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Hot air type heater for facility horticulture

阅读:889发布:2022-10-02

专利汇可以提供Hot air type heater for facility horticulture专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a hot air type heater for facility horticulture efficiently collecting combustion residue discharged along with exhaust gas during heating operation and of solving a problem of low-temperature corrosion due to use of heavy oil as fuel. SOLUTION: In the hot air type heater for facility horticulture, a furnace 102, a heat exchange part 106 and an exhaust pipe 108 continued from the heat exchange part 106 are provided within a casing 101, and a collection part 200 collecting combustion residue included in combustion exhaust gas from the exhaust pipe 108 to a stack 110 is provided between the exhaust pipe 108 and the stack 110. The collection part 200 comprises: a cyclone body 201 connected to an inlet of the smock stack 110; an exhaust gas introduction part 202 connected to an outlet of the exhaust pipe 108 and an inlet of an upper casing 203 of the cyclone body 201; a storage part 206 provided in a lower cone of the cyclone body 201; and a pressure booster 208 externally attached to the exhaust gas introduction part 202. The lower cone comprises an outer cone 204 and an inner cone 205. COPYRIGHT: (C)2011,JPO&INPIT,下面是Hot air type heater for facility horticulture专利的具体信息内容。

  • ケーシング内に火炉および熱交換部、熱交換部から続く排気管が設けられた施設園芸用温風暖房機において、排気管と煙突の間に、排気管から煙突に向かう燃焼排気ガス中に含まれる燃焼残滓を捕集する捕集部が設けられていることを特徴とする施設園芸用温風暖房機。
  • 捕集部が、煙突の入口に接続されたサイクロン本体と、排気管の出口とサイクロン本体の上部ケーシングの入口に接続された排ガス導入部と、サイクロン本体の下部コーンに設けられた収容部と、排ガス導入部に外付けされた加圧ブースターとを備えていることを特徴とする、請求項1記載の施設園芸用温風暖房機。
  • サイクロン本体の上部ケーシング内に排ガスの旋回通路を形成する旋回ガイド筒が配置されていることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の施設園芸用温風暖房機。
  • 上部ケーシングにおける旋回通路であって、排ガス導入部から上部ケーシングの入口に導入された排ガスが一周する手前の位置に、旋回流を下方旋回流として整流する仕切板が配置されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の施設園芸用温風暖房機。
  • 下部コーンがアウターコーンとインナーコーンから構成されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の施設園芸用温風暖房機。
  • インナーコーンがステンレス製であることを特徴とする、請求項5記載の施設園芸用温風暖房機。
  • 煙突内に風圧センサが配置され、同風圧センサからの風圧信号により加圧ブースターの送風量が調整されることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の施設園芸用温風暖房機。
  • 说明书全文

    本発明は、施設園芸用温風暖房機に関し、特に燃焼排気ガスに付随して排出されるスラッジ等の燃焼残滓を捕集可能な施設園芸用温風暖房機に関するものである。

    図6は、従来一般の施設園芸用温風暖房機の構造を示している。 従来の施設園芸用温風暖房機100'は、ケーシング101内に火炉102を備え、燃焼装置103のバーナー104の着火により火炉102内に高温の燃焼ガスを生成するとともに、ケーシング101天井の送風機105のファンを回して、熱交換部106において導入空気と高温の燃焼ガスとの間で熱交換を行い、熱交換後の燃焼ガスは排気ガスとして煙管107から続く排気管108、エルボ管109、煙突110を通ってハウス外部へ排出する一方、熱交換により生成された温風は、温風吐出口111から温風供給ダクト112を介してハウス内へ供給するようになっている。 そして、ハウス内温度感知するセンサによって、暖房運転の制御(バーナー104の着火と停止、送風機105の運転と停止)が行われるようになっている。

    上記施設園芸用温風暖房機の例としては、例えば、実開昭63−32259号(特許文献1)、特公平5−2887号(特許文献2)、特開2002−364999号(特許文献3)等に開示されたものが知られている。

    実開昭63−32259号公報

    特公平5−2887号公報

    特開2002−364999号公報

    施設園芸用に使用される燃料は、発熱量の高いA重油を利用するのが大半であり、A重油には燃料中に0.5〜1.0重量%程度の硫黄分や灰分が含まれる。 A重油に含まれる硫黄分や灰分は燃焼後に燃焼残滓(スラッジ)として、火炉102の底部や熱交換部106や煙室107Aの各底部に大半が付着し堆積する。 図7は、従来の施設園芸用温風暖房機100'における運転開始から停止までの火炉102内の圧変化図である。 同図に示すように、運転開始時はバーナー104による火炎が炉内で急激に拡大して炉内圧力が急上昇し、その後定常運転になると、排気ガスの温度差(炉内温度と煙突内温度の差)による自然換気によって炉内圧力が負圧傾向となり、運転停止により炉内圧力はゼロとなる。

    このため、火炉102や熱交換部106、煙室107Aの底部に堆積した燃料残滓が、炉内圧力の変化(特に運転開始時の急激な変化)に伴って煙突110側へ吹き出されて、煙突110から周囲に飛散し、その結果、煙突110から飛散した燃料残滓がハウスのビニールに付着してビニールやパイプ資材を劣化させたり、ビニールの透光率を低下させて栽培への影響を起こすという問題が生じていた。

    かかる問題は、近年の重油や灯油等の燃料費の高騰により、施設園芸用の燃料として安価な廃油を使用する農家においては、特に大きな問題となっていた。

    一方、重油には硫黄分が含まれるため、重油に含まれる硫黄分が燃焼中にその一部が酸化して、無硫酸(SO )を生じ、燃焼ガス温度の低下に伴う水分(H O)と反応して硫酸(H SO )蒸気が生成され、この硫酸蒸気が低温空気に触れて結露すると管を腐食させる、いわゆる低温腐食の問題がある。

    本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、暖房運転中の排気ガスに付随して排出される燃焼残滓を効率よく捕集し、上記従来の問題を解決し得る施設園芸用温風暖房機を提供すること、重油を燃料とする低温腐食の問題を解決し得る施設園芸用温風暖房機を提供することにある。

    上記課題を解決するために、本発明に係る施設園芸用温風暖房機は、ケーシング内に火炉および熱交換部、熱交換部から続く排気管が設けられた施設園芸用温風暖房機において、排気管と煙突の間に、排気管から煙突に向かう燃焼排気ガス中に含まれる燃焼残滓を捕集する捕集部が設けられていることを主要な特徴とする。

    本発明に係る施設園芸用温風暖房機は、捕集部が、煙突の入口に接続されたサイクロン本体と、排気管の出口とサイクロン本体の上部ケーシングの入口に接続された排ガス導入部と、サイクロン本体の下部コーンに設けられた収容部と、排ガス導入部に外付けされた加圧ブースターとを備えていることを第2の特徴とする。

    本発明に係る施設園芸用温風暖房機は、サイクロン本体の上部ケーシング内に排ガスの旋回通路を形成する旋回ガイド筒が配置されていることを第3の特徴とする。

    本発明に係る施設園芸用温風暖房機は、上部ケーシングにおける旋回通路であって、排ガス導入部から上部ケーシングの入口に導入された排ガスが一周する手前の位置に、旋回流を下方旋回流として整流する仕切板が配置されていることを第4の特徴とする。

    本発明に係る施設園芸用温風暖房機は、下部コーンがアウターコーンとインナーコーンから構成されていることを第5の特徴とする。

    本発明に係る施設園芸用温風暖房機は、インナーコーンがステンレス製であることを第6の特徴とする。

    本発明に係る施設園芸用温風暖房機は、煙突内に風圧センサを配置し、同風圧センサからの風圧信号により加圧ブースターの送風量を調整することを第7の特徴とする。

    以上説明したように、本発明に係る施設園芸用温風暖房機によると、熱交換部から続く排気管と煙突の間に、排気管から煙突に向かう燃焼排気ガス中に含まれる燃焼残滓を捕集する捕集部を設けたから、暖房運転中に炉内圧力変化によって燃焼排気ガスに付随して排気管内を吹き出される燃焼残滓を煙突の手前で捕集し、煙突から排気ガスのみを排出させることができるという効果を奏する。 これにより、煙突から飛散した燃料残滓がハウスのビニールに付着してビニールやパイプ資材を劣化させたり、ビニールの透光率を低下させて栽培への影響を起こすという問題を解消できる。

    また、本発明に係る施設園芸用温風暖房機によると、加圧ブースターを用いることで、燃焼残滓を効率よく分離して、サイクロン本体下部の収容部に効率よく捕集することができるし、加圧ブースターと仕切板の組み合わせにより、燃料残滓の分離効率および捕集効率をさらに高めることができるという効果を奏する。

    さらに、本発明に係る施設園芸用温風暖房機によると、サイクロン本体の下部コーンをアウターとインナーの二重コーン構造とすることで、重油を燃料とする場合の低温腐食に対し、耐久性およびメンテナンス性の両面から対応できるという効果を奏する。

    本発明の一実施形態を示すもので、本発明の施設園芸用温風暖房機を示す全体構成図、

    図1に示す温風暖房機の捕集部におけるサイクロン本体の上部ケーシングと排ガス導入部の斜視図、

    図1に示す温風暖房機の排気管からサイクロン本体までを示す水平断面図、

    サイクロン本体の下部コーンを構成するアウターコーンとインナーコーンを示す全体斜視図、

    本発明の他の実施形態を示すもので、施設園芸用温風暖房機を示す全体構成図、

    従来の施設園芸用温風暖房機を示す全体構成図、

    従来の施設園芸用温風暖房機の運転開始から停止までの炉内圧力変化図である。

    本発明を実施するための最良の形態を図1ないし図4を参照して説明する。 図1において、符号100は施設園芸用温風暖房機である。

    図1に示すように、施設園芸用温風暖房機(以下、「温風暖房機」という。)100は、横長のケーシング101の内部に横長の火炉102が配置され、火炉102の後部にはケーシング101の一方の端面に取り付けられた燃焼装置103のバーナー部104が内部に突出する形で配置されている。 ケーシング101の天面には複数(2台)の送風機105がファンを下向きにして吸気口に取付けられている。 火炉102の上方には複数本の煙管から構成される熱交換部106が配置されている。 火炉102内部と各煙管とは前方に位置する連通部106aを介して互いに連通している。 熱交換部106からは煙室107aを介してケーシング101外へ突出する1本の大きい煙管107が延びている。 煙管107には水平に延びる排気管108が接続されている。 水平に延びる排気管108と垂直上向きの煙突110の間には、燃焼残滓を捕集する後述の捕集部200が配置されている。

    ケーシング101の下部には前後に温風吐出口111が開口し、各温風吐出口111には温風供給ダクト112がそれぞれ接続されている。 これにより、温風暖房機100は、燃焼装置103のバーナー14の着火により火炉102内において燃料(A重油)を燃焼させて高温の燃焼ガスを発生させ、熱交換部106の各煙管および火炉102の周囲において、高温の燃焼ガスと、送風機105の運転により天面の吸気口からケーシング101内に導入した空気との間で熱交換を行い、熱交換により生成された温風をケーシング101下部の両温風吹出口111から各温風供給ダクト112に分配し、ハウス内に広く温風を供給するようになっている。 また、熱交換後の燃焼ガスは、排気ガスとして熱交換部106の各煙管から煙室107a、煙管107、排気管108、捕集部200を介して、煙突110からハウス屋外へ排出されるようになっている。

    さて、捕集部200は、排気管108中を煙突110に向けて送られる排気ガス中に含まれる燃焼残滓(スラッジや硫黄酸化物等の燃焼生成物を含む)を旋回気流により分離し下降させて捕集するもので、サイクロン本体201と、サイクロン本体201の上部側面に設けられた排ガス導入部202とを備えている。 サイクロン本体201は、有頭円筒形(内径D )の上部ケーシング203と、上部ケーシング203の下端に接続されたアウターコーン204およびインナーコーン205とから構成されている。 アウターコーン204およびインナーコーン205はサイクロン本体201の下部コーン部を形成する。 アウターコーン204の下端開口には旋回気流により分離され下降した燃焼残滓を収容する、扉206a付きの収容ボックス206が設けられている。 インナーコーン205はステンレス製からなる。

    サイクロン本体201は、図1ないし図3に示すように、上部ケーシング203の側面に排ガス導入口203Aが開口して、同排ガス導入口203Aに対し接線方向に排ガス導入部202の出口が接続されている。 上部ケーシング203内の中央には円筒形(内径D )の排ガス案内兼用の旋回ガイド筒207が同軸的に配置され、同旋回ガイド筒207と上部ケーシング203の内面との間に、排ガス導入口203Aから接線方向に導入された排気ガスの旋回通路207aが形成されている。 旋回ガイド筒207の上端は煙突110内に達し、下端は上部ケーシング203の下端付近まで達している。 上部ケーシング203の側周面下端には鍔状のフランジ203Bが設けられ、アウターコーン204およびインナーコーン205の各上端に設けられたフランジ204A,205Aとの間で互いにボルト等により着脱可能に接続されている。

    排ガス導入部202は、図2および図3に示すように、後端寄りの側面に連通部202Aが設けられるとともに、この連通部202Aが排気管108の出口に接続されており、排気管108中を送られる排気ガスを排ガス導入部202内においてサイクロン本体201の排ガス導入口203Aへ向けてほぼ直方向に向きを変えるようになっている。 排ガス導入部202の入口開口部の面積(直径D )に対し、出口開口部の面積(直径D )が絞られており、これにより、排ガス導入部202内を通過する排気ガスを加速させ、加速された排気ガスをサイクロン本体201の旋回通路207aに送り込むことができるようになっている。 ここで、排ガス導入部202の入口開口部の面積(直径D )と出口開口部の面積(直径D )の比は1:0.55〜0.75、より好ましくは1:0.65に設定される。

    排ガス導入部202の背面202aの開口部には取付板208aを介して加圧ブースター(加圧装置)208が取り付けられている。 この加圧ブースター208は、排ガス導入部202内を通過する排気ガスを加速させるもので、排ガス導入部202内部に排ガス導入口203Aを向くノズル部209を配置し、後端のモータ210の駆動によって図示しないファンを回転させ、ノズル孔209Aからジェット流を排ガス導入口203Aへ向けて噴出し、これにより排ガス導入部202内を通過する排気ガスを誘引してさらに加速し、加速された排気ガスをサイクロン本体201の旋回通路207aに送り込むことができる。 これにより排気ガス中に含まれる燃焼残滓の分離性能を高めることができる。

    旋回通路207aには、排ガス導入口203Aから導入された排気ガスが一周する手前の位置に、上部ケーシング203の天井から旋回ガイド筒207の下端位置付近まで達する仕切板211が設けられている。 この仕切板211は、旋回通路207aを旋回する排気ガスについて、加圧ブースター208による燃焼残滓の分離性能を確保しながら、旋回する排気ガスの風速を途中で調整するとともに、旋回流を下向きの下降旋回流に整流化するもので、同時に燃焼残滓を仕切板211が受け止めて下方のインナーコーン205内に落下させる役目もする。

    旋回通路207a内を旋回しながら下降する排気ガスは、インナーコーン205内で反転し、上昇して旋回ガイド筒207内に入り、旋回ガイド筒207を上昇して煙突110からハウス外へ放出されるようになっている。 一方、強力な旋回流によって排気ガスから分離された燃焼残滓は、上部ケーシング203の内周面に達し、旋回流とともに下降し、インナーコーン205内をさらに下降し、収容ボックス206の上面開口206bから内部に収容蓄積されるようになっている。

    上記構成の捕集部200は、サイクロン本体201および排ガス導入部202が支柱250および支持部材251により支持されている。

    次に本実施形態の施設園芸用温風暖房機100の作用および効果を以下に説明する。

    暖房運転中、火炉102内で発生した燃焼ガスは、炉内圧力変化によって熱交換部106底部等から吹き出される燃焼残滓とともに、排気管108の出口から排ガス導入部202内に流入し、加圧ブースター208のノズル部209から噴出されるジェット流によって加速され、サイクロン本体201の上部ケーシング203内を旋回しながら仕切板211の作用を受けつつ下降する。 その間、強力な旋回流によって燃焼残滓を分離し、インナーコーン205内において反転して上昇し、旋回ガイド筒207内部および煙突110内部を通り、煙突110からハウス外へ放出される。 一方、分離された燃焼残滓は、旋回流とともに下降し、さらにインナーコーン205の内周面に沿って下降し、収容ボックス206内に収容される。 収容ボックス206に蓄積された燃焼残滓は扉206aを開けて排出する。

    加圧ブースター208の付加により、外気を上部ケーシング203内に吹き込み、排気管108内の排気ガスを排ガス導入部202内から上部ケーシング203内に誘引し、強力な旋回流により分離性能を高めることができる。 この場合、加圧ブースター208により旋回力が強まり、分離性能が高まる反面、燃料残滓が速やかに下降せず、捕集機能が低下するおそれがある。 そこで、仕切板211により、上部ケーシング201内の旋回流を下降旋回流として整流化し、これにより燃料残滓の下降を促し、同時に上部ケーシング201内の燃料残滓を仕切板211が直接受け止めてインナーコーン部205内に強制的に落下させるようにした。 これにより、分離性能を高めると同時に捕集性能を高めることができた。

    その結果、暖房運転中の圧力変化によって熱交換部106底部等から吹き出される燃焼残滓を捕集部200において効率的に除去し、排気ガスのみを煙突110から放出することができ、従来のように煙突110から飛散した燃料残滓がハウスのビニールに付着してビニールやパイプ資材を劣化させたり、ビニールの透光率を低下させて栽培への影響を起こすという問題が解消された。

    加圧ブースター208は、排ガス導入部202に外付けしたことにより、汎用品を用いることができる。 これにより、排ガス導入部202内に専用ブースターを内蔵する場合に比べて制作コストの低廉化を図ることができる。

    さらに、加圧ブースター208を設けたことにより、燃焼性能を安定化させることができる。 すなわち、従来一般の施設園芸用温風暖房機は排気ガスの温度差による自然排気(浮力)であるところ、強風下での暖房運転においては、排気ガスが煙突から円滑に排気されず、燃焼が不安定であったが、加圧ブースター208の運転で排気ガスを誘引し、強風下であっても煙突110内を負圧に維持して煙突110から円滑に排気することができ、その結果、燃焼性能を安定させることができるようになった。

    サイクロン本体201のアウターコーン204の内側にステンレス製のインナーコーン205を配置したので、低温腐食に対する対策を講じることができるようになった。 暖房運転中は、熱交換部106内部や排気管108内部は高温(約300℃)状態であるので、燃焼ガス中に含まれる硫黄分に起因する低温腐食が問題となることはないが、上述のように加圧ブースター208により常温の外気を排ガス導入部202に吸入したことにより、常温の外気と高温の排気ガスが混合されて、排ガス導入部202からサイクロン本体201内に流入する排気ガスの温度が約300℃から約200℃に低下する結果、インナーコーン205の内面に硫酸(H SO )蒸気の凝縮水(露)を生じさせる。

    インナーコーン205をステンレス製としたことにより上記低温腐食に対する防食性を図ると同時に、図4に示すように、内側のインナーコーン205のみを交換すればよいから、メンテナンス性にも優れる。 インナーコーン205を低温腐食に強いステンレス素材、アウターコーン204を含む他の部材を安価な鉄素材から構成することで、製作コストの低廉化をさらに図ることができる。

    図5は本発明の他の実施形態を示すもので、煙突110の内部に風圧センサ(圧力センサ)212を配置し、風圧センサ212からの風圧信号により、加圧ブースター208の送風量を調整するようにしたものである。 すなわち、加圧ブースター208はその送風により排気ガスを誘引し、煙突110内を負圧に維持して排気ガスを円滑に排気する役割をするが、強風下の条件によっては、加圧ブースター208による排風力に抗して煙突110内が正圧となる場合がある。 この場合には、加圧ブースター208の送風量を増加し、煙突110内を負圧に維持する必要がある。

    そこで、煙突110の内部に風圧センサ212を配置し、風圧センサ212からの風圧信号(制御信号)を加圧ブースター208のモータ210に送信し、風圧信号が正圧になる場合(煙突110内部が正圧になる場合)には、モータ210の回転を増速して、加圧ブースター208の送風量を初期設定値から増加し、常に煙突110内を負圧に維持するようにした。 なお、煙突110内が負圧に戻れば、風圧センサ212からの風圧信号により、加圧ブースター208の送風量を初期設定値に戻すように制御する。

    この場合、加圧ブースター208による送風量の制御は、風圧センサ212に基づき、上記したインバータによるモータ210の回転数制御の他、煙突110内に設けたダンパ(図示せず)の開度制御によって行うことができる。 これによって、煙突110内を常に負圧に維持して煙突110から常に円滑に排気することができ、燃焼性能を常時安定させることができる。

    かくして、本実施形態の施設園芸用温風暖房機100によれば、排気ガス中に含まれる燃焼残滓を効率よく捕集して排気ガスのみを煙突から放出し、燃焼残滓の飛散による諸問題を解決し、また、強風下でも燃焼性能を安定化して暖房費の節約を図れるようになった。

    本発明に係る施設園芸用温風暖房機は、排気ガス中に含まれる燃料残滓を捕集可能な温風暖房機として、また、安定した燃焼性能を発揮可能な温風暖房機として、利用可能である。

    100,100' 施設園芸用温風暖房機 101 ケーシング 102 火炉 103 燃焼装置 104 バーナー部 105 送風機 106 熱交換部 106a,202A 連通部 107 煙室 108 排気管 109 接続管 110 煙突 111 温風吐出口 112 温風供給ダクト 200 捕集部 201 サイクロン本体 202 排ガス導入部 202a 排ガス導入部の背面 203 上部ケーシング 203A 排ガス導入口 203B,204A,205A フランジ 204 アウターコーン 205 インナーコーン 206 収容ボックス(収容部)
    206a 扉 207 旋回ガイド筒 207a 旋回通路 208 加圧ブースター 209 ノズル部 209A ノズル孔 210 モータ 211 仕切板 212 風圧センサ 250 支柱 251 支持部材 G 排気ガス S 燃焼残滓

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