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吸収性物品

阅读:787发布:2024-02-27

专利汇可以提供吸収性物品专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】 着用者 が運動やスポーツを行う場合であっても、着用者の身体に追従して違和感を与えるおそれのない吸収性物品の提供。 【解決手段】吸収性物品10の第1及び第2側縁部17,18は、それぞれ、横方向Xの内側へ延びる括れ部30を有する。第1側縁部17に 位置 する括れ部30と第2側縁部18に位置する括れ部30とは、横方向において対向して位置し、 吸収体20は吸収体両側縁20c,20dから横方向Xの内側へ延びる一対の変形誘導部40を有する。括れ部30の内端34から縦断中心線Pへ向かって直線状に延びる仮想線K1−K3上に吸収体20の変形誘導部40が位置する。 【選択図】図3,下面是吸収性物品专利的具体信息内容。

縦方向及び横方向を有し、前記横方向の寸法を2等分する縦断中心線と、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シート間に介在された吸収体とを備えた吸収性物品において、 前記吸収体の吸収体両側縁の前記横方向の外側に位置する第1及び第2側縁部をさらに有し、 前記第1及び第2側縁部は、それぞれ、前記横方向の内側へ延びる括れ部を有し、 前記第1側縁部に位置する括れ部と前記第2側縁部に位置する括れ部とは、前記横方向において対向して位置し、 前記吸収体は前記吸収体両側縁から前記横方向の内側へ延びる一対の変形誘導部を有し、 前記括れ部の内端から前記縦断中心線へ向かって直線状に延びる仮想線上に前記吸収体の前記変形誘導部が位置することを特徴とする吸収性物品。前記変形誘導部は、前記吸収体のうちの他の部分に比して肉薄の部分または切欠である請求項1に記載の吸収性物品。前記括れ部は、前記縦中心線に対して斜めに延びており、前記仮想線は前記縦断中心線と斜めに交差する請求項1または2に記載の吸収性物品。前記裏面シートの外面には、前記縦方向へ延びる止着域が位置し、前記止着域は、前記括れ部の前記縦方向の外側には位置していない請求項1−3のいずれかに記載の吸収性物品。前記止着域の一部が前記変形誘導部の内端と平面視において互いに重なっており、重なり合う部分が前記変形誘導部の横方向の寸法の25%未満の大きさを有する請求項4に記載の吸収性物品。前記変形誘導部の内端と前記止着域とが平面視において互いに重なっておらず、前記止着域が内端の横方向の内側に位置している請求項4に記載の吸収性物品。前記第1及び第2側縁部は、前記横方向の外側に延出するウイング部と、前記縦方向において離間対向する第1括れ部と第2括れ部とを有し、前記第1及び第2括れ部はそれぞれ前記ウイング部の基端部分に位置する請求項1−6のいずれかに記載の吸収性物品。前記ウイング部間には、吸収体において他の部分に比して肉厚の中高部分が位置する請求項7に記載の吸収性物品。前記第1側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線と、それに前記横方向において対向する前記第2側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線との交点が、前記中高部分の前記縦方向の外側に位置する請求項8に記載の吸収性物品。前記括れ部と前記変形誘導部とは、曲状であって、前記変形誘導部は前記括れ部よりも緩やかにカーブした形状を有する請求項1−9のいずれかに記載の吸収性物品。前記縦方向の寸法を2等分する横断中心線をさらに有し、前記第1括れ部の内端と前記第2括れ部の内端とを結ぶ縦断仮想線と前記横断中心線との交が、90度以下である請求項7に記載の吸収性物品。前記括れ部と前記横方向において対向して位置する前記変形誘導部は、前記括れ部の前記縦方向の内側に延在している請求項1−11に記載の吸収性物品。個包装体に収容された状態において形成される、前記横方向へ延びる第1折曲ラインと第2折曲ラインとをさらに有し、前記第1括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第1折曲ラインと交差し、前記第2括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第2折曲ラインと交差する請求項7に記載の吸収性物品。前記吸収体は、前記縦方向へ延びる第1及び第2側縁を有し、前記第1側縁に位置する前記第1括れ部と前記第2側縁に位置する前記第2括れ部とを結んだ第1仮想対向線と、前記第2側縁に位置する前記第1括れ部と前記第1側縁に位置する前記第2括れ部とを結んだ第2仮想対向線とを有する請求項2に記載の吸収性物品。前記第1側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線と、それに前記横方向において対向する前記第2側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線との交点が、前記中高部分内に位置する請求項7に記載の吸収性物品。

縦方向及び横方向を有し、前記横方向の寸法を2等分する縦断中心線と、前記縦方向の寸法を2等分する横断中心線と、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シート間に介在された吸収体とを備えた吸収性物品において、 前記吸収体の吸収体両側縁の前記横方向の外側に位置する第1及び第2側縁部をさらに有し、 前記第1及び第2側縁部は、それぞれ、前記横方向の内側へ延びる括れ部を有し、 前記第1側縁部に位置する括れ部と前記第2側縁部に位置する括れ部とは、前記横方向において対向して位置し、 前記吸収体は前記吸収体両側縁から前記横方向の内側へ延びる一対の変形誘導部を有し、 前記括れ部と前記変形誘導部とは前記横方向において対向して位置し、 前記括れ部は、前記縦断中心線に対して斜めに延びていて、 前記変形誘導部は、前記括れ部の前記縦方向の内側に延在しており、前記括れ部の内端から前記縦断中心線へ延びる直線状であって、かつ、前記横断中心線に向かうように前記縦断中心線と斜めに交差する仮想線上に位置することを特徴とする吸収性物品。前記変形誘導部は、前記吸収体のうちの他の部分に比して肉薄の部分である請求項1に記載の吸収性物品。前記変形誘導部は、切欠である請求項1に記載の吸収性物品。前記括れ部と前記変形誘導部とは、曲状であって、前記括れ部の内端を形成する仮想円弧の中心と、前記変形誘導部の内端を形成する仮想円弧の中心とを結んだラインは、前記仮想線上に位置する請求項1−3のいずれかに記載の吸収性物品。前記裏面シートの外面には、前記縦方向へ延びる止着域が位置し、前記止着域は、前記括れ部の前記縦方向の外側には位置していない請求項1−4のいずれかに記載の吸収性物品。前記止着域の一部が前記変形誘導部の内端と平面視において互いに重なっている請求項5に記載の吸収性物品。前記止着域のうちの前記変形誘導部の内端と重なり合う部分が前記変形誘導部の前記横方向の寸法の25%未満の大きさを有する請求項6に記載の吸収性物品。前記変形誘導部の内端と前記止着域とが平面視において互いに重なっておらず、前記止着域が内端の横方向の内側に位置している請求項5に記載の吸収性物品。前記第1及び第2側縁部は、前記横方向の外側に延出するウイング部と、前記縦方向において離間対向する第1括れ部と第2括れ部とを有し、前記第1及び第2括れ部はそれぞれ前記ウイング部の基端部分に位置する請求項1−8のいずれかに記載の吸収性物品。前記ウイング部間には、吸収体において他の部分に比して肉厚の中高部分が位置する請求項9に記載の吸収性物品。前記第1側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線と、それに前記横方向において対向する前記第2側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線との交点が、前記中高部分の前記縦方向の外側に位置する請求項10に記載の吸収性物品。前記変形誘導部は前記括れ部よりも緩やかにカーブした形状を有する請求項4に記載の吸収性物品。前記第1括れ部の内端と前記第2括れ部の内端とを結ぶ縦断仮想線と前記横断中心線との交角が、90度以下である請求項9に記載の吸収性物品。個包装体に収容された状態において形成される、前記横方向へ延びる第1折曲ラインと第2折曲ラインとをさらに有し、前記第1括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第1折曲ラインと交差し、前記第2括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第2折曲ラインと交差する請求項9に記載の吸収性物品。前記吸収体は、前記縦方向へ延びる第1及び第2側縁を有し、前記第1側縁に位置する前記第1括れ部と前記第2側縁に位置する前記第2括れ部とを結んだ第1仮想対向線と、前記第2側縁に位置する前記第1括れ部と前記第1側縁に位置する前記第2括れ部とを結んだ第2仮想対向線とを有し、前記第1及び第2仮想対向線は、それぞれ、前記第1及び第2括れ部の外郭ラインの一部に沿って延びている請求項1−14のいずれかに記載の吸収性物品。前記第1側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線と、それに前記横方向において対向する前記第2側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線との交点が、前記中高部分内に位置する請求項10に記載の吸収性物品。前記ウイング部の前記縦方向の外側には、第3括れ部と、前記第3括れ部と前記横方向において対向して位置する前記変形誘導部とが位置する請求項9又は10に記載の吸収性物品。任意の前記括れ部の前記仮想線上に位置する前記変形誘導部は、前記任意の括れ部に最も近接する変形誘導部である請求項1−17のいずれかに記載の吸収性物品。縦方向及び横方向を有し、前記横方向の寸法を2等分する縦断中心線と、前記縦方向の寸法を2等分する横断中心線と、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表裏面シート間に介在された吸収体とを備えた吸収性物品において、 前記吸収体の吸収体両側縁の前記横方向の外側に位置する第1及び第2側縁部と、前記第1及び第2側縁部間に位置する膣口対向域と、個包装体に収容された状態において形成される、前記横方向へ延びる第1折曲ラインと第2折曲ラインとをさらに有し、 前記第1及び第2側縁部は、それぞれ、前記横方向の内側へ延びる括れ部を有し、 前記第1側縁部に位置する括れ部と前記第2側縁部に位置する括れ部とは、前記横方向において対向して位置し、 前記吸収体は前記吸収体両側縁から前記横方向の内側へ延びる一対の変形誘導部を有し、 前記括れ部と前記変形誘導部とは前記横方向において対向して位置し、 前記括れ部は、前記縦断中心線に対して斜めに延びていて、 前記変形誘導部は、前記括れ部の前記縦方向の内側に延在しており、前記括れ部の内端から前記縦断中心線へ延びる直線状であって、かつ、前記横断中心線に向かうように前記縦断中心線と斜めに交差する仮想線上に位置し、 前記第1及び第2側縁部は、前記縦方向において離間対向する第1括れ部と第2括れ部とを有し、前記第1及び第2括れ部はそれぞれ前記膣口対向域の縦方向の外側に位置し、 前記第1括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第1折曲ラインと交差し、前記第2括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第2折曲ラインと交差することを特徴とする吸収性物品。前記変形誘導部は、前記吸収体のうちの他の部分に比して肉薄の部分である請求項1に記載の吸収性物品。前記変形誘導部は、切欠である請求項1に記載の吸収性物品。前記括れ部と前記変形誘導部とは、曲状であって、前記括れ部の内端を形成する仮想円弧の中心と、前記変形誘導部の内端を形成する仮想円弧の中心とを結んだラインは、前記仮想線上に位置する請求項1−3のいずれかに記載の吸収性物品。前記裏面シートの外面には、前記縦方向へ延びる止着域が位置し、前記止着域は、前記括れ部の前記横方向の外側には位置していない請求項1−4のいずれかに記載の吸収性物品。前記止着域の一部が前記変形誘導部の内端と平面視において互いに重なっている請求項5に記載の吸収性物品。前記止着域のうちの前記変形誘導部の内端と重なり合う部分が前記変形誘導部の前記横方向の寸法の25%未満の大きさを有する請求項6に記載の吸収性物品。前記変形誘導部の内端と前記止着域とが平面視において互いに重なっておらず、前記止着域が前記内端の横方向の内側に位置している請求項5に記載の吸収性物品。前記膣口対向域は、前記吸収体において他の部分に比して肉厚の中高部分である請求項1〜8のいずれかに記載の吸収性物品。前記第1側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線と、それに前記横方向において対向する前記第2側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線との交点が、前記中高部分の前記縦方向の外側に位置する請求項9に記載の吸収性物品。前記変形誘導部は前記括れ部よりも緩やかにカーブした形状を有する請求項4に記載の吸収性物品。前記第1括れ部の内端と前記第2括れ部の内端とを結ぶ縦断仮想線と前記横断中心線との交角が、90度以下である請求項1〜11のいずれかに記載の吸収性物品。前記第1側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線と、それに前記横方向において対向する前記第2側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線との交点が、前記中高部分内に位置する請求項9に記載の吸収性物品。前記第2括れ部の前記縦方向の外側には、第3括れ部と、前記第3括れ部と前記横方向において対向して位置する前記変形誘導部とが位置する請求項1〜10のいずれかに記載の吸収性物品。任意の前記括れ部の前記仮想線上に位置する前記変形誘導部は、前記任意の括れ部に最も近接する変形誘導部である請求項1−14のいずれかに記載の吸収性物品。縦方向及び横方向を有し、前記横方向の寸法を2等分する縦断中心線と、前記縦方向の寸法を2等分する横断中心線と、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表裏面シート間に介在された吸収体とを備えた吸収性物品において、 前記吸収体の吸収体両側縁の前記横方向の外側に位置する第1及び第2側縁部と、個包装体に収容された状態において形成される、前記横方向へ延びる第1折曲ラインと第2折曲ラインとをさらに有し、 前記第1及び第2側縁部は、それぞれ、前記横方向の内側へ延びる括れ部を有し、 前記第1側縁部に位置する括れ部と前記第2側縁部に位置する括れ部とは、前記横方向において対向して位置し、 前記吸収体は前記吸収体両側縁から前記横方向の内側へ延びる一対の変形誘導部を有し、 前記括れ部と前記変形誘導部とは前記横方向において対向して位置し、 前記括れ部は、前記縦断中心線に対して斜めに延びていて、 前記変形誘導部は、前記括れ部の前記縦方向の内側に延在しており、前記括れ部の内端から前記縦断中心線へ延びる直線状であって、かつ、前記横断中心線に向かうように前記縦断中心線と斜めに交差する仮想線上に位置し、 前記第1及び第2側縁部は、前記横方向の外側に延出するウイング部と、前記縦方向において離間対向する第1括れ部と第2括れ部とを有し、前記第1及び第2括れ部はそれぞれ前記ウイング部の基端部分に位置し、 前記第1括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第1折曲ラインと交差し、前記第2括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第2折曲ラインと交差することを特徴とする吸収性物品。

说明书全文

この発明は吸収性物品に関し、より詳しくは、軽失禁パッド、パンティライナ、生理用ナプキン、おりもの吸収用パッド、尿吸収パッド、大人用及び子供用の使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。

従来、吸収体の一部に変形誘導部を備えた吸収性物品は、知られている。例えば、特許文献1には、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、表裏面シート間に介在された吸収体とを備え、吸収体には、両側縁から横方向の内側へ延びる複数の変形誘導部が形成された吸収性物品が開示されている。また、特許文献2には、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、表裏面シート間に介在された吸収体とを備え、吸収体の両側縁の幅方向の外側において縦方向へ延びる両側縁部には複数の括れ部が形成されている。

特開2008−93289号(P2008−93289)

特開2017−140422号(P2017−140422)

特許文献1に開示された吸収性物品においては、吸収体に複数の変形誘導部が形成されていることによって、吸収体を着用者の身体形状に沿って変形させることができる。一方、特許文献2に開示された吸収性物品においては、吸収体の両側縁の幅方向の外側に位置する両側縁部が複数の括れ部を有することによって、その形状を身体の動きに沿って変形させることができる。

しかし、特許文献1に記載の吸収性物品においては、吸収体の両側縁の横方向の外側に位置する両側縁部は、吸収体の変形誘導部に沿った形状を有していないことから、例えば、着用者が走ったり、ジャンプしたり比較的に大きな動作を伴う運動やスポーツを行った場合には、吸収体がかかる身体形状の動きに連動する一方、両側縁部が連動せずに突っ張った状態となって着用者違和感を与えるおそれがあった。一方、特許文献2に記載の吸収性物品においては、両側縁部に複数の括れ部が形成されているが、吸収体に変形誘導部が形成されていないことから、両側縁部が身体の大きな動きに追従して変形する一方、吸収体がそれに合わせて変形することができず、着用者に対して違和感を与えるおそれがあった。

本発明は、着用者が運動やスポーツを行う場合であっても、着用者の身体に追従して違和感を低減することができる吸収体物品の提供を課題とする。

本発明は、縦方向及び横方向を有し、前記横方向の寸法を2等分する縦断中心線と、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シート間に介在された吸収体とを備えた吸収性物品に関する。

本発明に係る吸収性物品は、前記吸収体の吸収体両側縁の前記横方向の外側に位置する第1及び第2側縁部をさらに有し、前記第1及び第2側縁部は、それぞれ、前記横方向の内側へ延びる括れ部を有し、前記第1側縁部に位置する括れ部と前記第2側縁部に位置する括れ部とは、前記横方向において対向して位置し、前記吸収体は前記吸収体両側縁から前記横方向の内側へ延びる一対の変形誘導部を有し、前記括れ部の内端から前記縦断中心線へ向かって直線状に延びる仮想線上に前記吸収体の前記変形誘導部が位置することを特徴とする。

本発明に係る吸収性物品は、以下の好ましい実施態様を含む。下記の実施態様は、単独の構成のほかに、任意に選択して複数の実施態様に係る構成を組み合わせることができる。 (1)前記変形誘導部は、前記吸収体のうちの他の部分に比して肉薄の部分または切欠である。 (2)前記括れ部は、前記縦中心線に対して斜めに延びており、前記仮想線は前記縦中心線と斜めに交差する。 (3)前記裏面シートの外面には、前記縦方向へ延びる止着域が位置し、前記止着域は、前記括れ部の前記縦方向の外側には位置していない。 (4)前記止着域の一部が前記変形誘導部の内端と平面視において互いに重なっており、重なり合う部分が前記変形誘導部の横方向の寸法の25%未満の大きさを有する。 (5)前記変形誘導部の内端と前記止着域とが平面視において互いに重なっておらず、前記止着域が内端44の横方向の内側に位置している。 (6)前記第1及び第2側縁部は、前記横方向の外側に延出するウイング部と、前記縦方向において離間対向する第1括れ部と第2括れ部とを有し、前記第1及び第2括れ部はそれぞれウイング部の基端部分に位置する。 (7)前記ウイング部間には、吸収体において他の部分に比して肉厚の中高部分が位置する。 (8)前記第1側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線と、それに前記横方向において対向する前記第2側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線との交点が、前記中高部分の前記縦方向の外側に位置する。 (9)前記括れ部と前記変形誘導部とは、曲状であって、前記変形誘導部は前記括れ部よりも緩やかにカーブした形状を有する。 (10)前記縦方向の寸法を2等分する横断中心線をさらに有し、前記第1括れ部の内端と前記第2括れ部の内端とを結ぶ縦断仮想線と前記横断中心線との交が、90度以下である。 (11)前記括れ部と前記横方向において対向して位置する前記変形誘導部は、前記括れ部の前記縦方向の内側に延在している。 (12)個包装体に収容された状態において形成される、前記横方向へ延びる第1折曲ラインと第2折曲ラインとをさらに有し、前記第1括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第1折曲ラインと交差し、前記第2括れ部とそれに対向して位置する前記変形誘導部とが第2折曲ラインと交差する。 (13)前記吸収体は、前記縦方向へ延びる第1及び第2側縁を有し、前記第1側縁に位置する前記第1括れ部と前記第2側縁に位置する前記第2括れ部とを結んだ第1仮想対向線と、前記第2側縁に位置する前記第1括れ部と前記第1側縁に位置する前記第2括れ部とを結んだ第2仮想対向線とを有する。 (14)前記第1側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線と、それに前記横方向において対向する前記第2側縁部に位置する前記括れ部の前記仮想線との交点が、前記中高部分内に位置する。

本願の吸収性物品によれば、着用者が運動やスポーツ等によって比較的に大きな動作を行う場合であっても、両側縁部と吸収体とが吸収性物品に加えられたを吸収、緩衝することによって着用者の身体に追従することができ、違和感を低減することができる。

図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。

吸収性物品の一例の生理用ナプキンを表面側から見た平面図。

生理用ナプキンを裏面側から見た平面図。

図1と同様の生理用ナプキンの平面図。

図3の一点鎖線IVで囲んだ領域の一部拡大図。

図3の一点鎖線Vで囲んだ領域の一部拡大図。

着用状態の生理用ナプキンの様子を示す断面図。

下記の実施の形態は、添付の図面に示す吸収性物品に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。以下、添付の図面を参照して、この発明に係る吸収性物品の一例である生理用ナプキン10の実施形態を説明する。なお、各図において、説明の便宜上、吸収体20の外形線と仮想線K1−K3とを他の線に比べて太い線で示している。

図1〜3を参照すると、生理用ナプキン10は、縦方向Yと、横方向Xと、厚さ方向Zと、その横方向Xにおける寸法を2等分する縦断中心線Pと縦方向Yの寸法を2等分する横断中心線Qとを有し、肌対向面側及びその反対側の非肌対向面側と、肌対向面側に位置する透液性の表面シート11と、非肌対向面側に位置する不透液性の裏面シート12と、これら両シート11,12間に位置する吸液性の吸収体20とを含む。

生理用ナプキン10は、略十字状の形状を有し、縦方向Yの内側に向かって凹曲する第1及び第2端縁10a,10bと、横断中心線Qと交差する部分において横方向Xの外側へ凸曲する第1及び第2側縁10c,10dとから画成されている。生理用ナプキン10の外形線(外郭線)は、複数の凹凸部分を有する非流線形状であって、縦断中心線Pに関して対称である。

なお、図示していないが、生理用ナプキン10の柔軟性を向上させるために、表面シート11と吸収体20との間に比較的に嵩高の繊維不織布製の中間シートを配置してもよい。

吸収体20は、第1端縁10aと対向する第1端縁20aと、第2端縁10bと対向する第2端縁20bと、第1及び第2端縁20a,20b間において縦方向へ延びる第1及び第2側縁20c,20dとを有する。表裏面シート11,12は、吸収体20の外周から外方へ延出しており、表面シートの肌対向面側には、横方向において互いに対向するように縦方向Yへ延びる一対のサイドシート14が配置される。一対のサイドシート14は、表面シート11にサイド接着部を介して接合される。

生理用ナプキン10は、吸収体20の外周縁から延出する外周縁部をさらに有する。外周縁部は、表面シート11、裏面シート12及びサイドシート14から形成された、吸収体20の第1及び第2端縁20a,20bの縦方向Yの外側において横方向Xへ延びる第1及び第2端縁部(両端部)15,16と、吸収体20の第1及び第2側縁20c,20dの横方向Xの外側において縦方向Yへ延びる第1及び第2側縁部(両側縁部)17,18とを有する。第1及び第2側縁部17,18は、それぞれ、横方向Xの外側へ凸となるウイング部19を有する。外周縁部を形成するように互いに積層されたシートは、生理用ナプキン10の外周縁に沿って位置する外周シール部7を介して互いに接合されている。

図2を参照すると、生理用ナプキン10の裏面側には、複数の止着域50が配置される。複数の止着域50は、生理用ナプキン10を下着等の被服に止着するためのものであって、縦方向Yへ延びる複数のライン状に塗布された粘着剤や感圧性接着剤から形成される。止着域50は、吸収体20と重なる領域において縦方向Yへ延びる中央止着域51と、ウイング部19に位置するサイド止着域52とを有し、使用する前には、セパレータ(図示せず)によって被覆される。

表面シート11には、開口プラスチックフィルム、織布、不織布等の、体液に含まれる液体成分を透過可能なシートを好適に用いることができる。裏面シート12には、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を主体とした熱可塑性樹脂フィルム等を好適に用いることができる。サイドシート14には、表面シート11と同様のシート材を用いることができる。但し、生理用ナプキン10の外側へ体液が流れにくくするためには、疎性もしくは撥水性を有するシート材を用いることが好ましい。

外周シール部7における各シートの接合は、接着剤による接合、超音波溶着、熱溶着、レーザー溶着、高周波溶着等の公知の溶着手段による接合、及びエンボス加工による接合を、単独又は組み合わせて行うことができる。また、厚さ方向Zにおいて積層されたシートは、ホットメルト接着剤等の接着剤を介して互いに接合される。ホットメルト接着剤の塗工方法としては、スパイラル塗工、コーター塗工、カーテンコーター塗工、スプレー塗工などの各種公知の塗工方法が挙げられる。

生理用ナプキン10は、3つ折りにされた状態で個包装体に収容される。個包装体は、包装シートと生理用ナプキン10とを折り畳んで形成されるものであって、生理用ナプキン10は、折り畳むときに形成される横方向Xへ延びる第1折曲ライン101と第2折曲ライン102とを有する。第1及び第2折曲ライン101,102は、一対のウイング部19の基端部分と重なるように横方向Xへ延びている。

吸収体20は、所要の形状に賦形された吸液性コアを含んでおり、コアラップシートで包被されていることが好ましい。吸液性コアは、不水溶性の超吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)と、フラップ木材パルプ(パルプ繊維)やレーヨン繊維等のセルロース系繊維とからなる吸収性・離散性材料を有する。吸収体20のウイング部19間に位置する領域は、着用者の膣口対向域であって、該領域には、吸収体20が他の部分に比して肉厚にされた中高部分21が位置する。膣口対向域である中高部分21は、横方向Xにおいて、ウイング部19間に位置している。一方、生理用ナプキン10がウイング部19を有していない場合には、縦方向Yにおいて、生理用ナプキン10の第1折曲線101と第2折曲線102との間に配置されていることが好ましい。

図1〜3を参照すると、生理用ナプキン10は、第1及び第2両側縁部17,18に位置する横方向Xの内側へ延びる括れ部30を有する。括れ部30は、横方向Xにおいて互いに対向して位置する、第1側縁部17の第1側縁10cから横方向Xの内側へ延びる部分と、第2側縁部18の第2側縁10dから横方向Xの内側へ延びる部分とから構成されている。

括れ部30は、横断中心線Qと第1端縁10aとの間に位置する第1括れ部31と、横断中心線Qと第2端縁10bとの間に位置する第2及び第3括れ部32,33とを有する。第2括れ部32は、第3括れ部33よりも横断中心線Q側に位置している。

図4を参照すると、括れ部30は、縦断中心線Pへ向かって次第に幅狭となる形状を有し、内端(先端)34と、第1及び第2側縁10c,10d側に位置する外端(基端)35とを有する。括れ部30は、横断中心線Qに向かうように縦断中心線Pに対して斜めに延びている。括れ部30の形状や位置については、後記の本願発明の技術的効果を有する限りにおいて、適宜変更することが可能であって、例えば、その形状として、図示した態様のほかに、先鋭凸状、四角状、多角形状等であってもよい。

吸収体20は、両側縁20c,20dから横方向Xの内側へ延びる一対の変形誘導部40を有する。変形誘導部40は、横断中心線Qと第1端縁20aとの間に位置する第1変形誘導部41と、横断中心線Qと第2端縁20bとの間に位置する第2及び第3変形誘導部42,43とを有する。第2変形誘導部42は、第3変形誘導部43よりも横断中心線Q側に位置する。

図4を参照すると、変形誘導部40は、縦断中心線Pへ向かって凸曲した形状を有し、内端(先端)44と、第1及び第2側縁20c,20d側に位置する外端(基端)45とを有する。変形誘導部40は、吸収体20の一部を切欠した部分または吸収体20の他の部分に比して肉薄の肉薄部分から形成される。図示例では、吸収体20の一部を切欠した部分から形成されている。変形誘導部40の形状は、必要に応じて、適宜変更することができる。

再び、図3を参照すると、括れ部30と変形誘導部40とは、横方向Xにおいて互いに対向するように位置しており、具体的には、第1括れ部31と第1変形誘導部41、第2括れ部32と第2変形誘導部42、第3括れ部33と第3変形誘導部43とが、それぞれ互いに横方向Xにおいて対向して位置している。

第1及び第2側縁部17,18の括れ部30は、内端34から縦断中心線Pへ向かって直線状に延びる仮想線K1—K3をさらに有する。吸収体20の変形誘導部40は仮想線K1—K3上に位置している。仮想線K1−K3は、括れ部30の曲状の内端34を形成する仮想円弧C1の中心O1と、変形誘導部40の内端44を形成する仮想円弧C2の中心点O2とを結んだラインである。

生理用ナプキン10の着用状態において、例えば、着用者がスポーツをしている際に、走ったり、ジャンプしたりして比較的に激しい動作を行うことによって、生理用ナプキン10全体にそれを捩れさせようと力が作用する。かかる状態において、比較的に剛性の高い、半剛性ともいえる吸収体20とシート材料のみからなる第1及び第2側縁部17,18との間には剛性差があることによって、それらの境界近傍において捩じれるような変形が生じて、生理用ナプキン10全体が身体の大きな動きに追従することができないおそれがある。

本実施形態に係る生理用ナプキン10においては、第1及び第2側縁部17,18に位置する括れ部30と吸収体20の両側部に位置する変形誘導部40とが横方向Xにおいて対向して位置し、かつ、括れ部30の仮想線K1−K3上に変形誘導部40が位置することによって、着用者が比較的に大きな動作をして生理用ナプキン10全体にそれを捩れさせようとする力が作用しても、括れ部30と変形誘導部40とが同じ位置でそれらの力を吸収、緩衝して連動するように変形することができる。具体的には、括れ部30と変形誘導部40とが、互いに連動するように、その幅寸法が拡がったり狭くなったり、場合によってはそれらの一部が上下に移動する等して捩れさせようとする力を吸収、緩衝させることができる。

それによって、生理用ナプキン10が身体の動きに追従せずに、第1及び第2側縁部17,18及び吸収体20の一部が突っ張ることによって装着感を損ねて着用者に違和感を与えたり、生理用ナプキン10と身体との間に経血の横漏れの原因となるような隙間が生じることを抑制することができる。このように、着用者は、生理用ナプキン10を着用している状態であっても、経血の横漏れを心配することなく、アクティブに運動やスポーツを行うことができる。

第1及び第2側縁部17,18の括れ部30と吸収体20の変形誘導部40とが連動する限りにおいて、変形誘導部40はその一部が、仮想線K1−K3上に位置していればよいが、好ましくは、仮想線K1−K3が変形誘導部40の内端44と交差している。かかる場合いは、括れ部30と変形誘導部40とがより連動して変形し、効果的に捩れさせようとする力を吸収、緩衝しうる。

括れ部30の仮想線K1−K3は、横断中心線Qに向かうように縦断中心線Pに対して斜めに延びている。仮想線K1−K3が縦断中心線Pと直交せずに斜めに交差することから、括れ部30と仮想線K1−K3上に位置する変形誘導部40とが吸収、緩衝した力を生理用ナプキン10の中心に向かって逃がすことになり、かかる力が相殺し合って他の部分が変形するのを効果的に抑制することができる。

図2を参照すると、裏面シート12の外面において縦方向Yへ延びる止着域50は、平面視において、第1及び第2側縁部17,18の括れ部30と重なっていない。括れ部30が止着域50を介して下着等に固定されていないことによって、括れ部30近傍が可動域となって容易に変形して、生理用ナプキン10を捩れさせようとする力を効果的に吸収、緩衝することができる。

また、第1括れ部31とそれに対向して位置する第1変形誘導部41とが第1折曲ライン101と交差し、第2括れ部32とそれに対向して位置する第2変形誘導部42とが第2折曲ライン102と交差している。かかる場合には、第1及び第2括れ部31,32と第1及び第2変形誘導部41,42とが、個包装体に収容された状態において、第1及び第2折曲ライン101、102に沿って折り曲げられ、折り癖が付けられる。したがって、着用時において、第1及び第2括れ部31,32と第1及び第2変形誘導部41,42とは折れ曲がり易く、かつ、変形しやすくなって、捩れの力に追従しやすくなる。

図3を参照すると、吸収体20は、第1側縁20cに位置する第1括れ部31と第2側縁20dに位置する第2括れ部32とを結んだ仮想対向線K4と、第2側縁20dに位置する第1括れ部31と第1側縁20cに位置する第2括れ部32とを結んだ仮想対向線K5とを有する。仮想対向線K4,K5は、それぞれ、括れ部30の外郭ラインの一部に沿って延びている。第1及び第2括れ部31,32がかかる配置態様を有することによって、生理用ナプキン10全体にそれを捩れさせようとする力が作用しても、仮想対向線K4,K5上に位置する第1及び第2括れ部31,32によってかかる力をより緩衝することができる。

吸収体20の変形誘導部40の内端44近傍には、止着域50(中央止着域51)が位置している。具体的には、止着域50の一部が変形誘導部40の内端44と平面視において互いに重なっており、該重なり合う部分が変形誘導部40の横方向Xの寸法の25%未満の大きさを有する。着用者が激しい運動を行うことによって、生理用ナプキン10の中心側にある内端44近傍を起点として捩れが生じる易くなるところ、内端44の一部を止着域50を介して固定することで、過度なねじれによるよれを効果的に防止することができる。また、このように変形誘導部40の一部と止着域50の一部とが互いに重なり合う場合であっても、変形誘導部40に位置する止着域50は、着用中に吸収体20によって下着等に押し当てられる止着域50の他の部分に比して、下着等に対する止着力が弱くなるので、吸収体20の動きを阻害しないといえる。

また、吸収体の変形誘導部40の内端44と止着域50(中央止着域51)とが平面視において互いに重なっておらず、止着域50が内端44の横方向Xの内側に位置していることが好ましい。かかる場合には、変形誘導部40の内端44が止着域50の一部と平面視において僅かに重なり合う場合に比べて、変形誘導部の変形がより阻害され難くなるといえる。

第1括れ部31と第2括れ部32とは、ウイング部19の縦方向Yおいて互いに対向して位置する基端部分に位置している。ウイング部19は、縦方向Yへ延びる折り曲げ線に沿って裏面側へ折り曲げられて、下着等の裏面側にサイド止着域52を介して固定される。第1及び第2括れ部31,32がウイング部19の基端部分に位置することによって、着用者が激しい運動をした際に、ウイング部19が下着等の動きに追従して変形しやすくなり、サイド止着域52による止着が解除されるのを抑制することができる。なお、ウイング部19の基端部とは、ウイング部19の縦方向の外方に位置する第1側縁20c(又は第2側縁20d)の一部に沿って縦方向Yへ延びる仮想ラインと、ウイング部19の上端縁(又は下端縁)に沿って横方向Xへ延びる仮想ラインとが直交する部分である。

括れ部30の仮想線どうし、すなわち、第1仮想線K1どうし、第2仮想線K2どうし及び第3仮想線K3どうしの交点P1,P2は、中高部分21の縦方向Yの外側に位置する。括れ部30が吸収、緩衝した力を逃がすときに膣口対向域に位置する中高部分21に直接作用しないことから、中高部分21を変形して膣口から離間するのを抑制することができる。

図示例と異なり、第1仮想線K1どうしの交点P1及び/又は仮想線K2どうしの交点P2は、中高部分21内に位置していてもよい。かかる場合には、交点P1,P2が、中高部分21の曲状の両端部内に位置していることが好ましい。括れ部30と変形誘導部40とによって逃がした力が集中する交点P1,P2が曲状の両端部内に位置することで、力が分散されて点で集中するのを抑制することができる。また、吸収体20が第3括れ部33とそれに対向する第3変形誘導部43とを有する場合には、第2仮想線K2の横方向Xの外側に吸収性コア20の一部が位置していてもよい。かかる場合には、第2仮想線K2に代わって、第3仮想線K3が、力が加わったときに第1及び第2側縁部17,18を変形させるための可動軸として作用しうる。

図4を参照すると、括れ部30と変形誘導部40とは、横方向Xの内側へ向かう凸曲状であって、変形誘導部40は括れ部30よりも緩やかにカーブした形状を有する。具体的には、括れ部30の内端34を形成する仮想円弧C1は、それと対向して位置する変形誘導部40の内端44を形成する仮想円弧C2よりも小さくなっている。括れ部30の位置する第1及び第2側縁部17,18よりも変形誘導部40が位置する吸収体20の剛性が高くなっている。したがって、変形誘導部40が比較的に幅狭の場合には、その可動域が小さくなるおそれがあるが、括れ部30よりも変形誘導部40が緩やかに大きくカーブした形状を有することから、可動域の自由度が増して、括れ部30とともに連動して変形することができる。

また、括れ部30と横方向Xにおいて対向して位置する変形誘導部40は、括れ部30の縦方向Yの内側に延在している。かかる場合には、生理用ナプキン10の両側において、中心に向かってそれを捩れさせようとする力が作用したときに、括れ部30よりも変形誘導部40が中心に近い側で変形されることから、剛性の高い吸収体20を両側縁部17、18とともにバランスよく変形させることができる。

図5を参照すると、第1括れ部31の内端34と第2括れ部32の内端34とを結ぶ縦断仮想線Tと横断中心線Qとの交角αが90度以下である。交角度αが90度以下であることによって、着用者の股下域の後方側に位置する第2端縁部16側の部分を比較的に広く形成することができる。下着等の生理用ナプキンが固定される被服は前方から後方へ向かうにつれて面積が大きくなる形状を有していることから、生理用ナプキン10も同様に前方に比べて後方の面積が大きくなる形状を有することで、着用者の股繰りから受けるそれを変形させようとする力を均等に受けることでウイング部19の基端部分に位置する第1及び第2括れ部31,32で、よれが生じるのを抑制することができる。

また、吸収体20の第1側縁20cのうちの変形誘導部40よりも横方向Xの外側に位置する部分46は、括れ部30の内端34よりも横方向Xの外側に位置し、かつ、サイド止着域52よりも横方向Xの外側に位置している。好ましくは、吸収体20の第2側縁部20dにおいても第1側縁部20cの部分46と同様の配置態様を有しており、かかる場合には、吸収体20の横幅ができる限り大きくなって、体液の横漏れを抑制しうる。

図6を参照すると、縦方向Yへ延びる止着域50が括れ部30と交差していないことから、第1括れ部31と第2括れ部32との間には止着域50が位置していない。したがって、縦方向Yにおいてウイング部19の基端部分に位置する第1括れ部31と第2括れ部32間に位置する吸収体20の中高部分21の横方向Xの外側は下着等の被服60に固定されていない非止着域であることから、着用者の身体に押し当てられ難く、中高部分22の両側には身体から離間した空間63が画成される。このように、膣口に当接される中高部分21の両側に空間63が形成されることで、着用者の比較的に激しい脚部の動きに対して括れ部30の上下の速やかな移動が容易になって追従性が向上する。

10 生理用ナプキン(吸収性物品) 11 表面シート 12 裏面シート 20 吸収体 20c 第1側縁(吸収体側縁) 20d 第2側縁(吸収体側縁) 17 第1側縁部 18 第2側縁部 19 ウイング部 30 括れ部 31 第1括れ部 32 第2括れ部 33 第3括れ部 34 括れ部の内端 40 変形誘導部 41 第1変形誘導部 42 第2変形誘導部 43 第3変形誘導部 44 変形誘導部の内端 50 止着域 K1 仮想線 K2 仮想線 K3 仮想線 P1 交点 P2 交点 T 縦断仮想線 X 横方向 Y 縦方向

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