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Method and device for minimizing blocking effect

阅读:788发布:2021-01-19

专利汇可以提供Method and device for minimizing blocking effect专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To minimize blocking effect in real time without exerting any influence on the sharpness of an image by filtering border pixels so that the blocking effect becomes minimum, and generating corrected image data. SOLUTION: A processor finds the difference between two adjacent pixels (border pixel) positioned across the border of a block of two-dimensional discrete cosine transformation. Specifically, when the block of discrete cosine transformation consists of, for example, 8×8 pixels, pixels (b) and (c) are border pixels and the processor finds the difference between the values 6f the pixels (b) and (c). Then when it is judged that the difference between the border pixels is smaller than a 1st threshold, it is judged whether or not energy along the border is smaller than a 2nd threshold and when so, the border pixels are corrected or filtered so as to minimize the block effect. In this case, the processor corrects only border pixels, e.g. the pixels (b) and (c).,下面是Method and device for minimizing blocking effect专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 画像データで表される画像のブロッキング効果を最小にするブロッキング効果の最小化方法において、 ブロックの境界を挟んだ2つの境界画素の差分が第1の閾値よりも小さいかを判定するステップと、 上記ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいかを判定するステップと、 上記境界画素の差分が第1の閾値より小さく、かつ上記ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいときに、上記境界画素を、ブロッキング効果が最小になるようにフィルタリングして、補正された画像データを生成するステップと、 を有するブロッキング効果の最小化方法。
  • 【請求項2】 上記境界画素をフィルタリングする際に、上記境界画素に隣接した画素をフィルタリングするステップを有する、 ことを特徴とする請求項1記載のブロッキング効果の最小化方法。
  • 【請求項3】 上記第1の閾値は、画像の実際のエッジがブロックの境界に一致したときに、上記画像の実際のエッジがフィルタリングによって除去されないように、
    十分に大きな値とされている、 ことを特徴とする請求項1記載のブロッキング効果の最小化方法。
  • 【請求項4】 上記第1の閾値は、16から32の範囲内の値である、 ことを特徴とする請求項1記載のブロッキング効果の最小化方法。
  • 【請求項5】 上記第2の閾値は、上記境界画素のフィルタリングが上記ブロックの境界に沿ったブロッキング効果を増大させるような十分に大きな値とされている、 ことを特徴とする請求項1記載のブロッキング効果の最小化方法。
  • 【請求項6】 上記エネルギは、上記境界画素と、該境界画素にそれぞれ隣接し、同じ境界に沿った2つの画素との各差分の絶対値の和であり、上記第2の閾値は、上記境界画素の差分の絶対値である、 ことを特徴とする請求項1記載のブロッキング効果の最小化方法。
  • 【請求項7】 上記境界画素をフィルタリングするステップは、有限長インパルス応答フィルタを用いる、 ことを特徴とする請求項1記載のブロッキング効果の最小化方法。
  • 【請求項8】 上記有限長インパルス応答フィルタは、
    4つのフィルタ係数を有する、 ことを特徴とする請求項7記載のブロッキング効果の最小化方法。
  • 【請求項9】 上記2つの境界画素をb、cとし、該境界画素b,cにそれぞれ隣接した画素をa,dとし、上記画素a,b,c,dの値をA,B,C,Dとし、フィルタ係数をp,q,r,sとしたとき、上記境界画素b,cをフィルタリングするステップは、補正された境界画素bの値をpA+qB+rC+sDとし、補正された境界画素cの値をsA+rB+qC+pDとする、 ことを特徴とする請求項1記載のブロッキング効果の最小化方法。
  • 【請求項10】 画像の画素データが供給され、ブロックの境界を挟んだ2つの境界画素の差分が第1の閾値よりも小さいかを判定するとともに、上記ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいかを判定する判定手段と、 上記判定手段に接続され、上記境界画素の差分が第1の閾値より小さく、かつ上記ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいときに、上記境界画素を、ブロッキング効果が最小となるようにフィルタリングして、補正された画像データを出力するフィルタリング手段と、 を備えるブロッキング効果の最小化装置。
  • 【請求項11】 圧縮された画像データを受信する入力手段と、 上記入力手段に接続され、上記圧縮された画像データをデコードして伸長し、上記画素データとして上記判定手段に供給するデコード手段と、 上記フィルタリング手段に接続され、補正された画像データに基づく画像を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする請求項10記載のブロッキング効果の最小化装置。
  • 【請求項12】 上記第1の閾値は、画像の実際のエッジがブロックの境界に一致したときに、上記画像の実際のエッジがフィルタリングによって除去されないように、十分に大きな値とされている、 ことを特徴とする請求項10記載のブロッキング効果の最小化装置。
  • 【請求項13】 上記第1の閾値は、16から32の範囲内の値である、 ことを特徴とする請求項10記載のブロッキング効果の最小化装置。
  • 【請求項14】 上記第2の閾値は、上記境界画素のフィルタリングが上記ブロックの境界に沿ったブロッキング効果を増大させるような十分に大きな値とされている、 ことを特徴とする請求項10記載のブロッキング効果の最小化装置。
  • 【請求項15】 上記エネルギは、上記境界画素と、該境界画素にそれぞれ隣接し、同じ境界に沿った2つの画素との各差分の絶対値の和であり、上記第2の閾値は、
    上記境界画素の差分の絶対値である、 ことを特徴とする請求項10記載のブロッキング効果の最小化装置。
  • 【請求項16】 上記フィルタリング手段は、有限長インパルス応答フィルタからなる、 ことを特徴とする請求項10記載のブロッキング効果の最小化装置。
  • 【請求項17】 上記2つの境界画素をb、cとし、該境界画素b,cにそれぞれ隣接した画素をa,dとし、
    上記画素a,b,c,dの値をA,B,C,Dとし、フィルタ係数をp,q,r,sとしたとき、上記フィルタリング手段は、補正された境界画素bの値をpA+qB
    +rC+sDとし、補正された境界画素cの値をsA+
    rB+qC+pDとする、 ことを特徴とする請求項10記載のブロッキング効果の最小化装置。
  • 【請求項18】 画像データを受信する入力手段と、 上記入力手段に接続され、ブロックの境界を挟んだ2つの境界画素の差分が第1の閾値よりも小さいかを判定するとともに、上記ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいかを判定して、上記境界画素を選択的にフィルタリングする際に、上記境界画素の差分が第1の閾値より小さく、かつ上記ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいときに、上記境界画素を、ブロッキング効果が最小となるようにフィルタリングして、補正された画像データを出力するプロセッサと、 上記プロセッサに接続され、補正された画像データに基づく画像を表示する表示手段と、 を備えるコンピュータ装置。
  • 【請求項19】 上記2つの境界画素をb、cとし、該境界画素b,cにそれぞれ隣接した画素をa,dとし、
    上記画素a,b,c,dの値をA,B,C,Dとし、フィルタ係数をp,q,r,sとしたとき、上記プロセッサは、補正された境界画素bの値をpA+qB+rC+
    sDとし、補正された境界画素cの値をsA+rB+q
    C+pDとする、 ことを特徴とする請求項18記載のコンピュータ装置。
  • 【請求項20】 圧縮された画像データを受信する入力手段と、 上記入力手段に接続され、上記圧縮された画像データをデコードして伸長し、ブロックの境界を挟んだ2つの伸長された境界画素の差分が第1の閾値よりも小さいかを判定するとともに、上記ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいかを判定して、上記伸長された境界画素を選択的にフィルタリングする際に、上記境界画素の差分が第1の閾値より小さく、かつ上記ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいときに、上記伸長された境界画素を、ブロッキング効果が最小となるようにフィルタリングして、補正された画像データを出力するプロセッサと、 上記プロセッサに接続され、補正された画像データに基づく画像を表示する表示手段と、 を備えるテレビ会議装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明が属する技術分野】本発明は、変換符号化によって圧縮された後、伸張された画像におけるブロッキング効果の最小化方法及び最小化装置、コンピュータ装置、
    テレビ会議装置に関し、例えば離散コサイン変換によって圧縮化された後、伸長された画像におけるブロッキング効果の最小化方法及び最小化装置等に関する。

    【0002】

    【従来の技術】ディジタル画像データを圧縮する必要性は、静止画像あるいは動画像(以下、ビデオ画像ともいう。)であろうとなかろうと、急速に増している。 その1つの理由としては、マルチメディアコンピュータ装置及びソフトウェアの普及がある。 映像信号の圧縮を用いるアプリケーション(用途)の1つとして、テレビ会議システム(あるいはビデオ会議システム)がある。 テレビ会議システムのアプリケーションにおいては、会議場間のビデオ画像のタイムリー(適宜)な伝送に必要とされる伝送帯域を狭くするために圧縮が用いられる。 すなわち、画像データ、例えば第1の会議場における話し手の画像データは、圧縮されて第2の会議場に伝送される。 第2の会議場では、受信された画像データは伸長された後、表示される。 テレビ会議システムでは、国際電気通信連合の通信標準化部門(International Telecomm
    unication Union, Telecommunication Standardization
    Sector(ITU−T))が1993年3月に勧告したH
    261規格に準拠した圧縮アルゴリズムが用いられる。

    【0003】テレビ会議システムで用いられる変換符号化を含む多くの圧縮技術が存在する。 変換符号化において、画像データは、複数のブロックに分割される。 各ブロックの画像データが変換係数に変換され、これらの変換係数は、所定の量子化スケールファクタqに基づいて量子化される。 最も普及している変換符号化は、離散コサイン変換(以下、DCTという。)である。

    【0004】しかしながら、DCT等の変換符号化では、いわゆるブロッキング効果が発生するという問題がある。 符号化する前に画像データをブロックに分割することにより、符号化処理及び復号処理の間に、隣接したブロック間に不連続(ブロッキング効果)が生じる。 ブロッキング効果は、伸長された画像データに基づいて表示された画像に、ブロックの境界において色又はグレースケールレベルが滑らかに変化するのではなく、明らかに変化したものとして現れる。

    【0005】ブロッキング効果を最小にするために、前処理と後処理の技術が用いられる。 前処理は、画像データの送信側でブロッキング効果を最小にするために実行される一定の処理である。 後処理は、画像データを伸長した後に実行される補正処理であり、この補正処理は理にかなっているが、問題がある。 例えば、簡単な技術の1つとして、ローパスフィルタを用いて伸長された画像データをフィルタリングする技術がある。 これにより、
    ブロッキング効果は低減されるが、逆に、表示される画像の鮮鋭度(シャープネス)が低下する。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、変換符号化、例えば離散コサイン変換により圧縮された後、伸長された画像において生じるブロッキング効果を、画像の鮮鋭度に影響を与えることなく、最小にする簡単な及び効果的なブロッキング効果の最小化方法及び最小化装置、コンピュータ装置、テレビ会議装置を提供することを目的とする。

    【0007】

    【課題を解決する手段】本発明に係るブロッキング効果の最小化方法は、ブロックの境界を挟んだ2つの境界画素の差分が第1の閾値よりも小さいかを判定するステップと、ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいかを判定するステップと、境界画素の差分が第1の閾値より小さく、かつブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいときに、境界画素を、
    ブロッキング効果が最小になるようにフィルタリングして、補正された画像データを生成するステップとを有する。

    【0008】本発明に係るブロッキング効果の最小化装置は、画像の画素データが供給され、ブロックの境界を挟んだ2つの境界画素の差分が第1の閾値よりも小さいかを判定するとともに、ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいかを判定する判定手段と、
    境界画素の差分が第1の閾値より小さく、かつブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいときに、境界画素を、ブロッキング効果が最小となるようにフィルタリングして、補正された画像データを出するフィルタリング手段とを備える。

    【0009】本発明に係るコンピュータ装置は、画像データを受信する入力手段と、ブロックの境界を挟んだ2
    つの境界画素の差分が第1の閾値よりも小さいかを判定するとともに、ブロックの境界に沿ったエネルギが第2
    の閾値よりも小さいかを判定して、境界画素を選択的にフィルタリングする際に、境界画素の差分が第1の閾値より小さく、かつブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいときに、境界画素を、ブロッキング効果が最小となるようにフィルタリングして、補正された画像データを出力するプロセッサと、補正された画像データに基づく画像を表示する表示手段とを備える。

    【0010】本発明に係るテレビ会議装置は、圧縮された画像データを受信する入力手段と、圧縮された画像データをデコードして伸長し、ブロックの境界を挟んだ2
    つの伸長された境界画素の差分が第1の閾値よりも小さいかを判定するとともに、ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいかを判定して、伸長された境界画素を選択的にフィルタリングする際に、境界画素の差分が第1の閾値より小さく、かつブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいときに、伸長された境界画素を、ブロッキング効果が最小となるようにフィルタリングして、補正された画像データを出力するプロセッサと、補正された画像データに基づく画像を表示する表示手段とを備える。

    【0011】そして、本発明に係るブロッキング効果の最小化方法は、画像の鮮鋭度に影響を与えることなくブロッキング効果を最小にするために、伸長された画像データに後処理として適用されるものである。 画像データの伸長は、例えば逆離散コサイン変換が用いられ、この逆離散コサイン変換は、変換係数を画像データに変換して、2次元の空間領域に画像データを配置する。 離散コサイン変換におけるブロックの境界を挟んだ境界画像に対してフィルタリングをかけるか否かを判定する。 境界画素の差分が第1の閾値より小さく、ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の所定閾値より小さいとき、境界画素をフィルタリングする。 その際、ブロックの境界におけるブロッキング効果を最小とするために、有限長インパルス応答フィルタを用いる。

    【0012】

    【発明の実施の形態】以下、本発明に係るブロッキング効果の最小化方法及び最小化装置、コンピュータ装置、
    テレビ会議装置について、図面を参照しながら説明する。 図1は、本発明に係るブロッキング効果の最小化方法又は最小化装置を適用した、例えばテレビ会議システムの復号装置の構成を示すブロック図である。

    【0013】テレビ会議システムにおいて画像を伝送するのに必要な帯域を狭くするために、画像データは、離散コサイン変換(以下、DCTという。)を用いて圧縮されたフォーマットに変換される。 有名なフォーマットとしては、テレビ会議勧告H. 261に準拠したものがある。

    【0014】図1に示す復号装置は、受信回路11と、
    デコーダ12と、フィルタ13と、表示装置14とを備える。 受信回路11は、伝送されてくる圧縮画像データを受信する。 通常、動画像(以下、ビデオ画像ともいう。)の圧縮画像データは、電話回線を介して受信されるが、それ以外の種類の伝送媒体を介しても受信することができる。 具体的には、受信回路11は、H. 261
    規格に準拠したフォーマット、すなわちDCTによって圧縮された画像データを受信する。 なお、本発明は、D
    CTに限定されるものではなく、例えばアダマール変換、ハール変換、スラント変換等の他の種類の変換符号化にも適用することができる。

    【0015】デコーダ12は、受信回路11から供給される圧縮画像データを逆量子化、逆離散コサイン変換(以下、IDCTという。)等を用いて復号(伸長)
    し、フィルタ13は、DCT及びIDCTによって生じるブロッキング効果を除去するためのフィルタリングを行う。 表示装置14は、ブロッキング効果が最小化された画像データに基づいた画像を表示する。

    【0016】ここで、本発明を適用した他の実施例を説明する。 図2は、本発明を適用したテレビ会議システムにおける一方の端のテレビ会議装置の構成を示すブロック図である。

    【0017】テレビ会議装置は、プロセッサ21と、表示装置22と、ビデオカメラ23とを備える。 プロセッサ21は、他の会議場のテレビ会議装置から伝送路を介して伝送されてくる圧縮画像データを受信し、復号し、
    伸長された画像データを本発明に従ってフィルタリングして、表示装置22に出力する。 また、プロセッサ21
    は、ビデオカメラ23からの映像信号が供給され、それを符号化し、得られる圧縮画像データを伝送路を介して他の会議場のテレビ会議装置に送信する。 さらに、プロセッサ21は、テレビ会議システムで標準化されている全ての機能を提供するために、例えば文書のような画像等のその他の画像も同様に処理する。

    【0018】プロセッサ21は、これらの機能を実行する様々な構成の電気回路で実現することできる。 図1に示すフィルタ13及び図2に示すプロセッサ21(以下、フィルタ13を含めて単にプロセッサ21という。)は、例えば特別なハードウェア、又は図3に示すフローチャートの各ステップを処理するためのソフトウェアを実行する専用のコンピュータで実現することができる。 この図3は、ブロッキング効果を最小にするための方法を示す具体的なフローチャートである。

    【0019】ステップS1において、プロセッサ21
    は、2次元の離散コサイン変換におけるブロックの境界を挟んだ隣接の2つの画素(以下、境界画素という。)
    の差分を求める。 具体的には、例えば図4に示すように、離散コサイン変換のブロックを8×8画素としたとき、画素b,cが境界画素であり、プロセッサ21は、
    画素b,cの各値の差分を求める。

    【0020】ステップS2において、プロセッサ21
    は、境界画素の差分が、フィルタリングを行うか否かを決定するための第1の閾値よりも、小さいかを判定し、
    該当する(Yes)ときはステップS5に進み、該当しない(No)ときはステップS3に進む。 第1の閾値は、画像自体の実際のエッジがブロックの境界と一致したときに、誤ってフィルタリングが行われて、このエッジが除去されないように、十分に大きな値に設定される。 すなわち、画像の真のエッジに沿った境界画素の差分は、第1の閾値よりも大きい。 この第1の閾値は、実験や経験則に基づいて決定される。 具体的には、H. 2
    61規格に準拠して画像データを符号化、復号するこの実施例では、第1の閾値は、例えば16から32の範囲内の値となっている。

    【0021】ステップS3において、すなわちステップS2において境界画素の差分が第1の閾値より大きい判定したときは、プロセッサ21は、その境界画素に対するフィルタリングは行わず、次の境界画素を検索して、
    ステップS4に進む。

    【0022】ステップS4において、プロセッサ21
    は、全ての境界画素に対する処理が終了したかを判定し、該当するときはステップS7に進み、該当しないときはステップS2に戻る。 すなわち、全ての境界画素に対する処理が終了すると、フィルタリングの処理は完了し、表示のための画像データが整う。 一方、ステップS
    5において、すなわちステップS2において境界画素の差分が第1の閾値より小さいと判定したときは、プロセッサ21は、後述する境界に沿ったエネルギが第2の閾値より小さいかを判定し、該当するときはステップS6
    に進み、該当しないときはステップS3に進む。 境界に沿ったエネルギが非常に大きいとき、すなわち第2の閾値より大きいとき、フィルタリングは、視覚上のブロッキング効果を最小にするのではなく、むしろ増大させる。 したがって、境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも大きいときは、ステップS3に進み、境界画素に対するフィルタリングを行わずに、次の境界画素が、フィルタリングの対象として検索される。

    【0023】境界に沿ったエネルギは、境界に沿った画素値の変化を調べることによって求められる。 この実施例では、境界に沿ったエネルギは、フィルタリングされる境界画素と、これらの境界画素にそれぞれ隣接し、同じ境界に沿った2つの画素との各差分の絶対値の和として求められる。 例えば図4に示すように、フィルタリングされる境界画素が画素b,cであるとき、境界に沿ったエネルギは、|W−B|+|Y−B|又は|X−C|
    +|Z−C|であり、第2の閾値は、|B−C|であり、プロセッサ21は、下記式が成立するかを判定する。

    【0024】|W−B|+|Y−B|>|B−C|又は |X−C|+|Z−C|>|B−C| ここで、W,Y,B,X,Z,Cは、画素w,y,b,
    x,z,cの各画素値である。

    【0025】図2に示すステップS6において、すなわち境界画素がステップS2,S5の判定条件を満足しているときは、プロセッサ21は、ブロッキング効果を最小にするために、境界画素を補正又は境界画素をフィルタリングする。 この実施例では、プロセッサ21は、境界画素のみ、例えば図4に示す画素b,cのみを補正する。 なお、境界画素とそれらに隣接する画素をフィルタリング又は補正するようにしてもよい。

    【0026】フィルタ関数は、フィルタリングされた画素の値と、元の圧縮されていない画像の対応する画素の値との変化を最小にするように設定されるべきである。
    有限長インパルス応答フィルタ(以下、FIRフィルタという。)を用いることが望ましい。 この実施例では、
    下記式に示すフィルタ関数を用いる。

    【0027】B adj =pA+qB+rC+sD C adj =sA+rB+qC+pD ここで、B adj ,C adjは画素b,cの補正後の値を表し、画素値A,Dは、図4に示すように、境界画素b,
    cにそれぞれ隣接した画素a,dの値を表し、p,q,
    r,sはフィルタ係数である。

    【0028】フィルタ係数は、当該技術を熟知した人が知っている様々な手法で設定することができる。 なお、
    この実施例では、用いられるフィルタ係数の数を4つにしているが、係数の数は、係数の数を増すことによるコストと画質改善の割合に依存して、増減することができる。 この実施例において、4つのフィルタ係数は、フィルタの出力を元の圧縮されていない画像における同じ位置の画素の値と等しくする既知のサンプルデータを用いたウィーナーフィルタ(Wiener filter)を導くことにより、設定することができる。 そして、閾値が適切であるとき、フィルタに入力される伸長された4つの画素値は、自己相関関数及び相互相関関数を有する。 最良の結果を得るためには、用いられるサンプルデータは、処理される予測画像に反映されることが望ましい。

    【0029】ウィーナーフィルタは、既知の技術であり、ここでは、詳細に説明しないが、FIRフィルタ及びウィーナーフィルタについては、1989年プレンティスホール社(Prentice-Hall Inc.)出版の「ディジタル画像処理の基礎(Fundamentals of Digital Processi
    ng)」のページ275から290を参照されたい。 フィルタ係数は、下記式によって決定されることが望ましい。

    【0030】[pqrs] T =R -1 P ここで、[ ] Tは、転置関数であり、Rは、下記式に示すように、伸長された4つの入力サンプルの自己相関マトリックスである。

    【0031】

    【数1】

    【0032】ここで、Eは、予測値の統計関数を表し、
    マトリックス内の値は、復号されたサンプル画像データの画素値に対応し、Pは、下記式に示すように、伸長された4つ画素値と、元の圧縮されていない画像の対応する画素値との相互相関マトリックスである。

    【0033】P=E[dA dB dC dD] ここで、dは、伸長された画素bに対応する元の画像における画素を表す。

    【0034】図3に示すステップS6において、プロセッサ21は、下記式に従って、画素b,cの補正された画素値B adj ,C adjを求める。

    【0035】B adj =pA+qB+rC+sD C adj =sA+rB+qC+pD ステップS7において、すなわち全ての境界画素を評価するとともに、必要に応じてフィルタリングして補正値を求めると、プロセッサ21は、画像データを表示装置22に出力する。

    【0036】以上のように、ブロッキング効果を最小にするために画素を選択的に補正する処理は、境界画素のみに適用され、簡単に実行することができるので、このようなフィルタリングは、テレビ会議の機能に影響を与える実時間(リアルタイム)応答を維持するために必要な時間内で、実行することができる。

    【0037】なお、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、種々の変更ができることはいうまでもない。 例えば実施例では離散コサイン変換を用いて説明しているが、様々な種類の変換符号化にも本発明は適用することができる。

    【0038】

    【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、本発明では、例えば離散コサイン変換等の変換符号化におけるブロックの境界を挟んだ2つの境界画素の差分が第1の閾値よりも小さいかを判定するとともに、ブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいかを判定し、境界画素の差分が第1の閾値より小さく、かつブロックの境界に沿ったエネルギが第2の閾値よりも小さいときに、境界画素を、ブロッキング効果が最小になるようにフィルタリングして、補正された画像データを生成する。 これにより、画像の鮮鋭度に影響を与えることなく、また実時間で、ブロッキング効果を最小とすることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明を適用した復号装置の構成を示すブロック図である。

    【図2】本発明を適用したテレビ会議装置の構成を示すブロック図である。

    【図3】ブロッキング効果を最小にするフィルタリングの具体的な内容を示すフローチャートである。

    【図4】境界画素と隣接画素の関係を示す模式図である。

    【符号の説明】

    11 受信回路、12 デコーダ、13 フィルタ、1
    4 表示装置、21 プロセッサ、22 表示装置、2
    3 テレビカメラ

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