Color correction printing apparatus and print control method |
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申请号 | JP2011208453 | 申请日 | 2011-09-26 | 公开(公告)号 | JP2013067127A | 公开(公告)日 | 2013-04-18 |
申请人 | Casio Computer Co Ltd; カシオ計算機株式会社; | 发明人 | ASAKO KENICHIRO; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a color correction printing apparatus that can perform high quality printing by color development just as an image regardless of the color of the surface to be printed of the print object, and to provide a print control method.SOLUTION: The apparatus includes: acquiring a density value of each color constituting the image from the print data of the image to be printed on the surface to be printed of the print object by an image density value acquisition unit 53 (S2); acquiring a density value of the surface to be printed of the printing object by a printing object density value acquisition unit 54 (S4); correcting a density value of each color of the print data by a print data correction unit 55, based on the density value of the surface to be printed acquired by the printing object density value acquisition unit 54, and the density value of the image acquired by the image density value acquisition unit 53 (S8), and printing the image on the surface to be printed, based on the print data after the correction (S9). | ||||||
权利要求 | 光透過性インクを用い、印刷データに基づいて印刷対象の被印刷面に画像を印刷する印刷手段と、 この印刷手段により前記印刷対象の被印刷面に印刷される画像の印刷データに含まれる各色ごとの濃度値を取得する画像濃度値取得手段と、 前記印刷手段により前記印刷対象の被印刷面に印刷する前に、前記印刷対象の被印刷面の各色ごとの濃度値を取得する印刷対象濃度値取得手段と、 この印刷対象濃度値取得手段により取得された被印刷面の濃度値と前記画像濃度値取得手段により取得された画像の濃度値とに基づいて、前記印刷データの各色ごとの濃度値を補正する印刷データ補正手段と、 この印刷データ補正手段により補正された各色ごとの濃度値を有する補正後の印刷データに基づいて前記印刷対象の被印刷面に画像を印刷するように前記印刷手段を制御する印刷制御手段と、 を備えていることを特徴とする色補正印刷装置。 前記印刷データ補正手段は、前記印刷対象濃度値取得手段により取得された各色ごとの前記被印刷面の濃度値と前記画像濃度値取得手段により取得された前記画像の各色ごとの濃度値との差分値を求め、各色ごとに得られた差分値に基づいて前記印刷データの濃度値を補正することを特徴とする請求項1に記載の色補正印刷装置。 前記印刷データ補正手段による補正の要否を判断するための基準となる前記印刷対象の被印刷面の各色ごとの色基準値を記憶している色基準値記憶手段をさらに備え、 前記印刷データ補正手段は、前記印刷対象濃度値取得手段により取得された前記被印刷面の各色ごとの濃度値と前記色基準値記憶手段に記憶されている各色ごとの色基準値とを比較して、前記色基準値を超えている色について前記印刷データの濃度値を補正することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の色補正印刷装置。 印刷対象の被印刷面に印刷される画像の印刷データに含まれる各色ごとの濃度値を取得する画像濃度値取得ステップと、 前記印刷対象の被印刷面の各色ごとの濃度値を取得する印刷対象濃度値取得ステップと、 この印刷対象濃度値取得ステップにおいて取得された被印刷面の濃度値と前記画像濃度値取得ステップにおいて取得された画像の濃度値とに基づいて、前記印刷データの各色ごとの濃度値を補正する印刷データ補正ステップと、 前記印刷データ補正ステップにおいて各色ごとの濃度値が補正された補正後の印刷データに基づき、光透過性インクを用いて、前記印刷対象の被印刷面に画像を印刷する印刷ステップと、 を含んでいることを特徴とする印刷制御方法。 前記印刷データ補正ステップは、前記印刷対象濃度値取得ステップにおいて取得された各色ごとの前記被印刷面の濃度値と前記画像濃度値取得ステップにおいて取得された前記画像の各色ごとの濃度値との差分値を求め、各色ごとに得られた差分値に基づいて前記印刷データの濃度値を補正することを特徴とする請求項4に記載の印刷制御方法。 前記印刷データ補正ステップは、前記印刷対象濃度値取得ステップにより取得された前記被印刷面の濃度値と前記印刷対象の被印刷面の各色ごとの基準色を示す色基準値とを比較して、前記色基準値を超えている色について前記印刷データの濃度値を補正することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の印刷制御方法。 |
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说明书全文 | 本発明は、色補正印刷装置及び印刷制御方法に関するものである。 従来、光透過性のインクを用い、例えば黄色(Y;YELLOW)、赤色(M;MAGENTA)、青色(C;CYAN)等のインクを重ねて印刷することによって各種の色を表現する印刷装置が知られている。 例えば、人の指の爪部の表面に色や絵柄等のデザイン画像を印刷する印刷装置であるネイルプリント装置(例えば、特許文献1参照)では、このような光透過性の各色のインクを用いて爪部上に印刷を行うものが知られている。 しかしながら、印刷装置による印刷は、既に印刷が施されている紙等の上に重ねて印刷を行う場合や、各種色紙、再生紙等に印刷する場合もあり得る。 このような場合には、印刷対象の被印刷面(例えば紙等の表面)は必ずしも白色等、当該印刷対象の一般的な色であるとは限らず、印刷対象の一般的な色の被印刷面上に印刷することを想定して構成されている印刷データのまま印刷を行うと、所望の色を発色させることができず、高品質の印刷を行うことができないという問題がある。 例えば、ネイルプリント装置の場合、印刷対象であるユーザの爪部の色は各人ごとに様々であり、必ずしも一般的な爪部の色(例えば薄いピンク色)と一致するとは限らない。 本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、印刷対象の被印刷面の色に関わらず、イメージ通りの発色で高品質の印刷を行うことのできる色補正印刷装置及び印刷制御方法を提供することを目的とするものである。 前記課題を解決するために、本発明の色補正印刷装置は、 また、本発明の印刷制御方法は、 本発明によれば、印刷対象の被印刷面に印刷される画像の印刷データに含まれている各色ごとの濃度値を取得するとともに、印刷対象の被印刷面の各色ごとの濃度値を取得して、この被印刷面の濃度値と印刷される画像の濃度値とに基づいて印刷データの各色ごとの濃度値を補正し、補正後の印刷データに基づき、光透過性インクを用いて印刷対象の被印刷面に画像を印刷するようになっている。 図1から図13を参照しつつ、本発明に係る色補正印刷装置の一実施形態について説明する。 なお、本実施形態では色補正印刷装置がネイルプリント装置である場合を例として説明するが、色補正印刷装置はネイルプリント装置に限定されない。 図1に示すように、このネイルプリント装置1は、ケース本体2及び蓋体4を備えている。 このケース本体2及び蓋体4は、ケース本体2の上面後端部に設けたヒンジ3を介して、互いに連結されている。 上記ケース本体2は平面視で長円状に形成されている。 このケース本体2には前側には開閉板2cが起倒可能に設けられている。 この開閉板2cは、ケース本体2の前面下端部に設けたヒンジ(図示せず)を介して、ケース本体2に連結されている。 この開閉板2cは、ケース本体2の前面を開閉するためのものである。 また、ケース本体2にはネイルプリント装置1の装置本体10が収容されている。 この装置本体10は、図2に示す印刷指固定手段を構成している印刷指固定部20、撮影手段を構成している撮影部30、印刷手段を構成している印刷部40及び制御手段を構成している制御装置50(図7参照)を備えている。 これら印刷指固定部20、撮影部30、印刷部40及び制御装置50は機枠11に設けられている。 印刷指固定部20は、機枠11の中の下部機枠11aに設けられている。 この下部機枠11aに設けられた印刷指挿入部20a、非印刷指挿入部20b及び掴み部20cによって印刷指固定部20が構成されている。 この隔壁21の上面は平坦な印刷指載置面を構成している。 この隔壁21の指挿入側端部には膨出部22が形成されている。 この膨出部22は、印刷指挿入部20a及び非印刷指挿入部20bに印刷指U1及び非印刷指U2を深く挿入した際に、印刷指U1及び非印刷指U2の付け根U3が当接する部分に形成されている。 膨出部22は、印刷指U1の腹全体が印刷指載置面に当接した状態で、印刷指U1と非印刷指U2とで隔壁21(掴み部20c)を強く挟持することができるように、指挿入方向の断面が、隔壁21の下面から下方に向けて膨出するように円形となっている。 なお、膨出部22の形状は、断面円形に限定されることなく、断面楕円形,多角形等の非円形であってもよい。 例えば、左手の親指以外の4本の指(人差し指、中指、薬指及び小指)が印刷指U1となる場合には、図3に示すように、ユーザは印刷指挿入部20aに4本の印刷指U1を挿入し、非印刷指挿入部20bに非印刷指U2である親指を挿入する。 この場合、ユーザが印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1と、非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2とで掴み部20cを挟持することにより、印刷指U1が掴み部20cの上で固定される。 また、図4は、本実施形態に係るネイルプリント装置1の正面側の断面図であり、図5は、ネイルプリント装置1の側断面図である。 また、図6は、印刷指挿入部20aに載置された印刷指U1と、撮影部30、印刷部40との位置関係を模式的に示す要部断面図である。 図4及び図5に示すように、撮影部30は、機枠11の中の上部機枠11bに設けられている。 この撮影部30は、図6に示すように、指載置手段である印刷指挿入部20aに載置された印刷指U1を撮影可能な位置に配置されており、印刷指U1を照明灯33によって照明し、カメラ32によってその印刷指U1を撮影して、指爪画像を得る撮影手段として機能する。 また、印刷部40は、印刷データに基づいて印刷対象の被印刷面である印刷指U1の爪部Tの表面に画像を印刷する印刷手段である。 印刷部40は、後述する印刷データ補正部55によって印刷データの各色ごとの濃度値が補正されたときは、補正後の印刷データに基づいて印刷対象の被印刷面である印刷指U1の爪部Tの表面に画像を印刷する。 本実施形態における印刷部40は、光透過性インクを用いて印刷を行うものである。 光透過性インクは、印刷対象の被印刷面である印刷指U1の爪部Tの表面の色及び爪部Tの表面に既に印刷されている色を透過させ、その色と重なり合うことによって各種の色を表現する。 本実施形態では、黄色(Y;YELLOW)、赤色(M;MAGENTA)、青色(C;CYAN)、黒色(K;BLACK)のインクを適宜重ねて印刷することによって、黄色(Y)、赤色(M)、青色(C)、黒色(K)、その他これらの色が重なり合い混色することによって生じる各種の色を表現するようになっている。 なお、本実施形態では、印刷部40が、ここに例示した4色のインクに対応した4つの印刷ヘッド46を備えている場合を例として説明するが、印刷部40により吐出されるインクはこの4色のインクに限定されない。 その他の色のインクを吐出させる印刷ヘッド46をさらに備えていてもよい。 主キャリッジ42は動力伝達手段(図示せず)を介してモータ43に連結され、モータ43の正逆回転によって、ガイドロッド41に沿って左右方向に移動ように構成されている。 また、副キャリッジ45は動力伝達手段(図示せず)を介してモータ47に連結され、モータ47の正逆回転によって、ガイドロッド44に沿って前後方向に移動するように構成されている。 印刷部40は、これらガイドロッド41、主キャリッジ42、モータ43、ガイドロッド44、副キャリッジ45、印刷ヘッド46、モータ47及びインクカートリッジ48等を備えて構成されている。 この印刷部40のモータ43、印刷ヘッド46、モータ47は、後述する制御装置50の本体制御部52に接続され、該本体制御部52によって制御されるようになっている。 操作部12は、ユーザが各種入力を行うための入力手段である。 表示部13は、例えば液晶パネル(液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display))等で構成された表示手段である。 表示部13には、例えば、印刷指U1を撮影した指爪画像、印刷指U1の爪部Tに印刷すべきデザイン画像Dを選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像等が表示されるようになっている。 また、制御装置50は、例えば上部機枠11bに配置された基板31等に設置されている。 図7は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。 制御装置50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)の他、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等(全て図示せず)で構成される記憶部51を備えるコンピュータである。 記憶部51には、爪部Tの表面に印刷されるデザイン画像Dの印刷データに含まれる各色ごとの濃度値を取得するための画像濃度値取得プログラム、爪部Tの表面の各色ごとの濃度値を取得する印刷対象濃度値取得プログラム、爪部Tの表面の濃度値と爪部Tに印刷すべき画像の濃度値とに基づいて、印刷データの各色ごとの濃度値を補正するための印刷データ補正プログラム、印刷処理を行うための印刷プログラム等の各種プログラムが格納されており、制御装置50はこれらのプログラムを実行してネイルプリント装置1の各部を制御するようになっている。 本実施形態において記憶部51には、撮影部30によって取得されたユーザの印刷指U1の指爪画像等が記憶される。 印刷データは、印刷対象の被印刷面の色として一般的とされる色(例えば爪部Tの表面であれば薄いピンク色、印刷用紙の表面であれば白色等)の上に光透過性インクによる印刷を施すことを想定した場合に最も適した発色となるように各色の濃度値が定められている。 本実施形態では、実際の被印刷面の色が印刷対象の被印刷面の色として一般的とされる色の濃度値と異なる場合に全て印刷データ補正部55による補正を行うのではなく、実際の被印刷面の色が印刷対象の被印刷面の色として一般的とされる色の濃度と一定濃度以上異なる場合にのみ各色ごとの濃度を補正するようになっており、色基準値は、この補正を行うか否かを判断するための許容値又は閾値としての機能を果たすものである。 本実施形態において制御装置50は、本体制御部52、画像濃度値取得部53、印刷対象濃度値取得部54、印刷データ補正部55等の機能部を含んでいる。 なお、制御装置50に含まれる機能部はここに挙げたものに限定されず、例えば、指爪画像から爪部Tの領域を検出する爪領域検出部等の機能部を備えていてもよい。 本体制御部52は、ネイルプリント装置1の全体を統括制御する機能部である。 画像濃度値取得部53は、印刷対象の被印刷面であるユーザの印刷指U1の爪部Tの表面に印刷される画像の印刷データに含まれる各色(すなわち、Y,M,C,K)ごとの濃度値を取得する画像濃度値取得手段である。 画像濃度値取得部53によって取得された濃度値は、記憶部51に記憶される。 印刷対象濃度値取得部54は、撮影部30によって撮影された指爪画像から、印刷対象の被印刷面であるユーザの印刷指U1の爪部Tの表面の各色ごとの濃度値を取得する印刷対象濃度値取得手段である。 印刷データ補正部55は、印刷対象濃度値取得部54により取得された被印刷面(すなわち、本実施形態ではユーザの爪部Tの表面)の各色ごとの濃度値と画像濃度値取得部53により取得された画像の各色ごとの濃度値とに基づいて、印刷データの各色ごとの濃度値を補正する印刷データ補正手段である。 具体的には、例えば、印刷データの各色ごとの濃度値がY30、M10、C10、K10であり、ユーザの爪部Tの各色ごとの濃度値がY20、M0、C0、K0であり、色基準値がY10、M10、C10、K10の場合には、ユーザの爪部Tの各色ごとの濃度値のうちYのみが閾値(許容値)である色基準値以上となっている(Y20>Y10)。 この場合、印刷データのYの濃度値がY30でありユーザの爪部TのYの濃度値がY20であり、印刷データを補正せずに印刷を行うと、爪部Tの表面にすでにあるY20の上にさらにY30を重ねて印刷することになるため、印刷後のYの濃度は50となり、もともと予定されていた濃度値を大きく超えてしまう。 実際の印刷対象であるユーザの爪部Tの色を考慮すると、図8(A)及び図8(B)に示すように、もともと予定されていた濃度値(本実施形態ではY30)とするのに足りない濃度は爪部TのYの濃度値(本実施形態ではY20)ともともと予定されていた濃度値(Y30)との差分であるY10である。 このため、印刷データ補正部55は、Yについてのみユーザの爪部TのYの濃度値(Y20)と印刷すべき画像の濃度値(Y30)との差分値を求めて、印刷データのYの濃度値をこの差分値(本実施形態ではY10)とする補正を行う。 これにより、補正後の印刷データの各色ごとの濃度値は、Y10、M10、C10、K10となり、この補正後の印刷データに基づいて印刷が行われる。 次に、図9から図13を参照しつつ、本実施形態におけるネイルプリント装置1による印刷制御方法について説明する。 次に、ユーザは、印刷指U1を印刷指挿入部20aに挿入し、非印刷指U2を非印刷指挿入部20bに挿入して、印刷指U1を固定した上で、印刷スイッチを操作する。 制御装置50は、印刷スイッチから指示が入力されると、印刷動作を開始する前に、まず撮影部30を制御して、印刷指U1全体を撮影させる。 これにより、印刷指U1の指爪画像が取得される(ステップS3)。 指爪画像が取得されると、印刷対象濃度値取得部54は、この指爪画像から爪部Tの表面の各色ごとの濃度値を取得する(ステップS4)。 これに対して、爪部Tの表面の各色のうちいずれかの色の濃度値が色基準値以上であると判断した場合(ステップS5;YES)には、印刷データ補正部55は、基準値以上であった色について、爪にTの表面の各色ごとの濃度値と印刷すべき画像の各色ごとの濃度値との差分を算出する(ステップS7)。 そして、算出された差分値を当該色の濃度値として印刷データの補正を行う(ステップS8)。 そして、補正後の印刷データが印刷部40に出力されて、この補正後の印刷データに基づいて印刷部40による印刷が行われる(ステップS9)。 例えば、図11(B)、図12(B)、図13(B)に示すように、選択されたデザイン画像Dが、濃い青色(青色Cの濃度値100)の背景部分Hと濃い赤色(例えば赤色Mの濃度値100)のハートの絵柄部分Eとから構成されている場合には、ユーザの爪部Tの表面の色に応じて以下のような印刷データの補正が行われる。 以上のように、本実施形態におけるネイルプリント装置1によれば、印刷対象の被印刷面であるユーザの印刷指U1の爪部Tの表面に印刷されるデザイン画像Dの印刷データに含まれている各色ごとの濃度値を取得するとともに、爪部Tの表面の各色ごとの濃度値を取得して、この爪部Tの表面の濃度値と印刷される画像の濃度値とに基づいて印刷データの各色ごとの濃度値を補正し、補正後の印刷データに基づき、光透過性インクを用いて爪部Tの表面にデザイン画像Dを印刷するようになっている。 このため、印刷対象の被印刷面であるユーザの印刷指U1の爪部Tの表面に既に何らかの印刷が施されていたり、着色されている等により、薄いピンク色等一般的な爪部T表面の色以外の色の爪部Tの表面に印刷を施す場合でも、爪部Tの表面の色を考慮した上で、イメージ通りの発色のデザイン画像Dを印刷することができる。 なお、本実施形態では、補正をするか否かを判断するための閾値として色基準値を記憶させておき、実際の被印刷面(本実施形態では爪部Tの表面)の色の濃度値がこの色基準値を超える場合にのみ各色ごとの濃度値を補正する場合を例としたが、色基準値の設定及び補正するか否かの判断処理は本発明の必須の要素ではなく、これを備えない構成としてもよい。 この場合には、実際の印刷対象の被印刷面(例えばユーザの爪部Tの表面)の各色の濃度値が当該印刷対象の被印刷面(一般的な爪部Tの表面)において一般的とされる各色の濃度値と少しでも異なる場合には一律に印刷データの各色ごとの濃度値を補正する。 また、本実施形態では、色補正印刷装置が、印刷対象の被印刷面として印刷指U1の爪部Tの表面に印刷を施すネイルプリント装置1である場合を例として説明したが、色補正印刷装置はネイルプリント装置1に限定されない。 例えば、各種印刷用紙に印刷を施す印刷装置でもよい。 この場合には、印刷用紙の表面の各色の濃度値に応じて補正を行う。 また、本実施形態では、印刷対象濃度値取得部54により取得された被印刷面(本実施形態では爪部Tの表面)の各色ごとの濃度値と画像濃度値取得部53により取得されたデザイン画像Dの各色ごとの濃度値とに基づいて、印刷データ補正部55が印刷データの各色ごとの濃度値を補正する場合を例として説明したが、印刷データ補正部55が補正するのは印刷データの各色ごとの濃度値に限定されない。 また、本実施形態では、デザイン画像保持領域511、色基準値保持領域512が制御装置50の記憶部51内に設けられている場合を例としたが、デザイン画像保持領域511、色基準値保持領域512は制御装置50の記憶部51に設けられている場合に限定されず、別途記憶部が設けられていてもよい。 また、本実施形態では、4本の指に対して同時に印刷を行うことのできるネイルプリント装置1を例としたが、指を1本ずつ装置に挿入して順次印刷を行う装置に本発明を適用することも可能である。 その他、本発明が本実施形態に限定されず、適宜変更可能であることはいうまでもない。 以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。 1 ネイルプリント装置2 ケース本体20a 印刷指挿入部30 撮影部40 印刷部50 制御装置51 記憶部52 本体制御部53 画像濃度値取得部54 印刷対象濃度値取得部55 印刷データ補正部511 デザイン画像保持領域512 色基準値保持領域T 爪U1 印刷指U2 非印刷指 |