Composition and method for promoting and maintaining production of neurotransmitter |
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申请号 | JP2010079658 | 申请日 | 2010-03-30 | 公开(公告)号 | JP2010189404A | 公开(公告)日 | 2010-09-02 |
申请人 | Elisabeth H Charuvastra; William E Shell; ウィリアム イー. シェル,; エリザベス エイチ. チャルバストラ,; | 发明人 | SHELL WILLIAM E; CHARUVASTRA ELISABETH H; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a composition and a method which increasingly produce a specific neurotransmitter. SOLUTION: A precursor of the neurotransmitter is oral administrated with a natural vegetable substance which stimulates uptake of the neurotransmitter precursor, and at the same time a natural vegetable substance for activating adenylate cyclase is added in order to avoid attenuation and also prevent pharmacological resistance so that synthesis and release of the neurotransmitter are increased. The composition for a medical food is so designed as to increase recognition force, induce sleep, increase a sub-sympathy autonomic nerve function, improve a balance of autonomic nerve, increase production of NO, decrease a blood pressure, increase a blood flow, and treat viral infection. The composition includes an amino acid such as choline, a drug plant such as Ginkgo biloba and the other food such as cocoa. COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT | ||||||
权利要求 | 明細書に記載の発明。 |
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说明书全文 | (背景−発明の分野) (背景−従来技術の説明) 増加した精査は、神経伝達物質および神経調節物質が認知機能の乱れ、睡眠障害、気分、および記憶に対して有する影響の理解をもたらした。 神経伝達物質および神経変性因子が、心臓脈管系、生殖系、筋骨格系、免疫系、呼吸系、および記憶系の機能を調節する際に、重要な役割を果たすこともまた公知である。 1つ以上の神経伝達系または神経調節物質系を妨害することによって影響を及ぼす、多数の薬学的因子が開発されている。 重要な薬学的機構は、ニューロン接合のシナプス間隙における神経伝達物質の再取り込みの阻害の機構である。 薬学的薬剤であるフルオキセチンおよびフェンフルラミンは、神経伝達物質の再取り込みインヒビターの例である。 全ての公知の神経伝達物質は、それらの必須の前駆対分子から、ニューロン内で合成される。 従って、トリプトファンはセロトニンになり、コリンはアセチルコリンになり、チロシンはエピネフリンになり、そしてアルギニンは酸化窒素になる。 これらの前駆体は、一般に、アミノ酸であり、そして肝臓内で生成されるか、または食物に由来する。 重要なことには、神経伝達物質前駆体および神経調節物質前駆体の投与は、最初に投与される場合に、長い間、生理学的応答を誘導することが公知である。 例えば、トリプトファン(神経伝達物質であるセロトニンの前駆体)の投与は、セロトニンの産生をもたらす。 コリンの投与は、アセチルコリンの産生をもたらす。 神経伝達物質前駆体の投与は、生理学的応答によって証拠付けられるように、急速に神経伝達物質を産生することが公知であるが、神経伝達物質への前駆体の投与によって誘導される生理学的応答は、しばしば一貫せず、規模が弱く、そして容易に弱化され、従って、前駆体の投与は、さほど影響を受けない。 神経伝達物質の機能の生理学的損失は、しばしば、異常な生理学およびヒト疾患を生じる。 従って、前駆体の投与によって、神経伝達物質および神経調節物質の産生を促進し、同時にこのような前駆体投与によって頻繁に起こる減弱を回避するための効果的な手段に対する必要性が、存在する。 神経伝達物質および神経調節物質を、その神経伝達物質に対する前駆体の投与によって産生するための1つのアプローチは、Wurtmanおよび共同研究者によって導入された。 彼らは、セロトニンに対する前駆体として、トリプトファンを使用した、セロトニンは、炭水化物に対する切望を減少させることが公知である。 Wurtmanらの米国特許第4,210,637号において、炭水化物に対する欲求を選択的に抑制するための組成物および方法が記載されている。 この方法は、炭水化物に対する切望を抑制する目的で、セロトニン前駆体であるトリプトファンの、炭水化物と組み合わせての投与を包含する。 Wurtmanは、トリプトファンを、1日あたり2300mgまでの用量で何日間にもわたって、ヒトに連続的に投与したが、一貫した欲求抑制を見出さなかった。 なぜなら、被験体の多くが、耐性に対して二次的な応答の減弱を経験したからである。 Wurtmanらは、米国特許第4,309,445号において、セロトニン産生を増加させるために、前駆体の投与の使用をやめ、そしてセロトニンの脳内レベルを増加させ、これによって、炭水化物に対する切望を減少させるための、セロトニン再取り込みインヒビターであるd−フェンフルラミンの使用に焦点を当てる方法を記載した。 d−フェンフルラミンおよび関連分子であるフェンフルラミンは、引き続いて、数百万の人に投与され、これは、再取り込み阻害が副作用(心臓弁の病巣および肺高血圧症を含む)を引き起こしたので中断された実施である。 米国特許第4,687,763号において、Wurtmanらは、メラトニンと組み合わせて供給されるトリプトファンが、脳内セロトニン濃度を急激に増加させ、そして炭水化物の切望を減少させ得ることを開示した。 彼らは、この開示において、減弱も耐性も試験しなかった。 しかし、彼らは、トリプトファンの初期の投与の際に、脳内のセロトニン濃度が増加することを開示した。 Pollackの米国特許第4,650,789号において、セロトニンの産生を増加させるための方法および組成物が記載される。 この方法は、トリプトファンが、アセチルサリチル酸と同時に投与されることを必要とする。 彼らは、前駆体の急激な投与を開示するのみであり、そして前駆体投与の耐性または減弱のいずれも開示しなかった。 彼らは、減弱の問題に対する解決法を示唆しなかった。 1992年に、Weintraubは、フェンテルミンおよびフェンフルラミンが、一緒に使用される場合、ヒトにおいて、体重損失を増加させ、欲求を減少させ、そして炭水化物の切望を減少させることを観察した。 フェンテルミンおよびフェンフルラミンの使用の結果は、セロトニンおよびドーパミンに対するそれらの別々の影響に寄与した。 体重の損失は、約3ヶ月で得られ得るが、効果は減弱され、そして体重のプラトーに達した。 患者は、自分の初期の体重損失を維持し得るのみであり、そして薬物の使用の維持、または実際に薬物の用量を増加させることによって、さらには体重を減少させなかった。 フェンテルミン/フェンフルラミンの組み合わせは、生理学的耐性を誘導した。 患者が薬物を中断される場合、リバウンドの体重増加が起こり、頻繁に、患者の元の体重に戻した。 多くの患者において、元の体重損失を超える体重増加を誘導する、過剰リバウンドが起こった。 従って、最初の生理学的耐性は、リバウンドおよび過剰リバウンドという、不利な副作用を引き起こした。 Wurtmanらの米国特許第5,118,670号において、脳内ドーパミンを増加させるための組成物および方法が記載される。 記載される効果は、迅速な効果である。 この組み合わせは、減弱および耐性を評価するために充分な持続時間にわたって、投与されない。 同様に、Wurtmanらの米国特許第4,673,689号において、チロシンを使用して、交感神経興奮薬剤(sympathicomimetics)(例えば、フェニルプロパノールアミン、エフェドリン、およびプソイドエフェドリン)を増強する方法について開示されている。 この記載される効果は迅速であり、そして耐性は評価されない。 チロシンと交感神経興奮薬剤との組み合わせは、市場で適用されておらず、このことは、減弱が重要な因子であることを示唆する。 このような交感神経興奮薬剤に対する耐性は、交感神経興奮薬剤の使用の周知の効果である。 耐性は、薬理学の標準的な教科書に記載されており、ここで、交感神経興奮薬剤の連続的な投与後の応答の損失を使用して、生理学的耐性および依存性の一般的な原理を教示している。 Wurtmanは、特許4636496において、脳でのアセチルコリンの産生を増大させるための、薬物と同時投与されるコリンの投与を開示する。 彼らは、約50%の応答率での、一貫しない結果を示した。 彼らは、コリンを2週間投与し、そして顕著に減弱しなかった。 Blankらは、トリプトファンを含まない食物の、鬱病を有する患者における摂取が、トリプトファンの血漿濃度の迅速な低下を生じることを実証した。 血中トリプトファンの減少は、鬱病の症状の迅速な発生を生じた。 大きな中性アミノ酸の投与を使用して、Richardson(特許番号5,919,823)は、薬物に対して二次的な移動障害が処置され得るが、その応答が、しばしば一貫せず、そして改善が、約50%の患者において、短期間にわたってのみ見られたことを見出した。 Hinz(特許番号6,403,657)は、体重損失のプラトー段階を軽減するための、5−ヒドロキシトリプトファンおよびチロシンを補充した、セロトニン再取り込みインヒビターと、モノアミンオキシダーゼインヒビターとの同時の投与を開示した。 彼らは、チロシンとの、シタロプラムおよびフェンテルミンの使用を開示した。 特許番号6,384,008において、Hinzは、フェンテルミンおよびシタロプラムの、チロシンおよび5−ヒドロキシトリプトファン両方との使用を開示した。 これらの観察は、全て、神経伝達物質前駆体の投与が、関連する神経伝達物質の産生を生じることを示す。 神経伝達物質の産生は、生理学的応答を生じる。 この前駆体に対する応答は、短寿命であり、そして一貫しない。 神経伝達物質に対する前駆体の投与は、タキフィラキシーのいくつかの局面を軽減し得る。 これらの観察は、神経伝達物質産生を刺激するための改善された方法に対する必要性が存在することを示す。 これらの方法は、前駆体投与に対するタキフィラキシーを回避しながら、増強されかつ持続した応答を導くべきである。 薬理学の文献は、耐性および減弱(タキフィラキシーともまた称される)の存在を、長期間にわたって認識している。 この効果は、アンフェタミン、鎮痛薬、抗鬱薬、抗不安薬、および神経刺激剤(例えば、コカイン)が挙げられる向精神薬剤において、特に顕著である。 耐性に関連する機構は、不明瞭であるが、レセプターのアップレギュレーションおよび一次メッセンジャーレセプター系に関連する酵素系のアップレギュレーションに関連すると考えられている。 広範な研究にもかかわらず、耐性の回避は捉えどころのない目的である。 例えば、ニトログリセリンの減弱は、特によく研究されている。 経口経路また経皮経路のいずれかによるニトログリセリンの連続的な投与は、ニトログリセリンの減弱および完全な耐性の両方をもたらす。 この減弱は、7〜10日間を超える投与によって起こる。 薬剤の除去は、硝酸塩の禁断症状をもたらす。 広範な研究にもかかわらず、硝酸塩耐性の回避は、達成されていない。 ニトログリセリンの効果は、酸化窒素代謝に関連する。 Shellは、1987年に遡る研究において、神経伝達物質前駆体を含有する処方物の初期効果が、迅速に減弱することを観察した。 チロシンからの欲求の抑制は、急激に起こるが、約7日間で失われる。 キサンチンと組み合わせて投与されたコリンは、心拍数の低下および変化した心拍数変動性を誘導するが、この組み合わせは、約7日で減弱された。 これらの観察は、キサンチンの公知の影響と一貫し、これは、投与の7日以内での減弱を示す。 カフェイン減弱効果もまた周知であり(特に、心拍数の変化)、そしてコーヒーの禁断症状をもたらす。 喘息の処置におけるテオフィリンの減弱は、十分に証明されており、喘息の処置におけるその減少した使用をもたらす。 神経伝達物質活性を刺激するための、アミノ酸前駆体の投与は、ニューロン内へのアミノ酸の脳動的な取り込み、ニューロンによる神経伝達物質の合成および神経伝達物質の放出に依存する。 ニューロン系内へのアミノ酸の取り込みを増加させ得る薬剤としては、植物性物質(フラバノイド(Fitzpatrick)、イチョウ(ginkgo biloba)のような薬草、香辛料(例えば、シナモン)、特定のアミノ酸(例えば、グルタミンおよびヒスチジン)、キサンチン(例えば、カフェイン)および特定のビタミンが挙げられる)、例えば、イチョウは、コリンの取り込みを増加させることによって、コリンからのアセチルコリンの合成を増加させることが公知である。 シナモンは、アルギニンの取り込みを増加して、酸化窒素の合成を増強することが公知である。 カフェインは、ノルエピネフリンの、チロシンからの生成を増加させることが公知である。 ニューロンからの神経伝達物質の放出を引き起こすことが既知である薬剤としては、刺激性アミノ酸であるグルタメートおよびアスパルテートが挙げられる。 さらに、神経伝達物質の放出を刺激し得る薬剤としては、キサンチンと交感神経興奮薬剤との両方が挙げられる。 キサンチンとしては、テオブロミンおよびカフェインが挙げられる。 交感神経興奮薬剤としては、エフェドリンが挙げられる。 多くの細胞(特に、ニューロン)は、能動的な細胞機構によって、活性から阻害される。 ニューロンの活性阻害を制御するレセプターは、プリノレセプターである。 これらのレセプターは、アデノシン含有分子(ATP、ADP、AMP、およびアデノシンが挙げられる)に応答する。 アデノシン含有分子の、ニューロン機能に対するこの阻害効果は、アデノシンブレーキ(adenosine brake)と称される。 ニューロンにおいて、アデノシンブレーキは、ニューロンが作動(firing)することを阻害する。 従って、チロシンのようなアミノ酸前駆体を、非作動ニューロンに提供することによって、応答は生じない。 このチロシンは、血液から除去され、そして生理学的影響は何も注目されない。 従って、アミノ酸前駆体の、神経伝達物質に対する影響を増大させるために、アデノシンブレーキを軽減するための手段が見出されなければならない。 アデノシンブレーキのインヒビターとしては、キサンチンが挙げられる。 カフェインは、アデノシンブレーキの特に強力なインヒビターである。 減弱および耐性は、アミノ酸前駆体の、神経伝達物質への投与の利用を制限する。 耐性は、交感神経興奮薬剤(アデニルシクラーゼの活性化によって環状AMP産生を刺激する薬剤)において、特に優勢である。 これらの薬剤は、環状AMPを刺激し、そして観察される減弱および耐性を考慮して、レセプター分子の数をダウンレギュレートするようである。 アデニルシクラーゼレセプターをダウンレギュレートしないアデニルシクラーゼのアクチベーターは、減弱および耐性を回避する際に、潜在的な有用性を有する。 減弱なしでアデニルシクラーゼを刺激する薬剤のクラスとしては、薬草であるサンザシの実およびヤナギの幹が挙げられる。 サンザシの実は、アデニルシクラーゼを活性化しながら、減弱なしで、心臓収縮を刺激するために、何ヶ月間も使用され得る。 減弱なしで神経伝達物質を刺激するための、アミノ酸前駆体とともにサンザシの実を使用することは、本発明より前には使用されていない。 キサンチンは、類似であるが同一ではない効果を有するクラスの薬剤である。 キサンチンとしては、エフェドリン、カフェイン、およびテオブロミンが挙げられる。 キサンチンの効力は、一般に、エフェドリン、カフェイン、およびテオブロミンの系列に従って等級付けられている。 個々のキサンチンの効果は、同一ではない。 カフェインは、アミノ酸の取り込みおよび放出に対する強力な刺激因子であり、一方で、エフェドリンは、心拍数の強力な刺激因子である。 さらに、キサンチンは、しばしば、交感神経興奮薬剤と組み合わせて使用される。 エフェドリンとカフェインとは、頻繁な組み合わせである。 多くの栄養補助食品(dietary supplement)および医療用食品(medical food)が、これらの機構と変動の効果との種々の組み合わせを使用してきた。 例えば、エフェドリンおよびカフェインが組み合わされてきた。 チロシン、エフェドリン、およびカフェインが、種々の割合で組み合わされてきた。 コリンおよびイチョウが、組み合わされてきた。 取り込む/放出する前駆物質、刺激剤の組み合わせ、アデノシンブレーキの阻害、およびアデニルシクラーゼの弱くならない活性化は、本発明の前には利用されてこなかった。 1987年にさかのぼる実験において、本発明者らは、相乗的かつ驚くべき結果を生じるこれらの機構の組み合わせに関して研究した。 その結果は、5つの成分の組み合わせが、個々の薬剤が単独で作用するよりも優れた結果をもたらすことを示す。 これらの効果は持続性であり、弱くならない。 神経伝達物質の生成を評価するために使用される方法としては、生理学的機能の種々の試験が挙げられる。 これらの試験としては、心拍数の試験、心拍変動の試験、心臓再分極の試験、体温の試験、自律神経系機能を反映する症状の試験および血流の試験が挙げられるが、これらに限定されない。 神経伝達物質の合成、放出および再取り込みは、自律神経系を制御するために使用される化学的メッセンジャーを提供する。 従って、自律神経機能の生理学的試験は、神経伝達物質の生成を反映する。 例えば、心拍数が自律神経系の制御下にあることは、長期にわたって知られてきた。 ヒト自律神経系は、拍動間ベース(beat to beat)で心拍数を制御して、心臓により拍出される血量を制御する。 自律神経系の交感神経要素と副交感神経要素との間のバランスは、心拍動の周期長を決定する。 拍動間の心拍速度(beat−to beat heart rate)および平均心拍数は、自律神経系によって制御される。 心拍数および心拍数の変化は、神経伝達物質生成の状態を評価するために使用され得る。 心拍数の自律神経系制御のより洗練された測定法は、心拍変動(HRV)分析といわれる。 この方法において、少なくとも5分間の心拍数データが蓄積される。 そのデータは、次いで、時間定義域(time domain)または周波数定義域(frequency domain)のいずれかにおいて分析される。 時間定義域において、各連続拍動は、m秒におけるRR間隔として計算される。 一連の統計により、平均および分散を含めて計算されて、心拍数の自律神経制御がもたらされる。 周波数定義域法において、連続RR間隔は、高速フーリエ変換または類似の方法を用いて、周波数に変換される。 導出された周波数を使用すると、超長波(VLF)、長波(LF)、および超短波(HF)を含むいくつかのバンドが同定される。 バンド全ての合計は、合計出力(total power)といわれる。 HFバンドの領域は、副交感自律神経系機能により同定された。 そのLF/HF比は、交感神経/副交感神経バランスにより同定される。 交感自律神経系機能に特異的な、なお同定される特定のマーカーは存在しない。 合計出力は、自律神経系の全体の活動の尺度である(減少した合計出力は、自律神経系活動の抑制を反映する)。 自律神経系活動の別の尺度は、心電図上のQTc間隔の尺度である。 QTc間隔の長期化は、増強された交感神経活動を反映する。 生理学的試験(例えば、心拍数の変化、心拍変動の変化、QTc間隔の変化、体温の変化、および自律神経機能を反映する症状の変化)による評価は、自律神経系の活動、よって、神経伝達物質生成の尺度を測定するために使用され得る。 従って、本発明は、増加した神経伝達物質合成を刺激し、持続性の神経伝達物質活性を提供する一方で、前駆物質投与の減弱を避ける方法を記載する。 (目的および利点) 本発明はまた、特異的神経伝達物質および神経調節物質の活性を増大する医療用食品および栄養補助食品の処方のための方法および組成物を提供する。 本発明は、特定の神経伝達物質前駆物質が、選択された神経伝達物質の合成および放出を促進することにおいて、特定の天然に存在する植物供給源、特に他のアミノ酸、薬草および香辛料と相乗的に作用するという発見に基づく。 特に、神経伝達物質であるアセチルコリン、GABA、グルタメート、セロトニン、および一酸化窒素のための前駆物質は、1種以上の植物性物質または動物性物質(特に、グルタメート、イチョウ、西洋サンザシの実(hawthorn berry)、シナモン、またはカフェイン)とともに経口投与されて、神経伝達物質および神経調節物質の生成および活性が増強される。 単独で投与されると、これらの神経伝達物質前駆物質は、あまり有効ではなく、あらゆる効果が急激に失われる。 不適切な組み合わせで投与されると、その組み合わせの投与は、何ら有効でないか、または急速に薬理学的耐性を受ける。 本発明は、神経伝達物質生成を達成すると同時に、タキフィラキシーを避ける適切な組み合わせおよび濃度の範囲を規定するための方法を記載する。 増大した神経伝達物質生成は、生理学的応答において反映される。 本発明者らは、前駆物質および植物供給源の適切な組み合わせを規定すると同時に、減弱させることなく、所望の効果を生じる用量範囲の規定もまた可能にするために生理学的試験を使用した。 この試験方法は、どの組み合わせおよび用量範囲が、効率的であるのかを評価するため、および減弱に対する能力を評価するための、心拍数、心臓再分極測定、血圧、体温、性的応答、食欲および自律神経機能の他の尺度の評価を含む。 神経伝達物質前駆物質と他の動物性成分および植物性成分との組み合わせは、驚くべきことに、生理学的応答の特定の測定法によって評価される場合、相乗効果を提供する。 例えば、本発明に記載される濃度において、コリンおよび西洋サンザシの実を使用して、アセチルコリン効果を誘起すると、アセチルコリン効果の特定の生理学的評価試験を利用せずに推定できなかった心拍変動の減弱の予測外の回避が生じる。 (要旨) (好ましい実施形態−詳細な説明) その5つの要素が同時に、かつ正確な割合で投与されることが重要である。 その要素のうちの1つが省かれると、その生理学的効果は、起こらない。 その割合が正しくない場合、そのいずれの生理学的効果も起こらず、さもなければ、予測外の生理学的な、有害ですらある効果が生じ得る。 その前駆物質を正確に選択することは重要である。 その前駆物質の選択は、合成される神経伝達物質、および生成されるその後の生理学的効果を決定する。 コリンを選択すると、アセチルコリン生成がもたらされ、このことによって、正確な要素および割合が投与された場合に、減少した心拍数がもたらされる。 トリプトファンまたは5−ヒドロキシトリプトファンを選択すると、セロトニンの生成が生じ、それによって、食欲が低下し、睡眠が誘導される。 アルギニンを選択すると、一酸化窒素の生成が生じ、血管拡張を増大させ、皮膚温度が高められる。 前駆物質の選択は、応答の特異性を規定する。 その前駆物質は、その前駆物質が同じレセプター部位について競合しない限り、1種を超える生理学的応答を誘発するように組み合わされ得る。 コリンは、5−ヒドロキシトリプトファンと合わされて、アセチルコリンおよびセロトニン両方の応答が誘発される。 コリンおよびアルギニンが組み合わされると、アセチルコリンおよび一酸化窒素両方の応答を誘発し得る。 その前駆物質の取り込みを刺激し得る、薬草または他の天然の供給源の選択は、多くの薬草または他の供給源(コリンの取り込みを刺激し得るイチョウ、アルギニンの取り込みを刺激し得るシナモンが挙げられるが、これに限定されない)から選択され得る。 神経伝達物質の放出を刺激する成分は、種々の薬草、天然の供給源、および医薬品から選択され得る。 ヤクヨウニンジンおよびオトギリソウは、神経伝達物質を放出させ得る。 グルタミン酸およびグルタミンは、グルタメートになり、このグルタメートは、神経伝達物質放出を引き起こすことにより、神経興奮物質として作用する。 グルタメートは、神経伝達物質の放出を引き起こす、強い神経興奮性アミノ酸である。 ニューロンブレーキ(neuronal brake)の脱抑制を引き起こす成分は、キサンチンまたは交感神経興奮薬のクラスから選択され得る。 選択され得るキサンチンとしては、テオブロミン、カフェイン、およびテオフィリンが挙げられる。 その交感神経興奮薬は、エフェドリン、プソイドエフェドリン、シネフリンなど(追加)が挙げられる。 アデニレートシクラーゼを活性化することによる減弱を回避するように設計された成分は、薬草、植物供給源、または医薬品から選択され得る。 その薬草は、西洋サンザシの実を含み得る。 植物供給源は、グリコシドを含み得る。 医薬品は、カフェインまたはエフェドリンを含み得る。 本発明の実施形態は、アセチルコリンの合成および放出を刺激することによって、自律神経系の副交感神経の成分の機能を増強するように特異的に設計された5つの要素の組み合わせである。 生理学的エンドポイントは、心拍数および血圧の低下である。 要素の組み合わせは、コリン、コカ、イチョウ、グルタミン酸、西洋サンザシの実を含む。 そのコリンは、20〜100mgの範囲で投与される。 イチョウは、50〜100mgの範囲で投与される。 グルタミン酸は、20〜100mgの範囲で投与される。 西洋サンザシの実は、20〜40mgの範囲で投与される。 ココアは、カフェインおよびテオブロミンの供給源として使用され、100〜200mgの範囲で投与される。 これらの相対的な割合が維持されなければ、副交感神経機能の増強は、いずれも得られず、急速な減弱を受ける。 生理学的効果は、心拍数の測定、心拍変動の測定、脈拍数の測定、血圧の測定または呼吸数の測定が挙げられるが、これらに限定されない試験によって測定され得る。 本発明の別の実施形態は、セロトニンおよびアセチルコリン両方の放出を増強するように設計された要素の組み合わせである。 その生理学的エンドポイントは、睡眠の誘導および熟睡の維持である。 深いデルタ睡眠の誘導は、脳副交感神経系活動により活性化される。 その実施形態の成分の組み合わせは、セロトニン前駆物質、コリンまたは他のコリン基質、イチョウ、コカ、グルタミン酸、および西洋サンザシの実を含む。 そのセロトニン前駆物質は、トリプトファンまたは5−ヒドロキシトリプトファンのいずれかであり得、これらは、それぞれ、20〜100mgの範囲で投与される。 コリンは、20〜100mgの範囲で投与される。 イチョウは、50〜100mgの範囲で投与される。 グルタミン酸は、20〜100mgの範囲で与えられる。 西洋サンザシの実は、20〜40mgの範囲で与えられる。 ココアは、カフェインおよびテオブロミンの供給源として、100〜200mgの範囲で使用される。 その相対的な割合が維持されなければ、適切なセロトニン生成は、起こらない。 西洋サンザシもその類似の成分もなければ、前駆物質投与によって活性化される睡眠の誘導は、急速な減弱を受ける。 その減弱は、数日内に起こる。 その生理学的効果は、睡眠の誘導、睡眠段階の測定値を評価することによって、心拍変動、心拍数を規定することによって、そして/または自律神経系機能のサーカディアンリズムの分析によって測定される。 本発明のさらなる実施形態は、一酸化窒素およびアセチルコリンを増強するように設計された組合せ物である。 生理学的な指標は、一酸化窒素産生の増強、心拍数の増大、体温の上昇、または血圧の低下である。 この組合せ物の成分としては、アルギニン、コリン、イチョウ、グルタミン酸、およびサンザシの実が挙げられる。 アルギニンが、20−100mgの範囲で投与される。 コリンが、20〜100mgの範囲で投与される。 イチョウは、50〜100mgの範囲で投与される。 グルタミン酸は、20〜100mgの範囲で与えられる。 このサンザシの実は、20〜40mgの範囲で与えられる。 ココアが、カフェインおよびテオブロミンの供給源として100〜200mgの範囲で使用される。 この相対比率が維持されなければ、心拍数が増大せず、体温は増大が、皮膚の血管拡張に続いて、生じず、そして、肺性気管支拡張は生じない。 本発明のさらなる実施形態は、白血球における一酸化窒素を増大し、かつ同時に白血球の放出を増大してウイルス感染に対して対抗するように設計された組み合わせ物である。 生理学的効果は、白血球濃度の増加およびウイルス感染の症状の軽減である。 この組合せ物の成分としては、エキナシア、アルギニン、コリン、ココア、イチョウ、グルタミン酸、およびサンザシの実が挙げられる。 このエキナシアは、50〜100mgの範囲で投与される。 アルギニンは、20〜100mgの範囲で投与される。 コリンは、20〜100mgの範囲で投与される。 イチョウは、50〜100mgの範囲で投与される。 このグルタミン酸は、20〜100mgの範囲で投与される。 このサンザシの実は、20〜40mgの範囲で投与される。 ココアが、カフェインおよびテオブロミンの供給源として使用され、そして、100〜200mgの範囲で投与される。 この相対比率で投与されない場合、白血球の数は増大せず、心拍数は増大せず、皮膚血管拡張の後の体温は、生じず、肺性気管支拡張は生じない。 本発明のさらなる実施形態は、ノルエピネフリン、エピネフリン、ドーパミン、ヒスタミン、セロトニン、およびアセチルコリンを増大するように設計された組合せ物である。 生理学的効果は、食欲抑制、炭水化物の貯蔵(graving)の抑制、脂肪燃焼、および心拍数の増大である。 組合せ物の成分としては、チロシン、ヒスチジン、トリプトファン、コリン、イチョウ、グルタミン酸、およびサンザシの実が挙げられる。 チロシンは、50〜100mgの範囲で投与される。 ヒスチジンは、20〜100mgの範囲で投与される。 コリンは、20〜100mgの範囲で投与される。 このイチョウは、50〜150mgの範囲で投与される。 このグルタミン酸は、20〜100mgの範囲で投与される。 サンザシの実は、20〜40mgの範囲で投与される。 ココアが、カフェインおよびテオブロミンの供給源として使用され、そして、100〜200mgの範囲で投与される。 この相対比率が維持されないと、心拍数は増加せず、食欲抑制は起こらず、炭水化物の貯蔵抑制は生じず、代謝速度の増大に続く体温増大が生じず、そして、脂肪燃焼は、生じない。 前駆体、取り込み刺激因子、減弱インヒビター、および触発因の組合せ物は、経口投与または静脈投与され得る。 この組合せおよび比率は、所望の効果を確認するために確実にするように維持されなければならない。 この投与形態は、カプセル、懸濁物キャプレッツ、噛み砕けるウェハ(chewable wafer)、錠剤または粉末であり得る。 自律神経系機能または神経伝達物質機能の他の局面を評価する種々の試験方法は、その構成要素の併用の効果を評価し得る。 これらの効果は、定量スケール用いたアンケートを使用する症状の評価によって測定され得、質問表は、睡眠の質、認知能力、短期記憶、長期記憶、体温制御、筋肉痛、末梢感覚、および疲労感の評価をする。 これらの効果は、自律神経系の客観的な評価によって定量され得;測定としては、血圧、心拍数、心拍数の可変性、QT間隔分析、呼吸速度、気道抵抗、末梢血管拡張の度合、末梢動脈の直径、血管怒張の度合い、皮膚温度、および末梢血管抵抗が挙げられる。 さらに、神経伝達物質濃度は、PETスキャニング、Spectスキャンニングのような技術、神経伝達物質またはその代謝物のいずれかの脳脊髄液中濃度および血中濃度によって、直接的に測定され得る。 さらに、種々の試験は、食欲制御、炭水化物欲求制御、および脂肪燃焼を評価するために使用され得る。 これらの試験としては、アンケート、体重、および脂肪の体重に占める割合、セロトニン血中濃度、および胴回りの長さが挙げられる。 アセチルコリン欠乏症は、アルツハイマー病、真性糖尿病、慢性疲労症候群、線維筋痛、毒素誘導性組織性脳疾患(toxin induced organic brain セロトニン欠乏症としては、睡眠障害、不安障害、パニック障害、うつ病、摂食障害、および慢性痛症候群が挙げられる。 本発明は、薬物を用いずして、食餌中に通常存在する成分を用いて、セロトニン欠乏症を矯正する利点を有している。 一酸化窒素欠乏症は、アテローム性動脈硬化症、高血圧症、肺性高血圧症、性機能障害、免疫障害、感染症、末梢血管性疾患、虚血性心臓疾患、喘息、気管支狭窄および真性糖尿病のような疾患に関連する。 本発明は、薬物を用いずに、かつ、食餌中に通常存在する成分で、その一酸化窒素欠乏を矯正する利点を有している。 チロシン欠乏症は、食欲制御障害、気分(感情)障害、およびパーキンソン病に関連する。 グルタメートおよびGABAの欠乏症は、記憶障害、中毒症、不安障害、およびうつ病に関連する。 本発明は、薬物を用いずに、かつ、食餌中に通常見出される成分で、グルタメート欠乏症を癒す利点を有する。 神経伝達物質前駆体の組合せ物は、1以上の神経伝達物質欠乏症を標的化するのに使用され得る。 例えば、アセチルコリンおよび一酸化窒素の効果は、同時に標的化され得る。 本発明の新規局面のうちの1つは、有効な組合せおよび相対比の両方を処方するための生理学的試験を使用して、2以上の神経伝達物質欠乏を同時に標的化することである。 以下の例は、所望の生理活性効果を生成する処方物を例示する。 以下の実施例の全ては、その個々の成分の相乗効果からそれらの効果を誘導する。 (好ましい実施形態) (実施例2) (実施例3) (実施例4)
(実施例6) (実施例7)
(実施例9) (実施例10) (実施例11) (実施例12) (実施例13) (実施例14) (実施例15) カフェイン チロシン ヒスチジン イチョウ コリン(C) (T) (H) B(GB) (CH) C+CH+GB+H+T (実施例15)
これらの構成要素の組合せ物によって誘導された神経伝達物質放出の所望の効果は、構成要素の別個の使用によっては生じない。 発明者らの発明は、副交感神経機能の改善、認知機能の改善、血圧の低減、皮膚血流量の増大、睡眠導入の改善、睡眠の維持の改善、QTc間隔の低減、単純ヘルペスによる口辺損傷の持続期間の短縮、および一般的な風邪の症状の持続期間の短縮を可能にする。 本発明者らの発明は、これらの効果が減弱を伴うことなく経時的に生じることを可能にする。 本発明者らの発明は、応答を評価する生理学的試験の使用を必要とする。 単離した特定の構成要素を使用する以前の試みは、効果がないか、有害な副作用または誘導性の迅速な減弱を生じるかのいずれかであった。 上記の記載は、多くの仕様を含むが、これらは、本発明の範囲を限定するものとして構成されるのではなく、本発明の現在のおける好ましい実施形態のいくつかの例示を提供するのみである。 種々の他の実施形態および副次的な形態が、その範囲の中で可能である。 したがって、本発明の範囲は、提供した実施例によってよりも、添付の特許請求の範囲およびその法的な均等物によって決定されるべきである。 |