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構造体、位置決め方法、および位置決め治具

阅读:676发布:2020-10-29

专利汇可以提供構造体、位置決め方法、および位置決め治具专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】部品の挿入方向の傾き補正を行うことなく、部品の軸への挿入を効率よく行うことができる構造体を提供する。 【解決手段】構造体3は、第1の面21aと、第1の面21aとは反対側の第2の面21bとを有するフランジ21と、フランジ21と垂直に延びる軸10とを備える。フランジ21は、第1の面21aに対して所定の 角 度を有する 位置 決め部位30を備えている。位置決め部位30は、フランジ21を 水 平にする位置決め治具41によって支持可能な大きさを有している。 【選択図】図11,下面是構造体、位置決め方法、および位置決め治具专利的具体信息内容。

第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有するフランジと、 前記フランジと垂直に延びる軸とを備え、 前記フランジは、前記第1の面に対して所定の度を有する位置決め部位を備えており、 前記位置決め部位は、前記フランジを平にする位置決め治具によって支持可能な大きさを有している、構造体。前記位置決め部位は、前記第2の面に形成された平坦な機械加工面であり、 前記機械加工面は、前記機械加工面と平行に延びる平坦な支持面を有する前記位置決め治具に支持可能な大きさを有している、請求項1に記載の構造体。前記機械加工面は、第1機械加工面であり、 前記位置決め部位は、 前記第1機械加工面と、 前記フランジの外周面に形成された平坦な第2機械加工面とを備えており、 前記第2機械加工面は、前記第2機械加工面と平行に延びる平坦な挟持面を有する前記位置決め治具に挟持可能な大きさを有している、請求項2に記載の構造体。前記位置決め部位は、 前記第2の面に形成された平坦な機械加工面と、 前記機械加工面に接続され、前記機械加工面と垂直に延びる孔とを備えており、 前記孔は、円錐状の支持面を有する前記位置決め治具に支持可能な大きさを有している、請求項1に記載の構造体。前記孔は、前記軸に関して対称的に配置された第1孔および第2孔であり、 前記第1孔と前記軸との間の距離は、前記第2孔と前記軸との間の距離と同一である、請求項4に記載の構造体。構造体の位置決めをする方法であって、 前記構造体は、 第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有するフランジと、 前記フランジと垂直に延びる軸とを備えており、 前記フランジは、前記第1の面に対して所定の角度を有する位置決め部位を備えており、 前記構造体を用意し、 前記位置決め部位を支持する位置決め治具を用意し、 前記位置決め治具によって前記構造体を持ち上げて、前記フランジを水平にする、位置決め方法。前記位置決め部位は、前記第2の面に形成された平坦な機械加工面であり、 前記位置決め治具は、前記機械加工面と平行に延びる平坦な支持面を有しており、 前記構造体を持ち上げる工程は、前記支持面を前記機械加工面に接触させた状態で、行われる、請求項6に記載の位置決め方法。前記機械加工面は、第1機械加工面であり、 前記位置決め部位は、 前記第1機械加工面と、 前記フランジの外周面に形成された平坦な第2機械加工面とを備えており、 前記位置決め治具は、 前記支持面と、 前記第2機械加工面と平行に延びる平坦な挟持面を有しており、 前記構造体を持ち上げる工程は、前記支持面を前記第1機械加工面に接触させ、かつ前記挟持面を前記第2機械加工面に接触させた状態で、行われる、請求項7に記載の位置決め方法。前記位置決め部位は、 前記第2の面に形成された平坦な機械加工面と、 前記機械加工面に接続され、前記機械加工面と垂直に延びる孔とを備えており、 前記構造体を持ち上げる工程は、円錐状の支持面を有する前記位置決め治具を前記孔に挿入した状態で、行われる、請求項6に記載の位置決め方法。前記孔は、前記軸に関して対称的に配置された第1孔および第2孔であり、 前記第1孔と前記軸との間の距離は、前記第2孔と前記軸との間の距離と同一である、請求項9に記載の位置決め方法。構造体の位置決めをする位置決め治具であって、 前記構造体は、 第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有するフランジと、 前記フランジと垂直に延びる軸とを備えており、 前記フランジは、前記第1の面に対して所定の角度を有する位置決め部位を備えており、 前記位置決め治具は、前記位置決め部位を支持して、前記フランジを水平にする支持面を有している、位置決め治具。前記位置決め部位は、前記第2の面に形成された平坦な機械加工面であり、 前記支持面は、前記機械加工面と平行に延びる平坦な面である、請求項11に記載の位置決め治具。前記機械加工面は、第1機械加工面であり、 前記位置決め部位は、 前記第1機械加工面と、 前記フランジの外周面に形成された平坦な第2機械加工面とを備えており、 前記位置決め治具は、 前記支持面と、 前記第2機械加工面と平行に延びる平坦な挟持面とを有している、請求項12に記載の位置決め治具。前記位置決め部位は、 前記第2の面に形成された平坦な機械加工面と、 前記機械加工面に接続され、前記機械加工面と垂直に延びる孔とを備えており、 前記支持面は、前記孔に挿入可能な円錐状の面である、請求項11に記載の位置決め治具。前記孔は、前記軸に関して対称的に配置された第1孔および第2孔であり、 前記第1孔と前記軸との間の距離は、前記第2孔と前記軸との間の距離と同一である、請求項14に記載の位置決め治具。

说明书全文

本発明は、構造体、該構造体の位置決め方法、および該構造体の位置決めをする位置決め治具に関するものである。

電動機の駆動軸に部品を挿入することによって組み立てられたポンプ装置が知られている。このようなポンプ装置を組み立てる場合、ポンプ装置の組み立て工程は組立ロボットによって実行される。

特開平11−107985号公報

しかしながら、電動機は、駆動軸が傾いた状態で搬送される場合がある。したがって、組立ロボットが駆動軸に部品を挿入する前に、組立ロボットは、駆動軸の傾きを測定し、測定された傾きに合わせて部品の挿入方向を補正する。その後、組立ロボットは、駆動軸の傾きに合わせて部品を斜めに挿入する。しかしながら、この部品の挿入方向の補正には、多くの時間(タクトタイム)が掛かってしまう。したがって、組立ロボットは、ポンプ装置の組み立て作業を効率よく行うことができない。

上述した問題は、ポンプ装置の部品を電動機の駆動軸に挿入する構成には限定されない。上述した問題は、組立ロボットを用いて、軸の傾きに合わせて部品を軸に挿入する構造を有する構造体であれば、発生しうる。

そこで、本発明は、部品の挿入方向の傾き補正を行うことなく、部品の軸への挿入を効率よく行うことができる構造体を提供することを目的とする。本発明は、部品の挿入方向の傾き補正を行うことなく、部品の軸への挿入を効率よく行うことができる位置決め方法を提供することを目的とする。本発明は、部品の挿入方向の傾き補正を行うことなく、部品の軸への挿入を効率よく行うことができる位置決め治具を提供することを目的とする。

一態様は、第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有するフランジと、前記フランジと垂直に延びる軸とを備え、前記フランジは、前記第1の面に対して所定の度を有する位置決め部位を備えており、前記位置決め部位は、前記フランジを平にする位置決め治具によって支持可能な大きさを有している、構造体である。

一態様は、前記位置決め部位は、前記第2の面に形成された平坦な機械加工面であり、前記機械加工面は、前記機械加工面と平行に延びる平坦な支持面を有する前記位置決め治具に支持可能な大きさを有している。 一態様は、前記機械加工面は、第1機械加工面であり、前記位置決め部位は、前記第1機械加工面と、前記フランジの外周面に形成された平坦な第2機械加工面とを備えており、前記第2機械加工面は、前記第2機械加工面と平行に延びる平坦な挟持面を有する前記位置決め治具に挟持可能な大きさを有している。 一態様は、前記位置決め部位は、前記第2の面に形成された平坦な機械加工面と、前記機械加工面に接続され、前記機械加工面と垂直に延びる孔とを備えており、前記孔は、円錐状の支持面を有する前記位置決め治具に支持可能な大きさを有している。 一態様は、前記孔は、前記軸に関して対称的に配置された第1孔および第2孔であり、前記第1孔と前記軸との間の距離は、前記第2孔と前記軸との間の距離と同一である。

一態様は、構造体の位置決めをする方法であって、前記構造体は、第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有するフランジと、前記フランジと垂直に延びる軸とを備えており、前記フランジは、前記第1の面に対して所定の角度を有する位置決め部位を備えており、前記構造体を用意し、前記位置決め部位を支持する位置決め治具を用意し、前記位置決め治具によって前記構造体を持ち上げて、前記フランジを水平にする、位置決め方法である。

一態様は、前記位置決め部位は、前記第2の面に形成された平坦な機械加工面であり、前記位置決め治具は、前記機械加工面と平行に延びる平坦な支持面を有しており、前記構造体を持ち上げる工程は、前記支持面を前記機械加工面に接触させた状態で、行われる。 一態様は、前記機械加工面は、第1機械加工面であり、前記位置決め部位は、前記第1機械加工面と、前記フランジの外周面に形成された平坦な第2機械加工面とを備えており、前記位置決め治具は、前記支持面と、前記第2機械加工面と平行に延びる平坦な挟持面を有しており、前記構造体を持ち上げる工程は、前記支持面を前記第1機械加工面に接触させ、かつ前記挟持面を前記第2機械加工面に接触させた状態で、行われる。 一態様は、前記位置決め部位は、前記第2の面に形成された平坦な機械加工面と、前記機械加工面に接続され、前記機械加工面と垂直に延びる孔とを備えており、前記構造体を持ち上げる工程は、円錐状の支持面を有する前記位置決め治具を前記孔に挿入した状態で、行われる。 一態様は、前記孔は、前記軸に関して対称的に配置された第1孔および第2孔であり、前記第1孔と前記軸との間の距離は、前記第2孔と前記軸との間の距離と同一である。

一態様は、構造体の位置決めをする位置決め治具であって、前記構造体は、第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有するフランジと、前記フランジと垂直に延びる軸とを備えており、前記フランジは、前記第1の面に対して所定の角度を有する位置決め部位を備えており、前記位置決め治具は、前記位置決め部位を支持して、前記フランジを水平にする支持面を有している、位置決め治具である。

一態様は、前記位置決め部位は、前記第2の面に形成された平坦な機械加工面であり、前記支持面は、前記機械加工面と平行に延びる平坦な面である。 一態様は、前記機械加工面は、第1機械加工面であり、前記位置決め部位は、前記第1機械加工面と、前記フランジの外周面に形成された平坦な第2機械加工面とを備えており、前記位置決め治具は、前記支持面と、前記第2機械加工面と平行に延びる平坦な挟持面とを有している。 一態様は、前記位置決め部位は、前記第2の面に形成された平坦な機械加工面と、前記機械加工面に接続され、前記機械加工面と垂直に延びる孔とを備えており、前記支持面は、前記孔に挿入可能な円錐状の面である。 一態様は、前記孔は、前記軸に関して対称的に配置された第1孔および第2孔であり、前記第1孔と前記軸との間の距離は、前記第2孔と前記軸との間の距離と同一である。

位置決め治具によって支持可能な大きさを有する位置決め部位を設けることにより、位置決め治具による位置決め部位の支持が可能となる。位置決め治具で位置決め部位を支持することによって、フランジは水平姿勢になる。軸はフランジと垂直に延びているため、軸は鉛直姿勢になる。したがって、組立ロボットは、部品の挿入方向の傾き補正を行うことなく、部品を鉛直方向に下降させて部品を軸に挿入することができる。結果として、組立ロボットは、部品の軸への挿入を効率よく行うことができる。

ポンプ装置の一実施形態を示す図である。

図1に示すモータの部分断面図である。

図2のA線方向から見た図である。

第1孔と駆動軸との間の距離、および第2孔と駆動軸との間の距離を示す図である。

モータフランジの第2の面に形成された位置決め部位を示す図である。

位置決め部位の鉛直断面図である。

部品の駆動軸への挿入を効率よく行うことができる位置決め方法を説明するための図である。

位置決め装置を示す図である。

モータの位置決めを行う工程を含むポンプ装置の組み立て工程を示すフロー図である。

駆動軸が傾いた状態で搬送されたモータを示す図である。

位置決め治具によってモータフランジを水平にした状態を示す図である。

位置決め部位の他の実施形態を示す断面図である。

図12に示す位置決め部位が形成された第2の面を示す図である。

第1機械加工面の他の実施形態を示す図である。

位置決め部位のさらに他の実施形態を示す図である。

図15に示す位置決め部位に適用される位置決め治具を示す図である。

モータフランジの孔の他の実施形態および位置決め治具のさらに他の実施形態を示す図である。

以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の図面において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。

以下に説明する実施形態では、構造体の一例としての電動機について説明する。しかしながら、本実施形態に係る構成は、電動機のみならず、組立ロボットによって、軸の傾きに合わせて部品を軸に挿入する構造を有する構造体にも適用することができる。

図1は、ポンプ装置1の一実施形態を示す図である。ポンプ装置1は、電動機を備えた機械装置の一例である。図1に示すように、ポンプ装置1は、流体(本実施形態では、液体)を移送する回転機械の一例であるポンプ2と、ポンプ2を動作させるモータ(電動機)3とを備えている。本実施形態では、ポンプ2は横軸多段遠心式ポンプである。

ポンプ2は、複数の(本実施形態では、3段)羽根車6A〜6Cと、これら複数の羽根車6A〜6Cを収容するポンプケーシング7とを備えている。モータ3は、駆動軸(軸)10と、駆動軸10に固定された回転子(ロータ)11と、回転子11を取り囲むように配置された固定子(ステータ)12と、これら回転子11および固定子12を収容するモータケーシング13とを備えている。固定子12はモータケーシング13の内周面に固定されている。羽根車6A〜6Cは、駆動軸10に固定されている。

ポンプケーシング7は、液体が吸い込まれる吸込口15と、液体が吐き出される吐出口17とを備えている。吸込口15は駆動軸10の軸線CL方向に開口しており、吐出口17は軸線CL方向と垂直な方向(フランジ線FL方向)に開口している。フランジ線FLは後述するモータフランジ21と平行に延びる線分である。軸線CLおよびフランジ線FLは互いに垂直である。

図2は、図1に示すモータ3の部分断面図である。図2に示すように、モータケーシング13は、回転子11および固定子12から構成された回転要素を収容するケーシング本体20と、ケーシング本体20の半径方向外側に延びるモータフランジ(フランジ)21とを備えている。

ケーシング本体20は駆動軸10の軸線CL方向と平行に延びている。モータフランジ21は、軸線CL方向と垂直に、すなわち、フランジ線FL方向と平行に延びている。駆動軸10はモータフランジ21とは垂直に延びている。したがって、駆動軸10とモータフランジ21とのなす角度は直角である。

ケーシング本体20のポンプ側端面には、モータフランジ21が配置されており、ポンプ側端面の反対側には、ファンカバー25が接続されている。駆動軸10の端部に固定されたファン26は、ファンカバー25によって覆われている。

図3は、図2のA線方向から見た図である。図3に示すように、モータフランジ21は、環状形状を有しており、ケーシング本体20のポンプ側端面から外側に張り出している。モータフランジ21は、駆動軸10と同心状に配置されている。モータフランジ21は、モータフランジ21の円周方向に沿って等間隔に配置された複数の孔28を備えている。

複数の孔28のうちの1つは第1孔28であり、駆動軸10に関して、第1孔28の反対側に配置された孔は第2孔28である。第1孔28および第2孔28は、駆動軸10に関して互いに対称的に配置されている。本実施形態では、8個の孔28が設けられているが、孔28の数は本実施形態には限定されない。

図4は、第1孔28と駆動軸10との間の距離、および第2孔28と駆動軸10との間の距離を示す図である。図4では、図面を見やすくするために、電動機3は簡略的に描かれている。図4に示すように、第1孔28と駆動軸10との間の距離D1、および第2孔28と駆動軸10との間の距離D2は同一である。なお、図4では、第1孔28は、複数の孔28のうち、任意に選択された孔である。

ポンプ2の構成要素(羽根車6A〜6Cを含む)は駆動軸10に挿入され、その後、ポンプケーシング7はモータケーシング13に締結される。このようにして、ポンプ装置1は組み立てられる。図1に示すように、ポンプケーシング7およびモータケーシング13は、締結具(図示しない)によって互いに締結される。本実施形態では、モータケーシング13の孔28は、ポンプケーシング7とモータケーシング13とを締結するための締結具が挿入される締結孔である。締結具は、例えば、ボルトとナットとの組み合わせである。

図2、図3、および図4に示すように、モータフランジ21は、ポンプケーシング7に隣接する第1の面(ポンプケーシング側の面)21aと、第1の面21aとは反対側の面(回転要素側の面)21bとを備えている。

図5は、モータフランジ21の第2の面21bに形成された位置決め部位30を示す図である。図6は、位置決め部位30の鉛直断面図である。図5および図6に示すように、モータフランジ21は、第2の面21bに配置され、かつ第1の面21aに対して所定の角度を有する位置決め部位30を備えている。図5および図6では、図面を見やすくするために、位置決め部位30は網掛けで描かれている。以下に説明する図面においても、位置決め部位30は網掛けで描かれている。

図5に示すように、モータフランジ21の第2の面21bには、2つの位置決め部位30が形成されている。これら位置決め部位30は、駆動軸10に関して互いに対称的に配置されており、駆動軸10から一方の位置決め部位30までの距離および駆動軸10から他方の位置決め部位30までの距離は同じである。各位置決め部位30は、互いに隣接する孔28の間に配置されている。

本実施形態では、位置決め部位30は、第2の面21bに形成され、かつモータフランジ21の第1の面21aと平行に延びる機械加工面(水平加工面)である。機械加工面は、凹凸を有しない平坦な面と定義される。本実施形態では、モータフランジ21の第1の面21aおよび位置決め部位30は、フランジ線FL方向と平行に延びる機械加工面である。図6では、フランジ線FLは水平方向HLと平行である。水平方向HLと垂直な方向は鉛直方向VLである。

図7は、部品の駆動軸10への挿入を効率よく行うことができる位置決め方法を説明するための図である。図7に示すように、モータ3は、搬送コンベヤ38上の搬送トレイ36に載置された状態で、搬送コンベヤ38によって搬送される。より具体的には、モータ3は、ファンカバー25が搬送トレイ36上の専用のホルダー(図示しない)に保持された状態で搬送される。

しかしながら、モータ3に取り付けられた端子箱(図示しない)の位置の都合上、モータ3は完全には保持されていない状態で搬送される。したがって、モータ3は、駆動軸10が傾いた状態で搬送される場合がある。結果として、ポンプ装置1を組み立てるための組立ロボット(図示しない)は、部品の駆動軸10への挿入方向の傾きを補正しなければならず、ポンプ装置1の組み立て作業を効率よく行うことができない。そこで、以下に説明する実施形態では、部品の挿入方向の傾き補正を行うことなく、部品の駆動軸10への挿入を効率よく行うことができる構成について説明する。

図7に示すように、搬送コンベヤ38の両側には、モータ3の位置決めを行う位置決め装置40が配置されている。位置決め装置40は、搬送コンベヤ38に関して対称的に配置されており、互いに同一の構成を有している。以下、単一の位置決め装置40について、図8を参照して説明する。

図8は、位置決め装置40を示す図である。図8に示すように、位置決め装置40は、モータフランジ21の位置決め部位30を支持する位置決め治具41と、位置決め治具41を上下動させる鉛直アクチュエータ42と、位置決め治具41および鉛直アクチュエータ42を水平方向に移動させる水平アクチュエータ43とを備えている。

位置決め治具41は、モータフランジ21を水平にするための治具であり、位置決め部位30と平行に延びる平坦な支持面45を有している。本実施形態では、支持面45は水平方向HLと平行に延びる機械加工面(水平加工面)である。位置決め部位30は、位置決め治具41によって支持可能な大きさを有している。なお、図8では、支持面45は、網掛けで描かれている。以下に説明する図面においても、支持面45は網掛けで描かれている。

鉛直アクチュエータ42の一例は、サーボモータまたはエアシリンダである。同様に、水平アクチュエータ43の一例は、サーボモータまたはエアシリンダである。一実施形態では、位置決め装置40は、位置決め治具41を備えた産業用ロボット(図示しない)であってもよい。このような産業用ロボットは、鉛直方向および水平方向に位置決め治具41を移動させることができる多関節ロボットである。

搬送コンベヤ38の両側に配置された2つの位置決め装置40は、同時に動作するように構成されている。これら位置決め装置40は、水平アクチュエータ43によって位置決め治具41を水平方向に同じ距離だけ移動させ、鉛直アクチュエータ42によって位置決め治具41を鉛直方向に同じ距離だけ移動させる。

図9は、モータ3の位置決めを行う工程を含むポンプ装置1の組み立て工程を示すフロー図である。図10は、駆動軸10が傾いた状態で搬送されたモータ3を示す図である。図11は、位置決め治具41によってモータフランジ21を水平にした状態を示す図である。図10および図11では、モータ3の一部の図示は省略されている。

まず、モータ3および位置決め治具41を用意する。図9のステップS101および図10では、駆動軸10が鉛直方向VLに対して傾いた状態で、モータ3が搬送コンベヤ38によって搬送される。図10のフランジ線FLに示すように、駆動軸10が鉛直方向VLに対して傾いていると、モータフランジ21も水平方向HLに対して傾いている。

位置決め装置40は、水平アクチュエータ43の動作によって位置決め治具41をモータ3に近接する方向に移動させる。次いで、図9のステップS102に示すように、位置決め装置40は、位置決め治具41の支持面45を位置決め部位30に接触させ、位置決め治具41によって位置決め部位30を支持する。

図9のステップS103および図11に示すように、位置決め装置40は、位置決め治具41の支持面45が位置決め部位30に接触した状態で、鉛直アクチュエータ42によってモータ3を鉛直方向に持ち上げる。より具体的には、2つの鉛直アクチュエータ42が位置決め治具41を同じ距離だけ上昇させると、モータフランジ21は水平姿勢になる。モータフランジ21および駆動軸10は互いに垂直であるため、モータフランジ21が水平姿勢になると、駆動軸10は鉛直姿勢になる。

その後、組立ロボット(図示しない)は、鉛直姿勢である駆動軸10に羽根車6A〜6Cなどの部品を挿入し(図9のステップS104参照)、ポンプケーシング7をモータ3に装着することによって、ポンプ装置1を組み立てる(図9のステップS105参照)。

本実施形態によれば、モータフランジ21は位置決め部位30を備えている。したがって、位置決め治具41を位置決め部位30に接触させた状態でモータ3を持ち上げることによって、モータフランジ21は水平姿勢になることができる。結果として、駆動軸10は鉛直姿勢になるため、組立ロボットは、測定された駆動軸10の傾きに合わせて部品の挿入方向を補正する必要はない。つまり、組立ロボットは、部品を鉛直方向に下降させるだけの簡単な動作によって、部品を駆動軸10に挿入することができる。したがって、組立ロボットは、部品の駆動軸10への挿入を効率よく行うことができる。

図12は、位置決め部位30の他の実施形態を示す断面図である。図13は、図12に示す位置決め部位30が形成された第2の面21bを示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図12および図13に示すように、位置決め部位30は、上述した機械加工面に相当する第1機械加工面(水平加工面)31と、モータフランジ21の外周面に形成され、かつ第1機械加工面31と垂直に延びる第2機械加工面(鉛直加工面)32とを備えている。

本実施形態では、位置決め部位30は、モータフランジ21の第2の面21bに形成された窪みである。図13に示すように、位置決め部位30は、さらに、第2機械加工面32の内側に位置する第3機械加工面(鉛直加工面)33、第2機械加工面32と第3機械加工面33との間に位置する第4機械加工面(鉛直加工面)34、および第2機械加工面32と第3機械加工面33との間に位置する第5機械加工面(鉛直加工面)35を備えている。第2機械加工面32および第3機械加工面33は互いに平行であり、第4機械加工面34および第5機械加工面35は互いに平行である。

図12に示すように、位置決め治具41は、支持面45と垂直に延びる挟持面46を備えている。挟持面46は、第2機械加工面32と平行に延びる機械加工面(鉛直加工面)である。本実施形態では、挟持面46は鉛直方向VLに延びている。

図14は、第1機械加工面31の他の実施形態を示す図である。図14に示すように、第1機械加工面31は、水平方向HLに対して所定の角度で傾斜していてもよい。この場合であっても、支持面45は、第1機械加工面31と平行に延びている。

図12、図13、および図14に示す実施形態では、位置決め治具41は、位置決め部位30に嵌まり込む大きさを有している。モータ3の位置決めを行う工程は、位置決め治具41の支持面45を第1機械加工面31に接触させ、かつ位置決め治具41の挟持面46を第2機械加工面32に接触させた状態で行われる。

搬送コンベヤ38(図7参照)の両側に配置された位置決め装置40が水平アクチュエータ43によって位置決め治具41を移動させると、位置決め治具41は位置決め部位30に嵌合して、モータフランジ21を挟持する。このモータフランジ21の挟持は、モータフランジ21の回転方向(円周方向)の移動を制限し、モータフランジ21の回転方向における位置決めをする。モータフランジ21の挟持は、モータフランジ21の中心位置(すなわち、モータフランジ21の搬送トレイ36に対する相対位置)を決定する。

ポンプ装置1の製造工程では、複数のポンプ装置1が連続的に製造される。したがって、複数のモータ3は、一定の間隔で、搬送コンベヤ38によって搬送される。これら複数のモータ3は、同一の構造を有している。搬送コンベヤ38の両側に配置された水平アクチュエータ43は、位置決め治具41を同じ距離だけ移動させて、モータフランジ21を位置決め治具41で挟持させる。

このような位置決めは、先行するモータ3の位置(より具体的には、モータフランジ21の回転方向における位置およびモータフランジ21の中心位置)と、後続のモータ3の位置(より具体的には、モータフランジ21の回転方向における位置およびモータフランジ21の中心位置)とを同一にすることができる。組立ロボットは、搬送されるすべてのモータ3に対して同一の組立動作を実行することができ、ポンプ装置1の組み立てをより効率的に行うことができる。

図12乃至図14に示す実施形態では、モータフランジ21の水平位置(すなわち、駆動軸10の鉛直位置)が決定されるのみならず、モータフランジ21の回転方向における位置およびモータフランジ21の中心位置が決定される。

図15は、位置決め部位30のさらに他の実施形態を示す図である。図16は、図15に示す位置決め部位30に適用される位置決め治具41を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。

図15に示すように、位置決め部位30は、第2の面21bに形成された機械加工面31と、機械加工面31に接続され、機械加工面31と垂直に延びる孔28とを備えている。一実施形態では、機械加工面31はモータフランジ21の第2の面21bの全周に形成されてもよい。他の実施形態では、機械加工面31は、孔28の周囲にのみ形成されてもよい。他の実施形態の場合、少なくとも2つの機械加工面31が設けられる。機械加工面31の数が2である場合、これら2つの機械加工面31は、駆動軸10を挟んで対向する2つの孔28に形成されている。

図16に示すように、位置決め治具41は、鉛直方向VLと平行に、上方に向かって延びる突出部50を備えている。突出部50は、その先端に形成された円錐状の支持面(円錐面)51を有している。本実施形態では、突出部50の先端は、円錐形状を有しているが、一実施形態では、突出部50は、円錐台形状を有してもよい。

位置決め装置40は、水平アクチュエータ43および鉛直アクチュエータ42の動作によって、位置決め治具41をモータフランジ21の孔28の直下に移動させ、突出部50の先端を孔28に挿入させる。孔28は位置決め治具41に支持可能な大きさを有している。突出部50の先端が孔28に挿入されると、円錐面51は、その全周に亘って機械加工面31の孔28との接続部分に接触(より具体的には、線接触)し、モータフランジ21は位置決め治具41に支持される。

突出部50の先端が孔28に挿入された状態で、位置決め装置40が鉛直アクチュエータ42によってモータ3を鉛直方向に持ち上げると、モータフランジ21は水平姿勢になる。突出部50の先端の孔28への挿入は、モータフランジ21の回転方向(円周方向)の移動を制限し、モータフランジ21の回転方向における位置決めをする。突出部50の先端の孔28への挿入は、モータフランジ21の中心位置(すなわち、モータフランジ21の搬送トレイ36に対する相対位置)を決定する。

図15および図16に示す実施形態では、モータフランジ21の水平位置(すなわち、駆動軸10の鉛直位置)が決定されるのみならず、モータフランジ21の回転方向における位置およびモータフランジ21の中心位置が決定される。

図17は、モータフランジ21の孔28の他の実施形態および位置決め治具41のさらに他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図17に示すように、モータフランジ21の孔28には、第1の面21aと第2の面21bとの間に配置された段部29が形成されている。段部29には、機械加工面31と平行に延びる機械加工面(水平加工面)55が形成されている。

突出部50は、円錐面51の下端に形成された平坦面52を有している。この平坦面52は、水平方向HLと平行に延びる機械加工面である。突出部50の先端が孔28に挿入されると、円錐面51は、その全周に亘って機械加工面55の孔28との接続部分に接触(より具体的には、線接触)し、かつ/または平坦面52は機械加工面31に接触(より具体的には、面接触)する。このような構成であれば、駆動軸10の鉛直姿勢の位置決めと、モータフランジ21の回転方向における位置決めを確実に行えるので、ポンプ装置1の組み立てをより効率的に行うことができる。また、円錐面51が、その全周に亘って機械加工面55の孔28との接続部分に接触(より具体的には、線接触)し、平坦面52が機械加工面31に微小隙間を生じて接触する構成であったとしても、モータフランジ21の回転方向における位置決めは可能である。

本実施形態においても、モータフランジ21の水平位置(すなわち、駆動軸10の鉛直位置)が決定されるのみならず、モータフランジ21の回転方向における位置およびモータフランジ21の中心位置が決定される。

これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。

1 ポンプ装置 2 ポンプ 3 モータ 6A〜6C 羽根車 7 ポンプケーシング 10 駆動軸 11 回転子 12 固定子 13 モータケーシング 15 吸込口 17 吐出口 20 ケーシング本体 21 モータフランジ 21a 第1の面 21b 第2の面 25 ファンカバー 26 ファン 28 孔 29 段部 30 位置決め部位 31 第1機械加工面(水平加工面) 32 第2機械加工面(鉛直加工面) 33 第3機械加工面(鉛直加工面) 34 第4機械加工面(鉛直加工面) 35 第5機械加工面(鉛直加工面) 36 搬送トレイ 38 搬送コンベヤ 40 位置決め装置 41 位置決め治具 42 鉛直アクチュエータ 43 水平アクチュエータ 45 支持面 46 挟持面 50 突出部 51 円錐面 52 平坦面

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