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Multivibrator waveform monitoring system

阅读:99发布:2020-11-25

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【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】地層に振動を与える複数の人工震源装置と、 受振器に接続され反射振動を観測する探鉱機と、を用いるマルチバイブレータ波形監視システムであって 前記人工震源装置は、 バイブレータと、 探鉱機との通信を行うための通信手段と、 前記バイブレータの振動を検出する検出器と、 探鉱機からの位相差解消情報と動作開始命令に基づきバイブレータの始動を制御する制御手段と、を有してなり、 前記探鉱機は、 人工震源装置との通信のための通信手段と、 人工震源装置の同期を制御する同期制御手段とを有し、
    この同期制御手段は人工震源装置の検出器で検出したバイブレータの振動に関する情報を通信手段により受け、
    人工震源装置の一台をマスタとし他をスレーブとし、マスタとそれぞれのスレーブとの振動の位相差を比較し、
    それぞれの人工震源装置についてのこの位相差を解消する位相差解消情報を算出し、該位相差解消情報とバイブレータを始動させる動作開始命令を前記通信手段により送り、 各々の人工震源装置でこの位相差解消情報に基づきバイブレータの始動時期を調整することによりスレーブの人工震源装置のバイブレータの振動をマスタのバイブレータの振動と同位相とさせることを特徴とするマルチバイブレータ波形監視システム。
  • 【請求項2】地層に振動を与える複数の人工震源装置と、 受振器に接続され反射振動を観測する探鉱機と、を用いるマルチバイブレータ波形監視システムであって 前記人工震源装置は、 探鉱機との通信を行うための通信手段と、 制御手段からの信号により振動周波数を変化させながら振動するバイブレータと、 前記バイブレータの振動を検出する検出器と、 バイブレータの振動の基準となるスイープ基準信号を発生する基準信号発生器を有し、この信号に前記検出器からの信号をフイードバックを加えた信号を用いて前記スイープ基準信号に近似する位相で前記バイブレータを振動させる制御手段と、を有してなり、 探鉱機は、 人工震源装置との通信のための通信手段と、 人工震源装置の同期を制御する同期制御手段とを有し、
    この同期制御手段は人工震源装置の検出器で検出したバイブレータの振動に関する情報を通信手段により受け、
    人工震源装置の一台をマスタとし他をスレーブとし、マスタとそれぞれのスレーブとの振動の位相差を算出し、
    スレーブに算出された位相差を通信手段により送り、 各々のスレーブの人工震源装置でこの位相差を基準信号発生器にフイードバックすることによりバイブレータの振動をマスタのバイブレータの振動と同位相とさせることを特徴とするマルチバイブレータ波形監視システム。
  • 【請求項3】請求項第1項又は第2項のマルチバイブレータ波形監視システムであって、前記受振器で受振された地層からの反射振動に関する情報を、人工震源装置の検出器で検出したバイブレータの振動に関する情報を用いて相関関数をとることにより地下からの反射波を算出することを特徴とするマルチバイブレータ波形監視システム。
  • 【請求項4】地層に振動を与える複数の人工震源装置を用いる地質構造調査のマルチバイブレータ波形監視システムであって、 人工震源装置は、 同期のための情報を送受する通信手段と、 制御手段からの信号により振動周波数を変化させながら振動するバイブレータと、 前記バイブレータの振動を検出する検出器と、 前記バイブレータの振動の基準となるスイープ基準信号を発生する基準信号発生器を有し、この信号に前記検出器からの信号をフイードバックを加えた信号を用いて前記スイープ基準信号に近似する位相で前記バイブレータを振動させる制御手段と、を有してなり、 複数の人工震源装置のうちの一台をマスタとし残りをスレーブとし、マスタの制御手段は検出器で検出したバイブレータの振動に関する情報を前記通信手段によりスレーブに送り、 スレーブの制御手段はスレーブの検出器で検出したバイブレータの振動に関する情報と、前記マスタのバイブレータの振動に関する情報と、を用いて基準信号発生器にフイードバックをかけることによりスレーブのバイブレータの振動をマスタの振動に同期させることを特徴とするマルチバイブレータ波形監視システム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマルチバイブレータ波形監視システムに関し、
    更に詳細には同期された複数の人工震源装置を用いて地表(地層)に振動を与え、この振動による地中からの反射振動を解析することにより地質構造の調査を行う地質構造調査に用いるマルチバイブレータ波形監視システムに関する。

    〔従来技術〕

    ダイナマイトを震源として用い人工的な振動をおこし地下構造探査を行う方法に代わり、近年非爆薬震源として人工震源装置の油圧制御型バイブレータを用い地下構造探査を行う方法が数km以内の石油資源探査等の地質構造調査に広く用いられている。

    この油圧制御型バイブレータを用いる人工震源装置として米国のCONOCO,INC.によって開発されたバイブロサイス(VIBROSEIS:CONOCO,INCの登録商標)がある。 このバイブロサイスは、単一の周波数の振動を発生するパルス型震源と異なり、周波数を連続的に変化させた振動(スイープ)を数秒から数十秒地下に送り込む。 振動をスイープさせることによりレーダと同様に受信された振動の震源からの時間を算定可能としている。 そして地表又は抗井内に設置した地震計を用いて反射振動を受振する。
    この反射振動は地質の反射面の反射波及び屈折波(信号成分)に他の振動が重畳したものであるため、取得された地震波(反射振動)に地下に送り込む振動の基準としてスイープ信号を用い相関関数をとることによって地震波から雑音成分にうもれた信号成分(反射波及び屈折波)を取り出している。

    第9図にバイブロサイスシステムの構成のブロックダイヤグラムを示す。 システムは車載式バイブレータ装置、
    観測車、フィールド受振器からなる。

    観測車はエンコーダスイープ発生器を有し、バイブレータ装置は前記発生器と略同様な信号を発生する基準信号発生器を内蔵するバイブレータ制御回路を有する。 観測車のエンコーダスイープ発生器はスタート信号を無線を介してバイブレータ制御回路に送り、バイブレータ制御回路はこれに応答し前記発生器のスイープ基準信号をスタートさせる。 この信号の波形は後で詳細に説明するように観測車のエンコーダスイープの波形と同位相となるよう設定されている。 そしてバイブレータ制御回路はこのスイープ波形を基準信号としてバイブレータを駆動させる。

    エンコーダスイープ発生器のスイープ信号の波形は記憶器に記憶され、一方フィールド受振部で受振された反射振動はアナログモジュールでA/D変換され、デジタルデータとして記憶器に記憶される。 前述したようにこの記憶させたスイープ信号とフィールド受振器から取得されたデータと相関関数をとることによって反射波が算出される。

    第10図にこのシステムのバイブレータの概念図を示す。
    バイブレータは移動可能とするため車両に搭載されている。 地表面と直接接触したプレートの部分はベースプレートと呼ばれ、これはアイソレーションエアバックを介して車両により地表に押さえ付けられている。 ベースプレートと直結したピストンは、リアクションマスと呼ばれるシリンダを貫いており、図中の矢印部分の油圧を交互に高めることにより振動を発生する。

    第11図にバイブレータの油圧制御の概念を示す。 油圧機構は2段階の増幅型であって第5図に関連して説明したバイブレータ制御回路が基準信号発生器のスイープ信号に基づきトルクモータ電流を制御し、パイロットステージと呼ばれる第1のピストンを動かし、その結果メインステージと呼ばれる第2のピストンが動かされてリアクションマス内のシリンダに油圧がかかり、シリンダを上下動させることによりベースプレイトを振動させる。

    バイブレータは次のように位相制御される。 前述のようにバイブレータは基準信号発生器のスイープ基準信号に従い振動周波数を変化させながら振動(スイープ)される。 しかし、バイブレータは油圧を用いる機構的構造により駆動されるためスイープ基準信号で油圧装置を直接制御するとこの振動と基準信号との間に位相のずれが生じる。 加えて地面にはベースプレイト重量やポアソン比等に依存した共振周波数が存在する。 従ってバイブレータが設置される場所により共振周波数が異なり、これに起因する位相のずれも相乗する。 このためベースプレート上に加速度計を設けベースプレートの振動を検出し、
    この信号を前記基準信号にフイードバックさせることにより基準信号とバイブレータ振動との位相差を補償する。 このフイードバックの加えられた基準信号がバイブレータの振動制御に用いられている。

    〔発明が解決しようとする問題点〕

    このバイブレータを用いる人工震源装置による地質構造調査においては、爆薬を用いる地質構造調査と異なり地表に与える振動エネルギーが一台当たり小さい。 このため大きなエネルギーが必要とされる深層部の地質構造調査においては複数の人工震源装置を同時に動作させることにより調査が行われている。

    複数の人工震源装置を用いる場合、測定精度を高めるためには人工震源装置を正確に同位相で振動させることが要求される。 前述のようにバイプロサイスシステムにおいては観測車からのスタート信号(動作開始命令)により各人工震源装置のバイブレータ制御回路の基準信号発生器のスイープ信号の波形を同時に立ち上げさせることにより全ての発生器で同位相のスイープ波形を発生させる。 これにより全震源装置のバイブレータを同位相で振動させるよう設計されている。

    しかしこのシステムは言わば独立同期方式であるため正確な同期を取ることが難しく、このためバイブレータの振動に位相差が生じ、振動の相互干渉のため高精度で調査を行うことが困難であった。 特に人工震源装置相互間でのフイードバックがかからないためスタート時に位相差が小さくても測定開始から時間の経過に伴い位相のずれが大きくなるという問題も生ずる。

    このバイブレータの発生するスイープが基準信号に同期していることを確認しようとする場合、シミラリティテストが実施される。 このテストは測定前、又は後にバイブレータに取り付けられた加速度計の信号を無線機又は有線方式により観測車に送り返し、観測車のエンコーダスイープ発生器の発生した信号との比較を各人工震源装置毎に一台づつ行う。 このテストでは単に同期のずれが許容しうる範囲内であることを事前、或は事後に確認するにすぎない。 このため観測中おいて同期が正確にとれているか確認することができず、収集されたデータが正確であるか否かの判断が困難である。 また何れかの装置の振動が他の装置との間で位相が大きくずれていてもそのまま測定が継続されることになる。

    このシステムにおいては前記のように観測車においてエンコーダスイープ発生器の信号を記憶し、これと取得された反射地震信号より相関関数を取ることにより原信号分(反射波、屈折波)を取り出し地質構造の分析が行われている。 しかしこのエンコーダスイープ発生器の信号と人工震源装置の振動との間には位相差が存在する。 このため相関関数を取ることによって正確に原信号分を取り出す事ができず、この面からも精密な測定を行うことが困難であった。

    〔問題点を解決するための手段〕

    前記問題点を解決するために本発明の地質構造調査のマルチバイブレータ波形監視システムでは、 地層に振動を与える複数の人工震源装置と、受振器に接続され反射振動を観測する探鉱機と、を用いるマルチバイブレータ波形監視システムであって 前記人工震源装置は、バイブレータと、探鉱機との通信を行うための通信手段と、前記バイブレータの振動を検出する検出器と、探鉱機からの位相差解消情報と動作開始命令に基づきバイブレータを始動を制御する制御手段と、を有してなり、 前記探鉱機は、人工震源装置との通信のための通信手段と、人工震源装置の同期を制御する同期制御手段とを有し、この同期制御手段は人工震源装置の検出器で検出したバイブレータの振動に関する情報を通信手段により受け、人工震源装置の一台をマスタとし他をスレーブとし、マスタとそれぞれのスレーブとの振動の位相差を比較し、それぞれの人工震源装置についてのこの位相差を解消する位相差解消情報を算出し、該位相差解消情報とバイブレータを始動させる動作開始命令を前記通信手段により送り、 各々の人工震源装置でこの位相差解消情報に基づきバイブレータの始動時期を調整することによりスレーブの人工震源装置のバイブレータの振動をマスタのバイブレータの振動と同位相とさせる。

    また本発明のマルチバイブレータ波形監視システムでは地層に振動を与える複数の人工震源装置と、受振器に接続され反射振動を観測する探鉱機と、用いるマルチバイブレータ波形監視システムであって 前記人工震源装置は、探鉱機との通信を行うための通信手段と、制御手段からの信号により振動周波数を変化させながら振動するバイブレータと、前記バイブレータの振動を検出する検出器と、バイブレータの振動の基準となるスイープ基準信号を発生する基準信号発生器を有し、この信号に前記検出器からの信号をフイードバックを加えた信号を用いて前記スイープ基準信号に近似する位相で前記バイブレータを振動させる制御手段と、を有してなり、 探鉱機は、人工震源装置との通信のための通信手段と、
    人工震源装置の同期を制御する同期制御手段とを有し、
    この同期制御手段は人工震源装置の検出器で検出したバイブレータの振動に関する情報を通信手段により受け、
    人工震源装置の一台をマスタとし他をスレーブとし、マスタとそれぞれのスレーブとの振動の位相差を算出し、
    スレーブに算出された位相差を通信手段により送り、 各々のスレーブの人工震源装置でこの位相差を基準信号発生器にフイードバックすることによりバイブレータの振動をマスタのバイブレータの振動と同位相とさせる。

    また更に、本発明のマルチバイブレータ波形監視システムでは、地層に振動を与える複数の人工震源装置を用い、人工震源装置は、同期のための情報を送受する通信手段と、制御手段からの信号により振動周波数を変化させながら振動するバイブレータと、前記バイブレータの振動を検出する検出器と、前記バイブレータの振動の基準となるスイープ基準信号を発生する基準信号発生器を有し、この信号に前記検出器からの信号をフイードバックを加えた信号を用いて前記スイープ基準信号に近似する位相で前記バイブレータを振動させる制御手段と、を有してなり、 複数の人工震源装置のうちの一台をマスクとし残りをスレーブとし、マスタの制御手段は検出器で検出したバイブレータの振動に関する情報を前記通信手段によりスレーブに送り、 スレーブの制御手段はスレーブの検出器で検出したバイブレータの振動に関する情報と、前記マスタのバイブレータの振動に関する情報と、を用いて基準信号発生器にフイードバックをかけることによりスレーブのバイブレータの振動をマスタのバイブレータの振動に同期させる。

    〔作用〕 本発明の地質構造調査のマルチバイブレータ波形監視システムは、複数の人工震源装置の一台をマスタとし他をスレーブとし、マスタとスレーブの振動の位相差を比較し、この位相差を解消するための情報と動作開始命令をそれぞれの人工震源装置に与える。

    或はマスタの振動を検出器で検出し、検出された信号に関する情報をスレーブの人工震源装置に探鉱機を介し或は直接送り、スイレーブでバイブレータ振動の基準としている基準信号発生器のスイープ信号にマスタの信号に関する情報をフイードバックさせることによりスレーブの振動をマスタと同位相させる。

    また本発明の地質構造調査のマルチバイブレータ波形監視システムでは、人工震源装置の振動を検出器で検出し、この信号を用いて受振器で収集された反射振動と相関関数を取ることにより地下の反射面からの反射波を算出する。

    〔実施例〕

    以下に本発明の好適な実施例について図面を参照しながら説明する。

    第1実施例 本発明の第1実施例の人工震源装置の機械的構成及びこの油圧制御は前述したバブロサイスシステムのバイブレータと略同様な構造よりなる。 この人工震源装置はバイブレータとして米国FAILING社製5−100Hzの使用周波数範囲を持つY−900を使用し、これを米国IVI社製のバイブレータ専用車両BIRDWAGEN MK−2に搭載することにより移動し得るよう構成される。

    本実施例の人工震源装置は第2図に示すようバイブレータの振動を検出する検出器として、ベースプレート上の加速度計12の外にリアクションマス上に更にもうひとつ加速度計14が設けられている。 これはベースプレート上の加速度計またはリアクションマスの加速度計のいずれかを選択可能とすることにより、或は両方の振動に適切な重みずけをし組み合わせて用いることにより、実際の地中の振動により近似する振動を抽出し調整精度を高めるためである。

    この人工震源装置はバイブレータを振動するためのバイブレータ制御回路16を有し、この制御回路には該振動の基準となるスイープ信号(基準信号)を発生する基準信号発生器11が内蔵されている。 このスイープ信号にバイブレータの振動検出器(加速度計12,14)の信号がフイードバックされバイブレータの駆動信号として用いられる。 このフイードバック及びバイブレータの構造、油圧制御は前述した従来型と同様な構造よりなるため説明を省略する。

    第1図に本実施例の人工震源装置の制御部のブロックダイヤグラムを示す。 この制御部は探鉱機への信号を送信する送信機52、該探鉱機からの信号を受ける受信機54、
    受信機で受けた信号から制御信号を検出する制御命令検出器56、信号のインターフェイス及び制御を行うインターフェイス/コントローラ18、バイブレータからの信号をバイブレータ制御回路16を介し受けるアンプ/フィルタ32〜38、該アンプ/フィルタの信号を一定のルーチンで出するマルチプレクサ40、マルチプレクサからのアナログ出力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ4
    2、A/Dコンバータからの信号を保持するメモリ44からなる。

    探鉱機が人工震源装置の動作開始命令を含む制御信号を発すると、人工震源装置はこの信号を受信機54で受け、
    制御命令検出器56でこの動作開始命令を検出し、インターフェイス/コントローラを介しバイブレータ制御回路
    16に入力され、基準信号発生器11が基準信号を発生し、
    これに基づきバイブレータが振動を開始する。 バイブレータは数十秒間周波数を変化させながら振動(スイープ)した後、待機状態となり次の動作開始命令を待つ。

    バイブレータを駆動する基準信号はライン22によりアンプ/フィルター32にも入力される。 バイブレータが振動を開始すると、これによりベースプレイトに取り付けられた加速度計12(第2図参照)がベースプレイトの振動に対応する電圧信号を発生し、この信号がライン24を介してアンプ/フィルター34に入力される。 同様にリアクションマスに取り付けられた加速度計14(第2図参照)
    のリアクションマスの振動に対応する電圧信号がライン
    26を介してアンプ/フィルター36に入力される。 ライン
    28及びアンプ/フィルター28は予備のチャンネルであって新たに加速度計を付加した場合に対応するためである。 アンプ/フィルター32,34,36で前記の信号が増幅されるとともに不要な雑音成分がカットされ、マルチプレクサ40に入力される。 マルチプレクサに入力され信号は定められたルーチンでA/Dコンバータに加えられ、デジタル信号に変換されてメモリ44に出力される。 メモリ44
    は同時読出書込みを可能にするため2分割構造からなり、入力されたデジタル信号を書き込み、そして後述する時分割方式によりデータを転送するため時間的に圧縮された形でデータを読出す。 このデータはインタフェイス/コントローラ18を介して送信機52により探鉱機に転送される。

    一方、前述のように探鉱機からの制御信号は受信機54で受信され、制御命令検出器でこの信号内に含まれるバイブレータの動作開始命令等が検出される。 この制御信号には該動作開始命令の他に、位相差解消情報、人工震源装置のデータ転送命令、プリアンプゲインコントロール信号が含まれている。 インタフェイス/コントローラは位相差解消情報によりバイブレータの始動のタイミングをオフセットさせる。 即ち、インタフェイス/コントローラは動作開始命令の入力後所定の遅延時間をおいてからバイブレータを始動させるが、この位相差解消情報を基に遅延時間を長く、或は短くする。 この制御については後で詳細に述べる。 インタフェイス/コントローラは更にデータ転送命令によりメモリ44に蓄えられたデータを転送させ、またプリアンプゲインコントロール信号によりアンプ32〜38のゲインをコントロールする。

    次に、本実施例の探鉱機の制御動作について、第3図のブロックダイヤグラムを参照しながら説明する。

    インタフェイス/コントローラ64には、基準信号を発生するエンコーダスイープ発生器80、制御命令を入力するキーボード78、この装置に関する情報を出力するプリンター76、情報を記憶するフロッピーディスクドライブ74
    及び固定ディスク72、モニター情報を表示するカラー表示装置70、これらの周辺機器の制御及び情報処理を行う
    CPU66が接続されている。 更にこの探鉱機には反射地震を受ける複数の受振部82が接続されている。

    キーボード78から動作開始命令が入力されることによりインタフェイス/コントローラ64は、送信機84を介しバイブレータの動作開始命令を送信し、そしてデータ転送命令を引き続き送信する。 データ転送命令に応答して送られた各々の人工震源装置からのデータ信号が受信機60
    で受信され、データ検出器でデータが検出され、インタフェイス/コントローラ64を介しCPU66に入力される。

    CPU66は前記複数の人工震源装置からのデータを主メモリ68に記憶させるとともに次の演算処理を行う。 この処理について第4図のフローチャートを参照しながら説明する。 先ず、この震源装置のうちの一台をマスタとしそれ以外をスレーブとし(ステップ301)、マスタとスレーブとの振動(位相)を比較し位相差を求める(ステップ302)。 この位相差を基に各々の人工震源装置のバイブレータの始動時期をオフセット(早く又は遅く)させる位相差解消情報を算出する(ステップ303)。 この位相差解消情報は送信機84から各人工震源装置に送られる。

    各人工震源装置では前述のように人工震源装置は動作開始命令の入力後所定の遅延時間をおいてからバイブレータを始動させるが、この遅延時間が該位相差解消情報を基にオフセットされる。 即ちスレーブの振動がマスタより遅い場合位相差解消情報が該遅延時間を短くし、反対に早い場合位相差解消情報が該遅延時間を長くする。

    探鉱機から動作開始命令が送信されると、各人工震源装置は、遅延時間がオフセットされバイブレータの始動時期が調整されているため、同時に振動を開始する。

    なお本実施例の装置においてはCPU66の制御により、測定作業中に算出されたデータをカラー表示装置70でリアルタイムにモニターすることができる。 また各人工震源装置の振動データをカラー表示装置でモニターすることにより各震源装置が同位相で振動しているかを監視することができる。 更に、何れかの人工震源装置の同期が大きくずれた場合カラー表示装置上、及びブザーで警報され、これにより不正確なデータが収集されることが回避される。 本装置はこれらの監視データ及び収集されたデータをプリンタ76に打ち出すことも可能である。

    この実施例では、各々の人工震源装置で位相差解消情報を基に各バイブレータ始動開始までの遅延時間を調整し、統一の動作開始命令を送りバイブレータを同時に始動させた。 これ以外にも例えば、位相差解消情報を用いず、動作開始命令を各人工震源装置に対し異なるタイミングで発して行くことにより全てのバイブレータを同時に始動させることも可能である。

    第2実施例 次に、本発明の第2実施例について説明する。 第1実施例においては、各々の人工震源装置に対し動作開始時間を制御することによりバイブレータの振動を同期させたが、第2実施例においては人工震源装置の基準信号発生器にフイードバックをかけることによりバイブレータの同期を達成する。

    本実施例の人工震源装置の機械的構成は第2図に関連して説明した構成と略同一であるので説明を省略し、この制御部のみ第5図のブロックダイヤグラムを参照しながら説明する。 第5図において第1実施例と略同一の部材については同一性のある参照番号を与え、詳細な説明を省く。

    この制御部は送信機152、受信機154、制御命令検出器15
    6、信号のインターフェイス及び制御を行うインターフェイス/コントローラ118、アンプ/フィルタ132〜13
    8、マルチプレクサ140、A/Dコンバータ142、メモリ144
    からなる。 本実施例のインターフェイス/コントローラ
    118は後述する探鉱機から送られる基準信号発生器の修正命令に基づき人工震源装置のバイブレータ制御回路11
    6に内蔵されている基準信号発生器111にフイードバックをかけ、この基準信号を修正することによりバイブレータの振動に修正を加える。

    探鉱機が人工震源装置の動作開始命令を含む制御信号を発すると、人工震源装置はこれに基づきバイブレータの振動を開始させる。 バイブレータを駆動する基準信号はライン122によりアンプ/フィルター132にも入力される。 バイブレータが振動を開始すると、これによりベースプレイトに取り付けられた加速度計12(第2図参照)
    がベースプレイトの振動に対応する電圧信号を発生し、
    この信号がライン124を介してアンプ/フィルター134に入力される。 同様にリアクションマスに取り付けられた加速度計14(第2図参照)のリアクションマスの振動に対応する電圧信号がライン126を介してアンプ/フィルター136に入力される。

    アンプ/フィルター132,134,136で前記の信号が増幅されるとともに不要な雑音成分がカットされ、マルチプレクサ140に入力される。 マルチプレクサに入力された信号は定められたルーチンでA/Dコンバータに加えられ、
    デジタル信号に変換されてメモリ144に出力される。 メモリ144は入力されたデジタル信号を書き込み、時間的に圧縮された形でデータを読出す。 このデータはインタフェイス/コントローラ118を介して送信機152により探鉱機に転送される。

    一方、前述のように探鉱機からの制御信号は第1実施例と略同様な動作開始命令、人工震源装置のデータ転送命令、プリアンプゲインコントロール信号の他に、本実施例では基準信号発生器の修正命令が含まれている。 インタフェイス/コントローラ118は前述の実施例と同様な動作の他、該基準信号発生器の修正命令に基づき前述したように人工震源装置の基準信号発生器のスイープ信号を修正することにより、バイブレータの振動にフイードバックをかける。

    次に、本実施例の探鉱機の制御動作について、第6図のブロックダイヤグラムを参照しながら説明する。

    インタフェイス/コントローラ164にはエンコーダスイープ発生器180、キーボード178、プリンター176、フロッピーディスクドライブ174、磁気テープ装置172、カラー表示装置170、これらの周辺機器の制御及び情報処理を行うCPU166が接続されている。 そして該探鉱機には反射地震を受ける複数の受振部182が接続されている。

    キーボード176から動作開始命令が入力されることによりインタフェイス/コントローラ164は、送信機184を介しバイブレータの動作開始命令を送信し、そしてデータ転送命令を引き続き送信する。 データ転送命令に応答して送られた各々の人工震源装置からのデータ信号が受信機160で受信され、データ検出器でデータが検出され、
    インタフェイス/コントローラ164を介しCPU168に入力される。

    CPU166は前記複数の人工震源装置からのデータを主メモリ168に記憶させるとともに次の演算処理を行う。 この処理について第7図のフローチャートを参照しながら説明する。 先ず、この震源装置のうちの一台をマスタとしそれ以外をスレーブとし(ステップ401)、マスタとスレーブとの振動(位相)を比較し位相差を求める(ステップ402)。 これを基にマスタの振動と同期をとるための各々のスレーブにおける修正量を算出する(ステップ
    403)。 この修正量を基準信号発生器の修正命令として送信機184からそれぞれのスレーブの震源装置に送る。
    この修正命令を基に各スレーブで基準信号発生器のスイープ信号が修正される。 即ちスレーブの振動がマスタより遅い場合発生器の位相が進められ、反対に早い場合位相が遅らされ、これによりスレーブのバイブレータの振動がマスタの振動に同期される。

    次に、上述した人工震源装置及び探鉱機を用いる地質構造調査方式による石油資源探査、鉱床等の鉱物資源探査、学術調査等の目的のための地質構造調査について説明する。 本実施例では8台の人工震源装置を用い、該装置と観測車(探鉱機)とは時分割通信方式によりデータおよび制御信号が送受される。

    操作者がキーボード178で動作開始を命ずることにより観測車から同時に8台の人工震源装置に動作開始命令が送信される。 これに応答し人工震源装置のバイブレータが一斉に振動を開始する。 引き続き観測車が8台の人工震源装置にデータ転送命令を順次送っていく。 この命令に応答して各各の人工震源装置からそのバイブレータの振動に関するデータ信号が次々に転送され、これの受信した観測車がCPU166を用いてこのデータを主メモリ168
    に記憶させるとともに、前述のごとく一台の人工震源装置をマスタとし残りの7台をスレーブとし、マスタの振動と同期をとるためのそれぞれのスレーブにおける修正量を算出する。

    この修正量は基準信号発生器の修正命令として観測車から各々のスレーブの震源装置に順次送られていく。 スレーブの震源装置ではこの修正命令を基に基準信号発生器のスイープ信号にフイードバックをかけ、これにより各バイブレータがマスタと同位相で振動される。

    このバイブレータの振動により地表に地震エネルギーが与えられ、これがP波として垂直方向に伝達し地下の反射面等で反射屈折される。 反射波及び屈折波に他の振動が重畳し複数配置されている地震探鉱機の受振部182に反射地震として受振され、探鉱機に転送されて振動データとして磁気テープに記憶される。 以上の屋外での調査作業終了後、全てのデータを計算室にもち返り大形コンピュータを用い記録されたデータを分析することにより地質構造が解析され、これを基に石油資源等の在否の可能性が調査される。

    なおこの実施例では人工震源装置のバイブレータの同期のために探鉱機でマスタとスレーブの振動の位相差を算出して修正命令とし、これを各スレーブの基準信号発生器に加えることによりフイードバックをかけたが、フイードバックは種々の方法を適用し得る。 例えば (a) マスターの振動に関するデータを探鉱機を介してスレーブに転送し、各スレーブでこのマスターの振動を用いて基準信号発生器にフイードバックをかける。

    (b) 人工震源装置の振動に関するデータを探鉱機に送り、探鉱機でこのデータとこの探鉱機に内蔵されているエンコードスイープ発生器との位相差を求め、これを各々の人工震源装置に送り返し、これを用いて基準信号発生器にフイードバックをかける。

    (c) 探鉱機のエンコードスイープ発生器のスイープ信号を各人工震源装置に送り、これを用いて基準信号発生器にフイードバックをかける。 等の方法が好適に用い得る。 更に (d) 探鉱機のエンコードスイープ発生器のスイープ信号を各人工震源装置に送り、これを基準信号発生器のスイープ信号の代わりに用いてバイブレータを駆動することも可能である。

    第1、第2実施例においては複数の人工震源装置を同期させ直下方向に地震エネルギーを与える例について説明した。 しかし探鉱機のCPU66、166のプログラムを変更しこれから発せられる動作開始命令或は修正命令信号をずらすことにより人工震源装置の振動を所望量オフセットすることもできる。 これにより例えば直線上に配置された複数の人工震源装置の振動を少しづつオフセットし(ずらし)、地震エネルギーに特定方向の指向性を持たせることも可能である。

    またこれら実施例によれば、探鉱機に内蔵された発生器のスイープ信号でなく、人工震源装置からの振動データを用いて反射地震との相関関数をとるためこの両者間に位相差が存在せず正確に反射波及び屈折波を抽出する事ができ、地質構造の調査精度を高めることができる。 また既存のバイブレータに機械的構成に変更を加える事なく制御装置を付加するのみで容易に構成でき、特に人工震源装置相互間の通信のための手段を新たに設けることなくバイブレータの振動を同位相とすることができる利点がある。

    またこれら実施例においては、測定作業中に人工震源装置の振動データをカラー表示装置でモニターすることができるため、測定中に各人工震源装置が同位相で振動しているか監視することができる。 更に何れかの人工震源装置の同期が大きくずれた場合カラー表示装置上、及びブザーで警報されることにより、データとして使用できない測定が継続されることを防ぐことができる。

    第3実施例 次に本発明の第3実施例についてこの地質構造調査方式に用いる人工震源装置の概略を示す第8図を参照しながら説明する。 前述の実施例では、大きな地震エネルギーの要求される深層における地質構造の調査用の低周波型油圧駆動式バイブレータを用いる人工震源装置の例について説明した。 第3実施例では比較的浅い層の地質構造の調査を目的とする人工震源装置の例について説明する。 浅層の調査には大きな地震エネルギーは要求されない、しかしこれを正確に調査するためには高い周波数でバイブレータを振動させることが必要となる。 このために第3実施例においては電磁式のバイブレータが用いられ、そして前述の実施例と異なり探鉱機を介する事なく人工震源装置相互に同期信号が送受され同期が取られる。

    第8図において、制御回路96はバイブレータの振動の基準となるスイープ信号を発生する基準信号発生器100を有する。 この信号を基準として制御回路96は電磁式バイブレータ92を振動周波数を連続的に変化(スイープ)させながら振動させる。 このバイブレータ92に取り付けられた加速度計94はバイブレータの振動を制御回路96に出力する。 そして制御回路はこの加速度計からの信号を前記基準信号発生器100のスイープ信号にフイードバックをかけることによりスイープ信号にバイブレータの振動を同期させる。

    次に本実施例の同期システムについて説明する。 第8図の構成の複数の人工震源装置の内の一台がマスタとして他の装置がスレーブとして指定されている。 マスタ装置
    102の制御回路96mが加速度計94mからのバイブレータ振動を通信機98mを介し送信し、これを受信したスレーブ装置104はこの信号を制御回路96sにより基準信号発生器
    100sのスイープ信号にフイードバックをかける。 これによりスレーブはバイブレータの振動をマスタの振動に同期させる。

    なお別の方式として、スレーブ側104からその加速度計9
    4sからのバイブレータ振動をマスタ102に送信し、マスタの制御回路96mでマスタの振動との同期誤差について算出しこれをスレーブ装置104に返送し、この算出された値を前記基準信号発生器100sにフイードバックさせることによりスレーブの振動をマスタに同期させることも可能である。

    本実施例によれば、人工震源装置を比較的軽量に構成し得るため、例えば人力で移動することにより山岳地帯の地質調査等に用いる事もできる。

    以上本発明の特定実施例について説明したが本技術に習熟した者には本発明の精神及び範囲内で種々の変更が可能なことは明白であろう。

    〔発明の効果〕

    本発明によれば、複数の人工震源装置を用いる地質構造調査において各人工震源装置のバイブレータの振動を正確に同位相でスイープすることができる。 これにより人工震源装置の振動の相互干渉を解消させ地質構造の調査を高精度化することができる。 更に振動の干渉による減衰をなくすためバイブレータの振動エネルギーを高効率で地中に伝達でき、エネルギ節減に効果がある。 またバイブレータの伝達効率を高めることによってより大きな振動エネルギーを地中に与えうる、これにより測定精度を高めることも可能である。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本発明の第1実施例の地質構造調査方式に用いる人工震源装置の制御部のブロックダイヤグラム、第2
    図は第1図の人工震源装置の構成の概略を示すブロックダイヤグラム、第3図は本発明の第1実施例のマルチバイブレータ波形監視システムの探鉱機の制御部のブロックダイヤグラム、第4図は位相差解消命令を算出する処理を説明するフローチャート、第5図は本発明の第2実施例の地質構造調査方式に用いる人工震源装置の制御部のブロックダイヤグラム、第6図は本発明の第2実施例のマルチバイブレータ波形監視システムの探鉱機の制御部のブロックダイヤグラム、第7図は基準信号発生器の修正量を算出する処理を説明するフローチャート、第8
    図は本発明の第3実施例の人工震源装置の概略を示すブロックダイヤグラム、第9図は従来から用いられているバイブロサイスシステムのブロックダイヤグラム、第10
    図は第9図のシステムのバイブレータの概念を示すブロックダイヤグラム、第11図は第10図のバイブレータの油圧制御のブロックダイヤグラムである。 符号の簡単な説明 12……加速度計、14……加速度計、11……基準信号発生器、16……バイブレータ制御回路、18……インターフェイス/コントローラ、52……送信機、54……受信機、60
    ……受信機、64……インターフェイス/コントローラ、
    66……CPU、80……エンコードスイープ発生器、82……
    受信部、84……送信機、92……電磁式バイブレータ、94
    ……加速度計、96……制御回路、98……通信機、100…
    …基準信号発生機、102……マスタ側人工震源装置、104
    ……スレーブ側人工震源装置、111……基準信号発生器、116……バイブレータ制御回路、118……インターフェイス/コントローラ、152……送信機、154……受信機、160……受信機、164……インターフェイス/コントローラ、166……CPU。

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