本発明は、ネイルプリント装置に関するものである。
ネイルプリント装置としては、例えば、印刷しようとする爪部に対応する指(印刷指)を、装置本体に設けた載置部に位置決めし、この位置決めした指の爪部に絵柄等の画像を印刷するものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1のようなネイルプリント装置においては、印刷指以外の指(非印刷指)を印刷処理の際にネイルプリント装置のケース本体の前面に置くように構成されているため、非印刷指が窮屈であり、また、非印刷指がケース本体の前面に押し付けられる場合には圧迫感を生じさせる。 また一方で、印刷処理中に非印刷指がケース本体の前面に押し付けられないとすれば、印刷処理中に印刷指を所定位置に保持しておくことが難しい。 本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、印刷指を所定位置に保持しておくことが容易で、且つ、非印刷指に過度な負担が作用しないネイルプリント装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る発明は、 手の一部の指を印刷指として当該印刷指の爪部にネイル印刷を施すネイルプリント装置において、 印刷指を受け入れて当該印刷指の指先部を所定の位置に保持する印刷指位置決め部と、 前記印刷指位置決め部の両脇に設けられ、当該印刷指位置決め部によって前記印刷指を保持する際に当該印刷指に係る手における非印刷指を伸ばしたままの状態で受け入れ可能な非印刷指受入部と、 前記印刷指位置決め部及び前記非印刷指受入部に受け入れられた指の少なくとも指先部を載置する載置部と、 を備えていることを特徴とするネイルプリント装置である。
本発明によれば、印刷指が印刷指位置決め部によって保持されている間、非印刷指が伸ばしたままの状態で第1の非印刷指受入部に受け入れられるので、非印刷指に過度の負担が作用することはない。 また一方で、印刷指は勿論のこと、非印刷指が載置部に載置されるので、印刷指及び非印刷指の指先部を載置部に押し付けることで、印刷指を所定位置に安定して保持することができる。
本発明に係るネイルプリント装置の第1の実施形態の斜視図である。 図1のネイルプリント装置の装置本体の斜視図である。 図2の装置本体を正面側から見た場合の断面図である。 図2の装置本体を右側面側から見た場合の断面図である。 図1のネイルプリント装置の指受入部の図であり、(A)は第1の指受入部の一部を切り欠いた平面図、(B)は印刷指位置決め部と第2の指受入部の一部を右側面側から見た場合の断面図、(C)は非印刷指受入部と第2の指受入部の一部を右側面側から見た場合の断面図である。 図1のネイルプリント装置の印刷指位置決め部と第2の指受入部の一部を右側面側から見た場合の断面図である。 本発明に係るネイルプリント装置の第2の実施形態の指受入部の図であり、(A)は第1の指受入部の一部を切り欠いた平面図、(B)は印刷指位置決め部及び第2の指受入部の一部を右側面側から見た場合の断面図である。 本発明に係るネイルプリント装置の第3の実施形態の指受入部の図であり、(A)は第1の指受入部の一部を切り欠いた平面図、(B)は印刷指位置決め部及び第2の指受入部の一部を右側面側から見た場合の断面図である。 本発明に係るネイルプリント装置の第4の実施形態の指受入部の図であり、図1のネイルプリント装置の第1の指受入部の図であり、(A)は第1の指受入部の一部を切り欠いた平面図、(B)は印刷指位置決め部と第2の指受入部の一部を右側面側から見た場合の断面図、(C)は非印刷指受入部と第2の指受入部の一部を右側面側から見た場合の断面図である。 本発明に係るネイルプリント装置の変形例の第1の指受入部の一部を切り欠いた平面図である。
図1から図6を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置の第1の実施形態について説明する。 図1に示すように、このネイルプリント装置1は、ケース本体2及び蓋体4を備えている。 このうち蓋体4の内面には表示部6が設けられている。 この表示部6は、例えば液晶パネル(液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display))等で構成されている。 この表示部6には、例えば、撮影した印刷指の指爪画像や、その指爪画像中の爪部、印刷指の輪郭線、印刷指の爪部に印刷すべきネイル画像パターン、デザイン確認用のサムネイル画像等が適宜に表示される。 この蓋体4は、ケース本体2の上面後端部に設けたヒンジ3を介して、当該ケース本体2と互いに連結されている。 一方、ケース本体2は平面視で長円状に形成されている。 このケース本体2の前面には開閉板2aが起倒可能に設けられている。 この開閉板2aは、ケース本体2の前面下端部に設けたヒンジ(図示せず)を介して、ケース本体2に連結されている。 このケース本体2の上面2bには操作盤5が設置されている。 この操作盤5には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦の他、各種の入力を行うための操作釦が配置されている。 また、ケース本体2には、図2に示すように、ネイルプリント装置1の装置本体10が内部に設けられている。 この装置本体10は、指受入部20、撮影部30及び印刷部40を備えている。 また、装置本体10の機枠11は、下部機枠11a及び上部機枠11bによって構成されている。 このうち下部機枠11aは箱状に形成され、内部空間の前方(手前側)が開口されている。 この下部機枠11aはケース本体2の内部下方に設置されている。 一方、上部機枠11bは下部機枠11aの上方に設置されている。 上記指受入部20は、上方の第1の指受入部20aと下方の第2の指受入部20bから構成され、第1の指受入部20aと第2の指受入部20bとの間は載置部21によって区画されている。 このうち第1の指受入部20aの幅方向ほぼ中間には、図3及び図5に示すように、印刷指位置決め部22が形成されている。 この印刷指位置決め部22には、前面(手前側)に開口する印刷指導入口23が形成されている。 この印刷指導入口23は、図5(A)、(B)に示すように、下側が載置部21、両側が仕切り22a,22b、奥側が爪突当て部22c、上側が下部機枠11aの天壁22dによって区画されている。 そして、下部機枠11aの天壁22dには、印刷指導入口23に挿入された印刷指の爪部を露出させるための窓23aが形成されている。 また、第1の指受入部20aにおける印刷指位置決め部22の両隣には非印刷指受入部24a,24bが形成されている。 この非印刷指受入部24a,24bは、人差し指、中指、薬指及び小指のいずれかの指が印刷指となる場合に使用される。 具体的には、図5(A)、(B)に示すように左手の薬指を印刷指U1とする場合、ユーザが印刷指導入口23に印刷指U1である薬指を挿入し、図5(A)に示すように印刷指位置決め部22の左隣の非印刷指受入部24aに非印刷指U2である小指を挿入し、一方、図5(A)、(C)に示すように印刷指位置決め部22の右隣の非印刷指受入部24bに非印刷指U2である親指、人差し指及び中指を挿入する。 これを一般化すれば、人差し指、中指、薬指及び小指のいずれかの指である印刷指を印刷指導入口23に挿入し、印刷指位置決め部22の左隣の非印刷指受入部24aに印刷指よりも左側に位置する非印刷指を挿入し、印刷指位置決め部22の右隣の非印刷指受入部24bに印刷指よりも右側に位置する非印刷指を挿入する。 また、上記第2の指受入部20bは載置部21の下方に形成されている。 この載置部21には、図5(B)及び図6に示すように、上下に貫通する親指通し孔25が形成されている。 この親指通し孔25は、印刷指導入口23の直ぐ前方(手前)に形成されている。 そして、図6に示すように親指を印刷指U1とする場合、印刷指U1である親指に係る手の全ての指をまず第2の指受入部20bに挿入した上で、印刷指U1である親指だけを親指通し孔25に下方から挿入し、さらに、当該親指の指先部を印刷指導入口23に挿入する。 これによって、印刷指U1である親指以外の非印刷指U2である人差し指、中指、薬指及び小指は第2の指受入部20bに留め置かれる。 その際、第2の指受入部20bに留め置かれた非印刷指U2は軽く握った状態となる。 この場合、第2の指受入部20bに留め置かれた非印刷指U2を伸ばした状態としてもよい。 なお、印刷指U1である親指の撮影処理や印刷処理を行う場合、印刷指U1と非印刷指U2との間で載置部21を摘むことが好ましい。 このようにすれば、印刷指U1を所定位置に安定して保持することができる。 また、撮影部30は、図2〜図4に示すように、機枠11の中の上部機枠11bに設けられている。 すなわち、上部機枠11bに設置された基板31の中央部下面にはカメラ32が設置されている。 また、基板31には、カメラ32を囲むように白色LED等の照明灯33が設置されている。 この撮影部30は、印刷指導入口23に挿入され窓23aから露出する印刷指を照明灯33によって照明し、カメラ32によってその印刷指を撮影して、指爪画像を得る撮影手段である。 また、印刷部40は、印刷用データに従って印刷指の爪部に画像の印刷を施す印刷手段である。 この印刷部40の主要部分は上部機枠11bに設けられている。 具体的には、上部機枠11bの両側板には、図2に示すように、2本のガイドロッド41が平行に架設されている。 このガイドロッド41には、主キャリッジ42が摺動自在に設置されている。 また、図4に示すように、主キャリッジ42の前壁42aおよび後壁42bには2本のガイドロッド43が平行に架設されている。 このガイドロッド43には、副キャリッジ44が摺動自在に設置されている。 この副キャリッジ44の下面中央部には、印刷ヘッド45が搭載されている。 この印刷ヘッド45は、特に限定はされないが、インクを微滴化し、被印字媒体に対し直接に吹き付けて印刷を行うインクジェット方式の印刷ヘッドである。 また、上記主キャリッジ42は、動力伝達手段(図示せず)を介してモータ46に連結され、モータ46の正逆回転によって、ガイドロッド41に沿って左右方向に移動する。 また、副キャリッジ44は、動力伝達手段(図示せず)を介してモータ47に連結され、モータ47の正逆回転によって、ガイドロッド43に沿って前後方向に移動する。 また、下部機枠11aには、印刷ヘッド45にインクを供給するためのインクカートリッジ48が設けられている。 このインクカートリッジ48は、図示しないインク供給管を介して印刷ヘッド45と接続されており、適宜印刷ヘッド45にインクを供給する。 また、下部機枠11aの上部側面と上部機枠11bの側板との間には、印刷ヘッド45の移動域に面してヘッドクリーニング手段49が配設されている。 このように構成されたネイルプリント装置1によれば、以下の効果が得られる。 すなわち、印刷指が印刷指位置決め部22によって保持されている間、非印刷指が伸ばしたままの状態で第1の非印刷指受入部24a,24bに受け入れられるので、非印刷指に過度の負担が作用することはない。 また一方で、印刷指は勿論のこと、非印刷指が載置部21に載置されるので、印刷指及び非印刷指の指先部を載置部21に押し付けることで、印刷指を所定位置に安定して保持することができる。 また、どの指を印刷指とする場合にも、印刷指の爪部を印刷指導入口23の同じ深さ位置に保持できることから、印刷指を撮影する撮影手段の撮影範囲、印刷指に印刷を施す印刷ヘッド45の印刷動作範囲を小さくすることができる。 また、親指通し部25が形成されているので、印刷指となる親指を印刷指導入口23に対して十分深く挿入することができる。 図7は、第2の実施形態のネイルプリント装置の載置部を示したものである。 図7(A)に示すように、このネイルプリント装置1の載置部51は、指先部を載置する載置板51aと、この載置板51aの手前側に位置し指の付け根部又は根元部を載置する載置バー51bと、載置板51aと載置バー51bとの間に形成された親指通し部51cとを備えている。 そして、載置板51aには、印刷指導入口52aを有する印刷指位置決め部52が設けられ、印刷指位置決め部52の両隣には非印刷指受入部53a,53bが形成されている。 これら印刷指位置決め部52及び非印刷指受入部53a,53bは第1の指受入部50aを構成している。 このうち非印刷指受入部53a,53bは、人差し指、中指、薬指及び小指のいずれかの指が印刷指となる場合に使用される。 すなわち、このネイルプリント装置1では、例えば、印刷指導入口52aに人差し指、中指、薬指及び小指のいずれかの指である印刷指を挿入し、印刷指位置決め部52の左隣の非印刷指受入部53aに印刷指よりも左側に位置する非印刷指を挿入し、印刷指位置決め部52の右隣の非印刷指受入部53bに印刷指よりも右側に位置する非印刷指を挿入する。 そして、印刷指及び非印刷指の付け根部又は根元部を載置板51aと載置バー51bとに載置する。 また、載置部51の下方には、図7(B)に示すように、第2の指受入部50bが形成されている。 この第2の指受入部50bは、印刷指が親指である場合に、非印刷指を受け入れるためのものである。 さらに、載置板51aと載置バー51bとの間に位置する親指通し部51cは、印刷指導入口52aの直ぐ前方(手前)に形成されている。 そして、親指通し部51cに下方から印刷指である親指が挿入された後、当該親指の指先部が印刷指導入口52aに挿入される。 その他の構成は、この第2の実施形態は第1の実施形態と同様となっている。 したがって、この第2の実施形態のその他の構成については、その説明を省略する。 この第2の実施形態のネイルプリント装置1によれば、以下の効果が得られる。 すなわち、この第2の実施形態のネイルプリント装置1によれば、人差し指、中指、薬指及び小指のいずれかの指が印刷指となる場合、載置板51aと、当該載置板51aとは離間した載置バー51bとに印刷指及び非印刷指の付け根部又は根元部が載置されるので、指先部に力を入れやすくなり、印刷指を安定して支持することができる。 図8は、第3の実施形態のネイルプリント装置の載置部を示したものである。 図8(A)に示すように、このネイルプリント装置1の載置部61は、指先部を載置する載置板61aと、この載置板61aの手前側に位置し指の付け根部又は根元部を載置する載置バー61bと、載置板61aと載置バー61bとの間に形成された親指通し部61cとを備えている。 そして、載置板61aには、印刷指導入口62aを有する印刷指位置決め部62が設けられ、印刷指位置決め部62の両隣には非印刷指受入部63a,63bが形成されている。 これら印刷指位置決め部62及び非印刷指受入部63a,63bは第1の指受入部60aを構成している。 このうち非印刷指受入部63a,63bは、人差し指、中指、薬指及び小指のいずれかの指が印刷指となる場合に使用される。 また、載置部61の下方には第2の指受入部60bが形成されている。 この第2の指受入部60bは、印刷指が親指である場合に、非印刷指を受け入れるためのものである。 さらに、載置板61aと載置バー61bとの間に位置する親指通し部61cは、印刷指導入口62aの直ぐ前方(手前)に形成されている。 そして、この親指通し部61cに下方から印刷指である親指が挿入された後、当該親指の指先部が印刷指導入口62aに挿入される。 以上の構成は第3の実施形態は第2の実施形態と共通している。 しかし、この第3の実施形態は第2の実施形態と次の点で相違している。 すなわち、第3の実施形態では、載置バー61bの両端がアーム63の一端に連結され、アーム63の他端が軸63aによって下部機枠11aの側板に回動自在に支持されている。 また、アーム63と下部機枠11aの側板には、凹凸係合による位置決め手段64が形成されている。 これによって、図8(B)に示すように載置バー61bが突出した状態に維持される。 そして、ネイルプリント装置1を使用しないときには、載置バー61b及びアーム63が第2の指受入部60b内、つまり下部機枠11a内に収容される。 この第3の実施形態のネイルプリント装置1によれば、以下の効果が得られる。 すなわち、この第3の実施形態のネイルプリント装置1によれば、第2の実施形態と同様の効果が得られることは勿論のこと、ネイルプリント装置1を使用しないときには、載置バー61b及びアーム63が第2の指受入部60b内、つまり下部機枠11a内に収容可能であるので、ネイルプリント装置1を小型化できることになる。 図9は、第4の実施形態のネイルプリント装置の載置部を示したものである。 図9(A)に示すように、このネイルプリント装置1は、指先部を載置する固定の載置板71aと、この載置板71aの手前側に位置し指の付け根部又は根元部を載置する可動載置板71bとを備えている。 そして、載置板71aには、印刷指導入口72aを有する印刷指位置決め部72が設けられ、印刷指位置決め部72の両隣には非印刷指受入部73a,73bが形成されている。 これら印刷指位置決め部72及び非印刷指受入部73a,73bは第1の指受入部70aを構成している。 ここで、可動載置板71bは、載置板71aに形成した凹部71cに出退自在に収容されている。 そして、載置板71aと可動載置板71bには、凹部73aと、板ばねによって形成した凸部73bとによって構成された係止手段73が配設されている。 なお、この可動載置板71bに親指通し部を形成してもよい。 また、載置部71の下方には第2の指受入部70bが形成されている。 この第2の指受入部70bは、印刷指が親指である場合に、非印刷指を受け入れるためのものである。 このネイルプリント装置1では、人差し指、中指、薬指及び小指のいずれかの指が印刷指となる場合、図9(C)に示すように、載置板71bを載置板71aから引き出して使用する。 一方、このネイルプリント装置1では、親指が印刷指となる場合、図9(B)に示すように、載置板71bを載置板71aに収納し、印刷指である親指を印刷指導入口72aに挿入し、他の指を載置板71aの下方に形成される第2の指受入部70bに収容する。 この第4の実施形態のネイルプリント装置1によれば、以下の効果が得られる。 すなわち、この第4の実施形態のネイルプリント装置1によれば、第3の実施形態と同様に、ネイルプリント装置1を使用しないときには、載置板71bが下部機枠11a内に収容可能であるので、ネイルプリント装置1を小型化できることになる。 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。 例えば、上記実施形態では、1つの印刷指導入口23,52a,62a,72aを保持する印刷指位置決め部22,52,62,72を設けているが、図10に示すように、2つの印刷指挿入口82a,82bを有する印刷指位置決め部82を設けてもよい。 この場合には、両手の親指を一度機に印刷する場合には、両手の親指の側面同士をつきあわせるようにして下方から親指通し部81cに挿入した後、当該親指の印刷指挿入口82a,82bに挿入し、両手のそれ以外の非印刷指を載置板81a下方の第2の指受入口(図示せず)に挿入する。 また、両手の人差し指を一度機に印刷する場合には、両手の親指の上面同士をつきあわせるようにして上方から親指通し部81cに挿入した後、両手の他の非印刷指を非印刷指受入口に挿入するようにする。 以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。 付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。 〔付記〕 <請求項1> 手の一部の指を印刷指として当該印刷指の爪部にネイル印刷を施すネイルプリント装置において、 印刷指を受け入れて当該印刷指の指先部を所定の位置に保持する印刷指位置決め部と、 前記印刷指位置決め部の両脇に設けられ、当該印刷指位置決め部によって前記印刷指を保持する際に当該印刷指に係る手における非印刷指を伸ばしたままの状態で受け入れ可能な非印刷指受入部と、 前記印刷指位置決め部及び前記非印刷指受入部に受け入れられた指の少なくとも指先部を載置する載置部と、 を備えていることを特徴とするネイルプリント装置。 <請求項2> 前記載置部には、上下に貫通し下方から印刷指である親指を挿通可能で且つ挿通した当該親指を前記印刷指位置決め部にて保持可能とする位置に親指通し部が形成され、 前記載置部の下方には、前記印刷指位置決め部によって前記印刷指を保持する際に、当該印刷指に係る手における非印刷指を受け入れ可能な他の非印刷指受入部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。 <請求項3> 前記載置部は、指先部が載置される載置板と、指の付け根部又は根元部が載置される載置バーとを備え、前記載置板と前記載置バーとの間に前記親指通し部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のネイルプリント装置。
1 ネイルプリント装置2 ケース本体20 指受入部20a,50a,60a,70a 第1の指受入部20b,50b,60b,70b 第2の指受入部(非印刷指受入部) 22 印刷指位置決め部23 印刷指導入口24a,24b,53a,53b,63a,63b,73a,73b 非印刷指受入部25,51c,61c,81c 親指通し部U1 印刷指U2 非印刷指 |