A medicament for the treatment of mastitis in animals and humans

申请号 JP50912789 申请日 1989-04-28 公开(公告)号 JP2703083B2 公开(公告)日 1998-01-26
申请人 アレクサンドル ミハイロビチ デリアビン; 发明人 アレクサンドル ミハイロビチ デリアビン;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】動物およびヒトの乳腺炎の治療のための医薬であって、等重量部において取得した下記の薬用植物の煎剤とアンモニア溶液浸剤との混合物から成り、 野生カモミレ、 キンセンカ(花)、 イラクサ、 センブリ、 松の芽、 オオバコ、 カンバの芽、 ハナハッカ、 サルビア、 アンゼリカ、 セイヨウタンポポ、 フキタンポポ(葉)、 ワレモコウ、 カノコソウ、 ペパーミント、 タイム、 タウコギ; 該混合物のpH値が7.4より下にならないような比において前記煎剤と前記浸剤が混合されることを特徴とする医薬。
  • 【請求項2】前記医薬が25%アンモニア水溶液における前記薬用植物の浸剤を含有することを特徴とする、請求項1に記載の医薬。
  • 【請求項3】前記もとの成分が次の容量%の比: 前記薬用植物の煎剤 70〜80 前記薬用植物の浸剤 30〜20 で含まれることを特徴とする、請求項1または2に記載の医薬。
  • 【請求項4】前記医薬が等重量部において取得した下記の薬用植物の煎剤と浸剤の混合物を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の医薬: 小葉ライム(花)、 ハハコグサ、 マザーワート、 不凋花、 クサノオウ、 ユーカリノキ、 セイヨウノコギリソウ(花)、 サンジョンワート(Saint John′s wort)、 センナ葉、 ウイキョウ(種子)。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、一般的に獣医学および医学に関し、より詳しくは、動物およびヒトにおける乳腺炎の治療のための医薬に関する。

    本発明は獣医学および医学に関し、そして動物およびヒトにおける乳腺炎の治療のための新規医薬並びに前記病気の治療方法に関する。

    発明の背景 現在、動物およびヒトにおける乳腺炎の治療のための様々な化学療法剤が広範に使われており、その大部分は抗生物質であり、ペニシリンとストレプトマイシンが最も一般に用いられる薬剤である(81%)。

    動物の乳腺炎の治療のため現在使用されている様々な医薬組成物が知られており、前記組成物は抗生物質ベースであり、そして油性基剤は、プレドニソロン、起泡剤および噴射剤を含有する。 しかしながら、前記医薬の適用は不十分に効果的である。 抗生物質ベースの薬剤での乳腺炎の治療は、副作用および胃腸障害を引き起こし、
    そして生体の回復に影響を及ぼす。

    近代的医薬行為において知られているのは、乳腺炎の治療薬としてのイクタモール(シェール油のスルホ酸のアンモニウム塩)(Medicinal agents and biopreparat
    ions in furbreeding,A Handbook,FGNabiev,AADrag
    unovおよびRGRakhmatullin,1986,Agropromizdat Publ
    ishers,Moscow,pp.110−111:Medicinal agents in vete
    rinary medicine,DKCherviakov,PDYevdokimovおよびVishker,1970,Kolos Publishers,Moscow,p.300(ロシア語)。

    イクタモールは、抗菌作用、解熱作用、局所麻酔作用および膜形成作用を有し、その主な有効成分は硫黄と幾つかの芳香族物質である。 この薬剤は、10〜30%軟膏または10〜20%アルコール溶液として適用される。 イクタモール軟膏は、乳腺炎に冒された動物の乳房に、脂肪と一緒にまたはグリセロール溶液において適用される。
    しかしながら、イクタモール軟膏は処置すべき組織により吸収されにくく、しかも組織中、特に根深い層中に浸透しにくいので、低効率の薬剤である。 軟膏は他の幾つかの治療物質と組合せて適用される。

    発明の要約 提案される医薬は、今までに文献中に記載されたことがない新規なものである。

    本発明の目的は、乳腺炎の治療において高い治療効果を有し、非毒性であり且つ副作用のない新規医薬を提供することである。

    前記目的は、動物およびヒトにおける乳腺炎の治療用医薬が提案されるという事実により達成され、本発明によれば、前記医薬は、等しい重量部において取った次の薬用植物の煎剤およびアンモニア溶液浸剤の混合物から成る: 野生カモミレ、 キンセンカ(花)、 イラクサ、 センブリ、 松の芽、 オオバコ、 カンバの芽、 ハナハッカ、 サルビア、 アンゼリカ、 セイヨウタンポポ、 フキタンポポ(葉)、 ワレモコウ、 カノコソウ、 ペパーミント、 タイム、 タウコギ。

    前記煎剤および浸剤は、混合物のpH値が7.4より下にならないような比において得られる。

    提案される医薬は、好ましくは25%アンモニア溶液における前記薬用植物の浸剤を含有する。

    提案される医薬は、好ましくは次のようなもとの成分の容量%比を特色とする: 前記薬用植物の煎剤 70〜80 前記薬用植物の浸剤 30〜20。

    提案される医薬は、等重量部で取った次の薬用植物の煎剤および浸剤の混合物を更に含有することができる:
    小葉ライム(花)、ハハコグサ、マザーワート、不凋花、クサノオウ、ユーカリノキ、セイヨウノコギリソウ(花)、サンジョンワート(Sajnt John′s wort)、センナ葉、ウイキョウ(種子)。

    提案される乳腺炎治療用医薬は非常に効果的な作用を有し、それの適用によって98〜100%回復が達成される。

    提案される医薬の適用は、乳の感覚刺激性を改善し、
    回復期の動物におけるその病的寄生菌を撲滅し、更には負傷の場合の迅速な組織再生に寄与する。

    概して乳腺の部分的萎縮および機能低下を伴う抗生物質での治療と異なり、提案される医薬での治療は乳腺の機能の向上、従って、得られる乳の量の増加およびより良好な品質をもたらす。

    提案される乳腺炎治療用医薬のウシへの適用は、搾乳場における搾乳量の高速回復を導く。

    発明の詳細な記載 提案される医薬は、実際、多種類の薬用植物の煎剤およびアンモニア溶液浸剤の混合物であり、前記煎剤と前記浸剤は、前記混合物のpH値が7.4以下にならないように考慮した比において取得される。

    次の薬草が前記煎剤と浸剤の調製のために薬用植物として使われる。

    野生カモミレ(Matricaria chamomilla L.)、キンセンカ(花)(Calendula officinalis L.)、イラクサ(Urtica dioica L.)、センブリ(Erythreae centauri
    um Raf.L.)、松の芽(Gemmae Pini)、オオバコ(Plan
    tago major L.)、カンバの芽(Gemmae Betulae)、ハナハッカ(Origanum vulgaer L.)、サルビア(Salvia
    officinalis L.)、アンゼリカ(Archangelica officin
    alis Hoffm.)、セイヨウタンポポ(Taraxacum officin
    alis Web.)、フキタンポポ(葉)(Tussilago farfara
    L.)ワレモコウ(Sangujsorba officinalis L.)、カノコソウ(Valeriana officinalis L.)、ペパーミント(Menthae piperitae L.)、タイム(Thymus vulgaris
    L.)、タウコギ(Bidens tripartita L.)。

    前記薬用植物のセットは、提案される医薬の調製にとって不可欠である。 提案される薬のより有効な作用を得るために、前記の薬用植物のセットに次の薬草が加えられる:小葉ライム(花)(Tilia cordata Nill)、ハハコグサ(Gnaphalium uliginosum L.)、マザーワート(Leonurus cardiaca L.)、不凋花(Helichrysum aren
    arium Moench)、クサノオウ(Chelidonium majus
    L.)、ユーカリノキ(Eucalyptus globulus Labil
    l.)、セイヨウノコギリソウ(花)(Achillea millefo
    lium L.)、サンジョンワート(Saint John′s wort)
    (Hypericum perforatum L.)、センナ葉(Folium Cass
    ia,Cassia acutifolia Del.)、ウイキョウ(種子)(F
    oeniculm vulgaer Mill.)。 前記薬用植物から煎剤および浸剤を調製するために、次のようにして処理しなければならない。

    等しい重量部で取得した上記の薬用植物の混合物を沸騰水(薬用植物100〜130gあたり3)に入れる。 7〜
    8時間で混合物を布ごしする。 浸剤を調製するために、
    等重量部で取得した前記薬用植物の混合物を、前記薬用植物の混合物100〜130gあたり3のアンモニア水溶液の量を使って、アンモニア溶液(好ましくは25%水溶液)に入れる。 この混合物を7〜10日間浸漬し、次いで布ごしする。 生じる混合物のpHが7.4より下にならないような比において、調製した煎剤と浸剤とを混合する。
    次の比(容量%)で煎剤と浸剤とを混合するのが好都合である。

    煎剤 70〜80 浸剤 30〜20。

    こうして得られた最終生成物は、本質的にアンモニア臭と薬用植物臭を有する暗赤色の液体である。

    提案される医薬は、種々様々な生物学的に有効な物質を含有し、前記植物は、アルカロイド、グリコシド、タンニン剤、サポニン、フラボノイド、種々の有機酸、ビタミン、グリセリドおよび精油、等を含む。 前記物質は全て、ごく少量で適用した時でさえも、生体で作用して完全な生理学的効果をもたらす。 提案される医薬を、試験動物において実験的に、そして患者において臨床的に試験した。

    提案される医薬の生物学的効果を実験動物において調べた。 実験では210〜230gの体重を有するラットを使って試験を行った。 ラットの皮膚に、第1グループの動物については10ml、第2グループの動物については20ml、
    そして第3グループの動物には30mlの用量において、脊椎に沿って延びる幅20mm長さ100〜110mmのストリップとして適用することにより、提案される医薬を外用的に与えた。 提案される医薬の適用は、該医薬が上記領域上で完全に乾くまで多数回繰返した。 試験動物の皮膚への提案される薬剤の繰返し適用は、55〜60分間隔で6時間行なった。 試験量を5日間追跡した。

    実施した研究は、提案される医薬を適用した動物が、
    実験の初めの2〜3分以内に、カゴの上方への活発な移動に現われる不安を示し、そしてヘアカバーを振り落とすことにより薬を取り除こうと試みることを証明した。
    全ての試験動物において、提案される医薬の適用領域の皮膚はわずかに充血性であるが、皮膚の充血は最後の適用後6〜8時間内に消失した。 形態学的および生化学的血液検査は、実験量の血液中の赤血球およびヘモグロビンの濃度がそれぞれ2.4〜3.9%および3.3〜6.8%増加し、一方血糖含量が3.7〜9.3%(P>0.05)、リゾチーム活性が10.1〜12.6%(P<0.05)、並びに肝臓のグリコーゲンとアスコルビン酸含量が13.3〜14.3%それぞれ増加したことを示した。

    追跡期間中、試験動物の挙動に全く変化は見られなかった。 動物は控えめに食料と水を摂取し、動き回り、そしてその期間中全く死亡例が起こらなかった。

    実施した実験は、提案される医薬を皮膚に適用した時、動物に毒性でないことを証明した。

    提案される医薬を、様々な病因の乳腺炎、即ち、漿液性乳腺炎、カタル性、繊維素性、および化膿性カタル性乳腺炎の治療について、種々の家畜において試験した。

    提案される医薬を、乳頭を除く炎症領域に適用し、次いでそのような領域の皮膚がピンク色に変わるまで5〜
    7分間患部に無摩擦のマッサージを行った。 冒された動物を完全に搾乳した後、上記の操作を1日に2〜3回繰り返した。 搾乳はマッサージの途中でも行った。 提案される薬の適用の結果として、創傷から化膿性壊死破片が取り除かれ、同時に創傷が治り、そして2〜5日で水腫が消失した。 治療過程は病気の重度に依存して3〜15日間続いた。 15日間行った対照実験は、乳中の病原性微小寄生菌の完全な破壊および冒された動物の搾乳量の回復を証明した。

    提案される医薬を、次の病気:化膿性乳腺炎および漿液性乳腺炎、にかかっているヒト患者において臨床的に試験した。 提案される医薬を、乳頭を除いた炎症領域に、該領域の皮膚がピンク色に変わるかまたは前記領域に軽いひりひりした感覚が現われるまで適用した。 提案される医薬の適用前に乳腺から乳を除去し、上記操作を1日2〜3回繰り返した。 このように処置された患者は、前記操作の第1日までに改善を感じ、体温が正常になり、痛みが軽減した。 その後、痛みは完全に消失し、
    乳房の充血が引き、硬化が解消した。 治療過程は患者の完全な回復まで3〜15日間続いた。

    提案される医薬は、合併症も副作用も引き起こさなかった。 前記医薬は使用の禁己を全く有さない。

    本発明の理解を促進するために、提案される医薬の実際的試行の幾つかの例を以下に示す。

    実施例1 様々な重度の乳腺炎にかかった全部で45頭のウシを提案される医薬で治療した。

    この動物の乳房の臨床検査の結果として、病的動物が次の形態の乳腺炎にかかっていることがわかった: 漿液性およびカタル性 20頭 繊維性 16頭 化膿性カタル性 9頭。

    従来の治療法を使った繊維性乳腺炎にかかった16頭のウシと化膿性カタル性乳腺炎を有する9頭のウシの治療は、プラスの結果を与えることができなかった。

    各々を搾乳した後、冒された動物の乳房の皮膚に本発明の医薬を適用し、1日3回5〜7分間その上に軽いマッサージを行った。

    実施した治療の結果として、第1グループ(漿液性およびカタル性乳腺炎にかかっている)の20頭の動物は全て、第2日または第5日に回復し、搾乳量の完全な回復を伴った。

    繊維性乳腺炎を有する第2グループの動物(16頭)
    は、治療の第8または第10日目に回復し、そしてそれらの搾乳量は次第に回復した。

    化膿性カタル性乳腺炎にかかった第3グループの7頭の動物を15日間治療し、その時点で臨床的に健全であるとみなされた。

    最も重い慢性形の化膿性カタル性乳腺炎および乳頭の萎縮を有する2頭のウシにおいて、治療の第30日目までに炎症過程が阻止され、その時点で乳分泌が出現した。
    しかしながら、それらのウシの搾乳量は完全には回復しなかった。 このように、提案される薬による治療を受けた45頭の病的動物のうち、43頭のウシが完全に治癒し、
    そして産乳グループに戻された。

    実施例2 次の形態の病気に冒された4頭のウシを本発明の医薬で治療した:右前葉の漿液性乳腺炎;左前葉と後葉の繊維性乳腺炎;塊状硬化を伴う左後葉の繊維性乳腺炎;乳房の悪性水腫を伴う左前葉と右前葉の漿液性乳腺炎。

    提案される医薬を患部に適用し、そして5〜7分間軽い無摩擦のマッサージを行った。 医薬の比消費量は動物あたり100mlであった。 ウシを搾乳した後、薬を1日に3回適用した。 治療は包帯または帯具を用いない開放法により行った。 動物の日常維持および飼料日量に変更を行わなかった。

    個々の動物の治療過程は次のように進行した。

    第1のウシは、右前葉の漿液性乳腺炎の診断を受けた。

    提案される医薬での治療は、病気の発病後4日目に開始した。 搾乳後、患部に1日3回薬を適用した。 痛みの感覚および乳房の硬化は、治療の第2日目にかなり減少し、第3日目には完治した。

    第2のウシは左前葉と後葉の繊維性乳腺炎の診断を受けた。

    提案される医薬での治療は、病気の発病後第3日目に開始した。 提案される薬での治療の第2日目には、ウシは静かになり、左前葉が軟かくなり、左前葉の硬化は残ったが軟かくなり、そして大きさが1/2に減少した。 3
    日目の治療過程後、ウシは健全であるとみなされた。

    第3のウシは左後葉の繊維性乳腺炎と診断され、左側に塊状の硬化を有した。

    治療は病気の発病後の3日目に開始した。 提案される薬での治療の2日後、ウシは静かになり、硬化は軟かくなり大きさがかなり減少した。 4日目の治療過程後、硬化は完全に消失した。

    第4のウシは、乳房の悪性水腫、相当な痛みおよび冒された乳腺葉からの血液濃分泌を伴う、左前葉と右前葉の漿液性乳腺炎と診断された。 ウシは不安状態であり、
    搾乳することができなかった。

    提案される薬での3日間の治療過程後、乳房は軟かくなり、腫瘍は減り、血液濃分泌は止まった。 ウシは静かになり、十分に搾乳することができた。

    実施例3 慢性形の乳腺炎にかかっている全部で48頭のウシを、
    提案される薬を試すために、800頭から成る乳の集団から取った。

    臨床検査は、病的動物が次の形態の乳腺炎にかかっていることを確証した: 漿液性 4頭 漿液性−カタル性 18頭 カタル性 21頭 繊維素性 1頭 化膿性−カタル性 3頭 出血性 1頭。

    従来の方法による28頭の動物の治療は、プラスの結果を与えることができなかった。

    提案される薬を患部に適用し、そして患部に5〜7分間無摩擦のマッサージを行った。 ウシから乳をしぼり取った後、1日に3回製剤を適用した。 動物の日常維持および飼料日量は変えなかった。 治療過程は9日間続いた。 治療の結果、48頭のウシ全てが健全であるとみなされた。

    実施例4 様々な形態の乳腺炎に冒された全部で31頭のウシを、
    967頭の乳牛の集団から抽出した。 臨床検査後、病的動物は次の形態の乳腺炎にかかっていることが確かめられた: カタル性 39頭 繊維性 9頭 化膿性−カタル性 16頭。

    従来法を使った18頭の病的動物の治療は、プラスの結果を与えることができなかった。

    治療過程は平均13日間続いた。

    ウシを完全に搾乳した後、提案される薬を患部に適用し、前記部位がピンク色に変わるまで5〜7分間摩擦の少ないマッサージを行った。

    治療を行った結果として、治療した64頭のウシのうち
    63頭が完全な回復を示した。

    実施例6 乳腺炎に冒された全部で30頭のウシを2つのグループに分けた。 試験グループの16頭のウシは提案される薬で治療し、一方対照グループの14頭の動物には抗生物質を与えた。

    対照グループ中の1頭のウシは、あまりに低い搾乳量のために精肉包装出荷工場に送られた。

    得られた試験データを下表に示す。

    産業上の利用可能性 提案される医薬は、あらゆる種の動物の様々な種類の乳腺炎の治療のための獣医学において、並びにヒトの乳腺炎の治療のための医療行為において、利用することができる。
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