Nail printing device |
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申请号 | JP2012247105 | 申请日 | 2012-11-09 | 公开(公告)号 | JP2014094127A | 公开(公告)日 | 2014-05-22 |
申请人 | Casio Comput Co Ltd; カシオ計算機株式会社; | 发明人 | MIFUJI KIMIYASU; MOCHINAGA NOBUYUKI; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a nail printing device capable of printing an ornament with either a design image identical to one to be printed on a nail or a design image relating in patterns, color tones and atmospheres to the former design image.SOLUTION: A nail printing device comprises: a printing head for printing the nail of a finger and an ornament; a printing finger insertion portion, into which a finger is inserted; and an ornament holding portion arranged in the printing finger insertion portion and placing at least the ornament. | ||||||
权利要求 | 指の爪と、装飾具と、に印刷を施す印刷ヘッドと、 前記指を挿入する指挿入部と、 前記指挿入部内に配置され、少なくとも前記装飾具が載置される装飾具保持部と、 を備えていることを特徴とするネイルプリント装置。 前記指挿入部に挿入された前記指の爪と、前記指挿入部内に配置された前記装飾具保持部に載置された前記装飾具と、にデザイン画像の印刷を施すように前記印刷ヘッドを制御する印刷制御部を備え、 前記装飾具保持部は、前記指挿入部から挿脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。 前記指挿入部は、前記指を載置する指載置部を備え、 前記装飾具保持部は、前記装飾具が載置された場合に前記装飾具の前記被印刷面と前記指載置部に載置された前記指の爪とがほぼ同一の高さになるように形成されることを特徴とする請求項1及び請求項2に記載のネイルプリント装置。 前記印刷制御部は、前記装飾具の前記被印刷面が曲面を持つ場合、前記被印刷面の前記曲面の曲率が大きくなるほど前記印刷ヘッドによる印刷の際の印刷ピッチが細かくなるように前記印刷ヘッドを制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 前記装飾具の前記被印刷面に対応する装飾具被印刷領域を取得する印刷領域抽出部と、 前記印刷領域抽出部によって取得された前記装飾具被印刷領域に前記デザイン画像を合せ込むことにより、前記デザイン画像の元画像から前記装飾具被印刷領域の形状に沿った合せ込み画像を生成する合せ込み画像生成部と、 前記合せ込み画像生成部によって生成された前記合せ込み画像を表示するよう表示部を制御する表示制御部と、 を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 前記指挿入部の側壁又は前記指載置部上には、前記装飾具保持部をスライドさせるための溝が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 前記指挿入部内に配置された前記装飾具保持部内の前記装飾具と、前記指挿入部内の前記指載置部上に載置された前記指の爪と、に前記デザイン画像を一度に印刷することが可能であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 前記装飾具保持部の前記装飾具を載置する被印刷部材載置エリアには、複数の深さの凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 |
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说明书全文 | 本発明は、ネイルプリント装置に関するものである。 従来、ファッションとして人の指の爪に好みのデザイン画像を印刷するネイルプリント装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。 ところで、ファッションとして爪にデザイン画像を印刷するユーザは、同時に装飾品として、イヤリングなどの装飾具を身につけることも一般的である。 この場合、爪と装身具とに装飾上の統一感を持たせるために、爪に印刷されるデザイン画像と、装飾具に施されるデザインとは、柄、色調、雰囲気が関連し、統一感があることが好ましい。 このため、爪に印刷されるデザイン画像と装飾具のデザインとの間に統一感を付与させるために、ネイルプリント装置によって、爪に印刷されるデザイン画像と同一のデザイン画像や、この爪に印刷されるデザイン画像に柄、色調、雰囲気が関連したデザイン画像(関連デザイン画像)を装飾具に印刷できることが好ましい。 このため、爪に印刷されるデザイン画像と装飾具のデザインとの間に統一感を付与させるためには、ユーザが自ら装飾具を爪に印刷されるデザイン画像に合せて購入するか、ユーザが持っている装飾具に合ったデザイン画像しか選ぶことができず、不便であり、デザイン画像の選択肢も限られてしまうという問題があった。 本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、爪に印刷されるデザイン画像と同一のデザイン画像や、当該デザイン画像に柄、色調、雰囲気が関連したデザイン画像を、装飾具に印刷することができるネイルプリント装置を提供することを目的とするものである。 前記課題を解決するために、本発明のネイルプリント装置は、 本発明によれば、爪に印刷されるデザイン画像に合せてユーザが自ら装飾具を購入したり、ユーザが持っている装飾具に合せて爪に印刷されるデザイン画像を選択したりしなくても、爪に印刷されるデザイン画像と装飾具のデザインとを合せることができるため、簡易に統一感のあるおしゃれを楽しむことができるとの効果を奏する。 [第1の実施形態] 図1に示すように、本実施形態のネイルプリント装置1は、ケース本体2、蓋体4の他、印刷対象となる爪に対応する指(印刷指U1)が挿入される指挿入部である印刷指挿入部20a等を備える装置本体10、この印刷指挿入部20aから挿脱可能に設けられている装飾具保持部610(図6(A),図6(B)等参照)等を備えている。 また、ケース本体2にはネイルプリント装置1の装置本体10が収容されている。 この装置本体10は、図2に示す印刷指固定部20、撮影部30、印刷部40及び制御装置50(図10参照)を備えている。 これら印刷指固定部20、撮影部30、印刷部40及び制御装置50は機枠11に設けられている。 印刷指固定部20は、機枠11の中の下部機枠11aに設けられている。 印刷指固定部20は、この下部機枠11aに設けられた印刷指挿入部20a、非印刷指挿入部20b及び指載置部20cによって構成されている。 指載置部20cには、印刷指U1が載置される。 また、本実施形態では、印刷指U1を載置した際に、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1と、非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2とで挟持することが可能な部分である。 本実施形態において、この指載置部20cは印刷指挿入部20aと非印刷指挿入部20bとを仕切る隔壁21によって構成されている。 図3は、左手の親指以外の4本の指(人差し指、中指、薬指及び小指)が印刷指U1となる場合における印刷指U1の固定態様の一例を具体的に示したものである。 図1及び図3等に示すように、本実施形態において、指載置部20cの幅方向の中央部には、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1である人差し指から小指までの4つの指と非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2であるその他の指(すなわち、親指)との付け根U3を端部に突き当てることによって、人差し指から小指までの4つの指の位置決めを行うことが可能な第1の指位置決め部201が配置されている。 また、指載置部20cには、第1の指位置決め部201の左右両側に、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1である親指と非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2であるその他の指(すなわち、人差し指から小指までの4つの指)との付け根U3を端部に突き当てることによって、印刷指挿入部20aに挿入された親指の位置決めを行うことが可能な第2の指位置決め部202が配置されている。 第2の指位置決め部202は、第1の指位置決め部201の端部よりもその端部が印刷指の挿入方向Yの奥側にずれた位置に配置されている。 第2の指位置決め部202の端部を第1の指位置決め部201の端部に対してどの程度ずらすかは特に限定されないが、親指の爪Tbと他の4本の指の各爪Taの位置がほぼ横方向に並ぶ程度となることが好ましい。 親指及び他の4本の指の印刷指の挿入方向Yにおける位置を揃えることにより、撮影部30の撮影可能領域及び印刷ヘッド46の印刷可能領域を狭くすることができる。 図4(A)は、指載置部20cの第1の指位置決め部201に左手の4つの指(人差し指、中指、薬指、小指)を位置決めし、この第1の指位置決め部201の右側に配置された第2の指位置決め部202に右手の親指を位置決めした状態を示している。 また、図4(B)は、指載置部20cの第1の指位置決め部201に右手の4つの指(人差し指、中指、薬指、小指)を位置決めし、この第1の指位置決め部201の左側に配置された第2の指位置決め部202に左手の親指を位置決めした状態を示している。 また、本実施形態では、前述のように、図17(B)に示すような装飾具Sから取り外された被印刷部材である装飾パーツSpが載置された装飾具保持部610(図6(A)、図6(B)等参照)を印刷指挿入部20aに挿入して、装飾パーツSpにデザイン画像(装飾パーツデザインDs等)を印刷することが可能となっている。 ここで、本実施形態における装飾具保持部610について、図6(A)及び図6(B)を参照しつつ説明する。 装飾具保持部610は、印刷指挿入部20a内に配置され、少なくとも装飾具Sの装飾パーツSp(被印刷部材)が載置されるものである。 本実施形態の装飾具保持部610は、印刷指挿入部20aに挿入された場合、指載置部20cに載置されるようになっている(図8参照)。 被印刷部材載置エリア611は、図6(A)等に示すように、装飾具保持部610の上面の奥側に形成された平面視略矩形の凹部である。 被印刷部材載置エリア611には、装飾具Sから取り外された装飾パーツSpの被印刷面(パーツ被印刷面Ps)が印刷ヘッド46に対向するように載置される。 本実施形態では、図6(B)に示すように、装飾パーツSpの表面(装飾具Sに取り付けられた際の表面)がパーツ被印刷面Psとなる。 トレーコード601は、後述するトレーコード読取部526によって読み取り可能なコードである。 本実施形態において、トレーコード601には、装飾具保持部610の種類が識別可能な情報(例えば、後述するトレーナンバー602等)、その他装飾具保持部610に関する情報が含まれている。 このトレーコード601がトレーコード読取部526によって読み取られることにより、印刷指挿入部20aに挿入された装飾具保持部610の種類が識別される。 なお、トレーコード601に含まれる情報(トレー情報)は、特に限定されず、ここで挙げたものに限定されない。 トレーナンバー602は、装飾具保持部610の種類を示す識別番号である。 ユーザは、このトレーナンバー602を視認することで装飾具保持部610の種類を識別することができる。 なお、トレーナンバー602の位置は、特に限定されず、図示例のように、装飾具保持部610の奥側と手前側に一つずつあってもよいし、いずれか一つであってもよい。 また、装飾具保持部610の形状等によって、ユーザが装飾具保持部610の種類を容易に識別できるような場合には、トレーナンバー602を設けなくてもよい。 また、この装飾具保持部610の上面には、滑り止め603が形成されている。 滑り止め603は、例えば、装飾具保持部610の上面から突出するように取り付けられたゴム等であり、装飾具保持部610を印刷指挿入部20a内に挿脱する際にユーザの手指が引っ掛かりやすく、滑りにくいようになっている。 また、図8は、本実施形態におけるネイルプリント装置1の正面側の断面図であり、図9は、ネイルプリント装置1の側断面図である。 この撮影部30は、後述する制御装置50の撮影制御部522に接続され、該撮影制御部522によって制御されるようになっている。 印刷部40は主に上部機枠11bに設けられている。 印刷ヘッド46は、後述する印刷制御部525の制御により、印刷指U1の爪T(一方の手の4つの指の爪Taと、他方の手の親指の爪Tb)に印刷を施す他、装飾具保持部610に載置された装飾パーツSpに印刷を施す。 主キャリッジ42は動力伝達部(図示せず)を介してモータ43に連結され、モータ43の正逆回転によって、ガイドロッド41に沿って左右方向に移動ように構成されている。 また、副キャリッジ45は動力伝達部(図示せず)を介してモータ47に連結され、モータ47の正逆回転によって、ガイドロッド44に沿って前後方向に移動するように構成されている。 本実施形態において、印刷ヘッド46の可動範囲がネイルプリント装置1の印刷可能範囲であり、印刷指U1及び装飾パーツSpに対する印刷は、この印刷可能範囲内において行われる。 印刷部40は、これらガイドロッド41、主キャリッジ42、モータ43、ガイドロッド44、副キャリッジ45、印刷ヘッド46、モータ47及びインクカートリッジ48等を備えて構成されている。 操作部12は、ユーザが各種入力を行うための入力部である。 表示部13は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。 さらに、表示部13には、例えば、ユーザが操作部12等を操作してパーツナンバーを入力するためのパーツナンバー入力画面、印刷指U1を撮影した指画像やその中の爪Tを表す爪領域Atの画像、印刷指U1の爪Tに印刷されるデザイン画像(ネイルデザインDn)を爪領域Atに合せ込むことにより生成された爪合せ込み画像Gg(図11参照)、パーツ被印刷面Psに印刷すべきデザイン画像(装飾パーツデザインDs)をパーツ被印刷領域Akに合せ込むことにより生成された装飾具合せ込み画像Kk(図13参照)、デザイン等確認用のサムネイル画像、ネイルデザインDnの選択をさせる画面(ネイルデザイン選択画面)、装飾パーツデザインDsの選択をさせる画面(装飾パーツデザイン選択画面)、印刷指挿入部20aに所望の装飾具保持部610が挿入されているかを確認させる確認指示画面、その他、各種の指示画面等が表示されるようになっている。 また、制御装置50は、例えば上部機枠11bに配置された基板31等に設置されている。 図10は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。 この記憶部51には、ネイルプリント装置1を動作させるための各種プログラムや各種データ等が格納されている。 本実施形態において、記憶部51には、デザインデータ記憶部511、パーツデータ記憶部512が設けられている。 デザインデータ記憶部511には、デザイン画像の元画像Gのデータが記憶されている。 また、デザインデータ記憶部511には、柄、色調、雰囲気がデザイン画像に関連した関連デザイン画像Rの元画像Gのデータが当該デザイン画像の元画像Gのデータに対応付けられて記憶されている。 パーツデータ記憶部512には、各装飾パーツSpのパーツ被印刷面Psの曲率、形状、大きさ等のパーツデータが各装飾パーツSpを特定するパーツナンバーと対応付けられて記憶されている。 このパーツデータ記憶部512に記憶されているパーツデータは、対応するパーツナンバーに基づいて読み出し可能となっている。 また、制御部52は、機能的に見た場合、表示制御部521、撮影制御部522、印刷領域抽出部523、合せ込み画像生成部524、印刷制御部525、トレーコード読取部526等を備えている。 これら表示制御部521、撮影制御部522、印刷領域抽出部523、合せ込み画像生成部524、印刷制御部525、トレーコード読取部526等としての機能は、制御部52のCPUと記憶部51のROM等に記憶されたプログラムとの共働によって実現される。 表示制御部521は、表示部13に各種の表示画面を表示させる。 本実施形態では、表示制御部521は、例えば、印刷指U1を撮影した指画像やその中の爪Tを表す爪領域Atの画像、装飾パーツSpを撮影した装飾パーツ画像やパーツ被印刷領域Akの画像等を表示させる他、モード選択画面、パーツナンバーを入力するためのパーツナンバー入力画面、爪や装飾具に印刷するデザイン画像の選択画面や手挿入指示画面、装飾具保持部610の挿入を指示する画面(装飾具保持部挿入指示画面)等の各種の指示画面等を表示部13に表示させるようになっている。 撮影制御部522は、印刷指挿入部20aに挿入されたユーザの印刷指U1の指画像等を撮影するように、撮影部30の撮影動作を制御する。 印刷領域抽出部523は、撮影部30によって取得された印刷指U1の指画像から、これに含まれる爪Tに対応する爪領域At(図11参照)を抽出する。 合せ込み画像生成部524は、爪Tに印刷すべきデザイン画像(ネイルデザインDn)を、印刷領域抽出部523により抽出された爪領域Atに合せ込むことにより、ネイルデザインDnの元画像G(ネイルデザイン元画像Gn)から爪領域Atの形状に沿った爪合せ込み画像Ggを生成する。 また、合せ込み画像生成部524は、装飾パーツデザインDsを、印刷領域抽出部523により抽出されたパーツ被印刷面Psであるパーツ被印刷領域Akに合せ込むことにより、装飾パーツデザインDsの元画像G(装飾パーツデザイン元画像Gs)からパーツ被印刷領域Akの形状に沿った装飾具合せ込み画像Kk(図13参照)を生成する。 また、合せ込み画像生成部524は、ユーザが入力したパーツナンバーに基づき、パーツデータ記憶部512からパーツ被印刷面Psの形状、大きさ、曲率等のパーツデータを読出し取得する。 印刷制御部525は、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1の爪T及び印刷指挿入部20a内に配置された装飾具保持部610に載置された装飾パーツSpのパーツ被印刷面Psにデザイン画像の印刷を施すよう印刷ヘッド46を制御する。 なお、印刷制御部525が爪印刷用画像及び装飾具印刷用画像を生成することは本発明の必須の構成要素ではない。 例えば、爪印刷用画像及び装飾具印刷用画像の画像データを別途生成せずに、爪合せ込み画像Gg及び装飾具合せ込み画像KkのデータをLUT(Lookup Table)等により適宜変換しつつ印刷部40に出力して印刷制御を行ってもよい。 また、装飾具印刷用画像においても、曲率の大きな部分の印刷ピッチをどの程度細かくするか等は特に限定されないが、例えば、パーツ被印刷面Psの曲率のない平面の部分の印刷ピッチが600dpiである場合にパーツ被印刷面Psの最も曲率の大きな部分の印刷ピッチを2400dpiとし、その中間部分の印刷ピッチを1200dpiとする。 なお、本実施形態においては、パーツ被印刷面Psに対応した曲率がパーツナンバーに対応してパーツデータ記憶部512に記憶されており、印刷ピッチの設定は、この曲率に基づいて行われる。 また、印刷ピッチは、印刷ヘッド46の印刷ピッチに合せて設定され、例えば、印刷ヘッド46で印刷可能な印刷ピッチの上限が1800dpiである場合には、装飾パーツSpの最も曲率の大きな部分の印刷ピッチを1800dpiとする。 このように、装飾パーツSpの曲率の大きな部分の印刷ピッチを細かくすることによって、曲面を持つパーツ被印刷面PSに印刷する場合でも、装飾パーツデザインDsに歪みが生じず、濃度も低下しない高精細な画像を印刷することができる。 トレーコード読取部526は、撮影部30によって取得された画像からトレーコード601を抽出する。 また、トレーコード読取部526は、抽出されたトレーコード601を解析し、トレーコード601に含まれている情報(トレー情報)を取得する。 次に、図14を参照しつつ、本実施形態におけるネイルプリント装置1の作用について説明する。 装飾具印刷モードが選択されたと判断した場合(ステップS4;YES)には、装飾具印刷モードによる印刷処理を行い(ステップS5)、装飾具印刷モードによる印刷処理が終了した後、制御部52は、ネイルプリント装置1による印刷処理を終了する。 図15は、爪印刷モードによる印刷処理(図14におけるステップS3)を示すフローチャートである。 図15に示すように、爪印刷モードにおいて、表示制御部521は、ネイルデザインDnの選択を指示するネイルデザイン選択画面(図示せず)を表示部13に表示させる(ステップS10)。 ネイルデザイン選択画面には、ユーザがネイルデザインDnを選択、指定するための決定釦(図示せず)が設けられており、ユーザが、爪Tに印刷したいいずれかのデザイン画像にタッチして決定釦を操作することで、所望のデザイン画像を選択し、当該選択されたデザイン画像を爪に印刷するデザイン画像(ネイルデザインDn)として指定することができる。 他方、印刷指挿入部20a内に手(印刷指U1)が挿入されたと判断した場合(ステップS13;YES)には、撮影制御部522は、撮影部30に印刷指挿入部20a内に挿入されている印刷指U1の爪領域Atを含む指画像を撮影させ、制御部52にこの撮影された指画像を出力する。 制御部52は、撮影制御部522から入力された当該指画像をプレスキャンすることにより、挿入されている印刷指U1の本数、位置情報を取得するとともに、各印刷指U1の爪領域Atの凡その位置や範囲を予備的に抽出する(ステップS14)。 プレスキャンが完了すると、制御部52は、いずれかの印刷指U1(例えば図4(A)において右端に位置する右手の親指)を1本目のターゲットとして、当該印刷指U1にカメラ32の照準を合せる(図15において「ポインタをセット」、ステップS15)。 そして、当該印刷指U1を撮影し、再スキャンを行う(ステップS16)。 すなわち、印刷領域抽出部523は、撮影部30によって取得された当該印刷指U1の指画像から爪Tの爪領域Atを精密に抽出する。 爪領域Atが抽出されると、合せ込み画像生成部524は、ユーザが選択したネイルデザインDnをこの爪領域Atに合せ込んで大きさ等を合せ、爪合せ込み画像Ggを生成する(ステップS17、図11参照)。 さらに、印刷制御部525は、爪合せ込み画像Ggのうち、爪Tの幅方向の中央部よりも幅方向の両端部に相当する領域の方が印刷ヘッド46による印刷の際の印刷ピッチが細かくなるように調整された爪印刷用画像を生成する(ステップS18、図11及び図12参照)。 その後、印刷制御部525は、印刷ヘッド46を制御して、色をつける部分に対して印刷ヘッド46によって印刷する(ステップS19)。 制御部52は、全ての印刷指U1について印刷が終了したか否かを判断し(ステップS20)、印刷が終了していない印刷指U1があると判断した場合(ステップS20;NO)には、印刷が終了していないいずれかの印刷指U1(例えば先に印刷した指の隣の指。右側から順に印刷する場合には、図4(A)において左手の人差し指)にカメラ32の照準を合せて(すなわち「ポインタをセット」して、ステップS21)、ステップS16からステップS20の処理を繰り返す。 図16は、装飾具印刷モードによる印刷処理(図14におけるステップS5)を示すフローチャートである。 装飾具印刷モードでは、表示制御部521は、表示部13にネイルプリント装置1の印刷指挿入部20a内に被印刷部材載置エリア611に装飾パーツSpが載置された装飾具保持部610を挿入するよう指示する装飾具保持部挿入指示画面を表示させる(ステップS31)。 他方、印刷指挿入部20a内に装飾具保持部610が挿入されたと判断した場合(ステップS32;YES)には、撮影制御部522は、撮影部30を制御して、装飾具保持部610のパーツ被印刷領域Akを含む装飾パーツ画像を撮影する。 制御部52は、この画像をプレスキャンすることにより、装飾パーツSpの個数、各装飾パーツSpの凡その位置や範囲等を予備的に抽出する(ステップS33)。 なお、この際、表示制御部521は、表示部13にこのプレスキャン画像を表示させてもよい。 これにより、ユーザはトレーナンバー602を視認し、現在印刷指挿入部20a内に挿入されている装飾具保持部610が所望のものであるか否かを確認できる。 次に、表示制御部521は、取得したトレー情報に含まれるトレーナンバー602を表示部13に表示させ、所望の装飾具保持部610であることに間違いないかをユーザに確認させる確認指示画面を表示部13に表示させる(ステップS35)。 ユーザは、この確認指示画面を確認して、内容に間違いがなければ、図示しない「OK釦」を操作する等、確認内容を承認する操作を行う。 ユーザが確認内容を非承認する操作をしたと判断した場合、すなわち、印刷指挿入部20aに挿入された装飾具保持部610が所望のものではないと判断した場合(ステップS36;NO)には、表示制御部521は、装飾具保持部610を印刷指挿入部20aから取り外すよう指示する画面を表示部13に表示させる(ステップS37)。 次に、撮影部30は随時印刷指挿入部20a内を撮影して、取得した画像を制御部52に送り、制御部52は、撮影部30から出力された画像に基づいて、印刷指挿入部20aから装飾具保持部610が取り外されたか否かを判断する(ステップS38)。 印刷指挿入部20aから装飾具保持部610が取り外されていないと判断した場合(ステップS38;NO)には、取り外されるまでステップS38の判断処理を繰り返す。 また、ユーザが確認内容を承認する操作をした場合、すなわち、印刷指挿入部20aに挿入された装飾具保持部610が所望のものであると判断した場合(ステップS36;YES)には、表示制御部521は、表示部13にパーツナンバー入力画面を表示させる(ステップS39)。 ユーザは、操作釦121を操作することで、被印刷部材載置エリア611に載置した装飾パーツSpを特定するパーツナンバーを入力する。 ユーザにより入力されたパーツナンバーは操作部12から制御部52に出力される。 制御部52は、装飾パーツSpに印刷する装飾パーツデザインDsが指定されたか否かを判断し(ステップS43)、装飾パーツデザインDsが指定されていないと判断した場合(ステップS43;NO)には、装飾パーツデザインDsが指定されるまでステップS43の判断処理を繰り返す。 他方、装飾パーツデザインDsが指定されたと判断した場合(ステップS43;YES)には、制御部52は、いずれかの装飾パーツSpを1つ目のターゲットとして、当該装飾パーツSpにカメラ32の照準を合せる(「ポインタをセット」、ステップS44)。 そして、当該装飾パーツSpを撮影し、再スキャンを行う(ステップS45)。 すなわち、印刷領域抽出部523は、撮影部30によって取得された当該装飾パーツSpの装飾パーツ画像からパーツ被印刷領域Akを精密に抽出する。 パーツ被印刷領域Akが抽出されると、合せ込み画像生成部524は、ユーザが選択した装飾パーツデザインDsをこのパーツ被印刷領域Akに合せ込んで大きさ等を合せ、装飾具合せ込み画像Kkを生成する(ステップS46、図13参照)。 次に、印刷制御部525は、パーツデータに含まれるパーツ被印刷面Psの曲率に基づいて調整された装飾具印刷用画像を生成する。 ここでは、装飾具合せ込み画像Kkのうち、装飾パーツSpの中央部よりも端部に相当する領域の方が印刷ヘッド46による印刷の際の印刷ピッチが細かくなるよう調整された装飾具印刷用画像を生成する(ステップS47)。 その後、印刷制御部525は、印刷ヘッド46によってこの調整された装飾具印刷用画像をパーツ被印刷面Psに印刷する(ステップS48)。 制御部52は、全ての装飾パーツSpについて印刷が終了したか否かを判断し(ステップS49)、印刷が終了していない装飾パーツSpがあると判断した場合(ステップS49;NO)には、印刷が終了していないいずれかの装飾パーツSp(例えば、左側から順に印刷する場合であれば、図6(A)においてハート型の装飾パーツSp)にカメラ32の照準を合せて(すなわち「ポインタをセット」して、ステップS50)、ステップS45からステップS49の処理を繰り返す。 このように、本実施形態の被印刷部材載置エリア611には、装飾具Sから取り外された装飾パーツSpのみを載置できるため、装飾具Sがリング、球、ラインストーン等の装飾のある枠や留め具C(図18(B)参照)等が付いていて装飾具S全体としては印刷指挿入部20aに入らないような場合等であっても印刷が可能である。 また、装飾パーツSpのみ被印刷部材載置エリア611に載置するため、装飾や留め具C等を汚すことなく装飾パーツデザインDsを印刷することができる。 このため、例えば、指輪、イヤリング、ペンダント、ストラップ、キーホルダー、3連のピアス、ブレスレット、ブローチ、帯留、髪止等各種の装飾具SをネイルデザインDnと統一感のあるデザインで作成できるため、様々なファッションを楽しむことができる。 以上のように、第1の実施形態によれば、印刷指挿入部20aに装飾パーツSpを被印刷部材載置エリア611に載置した装飾具保持部610を挿入することで、爪に印刷されたネイルデザインDnを装飾パーツSpに印刷することができる。 このため、図18(A)及び図18(B)に示すように、爪とお揃いのピアス等の装飾具Sが簡単に作れる等、爪に印刷されるデザイン画像と装飾具Sとの間に容易に統一感を付与させることができ、ファッションを楽しむことができる。 なお、本実施形態では、被印刷部材載置エリア611が装飾具保持部610の奥側に形成された平面視略矩形の凹部である場合を例示したが、被印刷部材載置エリア611の設けられる位置、大きさ、形状等は特に限定されず、印刷ヘッド46によって印刷可能な位置及び高さ(ここでは、印刷指U1が指載置部20cに載置された際の爪Tと略同一の高さ、とする。)に装飾パーツSpの印刷される面(パーツ被印刷面Ps)が載置されるような形状であればよい。 例えば、被印刷部材載置エリア611は、平面視略円形の凹部であってもよいし、高さの低いパーツ被印刷面Psを印刷可能な高さまで上げる凸部であってもよい。 また、本実施形態では、被印刷部材載置エリア611全体が平坦に形成されている場合を例示したが、被印刷部材載置エリア611の形状はこれに限定されず、高さの異なる複数の段を有する階段状に形成されていてもよい。 被印刷部材載置エリア611を階段状に形成した場合には、高さ(厚み)の異なる装飾パーツSpを1つの装飾具保持部610によって印刷可能な位置及び高さに保持できるため、印刷面の高さの異なる装飾パーツSpを一度に印刷することができるため好ましい。 また、本実施形態では、ネイルデザインDnと装飾パーツデザインDsの選択を爪印刷モード及び装飾具印刷モードにおいて行う場合(図15のステップS10、図16のステップS42)を例として説明したが、これに限定されず、モード選択画面が表示された際(図14のステップS1)に、これらの選択を行うものとしてもよい。 この際、パーツナンバーもユーザに入力させ、合せ込み画像生成部524は、ステップS17による爪合せ込み画像Gg及びステップS46による装飾具合せ込み画像Kkを生成させる構成とすることが好ましい。 この場合、表示制御部521は、爪合せ込み画像Gg及び装飾具合せ込み画像Kkを印刷前に表示部13に表示させ、印刷されるネイルデザインDn及び装飾パーツデザインDsのイメージをユーザに確認させるものとしてもよい。 このような構成をとることにより、ユーザは、印刷を施す前に服装や鞄等、TPOに合せたネイルデザインDnと装飾パーツデザインDsとの検討及び確認ができる。 [第2の実施形態] 図21(A)は、第2の実施形態における装飾具保持部620の平面図であり、図21(B)は、図21(A)における装飾具保持部620のB−B線断面図である。 なお、装飾パーツSpの材料は特に限定されないが、例えば、光沢が良く、傷などにも強い透明樹脂等で形成されていることが好ましい。 また、本実施形態のトレーコード601に含まれる情報(トレー情報)には、装飾具保持部番号622と、各装飾具保持部番号622に対応する各被印刷部材載置エリア621の位置座標(すなわち、パーツ被印刷領域Ak)がさらに含まれている。 また、本実施形態の印刷領域抽出部523は、装飾具保持部番号622に基づいてトレー情報からパーツ被印刷領域Akを取得する。 このように、本実施形態のネイルプリント装置1では、印刷領域抽出部523がパーツ被印刷領域Akを装飾パーツ画像から抽出するものではないため、透明な装飾パーツSpであっても予め色を塗る等の表面処理をする必要がない。 これにより、透明な装飾パーツSpであっても表面処理をせずに印刷することができるため、手間がかからず便利である。 また、図21に示すように、本実施形態の被印刷部材載置エリア621には、装飾具保持部620の上面から下面に貫通した孔部623が形成されている。 これにより、被印刷部材載置エリア621に載置された装飾パーツSpが密着しないため、ユーザは、当該装飾パーツSpを被印刷部材載置エリア621から容易に取り出すことができる。 また、下面から孔部623を介して細い棒などによって印刷後の装飾パーツSp等を押し上げることもできるため、被印刷部材載置エリア621から装飾パーツSpをユーザが容易に取り外すことができ、便利である。 なお、その他の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるため、同一部材には同一の符号を付してその説明を省略する。 次に、図22を参照しつつ、第2の実施形態の装飾具印刷モードにおける処理について説明する。 ユーザが確認内容を承認する操作をし、制御部52が、印刷指挿入部20aに挿入された装飾具保持部620が所望のものであると判断した場合(ステップS56;YES)には、表示制御部521は、装飾パーツSpを載置した装飾具保持部番号622と当該装飾パーツSpを特定するパーツナンバーとを入力させる画面を表示部13に表示させる(ステップS59)。 ユーザは、操作釦121を操作することで、装飾パーツSpを載置した装飾具保持部番号622と当該装飾パーツSpを特定するパーツナンバーとを入力する。 制御部52は装飾パーツデザインが指定されたか否かを判断し(ステップS63)、装飾パーツデザインが指定されたと判断した場合(ステップS63;YES)には、印刷領域抽出部523は、装飾具保持部番号622に基づいてトレー情報からパーツ被印刷領域Akを取得する。 次に、合せ込み画像生成部524は、ユーザが選択した装飾具に印刷されるデザイン画像をこのパーツ被印刷領域Akに合せ込んで大きさ等を調整し、装飾具合せ込み画像Kkを生成する(ステップS64)。 なお、本実施形態では、装飾パーツSpの裏面、すなわち曲率のない平坦な面がパーツ被印刷面Psとなるため、装飾パーツデザインDsの曲率に基づく補正は行われない。 制御部52は、全ての装飾パーツSpについて印刷が終了したか否かを判断し(ステップS66)、印刷が終了していない装飾パーツSpがあると判断した場合(ステップS66;NO)には、印刷が終了していないいずれかの装飾パーツSpに対してステップS64からの処理を行う。 なお、その他の点については、第1の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。 このように構成されたネイルプリント装置1によっても第1の実施形態のネイルプリント装置1と同様の効果を得ることができる。 なお、トレー情報には、各装飾具保持部番号622に対応する各被印刷部材載置エリア621の位置座標(すなわち、パーツ被印刷領域Ak)が含まれるものとしたが、これに限定されず、パーツ被印刷領域Akが含まれていなくてもよい。 この場合、例えば、パーツ被印刷領域Akに対応する装飾具保持部610の種類ごとの各装飾具保持部番号622に対応付けられて、パーツ被印刷領域Akが記憶部51等に記憶されていることが好ましい。 [第3の実施形態] 図23(A)は、第3の実施形態における装飾具保持部630の平面図であり、図23(B)は、図23(A)における装飾具保持部630のC−C線断面図である。 本実施形態のネイルプリント装置1では、このような樹脂の透明平板を装飾具Sにするため、金属や装飾を使わず価格の非常に安い装飾具Sを作ることができる。 このため、気軽に多種類、多数作ることができる上、薄くて非常に軽く、イヤリング等にした場合でも耳に負担をかけない。 また、凹凸も無い為髪や服、スカーフ、マフラー等に絡まったり、ストラップStrや、根付、マーカー等の場合は携帯電話機やデジタルカメラ、財布、鞄等を傷つけることも無く、錆びたりもしないため持ち運びや保管も容易であり、便利である。 また、第3の実施形態の被印刷部材載置エリア631は、図23(A)のように、装飾パーツSpの孔部Skが嵌合可能な装飾具位置決めピン633を備えていてもよい。 この装飾具位置決めピン633は、装飾パーツSpの孔部Skが嵌合されることで装飾パーツSpを固定し、さらに装飾パーツSpの向き(例えば、上下など)を決定するものである。 これにより、上下を判別し難い円形の装飾パーツSpであっても上下方向を簡単かつ確実に決定し、印刷することができる。 また、被印刷部材載置エリア631は、平板が載置されるため、あまり深くなくてよく、このため、図示例のように、円形の被印刷部材載置エリア631aの上面に、略矩形の装飾パーツSpを載置可能な当該装飾パーツSpに対応した略矩形の被印刷部材載置エリア631bを重ねて設けていてもよい。 なお、以下の説明では円形の装飾パーツSpに対して印刷するものとし、本実施形態における被印刷部材載置エリア631は、円形の被印刷部材載置エリア631aを指すこととする。 また、本実施形態では、表示部13には、装飾パーツデザインDs及び枠デザイン画像Fをユーザに選択させる装飾パーツデザイン選択画面が表示されるようになっている。 また、本実施形態では、デザインデータ記憶部511は、さらに、装飾具Sを模した金属の枠や飾り、ラインストーンやパール等(図25参照)のような枠デザイン画像Fの画像データを記憶している。 この枠デザイン画像Fには、装飾パーツデザインDsが印刷される領域(枠被印刷領域Fp)が備えられている。 この枠被印刷領域Fpは、枠デザイン画像Fに対応付けられてデザインデータ記憶部511に記憶されている。 また、本実施形態では、合せ込み画像生成部524は、ユーザが選択した枠デザイン画像Fの大きさや形状をパーツ被印刷領域Akの大きさや形状に合せる。 また、合せ込み画像生成部524は、大きさ等が合せられた枠デザイン画像Fの枠被印刷領域Fpに装飾パーツデザインDsの大きさを合せる。 また、合せ込み画像生成部524は、この装飾パーツデザインDsを枠デザイン画像Fの枠被印刷領域Fpに重畳させることで装飾具合せ込み画像Kkを生成する。 なお、本実施形態では、装飾パーツSpは平板であるため、曲率のない平坦な面がパーツ被印刷面Psとなる。 このため、合せ込み画像生成部524は、装飾具合せ込み画像Kkを生成の際に、装飾パーツデザインDsの曲率に基づく補正は行わない。 さらに、本実施形態では、印刷制御部525は、装飾具合せ込み画像Kk(これを表面印刷画像という。)を左右反転させた画像(これを裏面印刷画像という。図25参照)を作成し、印刷ヘッド46によってこの裏面印刷画像をパーツ被印刷面Psに印刷するようになっている。 なお、その他の構成は、第1の実施形態又は第2の実施形態で説明したものと同様であるため、同一部材には同一の符号を付してその説明を省略する。 次に、図24及び図25を参照しつつ、本実施形態における装飾具印刷モードについて説明する。 図24は、第3の実施形態の装飾具印刷モードにおける処理を示すフローチャートであり、図25は、第3の実施形態における装飾パーツSpに対する印刷手順を説明する説明図である。 パーツデータ取得(ステップS81)後、制御部52は、ユーザに選択されたネイルデザインDnに基づき、デザインデータ記憶部511から装飾パーツデザインDs及び枠デザイン画像Fを取得する。 次に、表示制御部521は、ユーザにこの装飾パーツデザインDs及び枠デザイン画像Fをユーザに選択させる装飾パーツデザイン選択画面を表示部13に表示させる(ステップS82) 他方、装飾パーツデザインDs及び枠デザイン画像Fが指定されたと判断した場合(ステップS83;YES)には、トレーコード読取部526によって読み取られたトレーコードに含まれる情報に基づきパーツ被印刷領域Akが決定される。 合せ込み画像生成部524は、ユーザが選択した枠デザイン画像Fをこのパーツ被印刷領域Akに大きさ等を合せる。 次に、合せ込み画像生成部524は、大きさ等が合せられた枠デザイン画像Fの枠被印刷領域Fpに装飾パーツデザインDsの大きさ等を合せる。 次に、合せ込み画像生成部524は、この装飾パーツデザインDsを大きさ等が合せられた枠被印刷領域Fpに重畳させることで装飾具合せ込み画像Kkを生成する(ステップS84)。 次に、印刷ヘッド46によってパーツ被印刷面Psに印刷された裏面印刷画像を隠蔽するように、パーツ被印刷面Psに印刷を施す(ステップS86、隠蔽処理)。 これにより、裏面印刷画像は、パーツ被印刷面Ps側からは見えないが、パーツ被印刷面Psの反対側からは見えるものとなる。 このように、本実施形態では、パーツ被印刷面Psに裏面印刷画像と装飾具合せ込み画像Kkとを印刷するため、装飾パーツSpを裏返す事無く印刷を完了することができるため、手間がかからず便利である。 その後、印刷制御部525は、印刷ヘッド46を制御して、印刷ヘッド46によって表面印刷画像(装飾具合せ込み画像Kk)をパーツ被印刷面Psに印刷する(ステップS87)。 本実施形態のネイルプリント装置1は、このように、透明の平板にデザイン画像を印刷することで装飾具Sを作成するため、透かし彫りやレース調、羽根等のデザイン画像や載置することが難しい凹凸の激しい金具や鎖、球等を含む装飾具枠Sfを自由に印刷することができるため、装飾具Sのデザインの自由度が高くよりファッションを楽しむことができる。 なお、その他の点については、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。 このように構成されたネイルプリント装置1によっても第1の実施形態のネイルプリント装置1と同様の効果を得ることができる。 なお、パーツ被印刷面Psに裏面印刷画像のみを印刷した2枚の装飾パーツSpを裏面同士が対向するように貼り合せることで装飾具Sを作成してもよい。 これにより、印刷面が露出せず、擦れや傷に強くなるとともに、装飾具Sの両面に光沢の違いが生じることを防ぐことができる。 [第4の実施形態] 図26(A)は、第4の実施形態における装飾具保持部640の平面図であり、図26(B)は、図26(A)における装飾具保持部640のD−D線断面図である。 この第4の実施形態の被印刷部材載置エリア641は、各装飾具枠Sfの形状に対応して形成されている。 また、被印刷部材載置エリア641は、装飾具枠Sfに装着された装飾パーツSpが載置された際に、被印刷部材載置エリア641の底面と装飾パーツSpとが接触しない深さで形成されている。 これにより、被印刷部材載置エリア641は、装飾具枠Sfに装着された状態の装飾パーツSpが載置されることができる。 なお、被印刷部材載置エリア641の形状や大きさは、装飾パーツSpの印刷される面(パーツ被印刷面Ps)の高さが印刷ヘッド46によって印刷可能な高さに保持されるものであればよく、特に限定されない。 例えば、図示例のように装飾具枠Sfに対応した形状 (平面視略円形)でなくても、装飾具枠Sfを載置可能な平面視正方形であってもよい。 金具類収容エリア644には、装飾具Sに装着された状態の装飾パーツSpが被印刷部材載置エリア641に載置された場合に、装飾具Sの留め具Cが載置される。 金具類収容エリア644の大きさ、形状等は特に限定されず、装飾具印刷モードにおいて、印刷ヘッド46による印刷を妨げないような高さで留め具Cを載置可能なものであればよい。 本実施形態の被印刷部材載置エリア641は、この金具類収容エリア644を備えているため、留め具Cや装飾具枠Sfを備えている装飾具Sであっても、装飾パーツSpを取り外すことなく、装飾パーツSpを被印刷部材載置エリア641に載置し、装飾パーツデザインDsを印刷することができる。 また、本実施形態では、図26(A)に示すように、装飾パーツSpが被印刷部材載置エリア641の上に上下逆転して載置されているため、印刷制御部525は、装飾具印刷用画像を180°回転させて装飾パーツSpに印刷するようになっている。 なお、その他の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるため、同一部材には同一の符号を付してその説明を省略する。 次に、図27を参照しつつ、第4の実施形態の装飾具印刷モードにおける処理について説明する。 なお、その他の点については、第1の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。 このように構成されたネイルプリント装置1によっても第1の実施形態のネイルプリント装置1と同様の効果を得ることができる。 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態には限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能である。 なお、上記各実施形態では、例えば、図8に示すように、装飾具保持部610が指載置部20cの上に直接載置される場合を例として説明したが、本発明は、これに限定されない。 また、上記第1の実施形態では、パーツ被印刷面Psがインク等で着色(表面処理)されている場合を例として説明したが、これに限定されず、表面処理されなくてもよい。 この場合、例えば、装飾パーツSpは、白色のプラスチック等、印刷領域抽出部523がパーツ被印刷領域Akを抽出でき、かつ印刷される装飾パーツデザインの色に影響を与えない色の材料で形成されていることが好ましい。 また、上記各実施形態では、印刷ヘッド46によって印刷可能な高さを、印刷指U1が指載置部20cに載置された際の爪Tと略同一の高さであることとして説明したが、印刷ヘッド46によって印刷可能な高さは、これに限定されない。 例えば、印刷ヘッド46がその高さを調節可能としたり、印刷ヘッド46から吐出されるインクの飛距離を調節可能とするなど、印刷ヘッド46による印刷可能な印刷面の高さが調節できるように構成してもよい。 この場合には、爪Tの高さとパーツ被印刷面Psの高さとを合わせる必要がないため、指載置部20cをそのまま装飾具保持部610として用いてもよい。 これにより、印刷指挿入部20aに爪Tと装飾パーツSpとを一度に載置できるため、手間がかからず便利である。 また、装飾具保持部610を別途用意する必要がなく、装置構成を簡易化することができる。 また、上記各実施形態では、被印刷部材載置エリア611等に載置可能な装飾パーツSpの数特に限定されないが、例えば、図6(A)に示すように複数載置できることが好ましい。 この場合には、一度に複数の装飾パーツSpに対して印刷できるため、例えば、裏表二枚の装飾パーツSpを備える1組の装飾具Sの4つの装飾パーツSpに対して一度に印刷することができて便利である。 なお、上記各実施形態では、例えば、図6(A)に示す装飾具保持部610の上面に形成される滑り止め603は、装飾具保持部610の上面から突出するように取り付けられたゴム等である場合を例にして説明したが、これに限定されない。 例えば、装飾具保持部610の上面に滑り止め用のシート等が貼付されることで形成されてもよい。 また、滑り止め603は、エンボス加工等、装飾具保持部610の上面に凹凸をつける加工を施すことで形成されてもよい。 また、上記各実施形態では、爪Tには、予め白色インクなどの下地用インクが塗布されていてもよい。 このようにすることにより、爪Tに印刷される色インクの発色を向上させることができる。 また、上記各実施形態では、印刷ヘッド46から吹き付けられるインクは、特に限定されないが、除光液等でふき取れるものが好ましい。 このようにすることで、装飾パーツSpに印刷された装飾パーツデザインDsをふき取ることができるため、装飾パーツSpの再利用が可能となり、コストの低い装飾具Sを作ることができ且つ環境にも配慮した装飾具Sを作ることができる。 また、この場合、爪Tには、印刷前にコーティング剤が塗布されていることが、除光液から爪Tを保護することができるため好ましい。 また、上記各実施形態では、例えば第1の実施形態に示したように、装飾具保持部610は、印刷指挿入部20aに挿脱可能に配置されるものを例として説明したが、これに限定されず、印刷ヘッド46が装飾パーツSpに対して印刷可能な高さに保持するものであればよい。 例えば、印刷指挿入部20a内に引き出し式に抜き差し自在に構成されてもよい。 この場合、爪印刷モードのときは、装飾具保持部610が印刷指挿入部20aから引き出された状態で爪Tに対して印刷され、装飾具印刷モードのときは、被印刷部材載置エリア611に装飾パーツSpが載置された装飾具保持部610を印刷指挿入部20a内に挿入して、この状態で印刷処理が行われる。 また、装飾具保持部610は、印刷指U1を印刷指挿入部20aに挿入された指の周囲や、印刷指挿入部20aの奥側等、爪Tに対する印刷の障害とならない位置に設置されてもよい。 この場合、装飾具保持部610や装飾パーツSpを印刷指挿入部20aに配置したまま、印刷指U1の爪Tへの印刷を施すことができる。 なお、上記各実施形態では、ネイルザインDn及び装飾パーツデザインDsは、花柄といったモチーフを持つデザインを例としたが、これに限定されず、例えば、マーブル柄や豹柄のような全体的な模様であってもよい。 以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。 1 ネイルプリント装置2 ケース本体12 操作部13 表示部20 印刷指固定部20a 印刷指挿入部30 撮影部40 印刷部46 印刷ヘッド50 制御装置51 記憶部52 制御部521 表示制御部524 合せ込み画像生成部610 装飾具保持部611 装飾具保持部Sp 装飾パーツT 爪 |