Cosmetic

阅读:167发布:2021-09-13

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【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 成分(A)フッ素変性シリコーン及び成分(B)酸性ヘテロ多糖類を含有する化粧料。
  • 【請求項2】 成分(B)が、ポリアンテス属(Polian
    thes L.)に属する植物のカルス由来の酸性ヘテロ多糖類である請求項1記載の化粧料。
  • 【請求項3】 ポリアンテス属に属する植物が、チューベローズ(Polianthes tuberosa L.)である請求項2記載の化粧料。
  • 【請求項4】 更に、成分(C)フッ素化合物処理粉体を含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の化粧料。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、塗布後の化粧膜に撥撥油性、更に皮膚への親和性を付与して、汗又は皮脂による薬効成分や顔料等の化粧成分の消失を防止し、
    更に経時による顔面のテカリ等の化粧崩れを防止し、初期状態を持続することができ、しかも良好な使用性と安定性を示す化粧料に関する。

    【0002】

    【従来の技術】一般に、薬効成分や顔料等の化粧成分の消失、経時による顔面のテカリ、油浮き、色くすみ等の化粧崩れの原因としては、汗、涙、皮脂等の人体分泌物の作用による内的要因と、皮膚の動き、手又は衣類との接触、雨(水)との接触等の外的要因とがある。

    【0003】それに対し、化粧料に耐水性、耐皮脂性及び耐油性を付与する目的で、液状のパーフルオロポリエーテル化合物を配合した化粧料が提案されている(特開昭61−234928号公報、同63−107911号公報)。 しかし、パーフルオロポリエーテル化合物は化粧料に通常用いられる他の添加剤とは相溶性が悪く、パーフルオロ化合物のみを油剤とし、多量に配合した場合には、安定な化粧料を得ることが困難である。 また、皮膚に対する親和性が低いため、薬効成分や顔料等の化粧成分の消失防止効果が劣るという問題がある。 また、べたつきを低減する試みとしてシリコーンの配合がなされている。 しかしながら、これだけでは顔料由来のかさつきや粉っぽさがでるという問題がある。

    【0004】また、化粧持ちが良好で、優れた使用感を付与する目的で、撥水性、撥油性のフッ素変性シリコーンを配合した化粧料が提案されている(特開平5−24
    7214号公報、特開平6−184312号公報)。 しかしながら、これだけでは良好な使用感及び安定性という点では未だ十分ではないという問題がある。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、優れた耐水性、耐油性及び皮膚親和性を有しており、すべすべし、なめらかな使用感を有すると同時に、化粧成分の濡れや消失を防止して、化粧持ちが良く、しかも安定性に優れた化粧料を提供することを目的とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】かかる実情において、本発明者は鋭意研究を行った結果、撥水性、撥油性、更に皮膚への親和性の高いフッ素変性シリコーンと、皮膚への密着性の高い酸性ヘテロ多糖類とを組合わせることにより、耐水性及び耐油性を付与するとともに皮膚親和性がより向上し、これにより、すべすべし、なめらかな使用感を得ることができ、更に、長時間、初期の化粧効果を維持でき、しかも安定性に優れた化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。

    【0007】すなわち、本発明は、成分(A)フッ素変性シリコーン及び成分(B)酸性ヘテロ多糖類を含有する化粧料を提供するものである。

    【0008】また、本発明は、前記成分(A)及び成分(B)に加え、更に(C)フッ素化合物処理粉体を含有する化粧料を提供するものである。

    【0009】

    【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(A)のフッ素変性シリコーンとしては、特に制限されないが、
    下記一般式(1)〜(4)で表わされる構造単位の1以上と下記一般式(5)で表わされる構造単位とを有する変性シリコーンが挙げられる。

    【0010】

    【化1】

    【0011】〔式中、Rf及びRf′は、同一又は異なっていてもよく、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖のパーフルオロアルキル基又は次式:H(CF 2 ) t -(tは1〜2
    0の整数を示す)で表わされるω−H−パーフルオロアルキル基を示し;R 1 、R 4及びR 5は、同一又は異なっていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素又は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化水素基を示し;R 2は、水素原子、炭素数1
    〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基、炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化水素基、炭素数1〜30のパーフルオロアルキル基又は次式:H(CF 2 ) t -
    (tは1〜20の整数を示す)で表わされるω−H−パーフルオロアルキル基を示し;R 3は、炭素数2〜6の2価の炭化水素基を示し;X及びYは、単結合、-CO-又は炭素数1〜6の2価の炭化水素基を示し;lは2〜1
    6の数を示し、m及びnはそれぞれ1〜16の数を示し、pは1〜200の数を示し、rは0〜20の数を示し、sは0〜200の数を示す。 〕

    【0012】一般式(1)〜(5)で表わされる構造単位において、Rf及びRf′で示されるパーフルオロアルキル基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれのものも用いることができ、例えば、CF 3 -、C 2 F 5 -、C 4 F 9 -、C 6 F
    13 -、C 8 F 17 -、C 10 F 21 -、H(CF 2 ) 2 -、H(CF 2 ) 4 -、H(CF 2 )
    6 -、H(CF 2 ) 8 -、(C 3 F 7 )C(CF 3 ) 2 - 等を挙げることができる。 また、H(CF 2 ) t -におけるtとしては、6〜20の整数が好ましい。

    【0013】また、一般式(1)〜(5)で表わされる構造単位において、R 1 、R 4及びR 5で示される炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、
    オクチル基、ノニル基、デシル基等の直鎖アルキル基;
    イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、2−エチルヘキシル基等の分岐鎖アルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の環状アルキル基;フェニルナフチル基等の芳香族炭化水素基等を挙げることができる。 また、R 3で示される2価の炭化水素基としては、
    炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特にエチレン基、プロピレン基が好ましい。

    【0014】このような構造単位を有する成分(A)のフッ素変性シリコーンとしては、例えば、下記一般式(6);

    【0015】

    【化2】

    【0016】〔式中、Z 1及びZ 2は、少なくとも一方は一般式(1)、(2)、(3)及び(4)から選ばれる構造単位を示し、残余は単結合を示し、s、R 4及びR 5は前記と同じ意味を示す。 〕で表わされるもの、又は下記一般式(7);

    【0017】

    【化3】

    【0018】〔式中、Z 3は、一般式(1)、(2)、
    (3)及び(4)から選ばれる構造単位を示し、R 6は炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族の炭化水素基を示し、uは0〜200の数を示し、s、R 4及びR 5は前記と同じ意味を示す。 〕で表わされるものを挙げることができる。

    【0019】本発明において、一般式(1)〜(5)で表わされる構造単位及び一般式(6)、(7)で表わされるフッ素変性シリコーンにおける各式中の基としては、化粧崩れ防止及び使用性を考慮した場合、下記のものが好ましい。 すなわち、Rf及びRf′としては、同一又は異なっていてもよく、炭素数8〜20の直鎖若しくは分岐鎖のパーフルオロアルキル基又は次式;H(CF 2 )
    t -(tは6〜20の整数を示す)で表わされるω−H−
    パーフルオロアルキル基が好ましい。 R 1 、R 4及びR
    5としては、同一又は異なっていてもよく、炭素数1〜
    4の直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化水素基が好ましい。 R
    2としては、水素原子、炭素数6〜20のパーフルオロアルキル基又は次式;H(CF 2 ) t -(tは6〜20の整数を示す)で表わされるω−H−パーフルオロアルキル基が好ましい。 R 3としては、炭素数2〜4の2価の炭化水素基が好ましい。 X及びYは、単結合、-CO-又は炭素数1〜4の2価の炭化水素基が好ましく、lは2〜10、
    特に2〜5の数が好ましく、m及びnは、それぞれ2〜
    10、特に1〜6の数が好ましく、pは1〜100、特に1〜10の数が好ましく、rは0〜20、特に0〜5
    の数が好ましく、sは0〜100、特に0〜10の数が好ましい。 なお、一般式(7)で表わされるフッ素変性シリコーンの構造単位の配列は、交互でもブロックでもランダムでもよい。

    【0020】本発明において、成分(A)のフッ素変性シリコーンの好ましい例としては、一般式(2)及び一般式(5)で表わされる構造単位を有する、特開平5−
    247214号公報に記載された重合度2〜200のフッ素変性シリコーン、一般式(3)及び一般式(5)で表わされる構造単位を有する、特開平6−184312
    号公報に記載された重合度2〜200のフッ素変性シリコーン、市販品である旭硝子社製のFSL−300、信越化学工業社製のX−22−819、X−22−82
    0、X−22−821、X−22−822及びFL−1
    00、東レダウコーニングシリコーン社製のFS126
    5等を挙げることができる。

    【0021】成分(A)のフッ素変性シリコーンは、1
    種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.01〜99重量%(以下、単に%で示す)配合するのが好ましく、特に0.01〜80%、更に0.1
    〜70%配合すると、化粧持ちにより優れ、使用感も良好であり好ましい。

    【0022】本発明に用いる成分(B)の酸性ヘテロ多糖類としては、特に制限されないが、ポリアンテス属(Polianthes L.)に属する植物カルス由来の酸性ヘテロ多糖類、キサンタンガム、カチオン化セルロース、ヒアルロン酸ナトリウム、アルギン酸、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルセルロース及びアイオータカラギーナンから選ばれる1種又は2種以上を用いることが好ましく、ポリアンテス属に属する植物カルス由来の酸性ヘテロ多糖類が特に好ましい。 このポリアンテス属に属する植物カルス由来の酸性ヘテロ多糖類は、例えば、特開昭64−10997号公報記載の方法に従って、ポリアンテス属に属する植物から誘導されるカルスを培養し、得られた培養物から採取することができる。
    ポリアンテス属に属する植物としては、チューベローズ(Polianthes tuberosa L.)が好ましい例として挙げられる。

    【0023】酸性ヘテロ多糖類の採取方法としては、例えばチューベローズの場合、次の如き方法が挙げられる。 すなわち、チューベローズの花等の一部を外植片としてLinsmaier-skoogの基本培地に植物ホルモンとして10 -5 Mのオーキシン及び10 - 6 Mのサイトカイニンを添加し、更に炭素源として3%のサッカロースを添加した培地を用いたカルスを誘導した後、継代培養を行い、
    更に上記カルス培養培地と同様の成分からなる液体培地を用いて振とう培養する。 その後、培養液から遠心分離又は濾過等によって細胞を除去し、培養液をロータリーエバポレーター等を用いて濃縮し、濃縮液にエタノール、アセトン等の溶媒を加えて沈澱させ、沈澱物を凍結乾燥することにより酸性ヘテロ多糖類を分離、取得することができる。

    【0024】このようにして得られるポリアンテス属に属する植物のカルス由来の酸性ヘテロ多糖類としては、
    例えば特開昭64−10997号公報に記載のアラビノース、マンノース、ガラクトース、キシロース及びグルクロン酸を構成成分とするものが挙げられる。

    【0025】上記植物のカルス由来の酸性ヘテロ多糖類以外の酸性ヘテロ多糖類としては、市販のものを用いることができる。 キサンタンガムとしては「サンエース
    C−S」(三栄化学社製)、「ネオソフトXK」(太陽化学社製)、「エコーガムBT」(大日本製薬社製)などが、カチオン化セルロースとしては「カチセロH6
    0」(花王社製)などが、ヒアルロン酸ナトリウムとしては「ヒアルロン酸ナトリウム」(チッソ社製)、「デンカヒアルロン酸」(電気化学工業社製)などが、アルギン酸としては「キミツアルギン I−3F」(君津化学工業社製)などが、カルボキシメチルキチンとしては「CM−キチン 139T)(片倉チッカリン社製)、
    「キチンリキッド HV−10」(一丸ファルコス社製)などが、カルボキシメチルセルロースとしては「C
    MC−12M31PTP」(ハーキュリーズ・ファー・
    イースト社製)などが、アイオータカラギーナンとしては「カラギニン CS−56」、「カラギニン CS−
    222」(いずれも三栄化学工業社製)などが挙げられる。

    【0026】成分(B)の酸性ヘテロ多糖類は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成物中に0.00001〜10%配合することが好ましく、特に0.0001〜1%配合することが好ましい。

    【0027】本発明の化粧料には、上記成分(A)及び成分(B)に加え、更に、フッ素化合物処理粉体を配合することが、更に化粧崩れを防止できることから好ましい。 このフッ素化合物処理粉体としては、特に制限されないが、例えば次の一般式(8);

    【0028】

    【化4】

    【0029】(式中、Rf″は炭素数3〜21のパーフルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示し、直鎖又は分岐鎖でも、単一鎖長のものでも、混合鎖長のものであってもよい。dは1〜12の整数を示し、eは1〜3の数を示す。M 1は水素、金属、アンモニウム、置換アンモニウム等の水溶性カチオンを示す。)で表わされるパーフルオロアルキル基含有リン酸エステル(米国特許第3632744号)、フルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩のモノエステル体及びジエステル体(特開昭62−250074号公報)、パーフルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭55−167209号公報)、四弗化エチレン樹脂、パーフルオロアルコール、パーフルオロエポキシ化合物、
    スルホアミド型フルオロリン酸、パーフルオロ硫酸塩、
    パーフルオロカルボン酸塩、パーフルオロアルキルシラン(特開平2−218603号公報)等で処理された粉体を挙げることができる。

    【0030】このうち、一般式(8)中、Rf″が炭素数5〜18のパーフルオロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示し、dが1〜4の整数を示し、e
    が1〜2の数を示し、M 1が水素、金属、アンモニウム、置換アンモニウム等の水溶性カチオンであるパーフルオロアルキル基含有エステルで処理された粉体が好ましい。

    【0031】これらのフッ素化合物で処理される母粉体としては、水及び油に実質的に不溶の顔料、紫外線吸収性の物質であれば特に制限されず、例えば、酸化チタン、酸化鉄、群青、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、マイカ、セリサイト、タルク、シリカ、
    カオリン、水酸化クロム、カーボンブラック等の無機顔料、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレート、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチレン粉体等の有機粉体及び有機色素等を挙げることができる。 これらのなかでも、化粧料がファンデーションである場合には、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、セリサイト、マイカ、タルク、ナイロンパウダー等が好ましい。

    【0032】これらの粉体を前記のフッ素化合物で処理するには、通常の方法に従って行えばよく、例えばコアセルベーション法、トッピング法等の湿式処理法や、スプレードライ法、CVD法等の乾式処理法を用いて処理することができる。

    【0033】成分(C)のフッ素化合物処理粉体は、1
    種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.01〜99%配合するのが好ましく、特に0.
    1〜99%、更に1〜95%配合すると、化粧持ちに優れ、使用感も良好であるので好ましい。 また、パウダー型ファンデーションの場合には20〜95%配合するのが好ましく、乳化型ファンデーションの場合には1〜4
    0%配合するのが好ましい。

    【0034】本発明の化粧料には上記成分に加えて、必要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合することができる。 例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、
    マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・
    半固形油分、水溶性及び油溶性ポリマー、無機及び有機顔料、シリコーンで処理された無機及び有機顔料、有機染料等の色剤、アニオン性活性剤、カチオン性活性剤、
    非イオン性活性剤、ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体、ポリエーテル変性シリコーン等の界面活性剤、水、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等を、本発明の目的及び効果を損なわない質的及び量的範囲内で配合することができる。

    【0035】本発明の化粧料は、常法に従って製造することができ、ほほ紅、アイシャドー、ファンデーション、おしろい、クリーム、化粧水の多くの化粧料として適用することができる。

    【0036】

    【発明の効果】本発明の化粧料は、優れた耐水性及び耐油性及び皮膚親和性を有しており、同時に適度の油分を肌上に残存させることができる。 よって、べたつきがなくさっぱりとした使用感を有しており、使用後の肌への密着感にも優れている。 また、汗や皮脂による薬効成分や化粧成分の濡れや消失を防止でき、経時による顔面のテカリ等の化粧崩れをも防止して、安定に初期の化粧状態を持続することができる。 更に、化粧料の安定性にも優れたものである。

    【0037】

    【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限するものではない。 なお、以下においては、化学式の一部を下記のとおりに略記する。

    【0038】

    【化5】

    【0039】製造例1 丸底フラスコ(又はニーダー)に顔料150gを入れ、
    混合しながら60℃まで加熱した。 これに、(C 6 F 13 CH 2
    CH 2 O) 2 P(O)OHの13gをイソプロピルエーテル1500
    gに溶解加温(50℃)しておいたものを加え、60℃
    で4時間混合した。 その後、50〜60℃でイソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥してフッ素化合物処理顔料157gを得た。

    【0040】製造例2 丸底フラスコ(又はニーダー)に顔料150gを入れ、
    混合しながら60℃まで加熱した。 これに、(C 8 H 17 CH 2
    CH 2 O) 2 P(O)OHの13gをイソプロピルエーテル1500
    gに溶解加温(50℃)しておいたものを加え、60℃
    で4時間混合した。 その後、50〜60℃でイソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥してフッ素化合物処理顔料161gを得た。

    【0041】製造例3

    【0042】

    【化6】

    【0043】冷却管及び磁気攪拌子を備えた100mlの二口フラスコに、窒素雰囲気下、メチル水素ポリシロキサン( H MD 4 M H )11.0g(25.5mmol)、C 8 F 17 CH 2
    CH 2 OCH 2 CH(OH)CH 2 OCH 2 CH=CH 2 235.4g(61.3m
    mol)、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液40μl (1.2×10 -3 mmol)を加え、60℃で6時間攪拌した。 反応混合物を室温まで冷却し、未反応の化合物を減圧留去し、目的とする上記式で表わされるフッ素変性シリコーン(A−1)38.0gを無色透明の油状物として得た(収率94%)。

    【0044】製造例4

    【0045】

    【化7】

    【0046】製造例3で用いた装置に、次式;

    【0047】

    【化8】

    【0048】で表わされるメチル水素ポリシロキサン(東芝シリコーン社製)を6.0g(14.0mmol)、
    (C 6 F 13 CH 2 CH 2 O(CH 2 ) 2 CHOCH 2 CH=CH 2 227.6g(3
    3.5mmol)、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液110.5μl(4.0×10 -3 mmol)を加え、
    製造例3と同様の方法により、目的とする上記式で表わされるフッ素変性シリコーン(A−2)23.2gを無色透明の油状物として得た(収率80%)。

    【0049】製造例5

    【0050】

    【化9】

    【0051】製造例3で用いた装置に、窒素雰囲気下、
    キシレン12ml、メチル水素ポリシロキサン( H MD 4 M H
    12.0g(27.8mmol)、C 10 F 21 CH 2 CH 2 OCH 2 CH=CH 2
    40.4g(66.8mmol)、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液101μl (3.1×10 -3 mmo
    l)を加え、製造例3と同様の方法により、目的とする上記式で表わされるフッ素変性シリコーン(A−3)4
    1.0gを無色透明のワックス状物として得た(収率9
    0%)。 このものの融点は37.0℃であった。

    【0052】製造例6

    【0053】

    【化10】

    【0054】製造例3で用いた装置に、メチル水素ポリシロキサン(MD 2 D H 2 M)(東芝シリコーン社製)を1
    9.0g(44.1mmol)、C 8 F 17 CH 2 CH 2 OCH 2 CH=CH 2
    3.3g(105.8mmol)を仕込んだ。 次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温したのち、塩化白金酸の2%
    イソプロピルアルコール溶液174.5μl を加え、5
    時間攪拌した。 反応混合物を室温まで冷却したのち、ヘキサン50ml及び活性炭2.2gを加え、室温で1時間攪拌した。 その後、活性炭を濾別し、溶媒を留去した。
    未反応の化合物を減圧留去し、目的とする上記式で表わされるフッ素変性シリコーン(A−4)49.4gを無色透明の油状物として得た(収率78%)。

    【0055】製造例7

    【0056】

    【化11】

    【0057】製造例3で用いた装置に、メチル水素ポリシロキサン(MD 2 D H 2 M)(東芝シリコーン社製)を2
    5.0g(58.0mmol)、CH 2 =CHCH 2 C(CF 3 ) 2 C 3 F 7
    0.1g(139.2mmol)を仕込んだ。 次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温したのち、塩化白金酸の2%
    イソプロピルアルコール溶液230.0μl (7.0×
    10 -3 mmol)を加え、5時間攪拌した。 以下、製造例6
    と同様にして、目的とする上記式で表わされるフッ素変性シリコーン(A−5)58.3gを無色透明の油状物として得た(収率87%)。

    【0058】製造例8

    【0059】

    【化12】

    【0060】製造例3で用いた装置に、トルエン20m
    l、メチル水素ポリシロキサン(MD 2 D H 2 M)6.4g(1
    49mmol)、C 6 F 13 CH 2 CH 2 OCH 2 CH(OCOC 7 F 15 )CH 2 OCH 2 CH=C
    H 2 31.2g(35.6mmol)、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液58.9μl (0.89×10
    -3 mmol)を加え、製造例3と同様の方法により、目的とする上記式で表わされるフッ素変性シリコーン(A−
    6)25.2gを無色透明の油状物として得た(収率7
    8%)。

    【0061】実施例1〜18及び比較例1〜4(二層型液状ファンデーション) 次表に示す組成の二層型液状ファンデーションを、下記製法により製造した。 得られたファンデーションについて、化粧持ち、なめらかな使用感及び乳化安定性を下記方法により評価した。 結果を表6に示す。 なお、実施例中の酸性ヘテロ多糖類は特開昭64−10997号公報の実施例に準じて製造したチューベロースのカルス由来の酸性ヘテロ多糖類を用いた。 (製法)油相を室温で溶解したのち、顔料を添加し、ディスパーで分散させた。 次に、水相を攪拌しながら添加して乳化させ、二層型液状ファンデーションを得た。

    【0062】(評価方法) 化粧持ち:12人の専門パネラーにより官能評価を行い、次の基準で5段階に評価した。 5:10〜12人がよいと判断した。 4:8〜9人がよいと判断した。 3:6〜7人がよいと判断した。 2:4〜5人がよいと判断した。 1:4人未満がよいと判断した。 なめらかな使用感:10人の専門パネラーにより官能評価を行い、次の基準で評価した。 ○:8人以上がよいと判断した。 △:4〜7人がよいと判断した。 ×:4人未満がよいと判断した。 乳化安定性:40℃で保存し、1ケ月後における状態を肉眼で観察し、次の基準で評価した。 ○:状態に変化なく良好。 △:わずかに分離・凝集あり。 ×:分離・凝集あり、乳化不良。

    【0063】

    【表1】

    【0064】

    【表2】

    【0065】

    【表3】

    【0066】

    【表4】

    【0067】表から明らかな通り本発明の化粧料は、いずれも、化粧持ち、なめらかな使用感及び乳化安定性のすべてにおいて優れていた。

    【0068】実施例19(乳液):下記組成の乳液を常法により製造した。

    【0069】

    【表5】 (組成) (重量%) (1)ジメチルポリシロキサン(信越化学工業社製,KF-96A) 10.0 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (3)フッ素変性シリコーン(製造例6) 20.0 (4)酸性ヘテロ多糖類(チューベローズ由来) 0.2 (5)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 5.0 (6)グリセリン 2.0 (7)メチルフェニルポリシロキサン 3.0 (8)キサンタンガム 0.2 (9)エデト酸四ナトリウム 0.1 (10)L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 (11)クエン酸ナトリウム 1.0 (12)水 残量 (13)香料 微量

    【0070】この乳液は、化粧持ち、使用感及び安定性が優れていた。

    【0071】実施例20(クリーム状ファンデーション):実施例1と同様にして下記組成のクリーム状ファンデーションを得た。

    【0072】

    【表6】 (組成) (重量%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 酸化チタン 6.0 セリサイト 8.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 1.2 (2)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (3)フッ素変性シリコーン(製造例4) 25.0 (4)酸性ヘテロ多糖類(チューベローズ由来) 0.2 (5)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 5.0 (6)グリセリン 2.0 (7)水 残量 (8)香料 微量

    【0073】このクリーム状ファンデーションは、化粧持ち、使用感及び安定性が優れていた。

    【0074】実施例21(パウダーファンデーション):下記組成中、まず顔料を混合し、粉砕機を通して粉砕した。 これを高速ブレンダーに移し、結合剤等を混合し、均一にしたものを顔料に加えて更に混合して均一にした。 これを粉砕機で処理し、ふるいを通して粒度を揃えたのち、金皿等の容器中で圧縮成形し、パウダーファンデーションを得た。

    【0075】

    【表7】 (組成) (重量%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 酸化チタン 10.0 セリサイト 25.0 タルク 30.0 カオリン 5.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 4.6 ポリエチレン粉末 4.0 (2)スクワラン 2.0 (3)フッ素変性シリコーン(製造例6) 7.0 (4)酸性ヘテロ多糖類(チューベローズ由来) 0.2 (5)防腐剤 適量 (6)香料 微量

    【0076】このパウダーファンデーションは、化粧持ち、使用感及び安定性が優れていた。

    【0077】実施例22(ほほ紅):実施例21と同様にして以下に示す組成のほほ紅を得た。

    【0078】

    【表8】 (組成) (重量%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) カオリン 40.0 マイカ 13.0 酸化チタン 18.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 5.0 (2)有機顔料(赤色202号) 2.4 (3)フッ素変性シリコーン(旭硝子社製, FSL-300) 10.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.2 (5)防腐剤 0.1 (6)香料 適量

    【0079】このほお紅は、化粧持ち、使用感及び安定性が優れていた。

    【0080】実施例23(パウダーアイシャドウ):雲母チタン以外の顔料を先に混合、粉砕したのち、雲母チタンを混合した。 その他は実施例21と同様にして、以下に示す組成のパウダーアイシャドウを得た。

    【0081】

    【表9】 (組成) (重量%) (1)フッ素化合物処理顔料(製造例1と同様にして製造) 雲母チタン 5.0 セリサイト 26.0 マイカ 24.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 2.0 群青 10.0 紺青 6.0 (2)フッ素変性シリコーン(東レダウコーニングシリコーン 社製,FS-1265) 7.0 (3)酸性ヘテロ多糖類(チューベローズ由来) 7.0 (4)スクワラン 3.0 (5)防腐剤 適量 (6)香料 微量

    【0082】このパウダーアイシャドウは、化粧持ち、
    使用感及び安定性が優れていた。

    【0083】実施例24(サンスクリーン乳液):実施例1と同様にして以下に示す組成のサンスクリーン乳液を得た。

    【0084】

    【表10】 (組成) (重量%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (2)フッ素変性シリコーン(製造例7) 5.0 (3)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン共重合体 3.0 (4)グリセリン 2.0 (5)エタノール 5.0 (6)水 残量 (7)フッ素化合物処理顔料 (製造例1と同様にして製造;微粒子酸化チタン) 7.4 (8)キサンタンガム 0.4 (9)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 (10)香料 微量

    【0085】このサンスクリーン乳液は、化粧持ち、使用感及び安定性に優れていた。

    【0086】実施例25(保湿クリーム):

    【0087】

    【表11】 (組成) (重量%) (1)酸性ヘテロ多糖類(チューベローズ由来) 0.5 (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 7.0 (3)メチルフェニルポリシロキサン 5.0 (4)フッ素変性シリコーン(製造例6) 7.0 (5)ブチルパラベン 0.2 (6)グリセリン 5.0 (7)クエン酸ナトリウム 1.0 (8)L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0 (9)メチルパラベン 0.2 (10)精製水 残量

    【0088】この保湿クリームは、化粧持ち、使用感及び安定性が優れていた。

    【0089】実施例26(口紅):下表に示す組成の各成分を80℃に加熱して均一に混合し、成型用型に流し込んで冷却固化し、口紅を製造した。

    【0090】

    【表12】

    【0091】得られた口紅は化粧持ち、使用感及び安定性が優れていた。

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