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ロールペーパー用包装

阅读:324发布:2024-02-17

专利汇可以提供ロールペーパー用包装专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】 包装 袋の開封作業を簡単にして、「無用な裂け」を生起させることなくロールペーパーの取り出し用の開口部を形成することができ、開封後は未使用のロールペーパーの保管状態を良好にすることができるロールペーパー用包装袋を提供する。 【解決手段】略方形状に保形したビニール筒体の上部開口端縁において、筒体開口端左右に略三 角 形折込部を形成して、この略三角形折込部上に重複する状態で先端部合せ溶着形状の前後カバー体を折曲形成し、しかも前後カバー体は、先端合せ部を引上げ緊張した際に傾斜状に緊張変態すべく構成し、また、前後カバー体の先端合せ部には、指用孔を形成し、先端合せ部から前後カバー体にかけて二又に分岐した破断線を刻設し、破断線は、各刻設溝を円弧状又は山型状の拡開溝に形成して、かつ一定間隔で連続して設け、前後カバー体の緊張変態した状態で前後カバー体面を手掌で押圧することにより刻設溝を介して破断可能に構成してなることとした。 【選択図】図1,下面是ロールペーパー用包装专利的具体信息内容。

略方形状に保形したビニール筒体の上部開口端縁において、 筒体開口端左右に略三形折込部を形成して、この略三角形折込部上に重複する状態で先端部合せ溶着形状の前後カバー体を折曲形成し、 しかも前後カバー体は、先端合せ部を引上げ緊張した際に傾斜状に緊張変態すべく構成し、 また、前後カバー体の先端合せ部には、指用孔を形成し、先端合せ部から前後カバー体にかけて二又に分岐した破断線を刻設し、 破断線は、各刻設溝を円弧状又は山型状の拡開溝に形成して、かつ一定間隔で連続して設け、緊張変態化した前後カバー体表面への手掌による下方押圧により破断線に沿って破断を可能に構成したことを特徴とするロールペーパー用包装袋。前記先端合せ部は、包装袋の幅方向に沿って溶着形成したシール部と、前記シール部上方で人手で把持するための把持部と、で構成し、前記シール部は、間欠的に溶着形成していることを特徴とする請求項1に記載のロールペーパー用包装袋。前記把持部には、上下方向に伸延し、その先端で前記破断線の拡開頂部と連結する点状又は直線状の複数の刻設溝からなる第2の破断線が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のロールペーパー用包装袋。前記把持部には補強片が設けられると共に前記補強片には上下方向に伸延してその先端で前記破断線の拡開頂部と連結する点状又は直線状の複数の刻設溝からなる第3の破断線が設けられ、しかも、前記第2の破断線と前記第3の破断線とは互いに左右方向にずらして形成されていることを特徴とする請求項3に記載のロールペーパー用包装袋。

略方形状に保形したビニール筒体の上部開口端縁において、 筒体開口端左右に略三角形折込部を形成して、この略三角形折込部上に重複する状態で先端部合せ溶着形状の前後カバー体を折曲形成し、 しかも前後カバー体は、先端合せ部を引上げ緊張した際に傾斜状に緊張変態すべく構成し、 また、前後カバー体の先端合せ部には、指用孔を形成し、先端合せ部から前後カバー体にかけて二又に分岐した破断線を刻設し、 破断線は、各刻設溝を円弧状又は山型状の拡開溝に形成して、かつ一定間隔で連続して設け、しかも、前後カバー体中央部には下方拡開の山形状で左右対称となるように伸延した開封用の破断線と破断線により囲まれた内側の開封部とを形成し、同時に下方拡開の山形状の破断線のうち、山形の頂部に位置する拡開頂部の破断線を単体円弧状又は山型状の頂部破断線とし、更には、破断線における円弧状又は山型状の自由端開口部が一定間隔で連続して左右対称の傾斜状の破断仮想線を形成して破断方向を定めるようにし、 緊張変態化した前後カバー体表面への手掌による下方押圧力により破断線の破断方向に沿って破断を可能に構成したことを特徴とするロールペーパー用包装袋。前記先端合せ部は、包装袋の幅方向に沿って溶着形成したシール部と、前記シール部上方で人手で把持するための把持部と、で構成し、前記シール部は、間欠的に溶着形成していることを特徴とする請求項1に記載のロールペーパー用包装袋。前記把持部には、上下方向に伸延し、その先端で前記破断線の拡開頂部と連結する点状又は直線状の複数の刻設溝からなる第2の破断線が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のロールペーパー用包装袋。前記把持部には補強片が設けられると共に前記補強片には上下方向に伸延してその先端で前記破断線の拡開頂部と連結する点状又は直線状の複数の刻設溝からなる第3の破断線が設けられ、しかも、前記第2の破断線と前記第3の破断線とは互いに左右方向にずらして形成されていることを特徴とする請求項3に記載のロールペーパー用包装袋。

说明书全文

この発明は、ロールペーパー用包装に関する。

従来、キッチンペーパーやトイレットロールなどのロールペーパーを複数段積み重ねた状態で包装する包装袋として、樹脂ビニール等のフィルムで形成したロールペーパー用包装袋(以下、単に包装袋とも言う。)が広く普及している。

このような包装袋の中には、包装袋の上端面中央に形成した開口線部から、その左右の包装袋上端面に沿って二又分岐の破断線を入れて、開口線部を最初に破断した後に、包装袋上端面の二又分岐破断線に沿って続いて破断していくことにより、容易に包装袋の上面を開口して内収容のロールペーパーを取出し可能にしたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。

実開昭60−8260号公報

特許3153528号公報

しかし、これらの包装袋上面の二又分岐の破断線では、破断線に沿って包装袋を正確に破れず破断線からはずれて多方向に破れ、結局はロールペーパーの取出しに適合した正確な開口部の形成ができない。

その理由は次のような破断線の不連続孔の形状と、この破断線に沿ってフィルムを引きちぎっていく開口作業形態にある。包装袋上面に形成された破断線は、線状又は点状の複数の刻設溝を所定幅のつなぎ部分を間に介在させつつ同一線上に配置して貫通形成している。

すなわち破断線の破断作業は、同破断線に沿って始端部から終端部に沿って引っ張ることにより行われると共に、その破断線の引張り方向は隣接する刻設溝に沿って行われる。

このように従来の包装袋における破断線に沿った破断作業は、包装袋上端面の二又分岐破断線に囲まれたフィルム面を破断線に沿って引っ張り上げるようにして行うため、破断線の中途部で偏奇した方向への裂け目を生じさせ、正確に破断線に沿って行われずロール取り出し用の開口部を正しく形成できない。

学的には、開封部を袋面から引っ張りあげた際の応力は、フィルム面の面方向に直交する上側方向(袋の外側方向)の応力となる。

このような上側方向の引張り応力は隣接する刻設溝同士の間のつなぎ部分にかかり、刻設溝からつなぎ部分に該引張り応力が引張り方向の偏奇荷重によりずれてしまい、つなぎ部分から円滑にその次の刻設溝に至らずはみ出し破裂を生起して規定の破断線に沿って破れないため、所定の取出し開口部を形成できないことが多い。

仮に袋面に過度な上側方向の応力を付与した場合には、該応力は袋の撓み変形やつなぎ部分の伸延変形も相俟って、破断線の刻設溝端部の伸延方向からズレた偏奇ねじれ方向で負荷されることとなる。

その結果、偏奇ねじれ方向の応力が、つなぎ部分に破断線の伸延方向から位置ズレした「偏奇切込み」を発生させ、この「偏奇切込み」をきっかけに破断線から外れた開封部や袋本体に向かう「無用な裂け」を生じさせていた。

このように従来の包装袋は、袋面に上側方向の応力を付与した場合には、袋本体上面で開封部を破断線に沿って正しく破断できず、包装袋を破損させて袋内に収納している未使用のロールペーパーの保管状態を悪化させていた。

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、包装袋に「無用な裂け」を生起させることなく破断線の伸延方向に沿って開封部を正しく破断して袋上面にロールペーパーの取り出し用の開口部を形成することができ、包装袋の開封作業を簡単に行うことができ、開封後には収納している未使用のロールペーパーの保管状態を良好にすることができるロールペーパー用包装袋を提供する。

上記従来の課題を解決するために、本発明に係るロールペーパー用包装袋では、略方形状に保形したビニール筒体の上部開口端縁において、筒体開口端左右に略三形折込部を形成して、この略三角形折込部上に重複する状態で先端部合せ溶着形状の前後カバー体を折曲形成し、しかも前後カバー体は、先端合せ部を引上げ緊張した際に傾斜状に緊張変態すべく構成し、また、前後カバー体の先端合せ部には、指用孔を形成し、先端合せ部から前後カバー体にかけて二又に分岐した破断線を刻設し、破断線は、各刻設溝を円弧状又は山型状の拡開溝に形成して、かつ一定間隔で連続して設け、緊張変態化した前後カバー体表面への手掌による下方押圧力により破断線に沿って破断を可能に構成したことを特徴を有する。

本発明によれば、略方形状に保形したビニール筒体の上部開口端縁において、筒体開口端左右に略三角形折込部を形成して、この略三角形折込部上に重複する状態で先端部合せ溶着形状の前後カバー体を折曲形成し、しかも前後カバー体は、先端合せ部を引上げ緊張した際に傾斜状に緊張変態すべく構成し、また、前後カバー体の先端合せ部には、指用孔を形成し、先端合せ部から前後カバー体にかけて二又に分岐した破断線を刻設し、破断線は、各刻設溝を円弧状又は山型状の拡開溝に形成して、かつ一定間隔で連続して設け、緊張変態化した前後カバー体表面への手掌による下方押圧力により破断線に沿って破断を可能に構成したため、予め先端合せ部を引上げて前後カバー体を斜めに緊張させ、緊張したフィルム面の面方向に対して下側の押圧応力をかけると、刻設溝端部に下方押圧応力を効果的に集中させることができる。

その結果、つなぎ部分に刻設溝の拡開端部の伸延方向を裂け方向とした「切込線」を生起することができ、隣接する刻設溝の端部から伸延してきた切込線同士が互いに交差合流することにより刻設溝同士の間に介在するつなぎ部分を正確に裂断することができる。

すなわち、包装袋に「無用な裂け」を生起させることなく破断線の伸延方向に沿って開封部を正しく破断して袋上面にロールペーパーの取り出し用の開口部を形成することができ、包装袋の開封作業を簡単に行うことができ、開封後には収納している未使用のロールペーパーの保管状態を良好にすることができる効果がある。

また、前記先端合せ部は、包装袋の幅方向に沿って溶着形成したシール部と、前記シール部上方で人手で把持するための把持部と、で構成し、前記シール部は、間欠的に溶着形成しているため、ロールペーパーの包装作業において、袋本体部の下方開口から上方に向けてロールペーパーを袋本体部内へ挿入収納する際に流入した空気がシール部同士の間にある隙間から外部へ排気されて、袋本体部上部における内圧の異常な高まりを抑制してシール部や破断線を袋本体部の内側から破損することを防止できる効果がある。

また、前記把持部には、前記把持部の上縁から上下方向に伸延し、その先端で前記破断線の拡開頂部と連結する点状又は直線状の複数の刻設溝からなる第2の破断線を形成したため、第2の破断線を中心に把持部を幅方向左右側に引っ張ることにより、把持部中央に第2の破断線に沿った切れ込みを生起して把持部を左右に分割することができるともに、第2の破断線の終端で分岐する下方拡開状の破断線に沿って切込みを延長させて開封部を中央に残しつつ袋本体部の上部を左右に分割することができ、ロールペーパーの取り出し用開口部を大きく形成することができる効果がある。

また、前記第2の破断線は、前記把持部の表裏面において互いに左右方向にずらして形成しているため、持ち運び時に加わる引っ張り荷重を分散させ、把持部が不用意に左右分割することを防止できる効果がある。

本発明に係る包装袋のロールペーパー収納状態を示す斜視図である。

第1の実施形態に係る包装袋を示す正面図である。

第1の実施形態に係る包装袋を示す拡大正面図である。

第1の実施形態に係る包装袋のA−A断面図である。

第1の実施形態に係る破断線の部分拡大図である。

第1の実施形態に係る破断線の部分拡大図である。

第1の実施形態に係る破断線の部分拡大図である。

本発明に係る包装袋へのロールペーパー収納過程を示す説明図である。

本発明に係る包装袋へのロールペーパー収納過程を示す説明図である。

本発明に係る包装袋の開封過程を示す説明図である。

本発明に係る包装袋の開封過程を示す説明図である。

本発明に係る包装袋の開封過程を示す説明図である。

本発明に係る包装袋の開封過程を示す説明図である。

第2の実施形態に係る包装袋を示す拡大正面図である。

第2の実施形態に係る包装袋のA−A断面図である。

第2の実施形態に係る包装袋の開封形態を示す斜視図である。

第2の実施形態に係る包装袋の開封形態を示す斜視図である。

第3の実施形態に係る包装袋を示す拡大正面図である。

第4の実施形態に係る包装袋を示す拡大正面図である。

この発明の要旨は、略方形状に保形したビニール筒体の上部開口端縁において、筒体開口端左右に略三角形折込部を形成して、この略三角形折込部上に重複する状態で先端部合せ溶着形状の前後カバー体を折曲形成し、しかも前後カバー体は、先端合せ部を引上げ緊張した際に傾斜状に緊張変態すべく構成し、また、前後カバー体の先端合せ部には、指用孔を形成し、先端合せ部から前後カバー体にかけて二又に分岐した破断線を刻設し、破断線は、各刻設溝を円弧状又は山型状の拡開溝に形成して、かつ一定間隔で連続して設け、緊張変態化した前後カバー体表面への手掌による下方押圧力により破断線に沿って破断を可能に構成したことを特徴とするロールペーパー用包装袋を提供することにある。

〔第1の実施形態〕

以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。図1はロールペーパーを収納した状態の包装袋を示す斜視図、図2は本実施形態に係る包装袋を示す正面図、図3は本実施形態に係る包装袋を示す拡大正面図、図4は本実施形態に係る包装袋を示すのA−A断面図、図5乃至図7は本実施形態に係る破断線の部分拡大図である。

本実施形態に係るロールペーパー用包装袋Aは、略方形状に保形したビニール筒体1の上部開口端縁において、図1及び図2に示すように、筒体開口端左右に略三角形折込部3を形成して、この略三角形折込部3上に重複する状態で先端部合せ溶着形状の前後カバー体10b、10b’を折曲形成している。なお、ビニール筒体1の両側には、図2に示すように内側に折り込んだガゼット1a、1a’を形成している。

略三角形折込部3は、略方形状のビニール筒体1の上端左右側面に相当する部位で、ビニール筒体1左右で内側に折り込んだガゼット1a、1a’上端部を先端合せ部2により溶着して形成している。

前後カバー体10b、10b’は、先端合せ部2を引上げ緊張した際に傾斜状に緊張変態すべく構成している。具体的には、前後カバー体10b、10b’は、略三角形折込部3とともにロールペーパーRを収納するための袋本体部10の上部を構成している。

また、前後カバー体10b、10b’の先端合せ部2は、包装袋Aの幅方向に沿って溶着形成したシール部30と、シール部30上方で人手で把持するための把持部20と、で構成している。

すなわち、包装袋Aは、基本的に袋本体部10と、袋本体部10の上方に設けられる把持部20と、袋本体部10と把持部20との間のシール部30と、を備えている。

把持部20には、図2及び図3に示すように、把持部20と袋本体部10とを上下に仕切るシール部30の他に、シール部30の上方位置で把持部20の上端に沿って伸延する上端シール部31と、上端シール部31とシール部30との間で把持部20の左右端に沿って伸延する左右端シール部32、32’と、が溶着形成されている。

また、把持部20の中央部には、把持部20を補強する矩形状の補強片21を重合している。

具体的には、補強片21は、把持部20の中央部で、補強片21の上下縁端を横断するように伸延する上端シール部31とシール部30とにより溶着するとともに左右端縁を補強片21の左右端に沿って伸延する左右端シール部33、33’により溶着して重設している。

把持部20における各シール部30、31、32、32’、33、33’は、一定方向に沿って間欠的に溶着して形成している。

すなわち、各シール部30、31、32、32’、33、33’はそれぞれ、複数のシールスポット30a、31a、32a、32a’、33a、33a’と、通気孔30b、31b、32b、32b’、33b、33b’とにより構成している。

シール部30を一例にとると、具体的には、シール部30は、図3及び図4に示すように一定方向で所定間隔を隔てて形成した略方形状のシールスポット30aと、シールスポット30a同士の間に形成される通気孔30bとで構成しており、通気孔30bにより袋本体部10の内部と外部とを連通可能としている。

特に、本実施形態におけるシール部30と上端シール部31は、図4に示すように、把持部20両端部に形成される通気孔30b、31bの幅員を把持部20中央部に形成される通気孔30b、31bの幅員よりも拡幅し、ロールペーパーRの内挿作業時における内部空気の排気効率を向上している。

要するに、シール部は、一定方向に連続的に溶着形成した所定箇所でロールペーパーRの内挿作業時における内部空気を排気するための通気孔を形成していればよい。例えば、把持部20両端部のみに通気孔30b、31bを形成することともしてもよい。また、各シール部30を形成するシールスポット30aの形状は、方形状に限定されることはなく、例えば、線状、円状、三角状であってもよい。

また、前後カバー体10b、10b’の先端合せ部2には、指用孔23を形成している。具体的には、把持部20の中央部における補強片21の左半部と右半部にはそれぞれ、2つの半円弧状刻設溝を左右方向で対向させて略円形となるように貫通して指挿入部22、22’を形成して指用孔23をなしている。

また、先端合せ部2から前後カバー体10b、10b’にかけて二又に分岐した破断線40を刻設している。

具体的には、前後カバー体10b、10b’の中央部で、図2及び図3に示すように下方拡開状に伸延形成した開封用の破断線40と、破断線40により囲まれた内側の開封部50と、を形成している。

前後カバー体10b、10b’における破断線40の伸延形状は、図3に示すように正面視において袋本体部10(包装袋A)の幅方向中央位置を縦断する中央縦断線C1を中心に左右対象となる下方拡開の山形状としている。

具体的には、破断線40は、拡開頂部40aを袋本体部10の中央縦断線C1上に位置づけるとともに、中央縦断線C1を中心に線対称となるように、拡開頂部40aからそれぞれ左右外方傾斜する2つの左右傾斜部40b、40b’と、左右傾斜部40b、40b’の終端で屈曲して袋本体部10の上下方向に沿う左右側部40c、40c’と、により構成している。

このような破断線40の伸延形状は、下方拡開状であれば特に限定されることはなく、例えば、下方拡開する湾曲山形状や屈曲山形状、コ字形状、角形状であってもよい。なお、破断線40の左右側部40c、40c’の終端には裂け防止用の止穴を形成することとしてもよい。

開封部50は、前後カバー体10b、10b’(袋本体部10の上部)の中央部において、その下端縁を前後カバー体10b、10b’と一体とし、それ以外の周縁を破断線40により囲まれた略山形状の部位であり、破断線40に沿って破断することにより取り出し用開口部の形成を可能としている。

また、開封部50は、袋本体部10に収納したロールペーパーRを取り出し可能な取り出し用開口部を形成できる面積で形成している。すなわち、開封部50の面積は、少なくともロールペーパーRの円柱形状における円面積よりも大きくなるようにしている。

また、破断線40の拡開頂部40aは、図3乃至図5に示すように先端合せ部2においてシール部30を越えた把持部20の中央部の上下方向下部に配置している。

換言すれば、開封部50は、頂部50aにシール部30の一部である頂部シール部30cを有するように構成している。

このような構成により、把持部20を介して包装袋Aを持ち上げた際に、シール部30を境として下方の破断線40に不用意な荷重応力を伝えることなく開封部50の不用意な破断を防止している。

なお、破断線40は、拡開頂部40aを前後カバー体10b、10b’内におさまるように形成すれば、袋本体部10の表裏における開封部50、50’同士が溶着連結しておらずフリー状態にあるため、包装袋Aの開封作業を容易にすることができる。

また、破断線40は、図5及び図6に示すように、各刻設溝41を円弧状又は山型状の拡開溝であって、同一方向に開口するように一定間隔を保持して連続して設けている。

すなわち、破断線40は、所定間隔を隔てて同一線上に配置され、同一方向に開口するように拡開状に貫通形成した複数の刻設溝41と、複数の刻設溝41同士の間に介在するつなぎ部分42と、を備える。

なお、つなぎ部分42の幅員D1は刻設溝41の幅員D2(刻設溝両端部の間を繋ぐ仮想弦線の長さ)の1〜1.5倍の長さとし、本実施形態ではつなぎ部分42の幅員D1を約4mm〜6mm、刻設溝41の幅員D2を約2mm〜4mmとしている。

また、拡開状の複数の刻設溝41は、図5及び図6に示すように袋本体部10上部の中央部においてそれぞれ、刻設溝の拡開両端部の間を繋ぐ仮想弦線を開封部50の仮想輪郭線M1上に配置するとともに拡開方向を開封部50の内側又は外側に向けて拡開するように形成している。

また、各刻設溝41は、図6に示すように隣接する刻設溝41、41’、、、の端部41a、41a’、、、から伸延形成される切込線43、43’が互いに交差合流するように拡開形成している。

すなわち、各刻設溝41は、隣接する刻設溝41、41’、、、の端部41a、41a’の仮想延長直線(切込線43、43’)が互いに交差合流するように拡開している。

刻設溝41の形状は、円弧状又は山型状とすることにより刻設溝端部41a、41a’の伸延方向に沿ってつなぎ部分42に生起する切込線43同士が交差合流することを確実としている。なお、「円弧状」や「山型状」とは同形状における端部同士が互いに離反して外方拡開傾斜する形状を意図する。

また、刻設溝41の内側には、図5及び図6に示すように円弧状又は略角形状のフラップ片44が形成されている。換言すれば、開封部50又は取り出し開口部の周縁には、複数の刻設溝41に応じて複数のフラップ片44が所定間隔を隔てて形成される。

フラップ片44は、図7に示すように緊張したフィルム面の面方向に対して下側の押圧応力を負荷した際にフラップ片44の外側のフィルム面位置から変位して刻設溝端部41a、41a’に下方押圧応力を効果的に集中させる。

その結果、つなぎ部分42に刻設溝41、41’の刻設溝端部41a、41a’の伸延方向を裂け方向とした「切込線」を生起することができ、隣接する刻設溝41、41’の端部41a、41a’から伸延してきた切込線同士が互いに交差合流することにより刻設溝同士の間に介在するつなぎ部分42を正確に裂断することができる。

なお、破断線40の内側又は外側で、同破断線40と相似形の別の破断線を設けることにより、例えば2段、3段の破断線といった多段的な複数の破断線を形成することもできる。

すなわち、破断線40の内側及び/又は外側には、破断線40の輪郭形状に沿うように破断線40の複数の刻設溝41、41’の間且つ端部41a、41a’の伸延方向の先端位置に刻設溝を配置した他の破断線を設けることとしてもよい。

具体的には、破断線40における隣接刻設溝41、41’、、、の端部41a、41a’から伸延する仮想延長直線(切込線43、43’)上に、刻設溝を配置する破断線40の内側又は外側で他の破断線を形成する。なお、他の破断線を構成する刻設溝の形状は特に限定されることはなく、線状、円弧状であってもよい。

このような構成により破断線40の刻設溝41、41’、、、の端部41a、41a’から伸延してきた切込線が他の破断線の刻設溝で合流するため、他の破断線における刻設溝が切込線同士の交差合流の補助線として機能し、破断線40の刻設溝41、41’同士の間に介在するつなぎ部分42の裂断を確実に行うことができる。

次に、包装袋Aの製造方法の一例について簡単に説明する。まず、ビニール筒体1を繰り出しながら、これに一定間隔ごとに破断線カッタにより破断線40を形成する。

補強片21となる帯状ロールフイルムをビニール筒体1の中央部分に重なるようにシール機まで延長させ、該シール機によって各シール部30、31、、、を形成するとともに帯状ロールフイルムから補強片21を切断することで把持部20を形成する。

このようなビニール筒体1が、最終的にロールペーパーRを収納して袋本体部10の下部開口を折り畳み閉塞できる所定長さで切断されることにより包装袋Aとなる。

次に、包装袋Aへのロールペーパー収納方法について説明する。図8及び図9は、包装袋Aにロールペーパーを収納する過程を示す説明図である。

包装袋Aには、図8に示すように複数のロールペーパーRを並列段組した略方形状のロールペーパー群R1が、袋本体部10の下部開口10cから袋本体部10内部へ、各ロールペーパーRの筒軸方向を袋本体部10の長手方向に沿うように押し込み内挿される。

なお、本実施形態で包装袋Aに収納するロールペーパー群R1は、袋本体部10の幅方向に2個、奥行き方向に2個、長手方向に3個の合計12個のロールペーパーRにより方形状に構成している。

ロールペーパー群R1は、図1で示したようにその先端外周縁が袋本体部10上端面を構成する左右の三角形折込部3、3’に突き当たるまで、袋本体部10内部に進入させる。

このロールペーパー群R1の進入に伴い、扁平状の袋本体部10は、左右のガゼット1a、1a’を押し広げられて、袋本体部10内部に空気を流入させることになる。

かかる流入空気は、ロールペーパー群R1先端面により袋本体部10上部まで移動し、袋本体部10の各シール部30、31、、、の複数の通気孔30b、31b、、、により外部へ排気される。

すなわち、各シール部30、31、、、の通気孔30b、31b、、、により流入空気を排気することで袋本体部10内部で圧縮空気が形成されることを抑制し、圧縮空気による袋本体部10の内側からのシール部30及び破断線40の破損を防止可能としている。

このようにロールペーパー群R1が内挿された袋本体部10が、その下部開口10cを溶着閉塞することにより、図1に示したロールペーパーRを収納した包装袋Aとなる。

次に、ロールペーパーRを収納した状態の包装袋Aの開封方法について説明する。図10乃至図13は、ロールペーパーRを収納した状態の包装袋Aにおける開封過程を示す説明図である。

まず、未開封状態の包装袋Aを床面に載置立設させ、先端合せ部2の把持部20を上方に引っ張り上げ、その下方の前後カバー体10b、10b’にテンションをかけて前後カバー体10b、10b’を緊張変態させる。

このような前後カバー体10b、10b’の緊張変態状態において、ロールペーパー群R1の上方には袋本体部10の上部周壁、すなわち略三角形折込部3、3’と前カバー体10b及び後カバー体10b’とによりなす略三角柱形状の内部空間Sが形成される。

この内部空間Sは、開封部50を袋本体部10の外側から内側に押し込み破断するための余裕空間として機能し、袋本体部10上部の周壁フィルムの緊張に伴って図3及び図4で示したように各シール部30、31、、、の通気孔30b、31b、、、により袋本体部10の外部から取り込まれた空気により形成する。

次いで、図11に示すように前後カバー体10b、10b’の緊張変態状態で前後カバー体10b、10b’面を手掌で押圧することにより刻設溝41、41’、、、を介して破断する。

具体的には、開封部50を掌面等で内部空間Sに向けて下方傾斜するように押し込み、前後カバー体10b、10b’中央部で破断する。

開封部50に付与された下方押圧力に応じて破断線40(開封部50の周縁)のフラップ片44が、図7で示したようにその両端のつなぎ部分42を支点に袋面の上下方向に変位する。

この際、刻設溝端部41a(つなぎ部分42始端)に押圧応力が集中して、刻設溝端部41aの伸延方向に沿った切込線43が生起する。

さらに開封部50を内部空間S側へ押し込むと、刻設溝端部41aからの切込線43が伸長し、図6で示したように隣接する刻設溝41、41’、、、の刻設溝端部41a、41a’、、、からそれぞれ伸長してきた切込線43、43’、、、同士が合流し、図12に示すようにそれぞれの刻設溝41、41’、、、同士の間に介在するつなぎ部分42を裂断する。

なお、正面側の開封部50は、背面側の開封部50’と頂部シール部30cを介して連結しているが、この押し込み開封作業時の下方傾斜の応力を受けて背面側の開封部50’の頂部から離れる。

このようにして開封部50を、図12に示すよう破断線40に沿って完全に破断し、最終的に、図13に示すように前後カバー体10b、10b’の中央位置にロールペーパーRの取り出し用開口部60が形成した包装袋Aの開封形態とする。

この開封形態の包装袋Aにおいて、開封部50の外周縁や取り出し用開口部60の内周縁にはフラップ片44やつなぎ部分42が残ることとなり、図13に示すように開封部50の外周縁や取り出し用開口部60の内周縁は破断線40の裂断形状に由来するギザギザの凹凸状となる。

このように本実施形態に係る包装袋Aによれば、袋本体部10上部において開封部50をワンタッチで押し込み破断して取り出し用開口部60を形成でき、包装袋Aの開封作業を簡単にすることができる。なお、この開封部50を袋本体部10の外部へ引っ張り上げた際にも、袋本体部10上部に取り出し用開口部60を形成できることは勿論である。

すなわち、フィルムの面方向に直交する応力を負荷した場合であっても、開封部50や袋本体部10に「無用な裂け」を生起させることなく破断線40に沿って開封部50を正しく破断して包装袋Aの破損を可及的防止するとともに袋本体部10上部に小口の取り出し用開口部60を正しく形成することができる。

しかも、開封形態の包装袋Aにおいて、開封部50は袋本体部10と下端縁で一体となっていることから、取り出し用開口部60を閉塞して未使用状態の残りのロールペーパーの埃よけを可能とするする蓋体として機能する。

特に、開封部50の外周縁や取り出し用開口部60の内周縁のギザギザの凹凸状を形成するフラップ片44やつなぎ部分42同士が互いにズレて重なりあうことで、取り出し用開口部60に開封部50が掛合し、取り出し用開口部60の閉塞を可能とする。

さらには、上記破断線40により包装袋Aの破損を防止しつつ破断箇所を開封部50に限定していることから、袋本体部10の収納機能を確実に保持することができ、ロールペーパーRを全て取り出した後には包装袋Aをゴミ袋等の袋体として転用することができる。

〔第2の実施形態〕 次に、第2の実施形態に係る包装袋Bについて説明する。図14は本実施形態に係る包装袋を示す拡大正面図、図15は本実施形態に係る把持部のA−A断面図、図16及び図17は本実施形態に係る包装袋の開封形態を示す斜視図である。なお、以下において、前述の包装袋Aと同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。

本実施形態に係る包装袋Bは、図14に示すように把持部20の第2の破断線と袋本体部10の破断線とを包装袋Dの上部で組み合わせてなる仮想裂断線が正面視略逆Y字形状となるように形成している。

包装袋Bは、包装袋Aと異なり、把持部20の幅方向中央位置で把持部20を縦断するための第2の破断線70を形成している。

すなわち、把持部20には、把持部20の上縁から下方向に伸延し、その先端で開封用の破断線40の拡開頂部40aと連結する点状又は直線状の複数の刻設溝からなる第2の破断線70を形成している。

なお、第2の破断線70はビニール筒体1の上部表裏面を貫通するように形成し、第2の破断線70と連結する破断線40の拡開頂部40aは下方拡開する幅広の半円弧状刻設溝80として形成している。

さらに、把持部20に設けられた補強片21には、補強片21の上縁から下方向に伸延し、その先端で破断線40の拡開頂部40aと連結する点状又は直線状の複数の刻設溝からなる第3の破断線71が設けられている。

しかも、把持部20の第2の破断線70と補強片21の第3の破断線71とは、図15に示すように互いに左右方向にずらして形成している。

すなわち、2つの破断線70、71は、把持部20の中央縦断線C1を中心に互いに左右近傍位置で縦方向に伸延形成し、持ち運び時に加わる引っ張り荷重を分散させて不用意な把持部20の左右分離を防止している。

かかる構成の包装袋Bは、ロールペーパーRを取り出すに際し、破断線40と第2の破断線70及び第3の破断線71を切り開くものであり、補強片21を含めて把持部20が左右分離するとともに、これに連続して袋本体部10上部の破断線40に切込みを形成する。

すなわち、把持部20の両端部を引っ張ると、第2の破断線70及び第3の破断線71に沿って把持部20が、図16に示すように左右把持部片24、24’に分離するとともに前後カバー体10b、10b’が左右上壁片10d、10d’として分離し、袋本体部10の左右側に小口の取り出し用開口部61、61’を形成できる。

具体的には、把持部20の第2の破断線70及び第3の破断線71を裂断していくと、その先端の破断線40の拡開頂部40aに相当する半円弧状刻設溝80に突き当たり、同刻設溝80の左右端で伸延する破断線40の左右傾斜部40bに沿った裂断が連続的に行われる。

この際、袋本体部10の表裏2つの開封部50、50’は頂部シール部30cを介して連結状態にあるため、開封部50、50’を袋本体部10上部の中央で残しつつ、開封部50の左右側の袋本体部10のフィルムが左右上壁片10d、10d’として分離する。

その結果、前後カバー体10b、10b’の左右側に、図16に示すように小口の取り出し用開口部61、61’を形成することができる。

また、頂部シール部30cを介して連結した表裏の開封部50、50’は、袋本体部10に収納したロールペーパーR上面に効果的に覆いかぶさり、ロールペーパーRを全部取り出してしまうまでの保管時の埃除けとして機能する。

なお保管に際しては、把持部20を縦断した左右把持部片24、24’を中央部に寄せて開口部分を塞いでおくのが埃除けを確実にする点で好ましい。

また、開封部50の頂部シール部30cを引き破れば、図17に示すように包装袋Bの上部に亘って大口の取り出し用開口部62を形成できる。

また、本実施形態では、把持部20を左右分割した後、その下方の袋本体部10上部を左右分割する態様の開封方法について説明したが、第1の実施形態で説明したように、図13に示したように先に開封部50を破断して袋本体部の上部に小口の取り出し用開口部60を形成しておき、その後、把持部20を左右分割することで図17に示した大口の取り出し用開口部62を形成できることは勿論である。

このように、包装袋Bによれば、使用者の好みや使途に合わせて、ロールペーパーの取り出し用開口部について、口径の大きさや数、位置等を変化させ、多種多様の開口部を形成することができる。

〔第3の実施形態〕 次に、第3の実施形態に係る包装袋について説明する。図18は本実施形態に係る包装袋を示す拡大正面図である。

本実施形態に係る包装袋Cは、図18に示すように把持部20の第2の破断線と袋本体部10の破断線とを包装袋C上部で組み合わせてなる仮想裂断線が正面視H字形状となるように形成している。

すなわち、2つの第2の破断線72、72’が把持部20の左右方向の所定位置で把持部20を縦断するように伸延し、それぞれの先端で袋本体部10上部の破断線80の左右側部80b、80b’に連結するように構成している。

具体的には、第2の破断線73、73’は、把持部20に重合した補強片21の左右側で把持部20の上下方向に沿ってシール部30を越えて前後カバー体10b、10b’中途部まで伸延するように2つ形成している。

また、袋本体部10の破断線80は、正面視で下方拡開のコ字形状に形成しており、袋本体部10の上下方向に沿う左右側部80b、80b’と、左右側部80b、80b’の始端同士の間で左右伸延する平部80aとにより構成している。

すなわち、第2の破断線73、73’と破断線80の左右側部80b、80b’とが、把持部20や袋本体部10で同一線で連結するように構成している。

このような構成により、包装袋Cの開封作業をした際には、袋本体部10の開封部50、50’やその上方の把持部20中央部を中央位置に残して、把持部20の第2の破断線73、73’に連なるように袋本体部10における破断線80の左右側部80b、80b’を裂断し、袋本体部10上部の両側に小口の取り出し用開口部61、61’を2つ形成することができる。

また、把持部20の一部を開封部50から破断線80の水平部80aで切り離すことにより、簡単に大口の取り出し用開口部62を形成することができる。

〔第4の実施形態〕 次に、第4の実施形態に係る包装袋Eについて説明する。図19は本実施形態に係る包装袋を示す拡大正面図である。

本実施形態に係る包装袋Dは、図19に示すように把持部20の第2の破断線と袋本体部10の破断線とを包装袋Dの上部で組み合わせてなる仮想裂断線が正面視三角形状となるように形成している。

具体的には、2つの第2の破断線73、73’は、指挿入部22、22’よりも内側で把持部20の上縁中央から互いに左右外方へ傾斜するようにシール部30を越えて、前後カバー体10b、10b’中途部まで伸延するように形成している。

また、袋本体部10の破断線81は、正面視で下方拡開の台形状に形成しており、左右外方に向けて傾斜する左右傾斜側部81b、81b’と、左右側部81b、81b’の始端同士の間で左右伸延する水平部81aとにより構成している。

すなわち、第2の破断線73、73’と破断線80の左右側部81b、81b’とが、把持部20や袋本体部10で同一線上で連結するように構成している。

このような構成により、包装袋Eの開封作業をした際には、包装袋Dと同様に、袋本体部10の開封部50、50’やその上方の把持部20中央部を中央位置に残して、把持部20の第2の破断線73、73’に連なるように袋本体部10における破断線81の左右側部81b、81b’を裂断し、図16に示したように袋本体部10上部の両側に小口の取り出し用開口部61、61’を2つ形成することができる。

また、把持部20の一部を開封部50から破断線81の水平部81aで切り離すことにより、図17に示したように簡単に大口の取り出し用開口部62を形成することができる。

また、把持部20の指挿入部22、22’を貫通して把持した際には、その内側の2つの第2の破断線73、73’を手掌内に握り込んで把持することとなるため、同第2の破断線73、73’に不用意な引っ張り応力を負荷することなく、持ち運び時の把持部20の不用意な破断を防止することができる効果がある。

以上、説明してきたように、本発明に係るロールペーパー用包装袋によれば、「無用な裂け」を生起させることなく破断線の伸延方向に沿って開封部を正しく破断して袋本体部上部に取り出し用の開口部を形成することができ、包装袋の開封作業を簡単に行うことができ、開封後には収納している未使用のロールペーパーの保管状態を良好にすることができる。

すなわち、本発明によれば、略方形状に保形したビニール筒体の上部開口端縁において、筒体開口端左右に略三角形折込部を形成して、この略三角形折込部上に重複する状態で先端部合せ溶着形状の前後カバー体を折曲形成し、しかも前後カバー体は、先端合せ部を引上げ緊張した際に傾斜状に緊張変態すべく構成し、また、前後カバー体の先端合せ部には、指用孔を形成し、先端合せ部から前後カバー体にかけて二又に分岐した破断線を刻設し、破断線は、各刻設溝を円弧状又は山型状の拡開溝に形成して、かつ一定間隔で連続して設け、前後カバー体の緊張変態した状態で前後カバー体面を手掌で押圧することにより刻設溝を介して破断可能に構成したため、袋面の面方向の直交する上下方向の応力をかけた際には、拡開状の刻設溝に囲まれた内側のフラップ片を袋面の上下方向にせり出し変位させて刻設溝端部に応力を効果的に集中させることができる。

その結果、つなぎ部分に刻設溝の拡開端部伸延方向を裂け方向とした「切込線」を生起することができ、隣接する刻設溝端部から伸延する切込線同士が互いに交差合流することにより刻設溝同士の間に介在するつなぎ部分を正確に裂断することができる。

すなわち、袋面の面方向に沿う応力を負荷した場合だけなく面方向に直交する応力を負荷した場合にも、包装袋に「無用な裂け」を生起させることなく破断線の伸延方向に沿って開封部を正しく破断して袋上面にロールペーパーの取り出し用の開口部を形成することができ、包装袋の開封作業を簡単に行うことができ、開封後には収納している未使用のロールペーパーの保管状態を良好にすることができる効果がある。

A ロールペーパー用包装袋 1 ビニール筒体 2 先端合せ部 3 三角形折込部 10 袋本体部 10b、10b’ 前後カバー体 20 把持部 30 シール部 40 破断線 41 刻設溝 50 開封部

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