Opthalmic system

申请号 JP31314998 申请日 1998-11-04 公开(公告)号 JP2000139840A 公开(公告)日 2000-05-23
申请人 Nidek Co Ltd; 株式会社ニデック; 发明人 ISOGAI NAOKI; NAKANISHI KOKEI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce time for transmitting data between a measuring unit and a peripheral unit even though both of the units are separated, and to reduce the occurrence of erroneous transmission.
SOLUTION: In this opthalmic system, the measuring unit 1 for measuring characteristics of an eye to be examined and a printer 50 are separated from each other and the memory 54 of the printer 50 stores an output format for outputting a measuring result measured by the unit 1. From the unit 1, measured data excepting for the outputting format is transmitted from a light emitting part 11a and the printer 50 receives this data through a light receiving part 52a and controls a print output part 51 to develop received measured data to be a stored output format to output.
COPYRIGHT: (C)2000,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 被検眼の特性を測定する測定ユニットと、前記測定ユニットと分離され測定結果を出力する出力手段を有する周辺ユニットと、を具備する眼科装置において、前記測定ユニットで測定された測定結果を出力するための出力フォーマットを記憶する前記周辺ユニットに設けられた記憶手段と、該記憶手段に記憶される出力フォーマットを除いた測定データを送信する前記測定ユニットに設けられた送信手段と、該送信手段から送信される測定データを受信する前記周辺ユニットに設けられた受信手段と、該受信された測定データを前記出力フォーマットに展開して出力するように前記出力手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項2】 請求項1の眼科装置において、前記記憶手段に記憶された出力フォーマットを変更する変更手段を備えることを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項3】 請求項1の眼科装置において、前記記憶手段はタイプが異なる出力フォーマットを複数個記憶し、前記送信手段から送信する測定データには前記記憶手段に記憶された出力フォーマットのタイプに対応する識別コードが付与されており、前記制御手段は前記識別コードに基づいて前記記憶手段に記憶された出力フォーマットのタイプを選択することを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項4】 請求項1の眼科装置において、前記周辺ユニットは前記受信手段により受信される測定データがフォーマット済みデータか否かを判断する判断手段を備え、前記制御手段は該判断手段によりフォーマット済みデータであると判断されたときにはそのフォーマット済みデータを出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項5】 被検眼の特性を測定する測定ユニットと、前記測定ユニットと分離され測定結果を出力する出力手段を有する周辺ユニットと、を具備する眼科装置において、被検眼の測定が終了したことを判断する終了判断手段と、該判断手段により測定が終了した判断されたときに測定データを前記周辺ユニット側へ自動的にワイヤレスで送信するワイヤレス自動送信手段とを前記測定ユニットに設け、前記ワイヤレス自動送信手段により送信されるワイヤレスの測定データを受信するワイヤレス受信手段を前記周辺ユニットに設けたことを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項6】 請求項5の眼科装置において、同一の測定データを複数回通信するように前記ワイヤレス自動送信手段を制御する第1制御手段を前記測定ユニットに設け、前記ワイヤレス受信手段により受信される測定データが同一か否かを判断し、同一の測定データは前記出力手段から出力しないように制御する第2制御手段を前記周辺ユニットに設けたことを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項7】 請求項6の眼科装置において、前記第1
    制御手段は複数回通信する測定データの同一性を識別するための識別コードを付与して測定データを送信することを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項8】 請求項5の眼科装置において、前記周辺ユニットが前記ワイヤレス受信手段により測定データを受信したことを前記測定ユニット側に伝達する伝達手段を設けたことを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項9】 請求項8の伝達手段は、前記ワイヤレス受信手段により測定データを受信したことを応答する信号を測定ユニット側に送信する前記周辺ユニットに設けられた応答信号送信手段と、送信された応答信号を受信してその旨を検査者に知らせる前記測定ユニットに設けられた応答報知手段と、を備えることを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項10】 請求項5の眼科装置において、前記ワイヤレス受信手段により受信された測定データに受信ミスがあるか否かを判断する受信判断手段と、受信ミスがあると判断された場合には前記ワイヤレス送信手段から測定データを再送信する再送信手段と、を設けたことを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項11】 請求項5の眼科装置において、前記周辺ユニット側の状態を報知する報知手段を前記測定ユニットに設けたことを特徴とする眼科装置。
  • 【請求項12】 被検眼の特性を測定する測定ユニットと、前記測定ユニットと分離され測定結果を出力する出力手段を有する周辺ユニットと、を具備する眼科装置において、前記測定ユニットには前記周辺ユニット側のワイヤレス通信規格に応じて異なる通信規格に変調したデータを送信するワイヤレス送信手段と、何れの通信規格で送信するかを選択する選択手段と、を設けたことを特徴とする眼科装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼の特性を測定する眼科装置に関する。

    【0002】

    【従来技術】被検眼の特性を測定する眼科装置としては、眼屈折測定装置や曲率測定装置、眼圧計などがよく知られている。 最近では被検者(例えば乳幼児や横になっている患者等)の姿勢状態を選ばずに簡便に測定できる手持ちタイプの装置も提供されている。

    【0003】このタイプの装置は、測定部を持つ測定ユニットと周辺ユニット(プリンタ、外部コンピュータ、
    他の眼科装置等)とを分離し、両ユニット間をケーブルで接続したり、測定ユニットの操作性や移動の自由度を高めるため赤外光等を使ったワイヤレス通信で測定データを送信している。 また、ワイヤレス通信で外部コンピュータへ測定データを送信する場合には、一旦プリンタに送信し、これを介して外部コンピュータ側へ転送している。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術では、測定データをプリンタ等に出力する際、測定ユニット側ですべてフォーマットしてデータを送信していたので、データ量が非常に多く、送信時間が長くなったり、送信ミスの発生の確率も高かった。 このことは赤外光等によるワイヤレス通信で特に不利である。 ワイヤレス通信の場合、時短のために高速通信を採用することもできるが、これは装置のコストアップと通信距離が短くなるという欠点がある。

    【0005】また、手持ちタイプの装置ではワイヤレス通信が多く用いられているが、検者は必要な測定データが得られたら、その後測定ユニットをプリンタ等の出力装置の受信側に向けて、測定ユニットに付いている送信ボタンなどを押して送信が終わるまでその状態を維持させる必要があり、扱いが煩わしかった。

    【0006】またさらに、ワイヤレス通信で外部コンピュータへ測定データを送信したい場合、わざわざプリンタを介して行うことは不便であった。 近年では、コンピュータにも赤外通信機能を持つものが提供されているが、これは赤外線通信の国際規格であるIrDA(Infr
    ared Data Association)規格が多く、測定ユニットとプリンタとの通信がこのIrDA規格でない専用規格のものでは対応ができない。

    【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
    測定ユニットと周辺ユニットとが分離されているものであっても、その間でのデータ送信時間を短縮し、送信ミスの発生も少なくする装置を提供することを技術課題とする。

    【0008】また、測定ユニットからデータ通信する際のスイッチ操作の煩わしさを軽減できる装置を提供することを技術課題とする。

    【0009】またさらに、赤外線通信規格の異なる周辺ユニットへのデータ通信も可能にする装置を提供することを技術課題とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。

    【0011】(1) 被検眼の特性を測定する測定ユニットと、前記測定ユニットと分離され測定結果を出力する出力手段を有する周辺ユニットと、を具備する眼科装置において、前記測定ユニットで測定された測定結果を出力するための出力フォーマットを記憶する前記周辺ユニットに設けられた記憶手段と、該記憶手段に記憶される出力フォーマットを除いた測定データを送信する前記測定ユニットに設けられた送信手段と、該送信手段から送信される測定データを受信する前記周辺ユニットに設けられた受信手段と、該受信された測定データを前記出力フォーマットに展開して出力するように前記出力手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。

    【0012】(2) (1)の眼科装置において、前記記憶手段に記憶された出力フォーマットを変更する変更手段を備えることを特徴とする。

    【0013】(3) (1)の眼科装置において、前記記憶手段はタイプが異なる出力フォーマットを複数個記憶し、前記送信手段から送信する測定データには前記記憶手段に記憶された出力フォーマットのタイプに対応する識別コードが付与されており、前記制御手段は前記識別コードに基づいて前記記憶手段に記憶された出力フォーマットのタイプを選択することを特徴とする。

    【0014】(4) (1)の眼科装置において、前記周辺ユニットは前記受信手段により受信される測定データがフォーマット済みデータか否かを判断する判断手段を備え、前記制御手段は該判断手段によりフォーマット済みデータであると判断されたときにはそのフォーマット済みデータを出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする。

    【0015】(5) 被検眼の特性を測定する測定ユニットと、前記測定ユニットと分離され測定結果を出力する出力手段を有する周辺ユニットと、を具備する眼科装置において、被検眼の測定が終了したことを判断する終了判断手段と、該判断手段により測定が終了した判断されたときに測定データを前記周辺ユニット側へ自動的にワイヤレスで送信するワイヤレス自動送信手段とを前記測定ユニットに設け、前記ワイヤレス自動送信手段により送信されるワイヤレスの測定データを受信するワイヤレス受信手段を前記周辺ユニットに設けたことを特徴とする。

    【0016】(6) (5)の眼科装置において、同一の測定データを複数回通信するように前記ワイヤレス自動送信手段を制御する第1制御手段を前記測定ユニットに設け、前記ワイヤレス受信手段により受信される測定データが同一か否かを判断し、同一の測定データは前記出力手段から出力しないように制御する第2制御手段を前記周辺ユニットに設けたことを特徴とする。

    【0017】(7) (6)の眼科装置において、前記第1制御手段は複数回通信する測定データの同一性を識別するための識別コードを付与して測定データを送信することを特徴とする。

    【0018】(8) (5)の眼科装置において、前記周辺ユニットが前記ワイヤレス受信手段により測定データを受信したことを前記測定ユニット側に伝達する伝達手段を設けたことを特徴とする。

    【0019】(9) (8)の伝達手段は、前記ワイヤレス受信手段により測定データを受信したことを応答する信号を測定ユニット側に送信する前記周辺ユニットに設けられた応答信号送信手段と、送信された応答信号を受信してその旨を検査者に知らせる前記測定ユニットに設けられた応答報知手段と、を備えることを特徴とする。

    【0020】(10) (5)の眼科装置において、前記ワイヤレス受信手段により受信された測定データに受信ミスがあるか否かを判断する受信判断手段と、受信ミスがあると判断された場合には前記ワイヤレス送信手段から測定データを再送信する再送信手段と、を設けたことを特徴とする。

    【0021】(11) (5)の眼科装置において、前記周辺ユニット側の状態を報知する報知手段を前記測定ユニットに設けたことを特徴とする。

    【0022】(12) 被検眼の特性を測定する測定ユニットと、前記測定ユニットと分離され測定結果を出力する出力手段を有する周辺ユニットと、を具備する眼科装置において、前記測定ユニットには前記周辺ユニット側のワイヤレス通信規格に応じて異なる通信規格に変調したデータを送信するワイヤレス送信手段と、何れの通信規格で送信するかを選択する選択手段と、を設けたことを特徴とする。

    【0023】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1は本形態の装置の概略構成図である。

    【0024】1は手持ち型の測定ユニットであり、その内部には測定窓2を介して被検眼Eの眼屈折力を測定する測定光学系、アライメント検出光学系、観察光学系を持つ測定系3が収納されている。 測定系3の観察光学系は、被検眼Eの前眼部を撮影するCCDカメラを持ち、
    その映像信号は液晶ディスプレイ4(以下、LCDという)に出力される。 検者はLCD4に表示される前眼部像、アライメント輝点像等を観察して被検眼のアライメントを行う。 また、LCD4には測定データや検者に報知する情報が表示される。 なお、測定光学系及びアライメント光学系については周知の方式のものが採用でき、
    例えば、本出願人による特開平10−108836号公報、特開平10−127581号公報に記載のものを使用できる。

    【0025】5は各種のスイッチを持つスイッチ部、6
    は被検者の顔に検出光を照射しその反射光に基づいて被検眼の左右を検出するR/L検出部、10は測定ユニット1全体の動作を制御する制御部であり、測定系3からの信号により、アライメント検出の適否判定や、眼屈折力の演算処理、各構成部の制御を行う。 11aは発光部、11bは受光部で、周辺ユニットであるプリンタ5
    0、IrDA規格の通信機能を持つ管理用の外部コンピュータ60とのデータの送受信を光通信で行う場合に使用される。 外部コンピュータ60とのデータの送受信をする場合は、スイッチ回路12aによりIrDA規格用の第1変調ドライブ13aと発光部11aが接続され、
    また、スイッチ回路12bによりIrDA規格用の第1
    復調ドライブ14aと受光部11bが接続される。 プリンタ50とのデータの送受信をする場合は、スイッチ回路13aにより独自の信号規格用の第2変調ドライブ1
    3bと発光部11aが接続され、また、スイッチ回路1
    2bにより独自の信号規格用の第2復調ドライブ14b
    と受光部11bが接続される。 プリンタ50との通信は、ケーブル15によっても可能となっている。

    【0026】プリンタ50は、測定結果をプリント出力するプリント出力部51、測定ユニット1との光通信によるデータの送受信を行う受光部52a、発光部52
    b、制御部53、メモリ54を備える。 メモリ54には後述するプリント用のフォーマット及び外部通信フォーマット(外部コンピュータ60用)が記憶されている。
    また、プリンタ50はケーブル55で外部コンピュータ60と接続可能である。 外部コンピュータ60は赤外線通信用の通信部61を備えており、IrDA規格の信号を送受信する。

    【0027】以上のような構成において、以下にその動作を説明する。

    【0028】測定を行うときは、検者は測定ユニット1
    を両手で持ち、測定窓2を被検眼の正面に持っていく。
    測定眼はR/L検出部6により自動的に判別されるが、
    スイッチ部5の選択スイッチ5aで選択することもできる。 例えば、右眼から測定を行う。 検者はLCD4に表示される前眼部像、アライメント輝点像を観察しながらアライメントを行う。 制御部10はアライメント検出光学系による検出信号に基づきアライメント状態の適否を判定し、所定の状態になると測定光学系による測定を自動的に実行する。 測定は連続的に行われ、所定個数の測定値が得られると(または所定の測定回数が終了すると)、片眼の測定終了を意味するメッセージがLCD4
    に表示される。 右眼の測定ができたら、同様に左眼の測定を行う。

    【0029】制御部10は左右両眼の測定が共に所定の終了条件に達したことを判定すると(本出願人による特開平10−216088号参照)、その旨をLCD4に表示するとともに、測定データを外部ユニットに光信号によって自動的に送信する。 なお、光信号によって送信する信号形式のモードを、IrDA規格の通信モードにするか、独自の規格の通常通信モードにするか、さらに両者が可能な連続通信モードにするかを、スイッチ5c
    を操作してLCD4に表示されるメニューで予め選択しておく。 この選択により制御部10はスイッチ回路12
    a、12bの接続を切替える。 ここではプリンタ50にデータを送信するために、通常通信モードが選択されているとする。

    【0030】測定ユニット1とプリンタ50との間のデータ通信を説明する。 プリンタ50のメモリ54にはプリントフォーマットが記憶されているので、測定ユニット1の制御部10はフォーマットのデータを除いた測定データを送信する。 図2は、プリント出力部51から出力されるプリント出力例である。 この例では、図上の囲み点線で示す中の、シリアル番号(患者番号)データ1
    01、測定日時102データ、右眼で3回測定した各測定値データ103、右眼での代表値データ104、左眼で3回測定した各測定値データ105、左眼での代表値データ106が測定ユニット1から送信される。 その他の記号、文字、改行、及び各数値間の空欄等の部分はフォーマットとしてメモリ54に記憶されている。 測定ユニット1からの各データ101〜106はフォーマットのどの部分に対応するかを示すコードとともに送信され、プリンタの制御部53はそのコードに基づいて各データをプリント用のフォーマットに展開してプリント出力する。 同時に、制御部53はコードに基づいて各データを外部通信用フォーマットに展開し、ケーブル55を介してそのデータを外部コンピュータ60側へ転送する。

    【0031】このように測定ユニット1から送信するデータはフォーマットのデータを含まないので、そのデータ量は格段に少なくなる。 これにより短時間での送信が可能になり、データ量が少ないので送信ミスの発生の可能性も少なくなる。 これはケーブル15を介した送信の場合にも同様に有効であるが、特に、ワイヤレスでは高速通信を採用しないですむので、装置を高価なものとせず、通信距離を長くとることができる。

    【0032】測定ユニット1からは以上のようなデータが送信されるが、ワイヤレス通信の場合、1回の送信では信号が届かないこともあるので、制御部10はデータ送信をある間隔毎に複数回(例えば10回)行う。 このとき送信データの中に同一データを示す識別コードを入れておく。 プリンタの制御部53は複数回送信される内の1回のデータ受信が完了したらプリント出力を開始し、それ以降の同一データは識別コードを判別することにより受信してもこれを無視する。 同一データを再度プリント出力したい場合は、検者はスイッチ部5のプリントスイッチ5eを押すことにより可能となる。 制御部1
    0はこのスイッチ信号が入力されると、識別コードを変更して再度送信する。

    【0033】また、より信頼性をあげるため本装置は双方向通信機能を有している。 プリンタの制御部53は、
    データの受信を完了すると発光部52bから完了信号を送信する。 測定ユニット1の制御部10は受光部11b
    を介してその信号を受信すると、LCD4に完了メッセージを表示する。 その後、自動的にパワーオフする。

    【0034】逆に、プリンタ側でのデータ受取りにミスがあったら(受信できなかったら)、制御部53は再送信を要求する信号を発光部52bから送信する。 プリンタ側での受信ミスか否かの判断は、測定ユニット1からの送信データにチェックサム等の受信データの整合性をチェックするデータを付加しておけば良い。 測定ユニット1の制御部10は再送信を要求する信号を受取ったら再度データを送信する。

    【0035】さらに、何回か(例えば5回)行っても再送信を要求する信号が返ってくる場合や、完了信号が返ってこない場合はプリンタ50側の異常(故障、電源が入っていない等)があるので、LCD4に「プリントエラー」の表示や警告音を発して検者に知らせる。 この他、エラーの原因がはっきりしている(用紙切れ、ヘッドアップ等)場合は、その旨の信号を測定ユニット1に送り、LCD4に原因を表示する。 ワイヤレスの装置では、プリンタ50と離れた場所からデータを送信することも少なくないので、このような双方向通信により、検者はプリンタ50側の状態を知る事ができれば、その対応が取り易くなる。

    【0036】また、測定データは測定が終了する毎にプリンタ出力せずに、送信データが大量にある場合(例えば、何人もの被検者を測定して、後でまとめてプリント出力する場合)には次のようにする。 なお、制御部10
    は多数の測定データを記憶可能なメモリを持つ。 検者は送信準備ができたら、プリントスイッチ5eを押す。 測定ユニット1は始めに送信開始メッセージをプリンタ5
    0に送り、それに対してプリンタ50が送信許可メッセージを測定ユニット1に返す。 測定ユニット1はこのメッセージが返ってきたことを確認してからデータ送信をスタートさせる。 このとき、送信許可メッセージが返ってこなければ、LCD4にエラーメッセージが表示される。 これにより検者は大量のデータを送信する前にトラブル(例えば、プリンタの電源が入ってない)等が分かり、無駄な送信時間の節約ができる。

    【0037】なお、測定ユニット1側でのプログラム変更により出力フォーマットも変更が必要な場合は次ぎのようにする。 測定ユニット1の制御部10には測定データの送信用プログラムとは別に出力フォーマットのデータを記憶させてある。 測定ユニット1側でのプログラム変更に伴い出力フォーマットの変更が必要なときは、制御部10が記憶する出力フォーマットデータも同時に変更する。 スイッチ5cを操作してLCD4に表示されるメニューで出力フォーマットの変更モードを設定すると、その出力フォーマットデータが転送可能になる。 この変更モードの設定でプリントスイッチ5eを押すと、
    出力フォーマットデータは光通信またはケーブル通信でプリンタ50側に送信される(データ送信の再にはプリンタ50側で出力フォーマットの変更データが分かるように識別コードが付与される)。 このデータを受信したプリンタ50の制御部53は、メモリ54に記憶している出力フォーマットデータを受信したデータに書き換える。 この変更は外部コンピュータ60等、他の外部装置から行っても良い。

    【0038】また、測定ユニット1は眼屈折力測定でなく角膜形状測定用のユニットであっても良く、この場合でも角膜形状測定のフォーマットデータを転送して変更すれば、手間を掛けすにプリンタ50の共用化が図れ、
    保守性も良くなる。

    【0039】さらに、タイプの異なるフォーマットで出力したい場合(例えば図2で示したフォーマットに対して代表値のみを出力する場合や、測定眼の屈折力を眼図として表現した図形を表示する場合、又はプリンタ50
    を角膜形状測定装置用のプリンタとして共用する場合等)は次のようにすることもできる。 メモリ54にはそのタイプに応じたフォーマットデータを予め複数記憶させておき、測定ユニット1からは測定データにフォーマットのタイプと対応付けた識別コードを付与して送信する。 プリンタ50の制御部53はその識別コードから使用する出力フォーマットを決定する。 眼図の図形表示の場合は、予めメモリ54に記憶されている眼図の中からセレクトして出力すれば良い。

    【0040】次に、外部コンピュータ60に直接測定データを送信する場合について説明する。 この場合、スイッチ5cを操作してLCD4に表示されるメニュウでI
    rDA規格の通信モードを選択する。 測定が終了すると自動的に(またはプリントスイッチ5eが押されると)
    IrDA規格用の第1復調ドライブ13aを介して、発光部11aから光信号が送信される。 外部コンピュータ60側はこの信号を通信部61を介して受信する。 受信を完了したことを確認すると、または受信ミスがあるとその旨を通信部61を介して返信する。 LCD4には返信内容に応じたメッセージが表示され、前述と同様に検者は測定データの送信状態を確認できる。

    【0041】また、外部コンピュータ60とプリンタ5
    0の両者にデータを送信したい場合は、連続通信モードを選択する。 測定が終了したらまずIrDA規格用の信号として送信し、その後プリンタ用に切換えて信号を送信する(順序は逆でも良い)。

    【0042】以上の例では、測定ユニット1から送信する測定データはフォーマットのデータを除いたものとしたが、測定ユニット1とのフォーマット対応ができてないプリンタ等の周辺ユニットには、従来通りにフォーマットされた測定データを送信することも可能である。 この場合には、スイッチ5cの操作で前述のようにメニュー表示によりフォーマットモードに切換えた上で、測定データを送信する。

    【0043】また、プリンタ50側においても、フォーマットが除かれた測定データに付与されている識別コードによりこれを判別し、識別コードがないものはフォーマット済みの測定データとして従来通りそのままプリント出力する。 これにより、プリンタ50も専用化することなく使用できる。

    【0044】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    周辺ユニットに対して測定ユニットからはフォーマットデータを除いた必要最小限のデータを送信すれば良いので、データの送信時間を短縮し、送信ミスの発生も少なくすることができる。 また、ワイヤレス通信においても、測定終了後に自動的にデータが送信されるので、スイッチ操作の煩わしさを軽減できる。 測定開始から外部出力までのボタン操作を減らして測定できるため、測定作業量が軽減され、被検者の眼の状態観察や、アライメントに集中できるので測定値の信頼性も向上する。 さらにまた、双方向通信を用いることにより周辺ユニットの異常を本体側で確認できるので、プリントアウトや外部出力ミスの防止もできる。 またさらに、赤外線通信規格の異なる周辺ユニットへのデータ通信も容易に対応できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】実施形態の装置の構成概略図を示す図である。

    【図2】プリント出力例を示す図である。

    【符号の説明】

    1 測定ユニット 10 制御部 11a 発光部 11b 受光部 50 プリンタ 51 プリント出力部 52a 受光部 52b 発光部 53 制御部 54 メモリ 60 外部コンピュータ

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