Cosmetic composition containing at least one silicone/acrylate copolymer and at least one conditioning agent

申请号 JP2004227167 申请日 2004-08-03 公开(公告)号 JP2004307518A 公开(公告)日 2004-11-04
申请人 L'oreal Sa; ロレアルLoreal; 发明人 DUPUIS CHRISTINE;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cosmetic composition which fixes the hair into a good style, exerts no powdering effect and imparts a good cosmetic property.
SOLUTION: The cosmetic composition contains a silicone/acrylate copolymer and a conditioning agent in a cosmetically acceptable medium. The silicone/acrylate copolymer is obtained through radical polymerization of at least one ethylenically unsaturated monomer (a) in the presence of at least one silicone derivative (b) containing an oxyalkylene group. The conditioning agent is selected from the group consisting of a cationic polymer, a cationic or amphiphilic surfactant, an organosiloxane, a linear or branched 8-300C hydrocarbon, a linear or branched 8-30C fatty alcohol, an ester of 8-30C fatty acid and 1-30C alcohol, an ester of 1-7C acid or diacid and 8-30C fatty alcohol, ceramide or a ceramide analog.
COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI
权利要求
  • 化粧品用に許容される媒体中に、少なくとも1つのシリコーン/アクリル酸コポリマーと少なくとも1つのコンディショニング剤を含む化粧品組成物であって、−シリコーン/アクリル酸コポリマーは、オキシアルキレン基を含む少なくとも1つのシリコーン誘導体(b)存在下での、少なくとも1つのエチレン性不飽和モノマー(a)のラジカル媒介重合により、得られるものであり、−コンディショニング剤は、カチオン性ポリマー、カチオン性又は両親媒性界面活性剤、オルガノシロキサン、直鎖あるいは分枝のC 8からC 300炭化水素、直鎖あるいは分枝のC 8からC 30脂肪アルコール、C 8からC 30の脂肪酸の及びC 1からC 30のアルコールのエステル、C 1からC 7の酸又は二価酸の及びC 8からC 30の脂肪アルコールのエステル、及びセラミドまたはセラミドアナログを含む群から選ばれるものである化粧品組成物。
  • モノマー(a)は式(Ia):
    式中、XはOH、OM、OR 8 、NH 2 、NHR 8およびN(R 82を含む群から選ばれるものであり;MはNa + 、K + 、Mg ++ 、NH 4+ 、アルキルアンモニウム、ジアルキルアンモニウム、トリアルキルアンモニウム、およびテトラアルキルアンモニウムから選ばれるカチオンであり;R 8基は同一または異なっていてもよく、水素、直鎖又は分枝のC 1からC 40アルキル基、モノ又はポリヒドロキシル化されたC 1からC 40アルキル基であって、任意に1つ以上のアルコキシ、アミノ又はカルボキシル基で置換されたもの、ヒドロキシル化ポリエーテル、及びN,N−ジメチルアミノエチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、ヒドロキシプロピル、メトキシプロピル及びエトキシプロピル基を含む群から選ばれるものであり、R 7及びR 6は、互いに独立して、水素、直鎖又は分枝のC 1からC 8アルキル基、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエトキシ、2−メトキシエトキシ、及び2−エトキシエチル基およびCN、COOH及びCOOM基を含む群から選ばれるものである、に相当するものであることを特徴とする請求項1記載の化粧品組成物。
  • シリコーン誘導体(b)が以下の式(I)に相当するものであり、
    式(I)中、R 2はCH 3及び以下の基から選ばれるものであり、
    3はCH 3及びR 2基から選ばれるものであり、R 4は水素、CH 3及び以下の基から選ばれるものであり、
    6は、アミノ、カルボキシル、又はスルホン酸基を含むことができる、有機C 1からC 40基であり、Cが0のときR 6は無機酸のアニオンであり、R 1は同一または異なってよく、かつC 1からC 20までの脂肪族炭化水素、C 3からC 20までの脂肪族又は環状脂肪族炭化水素から選ばれるものであり、R 5基は以下の式に相当するものであり、
    nは1と6の間の整数であり、x及びyは、ポリシロキサンの分子量が300から30,000の間となるように選ばれる整数であり、a及びbは0から50の間の整数であり、cは0または1である、ことを特徴とする請求項1記載の化粧品組成物。
  • モノマー(a)はC 1からC 40までのビニル及びアリルエステル、直鎖C 3からC 40カルボン酸又はC 3からC 40の環状カルボン酸、ハロゲン化ビニル又はハロゲン化アリル、ビニルラクタム、好ましくはビニルピロリドン及びビニルカプロラクタム、ビニル又はアリル基で置換された複素環式化合物、好ましくはビニルピリジン、ビニルオキサゾリン、及びアリルピリジン、N−ビニルイミダゾール、ジアリルアミン、塩化ビニリデン、炭素ベース不飽和化合物、例えばスチレン又はイソプレン、及びエピクロロヒドリンで4級化されたアクリル酸誘導体又はメタクリル酸誘導体から選ばれるものであることを特徴とする請求項1記載の化粧品組成物。
  • モノマー(a)は、アクリル酸、メタクリル酸及びエタクリル酸;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、及びアクリル酸デシル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、及びメタクリル酸デシル;エタクリル酸メチル、エタクリル酸エチル、エタクリル酸プロピル、エタクリル酸n−ブチル、エタクリル酸イソブチル、エタクリル酸t−ブチル、エタクリル酸2−エチルヘキシル、及びエタクリル酸デシル;アクリル酸2,3−ジヒドロキシプロピル;メタクリル酸2,3−ジヒドロキシプロピル;アクリル酸2−ジヒドロキシエチル;アクリル酸ヒドロキシプロピル;メタクリル酸2−ヒドロキシエチル;エタクリル酸2−ヒドロキシエチル;アクリル酸2−メトキシエチル;メタクリル酸2−エトキシエチル;エタクリル酸2−エトキシエチル;メタクリル酸ヒドロキシプロピル;モノアクリル酸グリセリル;モノメタクリル酸グリセリル;ポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート、不飽和スルホン酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、エタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−エチル−アクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、1−ビニルイミダゾール、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸及びそのモノエステル、クロトン酸、イタコン酸、ビニルエーテル、ビニルホルムアミド、ビニルアミン、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルフラン、スチレン、スルホン酸スチリル及びアリルアルコール、及びそれらの混合物を含む群から選ばれるものであることを特徴とする請求項1記載の化粧品組成物。
  • シリコーン誘導体(b)がジメチコンコポリオール及びシリコーン界面活性剤から選ばれることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の化粧品組成物。
  • 重量相対比で、0.1〜20%のシリコーン/アクリル酸コポリマー、及びより好ましくはこのポリマーを0.5から10%含有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載の化粧品組成物。
  • 重量相対比で、0.01〜20%のコンディショニング剤、及びより好ましくは0.05から10%含有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の化粧品組成物。
  • コンディショニング剤が、(a)カチオン性セルロース誘導体;
    (b)ハロゲン化ジメチルジアリルアンモニウムホモポリマー及びコポリマー;
    (c)ハロゲン化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムホモポリマー及びコポリマー;
    (d)ポリ4級アンモニウムポリマー;
    (e)カチオン単位を含むビニルピロリドンコポリマー、(f)カチオン性ポリシロキサン;
    (g)カチオン性多糖類;
    (h)ポリアミドアミンを含む群から選ばれるカチオン性ポリマーであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載の化粧品組成物。
  • コンディショニング剤が、ポリ(C 1 −C 35 )アルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリ(C 1 −C 35 )アルキルアリールシロキサン、シリコーンゴム及び樹脂およびオルガノ変性ポリシロキサンから選ばれるオルガノシロキサンであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載の化粧品組成物。
  • コンディショニング剤は、イソドデカン、イソヘキサデカン及びそれらの異性体、イソエイコサン、イソテトラコサン及び上記化合物の異性体から選ばれる直鎖又は分枝C 8 −C 300炭化水素であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載の化粧品組成物。
  • コンディショニング剤が、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル及びパルミチン酸2−オクチルデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸セチル及びミリスチン酸2−オクチルデシル、ステアリン酸ブチル及びステアリン酸ヘキシル、ラウリン酸ヘキシル及びラウリン酸2−ヘキシルデシル、イソノナン酸イソノニル、及びリンゴ酸ジオクチルから選ばれる脂肪エステルであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載の化粧品組成物。
  • コンディショニング剤がセラミド又はアナログであり、式:
    式中、R 1は直鎖又は分枝の、飽和又は不飽和の、C 14 −C 30脂肪酸由来の炭化水素基を表し、この基はα位においてヒドロキシル基で置換されることができ、又はω位のヒドロキシル基が飽和又は不飽和C 16 −C 30脂肪酸でエステル化されることができ;R 2は水素原子又は(グリコシル) n 、(ガラクトシル) m又はスルホガラクトシル基を表し、nは1から4までの整数、mは1から8までの整数;R 3は、α位の飽和又は不飽和C 15 −C 26炭化水素ベース基を表し、この基は1つ以上のC 1 −C 14アルキル基で置換されることができ;かつ天然セラミド又はグリコセラミドの場合、R 3はC 15 −C 26 α−ヒドロキシアルキル基を表すこともでき、このヒドロキシル基は任意にC 16 −C 30 α−ヒドロキシ酸でエステル化される、と理解されることを特徴とする請求項1記載の化粧品組成物。
  • さらに、本発明の界面活性剤以外の界面活性剤、香料、スクリーン剤、保存料、タンパク質、ビタミン、本発明のポリマー以外のポリマー、本発明の油以外の鉱物、植物又は合成油、及び増粘剤から選ばれる少なくとも1つの添加剤を含むことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項記載の化粧品組成物。
  • 請求項1ないし14のいずれか1項記載の組成物を収容する容器と、噴射剤、組成物を分配する手段を備えたエアゾール装置。
  • 請求項1ないし14のいずれか1項記載の組成物の、特に髪への適用を含むことを特徴とする化粧方法。
  • 化粧品、特に髪用製品の製造のための、請求項1ないし14のいずれか1項記載の組成物の使用。
  • 皮膚、爪、唇、髪、眉毛、及び睫毛のための、請求項1ないし14のいずれか1項記載の組成物の使用。

  • 说明书全文

    本発明は、少なくとも1つのシリコーン/アクリル酸コポリマーと少なくとも1つのコンディショニング剤を含む化粧品組成物に関する。 本発明はまた、化粧方法、特に、上記組成物を用いてヘアスタイルを固定する及び/又は保持する方法に関し、この組成物の、特にヘアスタイルの保持及び/又は形成を意図した化粧品調製物の製造のための使用に関する。

    髪用製品、特に、化粧品の市場で最も広く普及している、ヘアスタイルの保持及び/又は形成を意図したもののの中で、特に目立つものは、本質的に溶液、通常アルコール又は溶液、及び1つ以上の物質からなるスプレー組成物かもしれない。

    組成物がヘアスタイルの固定及び/又は保持を意図されたものであるとき、これらの原料は一般的にポリマー樹脂であり、それらの機能は毛髪の間の結合を形成することであり、これらは固定原料としても知られており、種々の化粧品アジュバントと混合される。 これらの組成物は一般的に、噴射剤によって加圧下に置かれた適当なエアゾール容器中、又はポンプディスペンサーボトル中に包装される。 一般的に、髪のブロー乾燥またはセッティングの前にぬれた髪に適用される髪用ゲル及び髪用ムースが知られている。 ついで乾燥またはブロー乾燥操作が、ヘアスタイルの形付けと固定のために行なわれる。 これらのゲル又はムースは、ポリマー樹脂を含むこともできる。

    しかしながら、これらの髪用組成物は、髪の化粧特性に不利な影響を与えるという欠点を有することが多い。 したがって、髪はきめが粗くなり、もつれを解くことが困難となり、心地よい感触や外観を失うことがあり、あるいは本体を失うこともある。 スタイリング組成物は、こうして、特にもつれを解くこと、柔らかさ、感触において、良好な化粧品特性を与えることが求められている。

    さらに、これらの髪用組成物は、粉末化作用をおこすという大きな欠点を有する。 本発明の目的で、「粉末化」は、髪に適用した後に粉末を形成するという、髪用組成物の乾燥により得られた物質の性質を意味する。 言うまでもないが、粉末は使用者の肩又は衣服に落ち、又はくし又はブラシに付着するものである。 このことは好ましくない作用である。

    このように、特に髪のスタイリングのための、上記欠点を有しておらず、特にヘアスタイルを良好に固定し、同じに粉末効果なしに良好な化粧品特性を与える、化粧品組成物を見出す必要がある。

    出願人は、驚くべきことにかつ意外なことに、特定のシリコーン/アクリル酸コポリマーをある種のコンディショニング剤と組み合わせたときに、上記要求を満たす化粧品組成物が得られることを発見した。 本発明の主題は、化粧品用に許容される媒体中に少なくとも1つのシリコーン/アクリル酸コポリマーと少なくとも1つのコンディショニング剤を含む化粧品組成物であって、−シリコーン/アクリル酸コポリマーは、オキシアルキレン基を含む少なくとも1つのシリコーン誘導体(b)存在下での、少なくとも1つのエチレン性不飽和モノマー(a)のラジカル媒介重合により、得られるものであり、−コンディショニング剤は、カチオン性ポリマー、カチオン性又は両親媒性界面活性剤、オルガノシロキサン、直鎖あるいは分枝のC 8からC 300炭化水素、直鎖あるいは分枝のC 8からC 30脂肪アルコール、C 8からC 30脂肪酸の及びC 1からC 30のアルコールのエステル、C 1からC 7の酸又は二価酸の及びC 8からC 30の脂肪アルコールのエステル、及びセラミドまたはセラミドアナログを含む群から選ばれるものである、化粧品組成物である。 本発明の別の主題は、髪の化粧方法に関し、特に上記組成物を用いてヘアスタイルを固定及び/又は保持する方法に関する。 さらに本発明の別の主題は、この組成物の、特にヘアスタイルの保持及び/又は形付けを意図した髪用化粧調製物の製造のための使用に関する。

    本発明により特に対象とされたシリコーン/アクリル酸コポリマーは、国際特許出願WO99/04750に記載されたものである。 特に、BASFによりLuviflex Silkの名で市販されているコポリマーが好ましい。 このポリマーは、tert−ブチルアクリル酸/メタクリル酸及びシリコーンコポリオールのグラフト化コポリマーである。

    好ましくは、モノマー(a)は式(Ia):

    式中、XはOH、OM、OR 8 、NH 2 、NHR 8およびN(R 82を含む群から選ばれるものであり;MはNa + 、K + 、Mg ++ 、NH 4+ 、アルキルアンモニウム、ジアルキルアンモニウム、トリアルキルアンモニウム、およびテトラアルキルアンモニウムから選ばれるカチオンであり;R 8基は同一または異なっていてもよく、水素、直鎖又は分枝のC 1からC 40アルキル基、モノ又はポリヒドロキシル化されたC 1からC 40アルキル基であって、任意に1つ以上のアルコキシ、アミノ又はカルボキシル基で置換されたもの、ヒドロキシル化ポリエーテル、及びN,N−ジメチルアミノエチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、ヒドロキシプロピル、メトキシプロピル及びエトキシプロピル基を含む群から選ばれるものであり、R 7及びR 6は、各々独立して、水素、直鎖又は分枝のC 1からC 8アルキル基、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエトキシ、2−メトキシエトキシ、及び2−エトキシエチル基およびCN、COOH及びCOOM基を含む群から選ばれるものである。

    特に式(Ia)のモノマー(a)は、アクリル酸およびその塩、エステル又はアミドである。 エステルは、直鎖のC 1からC 40アルキル基の、分枝のC 3からC 40アルキル基の、又はC 3からC 40のカルボン酸アルコールの、2から8ヒドロキシルを含む多機能アルコールの、例えばエチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセロール及び1,2,6−ヘキサントリオール、アミノアルコールのまたはアルコールエステルの、例えばメトキシメタノール及びエトキシエタノール、またはポリアルキレングリコールの誘導体であってもよい。

    式(Ia)のモノマー(a)はまた、アクリル酸N,N−ジアルキルアミノアルキル、メタクリル酸N,N−ジアルキルアミノアルキル、N−ジアルキルアミノアルキル−アクリルアミド、N−ジアルキルアミノアルキル−メタクリルアミドから選ばれることもでき、アミド基は不飽和、N−アルキル−又はN−アルキルアミノ−一置換又はN,N−ジアルキルアミノ−二置換されることができ、アルキル又はアルキルアミノ基は直鎖のC 1からC 40又は分枝のC 3からC 40カルボン酸単位由来のものである。 使用可能な式(Ia)のモノマー(a)は、アクリル酸またはその塩、エステルまたはアミド由来の置換された化合物であってもよい。 例えばメタクリル酸、エタクリル酸及び3−シアノアクリル酸のものが挙げられる。

    特に適した他のモノマー(a)は、C 1からC 40までのビニル及びアリルエステル、直鎖C 3からC 40カルボン酸又はC 3からC 40の環状カルボン酸、ハロゲン化ビニル又はハロゲン化アリル、ビニルラクタム、好ましくはビニルピロリドン及びビニルカプロラクタム、ビニル又はアリル基で置換された複素環式化合物、好ましくはビニルピリジン、ビニルオキサゾリン、及びアリルピリジン、N−ビニルイミダゾール、ジアリルアミン、塩化ビニリデン、炭素ベース不飽和化合物、例えばスチレン又はイソプレン、及びエピクロロヒドリンで4級化されたアクリル酸又はメタクリル酸誘導体である。

    最後に挙げる他のモノマー(a)はN−ビニルイミダゾール、ジアリルアミン、塩化ビニリデン、炭素ベース不飽和化合物、例えばスチレン又はイソプレン、及びエピクロロヒドリンで4級化されたアクリル酸又はメタクリル酸誘導体である。 特に好ましいモノマー(a)は、アクリル酸、メタクリル酸及びエタクリル酸;アクリル酸メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、及びデシル;メタクリル酸メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、及びデシル;エタクリル酸メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、及びデシル;アクリル酸2,3−ジヒドロキシプロピル;メタクリル酸2,3−ジヒドロキシプロピル;アクリル酸2−ジヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル;メタクリル酸2−ヒドロキシエチル;エタクリル酸2−ヒドロキシエチル;アクリル酸2−メトキシエチル;メタクリル酸2−エトキシエチル;エタクリル酸2−エトキシエチル;メタクリル酸ヒドロキシプロピル;モノアクリル酸グリセリル;モノメタクリル酸グリセリル;ポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート、不飽和スルホン酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、エタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−エチル−アクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、1−ビニルイミダゾール、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸及びそのモノエステル、クロトン酸、イタコン酸、ビニルエーテル、ビニルホルムアミド、ビニルアミン、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルフラン、スチレン、スルホン酸スチリル及びアリルアルコール、及びそれらの混合物である。

    モノマー(a)はまたシリコーン又はフッ素原子又はこれに代えてチオ基も含むことができる。 モノマー(a)は、酸性基を含む場合、水中の溶解度または分散度を所望のレベルに調整するように、部分的又は完全に中和されることができ、それは重合の前あるいは後で行なわれる。 使用することができる中和に用いる薬剤は、炭酸ナトリウムなどの無機物ベース、及びアミノアルコール、例えばメタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール又はトリエタノールアミン等のアルカノールアミン、リジンなどのジアミン、などの有機物ベースである。

    モノマー(a)は、塩基性の窒素原子を含むとき4級化されることもできる。 少なくとも2つのエチレン性二重結合を含む場合、モノマー(a)は部分的に架橋されていてもよい。 シリコーン誘導体(b)は特に、ジメチコンコポリオールのINCI名またはシリコーン界面活性剤で知られている化合物である。 例えば、Goldschmidtにより商品名Abi(商標)で、Rhone−PoulencによりAlkasi(商標)で、GeneseeによりシリコーンPolyol Coplyme(商標)で、WackerによりBesi(商標)で、OSIによりSilwe(商標)でDow Corningにより、又はDow Corning19(商標)で市販されているものが挙げられる。

    好ましいモノマー(b)には、以下の式Iを有するものがある。

    式(I)中、R 2はCH 3及び以下の基から選ばれるものであり、

    3はCH 3及びR 2基から選ばれるものであり、R 4は水素、CH 3及び以下の基

    から選ばれるものであり、R 6は、アミノ、カルボキシル、又はスルホン酸基を含むことができる、有機のC 1からC 40の基であり、Cが0のときR 6は無機酸のアニオンであり、R 1は同一または異なっていてもよく、C 1からC 20までの脂肪族炭化水素、C 3からC 20の脂肪族又は環状脂肪族炭化水素から選ばれるものであり、R 5基は以下の式に相当するものであり、

    nは1と6の間の整数であり、x及びyは、ポリシロキサンの分子量が300から30,000の間となるように選ばれる整数であり、a及びbは0から50の間の整数であり、cは0または1である。 好ましいシリコーン誘導体(b)の中には、以下の式Iの構造を有するものがある。

    式(I)中、R 2はCH 3及び以下の基

    から選ばれるものであり、R 3はCH 3及びR 2基から選ばれるものであり、R 4は水素、CH 3及び以下の基

    から選ばれるものであり、R 6は、アミノ、カルボキシル、又はスルホン酸基を含むことができる、有機のC 1からC 40の基であり、Cが0のときR 6は無機酸のアニオンであり、R 1は同一または異なっていてもよく、C 1からC 20までの脂肪族炭化水素、C 3からC 20の脂肪族又は環状脂肪族炭化水素から選ばれるものであり、R 5基は以下の式に相当するものであり、

    nは1と6の間の整数であり、x及びyは、ポリシロキサンの分子量が300から30,000の間となるように選ばれる整数であり、a及びbは0から50の間の整数であり、cは0または1である。

    1は、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル及びオクタデシル基、環状脂肪族基、特にシクロヘキシル基、芳香族基、特にフェニル又はナフチル基、および芳香族及び脂肪族基の混合物、例えばベンジル及びフェニルエチル、及びトリル及びキシリルから選ばれる。

    好ましいR 4基は、式−(CO) C −R 6 、R 6は1から4の炭素原子を含み、さらにNH 2 、COOH及び/又はSO 3 Hなどの付加的な基を含むことができる、アルキル、シクロアルキル又はアリールである、を有するものである。 好ましいR 6基は、C=0であるものであり、リン酸塩または硫酸塩である。 特に好ましいシリコーン誘導体(b)は、以下の式を有するものである:

    コポリマー中の誘導体(b)の相対比は、一般的には0.1から50重量%及び好ましくは1から20重量%である。 好ましいコポリマーは、水溶性シリコーン/アクリル酸コポリマーまたは、その水中の分散度が、容量比50/50の水/エタノール混合物中で0.1g/lを超える、好ましくは0.2g/lを超える割合で溶解するようなものである。

    組成物は有利には、組成物の重量相対比で、0.1〜20%のシリコーン/アクリル酸コポリマー、及びより好ましくはこのポリマーを0.5〜10%含有する。 組成物は有利には、組成物の重量相対比で、0.01〜20%のコンディショニング剤、及びより好ましくは0.05〜10%を含有する。

    ポリα−オレフィン、フッ化油、植物油、天然ワックス、フッ化ワックス、フッ化ゴム、脂肪酸エステル、不溶性シリコーンおよび少なくとも1つの脂肪鎖を含むアミド化合物の群中の不溶性のコンディショニング剤が有利に選ばれる。 これらの薬剤は混合物として存在してもよい。 本発明においてコンディショニング剤として使用可能なカチオン性ポリマーは、好ましくは、ポリマー鎖の一部を形成するかあるいはそこに直接結合する、1級、2級、3級及び/又は4級アミン基を含み、分子量が500と約5,000,000の間、好ましくは1000と3,000,000の間であるポリマーから選ばれる。

    コンディショニング剤がカチオン性ポリマーのとき、コンディショニング剤は有利には、(a)カチオン性セルロース誘導体;
    (b)ハロゲン化ジメチルジアリルアンモニウムホモポリマー及びコポリマー;
    (c)ハロゲン化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムホモポリマー及びコポリマー;
    (d)ポリ4級アンモニウムポリマー;
    (e)カチオン単位を含むビニルピロリドンコポリマー、(f)カチオン性ポリシロキサン;
    (g)カチオン性多糖類;
    (h)ポリアミドアミンからなる群から選ばれる。

    これらのポリマーの中で、特に以下のカチオン性ポリマーが挙げられる:(1)アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミド由来であり、以下の式の単位の少なくとも1つを含むホモポリマー又はコポリマー

    式中R 3はH又はCH 3を表し;Aは1から6の炭素原子の直鎖又は分枝アルキル基、又は1から4の炭素原子のヒドロキシアルキル基であり、R 4 、R 5及びR 6は、同一または異なっていても良く、1から18の炭素原子を含むアルキル基又はベンジル基を表し、R 1及びR 2は水素又は1から6の炭素原子を含むアルキル基を表し、Xはメト硫酸(methosulphate)アニオンまたは塩化物又は臭化物などのハロゲン化物を表す。 コポリマーはまた、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、窒素が低級アルキル、アクリル酸またはメタクリル酸またはそれらのエステルで置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミド、ビニルピロリドンなどのビニルラクタム、ビニルエステルのファミリーから選ばれることができる、1つ以上のコモノマー由来の単位を含有する。

    これらの化合物の中で、−硫酸ジメチルで4級化された、アクリルアミドの及びメチルアクリル酸ジメチルアミノエチルのコポリマー、Hercules社によりHercoflocの名で市販されているもの、−アクリルアミドのおよび塩化メタアクロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムのコポリマー、特許出願EP−A−080976に記載され、チバガイギー社によりBina Quat P100の名で市販されているもの、−アクリルアミドの及びメト硫酸メタアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムのコポリマー、Hercules社によりRetenの名で市販されているもの、−ビニルピロリドン/アクリル酸ジアルキルアミノアルキルまたはメタクリル酸ジアルキルアミノアルキルコポリマーであって、4級化されていてもされていなくてもよいもの、例えば、ISP社により”Gafquat”の名で、例えば”Gafquat734””Gafquat755”の名で市販されている製品あるいはこれに代えて”Copolymer845,958及び937”として知られている製品。 これらのポリマーは仏国特許2077143及び2393573に詳しく説明されている、−4級化ビニルピロリドン/−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコポリマー、例えばISP社により”GafquatHS100”の名で市販されている製品;

    (2)特に米国特許3589578及び4031307に記載されている4級化されている多糖類、例えばMeyhall社によりJaguar C 13 Sの名で市販されている製品;
    (3)ビニルピロリドンのおよびビニルイミダゾールの4級化コポリマー、例えばBASF社によりLuviquatの一般名で市販されている製品、を挙げることができる。 本発明によれば、皮膜形成特性を有するカチオン性ポリマーが好ましく用いられる。

    水不溶性カチオン性界面活性剤は、有利には、脂肪アミンとその塩、4級化アンモニウム塩からなる群より選ばれることができる。 脂肪アミンは好ましくは、ジオクチルアミン、ステアリルジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、オレオセチルジメチルアミン、及びアミドアミン、例えばステアリルアミドエチルジエチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、オレイルアミドプロピルジメチルアミン、及びステアリルアミドエチルジメチルアミンを含む群より選ばれる。

    4級化アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤は、有利には以下の一般式(I)を有するものから選ばれる:

    式中、R 1からR 4までは、同一でも異なっていても良く、1から22までの炭素原子を含む脂肪族基、12から22までの炭素原子を含む芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール又はアルキルアリール基を表し、Xはハロゲン化物、リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、アルキル硫酸塩の群から選ばれるアニオン、または以下の式(II)の第4級アンモニウムイミダゾリニウム塩:

    式中、R 5は13から21までの炭素原子を含むアルケニル及び/又はアルキル基と獣脂の脂肪酸誘導体混合物を表すあるいは以下の式(III)の4級化ジアンモニウム塩

    式中、R 6は16から22までの炭素原子を含む脂肪族基を表し、R 7 、R 8 、R 9 、R 10及びR 11は、水素及び1から4炭素原子を含むアルキル基から選ばれ、Xはハロゲン化物、酢酸塩、リン酸塩、硫酸塩の群から選ばれるアニオンである。 本発明で使用可能なオルガノシロキサン、は以下のものを非制限的に挙げることができる。

    I. 揮発性シリコーンこれらは60℃と260℃の間の沸点を有する。 このタイプのシリコーンの中で以下のものが挙げられる(i)3から7、好ましくは4から5のケイ素原子の環状シリコーン。 これらは例えば、Union Carbide社により"Volatile Silicone 720(商標)"の名で、又はRhone-Poulenc社により"Silbione 70045 V(商標)"の名で市販されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、Union Carbide社により"Volatile Silicone715(商標)"の名で、又はRhone-Poulenc社により"Silbione 70045 V(商標)"の名で市販されているデカメチルシクロペンタシロキサン、およびそれらの混合物。 ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサンタイプのシクロポリマー、例えば、Union Carbide社により市販されている"Volatile SIlicone FZ 310(商標)"、これはジメチルシロキサン/メチルオクチルシロキサン シクロコポリマーである、も挙げることができる。

    (ii)2から9の珪素原子を含み、25℃において、5×10 -62 /s以下の粘度を有する含む直鎖揮発性シリコーン。 例としては、Rhone-Poulenc社により"Silbione 70041 VO.6(商標)"の名で市販されているヘキサメチルジシロキサンである。 このタイプの製品は、Todd及びByersによる"Volatile silicone fluidsfor cosmetics",Cosmetics and Toiletries,第91巻,1976年1月,第27-32頁の文献に記載されている。

    II.非揮発性シリコーンこれらは主に、ポリ(C 1 −C 35 )アルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリ(C 1 −C 35 )アルキルアリールシロキサン、シリコーンゴム及び樹脂及びオルガノ変性ポリシロキサン、それらの混合物からなる。 ポリアルキルシロキサンの中で、5×10 -62 /sを超えた、好ましくは2.6m 2 /s未満の粘度を有する直鎖ポリジメチルシロキサンを挙げることができる。

    すなわち:トリメチルシリル末端基を含む、例えば、非制限的に、Rhone-Poulenc社により市販されている70047シリーズの"Silbion (商標)"オイル、Rhone-Poulencからのオイル"47 V 500,00(商標)"、又はGeneral Electric社からのある種の"Viscasi(商標)"。 トリヒドロキシシリル末端基を含む、例えばRhone-Poulenc社からの"48(商標)"シリーズのオイル。 ポリアルキルシロキサンのこのクラスで、Goldschmidt社により"Abilwax 9800(商標)"及び"Abliwax 9801(商標)"の名で市販されているポリアルキルシロキサンを挙げることができ、これらはポリ(C 1 −C 20 )アルキルシロキサンである。 ポリアルキルアリールシロキサンの中で、粘度が10 -52 /sから5×10 -22 /sを有する直鎖または分枝ポリジメチルフェニルシロキサン及びポリジメチルジフェニルシロキサン、例えば:Rhone-Poulenc社からのオイル"Rhodorsi(商標)"763Rhone-Poulenc社からのシリーズ70641の"Silbion(商標)"オイル、Rhone-Poulencからの"Silbion 70641 V3(商標)"オイル、"Silbion 70641 V20(商標)"オイル、Dow Corningからの製品"DC 55(商標)"化粧グレード液、BayerからのPKシリーズのシリコーン、例えば"PK2(商標)"、BayerからのPN及びPHシリーズのシリコーン、例えば"PN 100(商標)"及び"PH 100(商標)"、General ElectricからのSFシリーズのある種のオイル、例えば"SF 125(商標)"、"SF 126(商標)"、"SF 115(商標)"、及び"SF 102(商標)"。 本発明によれば、シリコーンゴムは、200,000及び1,000,000の高平均分子量のポリジオルガノシロキサンであり、単独でも、あるいは揮発性シリコーン、ポリジメチルシロキサン(PDMS)オイル、ポリフェニルメチルシロキサン(PPMS)オイル、イソパラフィン、塩化メチレン、ペンテン、ドデカン、トリデカン及びテトラデカン、またはそれらの混合物から選ばれる溶媒中の混合物としても用いることができる。

    例えば以下の構造を有する化合物を挙げることができる。
    −ポリ[(ジメチルシロキサン)/−(メチルビニルシロキサン)]、−ポリ[(ジメチルシロキサン)/−(ジフェニルシロキサン)]、−ポリ[(ジメチルシロキサン)/−(フェニルメチルシロキサン)]、−ポリ[(ジメチルシロキサン)/−(ジフェニルシロキサン)/(メチルビニルシロキサン)]。

    1)鎖の末端がヒドロキシル化されたポリジメチルシロキサン(CTFA命名法でジメチコノール(Dimethiconol))、及び環状ポリジメチルシロキサンの(CTFA命名法でシクロメチコン)、からなる混合物、例えばDow Corning社により市販されている製品"Q2 140(商標)";
    2)環状シリコーンを有するポリジメチルシロキサンゴム、例えばGeneral Electricからの製品"SF 1214Silicone Flui(商標)"、これは"SF 1202 Silicone Flui(商標)"(デカメチルシクロペンタシロキサン)中に溶解したMW500,000

    の"SE 3(商標)"ゴムである、からなる混合物;
    3)異なる粘度の2つのPDMSの、特にPDMSゴムとPDMSオイルの、混合物、例えばGeneral Electric社からの製品"SF 123(商標)"及び"CF 124(商標)"。 製品"SF 123(商標)"は、20m 2 /sの粘度を有する上記の"SE 3(商標)"ゴムと5×10 -62 /sの粘度を有する上記の"SF 9(商標)"オイルとの混合物(15%"SE 3(商標)"ゴムと85%"SF 9(商標)"オイル)である。 製品"CF 124(商標)"は、"SE 3(商標)"ゴム(33%)と10 -32 /sの粘度を有するPDMS(67%)の混合物である。 本発明において使用可能なポリオルガノシロキサン樹脂は、R 2 SiO 2/2 、RSiO 3/2 、及びSiO 4/2単位、ここでRは1から6の炭素原子を含む炭化水素ベースの基、あるいはフェニル基を表す、を含有する架橋されたシロキサン系である。 これらの製品の中で、特に好ましいものは、Rが低級アルキル基またはフェニル基を表すものである。

    これらの樹脂の中で、"Dow Corning 593"の名で、あるいはGeneral Electric社より"Silicone Fluid SS 4230"及び"Silicone Fluid SS 4267"の名で市販されている製品が挙げられ、これらはジメチル/トリメチルポリシロキサンである。

    本発明によればオルガノ変性シリコーンは、上記のごとく定義したシリコーンであり、その一般的な構造は、シロキサン鎖に直接付加された、あるいは炭化水素ベースの基を介して付加された、1つ以上のオルガノ官能基を含むものである。 例えば以下のシリコーンを挙げることができる:

    a)パーフルオロ基、例えばトリフルオロアルキル基、たとえばGeneral Electric社により"FF.150 FLuorosiliconw Flui(商標)"の名で市販されているもの、又はShin-Etsu社により"XX-22-81(商標)"、"X-22-8(商標)"、"X-22-82(商標)"、及び"XX-22-82(商標)";

    b)ヒドロキシアクリルアミノ基、例えば、特許出願EP-A-0342834に記載されているもの、特にDow Corning社により"Q2-841(商標)"の名で市販されているシリコーン;

    c)Dow Corning社からのシリコーン"X 2-836(商標)"、又はGeneseeからの"GP72(商標)"及び"GP 7(商標)"等のチオール基;
    d)置換されたまたは非置換のアミン基、例えばGeneseeからの"GP 4 SiliconeFlui(商標)"、Genesseeからの"GP 710(商標)"、Dow Corningからの"Q2 822(商標)"、Union Carbideからの "AFL 4"CTFA(商標)" またはCTFAディクショナリーで”アモジメチコン”として知られているシリコーン;
    e)カルボキシル基、たとえばChisso社からの特許EP186507で記載された製品;
    f)ヒドロキシル化基、例えば以下の式に相当する、特許出願FR-85/16334に記載されたヒドロキシアルキル官能基を含むポリオルガノシロキサン:

    式中、R 1基は、同一または異なっていてもよく、メチル及びフェニル基から選ばれ、R 1基の少なくとも60モル%はメチルであり;R' 1はC 2 −C 18炭化水素ベースの二価アルキレン鎖単位;pは1から30まで;qは1から150まで。 PC190の名でDow Corningにより市販されている製品を特に挙げることができる。

    g)アルコキシル化基、例えばSWS Siliconeからのシリコーンコポリマー"F 75(商標)"及びGoldschmidt社からの製品"Abilwax 242(商標)"、"Abilwax 243(商標)"、及び"Abilwax 244(商標);
    h)アシロキシアルキル基、例えば以下の式に相当する特許出願FR-88/17433に記載されたポリオルガノポリシロキサン:

    式中、R 2はメチル、フェニル、OCOR''、またはヒドロキシルを表し;R 2基のうちケイ素原子当たり1つだけがOHとなり得る;R' 2はメチル又はフェニルを表し;R 2基及びR' 2基の合計の少なくとも60モル%がメチルであり;R''はC 8 −C 20アルキル又はアルケニルであり;Rは直鎖又は分枝C 2 −C 18の二価炭化水素ベースのアルキレンであり;rは1から120までであり;pは1から30までであり;qは0または0.5p未満であり、p+Qは1から30までであり;式(II)のポリオルガノシロキサンは、

    の基を、p+q+rの合計の15%を超えない範囲で含有することができる;
    i)第4級アンモニウム基、たとえば製品"X2 81 08(商標)"及び"X2 81 09(商標)"で、及びGoldschmidt社からの製品"ABIL K 327(商標)"において;
    j)両性又はベタイン基、例えば、Goldschmidt社からの製品"Abil B 995(商標)"において、k) 重亜硫酸基、たとえばGoldschmidt社からの製品"Abil S 20(商標)"Abil S25(商標)"において。シリコーンの粘度は、特にASTM標準D445−97(粘度計)によって測定することができる。

    本発明の組成物におけるコンディショニング剤は、炭化水素であるとき、それは直鎖又は分枝C 8 −C 300炭化水素である。 この定義に対応して、室温で液体である炭化水素の中では、特に、イソドデカン、イソヘキサデカン、及びその異性体(例えば2,2,4,4,6,6−ヘプタメチルノナン)、イソエイコサン、イソテトラコサン、及び上記化合物の異性体が挙げられる。 イソドデカン又はその異性体は、本発明において好ましく用いられる。 コンディショニング剤が脂肪アルコールのとき、それは直鎖又は分枝、飽和又は不飽和の、C 8 −C 30タイプであり、それらの中で、2−ブチルオクタノール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソセチルアルコール、イソステアリルアルコール、及びベヘニルアルコールが挙げられる。

    コンディショニング剤が脂肪エステルのとき、C 8 −C 30脂肪酸の及びC 1 −C 30アルコールのエステル、又はC 1 −C 7酸又は二価酸の及びC 8 −C 30脂肪アルコールのエステルが挙げられる。 これらのエステルの中で、パルミチン酸エチル、イソプロピル、2−エチルヘキシル、及び2−オクチルデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ブチル、セチル及び2−オクチルデシル、ステアリン酸ブチル及びヘキシル、ラウリン酸ヘキシル及び2−ヘキシルデシル、イソノニルイソノナン酸及びリンゴ酸ジオクチルが挙げられる。 セラミド又はアナログ、例えば本発明の組成物で使用可能なグリコセラミドは、それ自体知られており、以下の一般式に相当する天然又は合成の分子である:

    式中、R 1は、C 14 −C 30脂肪酸由来の、直鎖又は分枝の、飽和又は不飽和の炭化水素基を表し、この基は、α位においてヒドロキシル基で置換されていることができ、あるいはω位のヒドロキシル基が飽和又は不飽和C 16 −C 30脂肪酸でエステル化されていることができる;R 2は水素原子又は(グリコシル) n 、(ガラクトシル) m 、又はスルホガラクトシル基を表し、ここでnは1から4までの範囲の整数であり、mは1から8までの範囲の整数である。 R 3は、α位の飽和又は不飽和のC 15 −C 26炭化水素ベース基を表し、この基は、1つ以上のC 1 −C 14アルキル基で置換されていてもよい;天然セラミド又はグリコセラミドの場合、R 3はC 15 −C 26 αーヒドロキシアルキル基、ヒドロキシル基、任意にC 16 −C 30 αヒドロキシ酸でエステル化されている、も示すことができると理解される。 本発明の文脈において、好ましいセラミドは、Downingにより、Arch.Dermatol.,123巻、1381-1384、1987に記載されたもの、あるいは仏国FR-2673179に記載されたものであり、その構造は以下のものであってよい。

    以下の式の化合物を含む合成セラミド:

    式中、R 1はC 11からC 21のアルキル又はアルケニル基;R 2は、直鎖で1つ以上の、特に1つ又は2つのエチレン性不飽和C 11からC 19の炭化水素基を表し、又は式(I)と以下の式の混合物を含む合成セラミド:

    式中、R 1は上記と同意義であり、R 2は飽和の直鎖C 11 −C 19炭化水素基であり、混合物中の式(Ia)の化合物の割合は、35%を越えない。 このセラミドはエリトロとトレオのジアステレオ異性体のラセミ混合物の形状であり、エリトロ:トレオの非チルは85:15から60:40である。 本発明において、特に好ましいセラミドは、R 1がC 16 −C 22脂肪酸由来の飽和又は不飽和アルキルであり、R 2が水素原子であり、R 3が飽和直鎖C 15の基である化合物である。

    そのような化合物は、例えば−N−リノレオイルジヒドロスフィンゴシン−N−オレオイルジヒドロスフィンゴシン−N−パルミトイルジヒドロスフィンゴシン−N−ステアロイルジヒドロスフィンゴシン−N−ベヘノイルジヒドロスフィンゴシン又はこれらの化合物の混合物である。 さらにより好ましくは、R 1が脂肪酸由来の飽和又は不飽和アルキル基を表し、R 2がガラクトシル又はスルホガラクトシル基を表し、R 3が−CH=CH−(CH 212 −CH 3基を表すセラミドが用いられる。

    例示として、Waitaki International Biosciences社によって商品名Glycocerで市販されている、これらの化合物の混合物からなる製品を挙げることができる。 化粧品として許容される媒体は好ましくは、水又は1つ以上の化粧品として許容される溶媒、例えばアルコール又は水/溶媒(類)混合物からなり、溶媒は好ましくはC 1 −C 4アルコールである。 これらのアルコールの中で、エタノール及びイソプロパノールが挙げられる。 エタノールが特に好ましい。

    本発明の組成物は、さらに、本発明の界面活性剤以外の界面活性剤、香料、スクリーン剤、保存料、タンパク質、ビタミン、本発明のポリマー以外のポリマー、本発明の油以外の鉱物、植物又は合成油、及び増粘剤、及び化粧品組成物で従来より使用されている他の添加剤から選ばれる少なくとも1つの添加剤も含有することができる。 言うまでもなく、当業者は、本発明の組成物に本来的に付随する有利な特性を添加により不利な影響を与えない、あるいは実質的に与えないように添加された任意の化合物を選択するために注意を払うであろう。

    これらの組成物は、種々の形状で包装されることができ、特にポンプディスペンサー瓶、又はエアゾール容器中に、組成物の気化形状又はムース形状での適用を確実にするために、包装される。 そのような包装形状は、例えば、髪を固定又は処理のためのスプレー、ラッカー又はムース、を得たいときに示される。 本発明の組成物は、クリーム、ゲル、エマルション、ローション又はワックスの形状ともすることができる。

    本発明の組成物が、ラッカー又はムースを得るためにエアゾール形状で包装されるとき、それは、揮発性炭化水素、例えばn−ブタン、プロパン、イソブタン、及びペンタン、ハロゲン化炭化水素及びそれらの混合物から選ばれることができる少なくとも1つの噴射剤を含む。 二酸化炭素、一酸化二窒素、ジメチルエーテル(DME)、窒素又は圧縮空気も噴射剤として用いることができる。 噴射剤の混合物もまた使用可能である。 ジメチルエーテルが好ましく用いられる、噴射剤は、有利には、エアゾール装置内に組成物全重量に対して5%と90重量%の間の濃度で存在し、特に10%と60重量%の間の濃度で存在する。 本発明の組成物は、皮膚、爪、唇、髪、眉毛及び睫毛に適用することができる。 本発明の組成物は特に、スタイリング製品として乾いたあるいはぬれた髪への適用に適している。 本発明は、以下の非制限的な実施例によってより詳しく説明される。 すべてのパーセントは組成物全重量に対する相対的な重量パーセントである。 amは活性剤を意味する。

    以下の組成物Aをヨーロッパ人の天然栗色髪の5gの一房に適用した。
    組成物A:Luviflex Silk(1) 6%DC 190(2) 0.6%AMP 100%中和に必要な量エタノール 100%となる量(1) BASFにより市販されているシリコーン/アクリル酸コポリマー(t−アクリル酸ブチル/メタクリル酸/PDMSポリエーテル)
    (2)Dow Corningにより市販されているシリコーンジメチコノール組成物Aをポンプディスペンサー瓶を用いて天然の髪に適用する。 乾燥後、房は柔軟な感触で、快適な外観を有し、櫛でとかしたときに粉末化を起こさないことが観察された。

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