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Method for joining oxide dispersion alloy and joining member

阅读:592发布:2024-02-10

专利汇可以提供Method for joining oxide dispersion alloy and joining member专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To execute joining between the metal lattices of a base material with each other in a solid solution state without destroying the bumboo structure of an alloy base material by cleaning the surface of oxide dispersion alloy, and then forming protection film, heating in a vacuum chamber and joining. SOLUTION: An Ag film 104 is formed on the cleaned surface 105 of an oxide dispersion alloy MA 754:101 cleaned by spattering. After the spattering, Ag coated MA 754:101 is taken out of a vacuum chamber, and set in a heating and joining furnace, heated in the air and subjected to preliminary joining. Then, a sample with the preliminary joining surface 106 is, after set in a vacuum heating joining furnace, heated by a heater 110 in a vacuum chamber, and thus joining is completed. the pressing force is in the range of 0.5-10 kg/mm . Because the melting point of Ag film 104 is 1080 deg.C, the most part of the Ag film 104 is melted and discharged to the outside of the sample by the pressing, and the remaining part is diffused into the MA 754 base material 107 and 108.,下面是Method for joining oxide dispersion alloy and joining member专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】接合する酸化物分散合金表面を清浄化後、
    該清浄化面に保護膜を形成し、次いで真空中において材料全体の加熱,接合する材料の表面加熱又は加圧により清浄化面同士の接合を行うことを特徴とする酸化物分散合金の作製方法。
  • 【請求項2】請求項1において、前記酸化物分散合金の清浄化をArイオンによる逆スパッタ又はAr+水素雰囲気中での逆スパッタと酸化物分散合金の加熱によることを特徴とする酸化物分散合金の作製方法。
  • 【請求項3】請求項1又は2において、Arイオンによる逆スパッタ、又はAr+水素雰囲気中での逆スパッタ後、清浄化した酸化物分散合金表面に0.1〜10 ミクロンの表面保護膜を設けたことを特徴とする酸化物分散合金の作製方法。
  • 【請求項4】請求項3において、表面保護膜は母材よりも低融点で、基地中への拡散係数が大きく、しかも、固溶体を形成する元素であることを特徴とする酸化物分散合金の作製方法。
  • 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、接合時の加熱及び加圧により、前記保護膜を溶融し、該溶融層の一部を材料外部に押し出し、他の一部は合金基地中に拡散し、接合部材同士の清浄化面同士を接合することを特徴とする酸化物分散合金の作製方法。
  • 【請求項6】請求項4において、前記元素はCu基の場合、Sn,Sb,Mn,Zn,Ag,Al,Auであり、Al基の場合、Geであり、Fe基の場合、Sn,
    Cu,Ni,Mnであり、Ni基の場合、Ag,In,
    Sb,Cu,Ge,Feであることを特徴とする酸化物分散合金の作製方法。
  • 【請求項7】請求項4において、表面保護膜は触媒活性の高い元素であることを特徴とする酸化物分散合金の製作方法。
  • 【請求項8】請求項6において、前記接合層中の微細酸化物は母材中の酸化物の大きさと同等であり、母材のバンブー組織が保持されていることを特徴とする酸化物分散合金の作製方法。
  • 【請求項9】請求項1において、酸化物分散合金の表面加熱は1〜25MHzの高周波通電加熱により行い、合金の全体加熱は抵抗加熱あるいは高周波通電加熱により行うことを特徴とする酸化物分散合金の製作方法。
  • 【請求項10】請求項1〜7のいずれかにおいて、ガスタービン用動翼又は静翼を構成することを特徴とする酸化物分散合金の製作方法。
  • 【請求項11】請求項1〜7のいずれかにおいて、航空宇宙産業用部材を構成することを特徴とする酸化物分散合金の製作方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は微細な酸化物を合金基地中に微細分散させることにより高い高温強度を得た酸化物分散合金から複雑な形状の電,航空宇宙産業用の構造部材を作製するための酸化物分散合金の高信頼性接合による作製方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】エネルギー及び航空宇宙産業用装置の高効率化,高信頼化及び高性能化を目的に、微細な酸化物をAl,Cu,Fe及びNi基合金中に均一分散した酸化物分散合金の実機適用が強く望まれてれている。 すなわち、従来材料に比べ、高温領域においてもY203等の酸化物が極めて安定であるため高強度が得られるためである。 一方、酸化物分散合金(以後ODSと略す)は粉末冶金法により機械的に酸化物を合金基地粉末中に均一混合させ、複合粉を缶に真空封入後、押し出し,圧延,熱処理により作製される。 主として、バンブー構造の中に酸化物が均一分散した組織となっている。 このように、ODSは仕立てられた微細組織を有することが特徴である。 しかし、上述したように、ODSは真空缶封入,加工という複雑なプロセスで作製されるため、実機に適した複雑形状に加工するのが難しいという欠点がある。 したがって、安価に複雑形状のODSを作製するためには、接合が最も適している。 しかし、従来の溶接は母材を数十ミリ以上溶融させ、組織を完全に破壊するため接合には不適である。

    【0003】これまで、ODSの接合技術として数多くの方法が検討されてきた。

    【0004】1)液相拡散接合 接合するODS間に挟む、種々のインサート金属,ろう付プロセスの検討がなされた。 しかし、インサート金属をよほど薄くしない限り(現状では安定な接合を得るためには、インサート金属を100ミクロン以下にはできない)酸化物の凝集,粒界への粗大析出物の成長及びミクロボイドの発生が生じ、接合部の強度は母材のそれの80%以下になる。 これを防止するため、ODS表面に厚さ50μmの酸化されにくいNi,Co等の反応バリヤを設ける方法が特開平5−154650号に開示されている。 しかし、反応は抑制されても酸化物の無い領域の厚さは少なくとも100μm以上になり、高温強度は低くなる。

    【0005】2)レーザ及び電子ビーム溶接 レーザ及び電子ビームの幅をできるだけ、絞り、溶融層をできるだけ薄くする方法が検討された。 しかし、現状では、溶融層を数ミリ以下にすることは不可能であり、
    接合部の酸化物の凝集,粗大化,ミクロボイドの発生等により、信頼性の大幅な低下をまねく。

    【0006】3)固相接合 固相接合では、接合界面の清浄度を界面全部にわたって保持すること及び加圧力を大きくすることがキーポイントとなる。 しかし、界面全面にわたって清浄を保持することは難しく、その結果、全面接合は不可能である。

    【0007】また、摩擦圧接によりODSを接合することも検討されている。 しかし接合する部材の形状に制限がある。

    【0008】その他、ODSではないが、種々の部材の拡散接合法として、特開平6−15462号,172993号にそれぞれCu同士をAu箔によりCuとAuとの共晶点以上の温度に加熱して接合する方法、AlのターゲットとC
    uパッキングプレートとをAg箔により固相拡散接合する方法が開示されている。 いずれも、接合部にはAu,
    Au−CuあるいはAgが存在しており、CuとCuあるいはAlとCuとの清浄面同士が接合するという記載は無い。 ろう材が接合部に存在した場合には、ODSの性能が十分に発揮されない。

    【0009】以上のように、ODSの接合技術は未だ開発されていない。

    【0010】

    【発明が解決しようとする課題】従来の溶融接合方法では、接合の際の溶融領域が大き過ぎると言う問題がある。 大き過ぎることのため、基地の溶融により酸化物が凝集し、粗大酸化物が生成する。 さらに、バンブー構造の組織は溶融層が多ければ、凝固により、完全に破壊される。 一方、固相接合では、何らかの手段により、接合面の清浄化はできても、加熱中に雰囲気の影響を受け、
    全面接合は難しい。 また、複雑形状のODSの接合を行う場合、真空中のサンプルセットは難しいため、大気中で行うことが不可避である。 この場合には、酸化防止は困難であり全面接合はさらに難しい。 本発明の目的は、
    ほとんど合金基地のバンブー組織を破壊せずに、しかも酸化物の凝集を生じさせることなく、固相状態において基地同士を金属,格子間接合させる方法を提供し、このことにより複雑形状のODSを作製する方法を提供することにある。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】本発明は、微細,均一分散した酸化物分散Al合金,Cu合金,Fe合金又はN
    i合金に対する電子ビーム,レーザあるいはろう付等従来の溶融接合の場合においては、溶融層が数百〜数ミリと厚く、その結果、注意深く仕立てられた基地のバンブー構造の溶融凝固による破壊,酸化物の凝集,ミクロボイドの発生等により、接合部の信頼性を低下させていた。 これらは全て、接合部の溶融領域が大きいことに起因する。 すなわち、機械的加工,熱処理のみにより形成した組織が壊れる程に溶融するためである。 これを防止するためには、固相接合するかあるいは溶融領域を極めて薄くするかしかない。

    【0012】従来の固相接合の場合、接合中の酸化、わずかな汚れ等により余程加圧力を大きくしない限り、全面金属間接合することは難しい。 本発明は、この欠点を補うため、ODSの接合面をArイオン等により清浄化後、ODS中への拡散係数の大きい元素の保護薄膜を形成し、1)保護膜同士の接合、2)保護膜のODS中への拡散を利用したODS同士の金属格子間接合を行う点に一つの特徴がある。 もう一つの特徴は、3)溶融保護膜の外部排出及び母材中への拡散を利用してODS同士の金属格子間接合を行う点にある。

    【0013】溶融層の中に、酸化物あるいは汚れ等を取りこませて外部へ排出することで接合はより完全になる。 また、加圧力も十分に低減できる。 このことにより接合部には溶融凝固層がほとんどなく、バンブー組織は保持され、酸化物の凝集もないため、十分な信頼性が得られる。

    【0014】固相接合の問題点の一つに接合界面の酸化があるが、清浄化後の高温(400〜1200℃)真空中(10 -3 Pa程度)における接合界面の酸化防止のためには0.1 ミクロン以上の保護膜を清浄化面上にスパッタ等により形成すればよい。 スパッタ膜は接合するO
    DSの基地の合金組成により変化させるが、合金の主成分中への拡散係数の大きい元素を選べばよい。 例えばC
    u基の場合、Sn,Sb,Mn,Zn,Al,Ag,A
    uであり、Al基の場合、Ge,Ag,Ni,Cuであり、Fe基の場合、Sn,Cu,Ni,Cr,Mnであり、Ni基の場合、Ag,In,Sb,Cu,Ge,F
    eであればよい。 これらの元素のうち、Ag,Ptは触媒活性が高く、大気中でサンプルセット、低温度(50
    0℃以下)に加熱しても、膜は酸化されず、仮付けできるため、複雑形状の接合に適している。 何故なら、A
    g,Ptともに酸化物,汚れ等が低温(200〜500
    ℃)、大気中で分解し清浄化するためである。 Auは酸化しないためAg,Ptと同様に扱える。 仮付け後、真空中において、各種ODS母材の軟化点直下まで昇温し、加圧することにより、保護膜は基地中に拡散し、O
    DSの清浄化面同士が金属間接合する。 この場合には、
    保護膜の厚さを固溶限以下になるよう制御しなければいけない。 また、軟化点が保護膜の融点より高い場合には、上記拡散の他に、溶融層を加圧により外部に押し出すことにより、同様にODS同士の金属間接合が得られる。 この場合には、接合界面には溶融層が存在するため、加圧力を低くできるという利点がある。 いずれの場合も、溶融凝固層のない、界面接合部が得られる。 しかも、微細酸化物の凝集,バンブー構造も維持されるため、接合部の信頼性は高い。 接合の際の加熱は全体加熱であっても、また全体加熱と接合部材の表面加熱の組み合わせによっても良い。 後者の場合には、全体の温度は軟化点よりもかなり低くでき、短時間接合が可能である。 表面加熱は高周波通電により行う。 保護膜を設ける前に、清浄化面を真空中において短時間加熱することでさらに基地同士の接合性は向上する。

    【0015】

    【発明の実施の形態】本発明の清浄化及び接合プロセスを図1に示す。 母材であるODS表面の油等の汚れは有機溶剤等に浸漬し、超音波洗浄して除去する。 次に、これらのサンプルを真空チエンバにセットし、10 -7 Torr
    まで排気後、アルゴンをチエンバ内に導入しアルゴン圧力を10 -2 〜10 -3 Torrにする。 この後、サンプル10
    1を陰極側にバイアスしてアルゴンの逆スパッタにより、表面の酸化物102,103を除去する。 バイアス電圧は100〜300Vの範囲にあれば良く、逆スパッタ時間としては10秒〜1分程度に酸化の度合に応じて変化させれば良い。 今、Ni基酸化物分散合金MA75
    4を例にとって説明する。 この場合、保護膜としては、
    Agを選定した。

    【0016】AgはNi基合金中への拡散係数が大きく、しかも触媒活性の高い元素であるためである。 スパッタにより、清浄化したMA754表面105に約0.
    5 ミクロン厚さのAg膜104を形成した。

    【0017】この場合のスパッタ電力は300〜500
    Wであり、時間は数十秒である。 スパッタ後真空チエンバからAg被覆MA754をとりだし、加熱接着炉にセットし、大気中において150〜300℃の温度範囲に加熱し、仮付する、この面が106である201はMA
    754、202は仮付け面である。 この場合、所定の温度にサンプルが到達してから加圧したほうがよい。 なぜなら、上記温度範囲に加熱保持することによって、Ag
    膜の表面が清浄化するため、これまではサンプル同士が離れていた方が効果的であるためである。 加圧力は0.
    5〜2kg/mm 2である。 仮付け後の断面組織において、
    MA754の接合面の表面粗さはAg膜の厚さと密接な関係があり、Ag膜の厚さの1/2以下が望ましい。 均一に仮付けされていることがわかる。 次に、仮付けしたサンプルを真空加熱接着炉にセット後、10 -6 Torrの真空中においてヒータ110により1100℃〜1280
    ℃の温度範囲に加熱し30〜60分程度保持して接合(本接合)を完了する。 加圧力は0.5〜10kg/mm 2の範囲である。 Ag膜の融点が1080℃であるめ、Ag
    膜の大半は溶融してサンプルの外部へ加圧により排出(104)され、残部はMA754基地107,108
    中に拡散する。 この条件下で接合したサンプルの断面組織SEM写真観察を行った。 サンプルの断面を研磨後、
    イオンシニングを行い、SEM観察する。 この方法により透過電子顕微鏡写真(TEM)と同等のミクロ組織をSEM観察できる。 接合界面301、MA754(30
    2)を矢印で示すが、界面は明瞭には観察されない、さらに接合界面近傍の微細酸化物(イットリア)の大きさは0.1〜0.2ミクロン以下であり、酸化物の凝集は無いことがわかる。 接合部近傍の白点のEDX分析結果を図2に示すが、Agは検出されない、すなわち、EDX
    の感度以下にAgが合金基地中に拡散したかあるいは外部へ排出されたかを示唆している。 なお、仮付けせずに、直接1100℃〜1280℃の温度範囲に加熱し接合しても良い。 温度1150℃,加圧力6.8kg/mm 2
    の場合の断面組織1000倍及び20000倍の断面S
    EM写真観察した結果、良好な接合が得られていることが分かった。

    【0018】MA754を用い上記した方法により表面清浄化、Ag膜形成を行った後、仮付けをしないで本接合の温度を1050℃にして60分保持し接合した場合の断面組織を観察した。 この場合は、Ag膜の融点以下であるため、Ag膜の合金基地中への拡散のみにより、
    母材同士が金属間接合する。 601はMA754,60
    2は接合界面であるが、前述と同様の接合界面が得られていることがわかる。

    【0019】前述の接合において、加熱は全体加熱でも、全体加熱と高周波通電による表面加熱を組み合わせても良い。 接合時の加熱方法を図3に模式的に示す。 図3(a)はAg膜を被覆したMA754のヒータ701による全体加熱を示す図である。 これに図3(b)で示すヒータ704による表面加熱を組み合わせる場合には、
    1000℃以下でよい。 表面加熱により、接合部表面のみを1100〜1250℃に加熱して接合する。 この場合には、比較的短時間に部材を接合できる利点がある。
    高周波による通電加熱の場合には本接合の温度までサンプルを離しておく必要がある。 705は高周波電源、7
    06はスイッチである。 次に共晶反応を利用した接合について述べる。 MA754部材同士のAl膜による接合プロセスを図示したものを図4に示す。 MA754の接合部材の表面801をスパツタクリーニングにより酸化物802,803を除去して清浄化後、Al804を2
    〜5μmの厚さにスパッタあるいは真空蒸着により清浄化面805上に形成する。 次に、Al膜同士を重ね、真空中において部材全体をヒータ810により約640℃に加熱する。 加熱保持により、AlとMA754のNiとが相互に拡散して、共晶相806を形成する。 このとき、部材に加圧力を加え、共晶相806を外部に押し出す。 このことにより、MA754同士が金属接合する。
    AlとNiとは金属間化合物NiAl3を形成しやすいが、大部分は外部に押し出されるため、接合界面にはわずかにしか存在せず、接合部の信頼性を損なうことはない。 さらに、共晶相に混入したMA754中の酸化物も同時に外部へ押し出されるため、MA754同士807
    と808との金属間接合が得られる。 このような、界面清浄化及び共晶反応を利用した接合においても、高周波加熱方式を利用し、溶融部をAlとMA754の接合部の極表面に限定することは接合部の信頼性向上,高速接合上の点で極めて有効である。 すなわち、部材同士が比較的大きい場合、長時間加熱により、Al/Ni界面反応が不均一に起こりやすくなり、接合部にボイド,酸化物等が生じ、これの信頼性を損ねる場合もあるためである。

    【0020】次に本発明を高温ガスタービンの静翼に適用した結果を述べる。 図5は静翼のノズルとインナーウオール(a)及びアウターウオール(b)との接合プロセスを示した図である。 図5(a)において901はノズル、902はインナーウオール、903はAg膜、9
    04は高周波電源、905及び906は加圧装置、90
    7は全体加熱ヒータである。 まず、インナーウオール及びノズルのこれと接合する側の表面をArイオンで清浄化した後、Ag膜をそれぞれ3μmずつ形成する。 次に図に示すように、重ね、10 -6 Torrの真空中においてインナーウオール及びノズル全体を約6.8kg/mm 2の圧力で909により加圧しながら、950℃に加熱する。 次に904による高周波通電により、MA754の接合界面近傍を1150℃に加熱する。

    【0021】これにより、MA754の表面上のAg膜の一部は外部へ排出されるが、残りのAgはMA754
    中へ拡散して固溶体を形成する。 このことにより、MA75
    4 同士の金属間接合が得られる。

    【0022】なお、インナーウオール及びノズルの表面の粗さは2μm以下が良い。 次に、接合したノズルの反対側の接合面及びアウターウオールの表面をArイオンで清浄化した後、Ag膜をそれぞれ3μmずつ形成しアウターウオール908との接合を同様に行う。 この接合を行っても、先に接合した界面、すなわちノズル/インナーウオール界面は既にAgはなく、固相接合の状態にあるため、問題は生じない。 なお、ノズルとアウター,
    インナーウオールとを一括して接合しても良い。 この場合には、接合条件のより精密な制御が必要である。 なお、上述したのは、低温での仮り付なしに直接本接合を行うプロセスについてであるが、ノズル,インナーウオール、及びアウターウオールの仮り付けを300℃で行うとプロセスがより簡単になり、ノズル,インナーウオール、及びアウターウオールの一括接合が接合条件の精密制御なしに可能になる。

    【0023】図6は本発明の方法により作製したMA7
    54の静翼の外観の模式図である。 図において1001
    はインナーウオール、1002はノズル、及び1003
    はアウターウオールである。 温度サイクル等の負荷試験において界面に問題はないことを確認した。

    【0024】

    【発明の効果】本発明によれば、酸化物分散合金を溶融させずに接合させることが可能である。 したがって仕立てられた微細組織をほとんど破壊することがないため、
    母材と同等の強度,信頼性を有する接合部が得られる。
    これにより、複雑形状の酸化物分散合金の加工が可能になる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の清浄化及び接合プロセスを示す図。

    【図2】接合部断面のEDX分析結果。

    【図3】本発明の共晶反応を利用した接合プロセスを示す図。

    【図4】本発明による静翼の接合プロセスを示す図。

    【図5】本発明の方法により作製した静翼の外観を示す図。

    【図6】ガスタービン用静翼の斜視図。

    【符号の説明】

    101…酸化物分散合金MA754、102…酸素、1
    03…炭素、104…Ag、105…清浄化面、106
    …仮り付け面、107…本接合界面、108…固溶体、
    109…外部排出層、110…ヒータ。

    フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 FI C22C 21/00 C22C 21/00 Z C22F 1/00 602 C22F 1/00 602 650 650A 651 651B 1/10 1/10 A F01D 5/12 F01D 5/12 9/02 101 9/02 101 // B23K 103:16 (72)発明者 加藤 光雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

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