Denture magnet array body and the positioning device of the denture magnet

申请号 JP14056693 申请日 1993-06-11 公开(公告)号 JP2968667B2 公开(公告)日 1999-10-25
申请人 ステマン ハートムット; 发明人 HAATOMUTSUTO SUTEMAN;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 義歯を保持する互いに対向する円筒状磁石2,3を有し、一方の磁石2はインプラントされ或いはインプラント(植設体)に固定され、他方の磁石3は義歯に取り付けられてなる磁石配列体において、 一方の磁石2の当接面は 所を有する構成であり、他方の磁石3の当接面は上記 所の曲率半径(R)に相当する 凹所を有する構成とし 上記一方の磁石2の当接面は境界部9において突出して
    いて、中央部においては平坦となっており、更に長手方
    向の軸に対して垂直な面10を有しており、上記他方の
    磁石3の当接面11は連続的に凹陥状に形成されている
    ことを特徴とする義歯用磁石配列体。
  • 【請求項2】 義歯に取り付ける磁石の位置決めをする
    装置において、インプラント(植設体)に取り付けた磁
    石2またはインプラントされた磁石2に装着できるスリ
    ーブ型部材4を備え、義歯に磁石3を挿入可能とするこ
    とを特徴とする義歯に取り付ける磁石の位置決め装置
  • 【請求項3】 上記スリーブ型部材4の内周部において
    隔壁5を形成し、2個の磁石2,3を所定距離互いに隔
    絶させたことを特徴とする請求項2の位置決め装置。
  • 【請求項4】 上記スリーブ部材4が円錐台状のスリー
    ブ体8を有する請求項2の位置決め装置。
  • 【請求項5】 上記スリーブ型部材4の下端部から半径
    方向の外側に突出したフランジ6を有する請求項2の位
    置決め装置。
  • 【請求項6】 上記スリーブ型部材4は物理的に相溶性
    のあるソフトシリコーンより形成してなる請求項2の位
    置決め装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、義歯、義肢などの人工捕捉体、特に具体的には、義歯を保持する磁石構成体に関し、一方の磁石は植設(インプラント)され、または植設体に固定され、対向する他方の磁石は義歯に設けてある構成に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】この種の技術としては例えばアメリカ特許第4,815,975号に開示のものなどが提案されているる。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これまでの従来技術においては充分とは言えなかった。 特に、
    義歯に取付けた磁石がインプラント(植設)された磁石に対して動いた場合に、(例えば噛む動作において)自己位置決め動作を難点があった。

    【0004】本発明は、磁石配列体において、義歯に取付けた磁石がインプラント(植設)された磁石に対して動いた場合に、例えば噛む動作において、自己位置決め動作可能とするものである、その為に、一方の磁石のの表面を凸状に形成し、対向する他方の磁石をそれに対応させて凹状に形成されていて、噛む動作において、義歯がインプラントの磁石に対して僅かながら動いた場合、
    それに対応して義歯に取り付けた磁石が移動することになり、そうなることにより、義歯に作用していたが終了すると、義歯の磁石がその磁力により整列位置に自動的に戻るようになっている、新規な磁石配列体を提供するものである。

    【0005】更に、本発明においては、 上記磁石配列体
    の構成に限定されることなく、義歯に磁石を位置決めする装置を提供するものであって、この装置により義歯に取り付けた磁石が既にインプラントされた磁石に対して正しい位置に整合できるようにした磁石の位置決め装置を提供するものである。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、義歯を保持する互いに対向する円筒状磁石2,3を有し、一方の磁石2はインプラントされ或いはインプラント(植設体)に固定され、他方の磁石3は義歯に取り付けられてなる磁石配列体において、一方の磁石2の当接面は所を有する構成であり、他方の磁石3の当接面は上記所の曲率半径(R)に相当する凹所を有する構成とし
    記一方の磁石2の当接面は境界部9において突出してい
    て、中央部においては平坦となっており、更に長手方向
    の軸に対して垂直な面10を有しており、上記他方の磁
    石3の当接面11は連続的に凹陥状に形成されているこ
    とを特徴とする義歯用磁石配列体である。

    【0007】更に、本発明は、義歯に取り付ける磁石の位置決めをする装置において、インプラント(植設体)
    に取り付けた磁石2又はイプラントされた磁石2に装着できるスリーブ型部材4を備え、義歯に磁石3を挿入可能とすることを特徴とする位置決め装置である。

    【0008】

    【作用】上記した構成により、本発明は、義歯が長手方向軸に対して横方向に移動をしたときに、義歯の基部が磁石に保持出来ないようになっている。 これにより、義歯に何等かの損傷が生じることが防止され、更に、インプラント(植設体)に悪影響を与える事になる平方向の好ましくない応力があっても、その応力が義歯から骨に強固に係止されたインプラントへと伝達されないようになっている。

    【0009】

    【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

    【0010】図1は長手方向に破断した図であって、円筒状の磁石2がインプラント(植設)されており、或いは植設体に係止されており、対向する円筒状の磁石3が義歯(図示せず)に係止されている。 前面10は円筒状磁石2の長手方向軸に対して垂直に位置していて、符号9で示した境界部に丸みが形成されて、円筒状磁石の軸から始まって半径Rを有する凸状の球形リング面9が形成されている。

    【0011】磁石3の対向する前面11は同じ半径Rの球形の連続凹所が形成されていて、上記2個の相互に係合する磁石2と3は上記境界部9のみにて互いに当接する一方で、平坦な前面10の中心部では対向する表面の間には間隙が形成されている。 このように、義歯を保持するに際して、磁石の中心の圧力ポイントが取り除かれ、義歯に設けた磁石3が植設された磁石2に対して、
    義歯の移動運動により移動されると、互いに当接する磁石2と3の自己位置決め作用が形成される。

    【0012】更に、植設された磁石2に、連続的な凹状の球形面(9,10)を形成することが出来るが、しかしこの場合、磁石3の移動(偏位)があると、後者(磁石3)が、例えば磁石3が配列の軸に対して横方向に移動すると、磁石3からかなり大きく上昇する結果となる。 符号10の場所を平坦とすることにより、磁石3が上記軸に対して横方向に動いた場合に、磁石3は余り大きくは上昇しない。

    【0013】第2図は磁石2と3を夫々ケーシング12
    に固着した磁石配列体を示しており、夫々のケーシング12の対向する面に凹状の面11と球形のリング面9とが形成されている。 符号1の位置にて、植設歯(インプラント)の頭部を図示してあるが、ここのインプラントにおいてケーシング12を有する円筒状の磁石2が挿入されている。 義歯(図示せず)の正しい位置に磁石3を容易に位置させるために、スリーブ状部材4を採用しているが、これは医療分野で使用が認められているソフトシリコーンで形成したものである。 スリーブ体8を有する上記スリーブ状部材4は、その下方部において、インプラント磁石2、12の外径に対応する内径を備え、これにより上記スリーブ体8が装着出来るようにしている。 内側近傍部には、上記スリーブ体8は所定の厚さの隔壁5が形成されている。 この隔壁は、一方ではスリーブ体8に植設された磁石2、12の浸入深さを規制し、
    他方では、スリーブ体8に挿入された磁石3、12のスペーサとして作用する。 従って、スリーブ体8の上方部は磁石3、12の外径に対応する内径を有している。 上記隔壁5は磁石間において所定の空隙を形成しており、
    この空隙が、噛む運動をした結果において義歯で押圧したときに、異なる顎粘膜の弾性を等しくしている。

    【0014】スリーブ体8は、その上方部の壁厚がおよそ1mmであり、これが下方方向においておよそ2mmに増加し、これによりスリーブ体8の外周部を円錘台状に盛り上がった構成としている。 スリーブ体8の下端部からはフランジ部6が半径方向の外方向に突出しており、このフランジ部は例えば約16mmの外径とすることができる。 そしてこのフランジ部6は上記粘膜を覆う働きを有し、歯科医が顎の大きさに合わせて所定のサイズに切って装着出来るようになっている。 このスリーブ状部材4
    を植設された磁石2、12に容易に装着するために、スリーブ体8の下方開口に図示の通り面取り(符号7)を施している。

    【0015】磁石保持体を取り付けるに際して、下方部の磁石2,12をまずインプラント(植設体)に捩子込んで、次いでソフトシリコーンを磁石2,12付す。 フランジ6は上記粘膜を覆い、スリーブ体8の厚い下方部が上記磁石2,12を囲む。 隔壁5が主として球形のリング面9に当接する。 この目的のために、上記隔壁5は図3に示すように幾分上方に向かってアーチ状に膨らませた形状にスリーブ体8の中に形成される。 次いで、上方の磁石3が隔壁5に当接して停止するまで押し込まれる。 スリーブ体8と隔壁5との間の距離は、磁石3,1
    2が所定の距離、例えば1.5mmほどスリーブ体8から突出するようなものとなるように設計される。 この露出した保持面でもって、上部磁石3,12が義歯(図示せず)の予め形成された凹所に挿入される。 それにより、
    磁石3,12は液状の自己重合物質(liquid autopolym
    erisate)の重合反応により義歯に埋め込まれ一体化される。 フランジ6と隔壁5とを有するスリーブ体8により、液状の自己重合物質が磁石2,12とインプラントを濡らすのを防いでいる。

    【0016】いったん上記重合物質が固化すると、スリーブ状部材4が取り除かれる。 スリーブ体8が円錐形であるために、義歯の基部と磁石2,12又はインプラントの頂部との間に所定の凹所が形成され、この凹所が口腔へと伸び、義歯が長手方向軸に対して横方向に移動をしたときに、義歯の基部(ベース)が磁石2,12に保持出来ないようになっている。 これにより、義歯に何等かの損傷が生じることが防止され、更に、インプラント(植設体)に悪影響を与える事になる水平方向の好ましくない応力があっても、その応力が義歯から骨に強固に係止されたインプラントへと伝達されないようになっている。

    【0017】スリーブ状部材4の全高は、図示実施例の場合には例えば3.7mm程度とすることが出来る。 内径は4.4mmである。 隔壁5はその厚さを異なるようにして磁石の間の空隙が口腔粘膜の異なる弾性に対応し適応するように形成することができる。 更に、例えば終端歯冠の場合には上記隔壁5を省略することも可能である。
    この場合には、2個の磁石を互いに当接させ、上記スリーブ体8によって互いに中心位置を決められる。

    【0018】隔壁5の代わりに、スペーサとして半径方向に内側に突出した突起をスリーブ体8に形成することも可能である。 好ましくは、閉鎖型の隔壁5を設けて液状の重合物質の浸入を防止するようにすることも出来る。

    【0019】スリーブ状部材4は、第1図の磁石配列の中心位置合わせの目的だけに使用されるのではなく、2
    個の磁石が、長手方向の軸に対して垂直な平坦面を横切る互いに対向して配置された他の磁石対を構成するためのものとしても採用できる

    【0020】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明においては、義歯が長手方向軸に対して横方向に移動をしたときに、義歯の基部が磁石に保持出来ないようになっている。 これにより、義歯に何等かの損傷が生じることが防止され、更に、インプラント(植設体)に悪影響を与える事になる水平方向の好ましくない応力があっても、その応力が義歯から骨に強固に係止されたインプラントへと伝達されないようになっている。 更に、 上記磁石配列
    体の構成とは別に、本発明の磁石位置決め装置により、
    義歯に取付けた磁石を、すでにインプラントされた磁石に対して正しい位置に整合できるものである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による2個の相互に係合する円筒状磁石の長手方向の断面図である。

    【図2】位置決め装置に関連する2個の磁石の断面図である。

    【図3】位置決め装置の断面図である。

    【符号の説明】

    2,3……磁石 4……スリーブ状部材 5……隔壁 6……フランジ 9……境界部 10,11……表面

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl. 6 ,DB名) A61C 8/00 A61C 13/235

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