Bearing device

阅读:400发布:2021-09-19

专利汇可以提供Bearing device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To enhance workability in grease supplying operation by suppressing intrusion of the earth, sand, etc. into a greasing hole provided in a boss member. SOLUTION: A projection 26 is formed on each O-ring 25 to seal the gap between the end face 14B in axial direction of a boss cylinder 14 and end faces 19B and 20B of a left 19 and a right thrust plate 20, and in the condition that the gaps between the boss cylinder 14 end face 14B and the thrust plate end faces 19B and 20B are sealed with O-rings 25, the greasing hole 15 in the boss cylinder 14 is choked by fitting the projection 26 on the O-ring 25 in the greasing hole 15. The projection 26 on the O-ring 25 hinders certainly the earth, sand, etc. from intruding into the greasing hole 15, which precludes clogging of a grease nipple 16 accommodated in a nipple accommodation hole 15B of the greasing hole 15, and it is possible to enhance the workability in the grease supplying operation. COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT,下面是Bearing device专利的具体信息内容。

  • 内周側にブッシュが配設されたボス部材と、該ボス部材と軸方向で対向して配置される相手方部材と、前記ボス部材のブッシュと前記相手方部材とに挿嵌され前記ボス部材と前記相手方部材とを相対回転可能に連結する連結ピンと、前記ボス部材の軸方向の端面と前記相手方部材との間の隙間を全周に亘ってシールするOリングと、前記ボス部材に設けられ前記ブッシュと前記連結ピンとの摺動面に潤滑油を供給するための給脂孔とを備えてなる軸受装置において、
    前記給脂孔は前記ボス部材の軸方向の端面に設け、前記Oリングには、前記ボス部材の給脂孔を閉塞する突起部を設ける構成としたことを特徴とする軸受装置。
  • 前記相手方部材には前記ボス部材と軸方向で対面するスラスト受け部を設け、該スラスト受け部のうち前記給脂孔と対応する部位には、前記Oリングの突起部を前記ボス部材の給脂孔に対して取付け、取外しするときのガイドとなる切欠部を設ける構成としてなる請求項1に記載の軸受装置。
  • 前記ボス部材の給脂孔は、前記ボス部材の外部から前記ブッシュへと潤滑油を導く油孔と、該油孔に連通すると共に外部に開口して形成され、前記油孔に給脂する給脂用のニップルを収容するニップル収容孔とにより構成し、
    前記Oリングの突起部は、前記ニップル収容孔に嵌合することにより前記給脂孔を閉塞する構成としてなる請求項1または2に記載の軸受装置。
  • 前記ボス部材の軸方向端面の外周側には、全周に亘ってテーパ状に傾斜したボス部材側テーパ溝を設け、前記相手方部材の軸方向端面の外周側には、該ボス部材側テーパ溝に対向すると共に全周に亘ってテーパ状に傾斜した相手方部材側テーパ溝を設け、前記Oリングは前記ボス部材側テーパ溝と前記相手方部材側テーパ溝との間に配置し、前記給脂孔は前記ボス部材側テーパ溝に開口する構成としてなる請求項1,2または3に記載の軸受装置。
  • 说明书全文

    本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に装備される作業装置のピン結合部等に用いて好適な軸受装置に関する。

    一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。 そして、油圧ショベルの作業装置は、ブーム、アーム及びバケットによって大略構成され、上部旋回体とブームとの間、ブームとアームとの間、アームとバケットとの間は、それぞれ軸受装置を用いて互いに回動可能に連結されている。

    ここで、例えばアームとバケットとの間に設けられる軸受装置は、アームの先端側に設けられ内周側にブッシュが配設されたボス部材と、該ボス部材と軸方向で対向して配置される相手方部材としての一対のブラケットと、ボス部材のブッシュと各ブラケットとに挿嵌されボス部材と各ブラケットとを相対回転可能に連結する連結ピンとにより大略構成されている。

    この場合、ボス部材の外周面には、通常、ブッシュと連結ピンとの摺動面に潤滑油を供給するための給脂孔が設けられ、該給脂孔にはグリースニップルが取付けられている。 そして、定期的な保守、点検作業時に、グリースニップルから給脂孔を通じて、ブッシュと連結ピンとの摺動面にグリース等の潤滑油を給脂することにより、ボス部材と各ブラケットとを長期に亘って円滑に相対回転させることができる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。

    特開2000−120693号公報

    また、他の従来技術として、連結ピンに軸方向に延びる油孔を設けると共に、この油孔に連通する大径なニップル収容孔を設け、ニップル収容孔の底部にグリースニップルを螺着する構成となった軸受装置が提案されている(特許文献2参照)。

    実開平7−20341号公報

    この特許文献2の軸受装置は、ニップル収容孔内にグリースニップルを収容した状態で、蓋面部を有するプラグによってニップル収容孔を閉塞することにより、掘削作業時の土砂等からグリースニップルを保護することができる構成となっている。

    しかし、上述した特許文献2による従来技術では、給脂作業時においてニップル収容孔に収容されたグリースニップルにグリース注入金具を接続するため、プラグの蓋面部にスリットを設ける構成としている。

    このため、例えば泥濘地等での掘削作業時には、軟弱な泥土が蓋面部のスリットを通じてニップル収容孔内に侵入してしまう。 そして、ニップル収容孔内に侵入した泥土が固化し、この固化した泥土によってグリースニップルが目詰まりすることにより、給脂作業を行うときの作業性が低下してしまうという問題がある。

    本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、ボス部材に設けた給脂孔に土砂等が侵入するのを抑え、給脂作業の作業性を高めることができるようにした軸受装置を提供することを目的としている。

    上述した課題を解決するため本発明は、内周側にブッシュが配設されたボス部材と、該ボス部材と軸方向で対向して配置される相手方部材と、前記ボス部材のブッシュと前記相手方部材とに挿嵌され前記ボス部材と前記相手方部材とを相対回転可能に連結する連結ピンと、前記ボス部材の軸方向の端面と前記相手方部材との間の隙間を全周に亘ってシールするOリングと、前記ボス部材に設けられ前記ブッシュと前記連結ピンとの摺動面に潤滑油を供給するための給脂孔とを備えてなる軸受装置に適用される。

    そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記給脂孔は前記ボス部材の軸方向の端面に設け、前記Oリングには、前記ボス部材の給脂孔を閉塞する突起部を設けたことにある。

    請求項2の発明は、前記相手方部材には前記ボス部材と軸方向で対面するスラスト受け部を設け、該スラスト受け部のうち前記給脂孔と対応する部位には、前記Oリングの突起部を前記ボス部材の給脂孔に対して取付け、取外しするときのガイドとなる切欠部を設ける構成としたことにある。

    請求項3の発明は、前記ボス部材の給脂孔は、前記ボス部材の外部から前記ブッシュへと潤滑油を導く油孔と、該油孔に連通すると共に外部に開口して形成され、前記油孔に給脂する給脂用のニップルを収容するニップル収容孔とにより構成し、前記Oリングの突起部は、前記ニップル収容孔に嵌合することにより前記給脂孔を閉塞する構成としたことにある。

    請求項4の発明は、前記ボス部材の軸方向端面の外周側には、全周に亘ってテーパ状に傾斜したボス部材側テーパ溝を設け、前記相手方部材の軸方向端面の外周側には、該ボス部材側テーパ溝に対向すると共に全周に亘ってテーパ状に傾斜した相手方部材側テーパ溝を設け、前記Oリングは前記ボス部材側テーパ溝と前記相手方部材側テーパ溝との間に配置し、前記給脂孔は前記ボス部材側テーパ溝に開口する構成としたことにある。

    請求項1の発明によれば、連結ピンを用いてボス部材と相手方部材との間を連結し、ボス部材の軸方向の端面と相手方部材との間の隙間をOリングによってシールした状態で、ボス部材の給脂孔を、Oリングに設けた突起部によって閉塞することができる。 これにより、給脂孔内に土砂等が侵入するのをOリングの突起部によって確実に阻止し、給脂孔を通じて円滑に潤滑油を流通させることができるので、給脂作業の作業性を高めることができる。 この結果、ボス部材のブッシュと連結ピンとの摺動面を、潤滑油によって常に適正に潤滑することができ、ボス部材と相手方部材とを長期に亘って円滑に相対回転させることができる。

    また、ボス部材の軸方向の端面と相手方部材との間の隙間をシールするOリングを利用して突起部を設けることにより、例えばボス部材の給脂孔を閉塞するための専用のプラグ等を用いる場合に比較して、部品点数を削減することができ、製造コストの低減にも寄与することができる。 また、突起部をOリングに設けることにより、何らかの原因でボス部材の給脂孔から突起部が離脱したとしても、この突起部が紛失してしまうのを防止することができる。

    請求項2の発明によれば、相手方部材のスラスト受け部のうち給脂孔と対応する部位に、Oリングの突起部を給脂孔に対して取付け、取外しするときに、この突起部のガイドとなる切欠部を設けている。 従って、ボス部材のブッシュと連結ピンとの摺動面に対する給脂作業時に、スラスト受け部の切欠部の位置と給脂孔の位置とを一致させることにより、ボス部材の給脂孔を閉塞したOリングの突起部を、スラスト受け部の切欠部に沿って容易に給脂孔から取外すことができ、この給脂孔を通じてブッシュと連結ピンとの摺動面に潤滑油を供給することができる。

    一方、潤滑油を供給した後には、Oリングの突起部を、スラスト受け部の切欠部に沿って容易にボス部材の給脂孔に取付けることができる。 このように、給脂孔に対する突起部の取付け、取外し作業を切欠部のガイドによって迅速に行うことができるので、給脂作業の作業性を一層高めることができる。

    請求項3の発明によれば、給脂孔を油孔とニップル収容孔とにより構成し、Oリングの突起部をニップル収容孔に嵌合させる構成としたので、ニップル収容孔に収容された給脂用のニップルを、Oリングの突起部によって保護することができる。

    請求項4の発明によれば、給脂孔をボス部材側テーパ溝に開口させたので、ボス部材側テーパ溝と相手方部材側テーパ溝との間にOリングを配置した状態で、Oリングの突起部を確実に給脂孔に取付けることができる。 これにより、ボス部材の軸方向端面と相手方部材との間の隙間をシールする作用と、給脂孔内への異物の侵入を阻止する作用とを、1個のOリングによって同時に行うことができる。

    以下、本発明に係る軸受装置の実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。

    図中、1は油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置4とにより大略構成されている。

    そして、作業装置4は、上部旋回体3の前部側に回動可能にピン結合されたブーム5と、該ブーム5の先端側に回動可能にピン結合されたアーム6と、該アーム6の先端側に回動可能にピン結合されたバケット7と、ブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10とにより大略構成されている。

    ここで、上部旋回体3とブーム5との間のピン結合部、ブーム5とアーム6との間のピン結合部、アーム6とバケット7との間のピン結合部には、それぞれ軸受装置が設けられており、例えばアーム6とバケット7とは、後述の軸受装置11を介して回動可能に連結されている。

    この場合、図1の油圧ショベル1は、作業装置4を給脂姿勢とした状態を示しており、ブーム5は前方に延び、アーム6は車体側に折畳まれ、バケット7はブーム5とアーム6との間に抱え込まれている。 そして、これらブーム5、アーム6、バケット7等を図1に示す給脂姿勢に保持した状態で、上部旋回体3とブーム5との間のピン結合部、ブーム5とアーム6との間のピン結合部、アーム6とバケット7との間のピン結合部等に対し、定期的にグリース等の潤滑油を給脂する作業を行う構成となっている。

    11はアーム6とバケット7との間のピン結合部に設けられた軸受装置で、該軸受装置11は、アーム6に対してバケット7を回動可能に支持するものである。 そして、軸受装置11は、図2に示すように、後述のアームボス12、ブッシュ17、ブラケット18、連結ピン23、Oリング25等により構成されている。

    12はアーム6の先端側に設けられたボス部材としてのアームボスで、該アームボス12は、溶接等の手段を用いてアーム6の先端に一体に固着されるものである。 ここで、アームボス12は、薄肉な円筒体からなり左,右方向に延びた中間筒体13と、該中間筒体13の左,右両端部にそれぞれ溶接によって固着された厚肉な円筒体からなる左,右のボス筒体14,14とにより構成されている。

    そして、左,右のボス筒体14の内周側は、ブッシュ嵌合孔14Aとなり、このブッシュ嵌合孔14Aには後述のブッシュ17が嵌合する構成となっている。 また、左,右のボス筒体14の軸方向の端面14Bは、それぞれ後述する左,右のブラケット18に対面している。 さらに、図3等に示すように、ボス筒体14の端面14Bの外周側には、全周に亘ってテーパ状に傾斜したボス部材側テーパ溝14Cが形成され、このボス部材側テーパ溝14Cには、後述の給脂孔15の一端側が開口する構成となっている。

    15,15は本実施の形態に適用される給脂孔で、これら各給脂孔15は、従来技術とは異なり、左,右のボス筒体14の軸方向の端面14Bにそれぞれ設けられている。 そして、これら各給脂孔15は、後述するブッシュ17と連結ピン23との摺動面に潤滑油を供給するものである。 ここで、給脂孔15は、図2ないし図4に示すように、ボス部材14の端面14Bに設けたボス部材側テーパ溝14Cからブッシュ嵌合孔14Aに向けて斜め下向きに延びて設けられている。

    この場合、給脂孔15は、ボス筒体14の外部からブッシュ嵌合孔14Aへと潤滑油を導く小径な油孔15Aと、該油孔15Aに連通すると共にボス部材側テーパ溝14Cに開口した大径なニップル収容孔15Bとにより構成されている。 そして、ニップル収容孔15B内には、先端側を油孔15Aに螺着した状態で給脂用のグリースニップル16が収容され、該グリースニップル16にグリースガン等(図示せず)を接続することにより、給脂孔15を通じてブッシュ17と連結ピン23との摺動面にグリース等の潤滑油を供給する構成となっている。

    17,17は各ボス筒体14のブッシュ嵌合孔14Aにそれぞれ設けられた円筒状のブッシュで、これら各ブッシュ17は、ボス筒体14のブッシュ嵌合孔14Aに圧入状態で嵌合している。 そして、各ブッシュ17の内周側には後述の連結ピン23が摺動可能に挿嵌され、ブッシュ17の内周面17Aは連結ピン23との摺動面となっている。 ここで、図4及び図6に示すように、ブッシュ17の内周面17Aには環状な内周側油溝17Bが形成され、ブッシュ17の外周面には環状な外周側油溝17Cが形成され、これら内周側油溝17Bと外周側油溝17Cとは、連通孔17Dによって連通している。

    そして、ブッシュ17の外周側油溝17Cは、ボス筒体14に設けた給脂孔15に連通し、この給脂孔15を通じて供給されたグリース等の潤滑油は、ブッシュ17の外周側油溝17C、連通孔17D、内周側油溝17Bを通じて、ブッシュ17と連結ピン23との摺動面(ブッシュ17の内周面17A)に供給される構成となっている。

    18,18はバケット7に固着して設けられた相手方部材としての左,右一対のブラケットで、該各ブラケット18は、厚肉な鋼板等を用いて平板状に形成され、後述の連結ピン23が挿嵌されるピン挿嵌孔18Aが設けられている。 そして、各ブラケット18は、アームボス12を挟んだ状態で当該アームボス12と軸方向で対向して配置され、ピン挿嵌孔18Aに挿嵌された連結ピン23により、アームボス12に相対回転可能に取付けられるものである。

    19は左側のブラケット18に設けられたスラスト受け部としての左スラストプレートで、該左スラストプレート19は、左側のブラケット18のうちアームボス12側となる内側面に溶接等の手段を用いて固着され、ボス筒体14の軸方向の端面14Bと僅かな隙間をもって対面するものである。 ここで、左スラストプレート19は、図4及び図7に示すように、全体として厚肉な円板状に形成され、その中央部には後述の連結ピン23が挿嵌されるピン挿嵌孔19Aが設けられている。

    また、左スラストプレート19の軸方向の端面19Bの外周側には、ボス筒体14に設けたボス部材側テーパ溝14Cと対面すると共に全周に亘ってテーパ状に傾斜した相手方部材側テーパ溝19Cが形成されている。 さらに、相手方部材側テーパ溝19Cが形成された左スラストプレート19の端面19Bの一部には、後述の切欠部27が形成されている。

    20は右側のブラケット18に設けられたスラスト受け部としての右スラストプレートで、該右スラストプレート20は、右側のブラケット18のうちアームボス12側となる内側面に、後述の隙間調整機構21を介して取付けられ、ボス筒体14の軸方向の端面14Bと僅かな隙間をもって対面するものである。 ここで、右スラストプレート20は、図6及び図8に示すように、左スラストプレート19よりも薄肉な円板状に形成され、その中央部には後述の連結ピン23が挿嵌されるピン挿嵌孔20Aが設けられている。

    また、右スラストプレート20の軸方向の端面20Bの外周側には、ボス筒体14に設けたボス部材側テーパ溝14Cと対面すると共に全周に亘ってテーパ状に傾斜した相手方部材側テーパ溝20Cが形成されている。 また、ピン挿嵌孔20Aと相手方部材側テーパ溝20Cとの間には、後述のボルト21Eが螺合する複数のボルト孔(雌ねじ孔)20Dが螺設されている。 さらに、相手方部材側テーパ溝20Cが形成された右スラストプレート20の端面20Bの一部には、後述の切欠部28が形成されている。

    21はブラケット18と右スラストプレート20との間に設けられた隙間調整機構で、該隙間調整機構21は、左,右のスラストプレート19,20の端面19B,20Bとボス筒体14の端面14Bとの間に形成される隙間を調整するものである。 ここで、隙間調整機構21は、図6に示すように、右側のブラケット18にそれぞれ溶接等によって固着された内側スペーサ21A、外側スペーサ21Bと、外側スペーサ21Bの外側に配置された押え板21Cと、内側スペーサ21Aと右スラストプレート20との間、及び外側スペーサ21Bと押え板21Cとの間に配置された複数の薄肉なシム板21D,21D,…と、ブラケット18、各スペーサ21A,21B、押え板21C、各シム板21Dに挿通され、右スラストプレート20のボルト孔20Dに螺合する複数のボルト21Eとにより構成されている。

    そして、内側スペーサ21Aと右スラストプレート20との間に配置するシム板21Dの枚数を調整することにより、左スラストプレート19の端面19Bとボス筒体14の端面14Bとの間の隙間、右スラストプレート20の端面20Bとボス筒体14の端面14Bとの間の隙間を、隙間調整機構21によって適宜に調整することができる構成となっている。

    22は左側のブラケット18のうち左スラストプレート19とは反対側となる外側面に固着して設けられた円筒状の廻止めリングで、該廻止めリング22は、後述の連結ピン23をブラケット18に対して抜止め、廻止めするものである。 ここで、廻止めリング22は、ブラケット18のピン挿嵌孔18Aと同心状に配置され、廻止めリング22には、後述のストッパピン24が挿通されるストッパ挿通孔22Aが、径方向に貫通して設けられている。

    23はアームボス12と左,右のブラケット18とを相対回転可能に連結する連結ピンで、該連結ピン23は、図2に示すように、アームボス12のボス筒体14に嵌合された各ブッシュ17、左,右のブラケット18のピン挿嵌孔18A、左,右のスラストプレート19,20のピン挿嵌孔19A,20A、隙間調整機構21に摺動可能に挿嵌されるものである。 ここで、連結ピン23の一端側には大径鍔部23Aが一体に設けられ、連結ピン23の他端側には、後述のストッパピン24が挿通されるストッパ挿通孔23Bが径方向に貫通して設けられている。

    そして、連結ピン23をアームボス12の各ブッシュ17、左,右のブラケット18のピン挿嵌孔18A、左,右のスラストプレート19,20のピン挿嵌孔19A,20A、隙間調整機構21に挿嵌し、大径鍔部23Aを隙間調整機構21の押え板21Cに当接させた状態で、連結ピン23のストッパ挿通孔23Bと廻止めリング22のストッパ挿通孔22Aとにストッパピン24を挿通することにより、連結ピン23は各ブラケット18に対して抜止め、廻止め状態に取付けられている。

    25,25はボス筒体14のボス部材側テーパ溝14Cと左スラストプレート19の相手方部材側テーパ溝19Cとの間、ボス筒体14のボス部材側テーパ溝14Cと右スラストプレート20の相手方部材側テーパ溝20Cとの間に設けられた左,右のOリングで、該各Oリング25は、ボス筒体14の軸方向の端面14Bと、左,右のスラストプレート19,20の軸方向の端面19B,20Bとの間の隙間を全周に亘ってシールするものである。 ここで、Oリング25は、図4、図6、図9等に示すように、例えばゴム等の弾性材料を用いて断面円形状のリング体として形成されている。 また、Oリング25には後述の突起部26が一体形成されている。

    そして、Oリング25は、ボス筒体14の軸方向の端面14Bと左スラストプレート19の端面19Bとの間の隙間、ボス筒体14の軸方向の端面14Bと右スラストプレート20の端面20Bとの間の隙間を塞ぐことにより、当該隙間内に土砂等の異物が侵入するのを防止する構成となっている。

    26はOリング25に設けられた突起部で、該突起部26は、ボス筒体14に設けた給脂孔15を閉塞するものである。 ここで、突起部26は、例えばOリング25に一体形成され、Oリング25の表面から突出する略円錐台状の突起体からなっている。 この場合、図4等に示すように、突起部26の突出端側の外径は、給脂孔15を構成するニップル収容孔15Bの孔径と同径に、または若干小さく設定され、突起部26の根元側(Oリング25側)の外径は、ニップル収容穴15Bの孔径とほぼ等しいか、または若干大きく設定されている。

    そして、図4及び図6に示すように、ボス筒体14の軸方向の端面14Bと、左,右のスラストプレート19,20の端面19B,20Bとの間の隙間をOリング25によってシールした状態で、突起部26は、ボス筒体14に設けた給脂孔15の軸中心線A−Aに沿って延び、給脂孔15のニップル収容孔15Bに隙間なく嵌合する。 これにより、ボス筒体14の軸方向の端面14Bと、左,右のスラストプレート19,20の端面19B,20Bとの間の隙間をOリング25によってシールすると同時に、このOリング25に一体に設けた突起部26によって、ボス筒体14の給脂孔15を閉塞することができ、土砂等の異物が給脂孔15に侵入するのを確実に防止できる構成となっている。

    27は左スラストプレート19に設けられた切欠部で、該切欠部27は、図4及び図7に示すように、相手方部材側テーパ溝19Cが形成された左スラストプレート19の外周縁部の一部を、給脂孔15の軸中心線A―Aとほぼ平行となるように斜めに切欠くことにより形成されている。 この場合、切欠部27は、アーム6のアームボス12とバケット7の各ブラケット18とを図2に示す給脂姿勢に保持した状態で、ボス筒体14の給脂孔15に対応する部位に形成されている。

    そして、Oリング25の突起部26は、ボス筒体14の給脂孔15に対して取付け、取外しするときに切欠部27の表面に当接することにより、当該切欠部27によってガイドされ、給脂孔15の軸中心線A−Aに沿って移動する。 これにより、給脂孔15に対する突起部26の取付け、取外し作業を切欠部27のガイドによって迅速に行うことができる構成となっている。

    28は右スラストプレート20に設けられた切欠部で、該切欠部28は、図6及び図8に示すように、相手方部材側テーパ溝20Cが形成された右スラストプレート20の外周縁部の一部を、給脂孔15の軸中心線A―Aとほぼ平行となるように斜めに切欠くことにより形成されている。 この場合、切欠部28も、左スラストプレート19の切欠部27と同様に、アームボス12と各ブラケット18とを図2に示す給脂姿勢を保持した状態で、ボス筒体14の給脂孔15に対応する部位に形成されている。

    そして、Oリング25の突起部26は、ボス筒体14の給脂孔15に対して取付け、取外しするときに切欠部28によってガイドされ、給脂孔15の軸中心線A−Aに沿って移動する。 これにより、給脂孔15に対する突起部26の取付け、取外し作業を切欠部28のガイドによって迅速に行うことができる構成となっている。

    本実施の形態による軸受装置11は上述の如き構成を有するもので、油圧ショベル1を用いた掘削作業時には、図1に示すバケットシリンダ10を伸縮させることにより、アーム6先端側のアームボス12に取付けられたバケット7が、軸受装置11の連結ピン23を中心として回動動作を行ない、土砂等を掘削する。

    ここで、ボス筒体14の軸方向の端面14Bと、左,右のスラストプレート19,20との間の隙間をOリング25によってシールした状態で、Oリング25に設けられた突起部26は、ボス筒体14に設けた給脂孔15のニップル収容孔15Bに隙間なく嵌合する。 これにより、Oリング25に一体に設けた突起部26によって、ボス筒体14の給脂孔15を閉塞することができる。

    従って、例えば泥濘地において掘削作業を行ったとしても、軟弱な泥土が給脂孔15内に侵入するのを突起部26によって確実に阻止することができる。 この結果、給脂孔15のニップル収容孔15Bに収容されたグリースニップル16が、泥土等によって目詰りするのを確実に防止することができ、グリースニップル16、給脂孔15等を長期に亘って適正な状態に維持することができる。

    次に、油圧ショベル1に対する保守、点検作業に伴い、軸受装置11等に対する給脂作業を行う場合には、まず、油圧ショベル1の作業装置4を、図1に示す給脂姿勢へと移動させる。

    このように、油圧ショベル1の作業装置4を給脂姿勢とし、図2に示すように、アーム6のアームボス12とバケット7の各ブラケット18とが給脂姿勢を保持した状態では、左スラストプレート19に設けた切欠部27が、ボス筒体14に設けた給脂孔15に対応する部位に配置されると共に、右スラストプレート20に設けた切欠部28が、ボス筒体14に設けた給脂孔15に対応する部位に配置される。

    この状態で、Oリング25の突起部26を、例えばドライバ等の工具(図示せず)を用いて引張ることにより、突起部26を、左スラストプレート19の切欠部27によってガイドした状態で、給脂孔15のニップル収容孔15Bから容易に取外すことができ、グリースニップル16をボス筒体14の外部に臨ませることができる。

    そして、図4に示すように、給脂孔15のニップル収容孔15Bから取外した突起部26を、例えば左スラストプレート19の外周面に引掛けた状態で、グリースガン(図示せず)をグリースニップル16に接続し、グリース等の潤滑油を吐出する。 これにより、グリース等の潤滑油は、給脂孔15の油孔15A、ブッシュ17の外周側油溝17C、連通孔17D、内周側油溝17Bを通じて、ブッシュ17と連結ピン23との摺動面(ブッシュ17の内周面17A)に供給されるので、当該摺動面を適正に潤滑することができる。

    このようにして、ブッシュ17と連結ピン23との摺動面に対する給脂作業が終了した後には、左スラストプレート19の外周面に引掛けたOリング25の突起部26を、再び給脂孔15のニップル収容孔15Bに嵌合させる。

    この場合、ボス筒体14に設けた給脂孔15に対応する部位には、左スラストプレート19に設けた切欠部27が配置されているので、Oリング25の突起部26を、切欠部27によってガイドした状態で容易に給脂孔15のニップル収容孔15Bに嵌合させることができる。 これにより、ボス筒体14の端面14Bと左スラストプレート19との間の隙間をOリング25によってシールすると同時に、Oリング25に一体に設けた突起部26によって、ボス筒体14の給脂孔15を閉塞することができ、土砂等の異物が給脂孔15に侵入するのを確実に防止することができる。

    かくして、本実施の形態によれば、ボス筒体14の軸方向の端面14Bと、左,右のスラストプレート19,20との間の隙間をシールするOリング25に突起部26を設け、ボス筒体14の端面14Bと各スラストプレート19,20との隙間をOリング25によってシールした状態で、ボス筒体14の給脂孔15内にOリング25の突起部26を嵌合させることにより、この突起部26によって給脂孔15を閉塞する構成としている。

    これにより、給脂孔15内に土砂等が侵入するのをOリング25の突起部26によって確実に阻止し、給脂孔15のニップル収容孔15B内に収容されたグリースニップル16が目詰りするのを防止することができる。 このため、グリースニップル16、給脂孔15を通じて円滑に潤滑油を流通させることができるので、給脂作業の作業性を高めることができる。 この結果、アームボス12に設けたブッシュ17と連結ピン23との摺動面を、潤滑油によって常に適正に潤滑することができ、アーム6のアームボス12とバケット7の各ブラケット18とを長期に亘って円滑に相対回転させることができる。

    また、ボス筒体14の端面14Bと左,右のスラストプレート19,20との間の隙間をシールするOリング25に突起部26を設けることにより、例えばボス筒体14の給脂孔15を閉塞するための専用のプラグ等を用いる場合に比較して、部品点数を削減することができ、製造コストの低減にも寄与することができる。 また、突起部26をOリング25に設けることにより、例えば掘削作業時の振動等によって給脂孔15から突起部26が離脱したとしても、この突起部26が紛失してしまうのを防止することができる。

    さらに、左,右のスラストプレート19,20には、アームボス12と左,右のブラケット18とを給脂姿勢に保持した状態で、ボス筒体14の給脂孔15に対応する部位に、給脂孔15の軸中心線A―Aとほぼ平行に延びる切欠部27,28を設ける構成としている。

    これにより、給脂孔15を閉塞したOリング25の突起部26を、左,右のスラストプレート19,20に設けた切欠部27,28に沿って容易に給脂孔15から取外すことができ、この給脂孔15のニップル収容孔15B内に収容したグリースニップル16等を通じて、ブッシュ17と連結ピン23との摺動面に潤滑油を供給することができる。 一方、潤滑油を供給した後には、Oリング25の突起部26を、左,右のスラストプレート19,20の切欠部27,28に沿って容易に給脂孔15に取付けることができる。 このように、Oリング25の突起部26を給脂孔15に対して取付け、取外しするときに、当該突起部26を切欠部27,28によってガイドすることにより、給脂孔15に対する突起部26の取付け、取外し作業を迅速に行うことができるので、給脂作業の作業性を一層高めることができる。

    なお、上述した実施の形態では、Oリング25に突起部26を一体形成した場合を例示している。 しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばOリングとは別部材からなる突起体を形成し、当該突起体をOリングに取付ける構成としてもよい。

    また、上述した実施の形態では、右スラストプレート20とブラケット18との間に隙間調整機構21を設けた場合を例示している。 しかし、本発明はこれに限らず、例えば左スラストプレート19と同様に、右スラストプレート20を溶接等によってブラケット18に固着する構成としてもよい。

    さらに、上述した実施の形態では、油圧ショベル1のアーム6とバケット7との間のピン結合部に用いた軸受装置11を例示している。 しかし、本発明はこれに限らず、本発明に係る軸受装置は、例えば上部旋回体3とブーム5との間のピン結合部、ブーム5とアーム6との間のピン結合部等、2部材間を回動可能に連結する部分に広く適用することができるものである。

    本発明の実施の形態による軸受装置が適用される油圧ショベルを示す正面図である。

    軸受装置を図1中の矢示II−II方向からみた断面図である。

    図1中のアーム先端部を、バケットを取外した状態で示す拡大図である。

    図2中の左スラストプレート、切欠部、給脂孔、Oリング、突起部等を拡大して示す拡大断面図である。

    突起部を給脂孔から取外した状態を示す図4と同様な拡大断面図である。

    図2中の右スラストプレート、切欠部、給脂孔、Oリング、突起部等を拡大して示す拡大断面図である。

    左スラストプレートを単体で示す斜視図である。

    右スラストプレートを単体で示す斜視図である。

    Oリングを単体で示す斜視図である。

    符号の説明

    11 軸受装置 12 アームボス(ボス部材)
    14 ボス筒体 14B,19B,20B 端面 14C ボス部材側テーパ溝 15 給脂孔 15A 油孔 15B ニップル収容孔 16 グリースニップル(給脂用のニップル)
    17 ブッシュ 18 ブラケット(相手方部材)
    19 左スラストプレート(スラスト受け部)
    19C,20C 相手方部材側テーパ溝 20 右スラストプレート(スラスト受け部)
    23 連結ピン 25 Oリング 26 突起部 27,28 切欠部

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