Auto excrement processing apparatus and a method of controlling the same

申请号 JP2013503675 申请日 2011-04-06 公开(公告)号 JP2013523309A 公开(公告)日 2013-06-17
申请人 株式会社キュラコCURACO, Inc.; 发明人 ジョンチャン イ; ホサン イ;
摘要 本発明は、ビデ洗浄の初期動作時から温かく加熱された洗浄 水 が供給される自動 排泄物 処理装置およびその制御方法を提供することを目的とする。 これを実現する為に、本発明は、患者の排泄物を受ける為の装着具1、前記装着具1に排泄物とビデ洗浄の為の洗浄水を供給する洗浄水供給部50が備えられた制御装置部2、前記洗浄水供給部50から装着具1に連結する洗浄水供給流路を含む自動排泄物処理装置であって、前記洗浄水供給部50は、洗浄水が貯蔵される洗浄水貯蔵タンク51;前記洗浄水貯蔵タンク51の洗浄水を前記装着具1側に供給する為に正方向に作動したり、前記洗浄水供給流路内に残留する洗浄水を前記洗浄水貯蔵タンク51側に回収する為に逆方向に作動するポンプ52;前記装着具1に供給される洗浄水を加熱する為に前記洗浄水供給流路上に備えられる瞬間温水器53;および前記ポンプ52の正/逆方向作動を制御し、前記装着具1に排泄物が 感知 された場合には即時に前記ポンプ52が正方向に作動するように制御し、排泄物処理動作が完了した後には前記ポンプ52を設定された時間だけ逆方向に作動させ、前記洗浄水供給流路内に残留する洗浄水を前記瞬間温水器53以前まで回収するように制御する制御部を含むことを特徴とする。
权利要求
  • 患者の排泄物を受ける為の装着具(1)、前記装着具(1)に排泄物とビデ洗浄の為の洗浄水を供給する洗浄水供給部(50)が備えられた制御装置部(2)、前記洗浄水供給部(50)から装着具(1)に連結する洗浄水供給流路を含む自動排泄物処理装置であって、
    前記洗浄水供給部(50)は、
    洗浄水が貯蔵される洗浄水貯蔵タンク(51);
    前記洗浄水貯蔵タンク(51)の洗浄水を前記装着具(1)側に供給する為に正方向に作動したり、前記洗浄水供給流路内に残留する洗浄水を前記洗浄水貯蔵タンク(51)側に回収する為に逆方向に作動するポンプ(52);
    前記装着具(1)に供給される洗浄水を加熱する為に前記洗浄水供給流路上に備えられる瞬間温水器(53);および 前記ポンプ(52)の正/逆方向作動を制御し、前記装着具(1)に排泄物が感知された場合には即時に前記ポンプ(52)が正方向に作動するように制御し、排泄物処理動作が完了した後には前記ポンプ(52)を設定された時間だけ逆方向に作動させ、前記洗浄水供給流路内に残留する洗浄水を前記瞬間温水器(53)以前まで回収するように制御する制御部を含むことを特徴とする自動排泄物処理装置。
  • 前記ポンプ(52)は、複数が並列配置されたことを特徴とする、請求項1に記載の自動排泄物処理装置。
  • 前記洗浄水貯蔵タンク(51)の洗浄水が前記ポンプ(52)を経て前記瞬間温水器(53)に流入する洗浄水供給ライン上には、前記洗浄水の流路方向が前記洗浄水貯蔵タンク(51)に復帰するように分岐するドレインライン(625)が設置され、前記洗浄水供給ラインと前記ドレインライン(625)の分岐点には、洗浄水の流路を設定するバルブ(54a)が設置されることを特徴とする、請求項1に記載の自動排泄物処理装置。
  • 前記バルブ(54a)に一側終端が連結する前記ドレインライン(625)の他側終端にはドレイン連結口(51c)が備えられ、前記ドレイン連結口(51c)は前記洗浄水貯蔵タンク(51)の底面を貫通して固定設置され、前記ドレイン連結口(51c)には前記洗浄水貯蔵タンク(51)の内部から外部に延長するドレイン連結ライン(626)の接続口(51d)が結合することを特徴とする、請求項3に記載の自動排泄物処理装置。
  • 患者の排泄物を受ける為の排泄物収容部(10)、前記排泄物収容部(10)の排泄物を排泄物吸入ライン(61)を通じて吸引後に貯蔵する排泄物貯蔵部(20)、前記排泄物貯蔵部(20)に連結して吸引される空気を浄化するフィルタ部(30)、前記フィルタ部(30)に連結して前記排泄物を真空吸引する為の吸引力を提供する排泄物吸引部(40)をさらに含み、
    前記フィルタ部(30)は、前記排泄物貯蔵部(20)と連通する連結部(25)が備えられた上部カバー(310);前記連結部(25)を通じて流入する空気が通過しながら、汚染物質が捕集されるように活性炭が内部に充填した第1フィルタ部(320);前記第1フィルタ部(320)を通過した空気内に含まれた活性炭の粉塵をろ過する第2フィルタ部(330);前記上部カバー(310)によって上部が開閉し、前記第1フィルタ部(320)と第2フィルタ部(330)が内部に収納されて下部が開放した本体(340);および前記本体(340)が上面に載置し、前記第2フィルタ部(330)を通過した空気を殺菌処理する為の紫外線ランプ(351)が備えられた底フレーム(350)からなることを特徴とする、請求項1に記載の自動排泄物処理装置。
  • 前記第1フィルタ部(320)は、前記連結部(25)を通じて流入する空気の流路方向に並んだ縦断面積よりも流路方向に垂直な横断面積がさらに広く形成されることを特徴とする、請求項5に記載の自動排泄物処理装置。
  • 前記第1フィルタ部(320)は、活性炭が内部に充填される下部スリット部材(322)と、前記下部スリット部材(322)の上部に脱着式によって結合する上部スリット部材(321)で分離構成され、前記上部スリット部材(321)と下部スリット部材(322)には、上下に疎通する多数のスリット(321a、322a)が形成されることを特徴とする、請求項6に記載の自動排泄物処理装置。
  • 前記上部カバー(310)と本体(340)が結合する枠には、互いに挿入する載置溝(312)と載置突起(341)が形成され、前記枠の角部には結合部材(313)が上下に貫通して結合し、前記上部カバー(310)の上部にはハンドル部(311)が備えられることを特徴とする、請求項5に記載の自動排泄物処理装置。
  • 前記第1フィルタ部(320)は前記第2フィルタ部(330上に載置し、前記第1フィルタ部(320の底面枠には、前記第2フィルタ部(330)の上端枠に形成されたフランジ部(332)の上面に沿って接触して前記第1フィルタ部(320)の底面枠と第2フィルタ部(330)のフランジ部(332)の間の気密を維持する為の突起(322d)が下側に突出形成されたことを特徴とする、請求項5に記載の自動排泄物処理装置。
  • 前記本体(340)の下端枠には所定の幅を有する平たい下部接触部(342)が形成され、前記底フレーム(350)の枠には前記下部接触部(342)が載置する「Y」字形状のゴム材質からなる本体載置部(353)が備えられることを特徴とする、請求項5に記載の自動排泄物処理装置。
  • 前記底フレーム(350)には、前記本体(340)が底フレーム(350)に載置した状態では前記紫外線ランプ(351)に供給される電源を連結(ON)し、前記本体(340)と底フレーム(350)が互いに分離した状態では前記紫外線ランプ(351)に供給される電源を遮断(OFF)するスイッチ部(352)が備えられることを特徴とする、請求項5または10に記載の自動排泄物処理装置。
  • 前記フィルタ部(30)の内部には、空気の真空度を測定する為の圧力センサが設置されることを特徴とする、請求項5に記載の自動排泄物処理装置。
  • 患者の排泄物を受ける為の装着具(1)、前記装着具(1)に排泄物とビデ洗浄の為の洗浄水を供給する洗浄水供給部(50)が備えられた制御装置部(2)、前記洗浄水供給部(50)から装着具(1)に連結する洗浄水供給流路を含む自動排泄物処理装置の制御方法であって、
    排泄物処理動作の完了後、前記洗浄水供給部(50)に備えられたポンプ(52)は、設定された時間だけ洗浄水供給方向の逆方向に作動し、前記装着具(1)から前記洗浄水貯蔵タンク(51)に連結する洗浄水供給流路内に残留する洗浄水が前記洗浄水供給流路上に備えられた瞬間温水器(53)以前まで回収されることを特徴とする、自動排泄物処理装置の制御方法。
  • 前記洗浄水が回収された後に、前記装着具(1)に排泄物が感知されれば、前記ポンプ(52)は洗浄水の供給方向に作動し、前記回収された洗浄水と洗浄水貯蔵タンク(51)内の洗浄水が前記瞬間温水器(53)を通過して加熱された状態で前記装着具(1)側に供給されて排泄物洗浄およびビデ洗浄動作が実行されることを特徴とする、請求項13に記載の自動排泄物処理装置の制御方法。
  • 说明书全文

    本発明は、患者の排泄物を受けて自動で処理することが出来る自動排泄物処理装置およびその制御方法に関し、より詳しくは、ビデ洗浄の初期作動時から温かい洗浄が噴射されるようにすると同時に、装置の分離または保管の為に洗浄水貯蔵タンク内に残留する洗浄水の排水処理が容易な自動排泄物処理装置およびその制御方法に関する。 また、排泄物と空気を吸引するポンプの負荷を節減してフィルタ部のろ過能を向上させると同時に、フィルタ部の結合構造を簡素化することによってフィルタの交換が容易な構造からなる自動排泄物処理装置に関する。

    一般的に、病院で手術などを受けた後に独立して排泄物を処理することができない患者や体が不自由な年寄りの為に、排泄物を自動で処理することが出来る排泄物処理装置が開発されている。

    このような排泄物処理装置は、患者の排泄物を受ける為におむつ形状で形成され、患者の臀部を包む装着具、前記装着具の排泄物を真空吸引した後に貯蔵したり、前記装着具に排泄物とビデ洗浄の為に洗浄水と洗浄空気を供給したりするように制御する制御装置部で構成されている。

    前記制御装置部には、洗浄水が貯蔵される洗浄水貯蔵タンクと、前記洗浄水貯蔵タンクの洗浄水を加圧して前記装着具側に供給する為のポンプと、前記装着具に供給される洗浄水を温かい状態になるように加熱する瞬間温水器を含む。

    また、前記制御装置部には、排泄物吸入ライン、洗浄水と洗浄空気の供給ライン、ビデノズルラインなどの連結チューブを脱着式によって前記装着具に連結する為の流路連結部材が設置される。

    しかし、従来の排泄物処理装置の場合、ビデ洗浄の初期動作段階では、ビデノズルと瞬間温水器の間の洗浄水供給流路内に残留していた洗浄水が瞬間温水器を通過しない冷たい状態でビデノズルを通じて噴射されることにより、使用者に不快感を与えるという問題点があった。

    また、排泄物処理装置の移動や保管または患者が変わる場合に、装着具の交換の為に装着具と流路連結部材の間の連結チューブのコネクタを分離する場合には、連結チューブの内部に残留していた洗浄水が底に零れ、周辺環境が不潔になるという問題点もあった。

    一方、排泄物処理装置を使用せずに保管する場合には、洗浄水貯蔵タンク内部の細菌繁殖と腐敗発生を防ぐ為に、前記洗浄水貯蔵タンク内に挿入されていた水桶を外部に取り出し、洗浄水貯蔵タンク内部の底に溜まっている洗浄水を排水処理して乾燥させなければならない。

    しかし、従来の排泄物処理装置は、洗浄水貯蔵タンク内に溜まった洗浄水を排水処理するのが容易でない構造であり、洗浄水貯蔵タンクの乾燥作業に多くの時間と労力を要するという問題点があった。

    また、従来には、前記洗浄水貯蔵タンクの洗浄水を装着具側に供給する為に常用化した1つのポンプを使用しているが、その噴出圧力が適当な水準よりも低くて洗浄効率が低下するという問題点があり、このような洗浄水の噴出圧力を高める為に排泄物処理装置への適用に相応しい別途の専用ポンプを開発するには多くの費用を要するという問題点があった。

    一方、前記制御装置部は、排泄物吸入ラインを通じて排泄物を吸引した後に貯蔵する排泄物貯蔵部、前記排泄物貯蔵部に連結して吸引される空気を浄化するフィルタ部、前記フィルタ部に連結し、排泄物を真空吸引する為の吸引力を提供する排泄物吸引部を含む。

    前記フィルタ部におけるろ過能力は、異物がフィルタに捕集される接触面積と時間によって決まる。 従来には、吸引される空気内に含まれた異物を最大限にろ過して異物とにおいが除去された浄化した空気を得る為に、フィルタを通過する空気の流れ方向にフィルタを長く形成した構造のフィルタ部を利用していた。

    しかし、このようにフィルタを長く形成する場合には空気の圧力損失が多くなり、所望する真空度を得る為には、排泄物吸引部のポンプを稼働するモータの負荷が大きくなるという問題点があった。

    また、排泄物処理装置のフィルタ部は、一定期間の使用後には交換が必要な消耗品で構成されているにもかかわらず、従来にはフィルタ部を構成する部品の結合構造が複雑であって交換作業が困難であり、多くの時間を要するという問題点があった。

    本発明は、上述したような問題点を解決する為に案出されたものであって、ビデ洗浄の初期動作時から温かく加熱された洗浄水が供給される自動排泄物処理装置およびその制御方法を提供することを目的とする。

    また、本発明は、排泄物処理装置の移動や保管時または使用者が変わる場合に、装着具と流路連結部材を連結する連結チューブを分離しても、連結部品から水が零れることを防ぐことが出来る自動排泄物処理装置およびその制御方法を提供することを他の目的とする。

    なお、本発明は、装置の保管時に洗浄水貯蔵タンク内部に溜まった洗浄水の排水処理が容易な自動排泄物処理装置およびその制御方法を提供することを他の目的とする。

    さらに、本発明は、排泄物と空気を吸引する為に必要となるポンプの負荷を節減してろ過能力を向上させることが出来る自動排泄物処理装置を提供することを他の目的とする。
    また、本発明は、消耗品であるフィルタの交換が容易な結合構造からなる自動排泄物処理装置を提供することを他の目的とする。

    なお、本発明は、フィルタを容易に交換する為にフィルタ部の構成部品を分離可能に構成しながらも、分離する境界部位における空気の漏洩を防ぐことが出来る自動排泄物処理装置を提供することを他の目的とする。

    さらに、本発明は、フィルタの交換作業時、フィルタ部に備えられる紫外線ランプの光が作業者に直接に露出することを自動で遮断することが出来る自動排泄物処理装置を提供することをさらに他の目的とする。

    上述したような目的を実現する為に、本発明の自動排泄物処理装置は、患者の排泄物を受ける為の装着具1、前記装着具1に排泄物とビデ洗浄の為の洗浄水を供給する洗浄水供給部50が備えられた制御装置部2、前記洗浄水供給部50から装着具1に連結する洗浄水供給流路を含む自動排泄物処理装置において、前記洗浄水供給部50は、洗浄水が貯蔵される洗浄水貯蔵タンク51、前記洗浄水貯蔵タンク51の洗浄水を前記装着具1側に供給する為に正方向に作動したり、前記洗浄水供給流路内に残留する洗浄水を前記洗浄水貯蔵タンク51側に回収する為に逆方向に作動するポンプ52、前記装着具1に供給される洗浄水を加熱する為に前記洗浄水供給流路上に備えられる瞬間温水器53、および前記ポンプ5の正/逆方向作動を制御し、前記装着具1に排泄物が感知された場合には即時に前記ポンプ52が正方向に作動するように制御し、排泄物処理動作が完了した後には前記ポンプ52を設定された時間だけ逆方向に作動させ、前記洗浄水供給流路内に残留する洗浄水を前記瞬間温水器53以前まで回収するように制御する制御部を含む。

    また、患者の排泄物を受ける為の排泄物収容部10、前記排泄物収容部10の排泄物を排泄物吸入ライン61を通じて吸引後に貯蔵する排泄物貯蔵部20、前記排泄物貯蔵部20に連結して吸引される空気を浄化するフィルタ部30、前記フィルタ部30に連結して前記排泄物を真空吸引する為の吸引力を提供する排泄物吸引部40を更に含み、前記フィルタ部30は、前記排泄物貯蔵部20と連通する連結部25が備えられた上部カバー310、前記連結部25を通じて流入する空気が通過しながら汚染物質が捕集されるように活性炭が内部に充填した第1フィルタ部320、前記第1フィルタ部320を通過した空気内に含まれた活性炭の粉塵をろ過する第2フィルタ部330、前記上部カバー310によって上部が開閉し、前記第1フィルタ部320と第2フィルタ部330が内部に収納されて下部が開放した本体340、および前記本体340が上面に載置し、前記第2フィルタ部330を通過した空気を殺菌処理する為の紫外線ランプ351が備えられた底フレーム350からなることを特徴とする。

    本発明の自動排泄物処理装置の制御方法は、患者の排泄物を受ける為の装着具1、前記装着具1に排泄物とビデ洗浄の為の洗浄水を供給する洗浄水供給部50が備えられた制御装置部2、前記洗浄水供給部50から装着具1に連結する洗浄水供給流路を含む自動排泄物処理装置の制御方法において、排泄物処理動作の完了後、前記洗浄水供給部50に備えられたポンプ52は設定された時間だけ洗浄水供給方向の逆方向に作動し、前記装着具1から前記洗浄水貯蔵タンク51に連結する洗浄水供給流路内に残留する洗浄水が前記洗浄水供給流路上に備えられた瞬間温水器53以前まで回収されることを特徴とする。

    本発明によれば、排泄物処理動作の完了後にポンプを給水方向の逆方向に設定された時間だけ動作させ、洗浄水供給流路内に溜まっていた冷たい洗浄水を瞬間温水器以前まで回収して待機状態になるようにし、装着具の排泄物収容部に排泄物が感知されて即時にポンプを給水方向に動作させて排泄物洗浄とビデ洗浄の為の洗浄水を装着具側に供給することにより、ビデ洗浄の初期動作時から瞬間温水器を経由して温かい状態に温められた洗浄水を供給することが出来る長所がある。

    また、排泄物処理装置の移動や保管時または使用者が変わって装着具を交換する場合に、洗浄水供給流路内に残留する洗浄水を瞬間温水器以前まで回収することにより、流路連結部材から連結チューブのコネクタを分離しても洗浄水が溢れ出て周辺環境が不潔になることを防ぐことが出来る長所がある。

    なお、洗浄水供給ライン上に、洗浄水貯蔵タンクに復帰するドレインラインを備えることによって、洗浄水貯蔵タンク内に溜まった洗浄水を容易に排水処理することができ、ポンプを二重の並列構造で配置することにより、別途の専用ポンプを新たに開発しなくても常用化したポンプを利用して洗浄水の噴出圧力を増大させることによって洗浄力を向上させることが出来る長所がある。

    さらに、空気が通過するフィルタ部の厚さを、空気の流路方向では短く形成しながらも通過する面積を広く形成することによって空気が通過する流速および圧力損失を減少させ、汚染物質が活性炭に捕集される時間を増加させることによって吸引力提供の為のポンプの負荷を減らし、フィルタのろ過能力を向上させることが出来る様になる。
    また、フィルタ部内部の構成部品間の結合構造を簡素化することにより、フィルタの交換作業が容易になる長所がある。

    なお、本体内部に第1フィルタ部と第2フィルタ部が収納される構造を簡易に構成しながらも、フィルタ部に流入した空気が第1フィルタ部と第2フィルタ部を順に経由するように空気の流れを誘導することが出来る長所がある。

    さらに、フィルタの交換作業時、本体と底フレームが分離すれば、紫外線ランプによって供給される電源が自動で遮断される為、人体に有害な紫外線ランプの光が作業者に直接に照射されることを事前に遮断することが出来る効果がある。

    図1は、本発明に係る自動排泄物処理装置を概略的に示す図である。

    図2は、本発明の装着具を異なる度から示した斜視図である。

    図3は、本発明の装着具を異なる角度から示した斜視図である。

    図4は、本発明の制御装置部を示す斜視図である。

    図5は、図4に示す流路連結部材を示す斜視図である。

    図6は、本発明の洗浄水供給部と洗浄水の供給および回収流路を示す図である。

    図7は、本発明に係る自動排泄物処理装置で洗浄水貯蔵タンク内の洗浄水を排水処理する過程を説明する為の図である。

    図8は、本発明の制御装置部の外観斜視図である。

    図9は、図2のA−A線の断面図である。

    図10は、本発明のフィルタ部の斜視図である。

    図11は、本発明のフィルタ部の斜視図である。

    図12は、本発明のフィルタ部の分解斜図である。

    図13は、図10のB−B線の切開斜視図である。

    図14は、図10のB−B線の断面図である。

    図15は、本発明に係るフィルタ部の交換作業過程を説明する為の使用状態図である。

    以下、添付の図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態に対する構成および作用について詳しく説明する。
    図1は、本発明に係る自動排泄物処理装置を概略的に示す図である。
    本発明の自動排泄物処理装置は、患者の排泄物を受ける為の装着具1、前記装着具1の排泄物を真空吸引した後に貯蔵したり、前記装着具1に洗浄水と洗浄空気を供給したりするように制御する制御装置部2からなる。

    前記装着具1内部には、患者の排泄物が溜まる排泄物収容部10、前記排泄物収容部10側に空気と洗浄水の混合物を噴射する為の洗浄水噴射ノズル11、患者の燼門と陰部に洗浄水を噴射する為のビデノズル12a、12bが形成されている。

    前記制御装置部2には、前記排泄物収容部10の排泄物を排泄物吸入ライン61を通じて吸引した後に貯蔵する排泄物貯蔵部20、前記排泄物貯蔵部20に連結して吸引される空気を浄化するフィルタ部30、前記フィルタ部30に連結して前記排泄物を真空吸引する為の吸引力を提供する排泄物吸引部40、排泄物およびビデ洗浄の為の洗浄水を供給する洗浄水供給部50、前記排泄物吸引部40を通過した空気を、空気ろ過部材74a、74bを通過させた後に外部に排出する為の空気排出部70を含む。
    前記装着具1のノズルは、空気と洗浄水の流路と連結している。

    先ず、洗浄水噴射ノズル11は、前記排泄物吸引部40の出口側と連結する洗浄空気供給ライン64、および前記洗浄水供給部50と連結する洗浄水供給ライン62と連結する。 したがって、空気と洗浄水は混合した後に洗浄水噴射ノズル11に供給される。

    前記ビデノズル12a、12bは、上部ビデノズル12aと下部ビデノズル12bからなり、洗浄水供給部50に連結したビデノズルライン63に連結している。

    前記排泄物貯蔵部20には、排泄物吸引部40の吸引力によって吸引された排泄物が前記排泄物吸入ライン61を経由して内部に流入し、前記排泄物貯蔵部20の内部空間は連結部25を通じてフィルタ部30の入口側に連結する。
    前記フィルタ部30は、排泄物貯蔵部20の内部空間の空気が流入し、異物とにおいが除去されて浄化した空気を排泄物吸引部40側に排出するようになる。

    前記排泄物吸引部40は、前記フィルタ部30の出口側に連結した真空ポンプを含む。 前記真空ポンプから出た空気は、ヒータによって加熱されることが好ましい。

    前記洗浄水供給部50は、洗浄水が貯蔵された洗浄水貯蔵タンク51、前記洗浄水貯蔵タンク51の洗浄水を前記装着具1側に供給する為のポンプ52、前記洗浄水を温かい状態に加熱する為の瞬間温水器53、および前記洗浄水を洗浄水供給ライン62またはビデノズルライン63のうちのいずれか1つに択一的に供給する為の複数のバルブ54で構成される。
    図1で「A」と表示された部分は、装着具1と制御装置部2の間に前記多数のチューブ61、62、63、64を連結する流路連結部を示している。
    図2と3は、本発明の装着具を互いに異なる角度から示した斜視図である。

    前記装着具1は、多数のチューブ61、62、63、64に連結して洗浄水または空気の流路を提供する流路連結部100、患者の臀部に密着するように前記流路連結部100の前方に設置される伸縮性材質の装着部材110、前記装着部材110の下部に結合し、患者の排泄物を受ける為に排泄物収容部10が形成された排泄物収納本体部120からなる。

    前記流路連結部100には、排泄物吸入ライン61、洗浄水供給ライン62、ビデノズルライン63、洗浄空気供給ライン64が連結する第1〜第5連結口101、102、103、104、105が形成されている。
    図4は、本発明の制御装置部を示す斜視図である。 図5は、図4に示す流路連結部材を示す斜視図である。

    図4を参照すれば、前記制御装置部2は、排泄物貯蔵部20、フィルタ部30、排泄物吸引部40、洗浄水供給部50などの構成部品が内部に収容されるケース2a、前記ケース2aを上部で覆うカバー2bからなる。 前記ケース2aの上端部一側には溝2cが形成されており、この溝2cを通じて前記多数のチューブ61、62、63、64が通過するようになっている。

    前記溝2cの内側には前記多数のチューブ61、62、63、64が連結し、その内部に洗浄水と空気および排泄物の流路が形成されている流路連結部材15が設置される。

    図5を参照すれば、前記流路連結部材15の本体151前面には、排泄物吸入ライン61と連結する排泄物流入口152、洗浄水供給ライン62とビデノズルライン63と洗浄空気供給ライン64にそれぞれ連結する洗浄水および空気連結口154a、154b、154c、154dが突出形成されている。

    前記流路連結部材15の本体151後面には、前記排泄物流入口152から流入した排泄物が排出される排泄物排出口153が形成されており、前記流路連結部材15の本体151底面には、空気および洗浄水流路を形成する多数の突出部155a、155b、155c、155dが突出形成されている。

    前記流路連結部100の連結口101、102、103、104、105に連結する排泄物吸入ライン61、洗浄水供給ライン62、ビデノズルライン63、洗浄空気供給ライン64は、前記流路連結部材15の前面に形成された排泄物流入口152と連結口154a、154b、154c、154dに脱着式によって分離可能に結合する。

    前記洗浄水および空気連結口154a、154b、154c、154dと突出部154a、154b、154c、154dは、流路連結部材15の内部で連通するようになっている。
    以下では、前記流路連結部材15に連結する洗浄水供給部50の構成について説明する。

    図6は、本発明に係る自動排泄物処理装置の洗浄水供給部と洗浄水の供給および回収流路を示す図である。 図7は、本発明に係る自動排泄物処理装置で洗浄水貯蔵タンク内の洗浄水を排水処理する過程を説明する為の図である。

    図6に示すように、本発明の洗浄水供給部50は、洗浄水を貯蔵する洗浄水貯蔵タンク51と、前記洗浄水貯蔵タンク51の洗浄水を装着具1側に加圧して供給したり、洗浄水供給流路内に残留する洗浄水を回収したりするように正/逆方向に作動するポンプ52と、前記ポンプ52によって加圧されて装着具1側に供給される洗浄水を加熱する瞬間温水器53を含んで構成される。
    ここで、前記「洗浄水供給流路」とは、洗浄水供給部50の洗浄水貯蔵タンク51から装着具1側に連結する洗浄水のすべての経路を指称する。

    前記洗浄水貯蔵タンク51は、洗浄水が収容された水桶510を栓が下を向くように逆に挿入し、内側下部に洗浄水が充填することによって構成されることが出来る。

    前記洗浄水貯蔵タンク51の底面には、洗浄水が通過する入出口51a、51bが2ヵ所に形成され、それぞれ第1洗浄水供給ライン621と第2洗浄水供給ライン622に連結する。

    前記第1洗浄水供給ライン621と第2洗浄水供給ライン622にはポンプ521、522、52が設置される。 本発明では、前記2つのポンプ52を並列に配置することにより、従来の1つのポンプを配置する場合に比べて洗浄水の噴出圧力を増大させ、洗浄効率が向上するようにした。

    前記第1洗浄水供給ライン621と第2洗浄水供給ライン622は第3洗浄水供給ライン623に連結し、前記第3洗浄水供給ライン623の終端部には洗浄水の供給流路を第4洗浄水供給ライン624またはドレインライン625に切り換える第1バルブ54aが設置される。

    前記ドレインライン625は第1バルブ54aから洗浄水貯蔵タンク51に連結し、その終端部に形成されたドレイン連結口51cは、洗浄水貯蔵タンク51の底面を貫通して固定設置される。 前記ドレイン連結口51cには、図6に示すように、洗浄水貯蔵タンク51に溜まった洗浄水の排水処理時に、前記洗浄水貯蔵部51の内部から外部に延長するドレイン連結ライン626の接続口51dが脱着式によって結合することによって構成されることが出来る。

    前記第3洗浄水供給ライン623上には瞬間温水器53が設置され、前記ポンプ52によって装着具1側に供給される洗浄水を加熱するようになる。 前記瞬間温水器53は、第4洗浄水供給ライン624上に設置されるように構成することが出来る。

    前記第4洗浄水供給ライン624の終端部には、洗浄水の供給流路を洗浄水供給ライン62またはビデノズルライン63に切り換える第2バルブ54bが設置される。
    前記洗浄水供給ライン62は、流路連結部材15の突出部155cと連結口154cを経由して装着具1の連結口103に連結する。

    前記ビデノズルライン63は、その終端部に第3バルブ54cが備えられ、上下噴射の高さを異にする第1ビデノズルライン63aと第2ビデノズルライン63bに分岐し、前記流路連結部材15の突出部155aと連結口154aを経由して装着具1の第1連結口101に連結する。

    一方、前記制御装置部2は、自動排泄物処理装置の作動モードに応じてポンプ52の正/逆方向の作動と前記第1〜第3バルブ54a、54b、54cでの切り換え方向をそれぞれ制御する制御部(図示せず)を含む。
    以下、上述のように構成された自動排泄物処理装置を利用したビデ洗浄方法について説明する。

    装着具1内部の排泄物収容部10に備えられたセンサ(図示せず)によって排泄物が感知されれば、前記制御部では前記ポンプ52を正方向に動作させ、排泄物洗浄とビデ洗浄の為の洗浄水を装着具1側に供給するようになる。

    この場合、前記第1バルブ54aは、第3洗浄水供給ライン623と第4洗浄水供給ライン624が連結するようにバルブの開閉方向が設定され、前記第2バルブ54bは、第4洗浄水供給ライン624と洗浄水供給ライン62または第4洗浄水供給ライン624とビデノズルライン63がそれぞれ所定の時間だけ連結するようにバルブの開閉方向が設定され、前記第2バルブ54bがビデノズルライン63側に連結するように設定された状態で、前記第3バルブ54cは、ビデノズルライン63と第1ビデノズルライン63aまたはビデノズルライン63と第2ビデノズルライン63bがそれぞれ所定の時間だけ連結するようにバルブの開閉方向が設定される。

    これにより、洗浄水貯蔵タンク51の洗浄水は、装着具1の洗浄水噴射ノズル11とビデノズル12a、12bに供給されて排泄物洗浄およびビデ洗浄を実行するようになる。

    前記排泄物洗浄およびビデ洗浄を含んだ排泄物処理動作が完了した後、前記制御部ではポンプ52を設定された時間だけ逆方向に作動させ、洗浄水供給流路内に残留する洗浄水を瞬間温水器53以前まで回収するように制御する。

    洗浄水の回収が完了すれば、追後の排泄物が感知されるまでは待機状態を維持するようになり、装着具1に排泄物が感知されれば、前記過程を繰り返して実行するようになる。

    このように、本発明では、排泄物洗浄とビデ洗浄がなされる場合、洗浄水が瞬間温水器53以前まで回収された状態にあるようになる為、前記ポンプ52が洗浄水の供給方向である正方向に作動すれば、瞬間温水器53以前の洗浄水供給流路内に回収された洗浄水と洗浄水貯蔵タンク51内の洗浄水は、瞬間温水器53を経由しながら温かく加熱された状態で前記装着具1側に供給される。

    これにより、ビデ洗浄の初期動作時から瞬間温水器53を経由して温かく温められた洗浄水によってビデ洗浄を実施出来るようになる為、従来のようにビデ洗浄の初期に冷水が供給されることによって使用者に不快感を与えるという問題点を解決出来るようになる。

    一方、前記制御部では、ビデ洗浄の初期段階で、洗浄水供給流路内に残留する洗浄水が回収された状態で別途のスイッチング手段(図示せず)の操作を通じて装置の稼働が中断されるように構成されることもあり、この場合、流路連結部材15に締結していた多数の連結チューブ61、62、63、64を分離しても、洗浄水が溢れ出ることを防ぐことが出来る。
    以下、図7を参照しながら、自動排泄物処理装置を利用した洗浄水貯蔵タンク内に残留する洗浄水の排水方法について説明する。
    自動排泄物処理装置を長期間使用せずに保管する場合には、洗浄水貯蔵タンク51内に貯蔵された洗浄水を排水処理しなければならない。
    この場合、洗浄水貯蔵タンク51に挿入された水桶510を外部に取り出せば、洗浄水貯蔵タンク51内部の底には洗浄水が溜まっているようになる。

    この状態で、洗浄水貯蔵タンク51の底を貫通して設置されたドレインライン625のドレイン連結口51cにドレイン連結ライン626の接続口51dを締結する。 前記ドレイン連結ライン626の接続口51dの反対側端部は、排水する洗浄水を収容する為の別途の容器や下水道に連結することが出来る。

    次の段階で、洗浄水の排水モードを作動すれば、前記第1バルブ54aは、洗浄水の流路が第3洗浄水供給ライン623でドレインライン625側を向くように流路が設定され、前記ポンプ52が正方向に作動すれば、洗浄水貯蔵タンク51内に溜まっている洗浄水は、第1〜第2洗浄水供給ライン621、622、ポンプ52、第3洗浄水供給ライン623、ドレインライン625、およびドレイン連結ライン626を順に経由して洗浄水貯蔵タンク51の外部に排水処理される。

    このように、ドレインライン625を第1バルブ54aから洗浄水貯蔵タンク51の底に連結するように設置し、排水処理時には前記ドレインライン625のドレイン連結口51cにドレイン連結ライン626の接続口51dを結合させることにより、洗浄水貯蔵タンク51内の洗浄水を容易に排水処理出来るようになる。
    以下、図8〜図15を参照しながら、本発明に係るフィルタ部構造について説明する。
    図8は、本発明の制御装置部の外観斜視図である。 図9は、図8のA−A線の断面図である。

    制御装置部2は、排泄物貯蔵部20、フィルタ部30などの構成部品が内部に収納される空間が設けられた上部ケース2a'と、上部ケース2a'の下部に組み立てられて制御装置部2の外観を構成し、その内部には排泄物吸引部40、洗浄水供給部50などの構成部品が収納される下部ケース2a"からなる。

    前記上部ケース2a'の一側には、図1に示す洗浄水供給ライン62、ビデノズルライン63、洗浄空気供給ライン64が通過する流路連結口6が形成されており、前記流路連結口6に隣接するように収納される排泄物貯蔵部20の一側には、排泄物が流入する排泄物流路連結口21が形成されている。
    前記排泄物貯蔵部20内側の上部一側に備えられた連結部25を通じ、排泄物貯蔵部20内部空間の汚染した空気はフィルタ部30に吸入される。
    図10と図11は、本発明のフィルタ部の斜視図である。 図12は、本発明のフィルタ部の分解斜視図である。

    本発明の自動排泄物処理装置は装着具1の排泄物と空気を吸引し、排泄物は排泄物貯蔵部20に貯蔵され、排泄物貯蔵部20の内部空間の汚染した空気をフィルタ部30を通過させて浄化および循環させる過程において、排泄物吸引部40のポンプおよびこれを駆動するモータの所要負荷を最小化すると同時に、フィルタ部30の組み立て/分解が容易な構造からなるフィルタ部30が備えられたことを特徴とする。

    図10と図11を参照すれば、前記フィルタ部30は、その全体形状が上部の連結部25と下部の空気排出口353に連結する空気の流路方向に並んだ縦断面積よりも流路方向に垂直な横断面積がより広く形成された点にその特徴がある。

    この場合、空気の流路方向の長さが短く構成されることにより、フィルタ部30の連結管25と空気排出口353の間を通過する空気の圧力損失を減らし、排泄物吸引部40の負荷を減らすことが出来るようになる。 また、フィルタ部30内部で空気の通過する時間が短縮されるにことによるろ過能力の低下は、横断面積を広く形成して空気との接触面積を十分に確保することによって補われるようにした。

    図12を参照すれば、前記フィルタ部30は、上部に連結部25とハンドル311が備えられた上部カバー310、前記連結部25を通じて流入する空気が通過しながら、汚染物質がろ過される活性炭が内部に充填する第1フィルタ部320、前記第1フィルタ部320を通過した空気内に含まれた活性炭の粉塵をろ過する第2フィルタ部330、前記上部カバー310によって上部が開閉し、前記第1フィルタ部320と第2フィルタ部330が内部に収納されて下部が開放した本体340、および前記本体340が上に載置し、前記第2フィルタ部330を通過した空気を殺菌処理する為の紫外線ランプ351が備えられた底フレーム350で構成される。

    このように、前記上部カバー310の連結部25を通じて吸入された空気は、第1フィルタ部320と第2フィルタ部330を順に通過しながら汚染物質と悪臭が除去された後、紫外線ランプ351の発光による殺菌処理過程を経て底フレーム350の空気排出口353を通じて排泄物吸引部40側に排出される。
    前記第1フィルタ部320は、上部スリット部材321と下部スリット部材322が脱着式によって結合するように上下に分離構成される。

    上部スリット部材321の側部周囲には「U」字形状の締結部材321bが間隔を置いて複数で備えられており、下部スリット部材322の上側部周囲には前記締結部材321bに脱着式によって結合する複数の突起322bが形成されたことによって構成されることが出来る。

    前記上部スリット部材321と下部スリット部材322には多数のスリット321a、322aがぎっしりと形成されており、下部スリット部材322の内部には不織布324、325で囲まれた活性炭323が充填される(図14参照)。 したがって、上部スリット部材321を通過した空気内に含まれた汚染物質は、横断面積が広い構造からなる下部スリット部材322内部に充填された活性炭323を低速で通過する間に捕集され、汚染物質が除去された空気は下部スリット部材322の底面に形成されたスリット322aを通過して下側に備えられた第2フィルタ部330に流入する。

    前記第2フィルタ部330は、第1フィルタ部320を通過した空気内に含まれた活性炭323の微細な粉塵をろ過する為のものであって、薄いろ過紙形状のヘパフィルタ(Hepa filter)が、空気との接触面積が増大するように上下方向にしわを作って連結するように設置されることが出来る。

    前記第1フィルタ部320と第2フィルタ部330は本体340内部に上下に収納され、上部カバー310と本体340の上端枠の角部はスクリューなどの結合部材313によって上下に貫通して結合し、前記本体340は底フレーム350の上面に載置する。

    前記底フレーム350には、殺菌の為の紫外線ランプ351と電源供給の為の配線が実装され、前記本体340と底フレーム350の間の結合/分離可否に応じ、紫外線ランプ351に供給される電源を自動で連結(ON)または遮断(OFF)するスイッチ部352が備えられる。

    すなわち、前記底フレーム350に本体340が載置した状態では、前記本体340の下端にスイッチ部352上端のプッシュ部が下に加圧されて電源接続端子が電気的に連結することにより、紫外線ランプ351に供給される電源の通電状態(ON)となり、本体340と底フレーム350が分離した状態では、スイッチ部352のプッシュ部が上側に上がって電源接続端子間の接続が解除されることにより、紫外線ランプ351に供給される電源が遮断状態(OFF)になる。

    このように、フィルタ部30内部の構成部品の交換の為に、上部カバー310のハンドル部311を握って結合部材313によって結合した本体340を底フレーム350の上側に持ち上げるとき、前記紫外線ランプ351が自動に消灯するように構成することにより、紫外線ランプ351の光が作業者の目に直接に露出される場合に招来する人体の損傷を事前に自動で遮断出来るようになる。

    また、前記フィルタ部30内部、一例として底フレーム350には、空気の真空度測定の為の圧力センサ354が備えられることが出来る。 前記圧力センサ354で測定された真空度を基準に、吸引される空気の流れの詰まりまたは漏洩可否を判断することが出来る。
    以下、フィルタ部30の構成部品間の結合構造を説明する。
    図13と図14は、図10のB−B線の切開斜視図と断面図である。

    先ず、上部カバー310と本体340の間の結合構造は、上述したように、上部カバー310の下端部と本体340の上端部が接触する枠の角部で結合部材313が上下に貫通して結合する以外に、結合した状態での気密維持の為に上部カバー310の下端枠に載置溝312が形成され、本体340の上端枠には前記載置溝312に挿入する載置突起341が形成されている。 また、前記載置溝312の内側にはシーリング部材315が介在し、前記載置突起341の上端にシーリング部材315が圧搾して上部カバー310と本体340の間の連結部での気密が維持される。

    次に、前記第1フィルタ部320の上部スリット部材321と下部スリット部材322の間の結合構造は、上述したように、上部スリット部材321の側部周囲に形成された締結部材321bと下部スリット部材322の上側部周囲に形成された突起322bの間の結合以外に、上部スリット部材321の下端と下部スリット部材322の上端枠には、互いに対応する形状の突出部と挿入溝が交差して結合する嵌合部321c、322cが形成されたことによって構成されることが出来る。

    前記本体340の内部に第1フィルタ部320と第2フィルタ部330が収納される構造を説明すれば、本体340の内側には第2フィルタ部330の上端枠に側方向に突出したフランジ部332が載置する支持部343が備えられ、前記支持部343の上端に第2フィルタ部330が置かれるようになる。

    そして、前記第1フィルタ部320の底面には、前記第2フィルタ部330のフランジ部332の上面に沿って接触するように下側に突出した突起322dが形成され、第1フィルタ部320の底面枠と第2フィルタ部330のフランジ部332の間の気密を維持するようになる。 これにより、フィルタ部30上部の連結管25を通じて本体340内部に流入する空気が第1フィルタ部320を経由せずに第2フィルタ部330に先に流入することを遮断し、第1フィルタ部320と第2フィルタ部330を順に経由するように流路を形成するようになる。

    このように、本発明では、別途の締結手順が必要なく、支持部343に第2フィルタ部330を支持して第2フィルタ部330の上側に第1フィルタ部320を載せるだけで、本体340内部に第1フィルタ部320と第2フィルタ部330を容易に収納出来るだけではなく、連結する部分の隙間から空気が漏洩することを効果的に遮断出来るようになる。

    一方、本体340と底フレーム350の間の結合構造を説明すれば、本体340の下端枠には所定の幅を有する平たい下部接触部342が形成され、底フレーム350の枠には前記下部接触部342が載置する「Y」字形状のゴムなどの伸縮性材質からなる本体載置部353が備えられている。 したがって、前記底フレーム350の本体載置部353上に本体340の下部接触部342が載置する場合、前記本体載置部353の上部は本体340の荷重によって加圧されて弾性変形することにより、下部接触部342と本体載置部353の間に密着するようになる。
    図7は、本発明に係るフィルタ部の交換作業過程を説明する為の使用状態図である。

    フィルタ部30内部の構成部品の交換の為に作業者が上部カバー310のハンドル部311を握って上側に持ち上げれば、結合部材313によって結合した上部カバー310と本体340、および本体340内部に収納された第1フィルタ部320と第2フィルタ部330は上側に共に持ち上げられ、底フレーム350と分離する。
    これと同時に、上述したように、スイッチ部352での電源連結が遮断されて紫外線ランプ351が消灯する。

    このように、自動排泄物処理装置の外部に上部カバー310と本体340を取り出した後には、上部カバー310と本体340の間に締結した結合部材313を解体し、本体340内部に収納されている第1フィルタ部320と第2フィルタ部330は上側に持ち上げるだけの作業によって容易に分離し、新しい部品に交換出来るようになる。

    本発明で提供される自動排泄物処理処置および制御方法は、ビデ洗浄の初期動作時から温かく加熱された洗浄水を供給することができ、排泄物と空気を吸引する為に必要となるポンプの負荷を節減してろ過能力を向上させることが出来る為、産業上の利用可能性の利点を有するようになる。

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