专利汇可以提供Cosmetic专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a cosmetic excellent in wrinkle-hiding effect, touch feeling and makeup effect sustainability.
SOLUTION: This cosmetic contains a silicone paste prepared by kneading a silicone elastomer with a dimethylpolysiloxane 6-100cst in viscosity at 25°C by e.g. a roll mill, and, optionally, powder. The weight ratio of silicone elastomer/dimethylpolysiloxane/powder is pref. (1-55):(1-99):(0.5-40). The silicone elastomer, which is in the form of resin powder 0.1-20μm in average primary particle size, has three-dimensional crosslinked structure of silicone and has the properties of elastomer as powder, and its amount to be formulated is 1-100 pts.wt. based on 100 pts.wt. of this cosmetic. The cosmetics include makeup cosmetics, hair cosmetics, basic cosmetics and liquid perfumes.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO,下面是Cosmetic专利的具体信息内容。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、しわ隠ぺい効果とラスティング効果に優れた化粧料に関する。 さらに詳しくは、シリコーンエラストマーと特定粘度のジメチルポリシロキサンを混練して得られるシリコーンペーストを配合することで、しわ隠ぺい効果とラスティング効果、
感触に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明人らは、特願平8−52508号公報に示したように、珪素含有樹脂粉体をシリコーン油と粉砕した粉砕溶液がしわの隠ぺい効果などに優れていることを見いだした。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、この段階では、珪素含有樹脂粉体の媒体としては揮発性シリコーンの一種である環状シリコーンを中心に検討を行っていたため、化粧料に配合した場合に、環状シリコーンが経時で揮発してしまい、化粧料の痩せが発生する場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、揮発性が大変少ない25℃での粘度が6cSt以上のジメチルポリシロキサンについて検討を行った結果、低粘度から高粘度のいずれにおいてもしわの隠ぺい効果は得られる一方、さらに、粘度が6〜100cStの範囲にあるジメチルポリシロキサンを用いた場合には、よれが少なく、かつシリコーンの持つ上滑り感が少ないことを見いだした。
【0005】すなわち、本発明の請求項1は、シリコーンエラストマーを25℃での粘度が6〜100cStのジメチルポリシロキサンと混練して得られるシリコーンペーストを配合した化粧料である。 また、本発明の請求項2は、シリコーンエラストマーと粉体と25℃での粘度が6〜100cStのジメチルポリシロキサンを混練して得られるシリコーンペーストを配合した化粧料ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳述する。 本発明で用いるシリコーンエラストマーとは、電子顕微鏡を用いた観察による平均一次粒子径が0.1〜
20μmの範囲にある樹脂粉体であって、シリコーンの3次元架橋構造を有し、粉体としてエラストマーの性質を有するものであればよい。 シリコーンエラストマーの例としては、例えば東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製のトレフィルシリーズ等が挙げられる。
【0007】本発明で用いるジメチルポリシロキサンは、直鎖状の分子を有し、25℃での粘度が6〜100
cStの範囲にあるもの、特に好ましくは6〜30cS
tの範囲にあるものを用いる。 この範囲であれば、よれが少なく、かつシリコーンの持つ上滑り感が少ないため、感触に優れている。
【0008】本発明で用いる混練の手段としては、高粘性体を使用するため、ロールミルやオングミルを用いることが好ましいが、生産性に優れるロールミルが最も好ましい。 また、混練の程度としては、得られたシリコーンペーストを50メッシュに通した時に、シリコーンエラストマーの粒子がメッシュ上に残らない程度に混練されていることが好ましい。
【0009】本発明で用いる粉体の例としては、赤色1
04号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色40
1号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Ba
レーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロンパウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、
シリカ、アルミナ等の無機粉体、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化鉄、アルミナ処理微粒子酸化チタン、シリカ処理微粒子酸化チタン、ベントナイト、
スメクタイト等が挙げられる。 これらの粉体の形状に特に制限はない。
【0010】これらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わないが、表面処理を行う場合では、シリコーン処理が最も好ましい。
【0011】本発明で用いるシリコーンエラストマー、
ジメチルポリシロキサン、粉体の混合割合は、それぞれの重量比で、1〜55:1〜99:0.5〜40の範囲にあることが好ましい。
【0012】本発明のシリコーンエラストマーには、上記の各成分以外に、ポリエーテル変性シリコーン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性シリコーンなどの界面活性剤、フッ素変性シリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、スクワラン、リナロールなどの油剤、油脂、樹脂などを配合することも可能である。
【0013】本発明の化粧料におけるシリコーンエラストマーの配合量としては、化粧料100重量部に対して、シリコーンエラストマー1〜100重量部が好ましい。
【0014】本発明の化粧料では、上記成分の他に、通常化粧料に用いられる油剤、粉体(顔料、色素、樹脂)、フッ素化合物、樹脂、界面活性剤、粘剤、防腐剤、香料、紫外線吸収剤(有機系、無機系を含む。UV
−A、Bのいずれに対応していても構わない)、保湿剤、生理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤等の成分を同時に配合することができる。
【0015】油剤の例としては、セチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー等が挙げられる。
【0016】また、別の形態の油剤の例としては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・
ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、
アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッチ、
フルオロカーボン、フルオロアルコール等のフッ素化合物が挙げられる。
【0017】界面活性剤としては、例えばアニオン型界面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性剤、ベタイン型界面活性剤を用いることができる。
【0018】有機系紫外線吸収剤としては、例えばパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸 ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシプロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチルジメチルPABA、メトキシケイ皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4
−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2',4,4'−
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソプロピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸 2−エチルヘキシル等が挙げられる。
【0019】本発明で用いる溶媒としては、環状シリコーン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−
メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン等が挙げられる。
【0020】本発明の化粧料としては、コンシーラー、
ファンデーション、白粉、口紅、アイシャドウ、チーク、ネイルカラー等のメイクアップ化粧料、リンス、コンディショナー、ヘアートリートメント等の頭髪化粧料、乳液、ローション、クリーム、クレンジング、パック、サンスクリーン剤、毛穴隠し等の基礎化粧料、香水等が挙げられる。
【0021】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を詳細に説明する。 また、実施例及び比較例で用いた化粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0022】(1)しわ隠ぺい効果 中年女性パネラーの目元の小皺部に化粧料を塗布し、表1の基準に従い、目視にて隠ぺい効果を判定した。
【0023】
【表1】
【0024】(2)官能特性試験 塗布時の感触、塗布後の仕上がりを専門検査員10名によって調べ、感触が優れる、仕上がりが自然であると回答したパネラーの人数によって、表2の基準に従って評価した。
【0025】(3)化粧効果持続性(ラスティング効果) 上記化粧料の評価後、2時間経過した時点での化粧効果を観察した。 化粧効果の持続性に優れると回答したパネラーの数により、表2に示す基準に従って評価した。
【0026】
【表2】
【0027】実施例1 シリコーンエラストマーとして東レ・ダウコーニング・
シリコーン製の「トレフィルE−506C」を使用し、
ジメチルポリシロキサンとしては25℃の粘度が20c
Stのものを使用した。 シリコーンエラストマー50重量部とジメチルポリシロキサン50重量部を予備混合した後、3本ローラーを用いて4回混練してシリコーンペーストを得た。
【0028】比較例1 シリコーンエラストマーとして「トレフィルE−506
C」を使用し、ジメチルポリシロキサンとしては25℃
の粘度が1000cStのものを使用した。 シリコーンエラストマー50重量部とジメチルポリシロキサン50
重量部を予備混合した後、3本ローラーを用いて4回混練してシリコーンペーストを得た。
【0029】実施例2 シリコーンエラストマーとして「トレフィルE−506
C」を使用し、ジメチルポリシロキサンとしては25℃
の粘度が20cStと6cStのものを使用した。 シリコーンエラストマー50重量部とジメチルポリシロキサン(20cSt)50重量部を予備混合した後、3本ローラーを用いて4回混練してペースト1を得た。 次いで板状硫酸バリウム30重量部をジメチルポリシロキサン(6cSt)50重量部と予備混合した後、ペースト1
と混合し、さらに3本ローラーを用いて3回混練して目的とするシリコーンペーストを得た。
【0030】比較例2 実施例2に於いて、ジメチルポリシロキサン(20cS
t)の代わりに、ジメチルポリシロキサン(200cS
t)を用いた他は、実施例2と全て同様にして目的とするシリコーンペーストを得た。
【0031】実施例3 シリコーンエラストマーとして「トレフィルE−506
C」を使用し、ジメチルポリシロキサンとしては25℃
の粘度が20cStと6cStのものを使用した。 表3
に示す処方に従って、成分Aを予備混合した後、3本ローラーを用いて4回混練してペースト2を得た。 次いで、成分Bをミキサーにて混合した後、ペースト2と予備混合し、3本ローラーを用いて3回混練して目的とするシリコーンペーストを得た。 尚、成分Bで用いたシリコーン処理粉体は、メチルハイドロジェンポリシロキサン3重量%加熱処理粉体を用いている。
【0032】
【表3】
【0033】比較例3 実施例3のシリコーンエラストマーの代わりに、ポリメチルシルセスキオキサン(東芝シリコーン製 トスパール145A、平均粒子径4.5μm)を使用した他は全て実施例3と同様にして目的とするシリコーンペーストを得た。
【0034】実施例及び比較例で得たシリコーンペーストの化粧料としての各種特性を表4に示す。
【0035】
【表4】
【0036】この結果から本発明の実施例は各評価項目に対していずれも優れた評価結果を得たのに対して、比較例では、いずれかの項目に問題があることが判る。 特に、高分子シリコーンを配合した場合では、シリコーンの上滑り感による感触の悪化が目立っていた。
【0037】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、しわ隠し効果、感触および化粧効果持続性に優れた化粧料を提供することは明かである。
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