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Refrigeration air conditioning method and apparatus

阅读:1026发布:2020-08-19

专利汇可以提供Refrigeration air conditioning method and apparatus专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a refrigeration air conditioning system which reduces discharge amount of COby utilizing solar heat, geothermal heat and waste heat of co-generation system, electric power station or the like.SOLUTION: Either of heat medium, hot water, steam and high temperature gas generated by solar heat collected by a solar heat collector 68, geothermal heat, waste heat of co-generation system, electric power station or the like, and the like is used for a driving heat source of a multiple effect absorption refrigerating machine 58 of triple effect or more. The multiple effect absorption refrigerating machine includes at least an absorber, an evaporator, a condenser, a solution heat exchanger and n pieces (n≥3) of regenerators, and has multiple effects.,下面是Refrigeration air conditioning method and apparatus专利的具体信息内容。

  • 少なくとも吸収器、蒸発器、凝縮器、溶液熱交換器及びn個(n≧3)の再生器を有し、多重の効用を有する多重効用吸収式冷凍機において、太陽熱集熱器で集めた太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムの排熱及び発電所の排熱の少なくともいずれかにより発生した熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかを多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用することを特徴とする冷凍空調方法。
  • 太陽熱集熱器で集めた太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムの排熱及び発電所の排熱の少なくともいずれかにより発生した熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかを直接利用して多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用する請求項1記載の冷凍空調方法。
  • 太陽熱集熱器で集めた太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムの排熱及び発電所の排熱を補うために、バックアップ装置の熱源を多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に併用する請求項1記載の冷凍空調方法。
  • 太陽熱集熱器で集めた太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムの排熱及び発電所の排熱の少なくともいずれかにより発生した熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかが200℃以上である請求項1、2又は3記載の冷凍空調方法。
  • 太陽熱集熱器が集光式である請求項1〜4のいずれかに記載の冷凍空調方法。
  • 冷凍空調負荷に応じて統合制御できるように、太陽熱集熱器、地熱発生設備、並びに排熱発生装置であるコジェネレーションシステム及び発電所を除いたシステムを1つのシステムとしてパッケージ化した請求項1〜5のいずれかに記載の冷凍空調方法。
  • 太陽熱集熱器を含み、地熱発生設備、並びに排熱発生装置であるコジェネレーションシステム及び発電所を含まないシステムとし、これを1つのシステムとしてパッケージ化した請求項1〜5のいずれかに記載の冷凍空調方法。
  • 遠隔監視を行う請求項1〜7のいずれかに記載の冷凍空調方法。
  • 遠隔で制御を行う請求項8記載の冷凍空調方法。
  • 冷凍空調負荷に応じて、冷却塔制御、冷却水循環量制御及び冷水循環量制御の少なくともいずれかを行う請求項1〜9のいずれかに記載の冷凍空調方法。
  • 少なくとも吸収器、蒸発器、凝縮器、溶液熱交換器及びn個(n≧3)の再生器を有し、多重の効用を有する多重効用吸収式冷凍機と、この多重効用吸収式冷凍機からの冷却水を冷却するための冷却塔と、この多重効用吸収式冷凍機に冷却塔からの冷却水を供給するための冷却水ポンプと、前記多重効用吸収式冷凍機に冷水を循環させる冷水ポンプとを少なくとも備えた冷凍空調装置において、高温再生器と太陽熱集熱器、地熱発生設備、並びに排熱発生装置であるコジェネレーションシステム及び発電所の少なくともいずれかとを、太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムの排熱及び発電所の排熱のいずれかにより発生した熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかを駆動熱源として高温再生器に供給する駆動熱源供給管を介して接続したことを特徴とする冷凍空調装置。
  • 駆動熱源供給管に、バックアップ装置の熱源で加熱された熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかが供給されるバッファタンクを接続して設けた請求項11記載の冷凍空調装置。
  • 太陽熱集熱器が集光式である請求項11又は12記載の冷凍空調装置。
  • 冷凍空調負荷に応じて遠隔で負荷制御を行う制御手段を冷凍空調装置に接続した請求項11、12又は13記載の冷凍空調装置。
  • 冷却塔のファンを制御する冷却塔制御手段、冷却水の循環量を制御する冷却水循環量制御手段及び冷水の循環量を制御する冷水循環量制御手段の少なくともいずれかを設けた請求項11〜14のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  • 说明书全文

    本発明は、太陽熱、地熱、コジェネレーション(熱電併給)システムや発電所などの排熱などを利用して、CO 2排出量が少なくなるようにした冷凍空調システム(方法及び装置)に関するものである。

    従来、吸収式冷凍機の一例として、図9に示すものが知られている。 この吸収式冷凍機は、吸収液(例えば、臭化リチウム溶液)が吸収器10から再生器14に流されるというサイクルを構成している。 この吸収式冷凍機における吸収サイクルを説明すると、まず、吸収器10で多量の冷媒蒸気を吸収して濃度が薄められた吸収液(希吸収液又は希溶液)が吸収器10から熱交換器12に送給され、この熱交換器12により加熱された後に再生器14に送給される。 前記希吸収液(希溶液)は、この再生器14において再生され、吸収している冷媒の一部を放出し濃度がその分高くなって濃吸収液(濃溶液)となる。

    この濃吸収液は、熱交換器12の加熱側に前記希吸収液を加熱する加熱源として戻された後、前記吸収器10に帰還する。 この帰還した吸収液は吸収器10において伝熱管上に散布され、冷却水により冷却されながら再び冷媒蒸気を吸収して前記希吸収液となる。 32は吸収液ポンプ、38は冷却水ポンプ、40は冷水ポンプである。

    再生器14には、加熱源(駆動熱源)として温水又はスチーム(水蒸気)が供給される。 再生器14からの冷媒蒸気は凝縮器22に戻されて凝縮する。 凝縮器22からの冷媒液(例えば、水)は蒸発器24に入り、この凝縮した冷媒液が冷媒ポンプ36により蒸発器24の伝熱管(水が流通している)に散布され蒸発潜熱により冷却されて冷水が得られる。

    また、従来、ヒートポンプにより発生した温水又は水蒸気を、吸収式冷凍機の駆動熱源の全部又は一部に使用する冷凍空調システムが知られている。 しかし、このシステムは、ヒートポンプの熱を貯湯槽に流入させた後、吸収式冷凍機で駆動熱源として利用する場合などに、熱ロスによる効率の低下があった。

    さらに、従来、太陽熱集熱器により発生した温水又は水蒸気を、吸収式冷凍機の駆動熱源に使用するシステムが知られている。 しかし、このシステムは、ヒートポンプにより発生した温水又は水蒸気を併用するものであった。

    特開2011−89722号公報

    解決しようとする問題点は、太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などが、吸収式冷凍機の駆動熱源として効率良く有効利用されていない点である。

    本発明は、CO 2排出量の小さな冷凍空調システムを提供するために、太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などにより発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用することを最も主要な特徴とする。

    本発明の冷凍空調方法は、少なくとも吸収器、蒸発器、凝縮器、溶液熱交換器及びn個(n≧3)の再生器を有し、多重の効用を有する多重効用吸収式冷凍機において、太陽熱集熱器で集めた太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などにより発生した熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかを多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用することを特徴としている。

    上記の方法において、太陽熱集熱器で集めた太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などにより発生した熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかを直接利用して多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用することができる。 なお、「直接利用」とは、後述するバッファタンク(ストレージタンク)等で熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを受けることなく、これらを多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用することをいう。

    また、上記の方法において、太陽熱集熱器で集めた太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などを補うために、バックアップ装置の熱源を多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に併用するように構成してもよい。

    また、これらの方法において、太陽熱集熱器で集めた太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などにより発生した熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかが200℃以上であることが望ましい。 三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機(例えば三重)を駆動するには200℃以上の高温の熱が必要である。 すなわち、太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などにより発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスの温度が200℃未満であると、他の熱源なしで多重効用吸収式冷凍機を駆動することができないという不都合がある。

    また、これらの方法において、太陽熱集熱器は集光式であることが望ましい。 上述したように、多重効用吸収式冷凍機を駆動するには200℃以上、好ましくは200℃〜250℃の高温の熱が必要であるが、例えば、トラフ型の集光式太陽熱集熱器を用いると、最高で約400℃の高温の熱を得ることができるので、250℃程度の熱を容易に得ることができる。

    また、これらの方法において、冷凍空調負荷に応じて統合制御できるように、太陽熱集熱器、地熱発生設備、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱発生装置を除いたシステムを1つのシステムとしてパッケージ化(ひとまとめ又は一体型にすること。)するように構成してもよい。

    また、これらの方法において、太陽熱集熱器を含み、地熱発生設備、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱発生装置を含まないシステムとし、これを1つのシステムとしてパッケージ化するように構成してもよい。 このように、太陽熱集熱器もパッケージ化したシステムに含めることができる。

    また、これらの方法において、遠隔監視を行うように構成してもよい。 そして、この場合、遠隔で負荷制御などの制御を行うように構成してもよい。
    さらに、これらの方法において、冷凍空調負荷に応じて、冷却塔制御、冷却水循環量制御及び冷水循環量制御の少なくともいずれかを行うように構成してもよい。

    本発明の冷凍空調装置は、少なくとも吸収器、蒸発器、凝縮器、溶液熱交換器及びn個(n≧3)の再生器を有し、多重の効用を有する多重効用吸収式冷凍機と、この多重効用吸収式冷凍機からの冷却水を冷却するための冷却塔と、この多重効用吸収式冷凍機に冷却塔からの冷却水を供給するための冷却水ポンプと、前記多重効用吸収式冷凍機に冷水を循環させる冷水ポンプとを少なくとも備えた冷凍空調装置において、高温再生器と太陽熱集熱器、地熱発生設備、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱発生装置とを、太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱により発生した熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかを駆動熱源として高温再生器に供給する駆動熱源供給管を介して接続したことを特徴としている。

    上記の装置において、駆動熱源供給管に、バックアップ装置の熱源で加熱された熱媒、温水、水蒸気及び高温ガスのいずれかが供給されるバッファタンク(ストレージタンク)を接続して設けるように構成してもよい。

    また、これらの装置において、太陽熱集熱器は集光式であるであることが望ましい。
    また、これらの装置において、冷凍空調負荷に応じて遠隔で負荷制御を行う制御手段を冷凍空調装置に接続するように構成してもよい。
    さらに、これらの装置において、冷却塔のファンを制御する冷却塔制御手段、冷却水の循環量を制御する冷却水循環量制御手段及び冷水の循環量を制御する冷水循環量制御手段の少なくともいずれかを設けるように構成してもよい。

    本発明の冷凍空調方法及び装置は、太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などにより発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用することにより、CO 2排出量の削減を図ることができる。
    また、太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などにより発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを直接利用する場合には、熱ロスを防ぎ、効率を高めることができる。
    また、バックアップ装置の熱源を併用する場合には、不安定な太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などを補うことができる。
    さらに、三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機は、単効用や二重効用の吸収式冷凍機に比べて効率が良いので、駆動熱源として必要な熱が少なくて済み、太陽熱集熱器の設置面積を大幅に低減(太陽熱集熱器をコンパクト化)することができる。

    図1は本発明の冷凍空調装置の一例を示す説明図である。

    図2は図1に示す冷凍空調装置の具体例を示す説明図である。

    図3は本発明の冷凍空調装置の他の例を示す説明図である。

    図4は本発明の冷凍空調装置のさらに他の例を示す説明図である。

    図5は本発明の例えば図2に示す冷凍空調装置における太陽熱集熱器の詳細の一例を示す説明図である。

    図6は本発明の例えば図2に示す冷凍空調装置における太陽熱集熱器の詳細の他の例を示す説明図である。

    図7は図2に示す冷凍空調装置の性能(出1RTあたりの熱源入熱量)を示すグラフである。

    図8は図2に示す冷凍空調装置の性能(太陽熱集熱器の設置面積)を示すグラフである。

    図9は従来の吸収式冷凍機の一例を示す説明図である。

    CO 2排出量の小さな冷凍空調システムを提供するという目的を、太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などにより発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用することにより実現した。

    以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実施できるものである。 図1は、本発明の実施の第1形態における冷凍空調装置を示している。 50は吸収器、52は再生器、54は凝縮器、56は蒸発器で、吸収式冷凍機は50、52、54、56を少なくとも備えている。 図1では吸収式冷凍機を簡略化しているが、吸収式冷凍機は中温再生器、高温再生器を含む三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機58である。 60は冷却塔、62は冷凍空調負荷、64は冷却水ポンプ、66は冷水ポンプである。 なお、吸収式冷凍機58に含まれる熱交換器、配管類、ポンプ類等は図示を省略している。

    このように、三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機である吸収式冷凍機58において、再生器52(多重効用吸収式冷凍機における高温再生器)と太陽熱集熱器68とを、太陽熱により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを駆動熱源として再生器52に供給する駆動熱源供給管70を介して接続している。 ここで、熱媒としては、例えば、油などを用いる。 また、高温ガスとしては、例えば、コジェネレーションシステムや発電所などからの燃焼排ガスなどを用いる。

    このように構成された装置においては、太陽熱により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを吸収式冷凍機58の駆動熱源に直接利用することができる。 すなわち、太陽熱により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスをバッファタンク(ストレージタンク)等に受けることなく、多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用することができる。

    また、上記のように構成された装置を太陽熱集熱器68を除いて1つのシステムとしてパッケージ化(ひとまとめ又は一体型にすること。)し、統合制御できるように構成することもできる。 このシステムに太陽熱により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを投入すれば、冷凍空調負荷に応じて自動的に制御できるようにする。 この場合、太陽熱集熱器68もパッケージ化したシステムに含む構成としてもよい。

    このように構成された装置においては、冷凍空調負荷に応じて、冷却塔制御、冷却水循環量制御及び冷水循環量制御の少なくともいずれかを行うことができる。 なお、一例として、冷水循環量制御の具体例を後に述べている(段落[0037]参照)。

    また、この場合、遠隔監視を行い、遠隔で負荷制御を行うように構成してもよい。 具体的には、負荷に応じて、冷凍機出力である冷水出口温度の設定値を変える。

    図2は、図1に示す冷凍空調装置の具体例を示している。 多重効用の一例として、吸収式冷凍機は三重効用吸収式冷凍機58aであり、太陽熱集熱器68で集めた太陽熱により発生した水蒸気を吸収式冷凍機58aの駆動熱源に使用している。 太陽熱集熱器68としては、一例として、集光式の太陽熱集熱器を用いている。

    三重効用の吸収式冷凍機58aにおいて、図2では図示を省略しているが、吸収液の循環サイクルについて順に説明する。 まず、吸収器で多量の冷媒蒸気を吸収して濃度が薄められた稀吸収液が、低温吸収液ポンプによって吸収器から低温熱交換器に送給され、この低温熱交換器により加熱された後に、低温再生器へ送られる。

    低温再生器において低温再生された中間濃縮吸収液の大部分は、低温再生器から中温吸収液ポンプによって中温熱交換器に送給され、この中温熱交換器により加熱された後に中温再生器に送給される。 この中間濃縮吸収液は、この中温再生器において再生され、吸収している冷媒の一部を放出し濃度がさらに高くなって高濃度の濃吸収液となる。 低温再生器からの中間濃縮吸収液の残部は、吸収器へ戻る濃吸収液配管に第一のバイパス管を経てバイパス供給される。

    中温再生器からの濃吸収液の一部又は全部は、高温吸収液ポンプにより高温熱交換器へ送給され、ここで、高温再生器(図2では、72)からの濃吸収液と熱交換して加熱された後、高温再生器に供給される。 中温再生器からの濃吸収液の残部(零の場合もあり得る)は、第二のバイパス管を経て高温熱交換器からの加熱側の吸収液配管に合流する。

    高温再生器において、加熱濃縮された濃吸収液は、高温熱交換器の加熱側に導入されて中温再生器からの濃吸収液を加熱した後、中温熱交換器の加熱側に導入される。 中温再生器からの濃吸収液の残部(零の場合もあり得る)は、第二のバイパス管を経て高温熱交換器からの加熱側の吸収液配管に合流する。
    高温再生器からの冷媒蒸気は冷媒蒸気管を経て中温再生器へ導入され、ここで吸収液を加熱濃縮させた後、冷媒ドレンは低温再生器へ導入される。

    中温再生器からの冷媒蒸気は冷媒蒸気管を経て、中温再生器からの冷媒ドレンとともに低温再生器に送られ、ここで吸収液を加熱濃縮させる。
    低温再生器からの冷媒蒸気は冷媒蒸気管を経て凝縮器に導入される。 なお、三重効用吸収式冷凍機に、さらに排熱再生器等の再生器を付加して四重効用以上の多重効用吸収式冷凍機とすることも可能である。 図2において、74は既存の冷凍機、76は復水器、78は給水タンクである。
    なお、上記のようなリバースフローの三重効用サイクルだけでなく、パラレルフロー、シリーズフロー等を採用することも勿論可能である。 また、蒸気式だけでなく他の型式も採用可能である。

    そして、太陽熱集熱器68と吸収式冷凍機58aにおける高温再生器72とを、太陽熱により発生した水蒸気を駆動熱源として高温再生器72に供給する駆動熱源供給管70を介して接続している。 吸収式冷凍機58aの駆動熱源として使用された水蒸気は、凝縮水となって太陽熱集熱器68に循環される。 80はドレンセパレータ、82はドレンポットである。

    また、負荷に応じた制御の一例として、図2に示すように、冷水循環量制御を行うことができる。 すなわち、吸収式冷凍機58aからの冷水の一部を冷凍空調負荷62をバイパスさせるためのバイパス弁の機能を備えた冷水循環量調整弁、例えば、三方冷水流量調整弁96を制御する。 98は冷水供給管、100は冷水戻り管、102は冷水バイパス管、104は冷水ポンプ、106は温度センサ、108は制御器である。 例えば、冷凍空調負荷62が大になると、冷凍空調負荷62へ多くの冷水を送るように、冷水バイパス管102を流れる冷水量を少なくし、逆に冷凍空調負荷62が小になると、冷水バイパス管102を流れる冷水量を多くする。 これらの制御は、温度センサ106と制御器108とを接続して、検出温度が高くなるとバイパス量を少なくし、検出温度が低くなるとバイパス量を多くするように制御する。

    集光式の太陽熱集熱器68としては、例えば、トラフ型(パラボラトラフ型)の集光式太陽熱集熱器を用いることができる。 前述したように、三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機を駆動するには200℃以上の高温の熱が必要であるが、トラフ型の集光式太陽熱集熱器を用いると、200℃〜250℃程度の高温の熱を容易に得ることができる。 なお、集光式の太陽熱集熱器68として、タワー型、ディッシュ型等のものを用いることも可能である。

    図5は、トラフ型の集光式太陽熱集熱器の一例を示している。 集光式太陽熱集熱器68aは、曲面を有する反射鏡84を用いて、反射鏡84の前に設置されたパイプ型の集熱管86に太陽光を集中させ、400℃程度の太陽熱を得て、集熱管86内を流れる熱媒体(水など)を200℃〜250℃程度に加熱するものである。

    また、図6は、トラフ型の集光式太陽熱集熱器の他の例を示している。 集光式太陽熱集熱器68bは、太陽光を一次反射鏡84a及び二次反射鏡88を用いて2回反射させ、効率良く集熱管86に太陽光を集中させ、集熱管86内を流れる熱媒体を加熱するものである。 図2に示す装置には、図6の構成のものが使用されているが、図5の構成のものでも差し支えない。

    つぎに、図2に示す装置の性能を従来の装置と比較して説明する。 図2に示す装置は蒸気式三重効用システムであり、比較対象である従来の装置としては蒸気式二重効用システムを用いる。 そして、太陽熱集熱器としては、共に図6に示すようなトラフ型の集光式太陽熱集熱器(集熱量は0.5kW/m 2 )を用いている。

    図7は、各システムについて冷房定格運転時の出力1RT(冷凍トン)あたりの熱源入熱量を示しており、日照が十分にある場合の太陽熱集熱器からの入熱を示している。 図7により、出力1RTあたりの熱源入熱量(太陽熱集熱器からの入熱量)は、図2に示す装置(A)の方が従来の装置(B)に比べて約30%少なくて済むことがわかる。

    そして、図8は、太陽熱集熱器の集熱量が0.5kW/m 2として設計した場合の、各システムの太陽熱集熱器の設置面積を示している。 図8により、図2に示す装置(A)は従来の装置(B)と比較して、太陽熱集熱器の設置面積を約30%低減可能なことがわかる。

    図3は、本発明の実施の第2形態における冷凍空調装置を示している。 本実施形態は、三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機58である吸収式冷凍機において、再生器52(多重効用吸収式冷凍機における高温再生器)と排熱発生装置であるコジェネレーションシステム90とを、コジェネレーションシステム90の排熱により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを駆動熱源として再生器52に供給する駆動熱源供給管70を介して接続している。

    コジェネレーションシステム90としては、例えば、ガスタービンエンジンシステム、ガスエンジンシステム、ディーゼルエンジンシステム、燃料電池システム等を用いることができる。
    このように構成された装置においては、コジェネレーションシステム90の排熱により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを吸収式冷凍機58の駆動熱源に直接利用することができる。

    地熱発生設備を用いる場合や、排熱発生装置が発電所などである場合も同様の構成となる。 他の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様である。 なお、本実施の形態において、太陽熱集熱器を併用し、太陽熱集熱器で集めた太陽熱及びコジェネレーションシステム90の排熱の両方により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを吸収式冷凍機58の駆動熱源に使用するように構成することも可能である。 その他、太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などを適宜組み合わせた構成とすることも可能である。

    図4は、本発明の実施の第3形態における冷凍空調装置を示している。 本実施形態は、三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機58である吸収式冷凍機において、再生器52(多重効用吸収式冷凍機における高温再生器)と太陽熱集熱器68とを、太陽熱集熱器68で集めた太陽熱により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを駆動熱源として再生器52に供給する駆動熱源供給管70を介して接続する構成であるが、バックアップ装置、例えば、バックアップボイラ92で加熱された熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスが供給されるバッファタンク(ストレージタンク)94を駆動熱源供給管70に接続して設けている。 本実施の形態では、太陽熱集熱器68で集めた太陽熱により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスをバッファタンク94に受けてから、吸収式冷凍機58の駆動熱源に使用することになる。

    本実施の形態は、日照が不安定で太陽熱が不足する場合に、太陽熱集熱器68で集めた太陽熱を補うために、バックアップとしてバックアップボイラ92の熱を吸収式冷凍機58の駆動熱源に使用するものである。 なお、バックアップ装置は、バックアップボイラ92に限定されるものではなく、ボイラの熱以外の他の熱源を使用することも勿論可能である。 また、バックアップ装置のエネルギーとしては、ガス、油、水蒸気その他の熱源を用いることができる。

    このように構成された装置においては、太陽熱により発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスに加えて、バックアップ装置の熱源を吸収式冷凍機58の駆動熱源に使用することができる。

    他の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様である。 なお、本実施の形態において、太陽熱集熱器68の代わりに、実施の第2形態におけるコジェネレーションシステム90を設置する構成とすることも可能である。 これにより、コジェネレーションシステムの排熱が不安定である場合に、この排熱をバックアップ装置の熱源で補うことができる。 また、太陽熱集熱器68の代わりに、地熱発生設備や、排熱発生装置として発電所などを設置する構成とすることも可能である。 さらに、本実施の形態において、太陽熱集熱器、地熱発生設備、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱発生装置を適宜組み合わせて併用する構成とすることも可能である。

    太陽熱、地熱、コジェネレーションシステムや発電所などの排熱などにより発生した熱媒、温水、水蒸気又は高温ガスを三重効用以上の多重効用吸収式冷凍機の駆動熱源に使用することにより、CO 2排出量の小さな冷凍空調システムを提供することができる。

    10、50 吸収器12 熱交換器14、52 再生器22、54 凝縮器24、56 蒸発器32 吸収液ポンプ36 冷媒ポンプ38、64 冷却水ポンプ40、66、104 冷水ポンプ58 多重効用吸収式冷凍機58a 三重効用吸収式冷凍機60 冷却塔62 冷凍空調負荷68 太陽熱集熱器68a、68b トラフ型の集光式太陽熱集熱器70 駆動熱源供給管72 高温再生器74 既存の冷凍機76 復水器78 給水タンク80 ドレンセパレータ82 ドレンポット84 反射鏡84a 一次反射鏡86 集熱管88 二次反射鏡90 コジェネレーションシステム92 バックアップボイラ94 バッファタンク96 三方冷水流量調整弁98 冷水供給管100 冷水戻り管102 冷水バイパス管106 温度センサ108 制御器

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