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Paper sheet processor and paper sheet processing method

阅读:934发布:2023-01-27

专利汇可以提供Paper sheet processor and paper sheet processing method专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To minimize trouble on processing of an operator, and to prevent occurrence of counting discordance by wrong count during sorting between an undecided bill and a decided bill.
SOLUTION: Even when the undecided bills and the decided bills accumulated in temporary accumulation parts 41a-46a are mixed in time of jamming in the temporary accumulation parts 41a-46a or in time of opening/closing of temporary accumulation part doors 41b-46b, the operator can perform recount in a lump without being conscious of both the bills.
COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT,下面是Paper sheet processor and paper sheet processing method专利的具体信息内容。

  • バッチ処理単位の紙葉類群を仕切りカードにより区切った状態で、少なくとも2つ以上の紙葉類群を受入れる受入手段と、
    この受入手段により受入された仕切りカードあるいは紙葉類のいずれかを処理媒体として順次1枚ずつ搬送路に取出す取出手段と、
    この取出手段により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が仕切りカードであることを判別する第1の判別手段と、
    上記取出手段により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が紙葉類であることを判別する第2の判別手段と、
    この第2の判別手段による判別結果に基づいて、複数の一時集積部の一つに選択的に区分する区分手段と、
    上記第1の判別手段による仕切りカードの判別に基づいて、バッチ処理単位の紙葉類群の区分処理枚数を計数する計数手段と、
    上記受入手段により受入れた処理媒体がなくなった際に、上記全ての一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納し、上記一時集積部の1つが満杯になった際に、その一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納する収納手段と、
    上記一時集積部に確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とが混在して集積されている状態で、上記搬送路での搬送異常が発生した際に、上記搬送路による上記処理媒体の搬送処理を停止する第1の処理手段と、
    上記一時集積部の確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とを取出して、上記受入手段に再設定する設定手段と、
    この設定手段による再設定時に、上記記憶手段の確定済みの紙葉類の計数枚数の正負を反転して、上記受入れ手段からの処理を再開する第2の処理手段と、
    を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  • 仕切カードが、バッチ処理単位の紙葉類群の前後に1枚ずつセットされるものであることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  • バッチ処理単位の紙葉類群を仕切りカードにより区切った状態で、少なくとも2つ以上の紙葉類群を受入れる受入手段と、
    この受入手段により受入された仕切りカードあるいは紙葉類のいずれかを処理媒体として順次1枚ずつ搬送路に取出す取出手段と、
    この取出手段により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が仕切りカードであることを判別する第1の判別手段と、
    上記取出手段により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が紙葉類であることを判別する第2の判別手段と、
    この第2の判別手段による判別結果に基づいて、複数の一時集積部の一つに選択的に区分する区分手段と、
    上記一時集積部の装置本体側に設けられた開閉扉の開閉状態を検知する検知手段と、
    上記第1の判別手段による仕切りカードの判別に基づいて、バッチ処理単位の紙葉類群の区分処理枚数を計数する計数手段と、
    上記受入手段により受入れた処理媒体がなくなった際に、上記全ての一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納し、上記一時集積部の1つが満杯になった際に、その一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納する収納手段と、
    上記一時集積部に確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とが混在して集積されている状態で、上記検知手段により上記開閉扉の開閉が検知された際に、上記搬送路による上記処理媒体の搬送処理を停止する第1の処理手段と、
    上記一時集積部の確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とを取出して、上記受入手段に再設定する設定手段と、
    この設定手段による再設定時に、上記記憶手段の確定済みの紙葉類の計数枚数の正負を反転して、上記受入れ手段からの処理を再開する第2の処理手段と、
    を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  • 仕切カードが、バッチ処理単位の紙葉類群の前後に1枚ずつセットされるものであることを特徴とする請求項3に記載の紙葉類処理装置。
  • バッチ処理単位の紙葉類群を仕切りカードにより区切った状態で、少なくとも2つ以上の紙葉類群を受入れる受入工程と、
    この受入工程により受入された仕切りカードあるいは紙葉類のいずれかを処理媒体として順次1枚ずつ搬送路に取出す取出工程と、
    この取出工程により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が仕切りカードであることを判別する第1の判別工程と、
    上記取出工程により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が紙葉類であることを判別する第2の判別工程と、
    この第2の判別工程による判別結果に基づいて、複数の一時集積部の一つに選択的に区分する区分工程と、
    上記第1の判別工程による仕切りカードの判別に基づいて、バッチ処理単位の紙葉類群の区分処理枚数を計数する計数 上記受入工程により受入れた処理媒体がなくなった際に、上記全ての一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納し、上記一時集積部の1つが満杯になった際に、その一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納する収納手段と、
    上記一時集積部に確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とが混在して集積されている状態で、上記搬送路での搬送異常が発生した際に、上記搬送路による上記処理媒体の搬送処理を停止する第1の処理手段と、
    上記一時集積部の確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とを取出して、上記受入手段に再設定する設定手段と、
    この設定手段による再設定時に、上記記憶手段の確定済みの紙葉類の計数枚数の正負を反転して、上記受入れ手段からの処理を再開する第2の処理手段と、
    を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  • 仕切カードが、バッチ処理単位の紙葉類群の前後に1枚ずつセットされるものであることを特徴とする請求項5に記載の紙葉類処理装置。
  • バッチ処理単位の紙葉類群を仕切りカードにより区切った状態で、少なくとも2つ以上の紙葉類群を受入れる受入工程と、
    この受入工程により受入された仕切りカードあるいは紙葉類のいずれかを処理媒体として順次1枚ずつ搬送路に取出す取出工程と、
    この取出工程により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が仕切りカードであることを判別する第1の判別工程と、
    上記取出工程により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が紙葉類であることを判別する第2の判別工程と、
    この第2の判別工程による判別結果に基づいて、複数の一時集積部の一つに選択的に区分する区分工程と、
    上記一時集積部の装置本体側に設けられた開閉扉の開閉状態を検知する検知工程と、
    上記第1の判別工程による仕切りカードの判別に基づいて、バッチ処理単位の紙葉類群の区分処理枚数を計数する計数工程と、
    上記受入工程により受入れた処理媒体がなくなった際に、上記全ての一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納し、上記一時集積部の1つが満杯になった際に、その一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納する収納手段と、
    上記一時集積部に確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とが混在して集積されている状態で、上記検知手段により上記開閉扉の開閉が検知された際に、上記搬送路による上記処理媒体の搬送処理を停止する第1の処理手段と、
    上記一時集積部の確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とを取出して、上記受入手段に再設定する設定工程と、
    この設定工程による再設定時に、上記記憶工程の確定済みの紙葉類の計数枚数の正負を反転して、上記受入れ工程からの処理を再開する第2の処理工程と、
    を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  • 仕切カードが、バッチ処理単位の紙葉類群の前後に1枚ずつセットされるものであることを特徴とする請求項7に記載の紙葉類処理装置。
  • 说明书全文

    この発明は、バッチ処理単位の紙葉類群を仕切りカードにより区切った状態で、少なくとも2つ以上の紙葉類群を一括して処理する紙葉類処理装置と紙葉類処理方法に関する。

    従来、紙葉類処理装置として、バッチ処理単位の紙葉類群を仕切りカードにより区切った状態で、少なくとも2つ以上の紙葉類群を一括して処理する装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。

    すなわち、紙幣処理装置(紙葉類処理装置)として、複数券種の紙幣を混合して表裏および天地(紙幣の絵柄が正立している状態と逆転している状態)をばらばらな状態にして複数枚まとめて投入し、投入した紙幣を1枚ずつ搬送路上に取出して搬送し、搬送した各紙幣の券種、表裏等に基づいて一時集積部に集積した後、投入された全ての紙幣が区分された際、あるいは一時集積部が満杯となった際に、上記一時集積部の紙幣が対応する収納部へ収納されるようになっている。
    この場合、仕切りカードとしてのヘッダカードを用いた紙幣処理装置では、バッチ処理完了ごとに、収納動作を行うことによる、処理効率低下を考慮し、1バッチ完了ごとの収納動作を行わずに、一時集積部に、終了したバッチ処理に対応する確定済み紙幣数と、現在処理中のバッチ処理に対応する未確定紙幣とを混在させることになる。

    このような一時集積部に、確定済み紙幣と未確定紙幣が混在している状態の紙幣処理装置において、ジャムが発生した場合の従来の処理について、以下に説明する。
    オペレータがジャム解除のために、一時集積部の扉を開けると、紙幣処理装置は該当集積部の確定済み紙幣枚数、および未確定紙幣枚数をジャーナルに印字する。

    オペレータは、印字されたジャーナルを元に、一時集積部の紙幣を確定済み紙幣、および未確定紙幣に選別し、確定済み紙幣は保管、未確定紙幣は紙幣処理装置に再供給する。

    この際、
    (1)ジャム処理におけるオペレータの処理に手間がかかる 扉を開け、一時集積部から回収した紙幣は、オペレータが印字されたジャーナルを元に、確定済み紙幣、または未確定紙幣に選別する必要がある。 現金処理機には最大で17庫の一時集積部が存在するため、オペレータにとって選別作業は大変手間がかかる。

    (2)選別中の数え間違えによる計数不一致発生の可能性が高い 確定済み紙幣、または未確定紙幣への選別は人間系の作業となるため、数え間違え(選別間違え)による計数不一致の可能性が高くなる。

    特開2004−224481号公報

    特開2002−334362号公報

    この発明は、一時集積部に確定済み紙葉類と未確定紙葉類が混在する紙葉類処理装置において、一時集積部の扉の開時に、計数値から確定済み紙葉類分をマイナスすることにより、オペレータのジャム処理を簡略化することができ、つまり紙葉類選別の手間を削減でき、さらにジャム処理のミスオペレーションによる、計数不一致発生を防止することができる紙葉類処理装置と紙葉類処理方法を提供することを目的としている。

    この発明の紙葉類処理装置は、バッチ処理単位の紙葉類群を仕切りカードにより区切った状態で、少なくとも2つ以上の紙葉類群を受入れる受入手段と、この受入手段により受入された仕切りカードあるいは紙葉類のいずれかを処理媒体として順次1枚ずつ搬送路に取出す取出手段と、この取出手段により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が仕切りカードであることを判別する第1の判別手段と、上記取出手段により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が紙葉類であることを判別する第2の判別手段と、この第2の判別手段による判別結果に基づいて、複数の一時集積部の一つに選択的に区分する区分手段と、上記第1の判別手段による仕切りカードの判別に基づいて、バッチ処理単位の紙葉類群の区分処理枚数を計数する計数手段と、上記受入手段により受入れた処理媒体がなくなった際に、上記全ての一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納し、上記一時集積部の1つが満杯になった際に、その一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納する収納手段と、上記一時集積部に確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とが混在して集積されている状態で、上記搬送路での搬送異常が発生した際に、上記搬送路による上記処理媒体の搬送処理を停止する第1の処理手段と、上記一時集積部の確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とを取出して、上記受入手段に再設定する設定手段と、この設定手段による再設定時に、上記記憶手段の確定済みの紙葉類の計数枚数の正負を反転して、上記受入れ手段からの処理を再開する第2の処理手段とを有する。

    この発明の紙葉類処理装置は、バッチ処理単位の紙葉類群を仕切りカードにより区切った状態で、少なくとも2つ以上の紙葉類群を受入れる受入手段と、この受入手段により受入された仕切りカードあるいは紙葉類のいずれかを処理媒体として順次1枚ずつ搬送路に取出す取出手段と、この取出手段により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が仕切りカードであることを判別する第1の判別手段と、上記取出手段により取出され、搬送路によって搬送される処理媒体が紙葉類であることを判別する第2の判別手段と、この第2の判別手段による判別結果に基づいて、複数の一時集積部の一つに選択的に区分する区分手段と、上記一時集積部の装置本体側に設けられた開閉扉の開閉状態を検知する検知手段と、上記第1の判別手段による仕切りカードの判別に基づいて、バッチ処理単位の紙葉類群の区分処理枚数を計数する計数手段と、上記受入手段により受入れた処理媒体がなくなった際に、上記全ての一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納し、上記一時集積部の1つが満杯になった際に、その一時集積部に集積されている紙葉類を対応する収納部へ収納する収納手段と、上記一時集積部に確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とが混在して集積されている状態で、上記検知手段により上記開閉扉の開閉が検知された際に、上記搬送路による上記処理媒体の搬送処理を停止する第1の処理手段と、上記一時集積部の確定済みの紙葉類と未確定済みの紙葉類とを取出して、上記受入手段に再設定する設定手段と、この設定手段による再設定時に、上記記憶手段の確定済みの紙葉類の計数枚数の正負を反転して、上記受入れ手段からの処理を再開する第2の処理手段とを有する。

    以上のように、この発明は、紙葉類に対するジャム処理を行った場合でも、仕切カードで仕切った複数バッチの紙葉類をバッチ間で入り繰りを生じることなく確実に処理でき、信頼性を高めることができる紙葉類処理装置と紙葉類処理方法を提供できる。

    図1は、この発明の実施の形態に係る紙幣処理装置(紙葉類処理装置)の概略構成を示すものである。

    この紙幣処理装置は、図1、図2に示すように、紙幣処理装置1と紙幣処理装置1に指令を送る指令装置(上位装置・テラー)202とから構成されている。 上位装置202が制御する紙幣処理装置1は、1台であっても、複数台であっても良い。

    紙幣処理装置1は、複数券種のサイズの異なる複数枚の紙幣を混在させて一括して投入し、全ての紙幣の表裏を揃えてその券種別に分類して集積するためのものであり、特定券種の紙幣についてのみ所定枚数毎に紙帯で施封する機能を有するものである。

    上位装置202は、上記紙幣処理装置1に対して動作(操作)たとえば施封する券種を指示する機能、上記紙幣処理装置1が計数したデータの表示を行う機能を有し、上記指示の設定用の入部203と表示部204と全体制御用の制御部205からなるパーソナルコンピュータにより構成され、磁気ディスク等のデータベース206を有している。

    このデータベース206には、上記紙幣処理装置1で処理される計数内容を記憶する計数テーブル206aが備えられている。

    この計数テーブル206aとしては、図3、図4に示すように、処理番号ごとに物理枚数、未確認紙幣枚数、確定済み紙幣枚数が登録されるようになっている。
    また、施封装置50で施封する紙幣の種類は、入力部203を用いてオペレータにより逐次変更可能である。

    紙幣処理装置本体1は、装置の外殻をなす筐体2を有する。 筐体2の図中右側にある段部には、複数枚の紙幣Pを面方向に集積した状態で立位でまとめて投入する投入部4が設けられている。 紙幣Pは、それぞれ表裏を有するとともにその長手方向に沿って延びた上端および下端を有し、上端或いは下端が下を向く姿勢で投入部4を介して投入される。

    紙幣処理装置1は、ヘッダーカード(仕切りカード)Caとトレーラカード(仕切りカード)Cbで仕切られた複数バッチ(1処理単位)の紙幣Pが一括投入されることにより、それらを順に1枚ずつ取出して搬送路12により搬送するようになっている。

    ヘッダーカードCaは、バッチごとの紙幣の先頭に挿入されるカードであり、トレーラカードCbは、バッチごとの紙幣の後段に挿入されるカードであり、それぞれのカードの表面及び裏面に識別用のバーコードが付与されている。 また、紙幣Pと区別するため、紙幣Pの2枚分の厚さを有している。

    投入部4は、ヘッダーカードCaとトレーラカードCbで仕切られた複数バッチの紙幣Pをその上端或いは下端に当接して整位するステージ4aを有する。 投入部4の図中右端にはステージ4aに対して鉛直方向に立設されたバックアッププレート6が設けられている。 このバックアッププレート6は、ばね8の付勢力によってステージ4aに沿って図中左方向に移動可能に設けられている。

    投入部4に立位で投入されたヘッダーカードCa、トレーラカードCb、紙幣Pは、バックアッププレート6によってその面方向に付勢され、図中左方向に移動される。 そして、図中左端にある紙幣Pが紙幣投入部4の図中左側に互いに上下に隣接した状態で配置された2組の取出しローラ10(取出し部)に押し付けられる。 取出しローラ10を所定方向に回転することにより、投入部4に立位で投入されたヘッダーカードCa、トレーラカードCb、紙幣Pのうち左端にあるものから順に搬送路12上に取り出される。 搬送路12上に取出される紙幣Pは、その上端或いは下端を先頭にして短手方向に取出される。 このとき、各紙幣の表裏はばらばらの状態となっている。 本実施の形態では、投入部4から取出される紙幣Pの取出し方向は下向きとなっている。

    搬送路12は、搬送路12の上下でそれぞれ搬送方向に沿って無端走行可能に張設された搬送ベルト14、16によって規定されている。 各搬送ベルト14、16は、幅方向(紙面方向)に延設された複数のローラ15に巻回されている。

    これらの搬送ベルト14、16によって上方に折り曲げられた搬送路12の先には、ヘッダーカードCa、トレーラカードCbを検知するとともに、紙幣Pの券種、表裏、天地、汚れや破損の有無等の特徴を検知する検知部30が配設されている。 検知部30は、搬送路12を搬送されるヘッダーカードCa、トレーラカードCbの厚みとバーコードの読み取りに基づいてヘッダーカードCa、トレーラカードCbを判別するとともに、搬送路12を搬送される紙幣Pの表面から各種情報を読み取って、読み取った情報を論理演算して基準となる情報と比較し、上述したような紙幣Pの特徴を検知する。

    上記検知部30の下流側に延設された搬送路12上には、検知部30における検知結果に基づいてヘッダーカードCa、トレーラカードCb、紙幣Pの搬送方向を選択的に切換えるための複数のゲートG1、G2、G3〜G8が設けられている。

    検知部30において、厚さとバーコードの読取りによりヘッダーカードCa、トレーラカードCbが判別され、ゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。

    検知部30において、2枚取りが判定された紙幣、所定のレベルを超えて大きくスキューしたことが判定された紙幣、或いは再流通可能な正券と判定されなかった損券や偽券などの紙幣(紙幣とは限らない)など、後段の処理が不可能であることが判定された紙幣は、ゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。 リジェクト箱32には、紙葉類処理装置1の筐体2の外部からアクセス可能となっている。

    一方、検知部30にて処理可能な正常な紙幣であることが判定された紙幣Pは、ゲートG1を介してゲートG2に向けて図中左方向に搬送される。 ゲートG1を通過された紙幣Pは、上述したように表裏および天地がバラバラの状態となっている。 このように、表裏および天地がばらばらの状態の紙幣Pが、後述する表裏反転機構34を選択的に通過することによって表裏が取り揃えられ、その券種毎に分類されて集積されることになる。

    ゲートG2の下流側の搬送路は2方向に分岐されており、ゲートG2を2位置間で選択的に切換えることにより紙幣Pの搬送方向を2方向に選択的に切換えるようになっている。

    ゲートG2の下流側で分岐された一方の搬送路上には、紙幣Pの表裏を反転させるための表裏反転機構34(表裏反転部)が設けられている。 この表裏反転機構34を通る搬送路は、その入口から出口に向けて中心軸の回りで180°回転されたねじり搬送路を形成している。 そして、このねじり搬送路に沿って互いに面接する関係で2組の搬送ベルト33、35がねじれた状態で設けられている。 また、ゲートG2の下流側で分岐された他方の搬送路は、ただ単に紙幣Pを通過させるだけの搬送パス36となっている。

    ゲートG2を介して振り分けられて表裏反転機構34のねじり搬送路を通して搬送される紙幣Pは、例えば、表裏反転される。 ここでは、表面を上にして上端を先頭にして表裏反転機構34に搬入された紙幣(FF券)を表裏反転し、裏面を上にしたBF券として表裏反転機構34から搬出する状態を例示してある。

    このようにして表裏反転機構34を通過して表裏反転された紙幣P、および表裏反転機構34を通過せずに搬送パス36を通過した紙幣Pは、いずれも合流部38を介してゲートG3に送り込まれる。 このとき、ゲートG2を通過してから表裏反転機構34を介して合流部38に至る紙幣Pの処理時間と搬送パス36を通過して合流部38に至る紙幣Pの搬送時間が同じになるように、搬送パス36の長さが設定されている。 これにより、表裏反転機構34を通して搬送された紙幣Pと搬送パス36を通過された紙幣Pとが同じタイミングで合流部38を通過することになり、処理形態に拘わらず全ての紙幣Pを同じ条件で処理できる。

    ゲートG3の下流側の搬送路は2方向に分岐されており、ゲートG3を2位置間で選択的に切換えることにより紙幣Pの搬送方向を2方向に選択的に切換えるようになっている。

    ゲートG3の下流側で図中右方向に分岐された一方の搬送路は、複数の一時集積部41a〜46aの上方で略平方向に延びた水平搬送路40を形成している。 水平搬送路40上には、搬送される紙幣Pを6つの一時集積部41a〜46aのうちのいずれか1つに振り分けて集積せしめるための5つのゲートG4〜G8が設けられている。

    水平搬送路40の最も上流側にあるゲートG4によって選択的に振り分けられた紙幣Pは一時集積部41aに集積され、ゲートG5によって選択的に振り分けられた紙幣Pは一時集積部42aに集積され、ゲートG6によって選択的に振り分けられた紙幣Pは一時集積部43aに集積され、ゲートG7によって選択的に振り分けられた紙幣Pは一時集積部44aに集積され、ゲートG8によって選択的に振り分けられた紙幣Pは一時集積部45a或いは一時集積部46aに集積される。

    ゲートG3の下流側で図中左方向に分岐された他方の搬送路の終端には、施封装置50の集積部51が設けられている。 施封装置50は、例えば100枚の紙幣Pを集積して紙帯を巻回せしめて施封して紙幣Pの束を形成する。

    これら施封装置50の集積部51には、紙帯による施封をアサインされた特定券種の紙幣Pが後述するルールに従って送り込まれる(集積される)。 一方、特定券種以外の紙幣Pは、上述した一時集積部41〜46のいずれかに集積される。

    施封装置50は、図1に示すように、集積部51、供給部53、単一の施封部(施封機構)54、印刷機構55、帯供給部56によって構成されている。

    集積部51は、ゲートG3を介して送り込まれた紙幣Pを集積する。
    施封部54は、供給部53によって供給される集積部51に集積された100枚の紙幣Pを紙帯で施封する単一の施封機構である。

    供給部53は、集積部51に集積された100枚の紙幣Pを施封部54に供給する。
    印刷機構55は、上記施封部54で使用する紙帯に所望の印刷データを印刷する。
    帯供給部56は、施封部54で使用する紙帯を供給する。
    各集積部51には、後述するルールに従って紙幣Pが集積される。

    ゲートG3を介して集積部51で集積された紙幣Pは、供給部53によって施封部54へ送り込まれ、帯供給部56から供給された紙帯によって施封される。 所定枚数毎に施封された紙幣Pの束は、移載機構57によりコンベア58に移載される。 この後、コンベア58を介して装置外へ搬出される。

    尚、施封部54は、集積部51に集積された所定枚数の紙幣Pを受け取って、その長手方向一側(本実施の形態では紙幣処理装置本体1のリア側)に片寄った位置で、紙帯をその短手方向に沿って巻回し、紙帯を接着することにより、所定枚数の紙幣を施封して束を形成する。

    図5には、上述した紙幣処理装置1の動作を制御する制御系のブロック図を示してある。
    この紙幣処理装置1は、制御部80、メモリ81、判定部82、取出し制御部83、搬送制御部84、ゲート制御部85、ジャム検知部86、駆動回路91、92により構成されている。

    制御部80は、予め設定した動作プログラムに従って装置の全体動作を制御する。

    メモリ81は、動作プログラムを記憶したり、計数データとしての物理枚数と未確定枚数データを記憶したり、データ記憶用に用いられるものである。

    判定部82は、検知部30の検知結果に基づいて、仕切りカードとしてのヘッダーカードCa、トレーラカードCbを判定するものであり、さらに当該紙幣Pが再流通可能か否かを判定し、当該紙幣Pの表裏および天地を判定するものであり、それぞれの判定結果を制御部80に出力するものである。

    取出し制御部83は、制御部80の制御により取出しローラ10を回転するものである。
    搬送制御部84は、制御部80の制御により搬送路12による搬送ローラを回転するものである。

    ゲート制御部85は、制御部80の制御により上記ゲートG1〜G9の駆動を行うものである。
    ジャム検知部86は、制御部80の制御により紙幣搬送機構により搬送される搬送媒体の搬送異常としてのジャム等を検知するものである。

    駆動回路91は、制御部80の制御により施封機構54を駆動するものである。

    駆動回路92は、制御部80の制御により印刷機構55を駆動するものである。
    また、制御部80は、インターフェース201を介して上位装置202に接続されている。

    次に、上記のように構成された紙幣処理装置1による紙幣の振分け処理について説明する。
    まず、ヘッダーカードCaとトレーラカードCbで仕切られた複数バッチの紙幣Pがまとめて投入部4に投入される。 そして、図示しない操作パネルによりスタートを指示する。 この指示により、制御部80は取出し制御部83を制御し、取出しローラ10を回転する。 この取出しローラ10の回転により、投入部4の左端のヘッダカードCaから順に1枚ずつ取出され、搬送路12上を搬送される(搬送路12への紙幣Pの取込み)。

    この搬送路12による搬送により、ヘッダカードCaと紙幣PとトレーラカードCbのいずれかが通過媒体として検知部30の対向部分を通過する。 この通過時に、検知部30により通過媒体の厚さが検知され、バーコードが読取られ、紙幣Pの券種、表裏、天地、汚棄損等の特徴が検知される。 これにより、検知部30は、上記各検知結果とバーコードの読取り内容を判定部82に出力する。

    これにより、判定部82は検知部30からの各検知結果とバーコードの読取内容に基づいて、通過媒体がヘッダカードCaと紙幣PとトレーラカードCbのいずれであるかを判定し、さらに当該紙幣Pが再流通可能か否かを判定し、当該紙幣Pの表裏および天地を判定し、それぞれの判定結果を制御部80に出力する。

    これにより、制御部80はそれぞれの判定結果に基づいて、通過媒体の振分け制御を行う。 すなわち、再流通不可能な紙幣P、ヘッダーカードCaとトレーラカードCbに対して、リジェクト箱32への振り分け制御を行い、再流通可能な紙幣Pに対して、金種別に一時集積部41a〜46a、集積部51への振分け制御を行う。

    上記再判定の結果、再流通不可能な紙幣Pと判定された際、当該紙幣Pの搬送経路をリジェクト箱32へ向けるべくゲートG1が切換えられ、当該紙幣Pがリジェクト箱32へリジェクトされる。

    上記判定の結果、再流通不可能な紙幣Pと判定された際、当該紙幣Pの搬送経路として、ゲートG1がゲートG2方向に切換えられる。 このとき、当該紙幣Pが表を上にして搬送されていることが判定されている場合にはゲートG2が搬送パス36方向に切換えられ、当該紙幣Pが裏を上にして搬送されていることが判定されている場合にはゲートG2が表裏反転機構34の方向に切換えられて紙幣の表裏が反転される。 そして、ゲートG3が水平搬送路40方向に切換えられて、表裏を揃えた状態(本実施の形態では表を上)で合流部38を通過した紙幣がその券種に応じた集積部41〜46(一時集積部41a〜46a)へ選択的に集積される。 このとき、判定された当該紙幣Pの券種に応じてゲートG4〜G8が切換えられる。

    また、上記判定の結果、当該紙幣Pが特定券種の紙幣であることが判定されると、ゲートG1がゲートG3方向に切換えられ、さらにゲートG3が集積部51方向に切換えられて、表裏を揃えた状態(本実施の形態では表を上)で合流部38を通過した紙幣が集積部51へ集積される。

    この集積部51で集積された所定枚数単位の紙幣Pは、供給部53によって施封部54へ送り込まれ、帯供給部56から供給された紙帯によって施封される。 所定枚数毎に施封された紙幣Pの束は、移載機構57によりコンベア58に移載される。 この後、コンベア58を介して装置外へ搬出される。

    上記のような各集積部41〜46には当該取引と前回までの取引とを分離区分する仕切手段としてのセパレータ機構(図示しない)が設けられていて、各集積、取出し装置(図示しない)との間に一時集積部41a〜46aと紙幣集積カセット41d〜46dを形成し得る構成となっている また、一時集積部41a〜46aに対向する本体2側には、それぞれ開閉扉41b〜46bが設けられており、各開閉扉41b〜46bには開閉兼用の検知器41c〜46cが設けられている。

    また、集積部51に対向する本体2側には、開閉扉51bが設けられており、各開閉扉51bには開閉兼用の検知器51cが設けられている。

    上記のような構成において、オペレータは紙幣処理装置1に接続された上位装置202を用いて、紙幣処理装置1の操作を行う。 紙幣処理装置1で処理された紙幣は、一時集積部41a〜46aに搬送され、最終的には紙幣集積カセット41d〜46dに収納される。
    次に、上記のような構成において、紙幣処理システムの通常機能の概略動作を図6に示すフローチャートと図3に示す各処理段階における計数テーブル206aの記憶内容を参照しつつ説明する。

    すなわち、処理開始時、オペレータは上位装置202の入力部203にて計数する動作モードを設定し、ヘッダーカードCaとトレーラカードCbで仕切られた複数バッチの紙幣Pを紙幣投入部4にセットし(ST1)、上位装置202の入力部203により計数動作の開始を指示する(ST2)。 たとえば、1バッチ目が200枚、2バッチ目が60枚の紙幣Pが各カードを挟んだ状態でセットされる。 また、この際、上位装置202により管理される計数値は、計数テーブル206aにより記憶されるようになっている。 この場合、計数テーブル206aには、物理枚数0枚、未確定枚数0枚、確定枚数0枚が記憶されている。
    これにより、制御部80は、上位装置202により設定された動作モードに基づいて、紙幣投入部4より紙幣等の取り込み動作を開始し(ST3)、判定部82の鑑査結果により計数動作を行い、紙幣搬送機構6により搬送制御(区分制御)を行う。

    まず、判定部82によりヘッダーカードCaを判別し(ST4)、1バッチ目の先頭を判断する。 このヘッダーカードCaはゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。

    この後、判定部82により紙幣Pを判別し、この判別結果により制御部80は紙幣搬送機構により搬送制御(区分制御)を行う。

    また、制御部80はその判別結果に基づいて、メモリ81の物理枚数と未確定紙幣の枚数を「+1」加算する(ST5)。
    そして、判定部82によりトレーラカードCbを判別し(ST6)、この判別結果により制御部80は1バッチ目の計数処理の完了を判断し、トレーラカードCbはゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。

    これにより、制御部80は、1バッチ目の計数処理の完了とメモリ81の計数枚数としての物理枚数と未確定枚数を上位装置202に送信する(ST7)。 この結果、上位装置202の計数テーブル206aに、1バッチ目の計数結果として物理枚数200枚、未確定枚数0枚、確定済み枚数200枚が記憶される(ST8)。
    また、判定部82によりトレーラカードCbに続いてヘッダーカードCaを判別し(ST9)、この判別結果により制御部80は2バッチ目の先頭を判断し、ヘッダーカードCaはゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。

    この後、判定部82により紙幣Pを判別し、この判別結果により制御部80は紙幣搬送機構6により搬送制御(区分制御)を行う。

    これにより、制御部80は紙幣の判別結果に基づいて、メモリ81の物理枚数と未確定紙幣の枚数を「+1」加算する(ST10)。
    そして、判定部82によりトレーラカードCbを判別し(ST11)、この判別結果により制御部80は2バッチ目の計数処理の完了を判断し、トレーラカードCbはゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。

    これにより、制御部80は、2バッチ目の計数処理の完了とメモリ81の計数枚数としての物理枚数と未確定枚数を上位装置202に送信する(ST12)。 この結果、上位装置202の計数テーブル206aに、計数結果として物理枚数260枚、未確定枚数0枚、確定済み枚数60枚が記憶される計数確定処理が行われる(ST13)。
    また、この際、紙幣投入部4にセットした複数バッチの紙幣等のなしを判断した場合に、制御部80は、計数動作を終了し、一時集積部41a〜46aの集積紙幣を全て対向する紙幣集積カセット41d〜46dに収納する。
    また、制御部80は、計数終了を上位装置202へ送信する(ST14)。 これにより、上位装置202は計数終了を表示部204により表示し、オペレータに通知する(ST15)。

    次に、複数バッジ分の紙幣Pを一括計数している途中で、搬送異常が発生した際の処理について、図7に示すフローチャートと図4に示す各処理段階における計数テーブル206aの記憶内容を用いて説明する。

    すなわち、処理開始時、オペレータは上位装置202の入力部203にて計数する動作モードを設定し、ヘッダーカードCaとトレーラカードCbで仕切られた複数バッチの紙幣Pを紙幣投入部4にセットし(ST1)、上位装置202の入力部203により計数動作の開始を指示する(ST2)。 たとえば、1バッチ目が200枚、2バッチ目が60枚の紙幣Pが各カードを挟んだ状態でセットされる。 また、この際、上位装置202により管理される計数値は、計数テーブル206aにより記憶されるようになっている。 この場合、計数テーブル206aには、物理枚数0枚、未確定枚数0枚、確定枚数0枚が記憶されている。
    これにより、制御部80は、上位装置202により設定された動作モードに基づいて、紙幣投入部4より紙幣等の取り込み動作を開始し(ST3)、判定部82の鑑査結果により計数動作を行い、紙幣搬送機構により搬送制御(区分制御)を行う。

    まず、判定部82によりヘッダーカードCaを判別し(ST4)、1バッチ目の先頭を判断する。 このヘッダーカードCaはゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。

    この後、判定部82により紙幣Pを判別し、この判別結果により制御部80は紙幣搬送機構により搬送制御(区分制御)を行う。

    また、制御部80はその判別結果に基づいて、メモリ81の物理枚数と未確定紙幣の枚数を「+1」加算する(ST5)。
    そして、判定部82によりトレーラカードCbを判別し(ST6)、この判別結果により制御部80は1バッチ目の計数処理の完了を判断し、トレーラカードCbはゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。

    これにより、制御部80は、1バッチ目の計数処理の完了とメモリ81の計数枚数としての物理枚数と未確定枚数を上位装置202に送信する(ST7)。 この結果、上位装置202の計数テーブル206aに、1バッチ目の計数結果として物理枚数200枚、未確定枚数0枚、確定済み枚数200枚が記憶される(ST8)。
    また、判定部82によりトレーラカードCbに続いてヘッダーカードCaを判別し(ST9)、この判別結果により制御部80は2バッチ目の先頭を判断し、ヘッダーカードCaはゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。

    この後、判定部82により紙幣Pを判別し、この判別結果により制御部80は紙幣搬送機構により搬送制御(区分制御)を行う。

    これにより、制御部80は紙幣の判別結果に基づいて、メモリ81の物理枚数と未確定紙幣の枚数を「+1」加算する(ST10)。
    この状態において、紙幣処理装置1の制御部80により、ジャムを検知した際(ST21)、紙幣処理装置1自身を停止する(ST22)。

    (上位装置202により管理の計数枚数:物理枚数200+α枚、未確定枚数α枚、確定済み枚数200枚)
    これにより、紙幣処理装置1の制御部80は、上位装置202の制御部205にジャム発生を通知する(ST23)
    上位装置202の制御部205は、ジャム発生を表示部204により画面に表示する(ST24)。

    オペレータは、紙幣処理装置1の一時集積部扉41bから46bを開ける(ST25)。 これにより、紙幣処理装置1の制御部80は、検知器41cから46cからの検知信号により、一時集積部扉41bから46bが開けられたことを上位装置202の制御部205に通知する(ST26)。

    上位装置202の制御部205は、物理枚数をクリアし、物理枚数から確定済み紙幣枚数を減算する。 (上位装置202により管理されている計数枚数:物理枚数−200枚、未確定枚数0枚、確定済み枚数200枚)
    オペレータは、紙幣処理装置1の制御部80の一時集積部扉41bから46bから残留紙幣を回収し、回収した紙幣をすべて紙幣処理装置1の紙幣投入部4に再供給する(ST28)
    オペレータは、紙幣処理装置1の制御部80の一時集積部扉41bから46bを閉める(ST29)
    紙幣処理装置1の制御部80は、一時集積部扉41bから46bが閉められたことを上位装置202の制御部205に通知する(ST30)
    オペレータは、上位装置202の入力部203によりジャム解除を指示する(ST31)
    上位装置202の制御部205は、紙幣処理装置1の制御部80にジャム解除の指示を送信する(ST32)
    紙幣処理装置1の制御部80は、ジャム解除の指示により初期化処理を行う(ST33)
    この後、オペレータは、上位装置202の入力部203により計数開始を指示する(ST34)
    上位装置202の制御部205は、紙幣処理装置1の制御部80に計数開始の指示を送信する(ST35)
    この後、判定部82により紙幣Pを判別し、この判別結果により制御部80は紙幣搬送機構6により搬送制御(区分制御)を行う。

    これにより、制御部80は紙幣の判別結果に基づいて、メモリ81の物理枚数と未確定紙幣の枚数を「+1」加算する(ST36)。
    そして、判定部82によりトレーラカードCbを判別した際(ST37)、この判別結果により制御部80は再設定による2バッチ目の計数処理の完了を判断し、トレーラカードCbをゲートG1を介して図中右方向に搬送され、リジェクト箱32に排出される。

    これにより、制御部80は、再設定による2バッチ目の計数処理の完了とメモリ81の計数枚数としての物理枚数と未確定枚数を上位装置202に送信する(ST38)。 この結果、上位装置202の計数テーブル206aに、計数結果として物理枚数260枚、未確定枚数60枚、確定済み枚数200枚が記憶される。
    また、この際、紙幣投入部4にセットした複数バッチの紙幣等のなしを判断した場合に、制御部80は、計数動作を終了し、一時集積部41a〜46aの集積紙幣を全て対向する紙幣集積カセット41d〜46dに収納する。 この結果、上位装置202の計数テーブル206aに、計数結果として物理枚数260枚、未確定枚数0枚、確定済み枚数260枚が記憶される計数確定処理が行われる(ST39)。
    また、紙幣処理装置1の制御部80は、上位装置202の制御部205に計数終了を通知する(ST40)。 これにより、上位装置202の制御部205は、計数終了を表示部204により表示し、オペレータに通知する(ST41)。

    上記の場合には、一時集積部41a〜46aでのジャム時、あるいは一時集積部扉41b〜46bの開閉時に、一時集積部41a〜46aに集積されている未確定紙幣と確定済み紙幣とが混在している場合でも、両者の紙幣をオペレータが意識することなく、まとめて再計数を行うことができ、オペレータの処理に手間がかからなくなり、未確定紙幣と確定済み紙幣の選別中の数え間違えによる計数不一致の発生を防止することができる。

    すなわち、ジャム処理におけるオペレータの処理が軽減できる。 一時集積部から回収した紙幣を、オペレータが、確定済み紙幣、または未確定紙幣と意識することなく、全て再供給すればよくなるため、選別作業が無くなり、オペレータの処理が軽減できる。

    また、選別中の数え間違えによる計数不一致発生を防止できる。

    なお、上記例では、一時集積部41a〜46aでのジャム時、あるいは一時集積部扉41b〜46bの開閉時に、一時集積部41a〜46aの集積紙幣を再供給する場合について説明したが、これに限らず、一時集積部41a〜46aと集積部51の集積紙幣を再供給する場合も上記同様に実施できる。

    また、一時集積部41a〜46aでのジャム時、あるいは一時集積部扉41b〜46bの開閉時に、一時集積部41a〜46aの集積紙幣を再供給する場合について説明したが、これに限らず、集積部51でのジャム時、あるいは一時集積部扉52の開閉時に、一時集積部41a〜46aと集積部51の集積紙幣を再供給する場合も上記同様に実施できる。

    この発明の一実施形態を説明するための紙幣処理装置の内部構造を概略的に示す図。

    紙幣処理装置の内部構造を概略的に示す図。

    計数テーブルにおける紙幣枚数の登録例を示す図。

    計数テーブルにおける紙幣枚数の登録例を示す図。

    紙幣処理装置の制御回路を概略的に示すブロック図。

    複数バッジ分の紙幣Pを一括計数した際の処理を説明するためのフローチャート。

    複数バッジ分の紙幣Pを一括計数している途中で、搬送異常が発生した際の処理を説明するためのフローチャート。

    符号の説明

    1…紙幣処理装置、4…紙幣投入部、12…搬送路、30…検知部、50…施封装置、51…集積部、53…供給部、54…施封部(施封機構)、80…制御部、202…上位装置、203…入力部、204…表示部、205…制御部、206…データベース、206a…計数テーブル。

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