Medicinal plant composition and medicinal plants plasters prepared therefrom

申请号 JP9784297 申请日 1997-03-12 公开(公告)号 JP4021516B2 公开(公告)日 2007-12-12
申请人 徳山 張; 发明人 徳山 張;
摘要
权利要求
  • トウニン約16重量%、南杏仁約12重量%、白こしょう約1重量%、もち米約0.8重量%及び白オウギ約1.2重量%を含む第一の薬草物質と、
    地蜈蚣約15重量%、サフラン約10重量%、スイカズラ約5重量%、ダイオウ約6重量%、カンゾウ粉末約5重量%、タンジン約4.5重量%、センキュウ約5重量%、ナンバンキカラスウリ約7重量%、ゴシツ約3.5重量%及びオウギ約6重量%を含む第ニの薬草物質と、
    酢酸ナトリウム約2重量%を含む薬草組成物。
  • トウニン約14重量%、南杏仁約18重量%、白こしょう約1重量%、もち米約1重量%及び白オウギ約1重量%を含む第一の薬草物質と、
    地蜈蚣約20重量%、サフラン約15重量%、カンゾウ粉末約3重量%、タンジン約8重量%、センキュウ約6重量%、ナンバンキカラスウリ約2重量%、ゴシツ約3重量%及びオウギ約4重量%を含む第ニの薬草物質と、
    川七約4重量%を含む薬草組成物。
  • トウニン約17重量%、南杏仁約25重量%、白こしょう約1重量%、もち米約0.4重量%及び白オウギ約0.6重量%を含む第一の薬草物質と、
    地蜈蚣約8重量%、サフラン約7重量%、ダイオウ約9重量%、牛黄約0.5重量%、カンゾウ粉末約7.5重量%、タンジン約8重量%、センキュウ約3重量%、ナンバンキカスウリ約5重量%、ゴシツ約6重量%及びオウギ約2重量%を含む第ニの薬草物質と、
    第一及び第ニの薬草物質の総重量に基づいて、酢、酢酸塩、ジオウおよび川七からなる群より選択されるケラチン軟化物質約0.5〜4重量%とを含む薬草組成物。
  • 請求項1に記載の薬草組成物を含む感圧層及び硬膏剤ベースを有する薬草硬膏剤。
  • 請求項2に記載の薬草組成物を含む感圧層及び硬膏剤ベースを有する薬草硬膏剤。
  • 請求項3に記載の薬草組成物を含む感圧層及び硬膏剤ベースを有する薬草硬膏剤。
  • 说明书全文

    【0001】
    本発明は、薬草組成物と、人間の足の裏に貼布されると、チャネルおよび側副枝を通じさせ、活性化し、体の抵抗を強め、病因を除き、気および血液の流れを促進する、同組成物から製造される薬草絆創膏とを提供する。
    【0002】
    加齢につれ、人間の身体的状態および生理的状態は絶えず悪化する。 したがって、高齢者は、病原体に対して比較的抵抗が弱く、急激な天候の変化に比較的適応しにくい。 高齢者の健康を維持するために最も重要なことは、抵抗を高め、適応性を促進することである。 すべての国の医学界はこの方面に努力を重ね、多様な薬、単一および複合配合を含む配合ならびに経口、非経口および坐薬形態を含む投薬形態を開発してきた。 しかし、そのような薬を製造する合成方法は複雑であり、これらの薬の副作用、たとえば胃腸障害および肝臓障害が起こることもある。 したがって、そのような薬は望むほど満足なものではない。
    【0003】
    特に、動脈硬化症は、人間の加齢過程で起こる最も一般的な疾病の一つである。 人が加齢するにつれ、動脈硬化の発生率が高まる。 一般に、大動脈硬化および冠状動脈硬化がはじめに起こり、次いで大脳動脈硬化症が起こる。 患者が同時に高血圧でもあるならば、大脳出血および大脳血栓が起こる危険さえある。 医学的調査から、動脈硬化症が高齢者の死をもたらす主要因であることが証明されている。 心臓血管および大脳血管の疾病が台湾での主要な死因をなし、動脈硬化症が、とりわけ、そのような疾病を引き起こす重大な要因である。
    【0004】
    高脂血症もまた、アテローム硬化性の心臓疾患を引き起こす重大な要因である。 高脂血症の軽減は、卒中および片側不全麻痺を防ぐだけでなく、人の寿命を延ばす。 したがって、卒中および片側不全麻痺の発症を減らすためには、動脈硬化症の発症および進行を予防し、血液中の脂質レベルを下げることに重点を定めて研究を行うべきである。
    【0005】
    調査はまた、高血圧および動脈硬化症が片側不全麻痺の発症の二つの主要な要因であることを基本的に証明している。 とりわけ、片側不全麻痺の80%が高血圧によって引き起こされ、そのような片側不全麻痺はしばしば高齢者に起こる。 高血圧は慢性疾患であり、常に動脈硬化を誘発する。 理由は、高血圧が血管の高い張りをもたらし、そのような張りが動脈内膜に作用して、血管の弾性繊維を破断し、動脈内膜を損傷し、それにより、血管の透過性および栄養素の運搬に影響する。 高血圧はさらに、毛細血管の破断を誘発しやすく、動脈内膜からの出血を誘発して血餅を形成させる。 血液の組成が変化するため、血中のコレステロールおよびトリグリセリドが増加し、動脈硬化を引き起こす。
    【0006】
    高血圧の症状があるとき、血管の肉厚化および血液中の脂質の相互作用が、動脈の内壁に対する脂質の付着を引き起こす。 動脈の壁は厚く、硬く、もろくなり、それによって弾性を失う。 血圧が急激に増加すると、もろい動脈壁はもはやそれに耐えることができず、動脈壁が破れて出血が起こる。 脳血管で起こる出血を脳出血と呼ぶ。 高血圧の症状にある患者は、適切な治療を受けないならば、脳卒中を非常に起こしやすく、それが片側不全麻痺を引き起こす。
    【0007】
    高血圧、脳動脈硬化または血行異常の症状にある患者については、めまい、視性めまいならびに親指および人差し指の麻痺のような症状が常に起こる。 これらの症状を事前に知る方法が、医療の分野の当業者によって研究、開発されている。 一般に、漢方では、高脂質含有食をよく食べる太った人は片側不全麻痺を起こしやすいと考えられている。 このような片側不全麻痺の発症は、気の欠如およびうっ血の形成に原因がある。 さらには、これはまた、チャネルおよび側副枝の閉塞にも起因する。
    【0008】
    しかし、このような疾病を治療するための薬または製剤を調製する方法は複雑であり、投与後に、胃腸および肝臓の障害のような副作用の問題が生じるおそれもある。 望みほどに満足な薬および製剤は今だ見いだされていない。
    【0009】
    卒中患者の血栓を外科手術的に除去する危険性を考慮して、本発明者は、古文書を研究し、経皮的治療がより安全な方法であるという知識に基づいて研究を重ね、漢方の原理に則って、中高年者にとって、卒中および心臓血管の血栓障害を防ぎ、コレステロールを減らし、チャネルおよび側副枝を通じさせ(筋肉の痛みを緩和する)、人体から毒素を除去し、精神の倦怠およびうつ状態を緩和し、にきび、みずむし、不規則月経、四肢の麻痺および有痛性肩拘縮症を治療するための薬草組成物を発明した。
    【0010】
    実際、上記の疾病は基本的に同じ病因をもち、これらはすべて、人体における血液循環の閉塞および毒素の蓄積の結果として生じる。 経口投与ではなく、外用のための薬草組成物を用いると、薬は経皮的に人体に送達される。 胃腸および肝臓の障害のような副作用の問題を避けることができる。 その簡素さ、安全性および正確な治療効果のため、経皮的治療は実用的な方法である。
    【0011】
    薬草組成物をペーストに配合すると、それを人間の皮膚の特定区域または治療すべき器官に対応する区域に貼布することができる。 この外的処置は、普通の疾病、慢性疾患、多発性疾患および難治性疾患を治療するのに重要な方法である。
    【0012】
    上述の薬草ペーストは、通常、人間の皮膚に対し、治療すべき種々の疾病に依存する任意の区域で貼布する。 一般に、薬草ペーストは、人間の皮膚に対し、病巣が体の上寄りに位置するならば体の下寄りの位置に貼布し、病巣が体の下寄りに位置するならば体の上寄りの位置に貼布する。 薬草ペーストはまた、内部の損傷を治療するために人間の皮膚に貼布するか、損傷した区域に直接貼布する。 薬草ペーストを用いるこの経皮的治療は、古くからある治療法である。 「本草綱目」(薬として価値のある約1,000種の植物および約500種の動物を掲載した、中国明朝時代にShih−Chen Leeによって編集された本の名称)には、次のように述べられている。 「鼻の病気を癒すには、生のブシを摩砕し、エシャロット汁と混合してペーストを形成し、それを湧泉(足の裏にある鍼点)に貼布する」。 したがって、これはかなり長い間使用されている。
    【0013】
    薬草ペーストを人間の皮膚の特定区域または治療すべき器官に対応する区域に貼布する理由は、人間の皮膚上には多数の鍼点が分布しているということである。 すべての器官に対応する鍼点が足の裏に見られ、したがって、足の裏のマッサージおよび/またはもみほぐしが特定の治療効果を発揮するということは周知である。 しかし、足の裏のマッサージおよび/またはもみほぐしは物理療法であり、一時的に痛みを軽減するだけで、正確な治療効果を達成することはできない。
    【0014】
    本発明は、特定の薬品を磨砕して粉末にしたのち、その粉末を薬草ペーストに配合することによって調製される外用薬草組成物を提供する。 この薬草ペーストを人間の皮膚の特定区域または治療すべき器官に対応する区域に貼布すると、薬草組成物は皮膚の細孔を介して吸収され、真皮を通じて容易に人体中に送達される。 真皮の90%は多数の血管からなる結合組織であり、したがって、真皮は、薬を人体に送達するための重要な役割を演じる。 たとえば、これらの治療区域では、Paihui点(頭蓋のてっぺんにある鍼点)に、高い透過性の毛包が数多くあり、したがって、これは薬の吸収に有利である。 そのうえ、手足の皮膚のケラチン層は比較的薄く、これらは、薬が吸収されやすい区域である。 さらに、鍼点は、人体のチャネルおよび側副枝じゅうに分布している。 チャネルおよび側副枝は、外側には皮膚とつながり、内側にはすべての器官とつながっている。 これらは、人体全体と連絡するための必須部分および独自の系を構成している。 したがって、本発明の薬草組成物は、皮膚、鍼点ならびにチャネルおよび側副枝を介して吸収されると、その効果を発揮し、疾病を癒すことができる。
    【0015】
    本発明は、トウニン、南杏仁、白こしよう、もち米および白オウギからなる群より選択される1種以上の血液循環促進薬草物質30〜45重量%と;地蜈蚣、紅花、スイカズラ、ダイオウ、黄、カンゾウ粉末、タンジン、センキュウ、ナンバンキカラスウリ、ゴシツおよびオウギからなる群より選択される1種以上の毒素除去薬草物質55〜70重量%と;酢、酢酸塩、生のジオウおよび川七からなる群より選択される1種以上のケラチン層軟化物質約0.5〜4重量%(前記成分の総重量に基づく)とを含む薬草組成物を提供する。 人間の足の裏に貼布してチャネルおよび側副枝を通じさせ、それらを活性化し、体の抵抗を強化し、病因を除去し、気および血液の流れを促進するための薬草ペーストを形成するには、すべての成分を混合し、磨砕したのち、場合によっては結合剤を加え、その混合物を溶剤、たとえば酢、またはワインと合わせる。
    【0016】
    【発明の実施の形態】
    本発明の薬草組成物を調製するために、本発明者は、種々の伝統的な漢方書を研究した。 チャネルおよび側副枝を通じさせ、それらを活性化し、体の抵抗を強化し、病因を除去し、気および血液の流れを促進する機能を与える薬草を選抜する。 それらのいくつかを以下に記す。
    【0017】
    トウニン(Prunnus persica)
    この作用は、うっ血を除去し、腸を潤滑することである。 これは、うっ血、月経障害、無月経、骨折および外傷の患者に使用するのが適当である。
    【0018】
    もち米毒素を除去し、膿を除去するのに役立つ。 これは、粉末に磨砕されると粘着性を示し、ペーストとして調製するのに適している。
    【0019】
    白こしよう気の循環を調整し、痰を除去し、薬を正しいチャネルに送る。 トウニンおよび紅花のうっ血除去機能と合わさって、毒素を体から除去する。
    【0020】
    南杏仁南杏仁もまた、気の循環を調整し、痰を除去する。 加えて、発汗を促進し、薬を正しいチャネルに送ることに関し、ケイヒの枝および白こしょうと同じ機能を有している。 南杏仁がトウニンおよび紅花と合わさると、毒素が汗として体から除去される。
    【0021】
    これらのうち、トウニン、もち米および白こしょうが、「大陸偏方治病」第二巻(Yun−Wang Kao編集、Wangan Publishing社、初版、台湾(1992年))の4頁の高血圧を治療するための民間処方の成分として記載されている。 血液循環を促進して部分的な抗高血圧効果を発揮する機能が述べられている。 しかし、また同じ頁で、「民間処方に含まれる成分を粉末に摩砕し、卵アルブミンと混合して薄いケーキ状物を形成し、このケーキ状物を足の裏に貼り、ガーゼの包帯でくるむ。翌朝、ケーキをはがし、足の裏を観る。足の裏が青くなっていたら、それは、血圧がすでに下がったことを意味する。この処置を一つの治療過程として5日間繰り返す。」と述べている。 この開示から、本発明者は、そのような民間処方は、血液循環を促進し、高血圧を治療する効果をもたらすが、足の裏に青紫色が現れることを見いだした。 これは、特にかかとの高い靴を履く女性にとっては不愉快である。 足の裏に現れる青紫色は、薬草によって除去された毒素の蓄積の結果として起こる。 また、足の裏の皮膚に、みずむしに似た赤い水ぶくれがいくつか見られる。 これらの水ぶくれは、血液とともに足先の末梢神経に運ばれる毒素のせいである。 末梢神経が良好な機能を発揮するならば、毒素は水ぶくれとして除去される。 末梢神経がこの機能を発揮しないならば、毒素は除去されず、足の裏に痛みを引き起こす。 このような症状は、糖尿病、高血圧および他の慢性疾患に病む患者に起こる。
    【0022】
    これを考慮して、本発明は、血液循環を促進するための薬草に加え、人体から毒素を除去するための薬草およびケラチン層を軟化させる物質をも含む薬草組成物を提供する。 外用薬草ペーストを形成するには、本発明の薬草組成物を溶剤、たとえば酢、水もしくはワインおよび場合によって結合剤と合わせる。
    【0023】
    人体から毒素を完全に除去するために、本発明者は、薬草を広範に研究し、次の薬草を選抜した。 紅花(Crocus sativus)、ダイオウ(Rheum officinale)、タンジン(Salvia multiorrhiza)、センキュウ(Cnidium officinale)、ナンバンキカラスウリ、ゴシツ(Achyranthes bidentata)およびオウギ(Astragalus hiroshimanus)である。 これらを本発明の薬草組成物に加えるとき、使用する量は、薬草組成物の総重量に基づいて約20重量%〜約60重量%である。 たとえば、これらの毒素除去薬草物質の個々の効果に関して、オウギは、気を活性化し、「陽」を満たし、外部の症状を緩和し、分離を誘発して浮腫を緩和し、膿を除去する。 加えて、これは、血圧に対して二重の調整作用を有している。 すなわち、高血圧の場合には血圧を下げ、低血圧の場合には血圧を上げる。
    【0024】
    他の薬草の薬理作用は次のとおりである。
    【0025】
    紅花主な機能は、うっ血を除去し、浮腫を緩和し、痛みを緩和し、新鮮な血液を再生することである。
    【0026】
    タンジンこれは、血液を多くするのに役立つ。 その間、これは血管を拡張させることができ、明らかに、うっ血中の循環障壁を改善するのに役立つ。
    【0027】
    本発明の薬草組成物に使用されるこれらの毒素除去薬草物質は、一般に、従属的薬草として適当であり、たとえば、東洋参、カンゾウ、スイカヅラおよび地蜈蚣をさらに含むこともできる。 これらのうち、カンゾウが、気を改善し、毒素を除去するために、しばしば配合に使用される。 スイカヅラは、熱を下げ、毒素を除去し、潰瘍および疥癬を治癒し、血液に栄養を与える効果を与える。 使用される従属的薬草の量は、薬草組成物の総重量に基づいて約30重量%である。 さらに、カンゾウを約1〜10重量%の量で薬草組成物に加え、使用される従属的薬草の総量が薬草組成物の約40重量%に達するようにしてもよい。 本発明の薬草組成物に使用される各薬草の量は、求められる薬理効果に依存して変更することができる。
    【0028】
    これらの毒素除去性薬草物質を使用し、ケラチン層軟化物質、たとえば酢、酢酸塩、乾燥ジオウ(Rehmannia glufinosa)および川七と合わせると、本発明の薬草組成物の血液循環機能が促進される。 毒素は円滑に除去され、多くの相乗効果が生じる。 そのうえ、薬草ペーストを形成するためには、本発明の薬草組成物を、上述の民間処方に使用される卵アルブミンの代わりに、酢、水またはワインと配合する。 特に問題はないであろう。 青紫色が足の裏に現れることもないであろう。
    【0029】
    したがって、本発明の一つの目的は、トウニン、南杏仁、白こしよう、もち米および白オウギからなる群より選択される1種以上の血液循環促進物質30〜45重量%と;地蜈蚣、紅花、スイカズラ、ダイオウ、牛黄、カンゾウ粉末、タンジン、センキュウ、ナンバンキカラスウリ、ゴシツおよびオウギからなる群より選択される1種以上の毒素除去物質55〜70重量%と;酢、酢酸塩、生のジオウおよび川七からなる群より選択される1種以上のケラチン層軟化物質とを含む薬草組成物を提供することである。 外用薬草ペーストを形成するには、すべての成分を混合し、磨砕したのち、場合によっては結合剤を加え、その混合物を溶剤、たとえば酢、水またはワインと合わせる。
    【0030】
    さらに、成分のいくつかの使用量および機能を以下に詳述する。
    【0031】
    トウニン使用量は約10〜30重量%である。 この量が10重量%に満たないならば、うっ血を除去する効果は有意に出ない。
    【0032】
    紅花使用量は約3〜15重量%である。
    【0033】
    もち米使用量は約0.4〜1.2重量%である。
    【0034】
    白こしよう使用量は約0.4〜1.2重量%である。
    【0035】
    南杏仁ケイヒの枝および白こしようと合わせるとき、それらの総量は、薬草組成物の約10〜30重量%である。 トウニンと合わせるとき、それらの総量は、薬草組成物の約25重量%を超える。
    【0036】
    酢および酢酸塩通常、食用酢を使用する。 この目的は、薬が吸収しやすくなるよう、足の裏のケラチン層(べんち)を軟化させることにある。 酢の主成分は酢酸であり、通常、それは液状である。 酢酸塩、たとえば酢酸ナトリウム、酢酸カリウムおよび酢酸カルシウムもまた、本発明の薬草組成物に使用するのに適している。 これらの酢酸塩は、薬草組成物と直接混合し、水または他の液体キャリヤ(たとえばワイン)と混合し、外用薬草ペーストに配合することができる粉末状の固体である。
    【0037】
    結合剤上述した民間処方の場合、使用の直前に卵アルブミンと混合して薄いケーキ状物を形成するのに相当な問題がある。 本発明の薬草組成物は、あらかじめ、乾燥した粉末形態の結合剤約0.5〜2.0重量%を組み込むことができる。 適当な結合剤は、たとえば、合成水溶性ポリマー(たとえばポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン)、天然に産出するポリマー(たとえばアラビアゴム、デンプン、卵アルブミンおよびゼラチン)、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウムなどである。
    【0038】
    ワイン一般に米ワインが薬草組成物に使用される。 場合によっては、他の種類のワインもまた適当である。 ワインは、各成分を混合する効果を与えるだけでなく、活性成分の運搬を促進する効果をも与える。
    【0039】
    本発明の薬草組成物は薬草ペーストに配合される。 経口投与の代わりに、薬は、経皮的に人体に送達される。 胃腸および腎臓の障害のような副作用の問題を避けることができる。 その簡素さ、安全性および正確な治療効果のため、これは実用的な方法である。
    【0040】
    さらには、本発明の薬草組成物は、薬草硬膏剤に配合してもよい。 すなわち、薬草組成物は、皮膚に貼布するための経皮治療系に配合することができる。 この系は、活性成分の浸透を防ぐカバー層と;感圧接着層(以下に記す硬膏剤ベース)と;場合によっては、剥離可能な保護層とを含む。 薬草絆創膏は、薬草組成物を磨砕して粉末混合物を形成し、粉末混合物を液体キャリヤと配合してペーストを形成し、ペーストを硬膏剤ベースと混合し、混合物を織布または不織布に塗布し、最後にカバー層で覆うことによって調製される。
    【0041】
    硬膏剤ベースは、合成水溶性ポリマー(たとえばポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリル酸ビニルなど)、天然に産出するポリマー(たとえばアラビアゴム、デンプン、ゼラチンなど)、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウムおよびナトリウムカルボキシメチルセルロースからなる群より選択される1種以上の結合剤と;尿素、グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコールおよびグルコシルアルコールからなる群より選択される1種以上の湿潤剤と;カオリン、酸化亜鉛、タルク、チタン白、ベントナイトおよびエポキシ樹脂からなる群より選択される1種以上の充填材と;クエン酸、酒石酸、マレイン酸、マレイン酸無水物およびコハク酸のカルシウム塩、マグネシウム塩およびアルミニウム塩からなる群より選択される1種以上の有機酸塩と;水と;炭酸プロピレンおよびアジピン酸ジイソプロピルからなる群より選択される1種以上の可溶化剤と;ロジン、エステルゴム、ポリブチレンおよびポリアクリレートからなる群より選択される1種以上の接着剤と;マレイン酸クロロアニリン、グリシルリジンおよび副腎皮質ホルモンからなる群より選択される1種以上の接触皮膚炎予防剤と;サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、1−メントール、ショウノウ、バニリルアミド=ノナネート、ダフンフェノール(daphne phenol)、カプサイシンおよびハッカ油からなる群より選択される1種以上の添加剤とを含む。
    【0042】
    そのうえ、本発明の薬草組成物は、薬草硬膏(herbal emplastrum)に配合することもできる。 硬膏のベースは、周知のポリマーベース(たとえばメタクリレート、ビニルモノマーとアクリロニトリルとのコポリマーのアクリレート組成物、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなど;シリコーン樹脂、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレンガム、天然ガム、アクリレートゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマーなど)、油および脂肪または高級脂肪酸(たとえばアーモンド油、オリーブ油、ツバキ油、ピーナッツ油、オレイン酸油、パラフィン、ポリブチレンなど)、接着剤(たとえばロジン、ロジン変性マレエート、ヒドロロジネートなど)ならびに適切に選択した接触皮膚炎予防剤、さらに場合によっては、他の添加物、たとえばショウノウ、1−メントール、ダフンフェノール、バニルアミド=ノナネート、カプサイシンおよびハッカ油を含む。 薬草硬膏は、薬草組成物を硬膏のベースと混合して、均質な混合物を形成し、その混合物を従来の方法で支持体(たとえば可撓性または非可撓性の布、不織布または紙など)上に延展したのち、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、シリコーン加工紙などから適当に選択される剥離性のカバー層で覆うことによって調製される。
    【0043】
    本発明の薬草組成物は、組成物の成分が相乗治療効果を示し、人体から毒素を除去するため、高血圧および卒中を治療し、予防するのに有用である。 多くの専門家が、高血圧または卒中の患者には常に脳血栓が伴い、それが、血行異常を引き起こすということを証明した。 血行異常は、全血粘度の増大、ヘモグロビンの増加、血小板およびヘモグロビンの電気泳動移動度の遅さ、フィブリノーゲン量の増加、血小板の凝集ならびに血小板の粘着性の増大によって示されることがある。 患者の血行異常は、「濃縮され、粘ちようで、凝縮され、集合した」血餅を生じさせる。 本発明の薬草組成物によって治療される患者(治療グループ)の血行を、治療前のその患者(対照グループ)の血行と比較する実験を実施する。 検査項目は上述したとおりであり、全血の粘度、ヘモグロビン凝集指数、ヘモグロビン濃度、フィブリノーゲン量、血小板の凝集比および血小板の粘着比を含む。 一般に、治療グループは、血液粘度の低下、ヘモグロビン凝集の減少、フィブリノーゲン量の減少、血小板の凝集比の減少および血小板の粘着比の減少を示す。 血液粘度の減少はまた、治療の前後に患者の指から採取した血液の滴を水に落とし、治療後の血液が急速に拡散する実験によっても容易に実証することができる。 一方、足の裏のケラチン層が薄くなることから、毒素が足の裏を介して人体から除去されたことが証明される。 そのうえ、本発明の薬草組成物は、月経不順および/または月経困難症に悩む女性に適している。 これは、治療後の、多量の黒いうっ血の流出によって示される。
    【0044】
    【実施例】
    以下の実施例により、本発明の範囲を限定することなく、本発明を詳細に説明する。 実施例に使用する重量%は、別段指定しない限り、薬草組成物の総重量に基づく。
    【0045】
    実施例1
    トウニン16.0重量%、もち米0.8重量%、白こしよう1.0重量%、南杏仁12.0重量%、白オウギ1.2重量%、地蜈蚣15.0重量%、紅花10.0重量%、スイカズラ5.0重量%、ダイオウ6.0重量%、カンゾウ粉末5.0重量%、タンジン4.5重量%、センキュウ5.0重量%、ナンバンキカラスウリ7.0重量%、ゴシツ3.5重量%、オウギ6.0重量%および酢酸ナトリウム2.0重量%を粉末混合物に磨砕した。 この混合物に対し、卵アルブミン粉末3.0重量%(前記成分の総重量に基づく)を加えた。 次に、得られた粉末混合物100gに対し、水を攪拌しながら徐々に加えてペーストを形成した。 このペーストを、高血圧の患者の足の裏に貼布し、支持材(可撓性または非可撓性の布、不織布、不織紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、加工紙など)で一晩(約8〜10時間)巻いておいた。 ペーストをはがし、洗浄したのち、足の裏のケラチン層が軟化していることが示され、それをはぎ取ることができた。 足の裏の皮膚が滑らかになっており、患者の血圧は低下していた。
    【0046】
    実施例2
    トウニン14.0重量%、もち米1.0重量%、白こしょう1.0重量%、南杏仁18.0重量%、白オウギ1.0重量%、地螺蛤20.0重量%、紅花15.0重量%、カンゾウ粉末3.0重量%、タンジン8.0重量%、センキュウ6.0重量%、ナンバンキカラスウリ2.0重量%、ゴシツ3.0重量%、オウギ4.0重量%および川七4.0重量%を粉末混合物に磨砕した。 この混合物100gに対し、食用酢を攪拌しながら徐々に加えてペーストを形成した。 このペーストを、月経困難症の女性患者の足の裏に貼布し、支持材で一晩(約8〜10時間)巻いておいた。 ペーストをはがし、洗浄したのち、足の裏のケラチン層が軟化していることが示され、それをはぎ取ることができた。 足の裏の皮膚が滑らかになっており、黒い月経うっ血が体から放出された。 月経は規則正しくなった。
    【0047】
    実施例3
    卜ウニン17.0重量%、もち米0.4重量%、白こしょう1.0重量%、南杏仁25.0重量%、白オウギ0.6重量%、地蜈蚣8.0重量%、紅花7.0重量%、ダイオウ9.0重量%、牛黄0.5重量%、カンゾウ粉末7.5重量%、タンジン8.0重量%、センキュウ3.0重量%、ナンバンキカラスウリ5.0重量%、ゴシツ6.0重量%およびオウギ2.0重量%を粉末混合物に磨砕した。 この混合物に対し、アルギン酸ナトリウム2.0重量%(前記成分の総重量に基づく)を加えた。 次に、得られた粉末混合物100gに対し、食用酢および米ワイン10.0mlを攪拌しながら徐々に加えてペーストを形成した。 このペーストを、有痛性肩拘縮症の患者の足の裏に貼布し、支持材で一晩(約8〜10時間)巻いておいた。 ペーストをはがし、洗浄したのち、足の裏のケラチン層が軟化していることが示され、それをはぎ取ることができた。 足の裏の皮膚が滑らかになっており、患者は有痛性肩拘縮から解放された。
    【0048】
    実施例4
    この実施例に使用した量は、完成品の硬膏剤の総重量に基づくものであった。 実施例1〜3で調製した粉末混合物10〜50重量%を混合し、アジピン酸イソプロピル(可溶化剤として)0.5〜8重量%に溶解して均質な混合物を形成した。 別に、ナトリウムカルボキシメチルセルロース(結合剤として)5〜20重量%をグリセロール(湿潤剤として)5〜40重量%に分散させ、水10〜80重量%および酸化亜鉛10%ならびにタルク(充填材として)をそこに加えた。 均質な混合物を後者の混合物と混合して均質な混合物を形成した。 この混合物を従来の方法で支持材上に延展し、剥離性のカバー層で覆って、足の裏に貼布するための硬膏剤を形成した。

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