TNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤

申请号 JP2003513579 申请日 2002-07-17 公开(公告)号 JPWO2003007974A1 公开(公告)日 2004-11-04
申请人 鐘淵化学工業株式会社; 发明人 前 辰正; 辰正 前; 塚川 美寿; 美寿 塚川; 北原 幹郎; 幹郎 北原; 中川 格; 格 中川;
摘要 本発明は、 副作用 や安全性に問題がなく、TNFの過剰産生を抑制して、TNFが介在する種々の疾患、例えば、慢性 炎症 性疾患、急性炎症性疾患、感染による炎症性疾患、自己免疫性疾患、アレルギー性疾患などのTNF介在性疾患の予防または改善に有用なTNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤を提供することを目的とする。シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物が、それぞれTNF産生抑制作用を有することを見出した。すなわち、上記課題は、シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物のうち少なくとも1種を含有するTNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤によって解決される。
权利要求
  • シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物のうち少なくとも1種を含有することを特徴とするTNF産生抑制作用を有する組成物。
  • シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物のうち少なくとも1種を含有することを特徴とするTNF産生抑制剤。
  • 飲食用であることを特徴とする請求の範囲第2項記載のTNF産生抑制剤。
  • 医薬用であることを特徴とする請求の範囲第2項記載のTNF産生抑制剤。
  • 請求の範囲第2項記載のTNF産生抑制剤からなるTNF介在性疾患の予防または改善剤。
  • 说明书全文

    技術分野本発明は、TNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤に関する。 さらに詳しくは、TNFの過剰産生を抑制して、TNFが介在する種々の疾患、例えば、慢性炎症性疾患、急性炎症性疾患、感染による炎症性疾患、自己免疫性疾患、アレルギー性疾患などのTNF介在性疾患の予防または改善に有用なTNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤に関する。
    背景技術TNF(Tumor Necrosis Factor:腫瘍壊死因子)は、抗腫瘍性物質として発見されたが、その後、炎症に関与するサイトカインとしての性格が明らかになってきた。 TNFには、TNF−αとTNF−β(リンホトキシン)があり、TNF−αはマクロファージやモノサイト系細胞をはじめ多彩な細胞から種々の刺激により産生され、TNF−βはT細胞から産生されることが知られている。 TNFが生体内に正常量分泌される場合には、免疫能を高めるなど生体防御に重要な機能を果たしている。 しかし、何らかの原因によってTNFが過剰産生、分泌されると、病的な炎症が引き起こされ、慢性炎症性疾患、急性炎症性疾患、感染による炎症性疾患、自己免疫性疾患、アレルギー性疾患などのTNF介在性疾患が誘発または助長される。 従って、TNFの過剰産生を抑制することにより、これらのTNF介在性疾患を予防または改善することができると考えられている。
    特開平7−215884号公報には、シソ科植物の茎葉を磨砕し、、エタノールの如き有機溶剤またはその混合液にて抽出処理して得られる成分から、ペリルアルデヒド及び分子量1万以上の画分を除去してなる、TNF産生抑制作用を有するシソ抽出液が開示されている。 同公報には、このシソ抽出液がアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患に効果があることも開示されている。
    特開平3−157330号公報には、茶(Camellia sinensis L.)の葉の成分であるエピガロカテキンガレートが抗アレルギー剤として有効であることが開示されている。 また特開平10−72361号公報には、茶葉より水、有機溶媒及びその混合液にて抽出処理して得られる茶葉抽出物がTNF産生抑制作用を有することが開示されている。
    シソ抽出液や茶葉抽出物の他には、ショウガ科ウコン(Curcuma longa L.)の黄色色素成分であるクルクミンがTNF産生抑制作用を有することがMarion Man−Ying Chan(Biochemical Pharmacology,49,1551−1556,1995)及びYoshiaki Abeら(Pharmacological Research,39,41−47,1999)によって報告されている。 しかし、シナモン、クローブ、甘草、ショウガあるいはこれらの抽出物がTNF産生抑制作用を有することは知られていない。
    発明の要約上記に鑑み、本発明は、副作用や安全性に問題がなく、TNFの過剰産生を抑制し、TNF介在性疾患の予防または改善に有用なTNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤を提供することを目的とする。
    本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物がそれぞれTNF産生抑制作用を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
    すなわち、本発明は、シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物のうち少なくとも1種を含有することを特徴とするTNF産生抑制作用を有する組成物に関する。
    また、本発明は、シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物のうち少なくとも1種を含有することを特徴とするTNF産生抑制剤に関する。
    さらに、本発明は、飲食用であることを特徴とする上記TNF産生抑制剤;医薬用であることを特徴とする上記TNF産生抑制剤に関する。
    また、本発明は、上記TNF産生抑制剤からなるTNF介在性疾患の予防または改善剤に関する。
    発明の詳細な開示以下に、本発明について詳しく説明する。
    本発明のTNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤は、シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物のうち少なくとも1種を含有するものである。 ここで、TNF産生抑制作用を有する組成物は、食品や医薬品などの調製物として使用でき、TNF産生抑制剤は、これら抽出物そのものの形で、あるいは、それを加工した製剤などの形で使用できる。
    本発明に用いるシナモンは、クスノキ科Cinnamomum cassia、C. zeylanicumまたはC. loureiriiであり;クローブ(丁子)は、フトモモ科Syzygium aromaticumまたはEugenia caryophyllataであり;甘草は、マメ科Glycyrrhiza glabra、G. uralensisまたはG. inflataであり;ショウガは、ショウガ科Zingiber officinaleである。 これらはいずれも食品あるいは香辛料として十分な食経験があり、またこれらの抽出物は食品添加物として認可されており、副作用や安全性に問題がない。
    本発明に用いるシナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物は、上記植物から溶媒抽出等によって得ることができる。 また、当該抽出物を得る方法は、溶媒抽出に限定されず、水蒸気蒸留や、超臨界抽出技術を用いた二酸化炭素による抽出などの抽出操作を用いてもよい。 さらに、当該抽出物は、医薬品や飲食品として不適当な不純物を含有しない限り、粗抽出物または半精製抽出物として本発明に使用できる。
    溶媒抽出を行う場合には、例えば、上記各植物の粉末、粉砕したものまたは原形を、1〜20倍量の下記溶媒に浸し、−20〜100℃、好ましくは1〜80℃、より好ましくは20〜60℃で、0.1時間〜1カ月、好ましくは0.5時間〜7日間、撹拌または放置する。 次いで、濾過または遠心分離などにより得られる抽出液を濃縮して、溶媒を除去することにより、当該抽出物を得ることができる。
    抽出に用いる溶媒としては、例えば、水、アセトン、エタノール、グリセリン、酢酸エチル、プロピレングリコール、ヘキサン、食用油脂などが挙げられ、またこれら溶媒のうち少なくとも2種以上を混合して用いてもよい。 好ましくは、抽出後の溶媒除去が容易なアセトン、エタノール、酢酸エチル、ヘキサンなどの有機溶媒を用いるのがよい。
    このようにして得られたシナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物は、TNF産生抑制作用を有する成分を含んでいる。 さらに、これら抽出物からTNF産生抑制作用を有する成分を濃縮又は分離して使用することもできる。
    上記抽出物のTNF産生抑制作用の評価方法としては、特に限定されないが、TNFが産生誘導される実験系に、上記抽出物を添加あるいは投与することによって評価できる。 すなわちin vitroでは、ヒトの細胞、例えば単球などのモノサイト系細胞を、PMA(phorbol 12−myristyl 13−acetate)またはLPS(lipopolysaccharide)などで刺激するとTNF−αが産生誘導されるが、そこに上記抽出物を添加して培養した後の培地中のTNF−α濃度を測定することによって評価できる。 また、in vivoでは、LPSまたは免疫賦活剤であるロムルチドやOK432などを投与したマウス、あるいは実際にアレルギー疾患モデルマウスを用いて、上記抽出物を投与した後の血中TNF−α濃度を測定することによって評価できる。
    本発明のTNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤は、飲食用及び医薬用として用いることができる。 また、その形態は限定されず、例えば、保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)や健康食品などの飲食品、医薬品、医薬部外品などとして用いることができる。
    飲食品として用いる場合は、そのまま直接摂取することができ、また、公知の担体や助剤などの添加剤を使用して、カプセル剤、錠剤、顆粒剤など服用しやすい形態に成型して摂取することができる。 これら成型剤における本発明のTNF産生抑制剤の含有量は、好ましくは0.1〜100重量%、より好ましくは10〜90重量%である。 さらに、飲食物材料に混合して、チューインガム、チョコレート、キャンディー、ゼリー、ビスケット、クラッカーなどの菓子類;アイスクリーム、氷菓などの冷菓類;茶、清涼飲料、栄養ドリンク、美容ドリンクなどの飲料;うどん、中華麺、スパゲティー、即席麺などの麺類;蒲鉾、竹輪、半片などの練り製品;ドレッシング、マヨネーズ、ソースなどの調味料;マーガリン、バター、サラダ油などの油脂類;パン、ハム、スープ、レトルト食品、冷凍食品など、すべての飲食物に使用することができる。 これら飲食用TNF産生抑制剤を摂取する場合、その摂取量は当該抽出物として成人一人一日当たり、好ましくは0.1〜1000mg/kg体重、より好ましくは1〜100mg/kg体重である。
    医薬品として用いる場合は、その剤形は特に限定されず、例えば、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、注射剤、坐剤、貼付剤などが挙げられる。 製剤化においては、薬剤学的に許容される他の製剤素材、例えば、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、結合剤、酸化防止剤、着色剤、凝集防止剤、吸収促進剤、溶解補助剤、安定化剤などを適宜添加して調製することができる。 これら製剤の投与量としては、当該抽出物換算で成人一人一日当たり、好ましくは0.1〜1000mg/kg体重、より好ましくは1〜100mg/kg体重を1回ないし数回に分けて投与する。
    医薬部外品として用いる場合は、必要に応じて他の添加剤などを添加して、例えば、軟膏、リニメント剤、エアゾール剤、クリーム、石鹸、洗顔料、全身洗浄料、化粧水、ローション、入浴剤などに使用することができ、局所的に用いることができる。
    また、本発明のTNF産生抑制作用を有する組成物またはTNF産生抑制剤を用いて、TNF介在性疾患の予防または改善剤を得ることができる。 すなわち、当該TNF産生抑制剤に含有されるシナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物は、それぞれTNF産生を抑制することから、TNFが介在する種々の疾患、例えば、慢性炎症性疾患、急性炎症性疾患、感染による炎症性疾患、自己免疫性疾患、アレルギー性疾患などのTNF介在性疾患の予防または改善に有用である。
    ここで、慢性炎症性疾患とは、例えば、変形性関節症、乾癬様関節炎、炎症性皮膚疾患(乾癬、湿疹皮膚炎、脂漏性皮膚炎、扁平苔癬、天疱瘡、水泡性類天疱瘡、表皮水泡症、蕁麻疹、脈管浮腫、脈管炎、紅斑、皮膚好酸球増加症、ざ瘡、円形性脱毛症、好酸球性筋膜炎、粥状硬化症など)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)などの疾患を示す。
    急性炎症性疾患とは、例えば、接触性皮膚炎、成人性呼吸器不全症候群(ARDS)、敗血症(敗血症起因の臓器障害などを含む)、敗血症性ショックなどの疾患を示す。
    感染による炎症性疾患とは、例えば、エンドトキシンショック、後天性免疫不全症候群(AIDS)、悪液質、その他、バクテリア、ウイルス、マイコプラズマなどの感染に起因する炎症性の反応(流行性及び非流行性感冒による発熱、疼痛及び臓器障害などを含む)などの疾患を示す。
    自己免疫性疾患とは、例えば、慢性関節リウマチ、強直性脊椎炎、全身性エリトマトーデス、糸球体腎炎(ネフローゼ症候群(特発性ネフローゼ症候群、最小変化ネフロパシーなど)など)、多発性硬化症、多発性軟骨炎、強皮症、皮膚筋炎、ウェゲナー肉芽腫症、活動性慢性肝炎、原発胆汁性肝硬変、重症筋無症、特発性スプルー、グレーブス病、サルコイドーシス、ライター症候群、若年性糖尿病(1型真性糖尿病)、自己免疫性眼疾患(内分泌性眼障害、非感染性ブドウ膜炎、膜炎(乾性角結膜炎、春季角結膜炎など)など)、自己免疫性血液疾患(溶血性貧血、再生不能性貧血、特発性血小板減少症など)などの疾患を示す。
    アレルギー性疾患とは、例えば、アトピー性皮膚炎、喘息性疾患(気管支喘息、小児喘息、アレルギー性喘息、内因性喘息、外因性喘息、塵埃性喘息、遅発性喘息、気道過敏、気管支炎など)、アレルギー性鼻炎などの疾患を示す。
    その他のTNF介在性疾患としては、例えば、インスリン抵抗性による2型糖尿病、器官または組織の移植(例えば、心臓、腎臓、肝臓、、骨髄、角膜、膵臓、膵島細胞、小腸、十二指腸、四肢、筋肉、神経、脂肪髄、皮膚などの同種ならびに異種移植)における抵抗性の反応、すなわち、拒絶反応及び対宿主性移植片(GvH)疾患、骨粗鬆症、癌悪液質、播種性血管凝固、外傷、火傷、動植物成分(蛇毒などを含む)及び薬物の投与などに起因する炎症性反応(ショックを含む)などの疾患が挙げられる。
    発明を実施するための最良の形態以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
    (実施例1) シナモン抽出物の調製
    ガラス製容器にてシナモン粉末(株式会社カネカサンスパイス)1000gを5倍容量の酢酸エチルに浸し、室温及び遮光状態で、時折撹拌しながら1週間放置した。 濾紙(ADVANTEC No.2)を用いた濾過を2回行って粉末を除去し、抽出液を得た。 その抽出液を減圧濃縮して溶媒を除去し、シナモン抽出物59.57gを得た。
    (実施例2) クローブ抽出物の調製
    ガラス製容器にてクローブ粉末(株式会社カネカサンスパイス)600gを5倍容量の酢酸エチルに浸し、室温及び遮光状態で、時折撹拌しながら1週間放置した。 濾紙(ADVANTEC No.2)を用いた濾過を2回行って粉末を除去し、抽出液を得た。 その抽出液を減圧濃縮して溶媒を除去し、クローブ抽出物47.59gを得た。
    (実施例3) 甘草抽出物の調製
    ガラス製容器にて甘草粉末(株式会社カネカサンスパイス)500gを5倍容量の酢酸エチルに浸し、室温及び遮光状態で、時折撹拌しながら1週間放置した。 濾紙(ADVANTEC No.2)を用いた濾過を2回行って粉末を除去し、抽出液を得た。 その抽出液を減圧濃縮して溶媒を除去し、甘草抽出物33.91gを得た。
    (実施例4) ショウガ抽出物の調製
    ガラス製容器にてショウガ粉末(株式会社カネカサンスパイス)700gを5倍容量のエタノールに浸し、室温及び遮光状態で、時折撹拌しながら1週間放置した。 濾紙(ADVANTEC No.2)を用いた濾過を2回行って粉末を除去し、抽出液を得た。 その抽出液を減圧濃縮して溶媒を除去し、ショウガ抽出物41.03gを得た。
    (実施例5) TNF産生抑制作用
    健常人ボランティアから血液50ml(ヘパリン添加)を採血し、Ficoll−Paque PULS(Amersham Pharmacia Biotech社)を用いて、単核細胞を分離した。 得られた単核細胞をPBS(リン酸緩衝化生理食塩水)で3回洗浄した後、5×10 cells/mlとなるようにRPMI1640培地(Life Technologies社)に懸濁し、96穴培養プレートに160μl/well(=8×10 cells/well)ずつまいた。 37℃,5%CO インキュベーターにて1時間培養した後、PBSで洗浄してプレートに付着していない細胞を除去した。 上記実施例1〜4で調製した各抽出物(1〜30μg/ml)及びPMA(phorbol 12−myristyl 13−acetate、15ng/ml)を添加した10%FBS(ウシ胎仔血清)含有RPMI1640培地を150μl/wellずつ添加し、37℃,5%CO インキュベーターにて18〜20時間培養した。 その後、培地中のヒトTNF−α濃度をELISAキット(Life Technologies社)を用いて定量した。 また、生細胞数をCell Counting Kit−8(株式会社同仁化学研究所)を用いて測定した。
    表1に、コントロール(抽出物を添加せず、PMAのみを添加したもの)でのTNF−α量及び生細胞数を100%とした場合の比(% control)を示す。

    表1から明らかなように、シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物のいずれにおいても、添加濃度依存的にTNF−α量が減少した。 また、いずれの抽出物においても生細胞数はコントロールの79〜128%であり、TNF−α量の減少が細胞の死滅によるものではないことが示された。 この結果より、シナモン抽出物、クローブ抽出物、甘草抽出物、ショウガ抽出物は、それぞれTNF産生抑制作用を有することが判明した。


    (実施例6)

    シナモン抽出物含有錠剤の調製


    シナモン抽出物 45重量部乳糖 35重量部結晶セルロース 15重量部ショ糖脂肪酸エステル 5重量部上記組成で常法によりシナモン抽出物を含有する飲食用錠剤を調製した。


    (実施例7)

    クローブ抽出物含有ソフトカプセル剤の調製


    クローブ抽出物 40重量部ゴマ油 55重量部グリセリン脂肪酸エステル 5重量部上記組成で常法によりクローブ抽出物を含有する飲食用ソフトカプセル剤を調製した。


    (実施例8)

    甘草抽出物含有うどんの調製


    甘草抽出物 1重量部強力粉 100重量部薄力粉 100重量部食塩 10重量部水 100重量部上記組成で常法により甘草抽出物を含有するうどんを調製した。


    (実施例9)

    ショウガ抽出物含有クラッカーの調製


    ショウガ抽出物 1重量部薄力粉 120重量部食塩 1重量部ベーキングパウダー 2重量部バター 30重量部水 40重量部上記組成で常法によりショウガ抽出物を含有するクラッカーを調製した。


    産業上の利用可能性本発明によれば、TNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤が提供される。 本発明のTNF産生抑制作用を有する組成物及びTNF産生抑制剤は、TNFが介在する種々の疾患、例えば、慢性炎症性疾患、急性炎症性疾患、感染による炎症性疾患、自己免疫性疾患、アレルギー性疾患などのTNF介在性疾患の予防または改善に有用である。

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