Patient care module for the hospital of the wall

申请号 JP2007515414 申请日 2005-05-31 公开(公告)号 JP2008501419A 公开(公告)日 2008-01-24
申请人 ヒル−ロム サービシーズ,インコーポレイティド; 发明人 クレイマー,ケニス,エル.; ケルン,ジュリー,エー.; チャンス,リチャード,ダブリュー.;
摘要 医療施設において使用され、床スペースを仕切り病院設備モジュールを支えるモジュール壁システム(20)を提供する。 床の上に垂直上方に立つよう構成された複数の枠ユニット(100)を備え、該複数の枠ユニット(100)は垂直方向と横方向に互いに隔てられ所定の高さ(132)と所定の幅(130)を有する複数の壁空間から成るグリッドを形成する。 複数の患者医療モジュール(24)が、該壁空間に配置され医療施設の壁(26)を形成するよう構成されている。
权利要求
  • 医療施設において使用されるモジュール壁システムであって、
    複数の枠ユニットと、
    該枠ユニットに結合され病室の壁を形成する複数の患者医療モジュールとを備えるモジュール壁システム。
  • 前記複数の枠ユニットは、垂直方向と横方向に互いに隔てられ所定の高さと所定の幅を有する複数の壁空間から成るグリッドを形成し、前記複数の患者医療モジュールは、該壁空間に配置され壁を形成するよう構成されている請求項1に記載のシステム。
  • 前記複数の患者医療モジュールの少なくとも幾つかは、前記壁空間の前記所定の幅の1倍を含む倍数にほぼ等しい幅と、前記壁空間の前記所定の高さの1倍を含む倍数にほぼ等しい高さとを有する請求項2に記載のシステム。
  • 前記各枠ユニットは、所定の高さと所定の幅だけ互いに隔てられグリッドを形成する複数の接続点を有し、前記複数の患者医療モジュールは該接続点において該枠ユニットに結合され壁を形成する請求項1に記載のシステム。
  • 前記複数の患者医療モジュールの少なくとも幾つかは、前記所定の幅の1倍を含む倍数にほぼ等しい幅と、前記所定の高さの1倍を含む倍数にほぼ等しい高さとを有する請求項4に記載のシステム。
  • 前記接続点において前記枠ユニットに取外し可能に結合されるよう構成された複数の支持部材を備え、
    該支持部材は該枠ユニットからカンチレバー状に概ね水平に延び、前記複数の患者医療モジュールは該支持部材に結合され壁を形成するよう構成されている請求項4に記載のシステム。
  • 前記各患者医療モジュールは、その両側に配置されたガイドトラックの対を1つ以上備え、該ガイドトラックの対は対向して配置された支持部材の関連する対を受容するように寸法設定及び配置されている請求項6に記載のシステム。
  • 前記患者医療モジュールは、生命徴候モジュールと、サービス提供モジュールと、ベッドロケータモジュールと、モニターモジュールと、鋭利物廃棄モジュールと、コンピュータモジュールと、管投下モジュールと、キャビネットモジュールと、廃棄物管理モジュールと、灯りモジュールと、時計モジュールとのうち1つ以上を含む請求項1に記載のシステム。
  • 前記生命徴候モジュールは、筐体と、該筐体に結合された表示パネルと、該筐体に結合されたコントローラと、該コントローラに結合された少なくとも1つの生命徴候測定装置とを備え、
    該表示パネルは該コントローラに結合され、該少なくとも1つの生命徴候測定装置の出力に応答してデータを表示するよう構成されている請求項8に記載のシステム。
  • 前記少なくとも1つの生命徴候測定装置はセンサを備える請求項9に記載のシステム。
  • 前記センサは前記コントローラに配線を介して結合されている請求項10に記載のシステム。
  • 前記センサは前記コントローラに無線通信リンクを介して結合されている請求項10に記載のシステム。
  • 前記生命徴候モジュールは、血圧測定カフスと、体温計と、パルス酸素濃度計と、心拍モニターと、呼吸数センサと、リードとセンサのための収納器と、使い捨てプローブカバーのための収納器と、アクセサリ装着トラックとのうち1つ以上を備える請求項9に記載のシステム。
  • 前記廃棄物管理モジュールは、ごみを集めるためのごみ容器と、鋭利な物を集めるための鋭利物廃棄容器と、バイオハザード物を集めるためのバイオハザード廃棄容器と、汚れたリネンのための汚れリネン容器とのうち1つ以上を備える請求項8に記載のシステム。
  • 前記廃棄物管理モジュールは、前記病室の内側と外側からアクセス可能なように構成されている請求項14に記載のシステム。
  • 前記関連するごみ容器と、鋭利物廃棄容器と、バイオハザード廃棄容器と、汚れリネン容器とにそれぞれ結合された複数の搬送管を備え、
    該搬送管は、集積されたごみ、鋭利物、バイオハザード物、及び汚れリネンをそれぞれの容器から前記病室の外にある収集モジュールに搬送するよう構成されている請求項14に記載のシステム。
  • 前記ごみ、鋭利物、及びバイオハザード物は、前記搬送管を介して前記収集モジュールに搬送される前に、コンパクト化される請求項16に記載のシステム。
  • 前記ごみ、鋭利物、及びバイオハザード物は、前記搬送管を介して前記収集モジュールに搬送される前に、それぞれの容器においてコンパクト化される請求項16に記載のシステム。
  • 前記サービス提供モジュールは、複数のサービスコネクタを備え、電気コンセントと、医療ガス出口と、真空口と、空気口と、通信ポートとのうち1つ以上を提供する請求項8に記載のシステム。
  • 医療施設において使用される生命徴候モジュールであって、
    筐体と、
    該筐体に結合された表示パネルと、
    該筐体に結合されたコントローラと、
    該コントローラに結合された少なくとも1つの生命徴候測定装置とを備え、
    該表示パネルは該コントローラに結合され、該少なくとも1つの生命徴候測定装置の出力に応答してデータを表示するよう構成されている生命徴候モジュール。
  • 医療施設において使用される装置であって、
    ヘッドウォールと、
    該ヘッドウォールの少なくとも第1部分へのアクセスを阻止する第1位置と該ヘッドウォールの該第1部分へのアクセスを許す第2位置との間を移動可能であり、該ヘッドウォールに結合された衣装タンスとを備える装置。
  • 前記第1位置と第2位置の間の前記衣装タンスの移動を導く少なくとも1つのトラックを備える請求項21に記載の装置。
  • 前記ヘッドウォールは複数のサービスコネクタを備える請求項21に記載の装置。
  • 前記衣装タンスは前記ヘッドウォールの一方の側に移動可能である請求項21に記載の装置。
  • 前記衣装タンスは第1セクションと第2セクションとを備え、
    該第1セクションは前記ヘッドウォールの第1の側に横方向に移動可能であり、該第2セクションは前記ヘッドウォールの第2の側に横方向に移動可能である請求項21に記載の装置。
  • 前記ヘッドウォールは、前記医療施設の壁から外方へ突出しており、前記衣装タンスの第1セクションは、該ヘッドウォールの該第1の側に横方向に移動された後、該壁に向かって後方に移動可能であり、該衣装タンスの第2セクションは、該ヘッドウォールの該第2の側に横方向に移動された後、該壁に向かって後方に移動可能である請求項25に記載の装置。
  • 前記衣装タンスの第1セクションと第2セクションは、床、天井、又は床と天井の両方に結合されたトラック上を移動可能である請求項26に記載の装置。
  • 前記第1セクションと第2セクションのそれぞれの前記ヘッドウォールの前の第1位置と該ヘッドウォールの側の第2位置との間の移動を導くために該第1セクションと第2セクションに結合された連結システムを備える請求項26に記載の装置。
  • 前記衣装タンスは、洋服タンスと、棚と、キャビネットと、引出し式執筆面と、画鋲面と、娯楽センターとのうち1つ以上を備える請求項21に記載の装置。
  • 说明书全文

    本発明は、適応性のある臨床環境、特に臨床環境における壁を構築するためのモジュールシステムに関する。

    医療施設内の壁を構築する従来の方法は、医療施設の床及び/又は天井にほぼ永久的に取付けられる木材、鋼材、及び壁板を使用する。 従来の構築方法は、建築作業を完了させるために大工、塗装工、配管工、電気工等の様々な職人をスケジュールする困難さに起因する長く低信頼性の建築時間を伴う。 このような従来の方法を使用して建築された部屋及び空間は、容易には再構成することができない。 このような再構成は、存在する壁の取り壊しを必要とし、コストと時間が掛かり、業務を妨げるだけでなく、多量のごみ、ほこり、及び騒音を生成する。 取除かれた材料は一般に再利用できず処分するしかない。

    開いた空間を複数の小部屋に分けるモジュール壁システムは周知である。 このようなシステムの例が、特許文献1と特許文献2に開示されている。 両方とも名称は「モジュール式病室」である。

    米国特許出願公開第2002−0104271号明細書

    米国特許第6,405,491号明細書

    《関連する出願への相互参照》
    本出願は、2004年06月03日付で出願した米国仮特許出願第60/576,666号及び第60/576,868号と、2004年11月02日付で出願した米国仮特許出願第60/624,260号と、2005年01月20日付で出願した米国仮特許出願第60/645,410号との利益を主張する同一の譲渡人に譲渡する通常の特許出願である。 これら全ての出願を本明細書に援用する。

    本発明は、単独でまたは組合せで特許性のある事項を構成する下記の複数の特徴のうち1つ以上又はそれらの組合せを有するシステムを含む。

    壁を構築するためのシステムは、複数の接続点を有する複数の枠ユニットと、該接続点において該枠ユニットに結合され壁を形成する複数の患者医療モジュールとを備えてもよい。 前記複数の枠ユニットは、垂直方向と横方向にそれぞれ所定の間隔で互いに隔てられた複数の接続点から成るグリッドを形成する。 前記複数の患者医療モジュールの少なくとも幾つかは、前記所定の横方向間隔の1倍を含む倍数にほぼ等しい幅と、前記所定の垂直方向間隔の1倍を含む倍数にほぼ等しい高さとを有する。

    前記患者医療モジュールの幾つか例は、生命徴候モジュール、サービス提供モジュール、ベッドロケータモジュール、モニターモジュール、ビューボックスモジュール、鋭利物廃棄モジュール、コンピュータ/キーボードモジュール、管投下モジュール、廃棄物管理モジュール、灯りモジュール、及び時計モジュールである。 このリストは例にすぎず、全てを網羅していることを意図していない。

    上記以外の特徴が、単独でまたは上記又は請求項に記載された特徴と組合せで特許性のある事項を構成する可能性があり、発明を実施するための現時点での最良の形態である以下の実施形態の詳細な説明から、当業者に明らかとなるであろう。

    図1と図2に示すように、壁を構築するためのモジュール壁システム20が提供される。 図示のように、モジュール壁システム20は、複数の基礎構造部品22と、基礎構造部品22に結合されヘッドウォール26等の壁を形成する、患者医療又はヘッドウォールモジュール24等の複数のモジュールとを備える。 このようなシステム20は、例えば個室の病室等の医療施設内の壁を構築するために使用される。

    図1を参照すると、患者医療装置24は、例えば、生命徴候モジュール200(図3に示す)と、平サービス提供モジュール202(図4に示す)と、垂直サービス提供モジュール204(図5に示す)と、ベッドロケータモジュール206(図6に示す)と、フラット画面モニターモジュール208(図7に示す)と、フラット画面が関節付き入れ子アームに装着されたモニターモジュール210(図8に示す)と、ビューボックスモジュール212(図9に示す)と、鋭利物廃棄モジュール214(図10に示す)と、コンピュータ・キーボードモジュール216(図11に示す)と、管投下モジュール218(図12に示す)と、キャビネットモジュール220(図13に示す)と、廃棄物管理モジュール222(図14に示す)と、灯りモジュール224(図1に示す)と、時計モジュール226(図1に示す)とを含む。 また、飾りパネルモジュール228はモジュールスペースを閉じる又は覆うために設けられてもよい。 上記リストは一例であり、全てを網羅していることを意図していない。

    図1の壁26は患者医療装置24を含んでいるが、モジュール式壁は、他のモジュール、例えば足壁モジュール、臨床壁モジュール、家族ゾーンモジュール、衛生ゾーンモジュール等(不図示)を含んでもよい。 家族ゾーンモジュールの幾つかの例は、訪問者用収納式ベッドモジュール、電子レンジモジュール、冷蔵庫モジュール、キャビネットモジュール、引出しモジュール、展開式座モジュール、読書灯モジュール、テレビモジュール、棚モジュール、洋服ダンスモジュール、飾りパネルモジュール、ホワイトボードモジュール、画鋲面モジュール、及びムードパネルモジュールである。 このような家族ゾーンモジュールは国際特許出願No. PCT/US2005/xxxxxx(attorney docket no. 7175-78001)に開示されている。 この出願は本出願と同一の譲渡人に譲渡する特許出願であり、この出願を本明細書に援用する。 用語「病院設備モジュール」は、広義の意味で使用されており、患者医療モジュール、足壁モジュール、臨床壁モジュール、家族ゾーンモジュール、衛生ゾーンモジュール、ドアモジュール、窓モジュール、展開式ベッドモジュール、生命徴候モジュール、装置収納モジュール等を含んでいる。

    図2に示すように、基礎構造部品22は枠ユニット100と、複数の支持部材102とを含む。 本実施形態では、支持部材102は枠ユニット100に取外し可能に結合されるよう構成されたハンガーである。 各枠ユニット100は一対の垂直部材110と、枠ユニット100の上部と底部の近くにおいて垂直部材110間を延びる一対の水平部材112とを備え、垂直部材110と水平部材112は、枠ユニット100の前面116と後面118の間に亘る開いた空間または空洞114を中央に有する概ね矩形の構造体を形成する。 図示のように、垂直部材110と水平部材112とは概ね矩形の断面を有する管状部材から作られている。

    各枠ユニット100の垂直部材110は、枠ユニット100の前側116に面した第1の数の接続点120と、枠ユニット204の後側118に面した第2の数の接続点120とを有する。 本実施形態では、第1の数の接続点120は、枠ユニット100の前側116に面しその奥行きに沿って延びる第1の数のハンガー受容穴120であり、同様に、第2の数の接続点120は、枠ユニット100の後側118に面しその奥行きに沿って延びる第2の数のハンガー受容穴120である。 ハンガー受容穴120はハンガー102を受容する寸法及び形を有す。 挿入された時、ハンガー102は枠ユニット100のハンガー受容穴120に嵌合し、固く適正にロックされる。 図示のように、ハンガー102とハンガー受容穴120とは横断面が概ね矩形である。 ハンガー102は、枠ユニット100からカンチレバー状に概ね水平に延びる。 下記に説明するように、ハンガー102の長さは、ハンガー102によって支持されるモジュール24の奥行きに概ね一致する。

    各枠ユニット100の幅又はX軸に沿った、垂直部材110のハンガー受容穴120同士の中心間の横方向間隔130は固定である。 図示のように、ハンガー受容穴120の中心間横方向間隔130は約2フィート(約0.60メートル)である。 各枠ユニット100の高さ又はZ軸に沿った、垂直部材110のハンガー受容穴120同士の中心間の垂直方向間隔132も固定である。 図示のように、高さに沿ったハンガー受容穴120の中心間間隔132は約2フィート(約0.60メートル)である。

    従って、該第1の数と第2の数のハンガー受容穴120は、所定の幅130と所定の高さ132だけ互いに隔てられ、2フィート×2フィート(約0.60メートル×約0.60メートル)のグリッドを枠ユニット100の両側116、118に形成する。 各モジュール24は、該所定の幅(本実施形態では2フィート又は約0.60メートル)の1倍を含む倍数にほぼ等しい幅と、該所定の高さ(本実施形態では2フィート又は約0.60メートル)の1倍を含む倍数にほぼ等しい高さを有する。

    図2の実施形態では、第1の数のモジュール24が、枠ユニット100の前側116のハンガー102によって支持されている。 第2の数のモジュール24が、枠ユニット100の後側118のハンガー102によって支持されている。 図15に示すように、各モジュール24はモジュール24の上端の近くの両側に配置された一対のガイドトラック又はチャネル140と、下端の近くの両側に配置された一対のガイドトラック又はチャネル140とを有する。 上端と下端の二対のガイドトラック140は、枠ユニット100の垂直部材110に取付けられた対応するハンガー102をスライド方式で受容する。 ガイドトラック140とハンガー102はスライド嵌合するように寸法が決められている。 適切なラッチによりモジュール24がハンガー102に固定される。

    各枠ユニット100の下部水平部材112は、医療施設の床152に該枠ユニット100を取付けるための一対の垂直に延びる貫通孔150を有する。 同様に、各枠ユニット100の上部水平部材112は、医療施設の床152から天井154に延びる該枠ユニット100を天井154に取付けるための一対の垂直に延びる貫通孔150を有する。 スタッド、ピン、ねじ、又はナットとボルト等の任意の適当な留め具156を、枠ユニット100を床152と天井154とに取付けるために使用してもよい。 本実施形態では、モジュール24を例えば、モップ、床清掃器具等から保護できるように、枠ユニット100は、床152の代わりにベース板158に取付けられ、ベース板158は床152に取付けられる。 図示のように、ベース板158は高さ約4インチ(10.16センチメートル)である。

    本実施形態では、各枠ユニット100は両側の隣接する枠ユニット100に結合される。 また、医療施設の既存の通常の壁160に最も近い枠ユニット100はその壁に取付けられる。 このために、各枠ユニット100の垂直部材110は複数の横方向に延びる貫通孔162を有する。 スタッド、ピン、ねじ、又はナットとボルト等の任意の適当な留め具164を、各枠ユニット100を両側の隣接する枠ユニット100及び隣接する既存の通常の壁160に取付けるために使用してもよい。

    ユーティリティ管172が医療施設の機械室から病室28に配管されてもよい。 ユーティリティ管172は通常、病室28の床152、天井154又は壁26を通って配管されてよい。 水平部材112は垂直に延びる貫通スロット又は孔170を有し、これを通ってユーティリティ管172が枠部材110、112によって画成された開いた空間または空洞114に入る。 次に、ユーティリティ管172は開いた空間114から関連するモジュール24に配管される。 例として、ユーティリティ管172はデータ線、ガス管、真空管、AC/DC電線、温水管、冷水管、及び配管を含む。

    また、ユーティリティ管172を枠ユニット100の開いた空間114から両側の隣接する枠ユニット100の開いた空間114へ配管するために、横方向に延びる貫通孔(不図示)を枠ユニット100の垂直部材110に形成してもよい。 次に、ユーティリティ管172は該隣接する枠ユニット100の開いた空間114から関連するモジュール24に配管される。 枠ユニット100の開いた空間114に、音及び/又は熱に対する絶縁材を充填してもよい。

    患者医療モジュール24群は、ハンガー受容穴120の該所定の横方向間隔130の1倍を含む倍数にほぼ等しい幅を有する。 本実施形態では、ハンガー受容穴120の該所定の横方向間隔130は約2フィート(約60センチメートル)である。 従って、患者医療モジュール24の幅は約2フィート(約60センチメートル)、4フィート(約120センチメートル)、6フィート(約180センチメートル)等でありうる。 患者医療モジュール24群は、ハンガー受容穴120の該所定の垂直方向間隔132の1倍を含む倍数にほぼ等しい高さを有する。 本実施形態では、ハンガー受容穴120の該所定の垂直方向間隔132は約2フィート(約60センチメートル)である。 従って、患者医療モジュール24の高さは約2フィート(約60センチメートル)、4フィート(約120センチメートル)、6フィート(約180センチメートル)、8フィート(約240センチメートル)等でありうる。

    モジュール24の幅と高さはそれぞれ、ハンガー受容穴120の該所定の横方向間隔130と該所定の垂直方向間隔132の1倍を含む倍数であるが、モジュール24の奥行きは、その機能に依って変わる。 例えば、飾りパネルモジュール222は奥行き約1インチ(2.54センチメートル)である。 上述のように、ハンガー102の長さは該ハンガー102によって支持されるモジュール24の奥行きに概ね一致する。 従って、奥行き1インチ(2.54センチメートル)の飾りパネルモジュール228を支持するハンガー102の長さも、約1インチ(2.54センチメートル)である。 このようなモジュール壁システム20は国際特許出願No. PCT/US2005/xxxxxx(attorney docket no. 7175-78000)に開示されている。 この出願は本出願と同一の譲渡人に譲渡する特許出願であり、この出願を本明細書に援用する。

    図3に示すように、生命徴候モジュール200は、筐体250、表示パネル252、コントローラ254(図16、図17に示す)、非観血式血圧測定器256、体温計258、パルス酸素濃度計260、心拍モニター262、使い捨てプローブカバーのための収納コンパートメント264、リードとセンサのための収納コンパートメント266、及びアクセサリ装着トラック268を備える。 生命徴候計測装置256、258、260、262は、医療施設内の患者のベッドの側に必要であることが多い。 生命徴候計測装置の上記のリストは一例であり、全てを網羅していることを意図していない。

    本明細書と請求項において、用語「生命徴候計測装置」は、血圧、体温、血中酸素量、心拍数、呼吸数等の人の生命徴候を含む患者の任意の生理学的状態又は特性を計測する装置を意味する。 また、用語「心拍モニター」はEKGモニター、心臓モニター等の類似の用語と交換可能に使用される。 図16、図17において、符号420は、血圧、体温、血中酸素量及び心拍数以外の1つの生命徴候を計測する生命徴候計測装置を指す。

    筐体250は概ね箱形であり、前部壁270と、後部壁272と、一対の側壁274、276と、上部壁278と、底壁280とを有する。 表示パネル252は前部壁270に結合される。 コントローラ254(図16、図17に示す)は筐体250の内部(不図示)に配置される。 図16、図17に示すように、コントローラ254は、血圧測定器256、体温計258、パルス酸素濃度計260、及び心拍モニター262から入力を受け取るマイクロコントローラ384を備える。 生命徴候計測装置256、258、260、262の出力に応答して、マイクロコントローラ384はグラフィックデータ及び/又は英数字データ(例えば血圧、体温、血中酸素量、心拍数、呼吸数)を表示パネル252に表示する。 表示パネル252に表示されたデータは、もし望むなら、波形、棒グラフ、円グラフ等の形態であってもよい。 また、生命徴候計測装置256、258、260、262からのデータは、有線又は無線通信リンクを介して医療施設内のコンピュータネットワークに送信されてもよい。

    非観血式血圧測定器256はカフス300を備える。 カフス300は不使用時、前部壁270に形成された空洞又はスロット302に収納される。 拡張コード304は血圧カフス300を筐体250の前部壁270に結合された装着板308上の端子306に結合する。 本実施形態では、装着板308は筐体250の前部壁270とほぼ面一である。 端子306は血圧測定器256の電気部品と結合されている。 装着板308は血圧測定器256の電気部品を収容するハウジングの一部を形成してもよい。 血圧測定器256の電気部品は、例えば図16に示すように、コントローラ254に結合される。 動作時、血圧測定のためにカフス300は患者の上腕に巻かれる。

    幾つかの実施形態では、生命徴候モジュール200は観血式血圧測定器(不図示)を備える。 該観血式血圧測定器は変換器に結合されたカテーテルを備える。 該カテーテルは患者の動脈に挿入され、該変換器はコントローラ254に結合される。 コントローラ254に結合された表示パネル252は該変換器の出力に基づいたアナログ波形を表示する。

    体温計258はプローブ320を備える。 体温計258を使用しない時、前部壁270に結合されたホルダー322はプローブ320を解放可能に支持する。 拡張コード324はプローブ320を筐体250の前部壁270に結合された装着板328上の端子326に結合する。 本実施形態では、装着板328は筐体250の前部壁270とほぼ面一である。 端子326は体温計258の電気部品に結合される。 装着板328は体温計258の電気部品を収容するハウジングの一部を形成してもよい。 体温計258の電気部品は、例えば図16に示すように、コントローラ254に結合される。 プローブ320用の使い捨てカバー(不図示)は収納コンパートメント264に収納されている。 収納コンパートメント264は該プローブカバーへのアクセスを阻止する閉位置と該アクセスを許す開位置との間を移動可能である。 収納コンパートメント264はハンドル330を備える。 動作時、プローブ320は患者の体温を測定するために患者の口に挿入される。

    パルス酸素濃度計260は、前部壁270に結合された装着板348と、拡張コード344により装着板348上の端子346に結合された指クリップ342とを備える。 本実施形態では、装着板348は筐体250の前部壁270とほぼ面一である。 端子346はパルス酸素濃度計260の電気部品に結合される。 装着板348はパルス酸素濃度計260の電気部品を収容するハウジングの一部を形成してもよい。 パルス酸素濃度計260の電気部品は、例えば図16に示すように、コントローラ254に結合される。 パルス酸素濃度計260を使用しない時、ホルダー350が指クリップ342を解放可能に支持するように前部壁270に結合されている。 動作時、指クリップ342は患者の血中の酸素飽和レベルを測定するために患者の指に取付けられる。

    心拍モニター262は、前部壁270に結合された装着板360と、装着板360上の複数の端子364にそれぞれリード366により結合された複数の電極362とを備える。 本実施形態では、装着板360は筐体250の前部壁270とほぼ面一である。 端子364は心拍モニター262の電気部品に結合される。 装着板360は心拍モニター262の電気部品を収容するハウジングの一部を形成してもよい。 心拍モニター262の電気部品は、例えば図16に示すように、コントローラ254に結合される。 心拍モニター362を使用しない時、電極362とリード366は収納コンパートメント266に収納されている。 収納コンパートメント266は電極362とリード366へのアクセスを阻止する閉位置と該アクセスを許す開位置との間を移動可能である。 収納コンパートメント266はハンドル368を備える。 動作時、電極362は患者の心拍数を測定するために患者の胸に取付けられる。

    本実施形態では、心拍モニター262は患者の呼吸数を測定し、心拍数と心臓リズムを測定する他に無呼吸の兆候がないかモニターする。 しかし、生命徴候モジュール200が医療施設の医療/外科領域に設置される場合は、生命徴候モジュール200は別個の無呼吸モニターを備えてもよい。 幾つかの実施形態では、心拍モニター262は心拍数のみを測定する。 この場合、生命徴候モジュール200は別個の呼吸数測定器を備えてもよい。

    アクセサリ装着トラック268は、医療施設の床にほぼ垂直に延びるよう筐体250の前部壁270に結合される。 幾つかの実施形態では、アクセサリ装着トラック268はほぼ水平に延びる。 アクセサリ装着トラック268はアクセサリバスケット282等の1つ以上のアクセサリとボトル(不図示)とを支持するよう構成されている。

    各生命徴候測定装置は、生命徴候をモニターする対象の患者に結合されるよう構成された1つ以上の生命徴候測定センサを備える。 従って、血圧測定器256はカフス300を備え、体温計258はプローブ320を備え、パルス酸素濃度計260は指クリップ342を備え、心拍モニター262は複数の電極362を備える。 本実施形態では、血圧測定器256、体温計258、パルス酸素濃度計260、心拍モニター262等の生命徴候測定装置のそれぞれのセンサ300、320、342、362はコントローラ254にそれぞれ拡張コード304、324、344及びリード366を介して結合される。

    幾つかの実施形態では、1つ以上の生命徴候測定装置256、258、260、262はコントローラ254に無線通信リンクを介して結合されてもよい。 各無線通信リンクは、センサ300、320、342、又は362に結合された無線送信機とコントローラ254に結合された無線受信機とを備えてよい。 無線送信機と無線受信機はそれぞれ、無線信号を送信するアンテナと受信するアンテナを備えてよい。 幾つかの実施形態では、無線通信リンクはセンサ300、320、342、又は362に結合された第1の無線送受信機と、コントローラ254に結合された第2の無線送受信機とを備えてもよい。 無線通信リンクを備える生命徴候測定装置256、258、260、262は、コントローラ254との無線通信を可能にするためにその近傍で使用される。 生命徴候モジュール200は、センサ300、320、342、362のうち少なくとも1つを付けた患者が関連する無線通信リンクの無線通信範囲外に出た場合に発せられる警報を備えてもよい。

    図16に示すように、血圧測定器256の出力は信号線382を介して信号調節回路380に結合される。 信号調節回路380の出力は信号線386を介してコントローラ384に結合される。 体温計258の出力は信号線392を介して信号調節回路390に結合される。 信号調節回路390の出力は信号線396を介してコントローラ384に結合される。 パルス酸素濃度計260の出力は信号線402を介して信号調節回路400に結合される。 信号調節回路400の出力は信号線406を介してコントローラ384に結合される。 心拍モニター262の出力は信号線412を介して信号調節回路410に結合される。 信号調節回路410の出力は信号線416を介してコントローラ384に結合される。

    生命徴候測定装置420の出力は信号線432を介して信号調節回路430に結合される。 信号調節回路430の出力は信号線436を介してコントローラ384に結合される。 上述のように、生命徴候測定装置420は、血圧、体温、血中酸素量及び心拍数以外の1つの生命徴候を計測する。 各信号調節回路380、390、400、410、430はそれぞれ関連する生命徴候測定装置256、258、260、262、420の出力をコントローラ384への入力に適切な形態に変換する。 信号調節回路380、390、400、410、430は、A/Dコンバータ、増幅器、フィルタ回路、及び平滑回路のうち1つ以上を含む如何なるタイプの電気回路を備えてもよい。

    コントローラ384の出力は信号線442を介してドライバ回路440に結合される。 ドライバ回路440の出力は信号線446を介して表示パネル252に結合される。 ドライバ回路440はコントローラ384の出力を表示パネル252への入力に適切な形態に変換する。 ドライバ回路440は、A/Dコンバータ、増幅器、及びフィルタ回路のうち1つ以上を含む如何なるタイプの電気回路を備えていてもよい。 生命徴候測定装置256、258、260、262の出力を表すデータ(例えば血圧、体温、血中酸素量、心拍数、呼吸数)が表示パネル252に表示される。 幾つかの実施形態では、表示パネル252は、更に、生命徴候測定装置256、258、260、262の装置警報状態と装置設定とのうち1つ以上に関する情報を含む動作状態を表示するよう構成されてもよい。

    図17は生命徴候モジュール200の様々な電気部品の他の配置を示す。 図示のように、信号調節回路380、390、400、410、コントローラ384、ドライバ回路440は全てバス448に、図16のマスタ・スレーブ構成ではなく、ピア・ツー・ピア構成で結合されている。 図3、図16、図17に示した実施形態では、4つの生命徴候測定装置256、258、260、262がコントローラ384に結合されているが、4を超える又は4未満の数の生命徴候測定装置がコントローラ384に結合されてもよい。

    幾つかの実施形態では、表示パネル252はタッチスクリーン表示パネル(不図示)により構成されてもよい。 第1のモードでは該タッチスクリーン表示パネルは、患者の生命徴候データを表示可能であり、第2のモードでは該タッチスクリーン表示パネルは、生命徴候測定装置256、258、260、262へ入力を提供するためにタッチ可能な複数のアイコンを表示可能であってもよい。 タッチスクリーン表示パネルは患者生命徴候データと該アイコンとを同時に表示可能であり、また、患者生命徴候データと該アイコンとを別々に表示可能である。

    幾つかの実施形態では、生命徴候モジュール20は、生命徴候測定装置256、258、260、262へ入力を提供するための英数字キーボード(不図示)等のユーザインターフェイス及び/又はバーコードスキャナ、網膜スキャナ等の電子データ入力装置を備えている。 生命徴候モジュール200は、もし望むなら、コントローラ254に結合されたデータポート(不図示)を備えていてもよい。 データは、該データポートを介してコントローラ254にアップロード及び/又はコントローラ254からダウンロードされる。 幾つかの実施形態では、生命徴候モジュール200は、聴覚または視覚による警報を備えていてもよい。

    図4は水平サービス提供モジュール202を示す。 一方、図5は垂直サービス提供モジュール204を示す。 サービス提供モジュール202、204は電力、医療ガス、真空等のユーティリティを患者及び心モニター、人工呼吸器、輸液ポンプ、静脈ポンプ、細動除去器等の患者医療装置(不図示)に提供する。 各サービス提供モジュール202、204はキャビネット500と図4のように横又は図5のように上下にスライドする一対のドア502とを備える。 制御ボタン(不図示)をドア502を開閉するために設けてもよい。 ドア502は透明でも不透明でもよい。 また、装飾挿入物を有してもよい。

    各サービス提供モジュール202、204は複数のサービスコネクタ504を備える。 本実施形態では、サービスコネクタ504は、電力を供給する電気コンセント506と、例えば酸素、窒素、空気等のうち1つ以上を供給する医療ガス出口508と、負圧を供給する負圧源(不図示)に結合された負圧口510とを含む。 該負圧源は例えば医療施設の中央負圧源、又は病室または他の場所にある真空ポンプであってもよい。 本実施形態では、スライド512は負圧口510、体液用のボトル514、及びアクセサリバスケット516(図4に示す)を支持する。 負圧口510、ボトル514、及びバスケット516はスライド512に沿って移動可能である。

    複数のサービス配達線または管518が、病室から離れている設備からサービスコネクタ504まで延びている。 サービス配達線518は病室の天井、床または壁のうち1つを通って配線されてもよい。 各サービス提供モジュール202、204は、ドア502が開いたときオンになる1つ以上の作業灯520を備える。 サービスコネクタ504は、データ、例えば音声データ、映像データ、及び情報データのうち1つ以上を病室に送信するデータポート(不図示)を備えてもよい。 サービス提供モジュール202、204は電話、ナース呼出ボタン、コードボタン等の通信設備(不図示)を備えてもよい。

    図6を参照すると、ベッドロケータモジュール206はベッド受容空間または空洞530を備え、病院ベッド(不図示)はベッド受容空間または空洞530に嵌合するよう構成される。 ベッドロケータモジュール206は病院ベッド又は患者医療装置への偶発的な損傷を防ぐ一対のバンパーパッド532を備える。 ベッドロケータモジュール206は複数のサービスコネクタ534を備える。 サービスコネクタ364は電気コンセント、医療ガス出口、負圧口、及びデータ通信ポートを含む。 ベッドロケータモジュール206は体液用のボトルを支えるボトルスライド(不図示)を備えてもよい。 また、ベッドロケータモジュール206は電話、ナース呼出ボタン等の通信設備(不図示)を備えてもよい。

    図7のモニターモジュール208は、サービス配達線542に結合された静止フラット画面540を備える。 図8のモニターモジュール210は、内部空洞又は空間552を形成するキャビネット550を備える。 フラット画面554は、キャビネット550に結合された関節付き入れ子アーム556に装着されている。 フラット画面554はキャビネット550に隣接した第1の位置と、キャビネット550から離れた第2の位置の間を移動可能である。 フラット画面554がキャビネット550に隣接した第1の位置にいる時、関節付き入れ子アーム556は内部空洞又は空間552内に引っ込んでいる。 サービス配達線558が関節付きアーム556内を通って配線されフラット画面554に結合される。

    図9を参照すると、ビューボックスモジュール212は、サービス配達線572に結合された灯りユニットを収容する内部空間(不図示)を有するキャビネット570と、該内部空間を囲う半透明なスクリーン574とを備える。 X線写真578を支持するために、X線ホルダー576がキャビネット570の上縁に沿って横に延びている。 ビューボックスモジュール212は、該灯りユニットを操作するための制御ボタン580を備える。 図10に示すように、鋭利物廃棄モジュール214は、例えば使用済みの針、注射器、ナイフ、刃等の鋭利な物を後で廃棄するために集めるためのスライド可能な引き出し580を備える。 鋭利物廃棄モジュール214は、粉砕機(不図示)又は固め機(不図示)を備えてもよい。

    図11を参照すると、コンピュータ・キーボードモジュール216は、棚収容空洞592を有するキャビネット590と、収納位置と使用位置の間を移動可能なキャビネット590に支えられた棚594とを備える。 該収納位置において、棚594は空洞592内にあり、該使用位置において、棚594は空洞592外にある。 該使用位置において、棚594はカンチレバー状にキャビネット590から水平に延びるように構成されている。 棚594が収納位置にある時は、棚594の外方に面する壁は、キャビネット590の外方に面する壁と面一である。 コンピュータ・キーボードモジュール216は空洞592内に支持されたフラット画面596と、棚594上に支持された傾斜可能なキーボード598とを備える。

    図12に示すように、空気圧式管投下モジュール218は、管投下物602を収容する投下物受容空洞又は空間を有するキャビネット600を備える。 キャビネット600は、管投下物602にアクセスするためのドア604と、ドア604を開閉するための制御ボタン606とを有する。 供給・配達管608が空気圧式管投下モジュール218に結合され、供給物(例えば、薬、創傷包帯、殺菌された注射器等)と通信文(例えば、処方箋、患者カルテ等)を病室から回収すること及び病室に配達することができる。 ドア604は透明でも不透明でもよい。 また、ドア604は装飾挿入物を有してもよい。 図13に示すように、キャビネットモジュール220は収納キャビネット620とキャビネット620に対して上下にスライドするドア622とを備える。 ドア622は透明でも不透明でもよい。 また、ドア622は装飾挿入物を有してもよい。 図13の例示のキャビネット620は水平に置かれているが、垂直に置かれてもよい。

    図14に示すように、廃棄物管理モジュール222は、ごみを集めるためのごみ容器630と、例えば使用済みの針、注射器、ナイフ、刃等の鋭利な物を集めるための鋭利物廃棄容器632と、例えば患者の体液、患者の組織等のバイオハザード物を集めるためのバイオハザード廃棄容器634と、例えばガウン、シーツ、タオル等の汚れたリネンのための汚れリネン容器636とを備える。 廃棄物管理モジュール222は、病室内から全ての廃棄物をそれぞれ容器630、632、634、636に入れられるように病室内からアクセス可能に、また、病室内に入ることなく廃棄物を容器630、632、634、636から取り出せるように廊下等の病室外からアクセス可能に構成されている。

    幾つかの実施形態では、複数の搬送管640、642、644、646がそれぞれごみ容器630、鋭利物廃棄容器632、バイオハザード廃棄容器634、及び汚れリネン容器636に結合されている。 搬送管640、642、644、646は蓄積されたごみ、鋭利物、バイオハザード物、及び汚れリネンを容器630、632、634、636から病院廊下に位置する収集モジュール(不図示)に搬送するよう構成されている。 ごみ、鋭利物、バイオハザード物、及び汚れリネンはハウスキーピングによって廃棄のために集められる。 ごみ、鋭利物、及びバイオハザード物は該収集モジュールへの搬送の前に、コンパクト化または粉砕されてもよい。 このために、場合によっては、ごみ容器630、鋭利物廃棄容器632、及びバイオハザード廃棄容器634はコンパクタ(不図示)または粉砕機(不図示)を備えてもよい。

    廃棄物管理モジュール222は、ごみ容器630、鋭利物廃棄容器632、バイオハザード廃棄容器634、及び汚れリネン容器636を収容する複数の容器収容空洞又は空間を有するキャビネット650を備える。 キャビネット650はごみ容器630にアクセスするためのドア652と、ドア652を開閉するための制御ボタン654とを有する。 キャビネット650は鋭利物廃棄容器632にアクセスするためのドア656と、ドア656を開閉するための制御ボタン658とを有する。 キャビネット650はバイオハザード廃棄容器634にアクセスするためのドア660と、ドア660を開閉するための制御ボタン662とを有する。 キャビネット650は汚れリネン容器636にアクセスするためのドア664と、ドア664を開閉するための制御ボタン666とを有する。

    図18〜図22は衣装タンス702とヘッドウォール726を備える装置700を示す。 本実施形態では、ヘッドウォール726は患者医療モジュール24として構成されている。 衣装タンス702は、第1と第2のセクション728、730を備える。 図20、図22に示すように、例示のヘッドウォール726は医療施設の壁704から突出している。 衣装タンス702は図21、図22に示すヘッドウォール726の前の第1位置と図18〜図20に示すヘッドウォール726の側の第2位置との間を移動可能である。 ヘッドウォール726の前に位置する場合は、衣装タンス702は複数のサービスコネクタ754のうち少なくとも幾つかを見えないようにし、これによりホテルまたは居間の家具の外観に似た外観を提供し、患者、家族、及び訪問者が病院環境に対して持つ威圧的なイメージを和らげる。 外科施設に、術後回復の初期において必要な電力、医療ガス、真空等のためのサービスコネクタを有するヘッドウォールを備える手術前/後室がある場合に、装置700は有用である可能性がある。 しかし、患者が手術前室にいる間、医療ガス等の存在は、患者、家族、及び訪問者の側に不安を引き起こす可能性がある。 上述のように、ヘッドウォール726の前に位置する場合は、衣装タンス702は複数のサービスコネクタ754のうち少なくとも幾つかを見えないようにし、病院環境の威圧的なイメージを和らげる。

    図18〜図20に示すように、サービスコネクタ754へのアクセスを提供するために、セクション728、730はヘッドウォール726の側の該第2位置に移動可能である。 図22に示すように、第1セクション728はヘッドウォール726の第1側736へ横方向734に移動した後、壁704に向かい後方732へ移動する。 同様に、第2セクション730はヘッドウォール726の第2側742へ横方向740に移動した後、壁704に向かい後方738へ移動する。 別の配置では、ヘッドウォール726は壁704の中に埋め込まれ、セクション728、730は横方向に移動可能であるが、ヘッドウォール726の側の位置へ後方に移動することはない。

    ヘッドウォール726の前の第1位置とヘッドウォール726の側の第2位置の間のセクション728、730の移動を導くために、病院部室744の床746又は天井748に結合されたトラックを設けてもよい。 セクション728、730の移動を容易にするために、セクション728、730は例えばトラック係合ホイール、キャスタ、又はローラを備えてよい。 幾つかの実施形態では、セクション728、730に結合された連結システム(不図示)が設けられてもよい。 このような連結システムはセクション728、730の第1位置と第2位置の間の移動を導く。 該連結システムは部室744の床746又は天井748によって又は部室744の床746から上方に延びる支持構造体によって支持されてもよい。 他の連結システムはヘッドウォール726とセクション728、730とを他の構造体からの支えなしに単に連結してもよい。 このような連結システムを有する幾つかの実施形態では、セクション728、730は、部室744の床746上を転がる例えばホイール、キャスタ、又はローラを備えてよい。 他の実施形態では、該連結システムはセクション728、730を吊るして、床46から離す。

    線形アクチュエータ等の電気モータ(不図示)をセクション728、730を第1位置と第2位置の間を移動させるために設けてもよい。 セクション728、730の移動時に看護士を助けるために、電気モータの代わりに空気圧アクチュエータ、ガススプリング等を使用してもよいことは理解されよう。 幾つかの実施形態では、セクション728、730を第1位置と第2位置に解放可能に保持するために、固定具又はラッチ(不図示)を設けてもよい。

    図18、図19に示すように、本実施形態では、ヘッドウォール726は第1部分750と第2部分752を備える。 第1部分750は複数のサービスコネクタ754を備えるサービスチェースによって構成される。 第2部分752は上部756と下部758とを備える。 上部756は後部壁760と、一対のカーブした側壁762とを備える。 下部758はベッドロケータ764と、バンパー766とを備える。 図20に示すように、セクション728、730をヘッドウォール726の側の第2位置に移動後、病院ベッド770をベッドロケータ764の近くに移動させる。 バンパー766は病院ベッド770又はカート等の他の装置との偶発的接触からヘッドウォール726を保護する。 ベッド770はセクション728、730の間のベッドロケータ764の近くでかつサービスコネクタ754の近くに位置する。 頭上灯772は第2部分752の後部壁760に結合される。 灯スイッチ774は後部壁760又は側壁762の適当な位置に配置される。 幾つかの実施形態では、セクション728、730がヘッドウォール726の側の第2位置に移動した時、灯772は自動的にオンしてもよい。 幾つかの実施形態では、第2部分752は、関節付き及び/又は入れ子アーム上に装着された患者検診灯(不図示)を備えてもよい。

    本開示では、サービスコネクタ754群は患者医療に関連する様々な種類のサービス又はユーティリティを提供する場合があることが考慮されている。 従って、サービスコネクタ754の幾つかは電力を供給する電気コンセントであってもよい。 サービスコネクタ754の幾つかは、例えば酸素、窒素、空気等のうち1つ以上の医療ガスを供給する医療ガス出口であってもよい。 サービスコネクタ754の幾つかは、真空を供給する負圧口であってもよい。 サービスコネクタ754の幾つかは、データ、例えば音声データ、映像データ、及び情報データのうち1つ以上を送受信するデータ通信ポートであってもよい。 複数のサービス配達線または管が、病室744から離れている設備から関連するサービスコネクタ754まで延びている。 該サービス配達線は病室744の壁704、床746、又は天井748のうち1つ以上を通って配線されてもよい。

    図18、図19に示すように、セクション728は収納キャビネット780、トラック面782、及び棚784を備える。 キャビネット780は2つの引き出し786を備え、第1セクション728の下端の近くに配置される。 各引き出し786はハンドル788を備える。 キャビネット780の上面790はカウンタトップまたは執筆面を提供する。 棚784は第1セクション728の上端の近くに配置される。 画鋲面は棚784とキャビネット780の間に配置される。 例示の実施形態では、第2セクション730は、第2セクション730の上端の近くに棚792と服を吊るす棒794とを有する衣装タンスにより構成される。 第2セクション730は、一対のドア796を備える。 各ドア796は回転して開き、第2セクション730の側面に近い狭いトラック又は開口に沿って収納位置までスライドするよう構成されていてもよい。 ヘッドウォール726と衣装タンス702は、その下端に沿うベース板800を有する。

    例としての装置700の寸法は次の通りである。 1)各衣装タンス部728、730は幅約2フィート(約60センチメートル)、高さ約7フィート(約210センチメートル)、奥行き約2フィート(約60センチメートル)、2)ヘッドウォール726の第1部750は幅約1フィート(約30センチメートル)、高さ約7フィート(約210センチメートル)、奥行き約1フィート(約30センチメートル)、3)ヘッドウォール726の第2部752は幅約3フィート(約90センチメートル)、高さ約7フィート(約210センチメートル)である。 カーブした側壁762の奥行きは、その外周端で最大1フィートからその中央で最小6インチ(約15センチメートル)である。

    該ヘッドウォールと衣装タンスを含む1つ以上の該セクションを任意の数の方法によって望むように構成することが可能であることがこの開示では考慮されている。 従って、上記の実施形態は限定することを意図したものではない。 例えば、例としてのヘッドウォール726は床746から上方に延びる背の高いユニットであるが、病室の壁704に結合され床746から離れた背の低いヘッドウォール(例えば、米国特許第4,646,211号明細書、第4,821,470号明細書、及び第5,966,760号明細書に開示されている)も本発明の範囲内に入る。

    衣装タンス702の外観は、ホテルまたは居間の家具の外観と類似している。 衣装タンス702は通常、上記のように様々なタイプのサービスコネクタ754を備えるヘッドウォール726の前に位置する。 衣装タンス702は木で作られているか、又は擬似の木調仕上げ又はベニアが施されている。 衣装タンス702は縁飾りまたは絵等で飾られてもよい。 従って、装置20が病室内に設置された時、病室の見た目は、病室に長く居る患者、家族、及び訪問者にとってリラックスさせる、友好的で、居心地のよいものとなる。

    本発明は様々な変更と別の形態が可能であるが、本明細書において特定の幾つかの実施形態を例として図に示し、詳細に説明した。 しかし、本発明を開示した特定の形態に限定することを意図したものでなく、本発明は、添付の請求項により定義された本発明の精神と範囲内に入る全ての改良物、等価物、及び別の形態を含むことは理解されるべきである。

    本明細書において説明した実施形態の様々な特徴から生じる本発明の複数の利点が存在する。 説明した特徴の一部だけを含む本発明の他の実施形態は、前記複数の利点のうち少なくとも幾つかの利点を有する。 当業者は、本発明の特徴のうち1つ以上を備える、添付の請求項により定義された本発明の精神と範囲内に入る実施形態を容易に思いつく可能性がある。

    複数の患者医療モジュールを備えるモジュール式壁を示す前面立面図である。

    ハンガー受容穴を有する複数の枠ユニットと、該枠ユニットのハンガー受容穴に受容された複数のハンガーと、該ハンガーによって取外し可能に支持された様々な患者医療モジュールとを示す図1のモジュール式壁の一部の斜視図である。

    表示パネルと、血圧測定カフスと、体温計と、パルス酸素濃度計と、心拍モニターと、リードとセンサのための収納器と、使い捨てプローブカバーのための収納器と、アクセサリ装着トラックと、アクセサリバスケットとを備える生命徴候モジュールの斜視図である。

    水平サービス提供モジュールの斜視図である。

    垂直サービス提供モジュールの斜視図である。

    ベッドロケータモジュールの斜視図である。

    フラット画面モニターモジュールの斜視図である。

    関節付きアームに装着されたフラット画面を有するモニターモジュールの斜視図である。

    ビューボックスモジュールの斜視図である。

    鋭利物廃棄モジュールの斜視図である。

    コンピュータ・キーボードモジュールの斜視図である。

    管投下モジュールの斜視図である。

    キャビネットモジュールの斜視図である。

    廃棄物管理モジュールの斜視図である。

    枠ユニットに取付けられたハンガーをスライド受容するためのガイドトラックを有する患者医療モジュールの斜視図である。

    生命徴候モジュールの様々な電気部品を示すブロック図である。

    生命徴候モジュールの様々な電気部品の他の配置を示すブロック図である。

    ヘッドウォールと衣装タンスを備える装置の斜視図であり、該衣装タンスの第1セクションと第2セクションがそれぞれヘッドウォールの第1の側と第2の側に移動され、ベッドロケータと複数のサービスコネクタとへのアクセスを提供する開位置にある該装置を示す。

    該開位置にある該装置の前面立面図である。

    該開位置にある該装置の平面図である。

    閉位置にある該装置の前面立面図であり、該閉位置は該衣装タンスの第1セクションと第2セクションがヘッドウォールの前に移動した状態である。

    該閉位置にある該装置の平面図である。

    符号の説明

    20 モジュール壁システムまたは装置 24 患者医療モジュール 100 枠ユニット 102 支持部材、ハンガー 110 垂直部材 112 水平部材

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