专利汇可以提供Imaging apparatus专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an imaging apparatus capable of obtaining an image focused on a desired object while suppressing picking up of needless images.
SOLUTION: A flowchart denoting processing flows of the imaging apparatus includes: a step S100 of first discriminating whether or not a selector SW is in an ON state or an OFF state; a step S104 of discriminating whether or not the imaging is perspective image when the selector SW is turned ON; a step S106 of measuring a distance up to each object in an imaged image when the discrimination is negative; a step S108 of setting a principal object; a step S110 of discriminating whether or not the principal object resides in a middle of the imaged image; a step S112 of applying focusing imaging to each object except the object in the middle when the discrimination is negative; a step S114 of applying focusing and imaging of the object in the middle of the imaged image; a step of shifting to the step S114 when the discrimination in the S110 is affirmative; a step S116 of discriminating whether or not an imaging mode is a macro imaging mode when the discrimination in the S104 is affirmative, a step of shifting to the step S112 when the discrimination in the step S116 is negative; and a step of shifting to the step S114 when the discrimination is affirmative.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Imaging apparatus专利的具体信息内容。
本発明は、撮像装置に係り、特に、撮像レンズにより該被写体の被写体像を撮像素子に結像する撮像装置に関する。
デジタルカメラは、被写体に合焦した後に撮像することで、撮像画像を得る。 ところが、1度の撮像時には、1度の合焦動作が一般的であり、被写体の画像は、ピントボケになる場合がある。 従って、被写体が近距離から遠距離の範囲で連続又は断続的に存在し、各被写体を良好な画質で撮像することを望む場合、撮像すべき所望位置にある被写体毎に合焦して撮像するという一連のカメラ撮像動作を繰り返し行わなければならなかった。
これに対し、任意に決定する合焦点位置から任意距離に自動的に合焦点位置を移動し、上記合焦点位置及び上記合焦点位置から任意距離の被写体を連続撮像し、複数の撮像画像を得るカメラの技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、撮像画面内の複数点の測距結果から主要被写体の位置を検出し、周辺に位置する主要被写体に対して焦点を合わせる技術も提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、前記特許文献1に記載される技術は、一律に、同一の撮像画面にて焦点位置を異ならせて連続撮像をする。 従って、複数の撮像画像を得ることはできるが、不要な撮像画像が生じる場合がある。
また、撮像を所望する被写体が、同一の撮像画面内の異なる場所に位置している場合には、前記特許文献2に記載されるような、1つの被写体にのみ焦点を合わせた撮像を行う技術は適当でない。
本発明は、上記事実を考慮し、余分な撮像画像を撮像することを抑制しつつ、所望する被写体に合焦した画像を得ることのできる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、被写体を撮像するための撮像レンズを含み、該撮像レンズにより被写体に合焦する合焦手段と、前記撮像レンズにより設定される撮像画面内の複数領域の各々に対応する被写体までの距離を測定する測距手段と、前記測距手段で測定した複数の距離に基づいて前記撮像画面内の複数領域の各々に対応する被写体の中から主要被写体を少なくとも1つ設定する設定手段と、前記撮像画面の中央部の被写体に合焦して撮像画像を得る撮像制御を行うとともに、前記主要被写体が前記撮像画面の周辺部に設定された場合に該主要被写体に合焦して撮像画像を得る撮像制御を更に行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、測距手段が、前記撮像レンズにより設定される撮像画面内の複数領域の各々に対応する被写体までの距離を測定し、設定手段が、前記測距手段で測定した複数の距離に基づいて前記撮像画面内の複数領域の各々に対応する被写体の中から主要被写体を少なくとも1つ設定する。 被写体を撮像する場合、被写体までの距離が短い被写体ほど主要な被写体である可能性が高い。 そこで、被写体までの距離が予め定めた所定距離(例えば最短距離)やその所定距離に対して一定範囲内の距離に含まれる被写体を、主要被写体に設定する。
そして、制御手段が、前記撮像画面の中央部の被写体に合焦して撮像画像を得る撮像制御を行うとともに、前記主要被写体が前記撮像画面の周辺部に設定された場合に該主要被写体に合焦して撮像画像を得る撮像制御を更に行う。 即ち、主要被写体が撮像画面の中央部に設定された場合は、1度の合焦撮像が行われ、主要被写体が撮像画面の周辺部に設定された場合は、少なくとも2度の合焦撮像が行われるよう制御される。 ここで、前記合焦は、被写体を撮像するための撮像レンズを含む合焦手段が、該撮像レンズにより行われている。
こうして、本発明は、余分な撮像画像が撮像されることを抑制しつつ、所望する被写体に合焦した画像を得ることができる。
また、本発明においては、1度の撮像指示により複数の撮像画像を得ることを指定する指定手段を更に備え、前記制御手段は、前記指定手段で指定された場合のみ前記撮像画面の周辺部に設定された主要被写体に合焦して撮像画像を得る撮像制御を更に行ってもよい。
本発明によれば、指定手段により複数の撮像画像を得ることを指定した場合のみ、撮像画面の周辺部に設定された主要被写体の撮像画像を得ることができ、複数の撮像画像を得ることを撮像者が選択することができる。
また、本発明においては、前記設定手段は、前記被写体が人物か否かを判定する判定手段を含み、前記判定手段で人物と判定された被写体を主要被写体に設定してもよい。
一般的に、主要被写体は人物となる可能性が高い。 そこで、本発明では、判定手段により被写体が人物か否かを判定し、人物と判定された被写体を主要被写体に設定する。 判定手段は、予め判定用の撮像画像を取得する取得手段を含み、取得した撮像画像からパターンマッチング等の形状判定処理を用い、人物を判定することができる。 これによって、効率よく所望の撮像画像を入手することが可能となる。
また、本発明においては、当該撮像装置の姿勢を検出する検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記検出手段により鳥瞰撮像の姿勢として予め定めた所定角度が検出された場合にのみ前記撮像画面の周辺部の被写体に合焦して撮像画像を得る撮像制御を更に行ってもよい。
撮像者と撮像を所望する被写体との間に、撮像者の視線を遮るものがある場合には、撮像者は、撮像装置を撮像者の視線の高さより高い位置に掲げ、鳥瞰撮像を行うことが考えられる。 このような場合には、LCD、ファインダ等の確認手段により、被写体の確認が困難な場合がある。 そこで、本発明では、検出手段によって、鳥瞰撮像の姿勢として予め定めた所定角度が検出された場合にのみ、撮像画面の周辺部の被写体に合焦した撮像画像を得る。 従って、撮像者が意図する被写体が撮像画面内の何れの位置、即ち中央部や周辺部の何れにあっても、その被写体に合焦した撮像画像を確実に得ることができる。
この場合、マクロ撮像による撮像画像を得ることを規定する規定手段を更に備え、前記制御手段は、前記規定手段でマクロ撮像による撮像画像を得ることが規定された場合に前記撮像制御を更に行うことを禁止してもよい。
マクロ撮像は、近接撮像が好適であるため、虫や花等の小形物の撮像に利用されることが多い。 この撮像時には、撮像装置の姿勢は鳥瞰撮像となる場合が多い。 しかし、該マクロ撮像の場合は、撮像者は、撮像画面を確認してから撮像を行うため、主要被写体ではない撮像画面の周辺部の被写体を合焦撮像する必要がない場合が殆どである。
従って、制御手段が備える規定手段が、マクロ撮像による撮像画像を得ることを規定された場合に、撮像制御を更に行うことを禁止することによって、余分な撮像画像を得ることを抑制することができる。
以上説明したように、本発明は、余分な撮像画像を撮像することを抑制しつつ、所望する被写体に合焦した画像を得ることのできる撮像装置を提供するという優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
近年は、デジタル画像データのデータ処理能力の向上に伴い、撮像後に加工処理が簡単にできるようになってきている。 しかし、焦点が合っていない被写体像の画像データを後処理により改善することは困難である。 従って、撮像後に処理加工するよりも、合焦して撮像することが望ましい。
また、同一の撮像画面にて複数の合焦撮像が可能であれば、撮像後に、画像データを単一の画像に処理することも可能である。 このことからも、同一の撮像画面にて、焦点位置を異ならせた複数回の撮像を行うことは有効である。
そこで、本実施形態では、撮像画面内の被写体が複数存在する場合、複数の被写体の各々について、合焦後に撮像することを、選択的に可能とするものである。
まず、図1を参照して、本実施形態に係るデジタルカメラ(以下、単に「カメラ」という)10の外観上の構成を説明する。
カメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ11と、撮像時に必要に応じて被写体に照射する光(撮像補助光)を発する発光部14と、撮像する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ16と、が備えられている。 また、カメラ10の上面には、撮像を実行する際に押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)18Aと、電源スイッチ18Bと、モード切替スイッチ18Cと、が備えられている。
なお、本実施形態に係るカメラ10のレリーズボタン18Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、カメラ10では、レリーズボタン18Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、オートフォーカス(AF)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮像)が行われる。
また、モード切替スイッチ18Cは、被写体に接近した状態で撮像するモードであるマクロ撮像モード、静止画像の撮像を行うモードである静止画撮像モード、動画像の撮像を行うモードである動画撮像モード、及び被写体像を後述するLCD20に再生するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際に回転操作される。
一方、カメラ10の背面には、前述のファインダ16の接眼部と、撮像された被写体像やメニュー画面等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という)20と、十字カーソルボタン18Dと、が備えられている。 なお、十字カーソルボタン18Dは、LCD20の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印ボタンを含んで構成されている。
さらに、カメラ10の背面には、LCD20にメニュー画面を表示させるときに押圧操作されるメニューボタンと、それまでの操作内容を確定するときに押圧操作される決定ボタンと、直前の操作内容をキャンセルするときに押圧操作されるキャンセルボタンと、発光部14の発光状態を設定するときに押圧操作される発光ボタンと、が備えられている。
一方、カメラ10の上面には、シャッター回数に応じた撮像(以下、「通常撮像」という)を行うか、1度のシャッターにより、同一の、前記レンズ11により設定される撮像画面(以下、単に「撮像画面」という)にて、複数回の連続撮像を行うか否かを選択するための選択スイッチボタン(以下、「選択SW」という)22が備えられている。
さらに、カメラ10の正面には、撮像画面内の被写体までの距離を検出する測距センサ24が備えられている。 測距センサ24としては、TOF式、位相差式、及び三角測量式等の光を用いる方式でもよいし、赤外線を用いる方式でもよく、測距可能であるならば、本実施形態においては方式は限らない。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るカメラ10の電気系の要部構成を説明する。
カメラ10は、前述のレンズ11を含んで構成された光学ユニット12と、レンズ11の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という)26と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部28と、を含んで構成されている。
また、カメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という)30と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部32と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部32は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ44の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD26の出力端はアナログ信号処理部28の入力端に、アナログ信号処理部28の出力端はADC30の入力端に、ADC30の出力端はデジタル信号処理部32の入力端に、各々接続されている。 従って、CCD26から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部28によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC30によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部32に入力される。
さらに、カメラ10は、前述の測距センサ24と接続し、測距センサ24の検出により当該カメラ10から撮像画面内の被写体の各位置までの距離を演算する測距演算部52と接続している。
前記測距演算部52は、撮像画面内の被写体のうち、当該カメラ10から最も近く、且つ人物である被写体を、主要被写体に設定する被写体設定部54と接続している。 前記被写体設定部54は、主要被写体が、撮像画面の中央部にあるのか、もしくは周辺部にあるのかを判断するようになっている。 そして、前記被写体設定部54は、後述のCPU40に、主要被写体が撮像画面の中央部にあるのか、もしくは周辺部にあるのかの判断結果を出力するようになっている。
なお、被写体設定部54は、被写体が人物であるときに主要被写体と設定することができる。 この場合、CPU40は被写体判断用として、撮像系により事前に撮像画像を取得するべく、撮像系を制御する。 この取得は、本発明の取得手段の機能に対応する。 取得した撮像画像について、被写体設定部54は、パターンマッチング等の形状判定を行い、人物を判定する。 なお、パターンマッチング等の形状判定処理は、被写体設定部54内に画像処理部を設けて処理してもよく、デジタル信号処理部32で処理させてその結果を用いてもよい。
また、カメラ10は、当該カメラ10の角度を検出する角度センサ56を備えている。 本実施形態では、角度センサ56として、図3(A)に示されるような、X、Y、Zの3軸における加速度を検出する3軸加速度センサが用いられている。 当該3軸加速度センサは、図3(B)に示されるように、抵抗回路3Aが配置された変位部3B、及び重錘3C等で形成されており、該抵抗回路3Aは、該変位部3Bが、変形によって生じる応力により抵抗値を変化させる。 そして、3軸加速度センサは、X、Y、Z各々の方向に形成される抵抗回路3Aにより、各軸において受ける応力を抵抗比で電気信号の変化を検出するようになっており、角度が検出できるようになっている。 なお、図3(B)には、矢印FXで示されるように、X方向に傾いている場合の3軸加速度センサが示されている。 また、図3(C)には、矢印FZで示されるように、Z方向に傾いている場合の3軸加速度センサが示されている。
当該角度センサ56は、角度センサ56の検出に基づき当該カメラ10の角度を演算する角度演算部58と接続している。 そして、前記角度演算部58は、当該カメラ10において行われている撮像が鳥瞰撮像か否かを判断する姿勢判断部60と接続している。 該姿勢判断部60は、前記角度演算部58が演算したカメラ10の角度がカメラ10の光軸が水平方向から下方へ向かう回転方向で予め定められた所定角度の場合は、当該撮像時のカメラ10の姿勢が鳥瞰撮像の姿勢であると判断するようになっている。 そして、該姿勢判断部60は、後述のCPU40に、鳥瞰撮像か否かの判断結果を出力するようになっている。
一方、カメラ10は、被写体像やメニュー画面等をLCD20に表示させるための信号を生成してLCD20に供給するLCDインタフェース38と、カメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮像により得られたデジタル画像データ等を記憶するメモリ44と、メモリ44に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース42と、を含んで構成されている。
さらに、カメラ10は、可搬型のメモリカード48をカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース46と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路50と、を含んで構成されている。
なお、本実施形態のカメラ10では、メモリ44としてフラッシュ・メモリ(Flash Memory)が用いられ、メモリカード48としてスマートメディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。
デジタル信号処理部32、LCDインタフェース38、CPU40、メモリインタフェース42、外部メモリインタフェース46及び圧縮・伸張処理回路50はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。 従って、CPU40は、デジタル信号処理部32及び圧縮・伸張処理回路50の作動の制御、LCD20に対するLCDインタフェース38を介した各種情報の表示、メモリ44及びメモリカード48へのメモリインタフェース42ないし外部メモリインタフェース46を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、カメラ10には、主としてCCD26を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD26に供給するタイミングジェネレータ34が備えられており、CCD26の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ34を介して制御される。
さらに、カメラ10にはモータ駆動部36が備えられており、光学ユニット12に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部36を介して制御される。
本実施形態に係るレンズ11は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。 このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部36から供給された駆動信号によって駆動される。
また、CPU40は被写体設定部54の設定に基づき、主要被写体が撮像画面内の周辺部にある場合は、モータ駆動部36を制御して主要被写体に合焦させるようになっている。
さらに、姿勢判断部60において鳥瞰撮像であると判断した場合は、主要被写体が撮像画面内の中央部にある場合であっても、モータ駆動部36を制御して、撮像画面内の被写体がそれぞれ合焦撮像されるようになっている。
さらに、前述のレリーズボタン18A、電源スイッチ18B、モード切替スイッチ18C、十字カーソルボタン18D、メニューボタン等の各種ボタン、スイッチ類(以下、「操作部18」と総称する場合がある)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部18に対する操作状態を常時把握できる。 また、前述した発光部14もCPU40に接続されており、発光部14による撮像補助光の発光もCPU40によって制御される。
そして、さらに、前述の選択SW22もCPU40に接続されており、CPU40は、当該選択SW22への操作状態を常時把握できるようになっている。
なお、SW22がON状態での撮像(複数回撮像)をした後に、LCD20に、該撮像された複数枚の画像を表示させ、記録するか否かの判断をさせる機構があってもよい。
次に、本実施形態の作用を図4のフローチャートに従い説明する。
例えば、撮像がスナップショットの場合は、被写体は人物であったり、背景、風景であったりする。 このような場合、撮像者は、選択SW22をONに設定する。 まず、選択SW22がONに設定された場合を説明する。
ステップ100では、選択SW22がONかOFFかが判断され、肯定されるとステップ102へ移行し、否定されるとステップ114へ移行する。 ここでは、選択SW22がONに設定されているため、ステップ102へ移行する。
ステップ102では、姿勢判断部60によりカメラ10の姿勢が検出され、次のステップ104において、当該撮像が鳥瞰撮像か否か、即ち、前記ステップ102で検出されたカメラ10の傾きが所定角度であるか否かが判断される。 鳥瞰撮像である場合には、ステップ104で肯定されてステップ116へ移行し、ステップ104で否定されると、ステップ106へ移行する。
ステップ106では、測距センサ24及び測距演算部52による撮像画面内の各被写体までの距離が測定される。 次のステップ108では、被写体設定部54にて、カメラ10から最も短い距離に位置する被写体が主要被写体に設定される。 なお、主要被写体の設定は、カメラ10から最短距離の被写体に限定されない。 例えば、予め定めた距離の被写体でもよく、人物でもよい。 次に、ステップ110では、前記主要被写体が、撮像画面の中央部にあるか否かが判断され、撮像画面の中央部にない場合、否定され、ステップ112へ移行し、肯定されるとステップ114へ移行する。
ステップ112では、撮像画面の中央部にある被写体を除いた各々の被写体に対する合焦撮像が行われる。 次のステップ114では、撮像画面の中央部にある被写体の合焦撮像が行われる。
ここで、主要被写体が撮像画面の中央部に設定されない構図の例を示す。
図5(A)に示されているのは、セールスマン5A1が、新車5A2の紹介を行っている様子を示す構図である。 セールスマン5A1は、新車5A2よりもカメラ10側に立っている。 即ち、セールスマン5A1は、新車5A2よりもカメラ10との距離が短い。 そして、新車5A2が、撮像画面内の中央部にあるするように位置決めされている。
図5(B)には、図5(A)の構図における、カメラ10から各被写体までの距離概念が示されている。 矢印の方向にカメラ10からの距離は長くなり、矢印5Bで示される位置が撮像画面の中央部である。 従って、セールスマン5A1は、矢印5Bで示された新車5A2よりも該矢印の上流側に位置する。
該構図では、カメラ10から最も近い距離にある人物の被写体がセールスマン5A1であることから、主要被写体は、セールスマン5A1に設定される。 そして、該主要被写体は、撮像画面内の中央部にない。 従って、図5(A)に示されるような構図の場合は、主要被写体となるセールスマン5A1の合焦撮像、及び撮像画面内の中央部に位置決めされた新車5A2の合焦撮像のそれぞれが行われる。
次に、選択SWがOFFに設定された場合は、上記ステップ100で否定され、ステップ114へ移行する。 例えば撮像者がポートレート撮像を意図する場合は、被写体は人物単体であるので、複数回撮像は不要である。 従って、選択SW22がOFFに設定されることで、撮像画面の中央部の被写体の撮像のみが行われ、周辺部の被写体が合焦撮像されることはない。
次に、鳥瞰撮像について説明する。 鳥瞰撮像の場合、上記ステップ104で肯定され、ステップ116へ移行する。 ステップ116では、CPU40によりマクロ撮像モードであるか否かが判断され、否定されると、ステップ112へ移行し、肯定されるとステップ114へ移行する。
図6には、マクロ撮像ではなく、鳥瞰撮像をしている様子が示されている。 ここで、撮像を所望する被写体は人物6Aである。 しかし、人垣6B1、6B2に遮られ、ファインダ16、又はLCD20による構図の確認ができず、人物6Aを中心とした構図を決定できない状況である。 このような状況では、図6に示されるように、撮像者6Cは、カメラ10を掲げる体勢となり、ファインダ16、又はLCD20による構図決定が困難である。 従って、このような撮像では、人物6Aを撮像画面の中央部に位置させる構図で撮像することが困難である。
従って、中央部を含め周辺部の被写体に対する撮像画像を得ることが望まれる。
一方、カメラ10の傾きが所定角度以上である場合であったとしても、モード切替スイッチ18Cが、マクロ撮像モードに設定された撮像、例えば、開花している花を接近した状態で撮像する場合は、撮像画面の中心部(即ち、開花している花)の合焦撮像のみが行われればよく、撮像画面の周辺部で合焦撮像する必要はない。
そこで、本実施形態では、姿勢判断部60の判断により、鳥瞰撮像であることが判断され、且つ、CPU40の判断により、マクロ撮像モードではないと判断されたときに、撮像画面内の被写体の合焦撮像が行われる。
次に、主要被写体が撮像画面の中央部に設定された構図の例を示す。
図7(A)に示されているのは、演説者7A1が演説する様子を示す構図である。 該構図では、演説者7A1は、撮像画面内の中央部に位置している。 また、該演説者7A1の後方には、上空を飛ぶ飛行機7A2があり、該飛行機7A2も同一の撮像画面内に収まっている。
図7(B)には、図7(A)の構図における、カメラ10から各被写体までの距離概念が示されている。 矢印の方向にカメラ10からの距離は長くなり、矢印7Bで示される位置が撮像画面の中央部である。 従って飛行機7A2は、矢印7Bで示された演説者7A1よりも該矢印の下流側に位置する。
該構図では、カメラ10から最も近い距離にある人物の被写体が演説者7A1であることから、主要被写体は、演説者7A1に設定される。 そして、該主要被写体は、撮像画面の中央部に位置決めされている。 従って、図7(A)に示されるような構図の場合は、演説者7A1の合焦撮像のみが行われる。
次に、主要被写体が撮像画面の中央部に設定されず、周辺部に被写体が複数ある構図の例を示す。
図8(A)に示されているのは、落語家8A3の落語公演を観客8A1が鑑賞する様子を示す構図である。 該構図では、撮像画面の中央部には、落語家8A3が座る舞台8A2が位置決めされている。
図8(B)には、図8(A)の構図における、カメラ10から各被写体までの距離概念が示されている。 矢印の方向にカメラ10からの距離は長くなり、矢印8Bで示される位置が撮像画面の中央部となる距離である。 従って観客8A1は、矢印8Bで示された舞台8A2よりも該矢印の上流側に位置し、落語家8A3は、舞台8A2よりも該矢印の上流側に位置する。
該構図では、カメラ10から最も近い距離にある人物の被写体が観客8A1であることから、主要被写体は、観客8A1に設定される。 そして、該主要被写体は、撮像画面の中央部にない。 従って、図8(A)に示されるような構図の場合は、観客8A1の合焦撮像、撮像画面の中央部に位置決めされた舞台8A2の合焦撮像、及び落語家8A3の合焦撮像が行われる。 なお、舞台8A2に合焦させたときに、落語家8A3が該合焦の被写体深度を超える距離に位置しない場合は、観客8A1の合焦撮像、及び舞台8A2の合焦撮像の2度の合焦撮像が行われる。
前述の説明の通り、主要被写体が撮像画面の中央部に位置決めされない場合は、撮像画面内の各々の被写体の合焦撮像が行われる。 但し、該合焦撮像は、各々の被写体毎に行われるとは限らない。 ある被写体に合焦したときの被写体深度を超えない距離の他の被写体は、該被写体と一緒に合焦撮像される。
このように、矢印の最上流に位置する被写体が人物であり、かつ撮像画面の中央部にある場合には、該被写体に合焦された撮像が1度のみ行われる。 そして、該被写体が撮像画面の中央部にない場合には、全ての被写体の合焦撮像が行われる。
以上の説明のように、本実施形態では、人物等の主要被写体が撮像画面の周辺部に存在する場合に、中央部に存在する被写体について合焦して撮像し、さらに、周辺部の主要被写体について合焦して撮像する。 従って、撮像者が意図することが予想される被写体に合焦された撮像画像を確実に得ることができる。
また、上記複数の撮像画像を得ることを、選択SW22によって選択することができるので、複数の撮像画像を得ることを望まない撮像者に対して、選択することの自由度を提供することができる。
さらに、鳥瞰撮像のように、撮像者が撮像画面の確認が困難な場合には、撮像画面の周辺部の被写体に合焦して撮像することができるので、所謂シャッターチャンスを逃すことなく、撮像者が意図することが予測される被写体に合焦された撮像画像を確実に得ることができる。
10 デジタルカメラ(撮像装置)
11 レンズ(撮像レンズ)
12 光学ユニット(合焦手段)
16 ファインダ18C モード切替スイッチ(規定手段)
20 LCD
22 選択スイッチボタン(指定手段)
24 測距センサ(測距手段)
26 CCD
28 アナログ信号処理部32 デジタル信号処理部34 タイミングジェネレータ36 モータ駆動部40 CPU(制御手段)
50 圧縮・伸張処理回路52 測距演算部(測距手段)
54 被写体設定部(設定手段)
56 角度センサ(検出手段)
58 角度演算部(検出手段)
60 姿勢判断部(制御手段)
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