ポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法

申请号 JP2014092595 申请日 2014-04-28 公开(公告)号 JP2015001041A 公开(公告)日 2015-01-05
申请人 健彰實業股▲ふん▼有限公司; Roky Tone Enterprise Co Ltd; 发明人 LEE PEI-YUAN; KAKU SHUNRYO;
摘要 【課題】製織工程中の2回の軽量化製造工程により、軽量化効果が高い織布製品を製造するポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法を提供する。【解決手段】ポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法は、複数の化学モノフィラメント繊維を混錬工程により混錬し、束ねた化学モノフィラメント繊維を形成し、混紡複合糸とともに織機の同一の糸入口へ入れる、軽量化製織ステップ(A)と、ステップ(A)において製織した軽量化織布をナイロンの耐熱 温度 よりも略10℃高い 水 温130℃の水で洗浄することにより、軽量化織布中の混紡複合糸内に含まれるナイロン成分の一部を破壊して2次軽量化を行う2次軽量化ステップ(B)と、軽量化織布を 染色 する染色ステップ(C)と、軽量化織布を水洗・乾燥して完成させる水洗・乾燥ステップ(D)とを含む。【選択図】図1
权利要求
  • 複数の化学モノフィラメント繊維を混錬工程により混錬し、束ねた化学モノフィラメント繊維を形成し、ポリエステル繊維及びナイロン混紡糸により形成された混紡複合糸とともに織機の同一の糸入口へ入れ、前記織機は、前記混紡複合糸に対して開繊工程を行う開繊カッターを有し、前記混紡複合糸は、前記開繊カッターにより軸方向で縦向き且つ均等に切り開く開繊工程により損耗されて予備軽量化を行った後、前記束ねた化学モノフィラメント繊維との編成工程を行って軽量化織布を製織する軽量化製織ステップ(A)と、
    前記ステップ(A)において製織した軽量化織布を水温130℃の水で洗浄することにより、前記軽量化織布中の前記混紡複合糸内に含まれるナイロン成分の一部を破壊して2次軽量化を行う2次軽量化ステップ(B)と、
    染料、分散剤、レベリング剤、帯電防止剤及び軟化剤を加え、圧力を加えながら前記軽量化織布を染色する染色ステップ(C)と、
    前記染色ステップ(C)を行った後、前記軽量化織布を水洗・乾燥して完成させる水洗・乾燥ステップ(D)と、を含むことを特徴とする、
    ポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法。
  • 前記束ねた化学モノフィラメント繊維は、前記化学モノフィラメント繊維を混錬し、太さ150〜500デニールの構造で製造されることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法。
  • 前記化学モノフィラメント繊維は、ポリプロピレンの化学モノフィラメント繊維、ナイロンの化学モノフィラメント繊維及びポリエステルの化学モノフィラメント繊維からなる群から選ばれる1つであることを特徴とする請求項2に記載のポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法。
  • 前記混紡複合糸の太さは50〜320デニールであることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法。
  • 说明书全文

    本発明は、ポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法に関し、特に、製織工程中の2回の軽量化製造工程により、軽量化効果が高い織布製品を製造するポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法に関する。

    特許文献1で開示されている軽量化ステップには、糸染機上に極細繊維を巻き付け、100〜130℃の均一な温度で巻き付けた極細繊維へアルカリ性試薬を加えて30〜60分間保持し、極細繊維の重量を6〜15%減らすステップが含まれる。 そのうち洗ステップでは、70〜80℃の非鉄水がスプレーノズルを介して軽量化の極細繊維中に噴きかけられ、繊維に水圧を加えて外来の不純物を除去するとともに、洗浄剤を添加して極細繊維を洗浄し、酸を用いて微細繊維を処理してPH値を4〜5に調整した後、水洗ステップを行った後、水洗及び乾燥のステップを行う。

    上述したような従来のステップには、以下(1)〜(3)の問題点があった。
    (1)アルカリ性試薬により腐食性の軽量化を行ってから、酸性により酸性・アルカリ性値のバランスをとるが、これら酸性・アルカリ性試薬の排出により環境が汚染される虞があった。
    (2)上述したように、まず、アルカリ性試薬により腐食性の軽量化を行った後、酸性により酸性・アルカリ性値のバランスをとるが、その作業が面倒であるため、製造時間及び製造コストが高くなる上、アルカリ性試薬及び平衡性酸性試薬によりコストが増え、経済性が低かった。
    (3)上述した面倒な作業を行っても出来上がる製品は単なる糸である上、織布完成品の単なる前処理工程であり、織布の完成品を得ることはできず、時間及びコストが多くかかった。

    中国特許第CN100558978C号公報

    従来の発明で使用しているアルカリ性試薬及び平衡酸性試薬は、環境を汚染する虞がある上、面倒な織布の前処理操作ステップによりコストが高くなり、織布の完成品などの欠点を改良することができなかったため、問題点を改善する技術が求められていた。

    そのため、本発明の第1の目的は、アルカリ性試薬及び平衡性試薬を使用する必要がないため環境汚染を防ぐことができる、ポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法を提供することにある。
    本発明の第2の目的は、アルカリ性試薬の腐食性と、後続の酸性平衡の面倒な操作とが必要無いため、コストを大幅に減らして経済性を高めることができる、ポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法を提供することにある。
    本発明の第3の目的は、面倒な前処理工程が必要無く、2回の軽量ステップを介して製織するため、好適な軽量化効果を有する織布の完成品を得ることができる、ポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法を提供することにある。

    上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、複数の化学モノフィラメント繊維を混錬工程により混錬し、束ねた化学モノフィラメント繊維を形成し、混紡複合糸(ポリエステル繊維及びナイロン混紡糸)とともに織機の同一の糸入口へ入れ、前記織機は、前記混紡複合糸に対して開繊工程を行う開繊カッターを有し、前記混紡複合糸は、前記開繊カッターにより軸方向で縦向き且つ均等に切り開く開繊工程により損耗されて予備軽量化を行った後、前記束ねた化学モノフィラメント繊維との編成工程を行って軽量化織布を製織する、軽量化製織ステップ(A)と、前記ステップ(A)において製織した軽量化織布は、ナイロンの耐熱温度(120℃以下)よりも略10℃高い水温130℃の水で洗浄することにより、前記軽量化織布中の前記混紡複合糸内に含まれるナイロン成分の一部を破壊して2次軽量化を行う、2次軽量化ステップ(B)と、染料、分散剤、レベリング剤、帯電防止剤及び軟化剤を加え、圧を加えながら前記軽量化織布を染色する、染色ステップ(C)と、前記染色ステップ(C)を行った後、前記軽量化織布を水洗・乾燥して完成させる水洗・乾燥ステップ(D)と、を含むことを特徴とするポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法が提供される。

    また、前記束ねた化学モノフィラメント繊維は、前記化学モノフィラメント繊維を混錬し、太さ150〜500デニールの構造で製造されることが好ましい。

    また、前記化学モノフィラメント繊維は、ポリプロピレンの化学モノフィラメント繊維、ナイロンの化学モノフィラメント繊維及びポリエステルの化学モノフィラメント繊維からなる群から選ばれる1つであることが好ましい。

    また、前記混紡複合糸の太さは50〜320デニールであることが好ましい。

    本発明のポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法は、面倒な前処理工程が必要無いため、2回の軽量化工程により軽量化効果が高い織布を直接製織することができる上、アルカリ性試薬及び平衡酸剤による環境汚染と、面倒な酸性・アルカリ性の織布前処理工程により材料コスト及び作業時間のコストが増えることとを防ぎ、環境保護及び高い経済性を得ることができる。

    本発明の一実施形態に係るポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法を示す流れ図である。

    本発明の一実施形態に係るポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法を示す流れ図である。

    本発明の一実施形態に係る混紡複合糸を開繊処理した後の構造を示す斜視図である。

    本発明の一実施形態に係るポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織工程で製造したポリエステル繊維の織物体を示す部分拡大図である。

    以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。 なお、これによって本発明が限定されるものではない。

    図1及び図2を参照する。 図1は、本発明の一実施形態に係るポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法を示す流れ図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法を示す流れ図である。

    図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係るポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法は、以下(A)〜(D)のステップを含む。

    軽量化製織ステップ(A):図2に示すように、複数の化学モノフィラメント繊維10が混錬工程A1により混錬され、太さ150〜500デニール(denier)の束ねた化学モノフィラメント繊維10'が製造され、(ポリエステル繊維とナイロン混紡糸とにより50〜320デニールの太さに形成された)混紡複合糸20とともに織機30に向かう同一の糸入口から入れられ、織機30には、混紡複合糸20に対して開繊工程(A2)を行う開繊カッターが設けられ、開繊カッターにより混紡複合糸20を軸方向で縦向きに切り開いて等分する(図3参照)開繊工程(A2)により損耗させて予備軽量化を達成し、束ねた化学モノフィラメント繊維10'とともに編成工程A3を行い、軽量化織布40を形成する。

    2次軽量化ステップ(B):工程(A)で製織した軽量化織布40をナイロンの耐熱温度(120℃以下)よりも略10℃高い温度130℃の水で洗浄を行うことにより、軽量化織布40中の混紡複合糸20内に含まれるナイロン成分の一部を破壊し、2次軽量化を行う。

    染色ステップ(C):染料、分散剤、レベリング剤、帯電防止剤及び軟化剤を加え、圧力を加えながら上述の軽量化織布40を染色する。

    水洗・乾燥ステップ(D):上述の染色を行った後、軽量化織布40を水洗・乾燥して図4の軽量化織布40を得て、束ねた化学モノフィラメント繊維10'と、開繊工程により複数の細糸の混紡複合糸20とを形成し、交差させて製織配列して軽量化した織布構造を得る。 図示するように、インターリーブ配列(interleavingly arranged)された混紡複合糸20の間隙には、交差配列された化学モノフィラメント繊維10が形成される。

    上述した軽量化製織工程(A)中の束ねた化学モノフィラメント繊維10'は、ポリプロピレンの化学モノフィラメント繊維、ナイロンの化学モノフィラメント繊維及びポリエステルの化学モノフィラメント繊維からなる群から選ばれる1つでもよい。

    上述したことから分かるように、本発明のポリエステル繊維及びナイロン混紡糸の軽量化製織方法は、面倒な前処理工程が必要無く、2回の軽量化工程により軽量化効果が高い織布を直接製織することができる上、アルカリ性試薬及び平衡酸剤による環境汚染と、面倒な酸性・アルカリ性の織布前処理工程により材料コスト及び作業時間のコストが増えることとを防ぎ、環境保護及び高い経済性を得ることができる。

    当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。 本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。 従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。

    10 化学モノフィラメント繊維10'束ねた化学モノフィラメント繊維20 混紡複合糸30 織機40 軽量化織布A 軽量化製織ステップA1 混錬工程A2 開繊工程A3 編成工程B 2次軽量化ステップC 染色ステップD 水洗・乾燥ステップ

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