光制御部は、充電部の充電電圧から交流電源の電圧の実効値を特定する電圧特定部と、閃光放電管に対する複数の発光条件が設定されたテーブルから、電圧特定部が特定した交流電源の電圧の実効値を用い、閃光放電管の発光条件を決定する発光条件決定部と、該発光条件決定部により決定された発光条件に従って閃光放電管を発光させる発光指示部とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の閃光発光装置。発光制御部は、充電部の充電電圧から交流電源の電圧の実効値を特定する電圧特定部と、該電圧特定部により特定された交流電源の電圧の実効値を用いて、コンデンサに選択的に接続される保護抵抗を識別する複数の発光条件が設定されたテーブルから、接続される保護抵抗に係る発光条件を決定し、接続される保護抵抗に係る発光条件を抵抗接続部に設定する発光条件決定部とを有し、抵抗接続部は、設定された発光条件に基づいて保護抵抗をコンデンサに接続することを特徴とする請求項5に記載の閃光発光装置。請求項1乃至7に記載の閃光発光装置を備えることを特徴とする樹脂硬化装置。 |
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说明书全文 | 本発明は、光硬化性樹脂に光を照射することで該光硬化性樹脂を硬化させる樹脂硬化装置に関する。 従来より、手や足などの爪を装飾するために、ネイルチップやスカルプチュアなどの付け爪を自爪に貼り付けることが一般的に行われている。この付け爪には、ウレタンアクリル樹脂などを主成分とするジェルを利用して人工爪を形成するジェルネイルがある。ジェルは、光硬化性樹脂の一種であり、特定の紫外線領域の光が照射されると硬化して人工爪となる。 このため、ジェルネイルでは、ジェルを硬化させるために、紫外線領域の光を照射する樹脂硬化装置が必要となる。ここで、キセノンガスを封入した閃光放電管は、広範囲の波長(赤外域、可視光、及び紫外線領域)の光を生成し、硬化波長の異なる各種の硬化樹脂を硬化することができるとして、この種の樹脂硬化装置の光源に用いられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。これに伴い、樹脂硬化装置は、閃光放電管に電力を供給するためのコンデンサを備える。 特開2011−76825号公報 実開昭62−2032号公報
閃光放電管は、単発的に発光する光源であるため、一度の発光だけでは樹脂を硬化するのに必要な光量を得ることができないため、この種の樹脂硬化装置では、一度の硬化作業において必要な光量を得るために、閃光放電管を連続的に多数回発光させるようになっている。すなわち、コンデンサの充電と閃光放電管の発光とが連続的に繰り返されることで、樹脂の硬化に必要な光量を得るようにしている。そして、閃光放電管を連続発光させるためにはコンデンサを高速に充放電させる必要があり、そのため閃光放電管の電源として、家庭用(商用)交流電源(以下、単に交流電源ともいう)が採用されたものがある(例えば、特許文献2参照)。この種の閃光放電装置は、交流電源の電圧を昇圧して、閃光放電管に供給する電力をコンデンサに充電するべく半波倍電圧整流回路を備えている。この種の閃光放電装置を樹脂硬化装置に用いることで、樹脂を硬化するために閃光放電管を連続的に多数回発光させる場合であっても、電力不足になることなく閃光放電管を発光させることができる。 ところで、交流電源から半波倍電圧整流回路を介してコンデンサに充電される充電電圧は、日本における家庭用交流電源の標準電圧(以下、単に標準電圧という)である100Vでは、図9(b)に示すように、充電開始からの時間の経過につれて増加する。この交流電源の電圧の実効値は、電力需要や建物の電気設備の影響、他の電気機器との同時使用等の要因で、機器の実際の使用環境によって変動することがある。例えば、機器の実際の使用環境において交流電源電圧の実効値が90Vに低下していた場合、90Vの交流電源から昇圧回路を介してコンデンサに充電される充電電圧は、図9(a)に示すように、100Vのときに比べて低くなる。また、交流の一周期での電圧上昇量もより小さくなる(充電速度が遅くなる)。これは、半波倍電圧整流回路によって昇圧できる電圧値は交流電源の電圧値に依存するためである。 他方、閃光放電管は、コンデンサから電力供給を開始されてから実際の発光が始まるまでの時間が、コンデンサの充電電圧が高いほど早くなり、低いほど遅く発光が始まる性質を一般に有する。 そのため、標準電圧よりも低い交流電源電圧のときに半波倍電圧整流回路を介してコンデンサを充電した場合、コンデンサから閃光放電管への電力供給を開始したときから閃光放電管が実際に発光するときまでの時間は、標準電圧を昇圧して充電されたコンデンサから電力供給された閃光放電管の発光開始までの時間に比べて遅くなる。そして、交流電源の電圧の実効値に関わらず一定のタイミングで閃光放電管への電力供給が停止されると、標準電圧を昇圧して充電されたコンデンサにより閃光放電管に電力を供給するときに比べて、閃光放電管の発光時間が短くなり発光量が少なくなる。 したがって、低い交流電源電圧のときに閃光放電管を連続的に多数回発光させると、光量の少ない発光が累積することになり、標準電圧を昇圧して充電したコンデンサから閃光放電管に電力供給されるときと同じ回数発光させたとしても、樹脂を硬化するのに十分な総発光量を得られなかった。 逆に、標準電圧よりも高い状態で閃光放電管に電力を供給すると、電力の供給を開始したときから閃光放電管が実際に発光するときまでの時間が、標準電圧を昇圧して充電されたコンデンサから電力供給された閃光放電管の発光開始までの時間に比べて短くなる。そのため、交流電源の電圧の実効値に関わらず一定のタイミングで発光が停止されると、標準電圧を昇圧して充電されたコンデンサにより閃光放電管に電力を供給するときに比べて閃光放電管から発光される光量が多すぎることになる。 このように、標準電圧に対して実際の交流電源の電圧の実効値が変動していると、標準電圧を昇圧して充電されたコンデンサから電力を供給して閃光放電管を発光させるときに比べて、閃光放電管の総発光量にばらつきを生じることがあり、樹脂硬化の仕上がりが一定でなくなることがあった。 そこで、本発明は、交流電源の電圧の実効値が変動しても閃光放電管の総発光量のばらつきを抑える樹脂硬化装置を提供することを目的とする。 本発明に係る樹脂硬化装置は、閃光放電管と、該閃光放電管の発光毎に交流電源によって充電される充電部と、該充電部から閃光放電管に向けての電力供給を制御する発光制御部とを備え、該発光制御部は、充電部の充電電圧に基づいて交流電源の電圧の実効値を特定し、特定した交流電源の電圧の実効値に応じて閃光放電管の発光量の総和が樹脂を硬化するのに必要な光量となるように発光条件を決定して、閃光放電管に向けての電力供給を制御することを特徴とする。 かかる構成によれば、充電部は、交流電源によって充電される。閃光放電管は、充電部に充電された電力により発光する。閃光放電管が単発で発光した後、充電部は、交流電源によって充電される。そして、上記樹脂硬化装置では、充電部の充電と閃光放電管の発光とが繰り返されて、閃光放電管の連続的な発光を得られる。これにより、発光量が累積し、樹脂が硬化するのに必要な光量を得られる。 ここで、発光制御部が閃光放電管に向けて電力を供給するにあたり、発光制御部は、充電部に充電される充電電圧から交流電源の電圧の実効値を特定する。そして、発光制御部は、この実効値に対応する閃光放電管の発光条件であって、樹脂を硬化するのに必要な総発光量となるような発光条件を決定する。その結果、発光制御部は、決定した発光条件で閃光放電管への電力供給を制御する。これにより、交流電源の電圧が低い場合であっても、閃光放電管の連続発光完了時点での総発光量を落とすことがない。交流電源の電圧が高い場合であっても、総発光量が多すぎることがない。 また、本発明に係る樹脂硬化装置の他態様として、発光制御部は、閃光放電管の初回発光前の充電時に、充電部の充電電圧を交流電源の交流周期の半周期以上の間隔をあけて複数回計測することで、それぞれの計測の間の電圧上昇量を取得し、電圧上昇量が所定の閾値以下にある状態で交流電源の電圧の実効値を特定してもよい。 かかる構成によれば、充電完了に近づくにつれて交流の一周期あたりの電圧上昇量が小さくなることから、閃光放電管の初回発光前の充電時に、充電完了と判断してよい閾値(以下、単に閾値という)以下の電圧上昇量になったときに交流電源の電圧の実効値を特定するので、発光制御部は、充電部の充電の完了を判断した上で、交流電源の電圧の実効値を正しく特定することができる。また、標準電圧から、想定されうる最も低い電圧に変動しているときの初回充電時間に合わせた長い充電待機時間を設けずとも、現在の交流電源電圧での充電時間に合わせて充電の完了を判断することができる。これにより、発光制御部が閃光放電管に電力供給するまでの時間を短縮することができる。 また、本発明に係る樹脂硬化装置の他態様として、発光制御部は、特定した交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも短くし、特定した交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも長くしてもよい。 かかる構成によれば、交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、充電部に充電される電力の最大電圧は標準電圧に対応する基準値よりも高くなる。そのため、閃光放電管の実際の発光開始時間は、交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値より低い場合に比べて早くなる。そこで、発光制御部は、交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高い場合に、閃光放電管の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも短くする。逆に、交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低い場合に、閃光放電管の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも長くする。これにより、交流電源の電圧の実効値に違いがあったとしても、閃光放電管の単発の発光量を一定にすることができ、ひいては、閃光放電管の連続発光による総発光量を一定にすることができる。 また、本発明に係る樹脂硬化装置の他態様として、発光制御部は、特定した交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管の総発光回数を標準電圧に対応する基準回数よりも減らし、特定した交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管の総発光回数を標準電圧に対応する基準回数よりも増やしてもよい。 かかる構成によれば、特定された交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管の発光回数を標準電圧に対応する基準回数よりも減らすので、閃光放電管の連続発光による総発光量を一定にすることができる。逆に、特定された交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管の発光回数を標準電圧に対応する基準回数よりも増やすので、閃光放電管の連続発光による総発光量を一定にすることができる。 また、本発明に係る樹脂硬化装置の他態様として、充電部は、閃光放電管に供給する電力を充電するコンデンサと、該コンデンサに接続される保護抵抗であって、抵抗値の異なる複数の保護抵抗と、発光制御部で特定した交流電源の電圧の実効値に応じた保護抵抗をコンデンサに対し選択的に接続する抵抗接続部とを有してもよい。 かかる構成によれば、抵抗接続部は、特定した交流電源の電圧値に応じた抵抗値の保護抵抗を選択的にコンデンサに接続するので、コンデンサの充電電圧は近似する。これにより、交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低い場合であっても、閃光放電管の連続発光完了時点での総発光量を落とすことがなく、交流電源の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高い場合であっても、総発光量が多すぎることがない。 また、本発明に係る樹脂硬化装置の他態様として、発光制御部は、充電部の充電電圧から交流電源の電圧の実効値を特定する電圧特定部と、閃光放電管に対する複数の発光条件が設定されたテーブルから、電圧特定部が特定した交流電源の電圧の実効値を用い、閃光放電管の発光条件を決定する発光条件決定部と、該発光条件決定部により決定された発光条件に従って閃光放電管を発光させる発光指示部とを有してもよい。 かかる構成によれば、電圧特定部は、充電部の充電電圧を用いて交流電源の電圧の実効値を特定する。そして、電圧特定部は、特定した交流電源の電圧の実効値を発光条件決定部に送る。発光条件決定部は、特定した交流電源の電圧の実効値を用い、閃光放電管に対する複数の発光条件が設定されたテーブルから発光条件を決定する。発光条件決定部は、決定した発光条件を発光指示部に設定する。発光指示部は、発光条件決定部により設定された発光条件に従って閃光放電管を発光させる。これにより、発光制御部は、交流電源の電圧の実効値に違いがあったとしても、光硬化樹脂を硬化するのに適切な光量を閃光放電管に発光させることができる。 また、本発明に係る樹脂硬化装置の他態様として、発光制御部は、充電部の充電電圧から交流電源の電圧の実効値を特定する電圧特定部と、該電圧特定部により特定された交流電源の電圧の実効値を用いて、コンデンサに選択的に接続される保護抵抗を識別する複数の発光条件が設定されたテーブルから、接続される保護抵抗に係る発光条件を決定し、接続される保護抵抗に係る発光条件を抵抗接続部に設定する発光条件決定部とを有し、抵抗接続部は、設定された発光条件に基づいて保護抵抗をコンデンサに接続してもよい。 かかる構成によれば、電圧特定部は、充電部の充電電圧を用いて交流電源の電圧の実効値を特定する。そして、電圧特定部は、特定した交流電源の電圧の実効値を発光条件決定部に送る。発光条件決定部は、特定した交流電源の電圧の実効値を用いて、コンデンサに選択的に接続される保護抵抗を識別する複数の発光条件が設定されたテーブルから、接続される保護抵抗を発光条件として決定する。発光条件決定部は、接続される保護抵抗に係る発光条件を抵抗接続部に設定する。そして、抵抗接続部は、設定された発光条件に基づいて選択された保護抵抗をコンデンサに接続する。これにより、発光制御部は、交流電源の電圧値に違いがあったとしても、閃光放電管の総発光量を一定にすることができる。 本発明によれば、交流電源の電圧が変動しても閃光放電管の総発光量のばらつきを抑えることができるという優れた効果を奏する。 本発明の第1実施形態に係る樹脂硬化装置の回路図 本発明の第1実施形態に係る樹脂硬化装置のブロック図 本発明の第1実施形態に係る樹脂硬化装置の動作を示すフローチャート 本発明の第1実施形態に係る閃光放電管の発光量を示すタイムチャートであって、(a)は、交流電源の電圧の実効値が110Vであるときの閃光放電管の発光量を示すタイムチャート、(b)は、交流電源の電圧の実効値が100Vであるときの閃光放電管の発光量を示すタイムチャート、(c)は、交流電源の電圧の実効値が90Vであるときの閃光放電管の発光量を示すタイムチャート 本発明の第2実施形態に係る充電部の概略回路図 本発明の第2実施形態に係る樹脂硬化装置のブロック図 本発明の第2実施形態に係る樹脂硬化装置の動作を示すフローチャート 本発明の第2実施形態に係る充電電圧及び交流電源の電圧のタイムチャートであって、(a)は、交流電源の電圧の実効値が110Vであるときの充電電圧のタイムチャート、(b)は、交流電源の電圧の実効値が110Vであるとき交流電源の電圧のタイムチャート、(c)は、交流電源の電圧の実効値が100Vであるときの充電電圧のタイムチャート、(d)は、交流電源の電圧の実効値が100Vであるときの交流電源の電圧のタイムチャート、(e)は、交流電源の電圧の実効値が90Vであるときの充電電圧のタイムチャート、(f)は、交流電源の電圧の実効値が90Vであるときの交流電源の電圧のタイムチャート 従来の樹脂硬化装置における充電電圧のタイムチャートであって、(a)は、交流電源の電圧の実効値が90Vであるときの、充電電圧のタイムチャート、(b)は、交流電源の電圧の実効値が100Vであるときの、充電電圧のタイムチャート
本発明に係る樹脂硬化装置の第1実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。 図1に示すように、本実施形態に係る樹脂硬化装置1は、閃光放電管2と、該閃光放電管2の一発光毎に交流電源3によって充電される充電部4と、該充電部4から閃光放電管2に向けての電力供給を制御する発光制御部5と、充電部4及び閃光放電管2の間に設けられる一対の分圧抵抗6,7と、閃光放電管2にトリガ電圧を印加するトリガ部8と、閃光放電管2の発光を制御するスイッチング素子9とを備える。ここで、発光制御部5は、充電部4の充電電圧に基づいて交流電源3の電圧の実効値を特定し、特定した交流電源3の電圧の実効値に応じて閃光放電管2の発光量の総和(総発光量)が樹脂を硬化するのに必要な光量となるように発光条件を決定して、閃光放電管2に向けての電力供給を制御する。本実施形態において、発光制御部5は、発光条件として、交流電源3の電圧の実効値に応じて、充電部4から閃光放電管2に供給される電力をオンにするタイミングとオフにするタイミングとを決定して、充電部4から閃光放電管2に向けての電力供給を制御する。すなわち、発光制御部5は、閃光放電管2の発光を開始するタイミングと停止するタイミングとを決定して、充電部4から閃光放電管2に向けての電力供給を制御する。 閃光放電管2は、スイッチング素子9がオンになることで、トリガ部8によるトリガ電圧の印加と、充電部4に充電された電力とにより発光し、爪に塗布された光硬化性樹脂に光(例えば、紫外光)を照射する。閃光放電管2は、スイッチング素子9がオフになることで発光停止する。このように、閃光放電管2は、スイッチング素子9のオンオフ動作により一回発光する。本実施形態において、閃光放電管2は、スイッチング素子9のオンオフ動作の繰り返しにより所定回数連続発光する。 充電部4は、図示しない保護抵抗を介して交流電源3に接続される第1コンデンサ10と、該第1コンデンサ10に接続される第1ダイオード12と、第1コンデンサ10及び第1ダイオード12の間に一端が接続され、交流電源3に他端が接続される第2ダイオード11と、第2ダイオード11に一端が接続され、交流電源3及び第2ダイオード11の間に他端が接続される第2コンデンサ13とを備える。すなわち、本実施形態において、充電部4は、半波倍電圧整流回路を構成する。充電部4は、このような回路構成により、第2コンデンサ13に、交流電源3の電圧の実効値のほぼ2√2倍の電圧となる電力を蓄電可能に構成されている。 一対の分圧抵抗6,7は、第2コンデンサ13の電圧を計測すべく設けられる。具体的には、一対の分圧抵抗6,7は、第1ダイオード及び第2コンデンサ13の間に一端が接続され、交流電源3及び第2コンデンサ13の間に他端が接続される。さらに、分圧抵抗6,7の間にA/D変換部14が接続され、第2コンデンサ13の充電電圧を分圧した電圧値がA/D変換部14へと伝えられる。 発光制御部5は、図1又は図2に示すように、分圧抵抗6,7の間に接続されるA/D変換部14と、該A/D変換部14で分圧抵抗6,7によって分圧された充電部4(第2コンデンサ13)の電圧値をデジタル変換したモニター電圧値として閃光放電管2の初回発光前の充電時に複数回取得し、取得した各回における電圧の変化量を閾値と比較する電圧比較部15と、モニター電圧値から交流電源3の電圧の実効値を特定する電圧特定部16と、該電圧特定部16が特定した交流電源の電圧の実効値を用いて、閃光放電管2の複数の発光条件が設定されたテーブルから、閃光放電管2の発光条件を決定する発光条件決定部17と、該発光条件決定部17により決定された発光条件に従って閃光放電管2を発光させる発光指示部18とを有する。本実施形態において、発光制御部5は、閃光放電管2の初回発光前の充電時に、それぞれの計測の間の間隔を交流電源の交流周期の半周期以上おいて充電部の充電電圧を複数回計測することで、それぞれの計測の間の電圧上昇量を取得し、電圧上昇量が所定の閾値以下にある状態で交流電源の電圧の実効値を特定する。また、本実施形態において、発光制御部5は、特定した交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管2の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも短くし、特定した交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管2の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも長くする。なお、発光制御部5が充電部4の充電電圧を交流電源の交流周期の半周期以上の間隔をあけて複数回計測するのは、半波倍電圧整流回路は交流周期の半周期ごとに第2コンデンサ13に充電するので、充電電圧が変わらない間に続けて充電電圧を計測しないためである。 A/D変換部14は、一対の分圧抵抗6,7の間に接続され、分圧された第2コンデンサ13の電圧値をデジタル変換したモニター電圧値を電圧比較部15に伝える。 電圧比較部15は、閃光放電管2の初回発光前の充電時に、所定の時間(交流電源の交流周期の半周期以上の間隔)ごとに、A/D変換部14でデジタル変換されたモニター電圧値を取得する。そして、電圧比較部15は、A/D変換部14から取得したモニター電圧値と、その直前に取得したモニター電圧値との差を算出する。電圧比較部15は、モニター電圧値の差が所定の閾値以内になったときに、第2コンデンサ13の充電を完了したと判断する。この閾値は、第2コンデンサ13が充電完了に近づくにつれて交流の一周期での電圧上昇量が小さくなることに基づき、充電完了に到達したとみなしてよい程度に小さい電圧上昇量に相当する値である。電圧比較部15は、第2コンデンサ13の充電を完了したと判断すると、最後に取得したモニター電圧値を電圧特定部16に送る。 電圧特定部16は、電圧比較部15から送られたモニター電圧値を元に、交流電源3の電圧の実効値を特定する。具体的には、電圧特定部16は、分圧抵抗6,7のそれぞれの抵抗値をR1,R2とし、電圧比較部15から送られたモニター電圧値をVmとして、第2コンデンサ13の充電電圧Vcを以下の式で算出する。 Vc=Vm×(R1+R2)/R2 そして、算出された第2コンデンサ13の充電電圧Vcから、交流電源3の電圧の実効値Vfを以下の式で特定する。 Vf=Vc/2√2 電圧特定部16は、特定した交流電源3の電圧の実効値Vfを発光条件決定部17に送る。 発光条件決定部17は、特定された交流電源3の電圧の実効値に基づいて、閃光放電管2の複数の発光条件が設定されたテーブルから発光指示部18に設定する発光条件を決定する。発光条件決定部17は、決定した発光条件を発光指示部18に設定する。本実施形態において、発光条件決定部17は、交流電源3の電圧の実効値に応じて異なる発光条件が設定されたテーブルから発光条件を決定する。具体的には、発光条件決定部17は、交流電源3の電圧の実効値毎に、閃光放電管2を発光する時間(スイッチング素子9をオン状態にするときからオフ状態にするときの間の時間)を発光条件として設定されたテーブルから発光条件を決定する。例えば、発光条件決定部17は、交流電源3の電圧の実効値が基準値(例えば、標準電圧付近である95VからAC105V)である場合に、閃光放電管2を発光する時間を基準時間とする発光条件と、交流電源3の電圧の実効値が基準値よりも高い場合に、閃光放電管2を発光する時間を基準時間よりも短くする発光条件と、交流電源3の電圧の実効値が基準値よりも低い場合に、閃光放電管2を発光する時間を基準時間よりも長くする発光条件とが設定されたテーブルに基づいて、発光条件を決定する。 発光指示部18は、発光条件決定部17により決定された発光条件に基づいて、スイッチング素子9のオン及びオフを制御する。具体的には、発光指示部18は、発光条件で示された時間でスイッチング素子9のオンオフを制御する。これにより、発光指示部18は、発光条件で示された時間で閃光放電管2を発光させる。 トリガ部8は、閃光放電管2の発光に際して閃光放電管2にトリガ電圧を印加すべく設けられ、閃光放電管2の毎回の発光に際して発光毎にトリガ電圧を閃光放電管2に印加する。具体的には、スイッチング素子9がオンになることで、トリガ部8は、第2コンデンサ13の電力を昇圧してトリガ電圧を閃光放電管2に印加する。これにより、トリガ部8は、閃光放電管2内に封入されているガス(例えば、キセノンガス)をイオン化することで閃光放電管2の両極間のインピーダンスを低下させ、両極間で放電させることで閃光放電管2を発光させる。そして、トリガ部8は、スイッチング素子9がオフになることで、閃光放電管2へのトリガ電圧の印加を停止する。 スイッチング素子9は、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であり、ゲートを発光制御部5に接続され、発光制御部5から出力される発光信号(オン信号)によりオン状態になる。そして、スイッチング素子9は、発光制御部5から出力される発光信号(オン信号)が切られることで、オフ状態になる。スイッチング素子9は、オン状態になることで閃光放電管2を発光させ、オフ状態になることで閃光放電管2の発光を停止する。 次に、本実施形態に係る樹脂硬化装置1についての作用を図3のフローチャートを用いて説明する。 図3に示すように、交流電源3に樹脂硬化装置1が接続された後、発光ボタン(図示しない)がオンにされることで、充電部4(第2コンデンサ13)は、交流電源3から充電を開始する(ステップS1)。充電部4(第2コンデンサ13)は、半波倍電圧整流回路により交流電源3の電圧から昇圧された電力により充電される。分圧抵抗6,7は、充電部4に充電された電力により通電され、充電部4(第2コンデンサ13)の充電電圧に応じた電圧を分圧する。 発光制御部5は、所定時間(第1の所定時間、例えば500msec)を経過するまで待機する(ステップS2)。そして、発光制御部5は、所定時間の経過の後、分圧抵抗7の電圧を計測する。具体的には、A/D変換部14は、分圧抵抗7の電圧をデジタル変換したモニター電圧を電圧比較部15に送る。電圧比較部15は、A/D変換部14で変換されたモニター電圧値を取得する。(ステップS3)。 発光制御部5は、さらに所定時間(第2の所定時間、例えば50msec)を経過した後に(ステップS4)、分圧抵抗7の電圧を計測する(ステップS5)。具体的には、A/D変換部14は、分圧抵抗7の電圧をデジタル変換したモニター電圧を電圧比較部15に送る。電圧比較部15は、A/D変換部14で変換されたモニター電圧値を取得して、直前に取得した電圧値(第2の所定時間前に取得したモニター電圧値)と比較する。図9(a)及び図9(b)に示すように、充電部4の充電電圧の上昇量は、交流電源3を用いて充電できる最大電圧に近づく程小さくなるので、電圧比較部15は、比較の結果、モニター電圧値の上昇量が閾値以下になったときに、充電部4の充電が完了したとして、取得した電圧値を電圧特定部16に送る(ステップS6 YES)。 一方で、電圧比較部15は、比較の結果、モニター電圧の上昇量が閾値を超えているときに、充電部4の充電が完了していないとして、さらに所定の時間(第2の所定時間、例えば50msec)の後、分圧抵抗7の電圧を再度取得して、モニター電圧値の上昇量が閾値以下になるまで電圧値の比較を繰り返す(ステップS6 NO)。 電圧特定部16は、電圧比較部15から送られた電圧値を元に、交流電源3の電圧の実効値を特定する(ステップS7)。電圧特定部16は、特定した交流電源3の電圧の実効値を発光条件決定部17に送る。 発光条件決定部17は、閃光放電管2の複数の発光条件が設定されたテーブルを参照して、特定された交流電源3の電圧の実効値に適合する発光条件を決定する。例えば、本実施形態において、発光条件決定部17は、特定された交流電源3の電圧の実効値に基づいて、閃光放電管2の複数の発光条件が設定されたテーブルを参照して、交流電源3の電圧の実効値105V以上の発光条件と、交流電源3の電圧の実効値105Vから95Vの発光条件と、交流電源3の電圧の実効値95V以下の発光条件との3つの発光条件から、1つの発光条件を決定する。発光条件決定部17は、決定した発光条件を発光指示部18に送り、発光指示部18に発光条件を設定する(ステップS8)。 発光指示部18は、設定された発光条件に基づいて、閃光放電管2の発光を制御する(ステップS9)。すなわち、発光指示部18は、設定された発光条件に基づいて、スイッチング素子9のオンタイミング及びオフタイミングを制御する。具体的には、発光指示部18は、交流電源3の電圧の実効値が基準値よりも高い(例えば、105V以上)とき、図4(a)に示すように、基準時間より早くスイッチング素子9をオフする(発光時間を短くする)ように制御する。また、交流電源3の電圧の実効値が基準値(例えば、AC95VからAC105V)であれば、図4(b)に示すように、基準時間でスイッチング素子9をオフにするよう制御し、交流電源3の電圧の実効値が基準値より低い場合(例えば、95V以下)であれば、図4(c)に示すように、基準時間より遅くスイッチング素子9をオフする(発光時間を長くする)ように制御する。このように制御することで、発光指示部18は、閃光放電管2から発光される一回の発光量を、交流電源3の電圧の実効値によらず一定量に近づけるように制御する。充電部4は、閃光放電管2の一回の発光毎に、交流電源3により再充電される(ステップS10)。そして、発光指示部18は、閃光放電管2を再度発光させる(ステップS11)。発光指示部18は、閃光放電管2を発光させる発光条件に基づいて、閃光放電管2を所定回数発光させる(ステップS12)。これにより、発光指示部18は、樹脂を硬化するのに必要な光量(総光量)を閃光放電管2に発光させる。 次に、本発明に係る樹脂硬化装置1の第2実施形態について、図5乃至図8を参照して説明する。 本実施形態に係る樹脂硬化装置1は、図5に示すように、第1実施形態の樹脂硬化装置1の構成に加え、充電部4は、第2コンデンサ13に接続される保護抵抗20,21,22であって、抵抗値の異なる複数の保護抵抗20,21,22と、発光制御部5で特定した交流電源3の電圧の実効値に応じて保護抵抗20,21,22を第2コンデンサ13に対し選択的に接続する抵抗接続部23とを有する。本実施形態において、充電部4は、抵抗値8Ωの保護抵抗20、抵抗値13.5Ωの保護抵抗21、及び抵抗値19Ωの保護抵抗22の3つの保護抵抗20,21,22を有する。例えば、保護抵抗20,21,22は、95V以下の交流電源3の電圧の実効値であるときに用いられる抵抗値8Ωの保護抵抗20、105Vから95Vの間の交流電源3の電圧の実効値であるときに用いられる抵抗値13.5Ωの保護抵抗21、105V以上の交流電源3の電圧の実効値であるときに用いられる抵抗値19Ωの保護抵抗22の3つの保護抵抗20,21,22である。 本実施形態において、発光条件決定部17は、発光タイミングを示す発光条件に加え、抵抗接続部23に対して切替先の保護抵抗20,21,22を識別する情報が発光条件として設定されたテーブルに基づいて発光条件を決定する。第1実施形態において、発光条件決定部17が交流電源3の電圧の実効値の大きさに応じて閃光放電管2の異なる発光タイミングを複数示すテーブルから発光条件を決定していたが、本実施形態において、発光条件決定部17は、交流電源3の電圧の実効値に関わらず、一定の発光タイミングで閃光放電管2を発光させる情報が設定されたテーブルを用いて発光タイミングに係る発光条件を決定する。そして、発光条件決定部17は、抵抗接続部23に対して切替先の保護抵抗20,21,22を識別する情報が設定されたテーブルから、保護抵抗に係る発光条件(用いる保護抵抗を識別する発光条件)を決定する。発光条件決定部17は、図6に示すように、発光指示部18及び抵抗接続部23のそれぞれに接続され、閃光放電管2の発光タイミングに係る発光条件を発光指示部18に設定するとともに、用いる保護抵抗に係る発光条件を抵抗接続部23に設定する。なお、本実施形態において、発光条件決定部17は、発光タイミングを示す発光条件として、第1実施形態において、交流電源3の電圧の実効値が95Vであるときの発光タイミングと同様の発光条件(発光回数、一回の発光時間、及び発光間隔)を、発光タイミングに係る発光条件として決定する。 次に、本実施形態に係る樹脂硬化装置1についての作用を図7のフローチャートを用いて説明する。 図7に示すように、交流電源3に樹脂硬化装置1を接続した後、発光ボタン(図示しない)がオンにされることで、充電部4は、交流電源3から充電を開始する(ステップS10)。このとき、抵抗接続部23は、予め、抵抗値8Ωの保護抵抗20(最も抵抗値の低い保護抵抗)を用いるように保護抵抗を第2コンデンサ13に接続している。充電部4は、抵抗値8Ωの保護抵抗20を用いて、交流電源3の電圧の実効値を半波倍電圧整流回路により昇圧した電力により充電される。分圧抵抗6,7は、充電部4に充電された電力により通電され、充電部4(第2コンデンサ13)の充電電圧に応じた電圧を分圧する。 発光制御部5は、所定時間(第1の所定時間、例えば500msec)を経過するまで待機する(ステップS20)。そして、発光制御部5は、所定時間の経過の後、分圧抵抗7の電圧を計測する。具体的には、A/D変換部14は、分圧抵抗7の電圧をデジタル変換したモニター電圧を電圧比較部15に送る。電圧比較部15は、A/D変換部14で変換されたモニター電圧値を取得する。(ステップS30)。 発光制御部5は、さらに所定時間(第2の所定時間、例えば50msec)を経過した後に(ステップS40)、分圧抵抗7の電圧を計測する(ステップS50)。具体的には、A/D変換部14は、分圧抵抗7の電圧をデジタル変換したモニター電圧を電圧比較部15に送る。電圧比較部15は、A/D変換部14で変換されたモニター電圧値を取得して、直前に取得したモニター電圧値(第2の所定時間前に取得したモニター電圧値)と比較する。図9(a)及び図9(b)に示すように、充電部4の充電電圧の上昇量は、交流電源3用いて充電できる最大電圧に近づく程小さくなるので、電圧比較部15は、比較の結果、分圧抵抗7の電圧値の上昇量が閾値以下になったときに、充電部4の充電が完了したとして、最後に取得したモニター電圧値を電圧特定部16に送る(ステップS60 YES)。 一方で、電圧比較部15は、比較の結果、充電電圧の上昇量が閾値を超えているときに、充電部4の充電が完了していないとして、さらに所定の時間(第2の所定時間、例えば50msec)の後、再度A/D変換部14からモニター電圧値を再度取得して、モニター電圧値の上昇量が閾値以下になるまでモニター電圧値の比較を繰り返す(ステップS60 NO)。 電圧特定部16は、電圧比較部15から送られたモニター電圧値を元に、交流電源3の電圧の実効値を特定する(ステップS70)。電圧特定部16は、特定した交流電源3の電圧の実効値を発光条件決定部17に送る。 発光条件決定部17は、閃光放電管2の複数の発光条件が設定されたテーブルに基づいて、特定された交流電源3の電圧の実効値に適合する発光条件を決定する。具体的には、発光条件決定部17は、閃光放電管の複数の発光条件が設定されたテーブルに基づいて、特定された交流電源3の電圧の実効値に適合する保護抵抗で充電部4(コンデンサ)を充電することを決定する。発光条件決定部17は、決定した発光条件に示される保護抵抗で充電部4を充電すべく、発光条件に示される保護抵抗を第2コンデンサ13に接続するように抵抗接続部23に設定する(ステップS80)。また、発光条件決定部17は、閃光放電管2を発光させるタイミングを示す発光条件をテーブルから読み出す。発光条件決定部17は、読み出した発光条件で閃光放電管2を発光させることを決定する。そして、発光条件決定部17は、閃光放電管2を発光させるタイミングを示す発光条件を発光指示部18に設定する。 発光指示部18は、設定された発光条件にしたがって、閃光放電管2の発光を開始する(ステップS90)。 閃光放電管2が二度目の発光を開始する前(閃光放電管2が一度目の発光を終了した後)に、抵抗接続部23は、発光条件決定部17により設定された発光条件に基づいて、保護抵抗20から保護抵抗20,21,22のいずれかを第2コンデンサ13に接続する(ステップS100)。例えば、特定された交流電源3の電圧が95V以下のときに、抵抗接続部23は、抵抗値8Ωの保護抵抗20を第2コンデンサ13に接続する発光条件に基づいて、保護抵抗20をそのまま第2コンデンサ13に接続する。特定された交流電源3の電圧が105Vから95Vの間にあるときに、抵抗接続部23は、抵抗値13.5Ωの保護抵抗21を第2コンデンサ13に接続する発光条件に基づいて、抵抗値8Ωの保護抵抗20から切り替えて、抵抗値13.5Ωの保護抵抗21を第2コンデンサ13に接続する。特定された交流電源3の電圧が105V以上であるときに、抵抗接続部23は、抵抗値19Ωの保護抵抗22を第2コンデンサ13に接続する発光条件に基づいて、抵抗値8Ωの保護抵抗20を切り替えて、抵抗値19Ωの保護抵抗22を第2コンデンサ13に接続する。充電部4(第2コンデンサ13)は、接続された保護抵抗を用いて再充電される(ステップS110)。すると、充電部4(第2コンデンサ13)は、交流電源3の電圧の実効値が110Vであるときに、図8(b)に示す電圧と時間との関係に対して、図8(a)に示すように250V付近まで充電される。また、充電部4(第2コンデンサ13)は、交流電源3の電圧の実効値が100Vであるときに、図8(d)に示す電圧と時間との関係に対して、図8(c)に示すように250V付近まで充電される。また、充電部4(第2コンデンサ13)は、交流電源3の電圧の実効値が90Vであるときに、図8(f)に示す電圧と時間との関係に対して、及び図8(e)に示すように250V付近まで充電される。このように、充電部4に充電される電圧が一定値に近似される。 発光指示部18は、設定された発光条件にしたがって、閃光放電管2の二度目の発光を制御する(ステップS120)。そして、発光指示部18は、閃光放電管2を発光させるタイミングを示す発光条件に基づいて、閃光放電管2を所定回数発光させる(ステップS130)。 以上のように、上記実施形態に係るに係る樹脂硬化装置1は、閃光放電管2と、該閃光放電管2の発光毎に交流電源3によって充電される充電部4と、該充電部4から閃光放電管2に向けての電力供給を制御する発光制御部5とを備え、該発光制御部5は、充電部4の充電電圧に基づいて交流電源3の電圧の実効値を特定し、特定した交流電源3の電圧の実効値に応じて閃光放電管2の発光量の総和が樹脂を硬化するのに必要な光量となるように発光条件を決定して、閃光放電管2に向けての電力供給を制御することを特徴とする。 かかる構成によれば、充電部4は、交流電源3によって充電される。閃光放電管2は、充電部4に充電された電力により発光する。閃光放電管2が単発で発光した後、充電部4は、交流電源3によって充電される。そして、上記樹脂硬化装置1では、充電部4の充電と閃光放電管2の発光とが繰り返されて、閃光放電管2の連続的な発光を得られる。これにより、発光量が累積し、樹脂が硬化するのに必要な光量を得られる。 ここで、発光制御部5が閃光放電管2に向けて電力を供給するにあたり、発光制御部5は、充電部4に充電される充電電圧から交流電源3の電圧の実効値を特定する。そして、発光制御部5は、この実効値に対応する閃光放電管2の発光条件であって、樹脂を硬化するのに必要な総発光量となるような発光条件を決定する。その結果、発光制御部5は、決定した発光条件で閃光放電管2への電力供給を制御する。これにより、交流電源3の電圧が低い場合であっても、閃光放電管2の連続発光完了時点での総発光量を落とすことがない。交流電源3の電圧が高い場合であっても、総発光量が多すぎることがない。 また、上記実施形態に係る樹脂硬化装置1の他態様として、発光制御部5は、閃光放電管2の初回発光前の充電時に、充電部4の充電電圧を交流電源3の交流周期の半周期以上の間隔をあけて複数回計測することで、それぞれの計測の間の電圧上昇量を取得し、電圧上昇量が所定の閾値以下にある状態で交流電源3の電圧の実効値を特定してもよい。 かかる構成によれば、充電完了に近づくにつれて交流の一周期あたりの電圧上昇量が小さくなることから、閃光放電管2の初回発光前の充電時に、現在の交流電源3の電圧での充電完了と判断してよい閾値以下の電圧上昇量になったときに交流電源3の電圧の実効値を特定するので、発光制御部は、充電部の充電の完了を判断した上で、交流電源の電圧の実効値を正しく特定することができる。また、通常の交流電源3の電圧から、想定されうる最も低い電圧に変動しているときの初回充電時間に合わせた長い充電待機時間を設けずとも、現在の交流電源3の電圧での充電時間に合わせて充電の完了を判断することができる。これにより、発光制御部5が閃光放電管2に電力供給するまでの時間を短縮することができる。 また、上記実施形態に係る樹脂硬化装置1の他態様として、発光制御部5は、特定した交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管2の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも短くし、特定した交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管2の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも長くしてもよい。 かかる構成によれば、交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、充電部4に充電される電力の最大電圧は標準電圧に対応する基準値よりも高くなる。そのため、閃光放電管2の実際の発光開始時間は、交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値より低い場合に比べて早くなる。そこで、発光制御部5は、交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高い場合に、閃光放電管2の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも短くする。逆に、交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低い場合に、閃光放電管2の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも長くする。これにより、交流電源3の電圧の実効値に違いがあったとしても、閃光放電管2の単発の発光量を一定にすることができ、ひいては、閃光放電管2の連続発光による総発光量を一定にすることができる。 また、上記実施形態に係る樹脂硬化装置1の他態様として、発光制御部5は、特定した交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管2の総発光回数を標準電圧に対応する基準回数よりも減らし、特定した交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管2の総発光回数を標準電圧に対応する基準回数よりも増やしてもよい。 かかる構成によれば、特定された交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管2の発光回数を標準電圧に対応する基準回数よりも減らすので、閃光放電管2の連続発光による総発光量を一定にすることができる。逆に、特定された交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管2の発光回数を標準電圧に対応する基準回数よりも増やすので、閃光放電管2の連続発光による総発光量を一定にすることができる。 また、上記実施形態に係る樹脂硬化装置1の他態様として、閃光放電管2に供給する電力を充電するコンデンサ(第2コンデンサ13)と、該コンデンサ(第2コンデンサ13)に接続される保護抵抗20,21,22であって、抵抗値の異なる複数の保護抵抗20,21,22と、発光制御部5で特定した交流電源3の電圧の実効値に応じた保護抵抗20,21,22をコンデンサ(第2コンデンサ13)に対し選択的に接続する抵抗接続部23とを有してもよい。 かかる構成によれば、抵抗接続部23は、特定した交流電源3の電圧値に応じた抵抗値の保護抵抗20,21,22を選択的にコンデンサ(第2コンデンサ13)に接続するので、コンデンサ(第2コンデンサ13)の充電電圧は近似する。これにより、交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低い場合であっても、閃光放電管2の連続発光完了時点での総発光量を落とすことがなく、交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高い場合であっても、総発光量が多すぎることがない。 また、上記実施形態に係る樹脂硬化装置1の他態様として、発光制御部5は、充電部4の充電電圧から交流電源3の電圧の実効値を特定する電圧特定部16と、閃光放電管2に対する複数の発光条件が設定されたテーブルから、電圧特定部16が特定した交流電源3の電圧の実効値を用い、閃光放電管2の発光条件を決定する発光条件決定部17と、該発光条件決定部17により決定された発光条件に従って閃光放電管2を発光させる発光指示部18とを有してもよい。 かかる構成によれば、電圧特定部16は、充電部4を用いて交流電源3の電圧の実効値を特定する。そして、電圧特定部16は、特定した交流電源3の電圧の実効値を発光条件決定部17に送る。発光条件決定部17は、特定した交流電源3の電圧の実効値を用い、閃光放電管2に対する複数の発光条件が設定されたテーブルから発光条件を決定する。発光条件決定部17は、決定した発光条件を発光指示部18に設定する。発光指示部18は、発光条件決定部17により設定された発光条件に従って閃光放電管2を発光させる。これにより、発光制御部5は、交流電源3の電圧の実効値に違いがあったとしても、光硬化樹脂を硬化するのに適切な光量を閃光放電管2に発光させることができる。 また、上記実施形態に係る樹脂硬化装置1の他態様として、発光制御部5は、充電部4の充電電圧から交流電源3の電圧の実効値を特定する電圧特定部16と、該電圧特定部16により特定された交流電源3の電圧の実効値を用いて、コンデンサ(第2コンデンサ13)に選択的に接続される保護抵抗20,21,22を識別する複数の発光条件が設定されたテーブルから、接続される保護抵抗20,21,22に係る発光条件を決定し、接続される保護抵抗20,21,22に係る発光条件を抵抗接続部23に設定する発光条件決定部17とを有し、抵抗接続部23は、設定された発光条件に基づいて保護抵抗20,21,22をコンデンサに接続してもよい。 かかる構成によれば、電圧特定部16は、充電部4の充電電圧を用いて交流電源3の電圧の実効値を特定する。そして、電圧特定部16は、特定した交流電源3の電圧の実効値を発光条件決定部17に送る。発光条件決定部17は、特定した交流電源3の電圧の実効値を用いて、コンデンサ(第2コンデンサ13)に選択的に接続される保護抵抗20,21,22を識別する複数の発光条件が設定されたテーブルから、接続される保護抵抗20,21,22を発光条件として決定する。発光条件決定部17は、接続される保護抵抗20,21,22に係る発光条件を抵抗接続部23に設定する。そして、抵抗接続部23は、設定された発光条件に基づいて選択された保護抵抗20,21,22をコンデンサ(第2コンデンサ13)に接続する。これにより、発光制御部5は、交流電源3の電圧値に違いがあったとしても、閃光放電管2の総発光量を一定にすることができる。 そして、本実施形態に係る樹脂硬化装置1によれば、交流電源3の電圧の実効値が、標準電圧に対して変動している場合であっても、閃光放電管2が単発発光する光量を一定にすることができる。これにより、交流電源3の電圧の実効値が標準電圧よりも低い場合であっても、総発光量の低下により、樹脂の硬化に必要な光量を得られないことを防止できる。また、交流電源3の電圧実効値が標準電圧よりも高い場合であっても、総発光量が多すぎることがない。 なお、上記実施形態に係る樹脂硬化装置1は、上記した実施の形態に限定されるものではなく。本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。 例えば、第1実施形態に係る樹脂硬化装置1では、閃光放電管2の放電回数を一定として説明したが、発光制御部5は、特定した交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも高いときに、閃光放電管2の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも短くし、特定した交流電源3の電圧の実効値が標準電圧に対応する基準値よりも低いときに、閃光放電管2の一回あたりの発光時間を標準電圧に対応する基準時間よりも長くしてもよい。具体的には、発光条件決定部17は、交流電源3の電圧の実効値に応じて発光回数を変化させる発光条件が設定されたテーブルを用いて発光条件を決定しても良い。発光指示部18は、発光条件決定部17によって設定された発光条件に従って閃光放電管2を発光させることで、発光終了までの総発光量を一定にすることができる。 また、第1実施形態に係る樹脂硬化装置1は、選択された発光条件における連続発光において、閃光放電管2の1回あたりの発光時間を連続発光が進むにつれて変化させてもよい。例えば、発光条件決定部17は、連続発光開始時に近いほど1回あたりの発光時間は短く、連続発光終了時に近いほど1回あたりの発光時間は長く設定されており、かつ、発光条件ごとに発光時間が異なるテーブルから、交流電源3の電圧の実効値に応じて発光条件を決定してもよい。 また、第1実施形態に係る樹脂硬化装置1では、樹脂硬化装置1が1つの閃光放電管2を有する構成を説明したが、樹脂硬化装置1は、複数の閃光放電管2を有する構成であってもよい。このとき、発光条件決定部17は、交流電源3の電圧の実効値が低い程、複数の閃光放電管2を発光させる発光条件をテーブルから決定していてもよい。 また、第2実施形態に係る抵抗接続部23は、充電部4に設けられる構成であるが、発光制御部5に設けられる構成であってもよい。 また、第1及び第2実施形態に係る発光制御部5及び分圧抵抗6,7は別体として説明されたが、発光制御部5内に分圧抵抗6,7を設ける構成であってもよい。 また、第1及び第2実施形態に係る発光条件決定部17は、交流電源3の電圧を所定の電圧以上又は所定の電圧以下であると特定されたときに、異常であるとして発光を中止する指示を発光指示部18に送ってもよい。例えば、第1及び第2実施形態であれば、電源電圧が110Vを超えているとき又は、電源電圧が90Vを下回っているときに、発光条件決定部17は、発光を中止する指示を発光指示部18に送ってもよい。 また、第1及び第2実施形態に係る樹脂硬化装置は、爪に塗布される光硬化樹脂に限定されず、種々の用途に用いられる光硬化樹脂の硬化に用いることができる。 本発明の樹脂硬化装置は、手や足などの爪に塗布される光硬化樹脂に光を照射することで該硬化樹脂を硬化させる樹脂硬化装置に有効に利用できる。 1 樹脂硬化装置 5 発光制御部 14 A/D変換部 15 電圧比較部 16 電圧特定部 17 発光条件決定部 18 発光指示部 23 抵抗接続部 |