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Video transmitting apparatus, video transmitting method and video transmission program

阅读:569发布:2022-10-02

专利汇可以提供Video transmitting apparatus, video transmitting method and video transmission program专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a video transmitting apparatus, video transmitting method and video transmission program for shortening the time for the recovery of video image. SOLUTION: The video transmitting apparatus (100) includes a moving image coding means (10) and a transmission monitoring means (20). The moving image coding means inserts an intra-slice to a macroblock line of an image by using inter-prediction; sequentially moves down the intra-slice for each of subsequent images and performs coding processing of an intra-slice system for restricting reference of inter-prediction; in a region which is equal to or larger than the intra-slice. The transmission monitoring means detects a line disconnection and line recovery between the moving image coding means and a video receiving apparatus. In the line disconnection, the moving image coding means performs coding processing so as to settle the transmission error within a macroblock line on which the transmission error occurs and in the line recovery, the moving image coding means performs coding processing so as not to spread the transmission error to a lower-side region, including the predetermined macroblock line. COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT,下面是Video transmitting apparatus, video transmitting method and video transmission program专利的具体信息内容。

  • インター予測を用いたピクチャのマクロブロックラインにイントラスライスを挿入し、以降のピクチャごとに前記イントラスライスを順次下方に移動させ、前記イントラスライス以上の領域でインター予測の参照制限を行うイントラスライス方式の符号化処理を行う動画像符号化手段と、
    前記動画像符号化手段と映像受信装置との回線断および回線復帰を検出する伝送監視手段と、を備え、
    前記動画像符号化手段は、回線断時に、伝送エラーが該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まるように符号化処理を行い、回線復帰時に、伝送エラーが所定のマクロブロックラインを含む下側の領域に広がらないように符号化処理を行うことを特徴とする映像伝送装置。
  • 前記動画像符号化手段は、
    前記伝送監視手段によって回線断が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスが移動した各マクロブロックラインに対し、前記各マクロブロックラインの上下の画素が影響する符号化を禁止するスライス分割手段と、
    前記伝送監視手段によって回線断が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスより上側かつ回線断が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域において、各マクロブロックラインに、前回のピクチャの同一のマクロブロックラインを参照させるベクトル制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の映像伝送装置。
  • 前記動画像符号化手段は、
    前記伝送監視手段によって回線復帰が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスが移動した領域に対し、前記領域の上下の画素が影響する符号化を禁止するスライス分割手段と、
    前記伝送監視手段によって回線復帰が検出された直後のピクチャにおいて、イントラスライスより上側かつ回線復帰が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域のマクロブロックラインに、前回のピクチャにおけるイントラスライス以上かつ回線復帰が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域を参照させるベクトル制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の映像伝送装置。
  • 前記動画像符号化手段は、回線復帰が検出された直後のピクチャから前記イントラスライスが一巡した後に、前記イントラスライス方式の符号化処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の映像伝送装置。
  • 前記動画像符号化手段は、前記伝送監視手段が前記映像受信装置から映像復旧完了情報を取得した場合に、前記イントラスライス方式の符号化処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の映像伝送装置。
  • インター予測を用いたピクチャのマクロブロックラインにイントラスライスを挿入し、以降のピクチャごとに前記イントラスライスを順次下方に移動させ、前記イントラスライス以上の領域でインター予測の参照制限を行うイントラスライス方式の符号化処理を動画像符号化手段により行う動画像符号化ステップと、
    前記動画像符号化手段と映像受信装置との回線断および回線復帰を検出する伝送監視ステップと、
    回線断時に、伝送エラーが該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まるように符号化処理を行い、回線復帰時に、伝送エラーが所定のマクロブロックラインを含む下側の領域に広がらないように符号化処理を行う符号化ステップと、を含むことを特徴とする映像伝送方法。
  • コンピュータに、
    インター予測を用いたピクチャのマクロブロックラインにイントラスライスを挿入し、以降のピクチャごとに前記イントラスライスを順次下方に移動させ、前記イントラスライス以上の領域でインター予測の参照制限を行うイントラスライス方式の符号化処理を動画像符号化手段により行う動画像符号化ステップと、
    前記動画像符号化手段と映像受信装置との回線断および回線復帰を検出する伝送監視ステップと、
    回線断時に、伝送エラーが該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まるように符号化処理を行い、回線復帰時に、伝送エラーが所定のマクロブロックラインを含む下側の領域に広がらないように符号化処理を行う符号化ステップと、を実行させることを特徴とする映像伝送プログラム。
  • 说明书全文

    本発明は、映像伝送装置、映像伝送方法および映像伝送プログラムに関する。

    一般に映像データのデータ量は多いので、映像データが受信装置に伝送される際には高能率符号化処理が行われる。 高能率符号化方式として、例えば、ISO/IEC MPEG2、MPEG4等が挙げられる。 このような符号化方式を用いてリアルタイム通信を行う場合、符号化および復号化において低遅延化が図られている。

    特許文献1は、画像信号のフレーム間の符号化処理を開示している。 特許文献1の技術では、符号化をNラインのブロック単位で行う。 しかしながら、制限なくベクトルを用いて動き補償を行う場合、エラーが移動または拡大してエラーを除去できないおそれがあった。

    そこで、特許文献2は、符号化が行われたNラインについて、あらかじめ定められた時間だけ、動きベクトルを用いた動き補償を禁止する技術を開示している。

    特開昭60−162392号公報

    特公平6−101841号公報

    特許文献1および特許文献2で開示された符号化方式は、テレビ中継などのリアルタイム性を必要とする映像伝送方式を用いている。 特に屋外で移動体から無線を用いて映像を伝送する場合に、回線が切断されることがある。 特許文献1および特許文献2の技術では、回線が復帰してから受信装置で映像が復旧するまでに時間がかかってしまう。

    本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、映像の復旧までの時間を短縮することができる映像伝送装置、映像伝送方法および映像伝送プログラムを提供することを目的とする。

    上記課題を解決するために、明細書開示の映像伝送装置は、インター予測を用いたピクチャのマクロブロックラインにイントラスライスを挿入し、以降のピクチャごとにイントラスライスを順次下方に移動させ、イントラスライス以上の領域でインター予測の参照制限を行うイントラスライス方式の符号化処理を行う動画像符号化手段と、動画像符号化手段と映像受信装置との回線断および回線復帰を検出する伝送監視手段と、を備え、動画像符号化手段は、回線断時に、伝送エラーが該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まるように符号化処理を行い、回線復帰時に、伝送エラーが所定のマクロブロックラインを含む下側の領域に広がらないように符号化処理を行うものである。

    また、明細書開示の映像伝送方法は、インター予測を用いたピクチャのマクロブロックラインにイントラスライスを挿入し、以降のピクチャごとにイントラスライスを順次下方に移動させ、イントラスライス以上の領域でインター予測の参照制限を行うイントラスライス方式の符号化処理を動画像符号化手段により行う動画像符号化ステップと、動画像符号化手段と映像受信装置との回線断および回線復帰を検出する伝送監視ステップと、回線断時に、伝送エラーが該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まるように符号化処理を行い、回線復帰時に、伝送エラーが所定のマクロブロックラインを含む下側の領域に広がらないように符号化処理を行う符号化ステップと、を含むものである。

    また、明細書開示の映像伝送プログラムは、コンピュータに、インター予測を用いたピクチャのマクロブロックラインにイントラスライスを挿入し、以降のピクチャごとにイントラスライスを順次下方に移動させ、イントラスライス以上の領域でインター予測の参照制限を行うイントラスライス方式の符号化処理を動画像符号化手段により行う動画像符号化ステップと、動画像符号化手段と映像受信装置との回線断および回線復帰を検出する伝送監視ステップと、回線断時に、伝送エラーが該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まるように符号化処理を行い、回線復帰時に、伝送エラーが所定のマクロブロックラインを含む下側の領域に広がらないように符号化処理を行う符号化ステップと、を実行させるものである。

    これらによれば、回線復帰後のピクチャから画質改善が行われる。 それにより、処理が進むにつれてイントラスライス方式の画質に近づく。 それにより、回線復帰後の1周期で、イントラスライス方式と同等の画質が得られる。 その結果、映像の復旧までの時間を短縮することができる

    明細書開示の映像伝送装置、映像伝送方法および映像伝送プログラムによれば、映像の復旧までの時間を短縮することができる。

    以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。 以下の実施例においては、動画像符号化方式として、H. 264映像伝送システムを用いる。

    図1は、実施例1に係る映像伝送装置100を含む映像伝送システム200の構成を示すブロック図である。 図1に示すように、映像伝送システム200は、映像伝送装置100、撮像手段110および映像受信装置120を備える。

    撮像手段110は、特に限定されるものではないが、テレビカメラ等の撮像装置である。 映像伝送装置100は、動画像符号化手段10および伝送監視手段20を備える。 動画像符号化手段10は、映像受信装置120に対して伝送回線を介してビデオストリームを送信する。 映像受信装置120は、バックチャネルを介して、伝送監視手段20に映像受信装置120で取得した情報を送信する。 伝送監視手段20は、動画像符号化手段10に対して、符号化を制御するための情報を通知する。

    図2は、映像伝送装置100の機能ブロック図である。 図2に示すように、動画像符号化手段10は、符号化手段30および符号化制御変更手段40として機能する。 符号化手段30は、イントラスライス挿入手段31、ベクトル制御手段32およびスライス分割手段33として機能する。

    符号化手段30および符号化制御変更手段40は、映像伝送方法を実施する映像伝送プログラムの実行によって実現される。 映像伝送プログラムは、専用のハードウェアにより実行されてもよく、コンピュータにより実行されてもよい。

    伝送監視手段20は、映像受信装置120からのバックチャネル情報に基づいて、伝送回線状態の情報を取得する。 本実施例においては、伝送監視手段20は、映像伝送装置100と映像受信装置120との伝送回線の断線を示す情報および接続を示す情報を取得する。 伝送監視手段20は、これらの情報に基づいて、伝送回線の切断および伝送回線の復帰を検出する。 伝送監視手段20は、伝送回線の切断を検出した場合、回線断情報を符号化制御変更手段40に出する。 伝送監視手段20は、伝送回線の復帰を検出した場合、回線復帰情報を符号化制御変更手段40に出力する。

    本実施例においては、符号化手段30は、動画像符号化方式H. 264に準拠するビットストリームを生成する。 符号化制御変更手段40は、伝送監視手段20から入力された情報に応じて、符号化制御に必要な情報を符号化手段30に出力する。 符号化制御変更手段40は、伝送監視手段20から回線断情報が入力された場合、回線断モードの制御情報を符号化手段30に出力する。 符号化制御変更手段40は、伝送監視手段20から回線復帰情報が入力された場合、回線復帰モードの制御情報を符号化手段30に出力する。 また、伝送回線が所定期間以上接続されていれば、符号化制御変更手段40は、通常モードの制御情報を符号化手段30に出力する。

    続いて、通常モード、回線断モードおよび回線復帰モードの詳細について説明する。 図3は、通常モードについて説明するための模式図である。 通常モードは、低遅延符号化方式であるイントラスライス方式を採用する。 簡略化のため、1ピクチャに1つのイントラスライスを挿入する方法を用いる。

    イントラスライス方式では、過去のピクチャから順方向のピクチャ間予測を行い、予測誤差を符号化したPピクチャを用いる。 このピクチャを16×16画素のブロックに分割する。 このブロックをマクロブロックと称し、マクロブロックラインをスライスと称する。 マクロブロックには、ピクチャ内符号化を行うイントラマクロブロックと、ピクチャ間符号化を行うインターマクロブロックと、がある。 ここで、イントラスライス方式では、あるスライス内のデータをイントラマクロブロックとして符号化するイントラスライスを用いる。

    イントラスライス挿入手段31は、イントラスライスを適用するマクロブロックラインの位置をピクチャごとに画面下方へ順次シフトさせる。 この場合、一定周期でピクチャ全体をイントラスライスが巡回する。 それにより、ピクチャ全体がリフレッシュされる。 また、イントラスライスよりも上方の領域については、映像復旧する。 したがって、ベクトル制御手段32は、イントラスライスよりも上方の領域に対し、1つ前のピクチャの復旧領域を参照するように動きベクトル予測の参照制限を行う。

    このように符号化制御を行うことによって、映像受信装置120にとっては、イントラスライスを含む上方の領域は復旧完了領域となり、イントラスライスより下方の領域は未復旧領域となる。 したがって、映像受信装置120は、イントラスライスが画面上端から画面下端まで一巡するまで、イントラスライス方式のビットストリームを正しく再生することができない。 その結果、再生動作を開始して最初にイントラスライスが画面途中に挿入されているピクチャを受信したとしても、イントラスライスが画面上端に戻るまでは、映像復旧を開始することができない。

    図4は、回線断モードについて説明するための模式図である。 符号化手段30は、伝送監視手段20から符号化制御変更手段40に回線断情報が入力された場合、回線断モードを実行する。 回線断モードにおいては、ベクトル制御手段32は、イントラスライス方式のベクトル制御にさらに制限を設ける。

    図4に示すように、通常モードと同様に、イントラスライスを適用するマクロブロックラインの位置がピクチャごとに下方に順次シフトすることによって、一定周期でピクチャ全体がリフレッシュされる。

    スライス分割手段33は、回線断直後のピクチャ1においてイントラスライスIS1の上下の画素がイントラスライスIS1に影響する符号化を禁止する。 具体的には、スライス分割手段33は、イントラスライスIS1の上端および下端でスライス分割を行う。 それにより、イントラスライスIS1が挿入されたマクロブロックラインML1が復旧領域となる。

    スライス分割手段33は、次のピクチャ2において、マクロブロックラインML1の上端および下端でスライス分割を行う。 また、ベクトル制御手段32は、ピクチャ2において、マクロブロックラインML1に、イントラスライスIS1を参照させる。 また、イントラスライス挿入手段31は、マクロブロックラインML1の下のマクロブロックラインML2にイントラスライスIS2を挿入する。 さらに、スライス分割手段33は、イントラスライスIS2の上端および下端でスライス分割を行う。 この場合、マクロブロックラインML1,ML2が復旧領域となる。

    イントラスライス挿入手段31、ベクトル制御手段32およびスライス分割手段33は、上記動作を繰り返す。 それにより、イントラスライスより上側かつ回線断直後のピクチャのイントラスライス以下の領域で、各マクロブロックラインは、前回のピクチャの同一のマクロブロックラインを参照することになる。 その結果、伝送エラーは、該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まる。

    このように符号化が制御されることによって、映像受信装置120は、任意のピクチャのイントラスライスから復旧領域を広げることができる。 すなわち、映像受信装置120は、再生動作を開始してイントラスライスが画面途中に挿入されているピクチャを最初に受信しても、そのピクチャから映像復旧を開始することができる。 ただし、イントラスライス方式に比較してベクトルに制限が加わるため、画質が劣化する。

    図5は、回線復帰モードについて説明するための模式図である。 符号化手段30は、伝送監視手段20から符号化制御変更手段40に回線復帰情報が入力された場合、回線復帰モードを実行する。 回線復帰モードにおいては、ベクトル制御手段32は、回線断モードに比較してベクトル制限を緩和する。

    図5に示すように、通常モードと同様に、イントラスライスを適用するマクロブロックラインの位置がピクチャごとに下方に順次シフトすることによって、一定周期でピクチャ全体がリフレッシュされる。

    スライス分割手段33は、回線復帰直後のピクチャ1においてイントラスライスIS1の上下の画素がイントラスライスIS1に影響する符号化を禁止する。 具体的には、スライス分割手段33は、イントラスライスIS1の上端および下端でスライス分割を行う。 それにより、イントラスライスIS1が挿入されたマクロブロックラインML1が復旧領域となる。

    スライス分割手段33は、次のピクチャ2において、マクロブロックラインML1の上端でスライス分割を行う。 また、ベクトル制御手段32は、ピクチャ2において、マクロブロックラインML1に、イントラスライスIS1を参照させる。 また、イントラスライス挿入手段31は、ピクチャ2において、マクロブロックラインML1の下のマクロブロックラインML2にイントラスライスIS2を挿入する。 さらに、スライス分割手段33は、イントラスライスIS2の下端でスライス分割を行う。 それにより、マクロブロックラインML1,ML2が復旧領域となる。

    イントラスライス挿入手段31は、次のピクチャ3において、マクロブロックラインML2下のマクロブロックラインML3にイントラスライスIS3を挿入する。 スライス分割手段33は、イントラスライスIS3の下端でスライス分割を行う。 したがって、ベクトル制御手段32は、ピクチャ3において、マクロブロックラインML1,ML2にピクチャ2の復旧領域を参照させる。

    イントラスライス挿入手段31、ベクトル制御手段32およびスライス分割手段33は、上記動作を繰り返す。 それにより、イントラスライスより上側かつ回線断直後のピクチャのイントラスライス以下の領域は、前回のピクチャの同一の領域を参照することになる。 その結果、伝送エラーは、回線復帰後のイントラスライス以下の領域には広がらない。

    このように符号化制御を行うことによって、回線断モードよりもベクトル制限が緩和される。 この場合、符号化手段30が回線復帰モードを実行して直後のピクチャから画質改善が行われる。 それにより、処理が進むにつれてイントラスライス方式の画質に近づく。 その結果、回線復帰モード1周期で、通常のイントラスライス方式と同等の画質が得られる。 ここで、通常のイントラスライス方式のみで映像復旧しようとすると、最大で(2×イントラリフレッシュ周期−1)枚のピクチャを必要とする。 本実施例では、映像復旧までの時間を、イントラリフレッシュ周期と同じ周期まで短縮することができる。

    図6は、映像伝送システム200のタイムテーブルを示す図である。 図6に示すように、伝送回線が接続されている場合には、映像伝送装置100は通常モードを実行し、映像受信装置120は受信したビデオストリームを再生する。

    伝送回線に断線等の回線エラーが発生した場合には、映像受信装置120はビデオストリームの再生ができなくなる。 この場合、伝送監視手段20が回線断を検出する。 それにより、映像伝送装置100は、回線断モードを実行する。 回線が復帰すると、伝送監視手段20は、回線復帰を検出する。 それにより、映像伝送装置100は、回線復帰モードを実行する。

    映像受信装置120において回線が復帰した直後のピクチャからイントラスライスが1周期巡回すると、映像が復旧する。 映像伝送装置100は、回線復帰モードの実行を開始してからイントラスライスが1周期巡回した場合に、通常モードの実行を開始する。

    図7は、通常モード実行時に回線断となった場合のフローチャートの一例を示す図である。 図7に示すように、符号化制御変更手段40は、伝送監視手段20から回線断情報を取得する(ステップS1)。 次に、符号化手段30は、回線断モードを実行する(ステップS2)。

    次に、符号化制御変更手段40は、回線復帰情報を受信したか否かを判定する(ステップS3)。 ステップS3において回線復帰情報を受信したと判定されなかった場合、符号化制御変更手段40は、ステップS2を再度実行する。

    ステップS3において回線復帰情報を受信したと判定された場合、符号化手段30は、回線復帰モードを実行する(ステップS4)。 次に、符号化手段30は、回線復帰情報を受信してからイントラスライスが一巡したか否かを判定する(ステップS5)。

    ステップS5においてイントラスライスが一巡したと判定されなかった場合、符号化手段30は、ステップS4を再度実行する。 ステップS5においてイントラスライスが一巡したと判定された場合、符号化手段30は、通常モードを実行する(ステップS6)。 その後、フローチャートの実行が終了する。

    なお、伝送監視手段20は、映像受信装置120から映像復旧完了を検出してもよい。 例えば、伝送監視手段20は、映像復旧完了を検出した場合に映像復旧完了情報を符号化手段30に送信する。 符号化手段30は、映像復旧完了情報を受信すると、回線復帰モードの実行を中止して通常モードを実行する。

    図8は、伝送監視手段20が映像復旧完了を検出する場合のタイムテーブルを示す図である。 図8に示すように、映像伝送装置100が回線復帰モードの実行を開始した後、イントラスライスが1周期巡回すると、伝送監視手段20は、映像復旧情報を映像伝送装置100に送信する。 映像伝送装置100は、映像復旧情報を受信すると、通常モードの実行を開始する。

    図9は、伝送監視手段20が映像復旧完了を検出する場合のフローチャートの一例を示す図である。 図9に示すように、符号化制御変更手段40は、伝送監視手段20から回線断情報を取得する(ステップS11)。 次に、符号化手段30は、回線断モードを実行する(ステップS12)。

    次に、符号化制御変更手段40は、回線復帰情報を受信したか否かを判定する(ステップS13)。 ステップS13において回線復帰情報を受信したと判定されなかった場合、符号化制御変更手段40は、ステップS12を再度実行する。

    ステップS13において回線復帰情報を受信したと判定された場合、符号化手段30は、回線復帰モードを実行する(ステップS14)。 次に、符号化手段30は、映像復旧情報を受信したか否かを判定する(ステップS15)。

    ステップS15において映像復旧情報を受信したと判定されなかった場合、符号化手段30は、ステップS14を再度実行する。 ステップS15において映像復旧情報を受信したと判定された場合、符号化手段30は、通常モードを実行する(ステップS6)。 その後、フローチャートの実行が終了する。

    図9のフローチャートに従えば、回線断から通常モードへの移行時間を短縮することができる。

    以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
    (付記)
    (付記1)
    インター予測を用いたピクチャのマクロブロックラインにイントラスライスを挿入し、以降のピクチャごとに前記イントラスライスを順次下方に移動させ、前記イントラスライス以上の領域でインター予測の参照制限を行うイントラスライス方式の符号化処理を行う動画像符号化手段と、
    前記動画像符号化手段と映像受信装置との回線断および回線復帰を検出する伝送監視手段と、を備え、
    前記動画像符号化手段は、回線断時に、伝送エラーが該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まるように符号化処理を行い、回線復帰時に、伝送エラーが所定のマクロブロックラインを含む下側の領域に広がらないように符号化処理を行うことを特徴とする映像伝送装置。
    (付記2)
    前記動画像符号化手段は、
    前記伝送監視手段によって回線断が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスが移動した各マクロブロックラインに対し、前記各マクロブロックラインの上下の画素が影響する符号化を禁止するスライス分割手段と、
    前記伝送監視手段によって回線断が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスより上側かつ回線断が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域において、各マクロブロックラインに、前回のピクチャの同一のマクロブロックラインを参照させるベクトル制御手段と、備えることを特徴とする付記1記載の映像伝送装置。
    (付記3)
    前記動画像符号化手段は、
    前記伝送監視手段によって回線復帰が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスが移動した領域に対し、前記領域の上下の画素が影響する符号化を禁止するスライス分割手段と、
    前記伝送監視手段によって回線復帰が検出された直後のピクチャにおいて、イントラスライスより上側かつ回線復帰が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域のマクロブロックラインに、前回のピクチャにおけるイントラスライス以上かつ回線復帰が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域を参照させるベクトル制御手段と、を備えることを特徴とする付記1記載の映像伝送装置。
    (付記4)
    前記動画像符号化手段は、回線復帰が検出された直後のピクチャから前記イントラスライスが一巡した後に、前記イントラスライス方式の符号化処理を行うことを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の映像伝送装置。
    (付記5)
    前記動画像符号化手段は、前記伝送監視手段が前記映像受信装置から映像復旧完了情報を取得した場合に、前記イントラスライス方式の符号化処理を行うことを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の映像伝送装置。
    (付記6)
    インター予測を用いたピクチャのマクロブロックラインにイントラスライスを挿入し、以降のピクチャごとに前記イントラスライスを順次下方に移動させ、前記イントラスライス以上の領域でインター予測の参照制限を行うイントラスライス方式の符号化処理を動画像符号化手段により行う動画像符号化ステップと、
    前記動画像符号化手段と映像受信装置との回線断および回線復帰を検出する伝送監視ステップと、
    回線断時に、伝送エラーが該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まるように符号化処理を行い、回線復帰時に、伝送エラーが所定のマクロブロックラインを含む下側の領域に広がらないように符号化処理を行う符号化ステップと、を含むことを特徴とする映像伝送方法。
    (付記7)
    前記符号化ステップは、
    前記伝送監視ステップにおいて回線断が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスが移動した各マクロブロックラインに対し、前記各マクロブロックラインの上下の画素が影響する符号化を禁止するスライス分割ステップと、
    前記伝送監視ステップにおいて回線断が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスより上側かつ回線断が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域において、各マクロブロックラインに、前回のピクチャの同一のマクロブロックラインを参照させるベクトル制御ステップと、を含むことを特徴とする付記6記載の映像伝送方法。
    (付記8)
    前記符号化ステップは、
    前記伝送監視ステップにおいて回線復帰が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスが移動した領域に対し、前記領域の上下の画素が影響する符号化を禁止するスライス分割ステップと、
    前記伝送監視ステップにおいて回線復帰が検出された直後のピクチャにおいて、イントラスライスより上側かつ回線復帰が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域のマクロブロックラインに、前回のピクチャにおけるイントラスライス以上かつ回線復帰が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域を参照させるベクトル制御ステップと、を含むことを特徴とする付記6記載の映像伝送方法。
    (付記9)
    回線復帰が検出された直後のピクチャから前記イントラスライスが一巡した後に、前記イントラスライス方式の符号化処理を行うステップをさらに含むことを特徴とする付記6〜8のいずれかに記載の映像伝送方法。
    (付記10)
    前記伝送監視ステップにおいて前記映像受信装置から映像復旧完了情報を取得した場合に、前記イントラスライス方式の符号化処理を行うステップをさらに含むことを特徴とする付記6〜8のいずれかに記載の映像伝送方法。
    (付記11)
    コンピュータに、
    インター予測を用いたピクチャのマクロブロックラインにイントラスライスを挿入し、以降のピクチャごとに前記イントラスライスを順次下方に移動させ、前記イントラスライス以上の領域でインター予測の参照制限を行うイントラスライス方式の符号化処理を動画像符号化手段により行う動画像符号化ステップと、
    前記動画像符号化手段と映像受信装置との回線断および回線復帰を検出する伝送監視ステップと、
    回線断時に、伝送エラーが該伝送エラーの発生したマクロブロックライン内に収まるように符号化処理を行い、回線復帰時に、伝送エラーが所定のマクロブロックラインを含む下側の領域に広がらないように符号化処理を行う符号化ステップと、を実行させることを特徴とする映像伝送プログラム。
    (付記12)
    前記符号化ステップは、
    前記伝送監視ステップにおいて回線断が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスが移動した各マクロブロックラインに対し、前記各マクロブロックラインの上下の画素が影響する符号化を禁止するスライス分割ステップと、
    前記伝送監視ステップにおいて回線断が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスより上側かつ回線断が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域において、各マクロブロックラインに、前回のピクチャの同一のマクロブロックラインを参照させるベクトル制御ステップと、を含むことを特徴とする付記11記載の映像伝送プログラム。
    (付記13)
    前記符号化ステップは、
    前記伝送監視ステップにおいて回線復帰が検出された後のピクチャにおいて、イントラスライスが移動した領域に対し、前記領域の上下の画素が影響する符号化を禁止するスライス分割ステップと、
    前記伝送監視ステップにおいて回線復帰が検出された直後のピクチャにおいて、イントラスライスより上側かつ回線復帰が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域のマクロブロックラインに、前回のピクチャにおけるイントラスライス以上かつ回線復帰が検出された直後のピクチャのイントラスライス以下の領域を参照させるベクトル制御ステップと、を含むことを特徴とする付記11記載の映像伝送プログラム。
    (付記14)
    前記コンピュータに、回線復帰が検出された直後のピクチャから前記イントラスライスが一巡した後に、前記イントラスライス方式の符号化処理を行うステップをさらに実行させることを特徴とする付記11〜13のいずれかに記載の映像伝送プログラム。
    (付記15)
    前記コンピュータに、前記伝送監視ステップにおいて前記映像受信装置から映像復旧完了情報を取得した場合に、前記イントラスライス方式の符号化処理を行うステップをさらに実行させることを特徴とする付記11〜13のいずれかに記載の映像伝送プログラム。

    実施例1に係る映像伝送装置を含む映像伝送システムの構成を示すブロック図である。

    映像伝送装置の機能ブロック図である。

    通常モードについて説明するための模式図である。

    回線断モードについて説明するための模式図である。

    回線復帰モードについて説明するための模式図である。

    映像伝送システムのタイムテーブルを示す図である。

    回線断から通常モードに切り替わるまでのフローチャートの一例を示す図である。

    伝送監視手段が映像復旧完了を検出する場合のタイムテーブルを示す図である。

    伝送監視手段が映像復旧完了を検出する場合のフローチャートの一例を示す図である。

    符号の説明

    10 動画像符号化手段 20 伝送監視手段 30 符号化手段 31 イントラスライス挿入手段 32 ベクトル制御手段
    33 スライス分割手段 40 符号化制御変更手段 100 映像伝送装置 110 撮像手段 120 映像受信装置 200 映像伝送システム

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